くるすま3月号



 まいど、えーすけです。
えー、なんとかギリギリで3月で更新出来ました。
先月末から今月と怒涛の1ヶ月でもう頭がパンク気味です。仕事もパンクしてるし・・・。

○ボルティのリヤホイール

 実は先日ボルティのリヤホイールをネットオークションで手に入れた。何のために手に入れたのか・・・もちろんジェベル改造のためである。

 現在のところ、まだジェベルは修理に出していない。つまりまだ不動車である。少し時間に余裕が出てきたのでイジろうと思ったのだが・・・もうほぼ2年もまともに走っていないジェベル、何から手を入れていけばいいかも判断がつかなかった。

 とにかく今最もやりたいことはリヤホイール17インチ化である。しかし、それにはスポークの問題がある。

 久々の話なので、一応説明しておくと、スポークホイールの利点としてハブは純正を使い、リムとスポークを交換することによりインチアップ/ダウンが可能となる。リムはRKEXCELリムのオーダーが可能だが、スポークは社外品でインチダウンスポークキットなど存在しないためショップでワンオフで作ってもらうのが常套手段である。しかし、私はスタンドアローンな人間のためショップに相談したり頼んだりするのが非常に嫌いなのである。そうなると残されたのはスポークを自作するか他車種のものを流用するかである・・・。

 ということで、その2点に関しては細々と調査はしていた。スポーク自作は再販されたHOZAN製スポークネジ切り器が必要だが¥55,000-もする上に、既に売りきれ、入手は非常に困難である。他車種流用に関しては、車両データからではスポーク長が不明、実物が無いと判断出来ない。これも難しい話であった。

 ところでもっと根本的な解決法は実はある。ジェベルの倒立化計画のように足回りごと交換してしまうのである。リヤディスクブレーキ化計画として進めていたのだが、TS200Rの足回りを組むというものだ。スイングアームもジェベルと同じH型、TS125R用の428スプロケットも取付可能とかなり使えそうなのである。しかし・・・リヤサスペンションのアッパマウントをフレームに取りつけなければならない・・・溶接で。

溶接なんてできねぇよ!!!

ということで現在頓挫してます。だいたい何処につけるのがベストなのかという設計的なこともわからないしね。

 そんな感じで八方塞だったのだが、あるときカワサキのHPを見ていたらオンラインパーツカタログなるものがあった。見てみるとなんとスポークの品名にスポーク長と頭の角度と思われる記載があったのだ。おおっ、これはすごい!!! しかもスポークが1本単位で注文が出来る!!! 適合しそうなスポークを1本買って調べることが出来るぞ。・・・とは思ったのだが、17インチにインチダウンしたときに一体どれぐらいの長さになるのかがわからないので、これも解決に至らなかった。・・・かのように見えた。

 そんなこんなで日は過ぎ、ネットオークションの調査もおろそかになっていたあるとき、ふとオークションを見てみた。するとボルティのリヤホイールの格安の出物があった。安いし調査のために入札することにした。問題無く落札する。

 ボルティのリヤホイールはスポークホイールであり、17インチMTリムを採用しているので、私が求める形そのものである(リム幅が2.50なのでそのままリムを流用することはないが)。しかし、実はボルティのハブはジェベルのものとは全く異なる。ジェベルのリヤハブフランジは左右径が異なるため、左右のスポーク長が異なる。ボルティのものは左右フランジ径は同じで、フランジオフセットもジェベルとは全く異なることを現物調査(モーターサイクルショーで実物を見た)で分かっている。つまり全く流用することは出来ないということである。

 しかしながらだいたいの雰囲気を調べることは出来るのではないかと思ったのである。もしかしたらボルティのスポーク半セットとジェベルの短いほうの半セットで組めるかも知れない・・・などとまずそんなことは無いとは思いつつそんな淡い期待もあった。

 後日ボルティのリヤホイールが届く。タイヤも付いてきたのだが、これがなんとDUNLOP:TT100GP120/80-17という私が前輪につけている銘柄と同じであった。しかもサイドウォールのひび割れも無くまぁまぁ程度のいいものであった。うひょ、これはラッキーかも知れん。いい買い物をしたなぁ。

 開梱してすぐ気づいたのだが、このボルティってハブダンパーが付いていた。ええっ、なんでそんなもの付いてるんだ。たかが20psのエンジンじゃないか。まぁいいや、と早速バラしてみる。タイヤはずしに取りかかるのだが、ビードも貼りついていたしなにせ久々にやるもんだから苦労するかと思ったが、割と簡単に取れた。タイヤレバーも2本しかないのに・・・いや、2本で十分なのか?

