くるすま7月号



 まいど、えーすけです。

 今回はちょっと遅くなりましたが、大阪モーターサイクルショー2013の記事です・・・。

 

 

○2013年3/16:大阪モーターサイクルショー2013

 

 14:40、インテックス大阪に到着。

 いやー、いつもながら、昼飯食べてから来るのでこんな時間になってしまうのだよ・・・。・・・まぁ、正味な話、大阪モーターサイクルショーは会場1棟で十分まかなえてしまう規模なので、それほど時間かからないんだよ・・・。

 モーターサイクルショー会場へ入場。


↑モーターサイクルショー会場

 

 さて、いつものように左回りで行くか・・・と、歩き始め、遠くに目をやると・・・んんっ!?


↑左手前の角が・・・

 ああああ、あれ〜???

 何がおかしいか皆さんわかるだろうか??? ・・・わっかんねぇだろうなぁ〜。会場の左手前の角が・・・なんかおかしいのよ。

 会場の四隅と言えば、花形というか、上座と言うべきか、敷地も広く最も存在感があるブースである。一昔前までは国内4メーカーが占拠していたが、最近は景気の低迷のせいか、海外勢が押してきている。

 なのに・・・なんか、角に何も無いような雰囲気があるのだ・・・。とはいえ、通路が必要なので完全に角部全部がブースになることは無い。なることは無いが・・・ここからではブースがあるように見えないのだ・・・。

 ・・・まぁ、とにかく手前にあるドゥカティのブースへ。


↑ドゥカティのブース

 いや〜、ハイパーモタード、かっこいいなぁ〜!!! さらに、それにサイドラゲージが付いたハイパーストラーダがハァハァする!!! ・・・が、まぁ買う気は無い。

 

 BMWのブース。


↑BMWのブース

 ・・・う〜ん、めぼしいものは無いなぁ〜。


↑角が・・・

 ・・・で、前述の問題の角はこのBMWのブースだった・・・。何故かはわからないが、不自然にブースの端が内側に寄っている。空調ギリギリに設定されていることから、空調を塞がないようにしているのか・・・??? そ、それはもったいなくないか・・・。

 ・・・まぁ、邪推だが、この後に東京モーターサイクルショーなどあるから、ブースの規格をあわせるとこうならざるを得ないのかも。・・・なんにせよ、せっかくの角ブースを・・・もったいない・・・。

 

 スズキのブース。


↑スズキのブース

 スズキは・・・なんかあったっけ・・・? 事前情報は何も仕入れてないが、近年起こった『250cc再燃』に煽られてスズキも昨年にGSR250をリリースしているので、今年はそのオプション装備やコンセプトモデルなんか出してこないかな・・・という淡い期待が少しあった。

 いやー、GSR250は国内メーカーでは一番後発(ヤマハは出してないが)の割りに、とにかくデザイン的に負けまくっているので、今回はなんかいい感じにビシッとカッコいいスタイルにモディファイした車両展示があるといいんだけど・・・。


↑スズキ:GSR250用品装備車

 ・・・オプション装備車はあったけど・・・うーん、スタイル変えてないなぁ・・・。かっこわるいなぁ・・・。

 ハンドル左にナビ用のポーチっぽいモノが付いているなぁ・・・コレってどうなんだろ・・・。なんとなく跨ってみた。


↑スズキ:GSR250のハンドル周り

 んんんー、やっぱり微妙なライディングビューだなー。

 画像ではナビポーチが左グリップに近くて邪魔そうだが、高さ的に結構上のほうについているので問題は無い。邪魔ではないが・・・これって操作はやっぱり右手でやるのだろうか・・・? 走ってるときに操作したらバランスを崩しそうだな・・・。まぁ・・・走ってるときに操作しちゃイカンが・・・。

 

 ヤマハのブース。


↑ヤマハのブース

 ヤマハは前述の『250cc再燃』なんてどこ吹く風で、スクーターや大型に注力している。んんー、ブームは一過性、と判断したのだろうか・・・。それに後発で乗り込んでもより優れたものをリリースしなければ顧客は奪えない。分が悪いのは明白だ。

 それでもとにかく競合車種を出して他社を牽制することも戦略の一つだが、それすら開発投資する価値は無いということだろうか・・・。

 個人的にはWR250R/Xのエンジンでロードスポーツモデルを出してくれたら、と思わないでもないが・・・やっぱり価格的に太刀打ちできないのかも・・・。


↑ヤマハ:ツーリングセロー

 セローの特別部品装備車、ツーリングセローということらしい。

 んん〜、これいいなぁ〜。無駄にこういう装備は大好き。

−−−−−−−−−

 まぁ、ゆるキャラブームなのでどこに出没しても不思議ではないのだが・・・。


↑な、なんだ? 貴様・・・!!!

 なんだ貴様・・・そばか!!!???

 結局何だったかはよくわからなかった・・・。

−−−−−−−−−

 カワサキのブース。


↑カワサキのブース

 おお、KSR110だ! かっこいいなぁ〜。


↑カワサキ:KSR110

 ところで、カタログを見てもKSR110が載ってない。HPを見てもラインナップに無い。??? どゆこと???

 知らなかったのだが、この前の排ガス規制で2009年で販売終了となっていた・・・。ただ、タイでは生産されているので輸入と言う形では日本でも購入可能だそうだ。

 ・・・さて、今回気になっていた、ninja250に遭遇。


↑カワサキ:ninja250

 前のモデルは2008年に登場したのに、もうモデルチェンジとはスゲー。カワサキが本気出してるな〜。

 前モデルで私が気に入らなかったフロントマスクも、今回はイメージ一新で大型に負けないぐらい高級感が出ている。スゲェぜ。


↑カワサキ:ninja250リアビュー

 リアビューも最新デザインでカッコいい!!! タイヤは前モデルと同じくIRC:RX-01。しかし・・・リヤタイヤのサイズが140になっている・・・。スゲェぜ。


↑カワサキ:ninja250リアビュー

 前モデルでは、タダのパイプだったサイレンサーも、デザインされてかっこよく仕上がっている。スゲェぜ。


↑カワサキ:ninja250のハンドル周り

 ライダーズビュー。前と比べてないので何とも言えないが、今回も安っぽくなく良い作り。スゲェぜ。

 いや〜、上にも書いたが、カワサキが本気出してる・・・。ライバルのホンダ:CBR250Rが登場したことによって、危機感を持ったのだろうか・・・。これほどまでに質の高い250が出てくるとは思いもよらなかった。これは・・・これからが楽しみだな・・・。

 ・・・横に置いてあった、ninja400Rを発見。250の流れに乗って400も出してきた。


↑カワサキ:ninja400R

 ・・・んんー、デザインがなんか微妙なんだよなぁ〜・・・。微妙、っていうか、顔がバロム1なんだよな・・・。まさか・・・狙ってやっているのか・・・?

 

 ホンダのブースへ。


↑ホンダのブース

 なんか・・・小さい車体を見つけた・・・。なんだこれ??? 


↑ホンダ:GROM

 アイヤー、コレ初メテ見ルアルヨ!!! GROM(グロム)という新型だった。

 これはまた、遊べそうなホビーバイクだなぁ・・・。前述のカワサキ:KSR110の対抗か!? ホンダにはモンキー・ゴリラ・エイプと、ミニサイズバイクは多くあるのにまだ出してくるか!!!

 ・・・しかし、たいそうなタンデムステップが付いているが・・・これで2人乗りはキツイものがある・・・。パワー的に問題は無くてもこの車格では・・・どうも思い浮かぶ画が、『ヤンキーの原付3人乗り』並みの不安感をかもし出すものしか出てこない・・・。


↑ホンダ:GROMの部品

 んんー、色でいろいろ遊んでくれ、ということか・・・つまりKSRの対抗だけじゃなく、オシャレ感でニーズを広げようと。もしかして『女子向け』も狙っているのか・・・。さすが、ホンダのマーケティングは脱帽する・・・。

 おっ、CBR250Rか・・・と思って近づいてみたら・・・。??? なんか・・・変だな、と思った。よくよく見てみると・・・


↑ホンダ:CBR125

 CBR125!!!???

 雑誌の立ち読みなどで情報は仕入れていたつもりだったが・・・。コイツの情報は見落としていたな・・・。まさか、CBRで125を出してくるとは・・・。


↑ホンダ:CBR125のハンドル周り

 むう・・・これはなかなか・・・。安っぽくなく仕上げている・・・すげー。

 ・・・しかし、血迷ってないか、ホンダ・・・。確かに125ccも注目されているカテゴリーだとは思うが、スポーツモデルはニーズと価格帯でキビシイものがあると思うのだが・・・。

 後で調べてみると、アジア向けにCBR150というものがあり、それの125版だそうだ・・・。なるほどねぇ・・・機種開発の投資としては低く済むので、国内でも出してしまおうということか・・・。

 ・・・そしてその隣に、ハーフカウルのトラスフレームの車体があるが・・・。あのトラスフレームには見覚えがある・・・。あれはもしかして・・・。


↑ホンダ:VTR-F

 んんー、やっぱりVTR250か・・・ここ最近の流れとして、デザインされたカウルヘッドライト付きネイキッドマシンが多く出ているが・・・そこをあえて外してハーフカウルにしてくるのがよくわからんのだが・・・。

 いや、悪いとは言ってない。ただ、10年前、いや15年前に出てきてもおかしくないので、なぜ今なのかちょっと首をかしげている・・・。まぁ、VFR系ヘッドライトは最近のものだけどさ・・・。

 

 ハーレーのブース。


↑ハーレーのブース

 いつもいつも「興味ない」と言っていて大変申し訳ないのだが、やっぱり興味ない。(ひでぇ)


↑ハーレーの超旧車

 でも、コレいいなぁ〜、これぐらいレトロなのはいいね!!! いわゆる「旧車」とかは興味が無いが、二輪黎明期的なものはロマンがあっていい。

 

 ブースでバイク用リチウムイオンバッテリーを販売しているところに遭遇。


↑SKYRICH:リチウムイオンバッテリー

 む・・・、これはかなり安いな・・・。このときちょうど、ジェベルはバッテリーが死んでいて、新しいのをどうやって買うか悩んでいたのだ・・・。これは千載一遇のチャンスだ、買ってしまおうか・・・。

私「えーっと、7L-BSの互換バッテリーって、どれです?」

ショップの人「えー、これになります!!!」

 ショップの人が示したのは8,800円と書かれた商品だった。うーむ、安い。ネットで中華バッテリーを買うよりかは高いが、めんどくさいのと信頼性怪しい。それに用品店でメーカー品を買うより安いので、この価格はアリだ。今すぐ買おう。

 ・・・で、「じゃあこれ下さい」と言うつもりが、

私「じゃあこれ貰ってもいいですか?」

 ・・・と、口から出てしまった。一瞬、ショップの人は硬直していたが、

ショップの人「はい、8,800円です!」

 と、返ってきた。・・・結果的には良かったが、この人は関西人かそうでないのか、それが気になる・・・。

 ・・・ちなみに、もらったチラシを見てみると、リチウムイオンバッテリーのメリットを書いてあったのだが・・・。

 

「環境配慮:普通ごみで廃棄OK!!!」

 

 

リチウムイオンバッテリーを捨てちゃイカン!!!

