行・く・ぐ 作品・海外







 クアトロ・ディアス/QUATRO DIAS 
[HUMAN DOCUMENT]
1997:ブラジル作品/1999.06日本公開(シネカノン)
監督:ブルーノ・パレット
CAST-1:アラン・アーキンペドロ・カルドーゾフェルナンダ・トーレスルイス・フェルナンド・ギマランイスクラウディア・アブレウマルコ・リカ
CAST-2:ネルソン・ダンタス/マテウス・ナケテガル/マウリコ・ゴンサルベス/カイオ・ジュンケイラ/セルトン・メロ/エドゥアルド・モスコヴィス/キャロリーン・カヴァ/フィッシャー・スティーブンス/フェルナンダ・モンテネグロ
実話小説(フェルナンド・ガベイラ=パウロ氏の自伝)の映画化、軍の独裁政権下のブラジル、革命組織に参加した人々の夢と希望、挫折と裏切り、自由と拘束… 彼らの闘争とその結末は?

【STORY】
1969年ブラジル、軍の独裁政権、言論統制。ジャーナリスト希望のフェルナンドと仲間。不満。革命組織MR-8に参加するフェルナンドとセザル。リーダーのマリア。身元偽装、呼名の変更。神経質なフェルナンド=パウロ。銀行の襲撃。声明文…無視、公表されない。捕まったセザル、拠点の移動。次の計画、パウロの発案…アメリカ大使の誘拐。別組織からベテラン2人の援助。綿密な調査。誘拐成功。政治犯15人の釈放と声明文の報道。リミットは4日。人質監視。大使としての尊厳、毅然とした態度。妻への手紙。テロリストへの同情。大量のロースト・チキン購入、不信がる店主の密告、見つかる拠点。絶望的状況、パウロとマリアに親密な感情。死にたくない。タイム・リミット。大使を射殺する役目に嵌められたパウロ。その指が引金に掛けられた時…


銃撃戦等のハデなシーンはありません、組織内部の人間関係、各人の心の葛藤、人質とのやり取りを中心にストーリーは展開します、個人的には結構良かった思います…、世代によっては別の感想も有るでしょうね
(BOX東中野)
-1999format



 グーニーズ/THE GOONIES 
[ADVENTURE]
1985:アメリカ作品/1985.12日本公開(ワーナー・ブラザース映画)
監督:リチャード・ドナー     製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
CAST-1:ショーン・アスティンジョシュ・ブローリンジェフ・B・コーエンコリー・フェルドマンキー・ホイ・クァンケリー・グリーンマーサ・プリンプトン
CAST-2:アン・ラムジージョー・パントリアーノロバート・ダヴィジョン・マツザク/他
この頃流行の冒険活劇&テーマ・ソングのノリの良さ…多分に子供向けですが見に行ってきました…

【STORY】
■オレゴン州、港町アストリアのグーンドックス。13歳のマイキー・ウォルシュ&兄のブランド、友人のマウス、チャンク、データ達…彼らは自らを(居住地から)“グーニーズ”と呼ぶが…、ちなみに“アホウドリ”の意味あり、警官は「悪ガキ共」の意味を込めて呼ぶ、彼等は退屈な毎日を我慢できず、何かをやらかしては大人を驚かせる ■町の刑務所からフランシス・フラテッリ(少々お間抜け)が脱獄、荒っぽい母親ママ・フラテッリの手引き・運転する車、弟のジェイクと共に、カーチェイス、銃撃戦、逃げる犯人達、グーニーズの面々ともスレ違うが…今はまだ気付かず ■マイキーの家に集まるメンバー、スペイン語が話せ&口が達者なマウス、ドジでいつも腹をすかしているチャンク(事件を知らせるも無視)、発明家のデータの3人&ウォルシュ兄弟(マイキー&ブランド) ■ウォルシュ家…借金の形に家屋をゴルフ会社に差し押さえ、明日には退去、鬱憤は溜まるものの外は雨、やることもなし、入室禁止の屋根裏部屋に昇る面々、古地図の発見、スペイン語をマウスが解読、海賊片目のウィリーが隠した宝の地図らしい!本物なら…宝を見つけて借金を返そう!止めるブランドを縛りつけ、岬に向かうマイキー達、そこには古ぼけたレストラン&怪しげな人物達…フラテッリ一家!後を追ってきた兄ブランドとチア・リーダーのアンディ&チョット変わった女の子ステフが合流、一緒にレストランの地下へ、死体と贋札の印刷機!暖炉下に秘密出入り口を発見、戻ってきたフラテッリ一家、地下洞窟へ、積極的に前進するマイキー、彼の気持ちを知るメンバーが続く…グーニーズは「世界が終わりになるまで、僕達は一緒だ!」と誓い合っている!のだが…とり残されたチャンク、フラテッリ一家が捕捉、牢屋送り、地下室で奇声を上げる男…地下室に1人&鎖でつながれていたチャンク一家の末弟で奇形のスロース、彼と仲良くなるチャンク、鎖をちぎって2人も地下へと向かう ■洞窟を進むグーニーズ、行く手を阻むウィリーが仕掛けた罠の数々…


楽しそうな冒険活劇として、またシンディ・ローパーが歌う「THE GOONIES’R’GOOD ENOUGH」とそのMTV(グーニーズ・メーキング内容)とで見に行くこととしました。まあ内容的には小難しいものではなし、単純に笑えれば良いという感じでしたが、意外と短く&幼過ぎる内容に拍子抜け…まあソコソコというところでしょうか   (2009.01)
-1999format



 クーリエ:最高機密の運び屋/THE COURIER 
[HUMAN DRAMA]
2020:イギリス/アメリカ作品/2021.09:日本公開(キノフィルムズ)
監督:ドミニク・クック
出演:ベネディクト・カンバーバッチメラーブ・ニニッゼ
レイチェル・ブロズナハンアンガス・ライトアントン・レッサー
ジェシー・バックリーマリア・ミロノワ
ウラジミール・チュプリコフ/他
今年の目玉は10月からスタートする!
さて9月の最後は何を観る?
クグりまくった結果出たのが「クーリエ:最高機密の運び屋」
「キューバ危機」時の実話ベースの映画
ベネディクト・カンバーバッチ主演だし
観てみよう

【STORY】
1960年8月12日、モスクワ、巨大レーニン像の下
フルシチョフ第一書記がホールに集った大勢の聴衆を前に熱弁をふるっている
「帝国主義者どもの時代は時期に終わりを迎える!我々の核兵器の威力は日々増大の一途である!
連中を必ず叩きのめしてみせる!」
聴衆は一斉に立ち上がり、大きな拍手を送った
フルシチョフの背後に居並ぶ高官の一人オレグ・ペンコフスキーも笑みを浮かべ、拍手を送る
4ヶ月後、ロンドン、CIAのエミリー・ドノヴァンがMI6のオフィスのディッキー&上司ベルトランを訪ねた
エミリーが持参したファイルには…オレグ・ペンコフスキー(コードネーム:アイアンバーク)からの情報
この男、第二次世界大戦中、砲兵将校として13回表彰され、現在は科学技術委員長を勤めているが
実はGRU(ソ連軍参謀本部情報総局)の大佐
その手紙には「核戦争勃発の危機を封じる手助けをしたい」という米政府への申し出
彼からの情報の“運び屋〈クーリエ〉”をスカウトすべく、MI6に協力を仰ぎに来たエミリー
候補者…「大使館に無縁でKGBが気に留めない、例えば東欧に出張するビジネスマン」を提案
エミリーは“ヘレン”、ディッキーは“商務庁のジェームズ”として、グレヴィル・ウィンをランチに招く
ウィンはチェコやハンガリーなどに顧客を抱え、旋盤などの工業製品を売るセールスマン
おもむろに「我々はソ連の動きに関心がある!国と世界に貢献しないか」と問われ…
2人がスパイであると知ったウィンは驚きを隠せなかったが
「この任務に少しでも危険があるなら頼んだりしない」と諭され、申し出を受けることになる
新規顧客開拓の名目でモスクワ入りしたウィン
科学技術委員会でプレゼン、代表のペンコフスキーとランチを共にする
夜は政府要人達も列席するボリショイ・バレエに招かれ…その帰り道
連絡係の目印たるウィンのタイピンを目にしたペンコフスキーが初めて自分の正体を明かす
「貿易使節団と私をロンドンに招いて欲しい!これからは“アレックス”と呼んでくれ!」と…
言い残して、その場を去るペンコフスキー
使節団一行をロンドンのウェストエンドで盛大に接待した後
ウィンはペンコフスキーをヘレンとジェームズが待機しているホテルの部屋に極秘裏に案内
西側の2人を前にしたペンコフスキー
「フルシチョフのような衝動的な男の手に核のボタンがあるのは危険だ!
アメリカと正面から戦う機会っを望んでいる」と危機的状況を伝えるとともに
「クレムリンの動向を知らせるから、その情報を武器ではなく、平和の礎にして欲しい」と話すのだった
翌日、ヘレンとジェームズから“運び屋”を続けて欲しいというペンコフスキーの依頼を聞かされたウィン
「妻子がいるんだ!誰が相応しい人物を見つけろ」と拒絶
それに対して「核爆弾が落ちる4分前の警報は無意味」と言い放つヘレンの言葉から
これが核戦争に関わる任務と知ったウィン、恐怖と怒りから席を立つ
その後、ペンコフスキーがウィンの家を訪ねた
妻のシーラとまだ小さい息子アンドリューと食卓を囲みながら…
不意にアンドリューが口にした「ソ連の人達はそんなに僕らが嫌い?」という疑問
ペンコフスキーは「確かにソ連とイギリスの政治家はいがみ合っている…
でもお父さんと私は共に仕事をし、お互いの家族に会ったりもする!
我々のような人間から世界は変わるかもしれないよ」と優しく語りかける
その帰り道、ペンコフスキーは“運び屋〈クーリエ〉”を拒否するウィンを説得
「君の任務は感情を制御し、周囲を欺くことだ」
「簡単に言うな、捕まれば私は処刑だ!」
「君ならできると命を懸けて言っているんだ!クレヴィル、君しかいない!」
覚悟を決めたウィン、「スパイの掟」に従い、モスクワ出張を続けることにしたウィン
シーラは夫の挙動に疑惑の目を向けるが、ウィンは真実を話すことができず
夫婦間の溝は日々増していた
その間にもソ連は東西ベルリンの境界線を封鎖し、北極圏では50メガトンの核爆弾の爆発実験に成功
対するケネディ米大統領は武双強化を表明、両国の緊張関係はさらに高まっていく
そんな中、ソ連の最高幹部会議において、アメリカの裏庭たるキューバに核兵器の配備が決定
第三次世界大戦になりかねない危険な決定を目の当たりにしたペンコフスキー
秘かに機密資料の収集を開始
そのマイクロカメラに収められたキューバ情報の数々は、ウィンの手を通じ、次々と西側にもたらされた
だが平和への願いと友情で結ばれた2人の男の運命は
東西冷戦下の非情で過酷な現実に翻弄されていく…


凄い!1席おきにしか座れないが、ほぼ満員!期待してしまうじゃないですか!
実話ベースですので、脚色も少なく、物語に広がりはありませんが
実話ならではのピリピリした感じが良いですね!
本当っぽい演出
ベネディクト・カンバーバッチが好演しております!
全てが上手くいかないが
キューバ危機は回避できたんだな
しかし観客の年齢層は無茶苦茶高かったな
1960年頃の出来事だからね!?
アメリカ大統領がJFKだしね、
公開3日目の第1回(10:50)、259席/2の映画館で満員の入り(TOHOシネマズ日比谷 SCREEN9)
2011.09format



 グッドモーニング・ベトナム/GOOD MORNING,VIETNAM 
[WAR&COMEDY]
 1988 ゴールデングローブ賞[主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門):ロビン・ウィリアムズ]
1987:アメリカ作品/1988.10日本公開(東宝)
監督:バリー・レヴィンソン
CAST-1:ロビン・ウィリアムズフォレスト・ウィテカーJ.T.ウォルシュチンタラ・スカパタナトゥング・タン・トラン
CAST-2:ロバート・ウールブルーノ・カービーノーブル・ウィリンガム
CAST-3:リチャード・ポートナウリチャード・エドソン/他
ベトナム戦争を別の角度から捉えた(大袈裟か?) 多分にコメディ要素の多い映画です、ベトナム戦争の士気高揚のため、戦地に招かれた人気DJのお話、朝6時START 「グッドモ〜〜〜ニング゙・ベトナム」!!!