 タイヤを外してニップルを回そうと#8のニップルレンチで回そうとしたが、スカスカだった。? なんで? もしかして#9なのか!? #9だった・・・。えええ! そうなん? だからハブダンパー付いていたのか・・・。

 スポークの番手は#8、#9と表記するのだが数が大きくなると径が微妙に小さくなる。ジェベル125のリヤスポークは#8なのである(でもジェベル125のフロントは#9なんだけどね)。この時点でジェベル-ボルティの混合スポークの可能性は消えた。いや、サイズ違いでも組めるならそれでも良いのかも知れないが、気持ちが悪い。まぁもともと長さの問題で無理だろうとは思っていたけどね・・・。

 スポーク長さを計測、145であった。ジェベルのものが長175、短165(10mm差)なので短いほうと比べても20mmも差がある。単純に考えればジェベルのハブを使用するなら長短で10mmの差で無ければならない。この時点でジェベル-ボルティの混合スポーク案は完全に消えた。いや、まぁいいんだけどさ。

 さて18から17インチに変更するのにスポーク長20mm程度の差が必要であることが分かった。1インチというのは25.4mm、半径として12.7mmの差がある。MTリムになるとスポーク取りつけ部が盛り上がっているのでその分で20mm程度のなっているのだろう・・・。JISで調べてみるとセンターの盛り上がり寸法は9mm、すると12.7+9=21.7、だいたいの計算が合うことになる・・・しかし、スポークは斜めに張っているものであり、3次元的な位置関係にある。となると若干長くなるのでないのか・・・? う〜む、よくわからん。

 二輪用のリムはJISによって決められているのでリム直径は算出できる。フランジも計測すれば値は出てくる。しかし・・・スポークが斜めかつ3次元的に張られているので単純には計算出来ない・・・。どうしよう・・・なんか計算式無いかなぁ、とネットで検索してみた。ネットって本来はこうやって使うもの、ただのコミュニケーションツールじゃないし、間違っても夢の世界じゃない。本来は軍事用に作られたものであり、学術的な情報を共有したり調査したりするものなんだよ。まずは手始めに「スポーク長」と入れて検索してみるか・・・。

 すると「スポーク長計算プログラム」なる項目がヒット!!! な、何ィ!!! そんな夢みたいなことがあって良いのか!!! いや、やっぱネットは夢の世界だ!!! 

 しかし・・・喜び勇んで図や説明を見てると何かがおかしい・・・。

 ・・・。

自転車か・・・。

 自転車はネット上ではいろいろと情報が落ちてるし、バイクより個人でのDIYが発達しているみたいである。う〜ん、どうなんだろ、ストレートスポークじゃないから基本的なスポークの構造・考え方は自転車と同じなのだが、はたして自転車の式でいいのだろうか・・・。自転車よりフランジ径ははるかにデカイし角度もかなり寝ている。とりあえず寸法を計測し計算させてみる。するとどうも150と160になるようである。果たしてこれが正しいかどうか疑問だが、だいたいそのあたりになると思われる。とりあえずこれを元に調査してみることにしよう。

 さてここでカワサキのオンラインパーツカタログの登場である。車種総当りでスポークを調べる。しかしスポーク長さと頭の角度は書いてあるが、残念ながら頭の長さと径が書かれていない。径に関しては推測するしかない。ボルティの経験からハブダンパーが付いている車種は径が小さくなると考えて、ニップルの同一品番で径を推測する。しかし長さや径が適合しても、頭の長さが違えばスポークは所定の位置に来ない。そればっかりは実物で確かめないことにはどうにもならない。まぁそんな感じで調べたが、適合しそうなものは155と145しかなかった。むう、中途半端だなぁ・・・。これは付けてみないと何ともいえない。とりあえず用品店でそのスポークと適合しそうなニップルを1本ずつ注文することにした。

 いつも行っている用品店に行く。以前はジェベルを買ったバイク屋に純正部品は頼んでいたが、ここ数年行ってなかったので行きづらい。この用品店は数年前から純正部品を扱い始めたことを知っていたのでここで注文することにする。部品のフロアに上がって店員に聞いてみた。

私「こちらのお店ではメーカー純正部品を注文出来ましたよね?」

店員「はい、ご注文出来ますよ。カワサキ以外でしたら

は?