 

 

 ・・・いや、確かにバイク用を回収してくれるところが無いのかもしれないが・・・リチウムは大事な資源だから普通ごみで捨てちゃイカンよ・・・。

 

 SYMのブース。


↑SYM:T1 125

 おお、T1だ!!! カッコいいなぁ〜。

 去年は参考出品だったが、どうやらもう既に国内で販売されているらしい。価格がOPEN価格らしいのでイマイチ安いのかどうかが判らんが・・・円安に動いてしまってるから、ちょっと高くなっているのかな・・・。

 

 気になったのが、KEYSTER(岸田精密工業)のブース。


↑KEYSTERのブース

 キャブ車の燃調キットを販売しているメーカー。ラインナップには旧車が名を連ねている。

 興味があったので、メーカーの人と少し話をしたのだが・・・。

私「えーっと、旧車を扱っていると言うことですか???」

メーカーの人「いや、そういうわけじゃないんですけど・・・」

私「じゃあ、キャブのセッティングに持ち込めばいいんですか???」

メーカーの人「いや、そういうわけじゃないんですけど・・・」

 ・・・??? どういうことなんだろう??? その場ではよくわからなかった。

 後日、もらったチラシを見て、HPを見に行ったら詳しい説明があってなんとなく理解できたのだが・・・。今まではメインジェットだけ調整するキットなどはたまにあったが、これはどうやら純正キャブのメイン・パイロット・ジェットニードルをまるごと調整できるものだそうだ。

 特に、純正キャブのジェットニードルのサイズ違いは、ほとんど手に入らなかった。これは今までになかったサービスだ!!! いや、創業1941年って書いてあるから私が知らなかっただけかもしれないが・・・。

 燃調キットのパッケージの内容は、パイロットジェット3サイズ、メインジェット6サイズ、ジェットニードル4サイズ。これで価格はなんと3,000円!!! 安い!!!

 ・・・それに、HPで対応車種を見ていると・・・なんと!!! ジェベル125用の燃調キットがある!!! そいつはスゲー!!!

 ・・・でも、ウチのジェベルはキャブがFCRになってるから要らないんですけどね・・・。

 

 KTMのブース。

 ・・・まぁ、今回はここに訪れるために来たと言っても過言ではない・・・。


↑KTMのブース

 あるぞ!!! お目当ての機体が目の前にあるぞ!!!


↑KTM:390DUKE

 うおおおおぉぉぉ!!! カッコいい!!!

 ・・・まぁ、見た目は125/200DUKEとあまり変わらないのだが・・・しかし、その変わらないスタイルで排気量がほぼ200の倍の375ccになっているのがスゴイ!!!(後で調べたら、驚いたことに車体は125/200DUKEと全く同じとのこと・・・マジスゲー)

 (ところでなんで375ccなのに『390DUKE』って名前なんだろうね・・・)


↑KTM:390DUKE

 最大出力/トルクは44ps(32kW)/9500rpm、35Nm/7250rpmで、装備重量は約139kgとものすごいハイパワーライトウェイトマシン。エンジンは新規開発で、このフレームに入るようにギリギリで設計されている。そのボリューム感が125/200よりいい感じになってる!!!


↑KTM:390DUKEのリアビュー

 くぅ〜、このテール周りとかたまんねぇなぁ!!! ・・・荷物は載らなさそうだけどね・・・。


↑KTM:390DUKEのハンドル周り

 ライダーズビュー。インターフェイスは125/200DUKEと同じっぽい。いや、同じでいい。

 その価格はなんと549,000円!!! 安い!!! 円安なのになんでお買い得なんだ!!!??? と、思ったら、どうやら円高のときに値段を決めてしまっていたとのこと・・・。ということは今後は値上げがあるはずなので今がチャンス!!! ・・・いえ、買いませんけどね・・・。

 ニヨニヨしながら390DUKEを眺めているときに、近くにいたスタッフに話しかけてみた。

私「390DUKE、いいですね〜」

スタッフ「いいでしょう?」

私「僕、今『125』に乗ってて、前までは『200』がいいなぁ、と思ってたんですけど、コレを見てこっちのほうがいいなぁ、と思いました〜」

スタッフ「えっ?? 今、『125DUKE』に乗ってるんですか???」

私「あっ! いや違います! 『他社の125』です・・・」

 

 

紛らわしい発言、すいませんでした!!!

 

 

 

 16:30、会場を出る。

 このあとは、ほぼ恒例の温泉入浴に出かけましたとさ。

−−−−−−−−−

 今回のまとめー。

 

 う〜ん、今回はやっぱり特筆すべきはカワサキ:ninja250だろう・・・。250ccロードスポーツの覇権争いに、さらにトドメをさすかのような新車投入。まだ、ヤマハが動いてもいないのに、アグレッシブすぎる。これでさらに開発競争が激しくなればいいが・・・。

 まぁ、今となっては国内市場よりアジア市場が好調なので、そのおこぼれをもらっているだけに過ぎない。私が一喜一憂しているのは勘違いなのかもしれない。

 もう一つ、ホンダが125ccを国内でも狙い始めている感が出てきた・・・。これもアジア市場が関連しているのだが、果たしてスクーター以外の125が国内で盛り上がるかどうか・・・既存のニーズばかりを攻めてもイカンというのはよくわかるが、一体どうなるのだろうか。

 個人的には125が盛り上がってくれるのはうれしいんだけど・・・。

 

 それにしても・・・390DUKE・・・欲しいなぁ・・・。いえいえ、まだ買いませんよ・・・(←まだ!?)

 

(終わり)

 

 


 

 

くるすま4月号



 まいど、えーすけです。

 あちゃ〜、また半年開けちゃったな・・・。冬の時期は時間が無かったわけじゃないのに・・・。なかなか記事がまとまらずに、また仕事が忙しくなっちゃいました・・・。

 

 ・・・今回は半年前に行った宮古島旅行の記事です・・・。もう春なのに・・・去年の夏の話ですみません・・・。

 

 

○2012年9/17〜22:宮古島旅行

 

 2012年、8月末のある日・・・私は、ツーリングチーム「谷町山岳警備隊」の隊長のKAWA君とその奥さんのAちゃんとで飲み屋でミーティングを行っていた・・・。

私「前に話してた長期休み、9月後半に取れそうやで。どっか行く?」

KAWA君「おっ、いいね〜。ミヤコ行こうか!!!」

私「み、ミヤコ??? ・・・どこ? それ・・・」

KAWA君「沖縄の向こうにある宮古島っていう離島。野球のニュースで宮古島キャンプって聞いたことない???」

 恥ずかしながら、私は宮古島を知らなかった。旅好きの私だが、飛行機に乗って旅することを最近になってやっと覚えたので、あまりに遠い場所のことは下調べすらしたことがない。

 KAWA君は何回も訪れているのだが、彼の趣味である写真撮影の関係上、何回訪れても問題ないらしい。KAWA君が持ってきてくれてた、iPadでいろいろ説明してくれた・・・。


↑宮古島の位置。素材「白地図、世界地図、日本地図が無料」より。(多謝!)

 はー、こんなとこに宮古島はあるんだね〜、初めて知った・・・。

 旅の基本となる交通手段だが、当然飛行機になる。シーズンなら、我々が住んでいる大阪の最寄の関西空港から直通便があるらしいが、9月末はそれがないので那覇空港経由になるとのこと。

 なんにせよ、計画を立てるにしても行き先と日程を確定しなければならない。

 

私「じゃあ、9月17日の週に宮古島に行こう!!!」

 

 と、高らかと宣言する。・・・前提として、長期休みが取りやすいKAWA君がそれに合わせてくれることがあるのだが。ところが・・・。

 

KAWA君「・・・やって。Aちゃん、休み取れる???」

Aちゃん「ん〜、たぶん大丈夫。」

 

 

えっ??? Aちゃんも来るの???

 

 

 ・・・ナニやらKAWA君的には、2人まとめて宮古島を案内したい考えがあるみたいだった・・・。とにかく、3人で宮古島に行くことになった・・・。

 後日、再び集合して買出しに行く。KAWA君に言われるがままにシュノーケリング装備を買い込む。飛行機やホテルなど、いろいろな手配はKAWA君が既に行っていてくれた。いや、レンタカーだけは私がネットで手配した。

 準備は万端。あとは・・・台風が来ないことを祈るばかりだな・・・。

−−−−−−−−−−

 出発2日前・・・なんと沖縄地方には台風16号が迫っていた・・・。予報では出発する17日未明ぐらいに最接近している。それは・・・17日朝は宮古島は暴風域内にまだいる可能性が・・・!!! まさか!!! 2年前の悪夢がまた襲ってきたのか!!!

 ・・・出発前夜、台風は既に沖縄近海を抜けて屋久島の西側にいた・・・。おおお、助かった〜。

 前々日の土曜日は休日出勤したが、前日のこの日は休みだったのでたっぷり睡眠をとって体力的に問題は無い。明日の朝は早い上に絶対に乗り遅れられない! よ〜し、今日は寝ない!!!

 

−−−−−−−−−

 17日・・・旅初日・・・

 

 4:24、自宅を出る。外はまだ暗い・・・歩いてJR京橋駅(大阪)に向かう。この時間では地下鉄もバスも動いていない。タクシーもこの時間では捕まらない可能性もあったので、アテには出来ない。汗だくになりながらキャリーバッグをゴロゴロ引っ張って歩いた。まぁ、1.5kmだし。

 4:44、JR京橋駅到着。ちょっと早かったな・・・。ホームに上がってみると、なんと始発電車が待機していた。ああ、京橋始発なのか・・・。

 4:54、電車出発。

 5:09、JR天王寺駅到着。4両編成の関空快速が待っていた。お、東の空が明るくなってきたぞ。

 5:25、JR天王寺駅発車。阪和線に乗るなんて何年、いや、何十年ぶりだろうか・・・。

 6:09、関西空港駅到着。

 6:20、KAWA君夫妻と合流。スカイマークのカウンターへ。

 6:40、空港内のマクドで朝食。

 7:00、手荷物検査へ。

 7:15、搭乗開始。・・・しかし、検査の捌き具合がよくない・・・。これ、本当に7:30に出発出来るのか? 心配したがそれほど時間はかかってなかったようだ。

 7:20、搭乗。乗り込む機体は・・・なんだろう? ウイングレット(主翼端の立ち上がり)があるけど、なんかボーイング777ではない感じ。なんだ? この機体は・・・。

 7:35、ターミナルから離れ、動き出す。安全のしおりを見てみると、この機体は『ボーイング737-800』と書いてある。えっ、「737」??? ウイングレットがあるのに? 後で調べたら、設計は古くても改良を続け、今もバリバリの現役らしい。ちなみにウイングレットはオプションとのこと。

 7:45、離陸。飛行機は好きではないが、離陸の瞬間は好き。

 8:10、シートベルト解除。眠い。少しだけウトウトする。

 9:32、那覇空港着陸。

 9:45、ターミナルに入る。乗り継ぎに1時間ほど間があるので、空港内をブラブラ。ガラス越しに飛行機を撮ろうとしたが、どこもメッチャ汚れてる!!! まぁ・・・この前の台風のせいなんだろうけどね・・・。

 その後、宮古島行きの搭乗口でおとなしく待っていたのだが・・・KAWA君の話だと、スカイマークは乗客が少ないと欠航する可能性があるとのこと。1日に何便かあるので次に乗れ、というわけだ・・・。そんな!!! ヒドイ!!! だから飛行機はコワい!!!