【STORY】
1965年、泥沼と化したベトナム戦争、米空軍テイラー将軍、士気高揚策…米軍放送の人気DJエイドリアン・クロンナウアー 一等兵を本国から召喚…アロハシャツ姿(軍服嫌い)、敬礼嫌い、出迎えたガーリック一等兵の驚き、放送開始、ソフトな音楽に検閲済ニュースの筈が…ロックンロール&機関銃トー(ニクソン大統領もネタ)…破天荒、喜ぶ兵士達、毎朝6時が楽しみとなる100万の米兵、動転する上層部、特にクロンナウアーとは“水と油”の上司ディカーソン曹長(17年の軍歴と勲章)、彼に頭が上がらないその上司ホーク少尉(士官学校を出たて、本当は自分がDJをやりたい)、クロンナウアーの回り…味方はガーリック一等兵(助手?)とDJ仲間ドライヴィッツのみ、サイゴンの街で見かけた美少女トリン…気になり追いかけるクロンナウアー、トリンの気を惹きたい、彼女が通う英語学校の教師に…、トリンに近付く手段だった兄ツアンが 理解し合える友人に… 相変らずテロが頻発するサイゴンの街、GI達のたまり場“ジミーの店”、クロンナウアーの目前で起きた爆弾テロ、軍のチェックで放送できない内容、多数の米兵が死傷したと伝えるクロンナウアー、軍規でDJを降ろされたクロンナウアー、自信満々あとを引継ぐホーク少尉、ツマラナイ…ベトナム中の米兵から大ブーイング!クロンナウアー復帰を求める大量の投書、ガーリックの努力、テイラー将軍の計らい…復帰決定も拒むクロンナウアー、サイゴンの街、彼を囲む兵士達…死に直面している兵士達がいかに自分のDJを楽しみにしているか知る…


ベトナム戦争ものでありながらCOMEDY映画でもあります、最近のDJ事情からすれば、何がそんなに?と思われてしまうのでしょうが、戦地での放送をあんな風にやったら、頭のお堅いお歴々は吹っ飛ぶだろうし、またその様が笑いの種でもある
一方、戦争映画でもありますので、悲惨な様子も描かれるわけで…傷つき、死んでいくものもあり、出会いも有れば、悲しい別れもある…が、一転彼のDJ番組が始まると、安堵というか、元気付けられるというか、極限状態の中でのつかの間の休息というか… 当り前だが、やはり平和なほうが良い
しかしロビン・ウィリアムスは老け顔なのか?これを書いている2002年(秋)…15年経過しているが大差ない気がする、それからトリン役の女優の名前が「チンタラ・スカパタナ」…国と言語の違いとはいえ、なんか凄い
-1999format



 グッドライアー/偽りのゲーム/THE GOOD LIAR 
[SUSPENSE]
2019:アメリカ作品/2020.02:日本公開(ワーナー・ブラザース映画)
監督:ビル・コンドン
出演:ヘレン・ミレンイアン・マッケラン
ラッセル・トヴェイジム・カーター/他
今年はアカデミー賞シーズンだというのに候補作が並んでいない…?
まあ、せいぜい「ジョジョ・ラビット」くらいかな?
評判は良いようだが…まあ観に行くけどね
今の時点では「グッドライアー/偽りのゲーム」の方に食指が動いてしまった…
ヘレン・ミレンとイアン・マッケランが対峙するサスペンス映画
予告編見る限り面白そうなのでね!

【STORY】
ベテラン詐欺師ロイが新たに獲物に狙いを定めたのは…年配者相手の出会い系サイト!
夫を亡くして間もないベティ、莫大な資家、彼女から全財産を巻き上げるつもりのロイ
最初の出会いから、ロイはベティ相手に百戦錬磨の技を披露
ロイにかなり惹かれている様子で、直ぐに誘いに乗ってくるベティ
ロイは詐欺師の相棒ヴィンセントと共に、慣れた手つきで仕事を進め…ベティと同居まで持ち込む
ロイの計画の障害は、ベティのの孫スティーブンのみ
それを除けば、簡単な仕事のはずだった
順調に見えた計画はいつの間にか、追いつ追われつの究極のゲームへとエスカレートしていく
想像だにしない狡猾な騙しあいが幕を開け…
二人は危険な悪巧みと裏切りの世界へと引き込まれていく…!


出演者は豪華ですが…内容は少々お寒い展開であった!
イアン・マッケラン演じる詐欺師であるロイはともかくして…
なんかヘレン・ミレン演ずるベティが、出会い系サイトに食いつき過ぎなので…
騙され過ぎ…何か変である!
多分コッチに何らかの大きな秘密があることが分かってしまう
まあ実際に何があったかは、最後の最後まで分からないけどね
二転三転するというような映画ではない
そういうのを望んでいたけど…
最大の謎は。ベティは何故にロイが自分の前に現れることを知ったのか?
これが語られないと、何でもありの映画になっちゃうな!
ヘレン・ミレンとイアン・マッケランはカッコよいが…
なんか強くお勧めできない感じ
まあ安く観られる方法があれば、そちらでどうぞ!
まあデータ打つのに困ったこと…謎がだんだん明かされていくので、ストーリー打つの大変である
公開2日目の第1回(10:45)、122席の映画館で6割程度の入り(TOHOシネマズシ日比谷 SCREEN8)
2011.09format



 クライムズ・オブ・ザ・フューチャー 
CRIMES OF THE FUTURE
[近未来ART?]
2022:アメリカ作品/2023.08:日本公開(エンタテインメント)
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
出演:ヴィゴ・モーテンセンレア・セドゥ
クリステン・スチュワートドン・マッケラーヴェルケット・ブンゲスコット・スピードマンリヒ・コルノウスキー
タナヤ・ビーティナデイア・リッツ/他
「カンヌ国際映画祭で[退席者]続出」!の売り文句!
デヴィッド・クローネンバーグ監督が描く近未来!痛みのない世界での“未体験のアートパフォーマンス”!
“加速進化症候群” 生み出される新しい臓器!手術は新たなセックス!
カラダから生み出されるのは、希望か?罪か?
出演はヴィゴ・モーテンセン、レア・セドゥ、クリステン・スチュワート、他 相当にグロくて、エグいらしい!
予告編からも片鱗は窺えるが…
まあ所謂大型シネコンでは掛からない!私はヒューマントラストシネマ渋谷に向かう!

【STORY】
海辺で遊ぶ少年、ベランダから叫ぶ母、何でもかんでも食べるんじゃないよ!
夜、歯磨きする少年ブレッケン、目についたプラスチック製のゴミ箱を齧る
口中に溢れる白い粘液、プラスチックを租借し飲み込むブレッケン
寝付いたブレッケン、ゴミ箱を確認した母ジュナ、ブレッケンの寝顔にマクラを押し当て、窒息死させる…
そう遠くない未来
人類は人工的な環境に適応するよう進化を続け、体の生物学的構造も変容
「痛みが消えた」
世界は危険な場所になりつつある、各国政府はこの事態を危惧、人類の誤った進化を野放しにしないよう監視…
パフォーマンスアーティストで“加速進化症候群”のソール・テンサー
自らの体内で次々と新たな臓器を生み出し、パートナーのカプリースが体内で加工(タトゥーを施し)
手術でそれを取り出す前衛的なパフォーマンスを行っていた!
彼は毎朝、食事から睡眠まで全てをサポートしてくれる“オーキッド・ベッド”で目覚めるが、最近 調子がよくない
以前なら痛みを察知して体制を整えてくれたベッドが…今は眠れず起きるのも辛い
ソールの体内にはまた新しい臓器が生まれ、カプリースはその臓器に(内視鏡で)アートを施していくのだった
2人は新しい臓器を登録するため、政府の新たな秘密機関“臓器登録所”へ向かう
対応するウィペットとティムリン、新しい犯罪を扱うNVU〈ニュー・パイス・ユニット〉の一部署であるこの機関は…
未知の機能を持つ新たな臓器の所在を把握するため、タトゥーを入れ登録
政府は新臓器が遺伝により根付いてしまうことを懸念している
ソールの新臓器登録で、NVUのコープ刑事に呼び出されたウィペットとティムリン
(ティムリンはカプリースを統括する立場ながら、羨望の眼で見ている)
新臓器の重要性を説明するが、コープ刑事は腫瘍をアートとすることについて疑念を持っている
ソール達が帰宅後
ライフフォーム・ウェアの技術者ラウターとバーストが“オーキッド・ベッ ド”と“プレックファスター・チェア”の調整に来る!
彼女達はパフォーマンスで使用しているのが“サーク解剖モジュール”であることを知り驚く!
“サーク”はライフフォーム・ウェアの最高傑作で伝説の一品(大昔に製造終了)!
全身にいくつもの耳を付けるクリネックのショーを見に行ったソール
その帰り道、路上でラング・ドートリスという男に話しかけられ…新しいショーの提案を受ける
それは母親に殺された自分の8歳の息子ブレッケンの死体を解剖して欲しい!それは特別な死体だと言う!
新しいショーを模索していたソールとカプリースは、遺体を解剖することについて悩みながらも…
“サーク解剖モジュール”の設定変更・調整を行っていく
そしてソールとカプリースの新しいショーがはじまった…

ダーク系好き、グロいの大丈夫な方 向け!
確かに心臓の弱い方、グロいの苦手な方はご退場願うしかないな、これは…
でも「デヴィッド・クローネンバーグ監督の新作クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」観てきちゃった!と
大声で言えるような感じではないかな!
でも、痛みのない世界、加速進化症候群、アートパフォーマンスと出そろった時に
こんな世界が出現しないとも限らないが
実際にお金出して観に行くかと言われれば観ない!
クローネンバーグ監督の「映画」だから観たわけだ!
これを「面白かった」と言って良いのか?「興味深いアートパフォーマンス」と言って良いのか?悩むが
今このご時世でこの映画が撮影されたのは流石デヴィッド・クローネンバーグ監督!
敬意を表して付けてみた!これを付けるのも勇気いるは!
一つ理解が出来なかったこと…痛みが消えた世界、何故にソールは寝ると痛がるのか?
「生みの苦しみ」は存在する…で良いか?
で、予想はしていたが
パンフレット「1,200円」也!あと100円でもう1本映画が観られるよ!
公開2日目の第1回(9:40)、200席の映画館で2割程度の入り(ヒューマントラストシネマ渋谷 シアター1)
2011.09format



 クラウド アトラス/CLOUD ATLAS 
[SF & HUMAN DRAMA]
2012:アメリカ作品/2013.03日本公開(ワーナー・ブラザース映画)
監督:ラナ・ウォシャウスキートム・ティクヴァアンディ・ウォシャウスキー
出演:トム・ハンクスハル・ベリージム・ブロードベントヒューゴ・ウィーヴィングジム・スタージェスペ・ドゥナ
ベン・ウィショージェイムズ・ダーシージョウ・シュンキース・テヴィッドデヴィッド・ジャーシー
スーザン・サランドンヒュー・グラントアマンダ・ウォーカー/他
公開直前にTVコマーシャルが数度、映画館では見なかったな…
興味をひかれる映像!
「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ監督とウォシャウスキー姉弟兄弟…姉!?
豪華な出演陣、果たしてどんな出来かな?

