デジャヴ/DEJAVU  |
[SF & SUSPENSE]
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2006:アメリカ作品/2007.03日本公開(ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン) |
監督:トニー・スコット 製作:ジェリー・ブラッカイマー |
CAST-1:デンゼル・ワシントン/ポーラ・パットン/ジム・カヴィーゼル |
CAST-2:ヴァル・キルマー/アダム・ゴールドバーグ/ブルース・グリーンウッド/エルデン・ヘンソン/エリカ・アレキサンダー/マット・クレイヴン |
CAST-3:エル・ファニング/デヴィッド・ジェンセン/他 |
タイトルは「デジャヴ」なんだけど、「デジャヴ」らしい「デジャヴ」があるわけではなし、タイトル&CMから…単純なサスペンス映画と思っていたら、だいぶSF的要素の濃いサスペンス映画だったのね…お粗末な |
【STORY】 ■2006年2月28日、ニューオリンズ、全米最大のカーニバル“マルディグラ(謝肉祭)”、海軍基地の500名余りの水兵&その家族、ミシシッピー川に浮かぶフェリー“スタンプ号”へ乗船、陽気な音楽と笑顔、出航、車両デッキを埋める車、カーラジオからビーチボーイスの「Don't Worry Baby」のメロディー、音源を捜す乗員、1台の怪しい車…ツートンカラーのフォード・ブロンコ、外されているナンバー・プレート、車内を確認、差されたままの鍵、後部座席に…爆弾!次の瞬間…大爆発、吹飛ぶ甲板、乗員・乗客、車、大火災、立ち上る黒煙 ■事件現場に到着する男…ダグ・カーリン、ATF(アルコール・タバコ・火器局)の優秀な捜査官、捜査、橋を見上げるダグ、橋桁の鉄骨に付着した物体…爆薬を特定、次々と証拠品を発見するダグに関心を示すFBI捜査官プライズワーラ ■ATFの事務所、相棒ラリーは今日から休暇で不在…どうせ携帯を切っている!別の同僚と監視カメラ映像をチェックするダグ、橋上で…フェリーを眺める不審人物(バイクで去る)を発見、粗い映像…詳細は不明、突然 同僚が「女性から電話があった…君のことを色々と聞いてきた…コレがその番号」と…渡されるメモ、見覚えのない番号、電話するも…応答なし、留守電にメッセージ ■現場付近の川岸に…若い女性の他殺死体の情報、発見時刻は爆発1時間前、事件との関連性を疑う…ダグ ■検死室、女性の遺体確認、局部的に激しく焼け焦げた体、全て切断されている左手の指、悲惨な姿、何か気になる死体(パンフのストーリーとしては…『ダグの人生とは全く接点のなかった女性であるにも関わらず、彼女見た瞬間、彼は奇妙なデジャヴの感覚に襲われた、「私は彼女を知っている…?」』…だとさ!)、丹念な観察、口をダクトテープで塞がれていた痕跡、行方不明者の届出…クレア・クチヴァーと判明 ■クレアの自宅へ向かうダグ、手袋を装着、家宅捜査、目に入った冷蔵庫、「ツートン・カラーのフォード・ブロンコ」の新聞広告、彼女が自分の車を売ろうとしていたことが判明、件の車種!更に…もう一つ興味を引く物…アルファベットのマグネットで作られた「U CAN SAVE HER(君は彼女を救える)」の文章…何?留守録の再生、キッチンやゴミ箱に血まみれの布、無造作に置かれた拳銃、何が起きていたのか?何件目かの留守電メッセージ…驚愕、名前と携帯番号を告げる自分の声!事務所に電話してきた女性が…クレア?呆然 ■夜、爆発現場、ダグに同行を求めるプライズワーラ、特別捜査班?特殊な才能が必要!「犯行現場を一目見ただけで何がおかしいのか…何を追うべきなのかを瞬時に見抜けるような人物が必要」…と ■物々しい警備の施設、モニターだらけの監視室?チームの一員デニーの指示、メイン・モニターに…スタンプ号の映像、《スノーホワイト》と呼ばれる監視システム、7基の監視衛星のデータを処理、ターゲット・エリア内を自由に見ることが可能、但し…画像処理に膨大な時間が必要、《タイム・ウィンドウ》で見られるのは《1ヶ所》《4日と6時間前》の映像のみ、チャンスは一度限り、だからこそ…何処を見るべきか!判断が重要…ダグが呼ばれた理由 ■ダグの選択、クレアの自宅映像、犯人が彼女と接触していると確信、アメリカの俯瞰映像、ズームアップ、クレアの家、部屋の中!ワイヤーフレームから…リアルな着替え中のクレアの映像へ…?
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あれっ!?なんかチョット?えっ?うーん?タイトルは確か「デジャヴ」ですよね…、タイトルやCMからして、少々オカルト掛った…サスペンス映画と思いきや、SF的サスペンス映画だったのね…、勝手にタイトルで判断したのが悪いのかと言えば、そうとも言い切れない、そもそも…この映画の中に本来の意味合いでの「デジャヴ」が無いと思われるのですが?
ちなみに「デジャヴ」って…日本語にすれば「既視感」であり、意味としては「一度も体験してないのに、既にどこかで体験したことのように感じる」ことで、「確かに見た覚えがあるが、いつ、どこでのことか思い出せない」といったとこでしょ!?でもこの映画の場合…「そんなことが起きたかも知らない&判らないことを、あとでリアルに確認できる」
「過去の体験に合わせて行動する」 「何故にあなたは、私のそんなこと知っているの?」、ともかく「過去の事実の再確認とそれに対する行動」であり、やはり「デジャヴ」とは全く関係ないのである、こんなところで「違和感」を感じさせてどうするの?ストーリー的にも、そんなに面白いネタではないし…、特にハラハラドキドキするほどのものでもないし…なんかタンタンとしている、まあカーチェイス・シーンは面白かったかな…、パンフでストーリーを書かれた方も苦労しただろうなと思う…“おそらく製作サイドがデジャヴだとしているであろう”と筆者が考える部分を無理矢理「デジャヴ」という言葉を使用して…強引に書いている、ところが…そのシーンを思い出しても、私にはそうは思えない、確かにソコをそうでも言わない限り「デジャヴ」の文字を使う場所が無くなっちゃうからでしょうね…、好き勝手書く私とは違い、仕事ですから…ご苦労様です
この映画を見る前に次男の要望で「ケロロ軍曹2」を見に行って…結果熟睡したあとに見たのに、眠くて眠くて…仕方なかった、まあ本当のところ少し眠ってしまったんですが…、まあ、見に行かれる方は、あまり期待しすぎないほうが良いかもしれませんね、余計なことは考えずに眺めるということで…
そうそう、TVのCMは見ない方が良いと思う…ただでさえ上記のようなのに、根幹の大ネタを暴露してしまっている…それをCMで言っちゃダメでしょう!?ですから…オンエアされたら目と耳を塞いだ方が無難でしょう
それから、この映画は前売券を購入しましたが、オマケは「ボイスレコーダ&ライト付キーホルダ」です…、映画館での「海賊版DVD」作成を目的とした録画・録音の禁止のCMを行っているのに?箱を見れば…「録音時間は『6秒』」、なんともなオマケでした |
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公開初日の第2回(13:10〜)、794席の映画館は…1〜2割程度の入り(渋東シネタワー2:渋谷) |