 欠航の可能性があるのでKAWA君は朝一の便を選び、この日は予定を入れなかったとのこと。なるほど・・・。

 ・・・で、いつまで経っても搭乗手続きが始まらない!!! まさか欠航なのか!?

 11:06、搭乗開始。んん〜、出発時刻をすぎているのだが・・・。ビビらせるなよ・・・。乗り込んでみるとまた737だ!

 11:24、那覇空港離陸。貨物が軽いのか、離陸滑走距離が短かった。

 12:05、宮古島空港に着陸。今回の着陸は結構な衝撃が。機体が軽すぎて機首下げすぎたのか???


↑宮古島空港到着

 うお〜、やっと着いたぞ、宮古島!!! とはいえ、さすがに空港に着いただけでは実感が湧かない。とにもかくにも宿に行って荷物を置くか。

 タクシーを拾い、宮古島の中心地である平良(ひらら)地区へ。


↑ミヤコセントラルホテル

 12:40、今日のお宿、ミヤコセントラルホテル到着。荷物を預ける。ついでにチェックインも済ませる。

 ホテルを出て・・・さて、今から何しよう??? 飛行機が遅れてもいいように予定を組んでいたので、飛行機が遅れなかったから、やることがない。今日の予定は晩飯だけなのである・・・。レンタカーは明後日から借りるので今は無い。とりあえず宿の部屋に入れるのは15時なのでそれまで時間をつぶすことにした。時間的にも昼飯も食わなきゃ。

 13:00、沖縄ローカルファストフード、A&Wでメルティコンボとかいうバーガーのセットを頼む。。2枚のミートに2枚のチーズが素敵に高カロリー。タルタルソースが甘めなのでちょっとパンチ効いてないかも。


↑港に向かって歩く

 まだまだ時間があるので海のほうに向かっていく。平良港を散歩する。


↑平良港にて

 うお〜!!! 海がきれいなマリンブルーだ〜!!! 実感湧いてきたな〜。

 ・・・ところが、KAWA君曰く、ここは港で宮古島では一番汚い海だそうな・・・ええぇ・・・そうなんですかぁ・・・。

 15:00、宿に戻ってきて部屋に入る。テレビをつけると、なんとガッチャマンやってる・・・観てしまった・・・。

 16:05、部屋を出る。KAWA君が予約した沖縄料理屋は19時入りなのでまだまだ時間がある・・・。なので、また散策に行くことにする。また港に戻り、岬の突端まで行き、丘を登り、今も使っているかどうかわからん野球場まで行って、マターリと時間をつぶした。

 18:45、沖縄料理店、郷家(ごーや)到着。


↑郷家(ごーや)

 ここは有名なところらしい。中はかなりキレイで最近作られたような感じである。・・・んん??? 店の奥にステージがある・・・。


↑沖縄料理

 山のように沖縄料理を頼みまくる。おおお! うめー!

 そうこうしてると、ステージのほうで何か動きが・・・。もしかして、ライブ??? 実は私は琉球ライブは苦手なのだが・・・。


↑ライブ突入!

 琉球ライブがスタート。楽しいステージでした。

 ・・・で、やっぱり全員で踊る羽目になるのだが・・・。まぁこれはこれで楽しい。

 帰りにサーティワンアイスを購入したりしながら、22:10、ホテル到着。

 24:30、就寝。

 

 18日・・・旅の2日目・・・

 

 5:30、目が覚める。寝直す。

 8:00、目覚ましで起きる。でもやっぱり2度寝する。

 9:00、さすがに起床。昨日コンビニで買っておいたポーク玉子おにぎりを朝食として食べる。身支度し連絡を待つ。

 10:20、チェックアウト。このホテルは1泊だけの滞在で、残り3泊は民宿に泊まる事になっていた。で、民宿の人が車で迎えに来てくれていた。乗り込む。平良からほぼ海岸線に沿い、南へ。

 10:40、民宿うぃづ到着。


↑民宿うぃづ

 おお〜、のどかなとこだね〜。1日1人3,000円と安い。長期滞在にはピッタリだ。バス・トイレは共同だが、キッチンもあり自炊することができる。スーパーも近いので便利。

 11:10、部屋に入る。さて・・・今日はシュノーケリング体験を申し込んであるので、早速それの用意。業者の車が民宿まで迎えに来てくれるとのこと。

 12:00、スーパーへ買い出しへ。昼飯を購入して宿で食べる。

 12:50、迎えの車が到着。シュノーケリング装備を持って乗り込む。


↑池間大橋を渡り池間島へ

 海岸線を北東に進み、ついには宮古島の北の端にたどり着いてしまった。そこから池間大橋を渡り池間島へ。


↑アイランドエキスパート到着

 13:40、シュノーケリング体験を申し込んだアイランドエキスパート到着。ここでお金を払い、荷物を預かってもらって、また車でビーチへ向かう。


↑ビーチ

 おおおおおおお!!! キレイなビーチだなぁ〜!!! 


↑シュノーケリング講習

 インストラクターのおにーさんによるシュノーケリング講習。マリンスポーツには縁が無い私だが、水泳は小学校でスパルタ教育を受けているので泳ぎは問題ない。・・・それは去年の沖縄旅行で確認済だ。しかし、シュノーケルの使い方はわかってないのでしっかり学ぶ。

 ちなみに今回、このために水中撮影ができる防水デジカメを持ってきている・・・。まだ試したことがないので、いきなり実戦投入・・・大丈夫かなぁ・・・。


↑初の水中撮影!!!

 うわっ! こいつはスゲー!!! 魚だらけじゃないか!!! シュノーケルも使いこなして防水のデジカメを使いまくって、これは楽しい!!! 海が綺麗なことがこれを成り立たせている。幻想的と言えばいいのだろうか、楽園と言っても過言ではない。

 16:00、講習終了。帰りも車で送ってもらうのだが、車が間に合ってないみたいで出発したのは17:00になってしまっていた。

 ちなみに、我々とほぼ同日程で同じく宮古島旅行していた会社の同僚と、まさにこの場所でニアミスしたようだった。目の前にある池間漁港をレンタカーで通り過ぎたとのこと。まぁ、こっちも大半はオープンテラス的なベンチに座っていたので気付くはずも無いか・・・。

 18:00、宿に到着。もう、夕食にはいい時間だが、キレイな砂浜として有名らしい「前浜」に夕陽を見に行くことにした。民宿の自転車でGO!!!


↑前浜で日没

 前浜到着。・・・キレイな砂浜は・・・日没前で暗いなぁ〜。夕焼けを見たかったが、あの雲では無理か。とりあえず暗くなるまで泳いでみた。

 日没。濡れたままAコープへ夕食の買い出しに行く。ランチョンミート、イラブチャーとマグロの刺身、宮古牛の切り落としなど購入。

 宿に戻って夕飯を調理。私はランチョンミートともやし炒めを作ってみた。もやしがしなっとしてないな・・・。

 21:00、夕食終了。

 21:30、夜空に雲がないので、外へ星を見に行く。KAWA君曰く、緯度が近い小笠原では満天の星を見れたらしいが、ここではそれほどでもない。夏だからか? いや、やはり街の灯りが多いのだろうか。

 0:00、就寝。

 

 19日・・・旅の3日目・・・

 

 8:50、KAWA君が散歩から帰ってきて起こされる。昨日の残り物を頬張って身支度。今日からレンタカーを借りるので、レンタカー屋までタクシーで行こうとしてたのだが、民宿の人に車で送ってもらうことになった。ラッキー。

 9:30、出発。空港通りを北東に進む。

 あっ! 空港端の交差点に「宮古島まもる君」がいた!


↑宮古島まもる君

 その昔、宮古島は飲酒運転が横行していたが、取り締まる警察官が少なく歯止めがきかなかった。それで人形を立てることになったのだが・・・これはすごいセンスだな・・・。島内に20体ぐらいいるらしい。宮古島の安全を守るため、がんばってくれ〜。


↑マツダレンタカーにてレンタカー

 10:00、マツダレンタカー到着。保険代及び免責免除混みで2泊3日で6,960円。安い!!! しかも軽を借りたのに出払っているらしく、日産マーチだ! ラッキー!!!