【STORY】
(パンフに沿って書きますが、実際はシーン毎のシャッフルです)
星空の下、初老の男ザックリー、自らの波乱に満ちた半生を語り始める
だが彼は知らない…時間と場所を超えた、いくつもの「自分」の物語があることを…
時を遡ること500年余…「1849年」
南太平洋諸島、「彼」はDr.ヘンリー・グース、サンフランシスコから来た弁護士アダム・ユーイングと出会う
ユーイングは義父の依頼でホロックス牧師と奴隷売買契約を交わしに来て…病を患う
グースは無料の治療を買って出るが、その瞳には邪悪な光が宿っていた…
「1936年」
ユーイングの航海日誌を読むのは、才能を秘めた若き音楽家ロバート・フロビシャー
父親に勘当されたフロビシャー、恋人のルーファス・シックススミスの元を離れ…
スコットランド、天才作曲家ビビアン・エアズの家へ押しかける
エムズの採譜者を務めながら自らの作曲を開始…後年に幻の名曲となる「クラウド アトラス 六重奏」だった…
「1973年」
シックススミスがフロビシャーからの最後の手紙を受け取ってから37年後のサンフランシスコ
物理学者となったシックススミス
多くの人命に関わる原子力発電所の報告書をジャーナリストのルイサ・レイに託そうとして殺される
発電所の従業員の「彼」アイザック・サックスとは、初めて会ったと思えない
レイと恋に落ちたアイザック、彼女の為に会社を裏切る決意をする…
「2012年」
初めて善き魂を得た「彼」、作家ダーモット・ホギンスという悪に逆戻り
著書「顔面パンチ」を酷評した評論家ビルを高層ビルから放り投げて殺す…一躍カルト的英雄
出版元のティモシー・カベンディッシュは大儲けも…ダーモットの弟達の脅迫
5万ドル工面のために訪れた兄により、施設送りに…
「2144年」
全体主義国家ネオ・ソウル
人間は遺伝子操作で作った複製種を支配、レストランで働く複製種ソンミ451
隠れてカベンディッシュ原作の映画を観るなど自我に目覚め…
革命軍のヘジュ・チャンと儚くも激しい恋に落ち…自ら反乱の先頭に立つ…圧倒的な武力の制圧軍…
若き日のザックリーが生きる「地球崩壊後106度目の冬」の地
女神として崇められているソンミ
ザックリーの村、進化したコミュニティーからの使者メロニムの訪問
悪魔の地と呼ばれる険しい山のガイド役を引き受けるザックリー
彼女の目的を疑って何度か殺意を抱くが…自らの力で邪悪な心に打ち勝つ
ようやく辿り着いた山頂でメロニムの驚くべき使命が明かされる
ついに「彼」に重大な選択の時が来た…


なんだって!!!
ウォシャウスキー兄弟に姉がいたんだと思ったら
兄のラリーが性転換手術で姉ラナになってたのね!映画以上に驚いた!
まあそれはさておき…

今回はトム・ティクバ監督の合体作
映画館では全く予告CMを観なかったけど、TVで数度のCMの画像が美しいではないか!
これは観に行っても良いかな
調べてみれば豪華出演陣、内容(仕掛け)も面白そう、即チケット予約です!

で、ですね…
STORYですが…6つの話が切り刻まれランダムに流されますので
上記のような整理された話ではなく、同時進行ゆえ、素直に整理された形で頭に入りません
繋げるのはかなり大変かもしれません
でも楽しみは…輪廻転生する出演者達!繋がっていく命!これが楽しめる
いやこれを楽しまねば、この映画は分からないだろうな
エンディング・スクロールで再確認できるんだけど、それでもかなり驚かされる変身多数!
あの役があの人だったとは!!!となること確実
各個人のページに役名を書ききれないのでココに書いときます!
[トム・ハンクス]
Dr.ヘンリー・グース(1849)、安ホテルの支配人(1936)、アイザック・サックス(1973)
ダーモット・ホギンズ(2012)、「カペンディッシュの大災難」の主演俳優(2144)、ザックリー(2321)
[ハル・ベリー]
農園で働くマオリ族(1849)、ジョカスタ・エアズ(1936)、ルイサ・レイ(1973)
出版Partyのインド人女性客(2012)、ソンミの首輪を外す闇医師オビッド(2144)、メロニム(2321)
[ジム・ブロードベンド]
モリヌー船長(1849)、ビビアン・エアズ(1936)、ティモシー・カペンディッシュ(2012)
路上の二胡弾き(2144)、プレシエント族(2321)
[ヒューゴ・ウィービング]
ハスケル・ムーア(1849)、指揮者ケッスルリング(1936)、殺し屋ビル・スモーク(1973)
女看護師ノークス(2012)、メフィー評議員(2144)、オールド・ジョージ(2321)
[ジム・スタージェス]
アダム・ユーイング(1849)、安ホテルを追われる客(1936)、メーガンの父親(写真)(1973)
スコットランド人サッカーファン(2012)、ヘジュン・チャン(2144)、ザックリーの義弟アダム(2321)
[ペ・ドゥナ]
ティルダ(1849)、メーガンの母親(写真)(1973)、違法工場のメキシコ人女性(2012)
ソンミ451(2144)、ソンミ351(2144)、売春婦ソンミ(2144)
[ベン・ウィショー]
船の給仕係(1849)、ロバート・フロビシャー(1936)、レコード店店員(1973)
デニーの妻ジョージェット(2012)、部族の男(2321)
[ジェームズ・ダーシー]
若き日のルーファス・シックススミス(1936)、老年のルーファス・シックススミス(1973)
施設の看護師ジェイムズ(2012)、ソンミ451を尋問する記録官(2144)
[ジヨウ・シュン]
死体を発見する男性ホテル従業員(1936)、ユナ939(2144)、ザックリーの妹ローズ(2321)
[キース・デヴィッド]
奴隷クパカ(1849)、ジョー・ネピア(1973)、アンコー・アビス将軍(2144)、プレシエント族(2321)
[デヴィッド・ギャスィ]
オトゥア(1849)、ルイサの父レスター(写真)(1973)、プレシエント族のデュオファイサイト(2321)
[スーザン・サランドン]
ホロックスの妻(1849)、アーシュラ(2012)、男性科学者ユースフ・スレイマン(2144)、アベス(2321)
[ヒュー・グラント]
ホロックス牧師(1849)、高級ホテルの警備員(1936)、ロイド・フックス(1973)
デニー・カペンディッシュ(2012)、リー師(2144)、コナ族のチーフ(2321)
これだけ見ても凄いでしょ!
ヒューゴ・ウィービングの女性役なんか笑えますし…
あと西欧人が東洋人ぽく作ると不思議な顔になるもんだ…韓国人ぽくなってる?
公開2日目の第1回(10:15)、150席の映画館で半分程度(TOHOシネマズ六本木ヒルズ SCREEN 3)
2011.09format



 クラス・オブ・1999/CLASS OF 1999 
[VIOLENCE]
1990:アメリカ作品/1990.06日本公開(ベストロン映画)
監督:マーク・L・レスター
CAST-1:ブラッドレイ・グレッグトレイシー・リンジミー・メディナ・タガートマルコム・マクドゥエルステイシー・キーチジョン・P・ライアンパトリック・キルパトリックパム・グリアージョシュア・ミラー
CAST-2:リー・アレンバーグ/他
うーん、なんだろうかな?

【STORY】
1999年、過激化する校内暴力、悩む政府、苦肉の作…特殊地域”ウォー・ゾーン”設定、自由発砲、警察未介入(反面、厳しくなる高校のセキュリティー)、少年刑務所から戻って来たコディ、ゾーンの二大勢力”ブラック・ハーツ”のリーダー、首筋にブラック・ハーツの刺青…、暴力に食傷気味、暴力と縁を切る誓約書、出獄…変わったリーダーに戸惑う仲間&弟ケヴィン…、へクター率いる宿敵”レザーヘッド”の出所祝い?カーチェイス、逃げるコディに怒り抗争激化… ”ゾーン”に治安と教育の復活を願うラングフォード校長…緊急体制、活動を後押しするフォレスト博士、動員された”不良生徒鎮圧鎮圧矯正教師”…歴史教師ハーディン、体育教師ブライアン、化学(女)教師コナーズ…”教育用にプログラミングされた軍事用戦闘アンドロイド”、「注意・懲罰・処刑」を瞬時に遂行、笑みを浮かべる博士、上がる成果、殺されたコディの友人2人…過激さに心配する校長、反感を抱くコディ、不審な教師の正体は?協力者クリスティ(転校生・校長の娘…恋?)と調査開始、3人が住むアパートに潜入する…


何故にこんな映画を見てしまったのだろうと悩んだ記憶あり、とても気分が悪くなるシーンがあったハズだが忘却の彼方…、内容もあまり面白くなかったと…、それから“処刑教室2”の副題付きの資料有り(当時は付いてない)、 これを書いている現在“バトル・ロワイヤル(邦画)”を問題視する文部大臣がいたが、是非こちらも見ていただいたうえで感想をお聞きしたいものだ、まあ言うことは想像できますが…
-1999format



 グランツーリスモ/GRAN TURISMO 
[DRAMA]
2023:アメリカ作品/2023.09:日本公開(ソニー・ピクチャーズ)
監督:ニール・ブロムカンプ
出演:デヴィッド・ハーバーオーランド・ブルームアーチー・マデクウィ
平岳大
ジャイモン・フンスージェリ・ハリウェル・ホーナーダニエル・プイグマーヴ・コーティア=リリー
ダレン・バーネットヨシャ・ストラドフスキーヤン・マーデンボロー
テオ・クリスティーヌ/他
今週は観たい映画が3本公開!
全部観るに越したことはないが、そんなに「悠々自適」じゃないし「時間がない」ので選ぶ!
(と言いつつ、5分割した最後の夏休み…3連休・4連休連発なんだけど)
最後まで「ミステリと言う勿れ」と「名探偵ポアロ/ベネチアの亡霊」の3本で悩む…が
結局は「映画館のスクリーンサイズ」で観る!に立ち返れば当然の如く?
残ったのは「グランツーリスモ」!あとはTVサイズでも問題ないだろうの判断!
プレイステーションのレーシングゲーム「グランツーリスモ」における実話の映画!
果たしてゲーム「グランツーリスモ」のチャンピオンは本物のプロレーサーになれるのか?
本当に存在した「イギリス日産」のプロジェクト!
レース映画なのでこれはスクリーンサイズ向けだよね!?
スクリーンサイズに拘ったし、ならばレース映画だし音響は大事なので
いつものTOHOシネマズ日比谷のSCREEN5「Dolby-ATMOS」を選択です!

【STORY】
イギリス日産から日産本社にプレゼンテーションに現れた男ダニー・ムーア
縮小していく自動車産業に対する提案…若者を自動車へ!
どうやって?とんでもないチャレンジを受け入れた日産本社!
さて…人選を進めるダニー、無茶な企画に断れ続ける
最後の最後、「ありえない」と書いてあるジャック・ソルターへ連絡!も断られる
でもジャックにしかできないと判断したダニー
ジャックがメカニックとして働くキャパのチーム、生意気なキャパに切れるジャック
ダニーにあの話を受けると電話
世界的大ヒットのリアルドライビングシミュレーター「グランツーリスモ」のプレイに夢中なヤン
元プロサッカー選手だった父親からは「レーサーにでもなるつもりか、現実を見ろ!」の小言
弟は父親とサッカー!自慢の息子、結構優秀で将来が開けている様子
でもヤンチャな弟、父親の車で路上パーティに行こうの誘い、オードリーも来るよ!
これには誘いに乗るヤン
オードリーとの会話、こんな街を出て何処かに行きたくない?私はニューヨーク、ヤンは?
「東京」の答え…グランツーリスモを産み出した場所!
そんなヤンにビッグチャンスが訪れる!
ヤンが通い詰めるゲームセンターからの連絡!グランツーリスモ参加者であるヤン(アカウント)への連絡
世界中から集められた「グランツーリスモ」のトッププレイヤー宛
(英国最速記録を叩きだしているヤン)
本物のカーレースに出場するプロレーサー育成の(競争&選抜)「GTアカデミー(日産×プレイステーション)」
選抜レース出場の誘い
そんな夢みたいな話?現実を見ろと言う父、夢を追えと言っていた筈だとヤン…レーサーになりたい!
プレイヤーの並外れた才能と可能性を信じて「GTアカデミー」を立ち上げダニー
ゲーマーなどが通用する甘い世界ではないと思いながらも指導を引き受けた元レーサーのジャック
そしてバーチャルなゲームの世界では百戦錬磨のトッププレイヤー達が集結
世界中から予選を勝ち抜いた10人!
彼らが直面する想像を絶するトレーニングやアクシデントの数々、不可能とも思われる夢へ向かって…
それぞれの希望や友情、そして葛藤と挫折が交錯する中で運命のデビュー戦を迎える!