私「え・・・カワサキはダメなんですか・・・?」

店員「ええ、扱ってないんですよ・・・カワサキのバイクですか?」

私「い・・・いえ、違うんですけど、そんな感じです・・・」

 なんでダメなの? そりゃまぁ、いろいろ都合があるんだろうけどさ・・・。

 別の店で頼んで事無きを得たが・・・。

(続く)

○九州旅行かいつまみ

 2/25〜29九州に友人と二人で行ってきた。4泊3日(船内泊、車内泊含)の旅だったのでここに書くと長くなるから道中のことは書かないことにする。

 この友人とは数年前から冬に九州にふぐを食べに行こうと言っていたのだが、二人の都合があわず毎年行かずじまいになっていた。なぜ九州なのか、それは私が名門大洋フェリーに乗りたいから、それだけである。ふぐを食べるというのは口実で、フェリーに乗って12時間まったりと過ごし、なおかつ朝には九州に着いているという合理的な時間の使い方が出来るのが好きなのである。冬である理由は、私が絶対にバイクでは行かない季節だから。その友人はバイク乗りではないため向こうでレンタカーを借りる予定でいたから冬に行っても寒さでまいることはないし。

 去年の年末もその話はしていたのだが、二人とも仕事が相変わらず忙しいからやっぱり今年もだめかなと言っていた。のだが、2月頭に向こうが2月末なら有休取れるぞと言いだした。私もちょうど仕事が一段落していたところだったので急遽九州行きが決定。後日ミーティングを行った。

 まず、九州までの交通手段を考えた。行きをフェリーにして帰りを夜行特急列車「なは」、これなら仕事帰りにフェリーに乗れて、帰りは深夜まで博多に滞在することが出来る。でも金額的には断然フェリーのほうが安い。大阪南港−新門司のフェリーはネット割引で4,800円で乗れるのに対して、博多−大阪の寝台特急料金は18,000円程度もするのである。なんじゃこの値段の差は!!! と思ったが、博多に深夜まで居れるメリットもあるし、その友人は鉄道ファンなので(まぁ鉄道は私も好きなのだが)採用することになった。結局はフェリーは2等洋室6,000円、なははBソロ20,000円になった。

 向こうではレンタカーを借りるのでどこにでも行けるのだが、二人とも温泉には入りたかったが別にこれといって行きたい場所は無かった。3日もあるので九州西側に無理矢理行くことにした。で、雲仙に行くことになった。1泊目を雲仙にし、2泊目を湯布院にする。レンタカーをJR小倉駅で借りてぐるっと九州の北半分を回って、またJR小倉駅に帰って車を返し、博多へは電車で向かう。こんな計画であとは臨機応変。ようは適当。

 ・・・まぁ行ってどうだったかと言うと・・・九州はスケールが壮大で面白い!!! ・・・だな。一応足取りを書くと

大阪南港→(名門大洋フェリー)→新門司港→(送迎バス)→JR小倉駅→雲仙国民宿舎→雲仙小地獄→雲仙温泉畑→雲仙国民宿舎(泊)→島原港→(カーフェリー)→熊本港→阿蘇山火口→湯布院→湯布院高原ホテル(泊)→塚原温泉→耶馬渓・青の洞門→スペースワールド→JR小倉駅→(特急ソニック)→JR博多駅→(徒歩)→キャナルシティ・天神・中州→(バス)→JR博多駅→(特急なは)→大阪駅