 んん!? 日産マーチ??? ここって、マツダレンタカーのハズなのになぜ・・・。まぁいいか・・・。

 準備が整ったので車に乗り込む。私がハンドルを握る。全員車の免許は持っているが、何の相談も無く私がハンドルを握った。別に運転が得意なわけでもないし、運転したいわけでもない。いや・・・確認してもいいのだが、なんか結局私が運転することになるような気がしたからだ・・・。

 というのも、全ての手配をしてくれていたKAWA君が「レンタカーの手配してくれへん???」と頼んできたからだ。私は土地勘が無いし、隅々まで知っている彼なら何かアテがあるのかと思っていた。ミーティングのときにクルマで移動しようと勧めたのは私だが。まぁ、それぐらいなら・・・と引き受け、ネットで探し当てたのがこのマツダレンタカーだった・・・。

 んん??? これはもしかして・・・車に関しては丸投げという意思表示か・・・。まぁいいんだけど・・・。

 10:30、とあるところで散策。KAWA君がスコープをデジカメにくっつけた、まさに「スナイパーライフル」で野鳥撮影。それに同行する。

 

KAWA君「俺の2歩後からついてきて」

 

 

 ・・・と、KAWA君は私とAちゃんに言った。野鳥は警戒心が強く、ちょっとでも近づけば逃げていく。しかし、鳥を撮る人には「鳥センサー」が発達して、遠くからでも鳥を発見することができる。そのギリギリのポイントで撮影するのだが、我々素人にはわからないのでその一線を越えてしまう。だからそれを停止させるための「2歩後ろ」なのだ。


↑スナイパーと観測手(嘘

 13:00、車に戻ってきた。さて、昼飯にはいい時間だが・・・今日は「まなつ」と言う店で飯を食うと決めてあるので、そこへ向けて出発。


↑お食事処まなつ

 13:50、「まなつ」到着。まなつ・・・「真夏」・・・? と思ったが、ここが「間那津」という地名のようだ。


↑伊勢海老定食、1700円

 伊勢海老定食というのをいただきました。1700円。殻付半身の伊勢海老に卵のソースがかかっていてこんがり焼いてある。うめー!!! みそもしっかりいただきました。

 まなつを出て池間大橋を渡って、昨日訪れたビーチへ。

 15:00、昨日と同じ池間のビーチに到着。新しく出来たと言う駐車場に車を止める。KAWA君の話ではシャワーがあると聞いている、言っていたが、実際はシャワー設備が無い!!! ・・・まぁいいか、十分乾かして車に乗れば宿も近いしね・・・。


↑ビーチでシュノーケリング

 昨日、あれだけシュノーケリングには対応できたので大丈夫と早速海に入ってみるが・・・最初だけはどうしても鼻で呼吸出来ない危機感を感じてしまう・・・。もっと慣れないとこれは払拭出来なさそうだ。

 さて、昨日は実はライフジャケットをつけて海に入っていたのだが、今回はそれが無い。それが、どう影響出るのだろうか・・・。と、海に入ってみる。しかし、全く問題ない。そもそも人間の体は水に浮くので、呼吸さえ出来れば漂い続けることができる。漂うだけなら疲れないから、長く泳いでいられる。シュノーケルはそれを可能とする道具だったのだ。これは今さらながら目からウロコが落ちる事実だった。


↑再び水中撮影

 防水カメラで魚を追いかける余裕も出てきた。これは楽しい!!!

  昨日、インストラクターのおにーさんが言っていた、潜水の練習もやってみる。私は泳ぎは苦手ではないので、割と上手くいくが、たまにシュノーケルに水が残ると息が吸いにくくなることに本能的にあせりを生じてしまう。冷静に対処出来ればいいが、こればかりは頭で考えてもどうしようもない。

 と、まぁいろいろやりながら潜ってると、夢中になって結構遠くまで行っていた・・・。いかんいかん、素人がやりすぎるのは危険だ。

 17:00、浜を撤収。車に乗るために水着の水分を取るが、Aちゃんの水着が全身タイプなので全然乾かない! 仕方ないのでタオルを2枚敷いて車に乗り込んだ。出発。途中、紫いもの焼き芋を買うために格闘したりしながら宿に戻った。水洗いや洗濯、風呂に入る。

 19:30、車で宿を出発。・・・なぜ宿を出たかと言うと、KAWA君が「宮古島にジョイフルがあるから今日はそこへ行こう!」と言い出したからだ。食材残ってるのに・・・まぁいいか。あ、焼き芋食べるの忘れてた・・・。


↑ジョイフル宮古島店

 20:00、ジョイフル到着。しかし、駐車場がいっぱいだ。これ・・・隣のサンエースーパーの客も止めてないか・・・10分ほど待ってようやく停めることができた。

 ハンバーグに洋食セットプラスドリンクバーを食す。は、腹一杯にゃ〜。

 隣のサンエースーパーでビールを調達。民宿に戻る。

 テラスでビールを飲みながら旅のメモをまとめていると、背の高い人が出てきた。逆光だったのでよくわからなかったが、昨日隣の部屋に泊まっていたおじさんだと思って軽く会釈をしてまたメモってたが、よくよく見ると、昨日のおじさんではなく別人、しかも外人だった・・・。ベンチに2人座っていたが終始無言で過ごした・・・。

 0:00ぐらい、就寝。

 

 20日・・・旅の4日目・・・

 

 8:15、起きる。身支度しながら、朝食代わりに昨日の紫いもの焼き芋を食う。今日の予定は島内観光と吉野海岸というところでシュノーケリングするとのこと。

 9:25、車に乗り込み発進。ありゃー、今日は曇ってるなー。


↑東平安名崎到着

 東平安名崎到着。おおっ! こりゃ面白い地形だね〜。岬感がすばらしい。


↑東平安名崎灯台

 突端の東平安名崎灯台。どうやら昔はお金払えば登れたようだが・・・今は閉まっている。その昔の名残が、閉ざされた入り口に色濃く残るのだが・・・景気のいい時代があったんかのう。

 10:30、ついに雨がポツリポツリと降ってきた。クルマに乗って出発。

 11:05、吉野海岸駐車場到着。駐車料金500円。すると、突然のスコール。しばらく車内で様子を見てたら雨がやんだので砂浜へ降りる。駐車場から浜までは遠いので、業者の車で送迎。

 ・・・ちなみに近くに無料の駐車場がある、送迎もしてくれるとこもあるのだが・・・どうなんだろうね。


↑吉野海岸

 おお〜、ここもキレイだね〜。有名らしいので割と人も多い・・・が、人が多ければライフセーバーや管理者が必要となると思うのだが、なんか、それらしいのが見当たらない。まぁ、確かに入場料取られているわけではないので、管理責任とかが無いんだろうけど。(なにやら、「吉野おじさん」なる人がいらっしゃるようだが、このときは認識できなかった)

 ・・・とか思いつつ、海に入ってみてビックリした・・・。ここの珊瑚礁はスゴイ・・・。遠浅でものすごい面積の珊瑚礁が広がっている・・・。このスケールは圧巻。人気なのもわかる。


↑クマノミ!!!

 今日も水中撮影。魚がうじゃうじゃいる。しかし、曇っているためか、写真の写りが悪い。・・・まぁそれは『水中モード』で撮ってなかったことが原因であることが後でわかるのだが・・・。説明書ちゃんと読んでなかった・・・。

 

KAWA君「そのカメラやったらムービーで撮ったほうがエエで」

 

 おお、なるほど。ムービーは比較的暗くてもキレイに撮れる。魚も動いているのでいい画が撮れる訳だ。私は普段からムービーは撮らない人なのでその考えがなかった。・・・試しにやってみると・・・これはいい!!! 海を潜ってる(カメラが潜ってて私は浮いているのだが)臨場感があって面白い!!! この後はムービーばっかり撮ってしまった・・・。

 13:20、陸へ揚がる。2時間泳いでいたな〜。車に戻り、シャワーを浴びて着替える。13:50、出発。


↑宮古島温泉

 14:30、宮古島温泉到着。なんと宮古島にも温泉があるのだ。日帰り温泉はここが唯一だったはず。入泉料800円。タオルも借りる。100円。

 んん〜、ちゃんと温泉だ。やっぱり温泉感がたまらんね〜。黄褐色のお湯で確かしょっぱかったような気がするがイマイチ覚えてない・・・。

 ちなみに、現地の人はあまり利用しないらしい。なぜなら、常夏の地であったかい温泉に入る意味がわからないからだそうだ・・・。確かに、温泉は冬だよね〜。

 15:10、温泉出発。そろそろ昼飯を食うか・・・。

 15:40、ということで、昨日訪れた、「まなつ」再び。宮古そば大550円を食す。沖縄そばとの違いは何だろうと思っていたが、全く別物である。例えるなら「シンプルな塩ラーメン」である。ラーメンより太いがうどんより細い麺に塩が効いたスープ。水がどうしても塩分が多いのでこのようなカタチになったんだろう。大変美味しゅうございました。


↑島尻マングローブ林

 16:15、島尻マングローブ林に到着。ここは遊歩道(人道橋)が設置してありマングローブ林を歩きで間近に見ることができる。ちょうど干潮だったので、干潟になっているとこにいろいろ生き物が見られた。面白い。


↑西平安名崎

 17:10、西平安名崎到着。東平安名崎にも行ったのでここに来てみたが・・・。んん〜・・・何も無い・・・。風力発電が3基あるだけ。遊歩道を散策、何も無い・・・。まぁ、見晴らしはいいけどね。

 この後、車で農道のような道を走っていると、目の前になんか丸っこい生き物が飛び出してきた! 慌ててブレーキを踏むが間に合わんか! すると生き物はお尻をこっちに向けて猛ダッシュで逃げる! なんとクルマと同じ速度で走ってやがる! 大丈夫そうなのでブレーキを緩め追っかけていると、短い羽を羽ばたかせて左方向に飛んで逃げた!

 

KAWA君「あっ!!! 今の飛べない鳥の○○(忘れた・・・)ちゃうか!!!???」

 

 

いやいや、飛んでったよ???

 

 

 17:40、宮古島海中公園到着。・・・んー、ホントにここか??? ちょっと違うトコにきたのか? とにかく、人が居ねぇ〜!


↑海中公園

 散策して展望台にも登ってみました。整備はされているのに何でこんなに人が居ないんだ・・・。シーズン外してるからか??? まぁいいか・・・。


↑マックスバリュ

 帰りにマックスバリュで買い物して民宿に帰る。

 戻ってみると、今夜は民宿の主催でパーティーを開くとのこと。ありゃ、今日で食材全部食べなきゃならんのに!!! 余らせても仕方ないのでAちゃんが料理をして持ち寄ることにした。

 20:00、宴が始まる。民宿のスタッフやお客さん、なぜかアイランドエキスパートのおねぇさんも混ざって夜も更けていった・・・。楽しく歓談した・・・。

 

 21日・・・旅の5日目・・・

 

 5:00、・・・目が覚めると・・・なんと私は道端で寝ていた・・・。どこだ? ここ・・・なんでこんなとこで寝てたんだ・・・? う〜んう〜ん。酔っ払って散歩にでも出たのだろうか。二次会で泡盛たくさん飲んでしまった記憶がかすかにある・・・。

 携帯電話は持ってるから何とでもなるが・・・今5時か・・・。時間が時間だけに、今は自力で何とかするしかないか・・・。

 あたりは暗いが空がかすかに明るくなり始めていた。視界には問題ない。カンを頼りに彷徨い歩く。

 6:00、なんとか自力で民宿に帰ってこれた・・・。後から考えてみると、私は民宿の前で寝ていたようで、わざわざ1時間、周辺をぐるりと散歩していたことになる・・・。なんじゃそりゃ。とにかく仮眠する。

 7:00、起きて荷物を片付ける。起きてきたAちゃんに「飲みすぎ!」と怒られてしまった。ゴメンナサイ・・・。


↑朝、宿から

 うわっ、今日は晴れそうだな・・・こんな日に宮古島を離れるのは残念だ・・・。旅の行程はもう1泊あるのだが、今日の予定は沖縄本島で観光である。

 8:00、宿の精算をして出発。

 8:30、マツダレンタカーに返却期限ギリギリで到着。まぁ、多少遅れても大丈夫なんだろうが・・・。空港まで送ってもらう。


↑宮古島空港到着

 8:40、宮古空港到着。少し時間あるので土産物を購入。

 9:40、離陸。

 10:30、那覇空港到着。空港を出てすぐのところにモノレールの駅がある。600円の1日乗車券を買おうとしたら、なんと2日乗車券があった。1000円。いろいろ考えたが、明日も使えるのでこれを購入。モノレールに乗り込み、見栄橋駅に向かった。