私こういう話 大好きだよ!
実話モノって、ドラマチックな部分を切り取るんだけどエンディングロール前に…サラっと
「彼・彼女は最後の大会を目前に病気で亡くなりました」だとか
「そのプロジェクトが諸事情で無くなり、失意の元、病気で亡くなりました」だとか
「彼・彼女は頑張りましたが、身の危険を感じて国外に亡命しました」だとか
ここまで描いて、オチ(失礼)はそれかい!ってのが多いが
珍しく成功例(プロドライバーとして転戦中)で終わる爽快感!
(もしくは苦難の道の末に、彼・彼女に救いの手が差し伸べられた的なモノもある)
ゲーマーとして「グランツーリスモ」で数千時間走り込んできたコースを…
プロドライバーではありえないコース取りで攻略していく主人公
(命懸けで、リセット出来ない恐怖との戦い)
彼を信じて押し出してくれる指揮官
ゲームが主題なので、映像はかなりゲーム的だし、細かいカット割り、早い展開だが…
観ていてカッコ良いよ!
結構身体が勝手に「G」を感じてで動くし、足踏ん張るし…力入るよ!
夢ってのは叶うものじゃなくて、掴み取りに行くものだね!
諦めるのはいつでもできる!でも絶対に後から「押してくれる人」の存在はデカい!
まあ好みだけどね!私は好きだよ!
公開初日の第1回(9:50)、397席の映画館で50人程度の入り(TOHOシネマズ日比谷 SCREEN5)
2011.09format



グランド・イリュージョン           は、別ページとなります



 グランド・ブダペスト・ホテル 
[MYSTERY & COMEDY]
2015 アカデミー賞[作曲賞][美術賞][メイクアップ&ヘアスタイリング賞][衣装デザイン賞]
2015 ゴールデングローブ賞[作品賞(ミュージカル・コメディ部門)]
2013:イギリス・ドイツ作品/2014.06日本公開(FOXサーチライト映画)
監督:ウェス・アンダーソン
出演:レイフ・ファインズトニー・レヴォロリシアーシャ・ローナン
F・マーレイ・エイブラハムジュード・ロウジェイソン・シュワルツマントム・ウィルキンソン
ティルダ・スウィントンエイドリアン・ブロディウィレム・デフォー
マチュー・アマルリックジェフ・ゴールドブラムレア・セドゥ
ハーヴェイ・カイテルビル・マーレイエドワード・ノートンオーウェン・ウィルソン
ルーカス・ヘッジズボブ・バラバンマルタン・スカリ/他
予告篇観ちゃったら、何が何てでも観たくなっちゃいました!
東欧の山岳地帯の有名ホテルを起因に発生した…なかなか興味深げな謎解きの物語
仕事のためなら、どんなご高齢の方とでもベッドまで共にする…伝説のコンシェルジェ
全く身に覚えのない殺人事件で犯人として追われることに…さあ、どうする?
暗く淀んだ東欧の山岳地にピンクのド派手ホテルの対比
FOXサーチライト映画が配給する勝負作!観に行かねば!?
それでなくても6月は観たい映画が多いのですが…とりあえず急ぎ観に行っちゃいます!
レイフ・ファインズも久しぶりだな、わあ!何て豪華出演陣なんだ…楽しんできます!
ただ、近場の映画館の第1回が早過ぎるので、別の映画館の1時間時間差攻撃で行きます!

【STORY】
[PROLOGUE]:ヨーロッパ大陸東端、旧ズブロカフ共和国、かつての帝国の中心地オールド・ルッソ墓地
1人の女性が「グランド・ブダペスト・ホテル」の本を脇に…国民的作家の胸像の前に立つ、飾られる鍵
[1985年]:「これは私が聞いた話だ、思いも寄らぬ出会いだった」…国民的作家は語り始める
スランプに陥った作家、アルプスの麓、温泉ネベルスバートにあるグランド・ブダペスト・ホテルへ
かつては栄華を誇ったホテルだが…今はマバラナ客、たとえ長期滞在でも会話も無し…
「1968年」:作家がまだ若かりし頃、体調を崩しては利用していたグランド・ブダペスト・ホテル
閑散期、寂れ&廃墟化寸前、偶然居合わせたズブロフカいちの富豪ゼロ・ムスタファ、年に3度の逗留
必ずエレベータホールの最上階のシングルに宿泊
[PART1:ムッシュ・グスタフ]:1932年、ゼロがホテルのロビーボーイとして働き始めた頃
(部下が勝手に雇った…試用期間!?まあ良いか)
キャリアも身寄りもないゼロの師であり父であるムッシュ・グスタヴ・H、究極のおもてなしが信条
多くの客は彼が目当て、夜のお相手も完璧、彼が選ぶのは金持ちで年配・金髪、不安を抱え…愛を要している人
[PART2:マダム・C・V・D・u・T
:上級客マダムD、何者かに殺害の報、グスタヴとゼロ、ルッツ城へ!高級ワイン持参
(国籍証明のないゼロ、グスタヴの顔に免じて…通行許可証を発行するヘンケルス大尉)
マダムDの息子ら親族が集まる中、代理人コヴァックスが「絵画「少年と林檎」をグスタヴに贈る」と発表
目ぼしい資産はそれだけ、騒然の親族、彼が叔母を毒殺したという親族
一早く行動を開始するグスタヴ、執事のセルジュ・Xの協力、絵画を奪取、絵画を隠す…
[PART3:第19犯罪者拘留所]:軍警察ヘンケルス大佐に逮捕されるグスタヴ、目撃者のセルジュ・Xは行方不明だと…
刑務所暮らしのグスタヴ、刑務所でもサービス精神旺盛、食事当番、囚人仲間ルートヴィッヒと脱出を申し出る
毎朝グスタヴの手紙を聞きながら朝食するスタッフ、アガサ(菓子職人)と結婚を決めるゼロ
脱獄道具の持ち込みはアガサの役…彼女に絵画の隠し場所を伝える
ケーキに忍び込まされたスコップ、やすり…
そのころ…コヴァックスが殺される
脱獄したグスタヴは、コンシェルジュ仲間「クロスト・キーズ協会」に出勤依頼の電話を掛ける
[PART3:第19犯罪者拘留所]:アイヴァンらコンシェルジェ協会の決起、アイヴァンの計らい
グスタヴとゼロは逃亡中のセルジェ・Xが待つゲイブルマイスター山へ
セルジュの…「殺害された場合のみ発効する、2通目の遺書の作成に立ち会った」の言葉の途中…
ドミトリーの雇った私立探偵ジョプリングに殺害される、スキーで逃げるジョプリングを追うグスタヴとゼロ
PART5:「2通目の遺言書の2通目」:グスタヴとゼロ、命からがらホテルに帰還
ホテルはファシスト達の兵舎と化していた
陰から見守る2人の前を…「少年と林檎」を抱えたアガサが走り抜ける
グスタヴとゼロも菓子店メンドルの制服、配達員を装い追走!鉢合わせた彼らは銃撃戦
窓から外へ落ちたアガサとゼロ、彼等を迎えたのはメンドルの箱をたくさん積んだバン!
絵画の裏に隠されていた2通目の遺言状の封がついに開かれる!


最初は如何かな?何て思ったりしましたが…いやいや豪華出演陣が味を出してくれる
謎は謎を呼ぶ!(チョット言い過ぎ?)確実に評価は割れるんだろうな!まあいいか…私は楽しかった!
東欧の山岳の田舎町にそびえ立つグランド・ブダペスト・ホテル!
例え高齢でも…夜のお供までする徹底した優秀かつ伝説的なコンシェルジェ、彼に見染められたロビーボーイ
徹底的に仕込まれて一流の道を歩いて行くんだけど…
コンシェルジェのお得意様が殺人事件で殺される!しかも…家族が納得いかない遺言状が出現
時は第一次世界大戦前の穏やかならず時期、軍までが関わった来る
果たしてコンシェルジェ&ロビーボーイは無事に遺言状通りのブツを手にして…?
分かり易そうで、クスクス笑い、そういう展開!?なんて思ってるうちに、当初想定のストーリーからズレてる
ああ〜、最初からずれてたんだ!というか嵌められていたんだ…
諸手を上げて大賛辞と言うわけではないが…時間に余裕のある方は観られては如何?
どこかのネットで言ってたけど…全部ストーリー書いてもネタバレにならないんではないか?と言う意見に賛成!
クスクス笑いながら、楽しい時間が送れますぞ…
さらりとエロネタやったり、手に汗握らない脱獄劇、上司の手癖の悪さから彼女を守る部下
セコイなりにスピード感あふれるウインタースポーツ、口ひげにケーキ…まだまだ笑えた、劇場は静かだったけど
監督がウエス・アンダーソンだし!
俳優は…レイフ・ファインズ、F・マーレイ・エイブラハム、マチュー・アマルリック、エイドリアン・ブロディ、ウィリアム・デフォー
ジェフ・ゴールドブラム、ハーヴェイ・カイテル、ジュード・ロウ、ビル・マーレイ、エドワード・ノートン
シアーシャ・ローナン、ティルダ・スウィントン、トム・ウィルキンソン…
凄いビッグネームがそろってる!それはそれで楽しい!
だが…
たぶん何かの評論紙か宣伝番組を見て、やって来たであろう初老の御夫婦は笑うでもなく
最初は、記事に書かれていたベタ褒め記事による会話をされていたが
観終わったら全く無口だった…可哀想に、踊らされたのね!

ネットを調べていて知ったというか、違和感を感じていたことの理由が判明しました!
なんでこのシーンは、巨大画面をフルに使ってないの?などと…
昔は、スクリーンサイズは現在のような横長ではなく、正方形に近いも のだったが、それを意識してるの?
1932年のグランド・ブダペスト・ホテル、当時のスクリーンサイズ「昔の正方形」に近いものらしい!
ということで@1930年代、A1960年代、B現代の3つの時代毎に3つのスクリーンサイズ
ああ表現上の技として使い分けてたのね!
私は違和感に感じていただけだけど、これから観る方は確認してみてくださいな!
公開初日の第1回(10:20)、130席の映画館で50人程度の入り(TOHOシネマズ日本橋 SCREEN1)
2011.09format



 クリーチャー・デザイナーズ/ハリウッド特殊効果の魔術師たち 
Le Complexe de Frankenstein
[DOCUMENTARY]
2015:フランス作品/2022.05:日本公開(イオンエンターテイメント)
監督:ジル・パンソアレクサンドル・ポンセ
出演:フィル・ティペッドギレルモ・デル・トロジョー・ダンテデニス・ミューレンジョン・ランディス
アレック・ギリススティーヴ・ジョンソングレッグ・ニコテロリック・ベイカー/他
ネットで配給会社・映画館の情報を収集中に引っ掛かった映画!
クリーチャー・デザイナー達を追っかけたドキュメンタリー映画
配給元がイオンエンターテイメントだし、内容が内容だけに大きなスクリーンで掛かる筈もなし!
都心部は「新宿シネマカリテ」一択!昼から上映だが…午前中は病院に行く予定だったので…ラッキー!
ランチ食べてから、観に行きます!
ただですね…これって「2015年・フランス映画」なんですよ!
7年前の映画を今頃やるほど…世界的に映画ネタが枯渇しているのか?
ネット配信に追われているのか?最新情報ではないですが…
まあ、取り合えず楽しんできます!

【STORY】
映画という文化と共に進化してきた特撮・特殊効果は…
巨大なスクリーンに突如現れる想像上のモンスター達に驚異的な変化をもたらしてきた
モンスターを実物の物体として表現する特殊造形の時代からデジタルの時代へと突入した今
その魅力と背景を紐解いていく!
「グレムリン」「アビス」「ターミネーター2」「ジュラシックパーク」
「スターシップ・トゥルーパーズ」「スパイダーマン2」など…
数々の映画で活躍してきた有名アーティスト達のインタビューを基に
クリーチャーとその製作者の間の魅力的な関係性に迫るドキュメンタリー
「現代のフランケンシュタイン(=怪物の創造主)」と呼ばれるあらゆるスペシャリスト達が…
ゼロから生命を作り出す瞬間に迫る!

ゴジラはぬいぐるみだったが…カルチャーショックだった!
それに触発されクリーチャーデザイナー・特殊効果の世界に飛び込んできた人達の物語!
監督と相談しながら、モンスター達を作り上げていく充実した時間
そして技術の進歩!納得いくまで何回でも作り直し続けた手間ひま!
モンスター達が跋扈した70年代・80年代!
スター・ウォーズを作るためには絶対に必要だった技術!
しかし自分達が進めてきた技術革新が自分達の首を絞めていくこととなる!
造形の補完であったデジタル・アニメの比率がUP!
そして90年代に入り、クリーチャーデザイン・特殊効果は完全にデジタル・アニメーター達のものとなってく!
造形より時間がかからないこと!対費用効果に優れていること!(撮り直しが少ない)
時代の転換点の象徴!スター・ウォーズのヨーダが、マペットからアニメーションになったこと!
但し、「質感」というものを欠いてしまうという犠牲の上に成り立っているが…
あれほど有名だった人達が次々と消えていく事実!
ちょっと昔は良かったな〜が入っている感はあるが…映画界が華やかだったころの物語
都心部は、新宿のミニシアター「新宿シネマカリテ」のスクリーン2(80席)での上映
公開2日目(土曜日)第1回(12:40スタート)に8割程度の入り!
こういう映画がお好きな方は意外と多いようです!
モンスター好きな方でご興味のある方は、ネットで予約して行かれた方が良いと思います!
ちなみにパンフはありませんでしたので…
観てきた記憶とチラシをベースにデータを打ち込んでいます!
公開2日目の第1回(12:40)、80席の映画館で8割程度の入り(新宿シネマカリテ スクリーン2)
2011.09format



CREED/クリード/チャンプを継ぐ男    は、別ページとなります
CREEDU/クリード/炎の宿敵          は、別ページとなります



 グリーン・ナイト/THE GREEN KNIGHT 
[DARK FANTASY]
2021:アメリカ・カナダ・アイルランド作品/2022.11:日本公開(トランスフォーマー)
監督:デヴィッド・ロウリー   原作の現代語訳:J・R・R・トールキン
出演:デヴ・パテルラルフ・アイネソン
アリシア・ヴィキャンデルショーン・ハリスケイト・ディッキーサリタ・チョウドリー
ジョエル・エドガートンバリー・コーガンエリン・ケリーマン/他
映画館での予告CM!目が釘づけ!私の大好物のダーク・ファンタジー映画!
「A史上、最も美しく、最も壮大なダーク・ファンタジー」!
「怪物と戦う者は、みずからも怪物とならぬように心せよ」!
何だこれは?調べたら・・・
中世文学(14世紀)の最高峰?作者不明の叙述詩「サー・ガヴェインと緑の騎士」を…
なんと「指輪物語」の J・R・R・トールキン が現代語翻訳した作品が「映画化」!
なんか凄い世界が観られそうだ!と思っての今週の一択!
ちなみに主演は「スラムドッグ$ミリオネア」「LION/25年目のただいま」のデヴ・パテル!
今日はいつもの「TOHOシネマズ日比谷」の隣の「TOHOシネマズ_シャンテ」です!
こっちでやるってだけで…単館系というか、ミニシアター系というか、アート系というか…であるな!

