逆転のトライアングル  |
[COMEDY ]
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2022 カンヌ国際映画祭[最高賞パルムドーム受賞作] |
2022:スウェーデン/ドイツ/フランス/イギリス作品/2023.02:日本公開(GAGA) |
監督:リューベン・オストルンド |
出演:チャールビ・ディーン/ハリス・ディキンソン/ドリー・デ・レオン |
ウディ・ハレルソン/ヴィッキ・ベルリン/ジャン=クリストフ・フォリー |
ズラッコ・ブリッチ/ズニー・メレス/ヘンリク・ドルシン/イリス・ベルベン |
アマンダ・ウォーカー/オリヴァー・フォード・デイヴィス/アルヴィン・カナニアン/他 |
3月上旬に海外旅行に行くための準備で2月後半からの映画が吹っ飛んでたけど…
取り敢えずこの映画だけはどうにかして観たいと思ってました!
公開1ヶ月、まだやっててくれた!間に合いました!
Bunkamuraが2023年4月9日(オーチャードホールを除く)で一時閉館となるので駆け込みです!
「現代の超絶セレブを乗せた豪華客船が無人島に漂着!
そこで頂点に君臨したのは、サバイバル能力抜群な船のトイレ清掃員だった・・・」
というサバイバル・コメディ!?まあ大方の展開は読めるが、楽しみに行きます!
ちなみに日本では話題になってないが「第75回(2022年)カンヌ国際映画祭_最高賞パルムドール受賞作」!です! |
【STORY】
男性モデルのオーディション会場、今回も不採用のカール
彼女のヤヤは花形モデル、会場は大金持ち優先で席の強引な融通?はじき出されるカール
高級レストラン
テーブル中央に置かれる領収書!化粧直ししながら「ありがとう、ごちそうさま」と言うヤヤ
憮然とするカール、「今夜はおごりじゃなかった?」、カールの何倍も稼いでいるヤヤ
毎度男が払うのが当然という態度に疑問を呈するカール、激しい言い争い
「男女の役割に捉われるべきじゃない」と必死に気持ちを伝えるカール
女性モデルは、結婚・妊娠したらお終い!セレブ婚を望んでいる!戦うとカール!
豪華客船
インフルエンサーとしても人気者のヤヤ、豪華客船クルーズの旅に招待を受ける(お供のカール)
乗客は桁外れの金持ちばかり
最初に声を掛けてきたのはロシアの新興財閥“オリガルヒ”の男ディミトリと妻ヴェラ
有機肥料でひと財産を築いたと語る男は「私はクソの帝王」と笑う
その他にもヤヤに写真を撮ってもらって「お礼にロレックス買ってやる、会社売却して腐るほど金がある」男ヤルモ
上品で優しそうな英国人老夫婦が…「武器製造会社」の家族経営、「地雷禁止」も「夫婦愛で乗り切った」!
(脳卒中を患った妻テレーズ(“雲の中”しか喋れない)を連れた男(金持ちかは不明)
そんな現代の超絶セレブをもてなすのは、客室乗務員の白人スタッフ達
旅の終わりに振る舞われる「高額チップ」を夢見ながら、乗客のどんな要望も叶えるプロフェッショナル
そして船の下層階では、料理や清掃、機関部を担当する有色人種の裏方スタッフ達
ある夜
船長が乗客をもてなすキャプテンズ・ディナーが開催される
アルコール依存症の船長が、朝から晩まで飲んだくれていたため、延び延びになっていたイベント
(低気圧が近付くから“木曜日だけは避けてくれ”という客室乗務員ポーラの言葉を無視)
スタート時点から船が揺れている(真っ直ぐ立てない状況)
生牡蠣、キャビア、ウニ、トリュフ、これでもかと高級食材をぶち込んだ料理がサーブされる
が、嵐の中に突入!船酔いに苦しみ始める客が続出、ゲロゲロの地獄絵図!
激しい揺れにトイレ逆流、停電!それでも黙々と掃除する有色人種スタッフ…
泥酔した船長は指揮を放棄
通りかかった海賊に手榴弾を投げ込まれ…難破する豪華客船
数時間後
ヤヤとカール、客室乗務員のポーラ、黒人機関士のネルソン、ロシア人富豪ディミトリ、ロレックス男ヤルモが
島に流れ着く!海岸には救命ボートも漂着…中にはアジア系女性清掃員アビゲイルが乗っている
彼等はボート内の水とスナック菓子で空腹をしのぐが、直ぐに食べ尽くす(隠し持っているアビゲイル)
すると
アビゲイルが海に潜り“タコ”を捕獲!サバイバル能力のない大富豪とインフルエンサー達は…
火を起こして調理するアビゲイルを見ているだけ
革命が起きたのは、アビゲイルが調理した“タコ”を分配する時
「ここでは私がキャプテン」という彼女の言葉を認めなければ、お代わりが貰えない!
全員を支配下に置いたアビゲイルは、“女王”として君臨していくが…
◇
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まあ予告の内容で「全体の(ほぼオチまで)展開」は読めていますが…(嫌な客だな!)
展開は予告通りからの結末は、時間的にそのように落とすしかないよね!って感じだが
人物設定、そこまでの細かいネタフリが笑える
まあゲロゲロだったり、ウ●コが混じるけど
(もしかして外国の方って、ウ●コチン●ン大好きだよね!?)
あと本当はやっちゃいけない差別ネタ…まあ逆手に取るけどね!
しかしあの海賊は何?手榴弾ネタの補強?いきなりベタ凪なんだけど?なんで?
まあその後に大逆転が起きるわけなんだけど…
できれば時間内にもう一展開、ワンシーン放り込んでくれれば良かったのにな!ってとこ
多分これが、米国アカデミー賞で話題にならなかった原因?
ゆえに日本でも評判にならず?でも映画評価サイトでは高得点を叩きだしているね!
どうも私と同好の士が多いようで…
でだ、東急百貨店本店の建替に伴い、Bunkamuraも大改装に入る!
映画館「ル・シネマ」も4月9日までの営業!(今日を含めて残り20日)(この地での再開は2027年度予定)
当面は6月より旧・渋谷TOEI跡で「Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下」として営業開始 |
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公開28日目の第1回(10:30)、128席の映画館で5割程度の入り(Bunkamuraル・シネマ2) |