 11:20、今日のお宿、見栄橋駅東横イン到着。チェックインして、荷物を預かってもらう。


↑見栄橋駅東横イン

 12:10、モノレール奥部山公園駅に到着。タクシーに乗る。

 12:25、程無く目的地到着。・・・ここは旧海軍司令部壕。


↑旧海軍司令部壕

 ここへ訪れるのは私が希望した。どうせ那覇空港経由なら本島で観光しようと提案したのだ。去年の沖縄旅行ではここに来ることができなかったのでリベンジしたかったのだ。

 壕への入り口は小高い山のてっぺんにあり、近くに展望台があったので登ってみると、かなりの見晴らしで海までが見える。・・・確かに軍事的に優れた立地だな・・・。

 中に入ると、壕の入り口の横に資料室があり、ここはタダみたい。


↑旧海軍司令部壕階段

 さて、壕の中へ・・・。意外と中はちゃんと作ってある・・・イメージしてたのは掘りっぱなしの壁だったもんで。


↑旧海軍司令部壕内部

 歩いてみると意外と長いな、と思うが、ここに4,000人収容し立ちながら寝るような環境だったとのこと。司令部とはいえ、恐ろしく劣悪な環境だったんだな・・・。

 手榴弾で自決した跡とかあって生々しい。司令官の大田少将もここで拳銃自決している。・・・しかし、軍人なら沖縄県民を見捨てて自決するべきではなかったんじゃないか。時代が許さなかったのはわからないでもないが。

 13:25、奥部山公園駅に戻ってきた。せっかくなので公園を散歩してみる。と、沖宮(おきのぐう)の案内があった。

 あっ!!! 沖宮がここにあるのか!!!


↑沖宮(おきのぐう)

 沖宮は琉球八社の一つで、琉球の民間信仰とは別に神社が8つあるのである。神社めぐりは私の趣味だが、特に沖縄の神社と言うものは興味深い。まだ普天満(ふてんま)宮にしか行ってなく、他も回りたかった私にはたなぼたである。お参りお参り。


↑沖宮の奥

 せっかくなので奥宮まで・・・うおー、急な階段だ・・・。高台になってるんだねぇ。周辺が見渡せた。

 また、駅まで戻ってきて・・・さて・・・困った・・・。行くとこないぞ・・・。どうしよう・・・。私の希望で本島1泊の計画なのに、私が旧海軍司令部壕以外の観光ポイントを用意していなかったのだ・・・。

 すると、『ベタだけど首里城に行こう』という話になった。考えたら・・・去年、私が首里城に行ったから行く必要がないと思っていたのだが、KAWA君とAちゃんは久々の沖縄だ。これは行くべきだな。

 14:30、モノレール首里駅到着。さて、昼飯にはもういい時間なので食事をしようと言うことになったが、このあたりは首里城の裏口・・・しかも住宅街なので、観光客向けの施設は見当たらなかった。仕方ないので首里城エリアに入ることにする。

 首里城の入り口である守礼門の近くのレストランで遅い昼食を取りました。うまし。さて、首里城に入るか・・・。


↑発掘工事

 なんかガガガと工事の音が鳴り響いているなぁ、と思ったら、旧時代の石垣の発掘工事を行っているようだ。内容は詳しくは覚えてないが、首里城もいろいろ歴史があり長年補修もされているので、旧時代の石垣を研究するために今ある石垣を崩して掘り起こしていたようだ。・・・今の石垣は壊しても良かったの・・・? まぁ、首里城も大戦で被害が出て近代の建築だから価値は無いのか・・・。


↑首里城本殿

 首里城本殿。1年2ヶ月ぶり2回目。


↑龍潭(りゅうたん)

 首里城を出て、そばにある池へ。去年もこの池の存在は知っていたが、これが龍潭(りゅうたん)だとは気づかなかった・・・。

 龍潭を突っ切り、モノレール儀保駅まで歩いていって宿に戻る。

 19:00、夕食に出かける。見栄橋駅付近にはいろいろとお店もあり、なかなか決めきらず、ウロウロする。すると・・・向こうからなんか変なもんが近づいてきた・・・。


↑なんだこれ?

 なんだこれ???

 なんか巨大植物みたいなものを立てて、掛け声と音楽に合わせて揺らしている。んん〜、つまりこれは、沖縄版のだんじりか・・・。


↑沖縄版のだんじり

 8mぐらいあるものを電線を避けて揺らすのは結構大変な模様。これが倒れたら一大事だよな・・・。いいモノが見れた。

 ウロウロしてなんとなく店構えが気に入った「抱瓶(ほうびん)」という飲み屋に入ることにする。


↑抱瓶(ほうびん)

 2階に上がる。落ち着いた感じのテーブルに座る。


↑グルクンから揚げ

 このグルクンから揚げ、うめー!!! 今まで食べた中で一番うまいんじゃないか??? 背骨もポリポリ食べれる!!! 他の料理もおいしかったし、ここはあたりだったな・・・。

 もう1軒、別の店に寄って宿に戻った。

 

 22日・・・旅の最終日・・・

 

 9:15、起床。あ、寝坊した!

 9:20、ホテルの1階へ降り、朝食サービスのパンをモグモグ。

 10:00、チェックアウト。夕方の飛行機で帰るのだが、荷物を引っ張ってウロウロするのも大変だ・・・。チェックアウトしたけどホテルで荷物を預かってもらえるか聞いてみたら、OKだった。ラッキー。

 見栄橋から少し歩くだけで国際通りに到着。


↑国際通り

 国際通りをブラブラ。昨年は観光客商売の色が強く辟易としてチラッと見ただけでだったが、今回はガッツリみやげ物を物色してしまった。しっかりと見てみると意外と面白い。


↑どらえもん???

 ど、どらえもん???

 13:00、牧志公設市場へ。


↑牧志公設市場

 国際通りに来たらここには来なくては。1階で買った食材を2階の食堂で調理して食べられる。ここには去年も来たのだが、そのときはピンとこなくて見学だけでやめたのだが。

 入ってすぐのところでおねーさんに捕まってしまった。なんか雰囲気的に食ってもいいかなと思えたので、みんなの了解を得て2階食堂で食べることにした。KAWA君が「なんか珍しいものある?」と聞いたらハリセンボンと夜光貝がおすすめとのこと。それらを購入。


↑具材

 店のおっちゃんに2階へ連れていってもらう。


↑2階で食事

 食堂はいくつかあるが、提携している食堂はきまっているのか。初めに夜光貝の刺身が出てきたが、サービスでいか刺、海ブドウ、もずくがついてきた。ラッキー! 夜光貝のお造はコリコリしてうまい!


↑刺身

 ハリセンボンはから揚げと味噌汁。フグに近い食感だとは聞いていたが、確かにフグっぽい。うまし。


↑味噌汁

 ハリセンボンの内臓の唐揚げもあったのだが・・・これも独特な味だとはお店の人に聞いていたのだが、これはクセのある味だ。食べられないことはないが結構キビシイものがある。

 んん〜、去年はこのスタイルで食べなかったが、なかなかいいものだねぇ〜。

 

 ああっ、もうこんな時間だ。ホテルに戻り荷物を回収する。

 14:13、美栄橋駅発車。

 14:27、那覇空港駅着。


↑那覇空港

 15:30、離陸。

 17:30、関西空港に着陸。小腹もすいたので、また空港内のマクド。なんだかんだ、1時間以上だべってしまった・・・。

 19:04、南海電車空港特急『ラピート』発車。・・・いやぁ、去年に引き続きまた乗ってしまった。ラピートの何が良いかって、200円追加してスーパーシートにすると、ガラガラの車両に荷物置き放題なのだ。今回も貸し切り状態。楽チン楽チン。

 19:42、南海なんば到着。ここでKAWA君夫妻とはお別れ。私は地下鉄で家路。

 20:25、帰宅。

 

−−−−−−−−−

 今回のまとめー。

 

 今回はKAWA君という旅の案内人が居たので、非常に充実した旅だった。やはり、土地勘がある人間がいると内容が濃い。

 宮古島の印象はというと、シーズンを外していたからかもしれないが、観光客向けの商売をあまり見なかった、というところか。沖縄本島では観光客向けの商売が至る所に見え、それが少し残念な部分があったのだが、宮古島はそう感じなかった。観光客頼みでは商売が成り立たないのか・・・なんにせよ、地元の人たちだけで生活しているところにお邪魔したような感じだった。

 それは離島だからだろうか。私はその感じは好きなので、またこんな旅をしたいが・・・いかんせん、宮古島はたいていの場所は訪れてしまったので、次は別の島に行ってみたい。例えば石垣島とか西表島とか。

 また、初めてシュノーケリングをやってみたが、こんなに素晴らしいものだとは思いもしなかった。それはもちろん宮古島の環境だから、ということは確かにある。しかし、それだけではなく私はシュノーケリングそのもののポテンシャルを初めて知った。これは私の夏の楽しみ方を変えるかもしれない。

 なんにせよ、飛行機に慣れないとなぁ〜。まだ飛行機に対して使いづらい感覚がある・・・。

(終わり)

 

 


 

 

くるすま9月号



 まいど、えーすけです。

 いや〜、やっと仕事が片付いた・・・。まだ量産したてでいろいろと問題が出ているんですが、だましだまし作っているところです・・・。

 とはいえ、もう次の新しい設計をしなければならない・・・。時間が無いなぁ〜。

 

 ・・・ところで今回は大阪モーターサイクルショー2012の記事です・・・。もう半年前のことなんですが、やっと書けました・・・。

 

 

○2012年3/18:大阪モーターサイクルショー2012

 

 ・・・ついにこのイベントがやってきたか・・・去年は震災の影響で開催されなかったので、2年ぶりとなる。いつもはそれほど期待していると言うわけでもないのだが・・・おあずけ食らった分、待望感が上がってしまったと言うか、今回は出展者側も2年分のエネルギーをつぎ込んでくるだろうというか・・・なんか期待感が膨らんでいた。

 前日、予報では明日の天気は良さそうだった。今回は交通手段を何にするかだが・・・。前回はVTR250で行ったが奴はもう居ない。ジェベルで行こうか・・・とも考えたが、話によると南港に渡る「大阪港咲洲トンネル」が125cc以下は走れないらしい。回り道すればいいのだが、割と遠いのよね。せっかく久々の週末、予報では天気がいいのにジェベルに乗れないな・・・。残念だが今回も電車で行くか〜。

 

 当日、昼前に起きる・・・。外を見ると・・・。

 

 

・・・って、雨降ってんじゃん!!!