【STORY】
雪が舞うクリスマスの朝
娼館で深い眠りについていたサー・ガウェイン、恋人のエセルに冷たい水を掛けられて飛び起きる!
急いで着替えて、慌てて家路につくと…母親が待ち構えている「何処に行ってたの?」
「一晩中ミサに行って」たと悪びれずに嘘!
お調子者で、何処か頼りない若者ガウェイン、恵まれた生活の中で怠惰な日々を送っていた!
身支度を整えるガウェイン
母の兄である“アーサー王”の宮殿を訪れる…クリスマスを祝う豪華な祝宴
円卓の席には立派な騎士達が揃い、居心地の悪いガウェイン
今まで彼と疎遠だったことを悔いている年老いたアーサー王(子供を早くに失っている)
「甥であるお前を知るために、お前の物語を聞きたい」と言われるが…
まだ“騎士”ですらない自分、「語るべき物語はありません」と答えるしかなかった
女王が「今はね、今はまだないだけよ」と助け舟
突如
入口から“騎乗の騎士”が入場してくる!
全身が草木に包まれたような奇妙な風貌の“緑の騎士”が1枚の手紙を差し出す
“クリスマスの遊び事〈ゲーム〉を楽しもう
この城で我こそはという豪胆な騎士は進み出よ
武器をとり名誉をもってわしに一撃を加えろ
傷を与える者にこの戦斧〈オノ〉を進呈しよう
栄誉と力はその者の手に…
だが、その者は誓わねばならぬ
わしを倒したなら1年後のクリスマスにわたしを捜し出せ
緑の礼拝堂で、ひざまずいて わしの一撃を受けろ
顔への傷、喉の切り裂き…
やられたままやり返し、信頼と友情と共に別れよう”

その衝撃的な内容に、宮殿内は驚きと恐怖で静まり返った
誰もが目を背ける中、ガウェインが名乗り出る
心配するアーサー王、「忘れるな、これは遊び事〈ゲーム〉だ」と告げ、自身の剣を授ける
ガウェインは緑の騎士に誘導されるように、彼の首を一振りで切り落とす
転がった首…それを堂々と自らの手で拾い上げる緑の騎士
「1年後に待っている」と(首が)言い残し、笑いながら馬で走り去る
その場にいる騎士達から賞賛を受けるガウェイン
あっという間の1年後
気の進まないガウェインだが、約束を果たすべく、未知なる世界へと1人で旅立っていく
(緑の騎士が語った…北に6晩進んだ所にある“緑の礼拝堂”へ)
孤独と不安に苛まされながらも、寒さ厳しい荒野を進む!
気が触れた盗賊、ゴーストを思わせる少女、彷徨う巨人、鋭い洞察力を持つ妖婦、人語を話すキツネ…
生きている者、死んでいる者、そして人間ですらない者達が、その旅の道中に次々と現れ
ガウェインを“緑の騎士”のもとに導いていく!


とてもダークなファンタジー!かつ、難解!
謎の“緑の騎士”によってもたらされた「“首を賭けた”クリスマスのゲーム」?
果たす必要があるか分からないゲームの続きを…1年後に実行する主人公
“騎士”として“自分の物語”を語るため?
何処とも分からない“北に6晩”という“緑の修道院”へ向けての旅は多分に“幻想的な映像”!
寒々しい荒野、鬱蒼とした森林
気が触れた盗賊、人語を介するキツネ、霧の中を彷徨う巨人(進撃の巨人!?)
首を探している少女、主人公を惑わす妖婦
サカサマの肖像画
ともかくタンタンとダーク・ファンタジー!
これはTV(配信)で観るのは不可能だろうな!映画館という特殊環境下で一気観しか観られないだろう!
J・R・R・トールキンの「ロード・オブ・ザ・リング/指輪物語」一気観できる位の方には…お勧め!
普通の「映画好き」位では太刀打ちできないでしょうね!
私は…楽しかったです!でも、もう少し派手さは欲しかったかな?
でも、デヴ・パテルは好演ですね!
でだ!
公開2日目の初回なのに「〈特別版〉パンフレットは売り切れました」の文字!
えっ?通常版で1,000円もするのに、特別版はいくらしたんだろう?謎!
公開2日目の第1回(10:40)、225席の映画館で5割程度の入り(TOHOシネマズシャンテ SCREEN1)
2011.09format



 グリーンブック/GREEN BOOK 
[HUMAN DRAMA]
2019アカデミー賞[作品賞][脚本賞][助演男優賞]:マハーシャラ・アリ
2019ゴールデングローブ賞[作品賞][脚本賞][助演男優賞]:マハーシャラ・アリ
2018:アメリカ作品/2019.03:日本公開(GAGA)
監督:ピーター・ファレリー
出演:ヴィゴ・モーテンセンマハーシャラ・アリ
 ディミトリ・D・マリノフマイク・ハットンリンダ・カーデリーニ
P・J・バーン/他
2018年アカデミー賞の作品賞!脚本賞!助演男優賞!
1962年、天才黒人ピアニストと粗野なイタリア系用心棒が…
差別の色濃い南部へのコンサート・ツアーへと繰り出す
2人の間に芽生えた友情!
旅の終わりに待ち受ける奇跡とは?まさかの実話!だと…
映画館の予告CM…なかなか面白そう!
3/1の映画の日に休んで観に行こうと思ってたら…外せない会議!
しょうがない土曜日に観に行くこととした…ムビチケ購入済みです

【STORY】
1962年、N.Y.が誇るナイトクラブ“コパカバーナ”!今夜も大盛況
用心棒を務めるトニー・“リップ(デタラメ)”・バレロンガも大忙しが…店舗改装のため2ヶ月の閉店
美人で有名の妻ドロレスと2人の息子のためにも、直ぐに別の仕事を見つける必要
「ドクターが運転手を探している」との紹介、指定された住所はカーネギー・ホール!?
相手は医者ではなく、劇場の上に暮らす黒人ピアニスト、ドクター・ドナルド・シャーリー
彼が求めていたのは、クリスマスまでの2ヶ月、南部を回るコンサートツアーの運転手兼マネージャー
「黒人との仕事に抵抗が?」、ないというが…嘘、イタリア系のトニー、黒人に偏見を持つ家庭
雇い主の…“身の回りの世話”に…、俺は召使いじゃない!拒絶
しかし、差別が色濃く残る南部に行くのに、トニーのトラブル対処能力を欲するドクター・シャーリー
(早朝の電話、トニーの妻に交渉)、トニーの希望条件を全面的にのむ!
出発の日、レコード会社から手渡される「グリーンブック(黒人用ガイドブック)」
運転しながら、ドロレスが作ってくれたサンドイッチを貪るトニー
後ろを振り向いて話しかけると…「手を10時と2時の位置に」と冷たく注意される
更に「タバコは消せ」と命じられ、ムッ!それでもペラペラ話し続けると…
「少し静かにしてくれ」と言われてしまう
最初のコンサートを前に、言葉遣いを注意、さらに発音の難しい本名に愛称の提案…断固拒否!
静に怒るドクター・シャーリー、「君は外で待て!」、窓から会場を覗くこととなるトニー
「心理学・音楽・典礼芸術の博士号」「ホワイトハウスでの演奏…2回」と紹介される
チェロのオレグ、ベースのジョージとのトリオ演奏
トニーは目を見張る…妻への手紙、「あいつは天才だ」と興奮して記す、でも「楽しそうじゃない」と
白人のバーに入っただけで袋叩きにされたドクター・シャーリーを助けたのをきっかけに
トニーは任務としてだけではなく、繊細で孤独な彼を守ってやりたいと思うようになる
一方、ガサツで無教養だか人間味あふれるトニーに信頼を寄せるドクター・シャーリー
トニーの妻への手紙へのアドバイス
あんなに反発し合った2人が…、いつしか笑いの絶えない旅
様々なトラブルを乗り越え…ついに最終目的地アラバマ州バーミングハムへ到着
だがそのコンサート会場は、悪名高き歴史を持つレストラン
果たして2人はツアーを無事に終わらせ、トニーの家族が待つN.Y.にクリスマス・イヴに帰れるのか?


んっ?奇跡ってなんだ?なにか起きたか?
人の心に変化が起きたのであれば…旅の終わりではないし?
孤高の天才の方が心を開いたのが奇跡なのだろうか?
宣伝文句に問題があるな
まああ〜いいか、面白かったから、考えさせながら、笑わせながら…あっという間の130分でした
なかなか良い映画ですが、これが「アカデミー賞 作品賞」です!というほどかな?
改めて考えさせられたということかな?
実話ベースということだが
人種差別がまだ色濃く残る1962年という時代に…
その最深部とも言える、アメリカ南部に、ツアーする孤高の天才黒人ピアニスト!の存在が凄い
それを支えたのが、イタリア系アメリカ人、ニューヨークの一流ナイトクラブの用心棒
クラブの改装期間中の2ヶ月の食い扶持稼ぎ
なんとなく人種差別してた男が、あまりに理不尽な人種差別を目の当たりにして、変化していく!
絶体に無理だと言われていたアメリカ南部ツアー、“一生懸命”に最後の地まで導くのだ
さすがに屹然とした態度で対応していた孤高の天才も…彼の存在が!
ラストは思わず微笑んでしまうよな
しかし奥さんがいい味出してるな、人種差別との対局にいる方!美人!
やはりアカデミー賞作品賞ということで話題性もあり
501席の映画館、朝9:40始まりの初回だというのに、9割の入り、流石です!
次回以降も、「残席僅か」が続いてました!
観に行かれる方は、事前の予約をされた方が宜しいかと思います!
実はこの映画の後に「移動都市/モータル・エンジン」を観ましたが
その製作者がピーター・ジャクソン!「ロード・オブ・ザ・リング」の監督!
ヴィゴ・モーテンセン出てましたよね!なんかHPでデータ打ってて混乱してます

ちなみに「グリーンブック」とは
1936-1966年、ニューヨーク出身のアフリカ系アメリカ人、ヴィクター・H・グリーンにより毎年出版された…
黒人が利用可能な施設を記した旅行ガイドブック
公開2日目の第1回(9:40)、501席の映画館で9割程度の入り(TOHOシネマズ新宿 SCREEN9)
2011.09format



 グリーン・ホーネット/THE GREEN HORNET 
[ AMERICAN HERO ]
2010:アメリカ作品/2011.01日本公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
監督:ミシェル・ゴンドリー
出演:セス・ローゲンジェイ・チョウキャメロン・ディアスクリストフ・ヴァルツ
トム・ウィルキンソンエドワード・ジェームズ・オルモス/他
うぉーーーーーーーーーーーーー!やっちまったーーーーーーーーーーーー!
いくら見たかった映画がレイト・ショーだったので、見るの諦めた代替だとはいえ
また新宿ピカデリーの3Dメガネの方式を確認したかったという、映画の内容とは関係ない理由があったとはいえ
それから、アメコミ系映画が結構好きだったりするもので…グリーン・ホーネット見ようと決めたんだけど
なんてクソ映画というか、クズ映画というか、ゴミ映画を見てしまった
いろいろ理由があったとはいえ、よりによってこんな映画を見てしまうとは…残念、2,000円返せ!