 

 

 

 予報外れてるよ・・・まぁ、電車で行くって決めてたから別にいいんだけど・・・。

 さて、気を取り直して出発!!! 大阪モーターサイクルショー公式サイトにある、印刷して持って来るだけ200円割引クーポンも忘れずに。

 いつもながらの地下鉄で行く。1月に行ったモーターショーと同じくエンジョイエコチケットを買う。今回も電車で行くので帰りはまた温泉だな・・・。

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 13:15、インテックス大阪に到着。


↑インテックス大阪のロータリー

 で、チケットを買おうかと思ったら、玄関手前、左手にあるロータリーになにやらテントによる出店(でみせ)がいっぱいある。とりあえず見に行くことにした。

 比較的小規模な会社・ショップが出店しているようだが・・・、パーツ販売や車両展示があるが、いかんせん私には全くかすりもしないものばっかりだった。

 なーんかピンと来ないな〜、と思っていたら、「OUTEX」のテント発見!!! おおっ!!! いきなりどストライクが投げ込まれた!!!


↑OUTEXのチューブレスキット

 おおお〜、あったあった、OUTEXのチューブレスキット。これ気になってたんだよね〜。これはスポークホイールでもチューブレス仕様に出来ると言うものである。チューブが不要になるのでその重量だけホイールが軽くなる。チューブの重量なんて、たいした事ないと言うなかれ。少しでもバネ下荷重が減るのは性能向上に繋がるのだ。以前から注目しているのだが、あることが気になって買ってないのだ・・・。

 初めて見る現物を観察。ホイール中央に結構分厚いテープを貼っている。このテープがニップル穴からエアが漏れるのを防ぐことによって、チューブレス化を実現しているのである。テープのつなぎ目にさらに1枚貼っているのだが・・・。気にする事ないレベルなのかも知れないが、重心が偏心する事にならないのか・・・。いや、どうせバルブがあるから偏重心になるからバランサーは必要か・・・。

 などと考えていると、説明員のおにーさんがそれに気づいて「これ、別に貼らなくてもいいんですよ〜」と言ってくれた。あ、そうか!!! 漏れるのはニップル穴だからつなぎ目をそこにかけなければ問題ないんだ!!! そうかそうか。

 ・・・おにーさんに話しかけられたついでに、私が気になっていたことを聞いてみた。「チューブレスにしたら人力ではエア入れられないの?」 と、聞いてみたら「ああ〜、それはガソスタ行ってエアー借りたほうがイイかも」との回答。んん〜、やっぱりそうか・・・。12,800円で前後ホイールを施工出来るので、それほど高い投資ではないのだが・・・もう少し考えたほうがいいか・・・。

 OUTEXを離れ、そのほかを回ってみたが・・・道路に近い部分では試乗とか撮影会っぽいこともやっていたが、よくわからないのでスルー。まぁ、お祭り感があっていいことではあるが。いかん、時間を食ってしまった・・・そろそろチケットを買うために並ぶか・・・。

 並んでいると・・・さっきから何回も横を通り過ぎるのだが・・・。中ふ頭駅から歩いている時から気になっていたのだが・・・なぜかマジチャリダーがやたらいるのだが・・・。


↑マジチャリダー

 インテックス玄関から出て来る出て来る。も、もしかしておまいら『大阪モーター【サイクルショー】』だから自転車のイベントだと思ったのか!!! ・・・と思ったら、同時開催で『大阪サイクルフェスタ』をやってるとのこと・・・。そりゃそうだよね・・・。

 とか思いながらさっきからチケットを購入するため列に並んでいたのだが・・・まだ買えてない・・・。進むのがやたら遅い・・・。なにやってんだ!!! 買うまでに10分かかったじゃないか!!!


↑チケット

 割引チケットを使い、1,300円で購入。玄関をくぐり抜けモーターサイクルショーの会場は2号館だ。早速入る。


↑モーターサイクルショー会場

 13:45、会場に入る。あ〜これこれ、この感じだよ。去年は中止になったから2年ぶりの感覚。ついこの前同じ場所で大阪モーターショーに来ているのだが、やはり違うな。懐かしい感じだね〜。今回も左回りで回って行くことにする。

 

 歩き始めていきなり目の前に出くわしたのが・・・。


↑インディアンモータース

 い、インディアンモータース??? え、ナニそれ・・・そんなん知らねぇぞ!!! あれか? ハーレーのカスタムショップか??? それにしてはなんか大規模だな・・・。


↑アメリカンバイク

 後日調べてみると・・・なんか、ヒジョーに事情が深いことがわかった・・・。

 古い歴史があるのだが、会社は一度解体されている。何度か復活のチャンスがあったのだが、ことごとく失敗。最近なんとか立ち上げなおして、ATVなどをリリースしている米ポラリス社の傘下に入り何とか復活の道を歩み始めたようだ・・・。

 そういった境遇のブランドにはぜひともがんばって欲しいのだが・・・とはいえ、お値段がなぁ〜。

 

 SYMのブース発見。


↑SYM

 ここはスクーターで有名な台湾のメーカーだな。・・・と思ったら、なんかスポーティなバイクがいるじゃないか!!!


↑T2 250

 「T2 250」というシンプルな名称の二輪。250ccか・・・国内で250ccスポーツ冬の時代が来て、ポッカリ穴が空いたところにカワサキがninja250Rを投入、ホンダもCBR250Rをリリースして、注目のクラスなのだが、海外も250ccを狙っているんだな・・・。んんー、意外とカッコいいな・・・。欧州メーカーと比べると、いかんせんもうひとつなのだが、これなら世界で戦えるデザインではなかろうか。日本メーカーはなんかデザインがイマイチだから困る。


↑T2のハンドル周り

 ちょいと失敬してまたがってみる。んん〜、メーター周りもなかなか好感の持てる感じではないか。液晶をまたぐメーターフレームがカッコいい。


↑T1

 その横にも同じ車両が・・・。ほぅ、黄色のヤツもいるのか・・・と、思ったら・・・んんっ? 「T1 125」??? ってーことは125cc??? 大丈夫か??? タイヤサイズが250と全く同じようだが・・・。そしてヤル気の無い名前は踏襲されていることには敬服する。

 参考出品とあるが・・・本気で考えているのだろうか。125ccクラスもニーズは十分にあると思うので、是非前向きに考えていただきたいところだ。

 

 ドゥカティのブースへ。


↑ドゥカティ

 ドゥカティにはいつも期待しているが、別にいつも注目しているわけではない。モーターサイクルショーでは何の事前情報も無く行っても、印象的な展示で楽しませてくれる・・・という認識がある。ので、どんなのが出てくるか楽しみ。

 ・・・しかし今回は・・・んん〜??? なんだろう・・・私個人の印象だが、車両が囲われているがなんか雑然と並べられていて、どこを見ればいいのかよくわからない感じになっている・・・ように思える・・・。今回のウリは何なんだろう・・・なんかよくつかめなかった。

 なんか人だかりで展示がさっぱり見えないコーナーがある。これが今回の注目アイテムか!!! がんばって腕を伸ばして写真を撮って見てみたら・・・。


↑おねーちゃん

 なんだ・・・おねーちゃんか・・・。ちぇー。

 

 角を占拠しているBMWのブースへ。


↑BMW

 ブースへ近づこうとしたら・・・ある光景が目に入って足が止まった・・・。というのもなんか・・・妙なアトラクションが見えたのである・・・。

 というのも、ブース中央の台上の車両のフロントが「ウィ〜〜ン」と浮き上がっているのが・・・。なんだこれ??? 何の冗談だ!!!


↑ウィリーシミュレーター

 近づいてみたらこんな看板があった・・・。ウィリーシミュレーターだと!!! BMWがそんなアコギなマネをするなんてガッカリだよ!!!

 BMWと言えば「大人のバイク」というイメージがあったのに・・・そこを打破したいと言う考えでもあるのだろうか・・・。いや、そう思っているのは私だけかもしれないが・・・。

 

 ヤマハのブースへ。


↑ヤマハ

 他の車両はさておき、私はコンセプトモデルに食いついた。


↑セロー(右)とコンセプトモデルXTW250「陵駆(りょうく)」(左)

 右はセロー250の旅仕様、左がコンセプトモデルXTW250「陵駆(りょうく)」というらしい。で、その左の車両に注目してみるが・・・

 どうやら2011年の東京モーターショーに既に展示されていたようだが、私は今回初めて知った。まず初めに、「陵駆」というネーミングはイマイチだな・・・。にしても、型番のXTW250・・・あー、「TW」ね・・・。


↑XTW250「陵駆(りょうく)」

 このエンジンは現行セローのエンジンだなぁ? あー、そうかー、TWって旧セローのエンジンをベースにしているのだが、そのセローは新規エンジンでフルモデルチェンジしてしまった。TWも後を追ってフルモデルチェンジと行きたいのだろうが・・・いかんせん、一時期のブームが去ったので開発投資が出来ないんだろうなぁ。

 コイツの特徴、というかコンセプトを持たせる意味で、なんとリチウムイオン電池を搭載し非常時の電源になる。時代を反映して・・・震災のことも含めてだろうが、「スマートグリッド」的な機能を二輪が装備したら使い道があるんじゃないか? という投げかけになっていると思う。面白い提案だ。

 しかしだな・・・ 水をさすようで悪いが、このバイク、ハイブリッドじゃないんだろ??? 加速時にアシストしないし、減速時に回生ブレーキも無い。走行時に電池は何の働きもしないんであれば、電池はデッドウェイトであると言わざるを得ない。

 まぁ・・・それは普通のバッテリーである「鉛バッテリー」でも同じことなのだが。リチウムイオン電池は鉛バッテリーに比べると、その重量は1/4といわれている。ということは同じ重量でも4倍の容量になるわけだが・・・ではそれで非常用の電源として十分な容量と言えるのか???

 ジェベルやVTR250のバッテリーである「7L-BS」は12v 6Ah・・・掛け算して72Whということになるが、鉛バッテリーは容量の1/3程度しか使えないので、24Whということになる。リチウムイオン電池が4倍の容量があるなら96Wh・・・これは96Wの製品を1時間使える容量ということになるのだが・・・それで何が出来るというのか。コーヒー飲むためのお湯ぐらい沸かせるだろう? とおっしゃる貴方!!! なめてはいけない。1300Wの電気ケトルで140ccのお湯を沸かせるのに1分かかるのである。その電力量は21.67Wh、なんとコーヒー4杯しか飲めないのである・・・。まぁ、デジタル製品ならそこそこ使えるのだが・・・。

 非常時の電源として使えるのはいいことだと思うのだが、しかしそもそも純粋にバイクのエンジンを発電機として使うならバッテリーは不要だ(ただし発電機の構造は必要・・・とはいえ回転数一定では二輪のエンジンでは難しいかも)。電気を使うときに横でエンジンがうなっているという問題はあるが、そんなこと、非常時には気にしてられないことなんじゃない?

 非常時はさておき、通常使用で何かメリットがあるかどうかだが・・・バイクに一般の電化製品を積むのはスペース的にも防水的にも問題がある。クルマ用の12v車載装備を積むにしても何をチョイスすればいいんだ・・・。テレビか??? それだったら携帯で見れるしな・・・。旅バイクとしても何か優位性があるのだろうか・・・。

 そういうコンセプトを持たせないとTWには道が無いのか・・・。結局ただのやってみただけコンセプトかも知れない。まぁ、コンセプトモデルってーのは、普通に考えたら難しいこともいろんな人に投げかけることで実は使い道があるかもしれない、ということを探り出す意味もあるから、やっていることは非常にまともなことである。何か役に立つようなアイデアが出ることを期待する。

 

 カワサキのブース。


↑カワサキ

 んー、あんまり面白くねぇな。以上。

 

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 会場奥中央に到達・・・と思ったら、なんか視界内には今までと異なる雰囲気が・・・。


↑メリーゴーランド???

 うわっ!!! 託児所代わりに使ってくださいと言うことか・・・。家族連れにはありがたい。そういう配慮には敬服する。


↑イベント

 隣の特設ステージで何かの公開収録だろうか。TVカメラも何台かある。

 んん〜、お祭り感があっていいねぇ。ただの展示会ではなく本当にお祭りとして盛り上げようとしているのはすばらしい。

 

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 ホンダのブースへ。


↑ホンダ

 ブースに入ろうとしたら、そこに立ちふさがる存在がいた・・・。何だ??? この痛単車(いたんしゃ)は・・・。


↑痛単車

 イケメンのホンダ:CBR250Rになんか萌えキャラが描かれている・・・。こらー!!! 何てことするんだ!!!

 わ・・・わんおふ??? ワンオフのことか・・・???


↑わんおふ

 この作品をホンダがタイアップ・・・と言うべきではなく、バックアップしていると言うわけか・・・。まぁ、いい事だとは思うのだが、メーカーとして恥ずかしくない範囲でやって欲しいんだが・・・。別に痛単車が悪いとは言っていない。個人で愉しむ分には文句は無いし、企業がキャンペーンに使うのもいいと思う。だからこそ、メーカーは最期の砦としてやってはいけないと思う・・・。

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 ・・・そういえば、CBR250Rについて書いたことは無いが、実は注目している車体である。去年に発売されているものなのだが、書きそびれていたのも・・・震災があって去年はモーターサイクルショーが無かったため実機を見たことが無かったからだ。

 CBR250Rのポイントとしては、最新デザインのカウル付きロードスポーツなのにそのお値段がなんと45万円・・・現行のホンダ:VTR250が57万円ということを考えるとかなり安い!!! というのも世界戦略車としてタイで作られているからである。数年前までポッカリと穴の空いた『カウル付き250ccロードスポーツ』のジャンルにカワサキ:NINJA250Rが彗星のごとく現れ、出し抜かれたホンダが出した答えがこのCBR250R。価格でもって巻き返しをしたい腹だ。

 また、私が期待しているのがエンジン。なんと、ロードスポーツなのに単気筒エンジンなのである。新規設計の水冷FI単気筒エンジンは最大出力/トルクは27ps/2.3kgf・m。トルクは悪くないんだが最大出力が27psというのは・・・単気筒の上に排ガス規制があるため仕方がないのかもしれないが、94年規制前のCBR250RR(4気筒)の45psに比べると半減に近いよなぁ〜。

 とはいえ、乗り味と言うものはスペック上だけで測れるものではない。単気筒だから最高速を犠牲にしてでも低速の扱いやすさを豊かにすれば、乗りやすく仕上がっていると言える。小排気量車はどうしても余裕度が無くて最適な設計が難しい。これから単気筒でも高効率エンジンが開発されることが期待される。

 

 市場的にも、技術的にも注目しているのだが・・・でも・・・発売されて1年も過ぎたのだが、あんまり見かけないなぁ・・・。結構売れてるはずなのだが・・・。

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 今回の新モデル、CRF250Lを発見。


↑ホンダ:CRF250L

 CRF250Lは、前述のCBR250Rと同じく、タイ生産の世界戦略車として設定され価格をグッと抑えて45万円。エンジンはなんと、前述のCBR250Rと同型!!! ロードもオフロードも同一エンジンにするなんてホンダはやることがダイナミックすぐる!!! ただ、吸気系を変更しているとのことらしい。

 装備もスゴイ・・・倒立サスに一体成形のアルミスイングアーム、デジタルメーター、標準でスキッドプレートも付いている。これなら目の肥えたバイクユーザーも納得!!! と言いたいところだが・・・パワーがCBR250Rより落ちて23ps/2.2kgf・m・・・低速重視と言うことなのだろうが、ちょっとこれはつらいんではなかろうか・・・。

 ホンダの事情としては、数年前に本気オフローダーのXR250をラインナップから外し、ライトな空冷オフロードマシンのSL230を「XR230」に格上げして、カテゴリーの統合を図ったということがあった。だが、それじゃユーザーは納得しなかったと思われる。カテゴリーの統合は間違いではない、この路線で最強マシンを作ってやる!!! という意気込みを感じられるような気がするが、これが市場に受け入れられるか不安だ。

 ・・・まぁ、恐らくだが、ホンダとしてはこれが売れなくてもいい、と考えているのかもしれない。『損をしないラインナップ継続』、と言えばいいのだろうか、ロードスポーツであるCBR250Rとエンジンを共用して今後かかるコストを抑えていくことを目論んでいるのかもしれない。当然新型エンジンの償却は早く済むし、部品在庫の数も減らすことが出来る。排ガス対応などのエンジン改良も同時に見ることになり、開発費用も抑えられる。

 ・・・などと、ある意味ひどいことを書いているが、大化けするかもね・・・。

 さて、そのCRF250Lだが・・・真横から写真を撮ろうとしたのだが・・・前輪部になんか看板があって邪魔だ。なんだこの看板は・・・。


↑いいね!

 

『CRF250Lいいね!』

 

 

「いいね!」 じゃねー!!!

 

 

 スズキのブースへ。


↑スズキ

 パンフレットをもらいに行ったら・・・、受付のおねーちゃんがみんなに写真撮られている。てめーら邪魔だ!!! と近づいてみたが、おねーちゃんはパンフレットを渡すそぶりをしない・・・。こら、写真に写るのもサービスだろうが、本来の仕事をしろ!!! と思ったら・・・テーブルにナニやら張り紙が・・・。


↑パンフレットが・・・

 

『カタログの配布は終了致しました。』

 

 

こらー!!! ちゃんと多めに刷っとかんか〜い!!!

 

 

 

 そんなに来ないと踏んだのか・・・。この前の大阪モーターショーの公式バッグも品切れになってたってことは、景気低迷でこういうイベントの来場者予測が少なかったわけ??? それとも、経費削減でギリギリのラインを攻めたのが裏目に出たのか・・・。そういう事情があったとしても、年1回の大イベントでそれはちょっとどうかと・・・。日本を代表する大手メーカーなんだからさぁ〜。

 さて、スズキで気になるのはGW250・・・。


↑スズキ:GW250

 このGW250・・・、今のところ中国のみの販売なのだが、やはり今回実機があったな。雑誌で情報はつかんでいたが、これはどうなんだろう・・・。日本国内でも販売する可能性もあるらしいが・・・(7月にGSR250として国内販売が開始されたそうな)。

 今のところわかっている情報としては、新開発の水冷SOHC4サイクル並列2気筒エンジンを搭載しているというだけ。カワサキ:Ninja250Rと同じく並列2気筒か・・・スズキには単気筒を選んで欲しかったが・・・ 。まぁ、デザインラインはスズキ:B-KINGをなぞったものらしいので、4気筒であるB-KINGに合わせ、多気筒なのかもしれない。んん??? 逆に、新型単気筒エンジンが開発できなかったから並列2気筒になって、デザインをB-KINGに合わせたのか??? ・・・いや、それは考えすぎか・・・。

 正直、私はこのデザインはそもそも好きではない。左右2本出しのマフラーも気に入らない。同じB-KING似のスズキ:GSR400は割と好きなのだが・・・GW250はなんか各部のバランスがおかしいように思うのだが。ところで、このデザインを往年の車種「イナズマ」の復活として展開していくそうな。・・・んん〜、私はあまりイナズマに思い入れも無いからどうでもいいんだけど・・・。

 

 ハーレーのブースへ。


↑ハーレー

 んん〜、気になることは何も無い・・・。

 

 んあ〜、これで4つ角は全て押さえたな。残る外周は・・・なんかショップの展示車両と思しきものが集められている区画。その中に・・・何だ? このトライクは・・・。


↑フェラーリのトライク

 リアのエンブレムに『フェラーリ』って書いてあるのだが・・・??? マジで??? 本物か??? それにしてもデケェ!!! 後ろ半分は完全にクルマだな・・・。

 

 サイドカーがあるブースに出くわす。むむっ、ここはエムクラフトだな・・・。


↑エムクラフトのカブサイドカー

 こ、このサイドカーは・・・カブのサイドカーか・・・。う〜ん・・・スゲェ。このサイドカーは原付二種スクーターにも装着できる。んん??? 原付二種にサイドカーって・・・「側車付原付二種」なんて区分あったっけ???

 あとでHPを見にいったのだが、『原付2種(51〜124cc)のバイクにサイドカーを取り付けると、250ccと同じ軽2輪登録になります。定員は2〜3名で、高速道路の走行も可能になります。』と書かれてあった。なるほどね〜、って高速を走れるのは・・・それは・・・ウリなのか・・・?

 

 エムクラフトのブースを離れ、歩き出そうとした瞬間に、なんかもー、すげー煌びやかなブースが目の前に広がった・・・。な、なんだ? ここは・・・。しかし、その展示車両に目が奪われた。


↑なんだこれ!?

 


↑なんだこれ!!??

 

 

うわっ!!! ナニコレ、かっこいい!!!

 

 

 カッチョエー!!! アメリカンとヨーロピアンの融合だ。むうう・・・エンジンの形からみて、こいつらハーレーだな・・・。一体何者だ!!!???


↑TRIJYA

 TRIJYAというハーレーのカスタムショップらしい。しかし・・・後でHPとか見たのだが、この形の製品が無いのだが・・・。これは製品化されてないのか・・・? これは是非製品化して頂きたい・・・(いや別に買わないんだけど・・・)。

 

 真ん中のブースをうろうろしていると見覚えのある光景が目に入ってきた。あっ! 出た! 丸直(まるなお)だ!