【STORY】
厳しい父親(新聞社・社長)に、片親ゆえに厳しくされ、反動から放蕩息子と化した青年ブリッド・リード
父親の突然の死で転がり込んできた社長の座
お抱え運転手のカトーが、武道家で発明家でもあることからヒーローごっこが始まる
まずは父の銅像の首を切断、ついでにチンピラ退治、スッカリその気になってしまったブリッド
悪党を装い、実は正義の味方…ひねくれたヒーロー、グリーン・ホーネット(緑のスズメバチ)を誕生させる
(それからお色気ある秘書を2人で取り合って1度はチームワーク滅茶苦茶になったりもするが仲直り)
街のゴミ掃除に乗り出す2人…ほとんどカトーが やっつけてくれる
ついに犯罪組織のボスを怒らせてしまい…全面対決へ
そんな中もう1人の悪が出現…
さあどうする?

もうどうにでもしてくれの幼い内容、東洋人蔑視
まあ100発1中くらいのギャグ
相変らず?お色気というよりは怖い!?キャメロン・ディアスを取り合う?寒気…!
そばにいたカップル…彼氏が彼女に「面白かったよね?面白かったよね?」を連呼
彼女は「うん」とも「面白かった」とも返答なし、足早に出ていく彼女を追いかけていく彼氏さんでした
多分この内容と初日の入り具合からして
短命もしくは箱が一気に小さくなると思われます
それでも見たい方はお早目に!3D上映2,000円をかいくぐって安く見られる方法がある方はソチラでどうぞ

そうだ新宿ピカデリーの3Dメガネ、「X PAND」と判明…TOHOシネマズ六本木ヒルズと一緒
(東映系は、偏光グラスの「DOLBY 3D」と思われる)
(ネット情報によれば新宿バルト9(東映系だが)は「X PAND」らしい)
公開初日の初回(10:30〜)、301席の映画館は2割程度の入り(新宿ピカデリー スクリーン2)
2011.09format



 クリスタル殺人事件/THE Mirror Crack’d 
[MYSTERY]
1980:アメリカ作品/1980.07日本公開(東宝東和)
監督:ガイ・ハミルトン
CAST-1:アンジェラ・ランズベリーエドワード・フォックス
CAST-2:エリザベス・テイラーロック・ハドソンジェラルディン・チャップリントニー・カーティスキム・ノヴァク
CAST-3:ウェンディ・モーガンピアース・ブロスナン/他
アガサ・クリスティー原作「鏡は横にひび割れて」の映画化作品です

【STORY】
■教会で上映されていた探偵映画、謎解き直前の中断…機械の故障、1人の老婦人が席を立ち「最後まで見る必要はありません、犯人はわかりましたもの」、犯人をズバリと指摘して出て行った老婦人ミス・ジェーン・マーブル、ロンドン郊外の町セント・メアリー・ミードに住む推理好きで有名な人気者 ■物静かな街を騒がす出来事…この町で映画『スコットランドの女王メアリー』の撮影!久しくスクリーンを遠ざかっていた往年のスター“マリーナ・クレッグ”が主演、夫で監督のジェースン・ラッドと共に長期滞在を予定、町中をあげての歓迎…用意されたゴシントン荘、久びさの妻のカムバックに神経をとがらせるジェースン&迷惑顔の秘書エラ・ジーリンスキー ■パーティー会場に姿を現わしたマリーナ、美しい笑顔の下に疲れを押し隠して陽気に振る舞う、彼女の周囲に集まる群衆、婦人会のヘザー・バブコックもそんな中の一人、彼女は昔からのマリーナのファンで以前一度会ったことがある…一方的にシャベリまくる! ■そんなところへ…製作者マーティ・N・フォンとライバルの共演女優ローラ・ブルースターが到着、マリーナのいる2階へ、ローラを見て一瞬顔をこわばらせるマリーナだが…たちまち笑顔を甦らせる…長年のスター生活の賜物? ■その直後…ヘザーが死亡、たちまち町中にひろがる話、パーティーの手伝いに出ていたチェリーの口を通して…ミス・マーブルの耳にも当然入ってくる、「バブコックさんは2階で何か一生懸命マリーナさんに話していました、でも…マリーナさんは何一つ聞いていなかったみたい!その時…ローラさんが階段を上がって来て…カメラマンが写真を撮りました、でも変だわ?あの時のマリーナさんは凍りついてしまったみたいでしたもの」「凍りついた…って、例えばテニスンの詩の中にあるシャーロット姫が“クモの糸は飛び、鏡は横にひび割れて、呪いが私にかかってきた”と叫んだ時のようにかしら?」…マリーナは一体何を見てシャーロット姫のような表情を浮かべたのだろうか?ローラのせい?それとも他に何か?すっかり考え込んでしまうミス・マープル ■事件究明のためスコットランド・ヤードから派遣されてきた警部…マープルの甥ダーモット・クラドック!おばの抱く疑問に耳を傾けつつ…関係者から情報収集 ■ヘザーの死がカクテルに盛られた毒物によるものだと判明、元々はマリーナが飲む予定だったものだった(おばに告げる警部)、「家内は知らずにかかった病気が原因で障害児を産んで以来ずっと映画から遠ざかり、それだけに今度の作品には女優としての命を賭けているんです、もしあの毒が白分に盛られたと知ったら…」、沈痛な面もちで語るジェースンだが…カクテルは彼の手で作られたものであった… ■足しげく公衆電話へ通っては何者かと連絡をとっているらしいエラ… ■捜査が難行している頃…撮影現場ではマリーナとローラが火花を散らせていた!少女時代からスターだったマリーナの後を追うように映画界に人ったローラ、マリーナを銃で撃ったという秘められた過去あり、以来彼女達の確軌は果てることなく続いている… ■そして第2の事件が発生!撮影が休憩に人った時…エラの入れたコーヒーを飲もうとした瞬間、異臭に気付いたマリーナ「ジェースン、私のコーヒーに毒が…!」マリーナの悲鳴がセット内に響く! ■やっとマリーナに全える時がきたクラドック、彼女の口からヘザー死亡の件を聞きだしていた…「ほとんど彼女ひとりで話してましたよ!彼女の話では、私達戦争中に会っていたらしいの!」、大戦中、プリマスの婦人部隊にいたヘザーがマリーナに会いに出かけた話はクラドックも既に知っているから、さしたる興味はなし、だが…マリーナが示した手紙には緊張…「この次は逃さぬ、覚悟せよ」と! ■間もなく…秘書のエラが常用するアレルギー性鼻炎用の吸入器に仕込まれた毒で殺された!彼女はジェースンからマリーナのコーヒー・カップに盛られた砒素の話を聞かされた直後のこと ■マリーナの毒殺未遂と脅迫から第2の殺人が発生して謎はいよいよ深まるばかり、ここにきてミス・マープルの明晰な頭が回転を始める、そして、ゴシントン荘に乗り込んだミス・マープルによって…もつれていた謎の糸はほどかれようとしていた…


四半世紀以上昔の映画で、内容も大した物ではなかったと記憶しております… (2009.10)
-1999format



 クリフハンガー/CLIFFHANGER 
[ACTION]
1993:アメリカ作品/1993.12日本公開(東宝東和)
監督:レニー・ハーリン
CAST-1:シルヴェスター・スタローンジョン・リスゴーマイケル・ルーカージャニン・ターナー
CAST-2:キャロライン・グッドオールラルフ・ウエイトポール・ウィンフィールドレオンレックス・リンミシェル・ジョイナー
CAST-3:ブルース・マクギルクレイグ・フェアブラス/他
あとで考えて見れば…凄いシーンはみんな予告CMでやってたりなんかして…

【STORY】
ロッキー山脈、山岳レスキュー、天才的クライマーのゲイブ、「ニードルトップ」のクライミング、足を負傷した同僚(親友)のハルと恋人サラの救助、ヘリ、空からは隊長フランクとジェシー(ゲイブの恋人)、4000mの谷をはさむ向いの頂き、張られたロープ、ハルの救助、初心者のサラ、励まし、ロープ半ば、ハーネスが崩壊…助けに向うゲイブ、最後のハーネスが飛ぶ、間一発で握った手…滑る、ゲイブを見つめながら落ちていくサラ…ハルの絶叫…財務省造幣局のトラバース、1億円の輸送…犯罪者クエイルンが狙っている…同乗してきたFBI捜査官…ロッキー上空、近付くジェット機、捜査官を射殺するトラバース…クエイルンの配下、空中での金の受渡し、捜査官の最後の抵抗、銃弾、爆発、ケーブルから外れる3つのトランク、吹雪のロッキーへ…操縦不能のジェット機も不時着…トランク収集と逃走…エキスパートが必要と判断、山岳レスキューへ連絡… 事故から8ヵ月、ゲイブを恨むハル、自分を責め山を降りたゲイブ、励ますジェシー、彼女を迎えにきたゲイブ…ハルが救助に向ったこと、難所、救助を手伝って欲しい…拒むゲイブ、突き刺さるジェシーの言葉「ここで逃げたら…死ぬまで悔やんで生きることに…」、決断、愛と友情のため再び山に向うことに…


1994年はこの映画しか見ていません…高所恐怖症のGOを震え上がらせる映像と設定、そこそこ面白いストーリー、1年分楽しみました、この映画は「巨大スクリーン」で見なければ…TVサイズではチョット悲しい物がある、んっ…やっぱりこんな映像も撮れます映画?でも楽しめたので良いことに…
-1999format



 クリムゾン・ピーク/CRIMSON PEAK 
[GOTHIC HORROR]
2015:アメリカ作品/2016.01:日本公開(東宝東和)
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:ミア・ワシコウスカジェシカ・チャスティントム・ヒドルストン
ジム・ビーヴァーチャーリー・ハナム
バーン・ゴーマンブルース・グレイ/他 
これは映画館で予告CM掛ってから、気になって仕方なかった映画
監督は「パンズ・ラビリンス」「パシフィック・リム」のギレルモ・デル・トロ!
ゴシック・ホラー!?
これは観ねば!

【STORY】
20世紀初頭のニューヨーク、イーディス・カッシング、父カーターと2人暮らし
イーディスには死者の魂と通じ合う力あり、幼い頃に亡くなった母の存在をいつも感じていた
母親から不思議な警告「クリムゾン・ピークに気を付けなさい」…この言葉の意味が分かるのは随分後に…
数年後、同じ年頃の娘達が興味を持っているのはファッションや独身男性の気を引くことだが…
イーディスは作家になることを夢見て、小説の執筆に夢中、社交界では異端視
幼馴染で医師のアラン・マクマイケルは、そんなイーディスに好意を寄せている
ある日、カーターの会社に準男爵の称号を持つ男トーマス・シャープが来訪、発明した粘土掘削機の投資を求めに
彼は物腰柔らかく魅力的で、なによりイーディスの小説に興味を持ち、面白いと褒める
カーターはトーマスに不信感を抱くが、イーディスは次第に彼に惹かれていく
トーマスが帰国することになった日、イーディスはじっとしていられず旅立つ彼の元へ
追ってきた彼女に愛を誓うトーマス
だがその日、カーターがクラブのバスルームで洗面台に頭をぶつけて死亡
遺体を見たアランはカーターの死に疑問を持ち独自に調査を始める
父を失った悲しみに沈むイーディス、トーマスと結婚して遠く離れた彼の屋敷で暮らすことを選ぶ
屋敷があるのはイギリスの辺鄙な丘陵地、冬になると真っ白な雪に血のように赤い粘土が染み出すことから
「クリムゾン・ピーク(真紅の山頂)」と呼ばれていた
彼の屋敷アラデール・ホールはゴシック様式の豪奢な屋敷だが…今は荒れ果て凍えるように寒い
その屋敷でトーマスは、ミステリアスな姉ルシールと一緒に暮らしていた
ルシールは蝶の様に美しく無邪気なイーディスを絡め捕るような優しさで屋敷に迎える
だがイーディスが少しずつ新生活に慣れはじめるにつれ…
屋敷は生命があるかのようにうめきをを上げ、悪夢のような幻影や深紅の亡霊たちが姿を現していく…


美しく出来ているんだけど、なんか怖さが足りない
幽霊が見えてしまうのは主人公だけ、いたぶられて恐怖しても…気付けばベッドで目が覚める
なんかそれでいいのかな、夢落ちみたいな感じで、少々物足りない
展開も読めてしまうのは残念、単純、うーん美しいのに勿体ない
もっと因縁めいてくれれば良いのに、もっと能力全開してくれれば良いのに…
(ネタバレ)結局悪の根源が人間の女性では限界があるのかな
あっ…「ゴシック・ホラー」じゃなくて「ゴシック・ロマンス」なの?それじゃ怖くなくても仕方がないってか?
ちなみに公開2日目の第1回(11:15)、225席の映画館で6〜7割程度の入り(TOHOシネマズシャンテ1)
2011.09format



 くるみ割り人形と秘密の王国 
THE NUTCRACKER AND THE FOUR REALMS
 
[FANTASY]
2018:アメリカ作品/2018.11:日本公開(ウォルト・ディズニー・ジャパン)
監督:ラッセ・ハルストレムジョー・ジョンストン
出演:マッケンジー・フォイ
キーラ・ナイトレイヘレン・ミレンエウヘニオ・デルベスリチャード・E・グラントジェイデン・フォーラ=ナイト
ジャック・ホワイトホールミスティ・コープランド
モーガン・フリーマンマシュー・マクファディン/他
あ〜!マッケンジー・フォイだ!これ絶対観る!と決めてました!
ディズニーでくるみ割り人形だけどね…
一応保険かけて、映画の日で1000円です!

【STORY】
クリスマスイブのロンドン、14歳のクララ・シュタールバウム
弟のフリッツと屋根裏部屋に潜み…手作りのカラクリ仕掛け、ネズミを捕まえる
召使いの乱入、逃げるネズミ、父親が探していると!
ツリーの飾りつけ中の父親、クララと弟は不満げ
母親のいないクリスマスは初めて、寂しい思い!
早々とプレゼントを渡す父親
「クリスマスイブに渡すように、お母さんが用意していた贈り物だよ!」
クララの包み…六角星の鍵穴がついた金色の卵型の入れ物、鍵はない、添えられた手紙
「美しいクララへ、あなたが必要なものは全てこの中にはいっているわ」
その晩、一家はドロッセルマイヤー家のクリスマスパーティーへ!
金の卵はドロッセルマイヤーが孤児だったクララの母親マリーに贈ったもの
スペアの鍵はなし、オリジナルの鍵を探すしかなし
子供達お待ちかねの“贈り物の宝探し”自分の名前がタグされたロープをたどる
どんどんと屋敷の奥へ、薄暗い回廊、やがて巨大な木の穴、そこは雪が降り積もる森の中!
ひもの先には…鍵、手を伸ばすクララ、突然現れたネズミが咥えて逃げる
ネズミを追って橋を渡ろうとするクララ、制止するくるみ割り人形の兵士
しかしクララがマリー・シュタールバウムの娘と知り…態度を一変、「クララ王女」とは?
2人は鍵を盗んだマウスリンクスを追うも…
マウス・キングに襲われ…やっとの思いで逃走、宮殿へ
王座の間に通されたクララ
“お菓子の国”のシュガー・プラムをはじめとする国々の統治者との面会
鍵を探しに来たこと、母親マリーの死を告げる
シュガー・プラムが“第4の国”の統治者マザー・ジンジャーが独裁ほ試みて追放されたと語る
シュガー・プラム達…元々子供用のおもちゃ、クララの母親が作った“エンジン”により命を吹き込まれた!
城の地下、止まったままのエンジン、クララの金の卵の鍵と同じ鍵があれば始動可能!
第4の国と対抗するための軍隊を作るために鍵を!


まあ〜、ある程度、予想はついていましたが…内容は薄いです!
1000円で良かったです
マッケンジー・フォイを観る映画でした!まあそれで十分です!
モーガン・フリーマンはチョットしか出てきません
キーラ・ナイトレイ、痛々しいです
ヘレン・ミレン、あまり無理させてはいけません…もう70歳超えてます!
映画が終わって、近くにいた子供達が「面白かった!」と叫んでました
子供向けかな?大人には物足りないと思う
話は変わるが…
TOHOシネマズ渋谷は、既存映画館をシネコンとして改修した映画館
6スクリーン中2スクリーンは昔ながらの映画館!高低差なし
本日、目の前に異様に座高の高い2人が壁としてそびえる…字幕が読みづらい
隣の女性は、字幕読むために体を右に左に…
だからTOHOシネマズ渋谷は嫌なんだな…
スクリーン小さいし、音響は悪いし…
まあ今日は妻と(渋谷で)待ち合わせもあり、致し方なし!
公開2日目の初回(10:00)、140席の映画館でほぼ満員(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN6)
2011.09format



 クレイヴン/ザ・ハンター 
[ACTION]
2024:アメリカ作品/2024.12:日本公開(ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント)
監督:J・C・チャンダー
出演:アーロン・テイラー=ジョンソンフレッド・ヘッキンジャーラッセル・クロウ
アリアナ・デボーズ
アレッサンドロ・ニヴォラクリストファー・アボット/他
11月の映画大量公開&観たい作品群にようやく見切りをつけました!12月公開映画に突入します!
ただこの「正月映画シーズン」は正月を挟む都合で12月下旬?1月頭の公開作が激減すること!
またファミリー向けが多くなる!そして今年は目玉となる大作映画がない!などの理由で、それはそれで「観る映画に悩む」!
まあ初手は「クレイブン/ザ・ハンター」を観ます!
マーベル・コミック由来の映画なので少し悩むとこもありましたが…
このキャラなら「アベンジャーズ連鎖(2026年公開予定:アベンジャーズ/ドゥームズデイ)」に取り込まれることもない?
という勝手な思い込み・・・スパイダーマンの宿敵だし!「ヴェノム」も逃げ切ったという薄い根拠だけどね!
素手で猛獣を倒すほどの身体能力と五感を武器に戦うクレイヴン・ザ・ハンターが…
いかにしてその力を手に入れ&悪名高い最強のハンターとなったのか?を描く内容!
楽しいと良いな!
頼む!ラストにアベンジャーズの思わせぶり映像が無いことを祈る!

【STORY】
重犯罪者ばかりが集められたロシアの収容所…そこに隠れ潜む犯罪界の大物セミョン・チョーニィが暗殺された
彼を殺したのは“ザ・ハンター”と呼ばれる謎の男!野獣のような身体能力を持ち神出鬼没!
“ザ・ハンター”は裏社会の大物達のリストを持っており、リストに載った者達を次々と手にかけていく…
その正体はセルゲイ・クラヴィノフ(彼の父親ニコライは犯罪ビジネスに手を染める大物)
セルゲイの少年時代
父ニコライと異母弟のディミトリと共にアフリカに狩りに行った時に、セルゲイの人生は大きく変わる
伝説のライオン“ザー”に襲われ致命傷を負うが、不思議な少女が現れ&秘薬を施しライオンの絵柄のカードを置いていく…
(大声で助けを求めた少女、ヘリに乗せられるセルゲイ)
“秘薬の力”と彼の身体に流れ込んだ“ザーの血”がセルゲイを“3分間の死”から蘇らせた!
さらに彼は驚異的な身体能力を身に付け、動物との意思疎通が可能になり&狩人としての本能も目覚める
生まれ変わったセルゲイは、 父ニコライの後継者になるという人生を拒絶!ディミトリを残して家を出る!
死んだ母が残したロシアの森の中にある隠れ家に身を潜めたセルゲイは、自分自身の能力を高めるため日々鍛錬する
そしてなりゆきから凶悪な密猟者たちを倒した時、自分の運命を悟る
それは悪党どもを狩る“クレイヴン/ザ・ハンター”として生きること!
セミョンを葬ったセルゲイは、ロンドンで弁護士として活躍するカリプソを訪ねる…
突然現れたセルゲイに驚くカリプソだったが、彼が持参したライオンのカードからすべてを察する!
彼女こそあの秘薬を与えた少女だった!
カリプソはアフリカで呪術に通じる祖母から神秘のタロットカードにより…
自身の導きに従って負傷したセルゲイに出会い、あの薬を飲ませたのである
セルゲイはその時の礼を彼女に言い、セミョンを殺したのは自分だと告げる、セミョンは彼女にとっても危険な存在だったからだ…
一方セミョンの死により、その後釜をめぐって裏社会の抗争が勃発
ニコライはアレクセイというギャングと対立する
アレクセイは偶然得た情報から、ザ・ハンターの正体がニコライの息子セルゲイであると知る!
アレクセイは催眠術を使う殺し屋“ザ・フォーリナー”を雇い…ニコライ父子の抹殺を図る!
ザ・フォーリナーはディミトリを誘拐しセルゲイに罠を仕掛ける!
弟の救出に失敗したセルゲイは一旦 森の隠れ家に戻り体制を立て直そうとするが…アレクセイの傭兵部隊とザ・フォーリナーが襲い掛かる
ザ・フォーリナーは、セルゲイの毒矢に使われている植物の特性からこの地を突き止めたのだ!
セルゲイは群がる敵を倒し危機を脱したが、そこにアレクセイが立ちふさがる!
N.Y.で受けた遺伝子研究(参加)によって猛獣のサイのような獣人ライノに変身できるアレクセイが恐るべき怪力で迫ってくる!
(かつてアフリカの地でニコライに無視されたことが研究参加の起因)
果たしてセルゲイはライノを倒せるのか?
そして明らかに なる父ニコライの秘密、弟のディミトリを待つ運命とは?


なんだろう?モヤモヤとする…
余計なラストシーンがないので、「アベンジャーズ取り込み」がないことは安心だが…
なんかいろんなキャラ(アレやコレ)のミックス?なんか完全に冷めた感じで観る!
ツマラナイわけじゃないけど面白くない!って言うか【思いっきりの消化不良?】
【始まりの物語の“前半”だけ観せられた感じ?】
なんなら【まだ始まっていない感?これは続編作る気満々か?】
それから時間の都合で「IMAX」で観たけど、お金を無駄にしたかもしれない…VFX?CG合成が甘くて…
時にピンボケ状態だったのは非常に残念としか言いようがない!
なんだこれは?
続編やるのか?そのまま「アベンジャーズ行き」か?
どちらにしても見捨てるつもり…
公開2日目の第1回(11:35)、325席の映画館で3割程度の入り(TOHOシネマズ日比谷 SCREEN4)
2011.09format



 グレイストーク/-類人猿の王者- ターザンの伝説 
GREYSTOKE/THE LEGEND OFTARZAN/LOAD OF THE APES
 
[HUMAN DRAMA]
1984:アメリカ作品/1984.07日本公開(ワーナー・ブラザース映画)
監督:ヒュー・ハドソン
CAST-1:クリストファー・ランバート
CAST-2:ラルフ・リチャードソンアンディ・マクダウェルポール・ジェフリーシェリル・キャンベル
CAST-3:イアン・ホルムジェームズ・フォックス
CAST-4:エリオット・W・ケーンアイルサ・バーク
CAST-5:リチャード・グリフィス/他
正統派?ターザン映画です

【STORY】
■1885年、スコットランドから暗黒(アフリカ)大陸に赴く息子のクレイトン卿夫妻、別れを告げるグレイストーク伯爵、激しく降り出した雷雨…忌わしい前兆?不幸にも予感は的中… ■アフリカ沖で難破した船、岸に打ち上げられ&気がつくクレイトン卿夫妻 ■数ヶ月後、木の上に粗末な小屋、健康な男児を出産するも…静かに息をひきとる妻アリス、ほどなくクレイトン卿も…巨猿の首領シルヴァービアードの攻撃を受けて世を去る、自分の赤子をなくしたばかりだった雌猿カラ…人間の赤ん坊を連れ帰る、想像を絶する運命を生きることとなる遺児 ■猿社会の中、優しいカラの保護のもと…スクスクと成長していく少年、仲間と同じ行動ができるどころか…速く走れ&泳げ、的に正確に石を投げられる、それどころかナイフも使う(白骨のある木の上の家で見つけたもの)、ジャングル中の動物の声を真似られる… ■数年後、様々な能力等から…仲間達に頼られる存在、更に弱い者イジメの強敵に打ち勝ち…猿社会の慈悲深い王者となる、途中カラを失い悲しみを知るものの…平和な世界 ■西アフリカの動物調査に派遣された大英博物館の探険隊、古い小屋の残骸を発見、男女の骨&何故か猿の新生児の骨?日記などの遺品からクレイトン卿夫妻の小屋と判明、間もなく…ピグミー族の容赦ない攻撃、次々と命を失っていく一行、命からがら逃げのびたベルギー人隊員フィリップ・ダルノー、痛みのあまり気を失う寸前…光を背にした逞しい若者を見たような? ■カラに施されたと同じ手厚い看護、徐々に傷が癒えるダルノー、気品を備えた猿の王者が、クレイトン夫妻の遺児ジョンと確信、しかし意志の疎通は不可能?ある日、ふと口ずさんだ歌の一節を若者が完壁に真似るのを知り…言葉を教える、最初に覚えた言葉…“カミソリ”と“鏡”、やがて若者は自身の出生を含めた複雑な概念を把握する ■ジョン・チャールズ・クレイトンを伴い、祖父が待つスコットランドの館へと向かうダルノー、若者の率直な笑顔を見て、グレイストーク家の人間であると直観した伯爵…有頂点!伯爵が後見人となっている美しい姪ジェーンも新しく出現した従兄弟と心を惹かれ合う ■ダルノーとの別れの時、2人の記念の品となったカミソリと鏡を残し…去っていくダルノーの馬車、泣きながら全速力で追うジョン ■両親の肖像のある館、祖父やジェーンの開いてくれる世界はジョンを魅了、周囲の人々も快活で純心な若者の虜になっていく、当然ながらジョンを研究対象としてしか見ない科学者&快く思わない者も存在、ジェーンに求婚していたエスカー卿もその一人…