↑丸直

 ここはオリジナルシートの業者である。以前のようにおねーちゃんがチラシを配っているが・・・前回ほどおねーちゃんがイケイケではない。ちょっと安心(?)。

 

 歩いていると見慣れぬ車体が現れた。なんだ、この車両は??? と、何気なしに覗き込んだところ・・・こいつは・・・


↑メガリ:250r

 

 

むっはー!!!

 

 

メガリだ!!! メガリ:250r!!!

 


↑メガリ:250r

 メガリだ!!! とうとう実車を拝めた!!! いやぁ、実は私はコイツに注目しているのだ・・・。どうやら外の試乗会では試乗が出来たらしい・・・。いや、試乗は待たないといけないので、そういうのは元々パスなんだけどね。

 くうぅぅ〜、カッコイイねぇ〜。センターサイレンサーがたまらない。純正タイヤがIRC:RX-01というのもイカすねぇ〜。スイングアームのトラス構造もすばらしい。

 ・・・実はメガリが何者であるかはよくわかってない。とりあえずイギリスの新ブランドで、デザインはイギリス、エンジンはイタリア、製造は中国であるとのことらしい。・・・そんな簡単に「バイク始めました。」って出来ることではないと思うんだが・・・。なにやら全世界展開しているらしいので、台湾のバイクメーカーなんかがバックにいるのかも知れん。

 隣に黒の展示車もあったのだが、個人的には黒がいいなぁ〜。フレームとスイングアームが赤なのが私好みである。ああ、もう、たまらん。

 このカッコ良さでお値段は42万円。前述のCBR250Rより3万円安い。惜しむらくは最大出力がCBR250Rと同じ27psなんだよなぁ〜。まぁ、何度も言うようだが走りは最大出力だけで決まるわけではないが。ヨーロピアンの味付けがどんなものか気になるところ・・・。

 


↑メガリ:250r

 またがってみたが・・・カウル周りに少しスカスカ感があるが、まぁ許せるだろう。しかし、足が少し届かんなぁ・・・。まぁ、つまるところ私の足が短いのだが、シート自身はスリムなので、純粋にシート高が高いということだ。だが、後日調べたところスペック上シート高は765mmとなっている・・・。これは低めの数値である。ホントか???

 メガリ250rは当初、40万円というアナウンスがなされていたが、ヤマモトレーシングのマフラーをつけるから42万円にします、ということになった。んんー、これはどういうことなのだろうか。

 2万円で有名メーカーのサイレンサーがついてくるなんておトクじゃん!!! と言うことになるのだろうが・・・。

 実はサイレンサーなんて原価は知れている。モノにもよるだろうが、恐らく原価は実売価格の1割程度。じゃあなぜ社外サイレンサーはあんなに高いんだ!!! ということだが、別にサイレンサーだけでなく社外品というものはそもそも高くなるものなのである。なぜなら販売数量がそんなに無いから、工場の維持費や事務員・営業マンの給料などのいろんな間接費が多く乗っかってくるからである。

 製品を作るにおいて期間に余裕があり、まとまった数量を作るのは、上記のような間接費を製品1個あたりに載せる額が少なくなる。これが驚くほど安くなる。

 つまり、2万円で有名ショップのサイレンサーがついてくるのは、購入者にとっては価値が上がったように思えるのかもしれないが、実はメガリにとってはそれ以上に利益が上がっている、と考えられるのだ・・・。いや、別にいいことなんだけど・・・。

 

 KTMのブース。


↑KTM:200DUKE

 なんだこのカッコイイ機体は!!!??? 200DUKE??? ってーことは200ccか! 倒立フォークにトラスフレーム、スリムなリアフェンダー周りがたまらん!!!

 確かに雑誌で見たことあるような気もするが・・・。後で調べてみると、125DUKEの200版のようで、基本構成は同じ。エンジン新作を謳っているのだが腰下は125とだいたい同じになってるのかしらん。最大出力は26psと、単気筒200ccとしては高いパワーを出している。近年、排ガス規制のせいか、250ccクラスのエンジンパワーが落ちていっているので、この200DUKEのエンジンはなかなか頼もしい。

 しかし・・・リアタイヤサイズが驚きの150/60-17とは・・・。まぁ、200はいいけど、ビックリしたのは125も同じってことだ・・・。そ、それは走行抵抗でパワー食われてるぞ・・・。


↑KTM:200DUKE

 ヨーロピアンで、なおかつ倒立・・・トラスフレーム・・・これが49万円とは・・・円高の影響か・・・。これは絶対買いだな・・・。えっ!? 俺が買うって意味じゃないよ!!!

 

 フラフラと歩いていると、なんとなく見慣れた雰囲気の画が目の前に広がった。これは・・・タイチのブースだ!!!


↑RSタイチ

 バイク用品店「RSタイチ」である。前回タイチのブースでは会員なら無条件で500ポイント貰えた。今回ももらえるかな〜、と近づいてみると・・・おおっ!!! 500ポイントの文字が!!! コイツはラッキー!!!

 ・・・と思ったのだが・・・行ってみると、会員「新規登録」限定とのこと・・・。ちぇー。

 

 なんか気になって近づいてみたのだが・・・どうやらバイクガレージのようだ。


↑バイクガレージ

 しかし・・・ロフト部分にバイクを持ち上げるのはどうするつもりなんだろう・・・。ゴリラぐらい持ち上げれ〜、と言うことなのか・・・。パンフレットを見ると、ちゃんと手巻きウインチ装備で安心。

 

 ということで、全部見回った。もう一度確認する・・・ほどでもない。出るか・・・。

 −−−−−−−−−

 

 15:15、モーターサイクルショーの会場を後にし、とりあえず前述した『サイクルフェスタ』なるものを覗きに行ってみた。


↑サイクルフェスタ

 んん??? 入場は無料!? コイツはラッキー!!! 早速入ることにする。


↑サイクルフェスタ会場

 ・・・んー? なんか・・・以前見に行ったことのある「サイクルモード」というイベントはもっと規模がデカくて、お金かかってる感があったのだが・・・。ブースのスパンが広いし、会場内には試乗コースにフードコーナーもある・・・若干、会場が余ってる感が漂う・・・。

 試乗するには・・・何か書かなきゃいけないはずだ・・・。どうせ時間もあまり無いので試乗はパスすることにする。


↑3ローラータイプ

 室内トレーニング用のものだが、3ローラータイプのものらしい。へー、これは面白い。なにやら「ダンシングが可能」と書かれてあったので、車体のバランス、前輪をコントロールする力が必要になるようだ。トレーニングとしてはこれは最強だな・・・無駄に欲しくなるぞ!!!

 ・・・ちなみにこれでバイク走らせたら・・・んん〜、危ないか・・・。


↑BD-1

 おおっ!!! BD-1じゃないか!!! 今のところ、私の中で最強の折りたたみ自転車なのだが、購入は思いとどまっている・・・。まず、単純に価格が高いんだよな〜、13〜18万円もする。


↑BD-1折りたたみ状態

 それに、価格もそうだが、変形が・・・私の望むものではないように感じるのだ。後輪がスイングアーム式のサスペンション付なのを利用して変形時はメインフレーム下に格納され、前輪がスプリンガーフォーク的なサスペンション付でこれまたそれを利用してメインフレーム横に格納されるという、画期的なシステムで折りたたまれるのだが・・・。私の求めるものとなんか違うんだよな〜。

 歩いていていて、ふと横を見ると、・・・なんかすごいものを見つけてしまった。


↑牽引???

 んんん??? トレーラーか・・・??? チャリの後ろにリヤカー付けるのは見たことある。それの進化版か??? しかし、よく見るとオプションで色々な形態になり使えるようである。・・・これってもしかして・・・。ベビーカーか!!! カッコイイ〜!!!


↑チャイルドトレーラー

 後で調べてみると、カナダの「Chariot Carriers Inc.」製の「chariot」(チャリオット)というチャイルドトレーラーなるものらしい。

 なんと三輪バギータイプもある。これはすごい!!! 無駄に子育てしたくなるアイテムだなぁ〜!!! 


↑三輪バギー形態

 ハァハァしながら見ていると、その横にスーッっと自転車が止まった。どうやらお客さんが試乗から帰ってきたようである。チラリと見てみると・・・牽引タイプではなく、なんとチャイルドトレーラーを自転車右側に配置したサイドカータイプだった!!! うわっ!!! こいつはスゲー!!!


↑サイドカー

 近づいてよく見ようと思ったら、試乗待ちの別のお客さんがいたようで、その人の手に渡り遠ざかってゆく・・・。ああん、待って〜、もっとよく見せてぇ〜(涙。

 うう〜む、思いがけずなかなか面白いモノが見れたな・・・。

 

 15:45、全部見回ったので会場を出る。

 勢い余って反対側の出口から出てしまったな・・・。ここから中ふ頭駅に戻るのも芸がない・・・少し歩くがコスモスクエア駅まで歩くか・・・。北上して海沿いの施設にぶち当たって西に進路をとる。するとここは国際フェリーターミナルらしく、コンテナがいっぱい積んであった。

 港のコンテナと言えば、「キリン」の愛称で親しまれる『ガントリークレーン』が思い浮かぶが、ここにはそれは無い。


↑スプレッダ仕様大型フォークリフト

 その代わりに活躍するのがコイツだ!!! しかし・・・コレ、操縦するのが難しいだろうな〜。

 16:15、コスモスクエア駅到着。地下鉄中央線でそのまま高井田駅まで行く。


↑ユーバスRoyal高井田

 地下鉄中央線高井田駅から徒歩3分ぐらいの場所にある温泉へ。温泉もよかったが、くぅ〜、枝豆とビールが旨いねぇ〜。

−−−−−−−−−

 今回のまとめー。

 

 注目したいのはやはり250ccロードスポーツの充実ぶりだろう。ホンダ:CBR250R、カワサキ:ninja250R、スズキ:GSR250・・・ヤマハは250ccスクーターに力を入れているので静観しているのか出してはいないが、一応YSPで海外向けのYBR250は買える模様。さらに海外からもメガリ、SYM、KTMが参戦してきてかなり活気づいてきた。(そういえばヒョースン:GT250/Rなんてのもいたなぁ・・・)

 一時期はポッカリと穴が空いてしまったカテゴリーだが、反動というか、時代が低価格のものを求めていることもあって復活してきた。ただ、エンジン出力的に低い部分もあり、まだ技術的にはいまひとつな感はぬぐえない。それは低コストで作らなければならない足かせがあるからだが、このカテゴリーがもっと盛り上がってくれば、技術革新が加速され、さらによいモノが出来上がってくることになるはずである。

 これからもこのカテゴリーには期待したい。まずは・・・売れてくれないと話にならないんだよな・・・。

(終わり)

 

 


 

 

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