四半世紀前に見た映画でして…、多くは記憶していませんが、「なんだかな〜」と思ったことを覚えてます  (2009.01)
-1999format



 グレース・オブ・モナコ/公妃の切り札/Grace OF MONACO 
[DRAMA]
2013:フランス作品/2014.10日本公開(GAGA)
監督:オリヴィエ・ダアン
出演:ニコール・キッドマンティム・ロス
フランク・ランジェラパス・ベガロジャー・アシュトン=グリフィス
パーカー・ポージーマイロ・ヴィンティミリアデレク・ジャコビロバート・リンゼイ
ジェラルディン・ソマーヴィルニコラス・ファレルアンドレ・ペンヴルン/他
今年は久々の秋枯れの年だな〜観たい映画が少ない
観たいのはレイトショーだったりして…
という訳で?何がどうしてか?久しぶりにニコール・キッドマンでも観てみようかと…
この映画を観に行くこととしました

【STORY】
1956年、オスカー女優のグレース・ケリーは、モナコ大公レーニエ3世と華やかなロイヤル・ウェディング
それから6年が経とうとしている1961年12月
グレースは2人の子供に恵まれたが…王室の中で孤立していた
そんな彼女の前に…脚本を手にしたヒッチコックが現れる、「マーニー」という新作映画への出演依頼
グレースを見て「やつれた顔だ」と心配するヒッチコック
自分の意見をハッキリと述べるグレース、社交の場でも浮いている
オナシスらが出席する政府要人のパーティー、フランスのシャルル・ド・ゴール大統領の側近に政治批判
「アメリカ流」だと皮肉られる…、パーティー後、「思ったままを口にするな」と叱責するレーニエと激しい口論
折しもモナコ公国に大いなる危機が降りかかる
アルジェリアの独立戦争で戦費が必要なフランス、無税の国モナコに移転したフランス企業から徴税を!
従わなければ、モナコをフランス領とすると声明、戦争?軍隊もない小国モナコ、一瞬で占領確実
政治で頭がいっぱいのレーニエに無視され…居場所を見失ったグレース、ハリウッド復帰を考え始める
自分で責任を取るならと了承するレーニエ、国家の危機的状況ゆえ控えられる報道
ところが…宮殿からこの情報が漏れ、大々的に報じられてしまう
グレースの相談役で後見人のタッカー神父は…フランスのスパイがいるのでは?警戒
1962年7月
「国家の危機にハリウッド逃亡」「どうせよそ者はモナコ人にはなれない」…高まる公妃への不満
励ましてくれるのは義姉のアントワネットとオナシスの愛人マリア・カラスだけだった…
ついにフランス企業への課税を了承したモナコ、が…モナコ企業にも課税してフランスに納めろと無茶な要求
追いつめられたレーニエ、行き場のない怒りをグレースにぶつける…「映画は完全に引退すると公表しろ!」
結婚式の記録映像を観ながら、離婚を考え、涙にくれるグレース
傍らで優しく見守る神父、「人生最高の役を演じるためにモナコに来たはずだ、君ならできる」と諭す
数日後、神父は…決意を新たにしたグレースを外交儀礼の専門家デリエール伯爵のもとへ連れて行く
モナコの歴史、王室の仕組み、完璧なフランス語、公妃の作法、正しいスピーチ…厳しい特訓
9月22日
ヨーロッパ諸国の代表に軍事支援を募るサミットを開催するレーニエだが…
ド・ゴール暗殺未遂の報せが入り…失敗に終わる
更に王室内の裏切り者が判明、レーニエとグレースは深い衝撃を受ける、国も財産も全てを失うのか?
力尽きるレーニエ、抱きしめ励ますグレース、「君に苦労をかけるなんて」と嘆くレーニエ
2人は絶望の中でも、長らく眠っていた互いの愛を確認し合うのだった…
翌朝…ヒッチコックに電話をかけるグレース、映画出演の断り
アメリカへ帰国した神父からの手紙を読む…ハリウッドと父親代わりの神父に別れ、新たな覚悟
レーニエに…「この危機を乗り切る秘策を試してもいい?」と問うグレース
グレースは国際赤十字の舞踏会開催を発表
世界中の要人に招待状を発送
裏切り者の手足となっていた者の動きをキャッチ、背後関係調査
裏切り者は義姉夫婦!ド・ゴールに協力し、レーニエを追い落とし、最終的には息子を大公にする計画
追放を宣言するグレース、抗う義姉、息子の立場だけは保証するの約束に落ちる義姉夫婦
最後にひと働きを…
義兄ジャン=シャルルからド・ゴールへ電話、レーニエに策なし、舞踏会に出席すれば落ちるだろうと…嘘

1962年10月9日、侵攻を目前にモナコで開かれた舞踏会は大盛況、そこにはド・ゴールの姿も…
マリア・カラスの魂を震わす歌の後…主催者のグレースが舞台に上がる
ついにグレースがこの日のために練り上げた、一世一代のスピーチが始まる…


なんとも地味な映画だな〜
グレース・ケリーの華麗なる物語と思いきや、御苦労なされていたのですね…ってな感じ
「グレース・オブ・モナコ/公妃の切り札」なるタイトル…サブタイトルが邪魔では?
図式的には、華やかと思わせて、孤立してけど、フランス相手にモナコの切り札として一発逆転!なんだけど
どんだけ凄い切り札かと期待させておいて…普通というか、地味だな〜、現実ってそんなものなのね
でも一応はフランスのシャルル・ド・ゴール大統領を遣り込めるのだから、面白くないわけではないがね
映画を観終えて帰宅したら…妻に「地味だった?」と聞かれた!?
何で知ってる?と思ったら…新聞の評論に書いてあったとの答え、早く教えてよね〜
公開初日の第2回(12:00)、236席の映画館で2割程度の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN5)
2011.09format



グレムリン                    は、別ページとなります
グレムリン2 -新・種・誕・生-   は、別ページとなります



 クローサー/夕陽天使/SO CLOSE 
[ACTION]
2002:香港作品/2003.03日本公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
監督:コーリー・ユン
CAST-1:スー・チーヴィッキー・チャオカレン・モク
CAST-2:ソン・スンホンマイケル・ワイベン・ラム倉田保昭ワン・シュウルンセク・サウ/他
3人の女性を中心としたアクション映画、宣伝コピー「ルックスに騙されるな」、ワイヤーアクションを多用…「重力から解き放たれた女たち(解説・表題)」、そして「GET CLOSER…そこは彼女の射程距離」…

【STORY】
■香港、アジア最大のコンピュータネット会社、ウイルス攻撃を受けパニック、信用問題、犯人の要求を呑む苦渋の選択をした社長チョウ・ルイ、その時 “電脳天使”を名乗る正体不明の新たな侵入者、瞬く間にウイルスは駆除し去っていく、部下に捜索(アクセス)命令、まもなく“電脳天使”を名乗る女性が訪れる…VIPフロア、セキュリティ・チェック、サングラスを外した女…リン、会談、“電脳天使=犯人”と告げるリン、クラッキングはフェイク…そのように見える画像を侵入させただけ、目的は社長室に入り…社長を殺すこと、攻撃、一瞬のうち透明チューブに守られる社長、大音量で流される曲、SPの攻撃、高周波発生装置、吹き飛ぶ窓ガラス、華麗に宙を舞いSPを片付けていくリン、天井にアンカーし監視カメラに細工、一人笑う安全地帯の社長…を笑うリン、テーブル上のサングラス…噴出す青酸ガス、悶え苦しみ死亡、次々に駆け付けるSP、某所…監視カメラ映像をキャッチ、逃走ルートの指示を出すクワン(リンの妹)、彼女達が駆使するワールド・パノラマ・システム(ネット上にあるカメラ全てにアクセスできるシステム)、撹乱用映像を送信、高層ビルの屋上に上がるリン、服を脱ぎ捨て…ダイビング、ビルに打ち込まれるアンカー、ケーキを買う約束、地上へと逃走に成功… ■ケーキ店を出るリン、声を掛けてきた男…大学時代の男友達ティンヤン、米国でメディア会社に勤務、墓参り名目で帰国中、去ろうとするリン、帰国前にもう一度会いたいと… ■自宅、浴槽内で過去を振り返るリン…友達の彼氏だったティンヤン、3人で楽しく過ごした時、友達の事故死、急接近していった2人の関係、そして彼の前から姿を消したこと、浴室に来た妹(ビデオカメラ片手)…いつもサポート役なのが不満、未熟だからというリン、悪戯心…姉の裸身を撮影しちゃえ!…軽くあしらわれ浴槽に沈められるクワン ■現場のその後を除く姉妹、一人だけ天井のアンカー&ヒール痕を気にしている女性捜査官の姿…こいつはキレ者と評価するリン ■現場、新任女性捜査官コン(米国で犯罪捜査を学んで帰国)、その助手シウマ、煙たがる周囲、独自捜査を開始、現場で流された曲を調べにCDショップへ、偶然居合わせたクワンの悪戯、例の曲を流して消える、慌てるコン ■件の会社、殺された社長の弟チョウ・ナン、ドラゴン社株の売買に執念(死んだ兄からも反対されていた株)、多数派工作を拒絶した取締役ヤン、怒り…邪魔者には「死」を!社長(兄)暗殺を仕掛た張本人(兄の妻と肉体関係)、再びヤン暗殺の指示 ■“電脳天使”…メールで仕事を請負う「殺し屋」、チョウ・ナンの依頼メールを受信したリン、ティンヤンとの再会が恋愛へと発展、仕事を断わろうとするリン、怒るクワン、一人でも仕事を続けると…


STORY的にはよくある内容、世界中のカメラ映像にアクセスできるワールド・パノラマ・システムだの、復讐の設定、当然カンフー・(ワイヤー)アクションにカーチェイスと、特に目新しいものはない、ならば、なぜに見に行ったのか?暴れまくる3人を見に…、スー・チー(台湾出身)、ヴィッキー・チャオ(中国出身)、カレン・モク(香港出身)、タイプが異なる3人を起用(全方位を網羅?)、彼女達が体を張ってのアクション映画(頑張ってます)、涙あり、笑いあり、お色気あり(古い?)、まあソコソコにまとまっている映画、個人的な趣味としてはヴィッキー・チャオかな…   まあ、それはさておき、見せ場で使われるワイヤーアクションは一考の余地ありと考える、優雅に宙を舞うだけではなく、ハイスピードとスローをもっと上手に使って欲しい、ワイヤーアクションでモタツク感がする場面も…もったいなく思うしだい、だが女優陣の華やかさでプラス、しかし「青龍刀」扱いの「日本刀」にチョットなーの感じ、評価はプラスマイナス“0”ということで…
ちなみに、公開初日・第1回、ほぼ満員状態、上映前のトークショー(あの方は誰?)があるのを知らずに行ってビックリ…すいていると思ってたので、トークショーの最後にスー・チーの衣装や出演者のサインなどの抽選会もあり…140番…当然、当たらなかったけど
※ソニー・ピクチャーズ ワールドシネマ→ハリウッド以外で製作される各国の多様なカルチャーを反映した作品を作製、世界配給(公開)していく新プロジェクト…今回作品はその第1弾だそうです
(シネマスクエアとうきゅう:新宿)
2000-2009format



クローバーフィールド/HAKAISHA    は、別ページとなります
10 クローバーフィールド・レーン      は、別ページとなります



クワイエット・プレイス                    は、別ページとなります
クワイエット・プレイス/破られた沈黙     は、別ページとなります
クワイエット・プレイス/DAY1            は、別ページとなります