 特筆すべきことは雲仙小地獄、阿蘇山火口、湯布院高原ホテルの露天風呂。雲仙小地獄は泉質がきつく、肌の強い私でもかなり効いた。もう最高。阿蘇へは行くつもりが無かったのだが、急遽七城温泉ドーム行きを取りやめ行くことになった。あまり私は普通の観光地は行きたくないのだが、一生に一度は見ておくべき。見れて良かった。妙に気持ちよかったのが湯布院高原ホテルの露天風呂。ホントに高原のど真ん中に盛り土をして温泉を沸かしているだけなのだが、九州のスケールのデカさを感じながら湯に入れるのが気持ちいい。なんと混浴で女の人がいたらどうしようと思ったが、誰もいないし誰もこない、そんな心配する必要もなかった。足だけ温泉につけて石の上に転がって星と雲の流れを眺める。天気はあまり良くなかったが、満天の夜空なら最高だろう。

 結果的には総額8万円(泣)の旅になったが未体験ゾーンの応酬でかなりの経験値になったと思う。観光地や温泉も良かったが、それだけでなく四輪に乗りたがらない私にとって、九州の山道、高原の道は四輪の走る楽しみを教えてくれた。いい練習になった。

 ところでオリックスレンタカーでホンダフィットを借りたのだが、3日で2万円だったので一人1万円、一日あたり3300円程度でコスト的にお値打ち感がある。フィットなら十分3人でも走れるだろうし、3人でならもっと一人当たりのコストは下がる。しかもフィットは600km走って35lしか燃料を使わなかった。燃費は17km/lと燃料のコストも良かった。私は今回のようなレンタカーの旅は初めてだったが、非常に快適で楽しかった。特にDVDナビの性能と使いやすさは感動であった。

 バイク旅もいいがこんな旅もいいな・・・。

○さらばVTR250再び・前編

 2004年3/6〜7に伊勢方面にツーリングに出かけた。メンバーは例によって谷町山岳警備隊。

 無理、無茶、無駄。

 毎回そんなことが頭によぎる。今回もそんなツーリング計画だとは薄々気づいていたが・・・。たったの二日間で、かなり極楽で美食でハードでスリルな出来事が沢山あったのだが、あまりにも長くなりすぎるので詳細は省くことにする。

−−−−−−−−−

 一日目の朝は最悪な目覚めであった。kawa君の電話で目が覚める。西名阪・香芝SAで9:00集合だったが、時計を見ると9:40を示していた。

kawa君「えーすけ今どこ?」

私「・・・家」

kawa君「ぎゃはは! すぐ来れる?」

私「・・・んん〜。がんばる」

kawa君「じゃ亀山で降りてそこで待ってるわ」

私「・・・了解」

 頭が重い。昨日は会社の宴会であった。今からツーリングに行かなければならない現実を呪う。正直、初めっからツーリングに行きたくなかった。まだ肌寒い時期であり、かつ私はまた新しい仕事が忙しい状態にあったので休みたい気持ちでいっぱいだったし、さらに当日の予報は雨。当然宴会の次の日になることはわかっていたし、どうせ当日二日酔いの状態になることは明白だった(私は酒飲みである)。それに、谷町山岳警備隊でまともに快適なツーリングなんてほとんどしたことが無い。体力的にも精神的にも消耗して帰ってくるので休みをもう一日取らないと次の週が疲れがたまって仕事が出来ないのである。どうせ今回もえらい目に遭うのだろう・・・。

 しかし、そんなに嫌なのかと言われれば、別にそうでもない。正直言うとそんな無理、無茶、無駄、「3無」計画を楽しんでいたところもある。前半はやりたいようにやらせて後半から修正していく・・・そのポジションが気に入っている。私はチャレンジャーでもなければギャンブラーでもない。だからこそたまには無謀な状況に身をおいてアドレナリンどっばどば出る状態になることも経験のうちだと思っている。

 でも今回は状況が悪い。そんな感じで嫌だったのだが、前回の去年秋ツーリングをすっぽかしてしまったこともあるし、無理しても今回ばかりは行かなければならないかと思っていた。まぁ、ようは断りきれなかっただけなのだが・・・。

 案の定、二日酔いになってくれた体に鞭打ち、のろのろと準備を始めた。しかし当日の天気は予想に反して快晴、暑いぐらいであった。走るのにはちょうど良い感じであった。準備完了、10:30出発する。

 国道163号線で名阪国道伊賀ICまで行くことにする。細い峠道だが私の自宅から最も距離が短いルートで、あまり混まないのでこちらで行くことにした。道中半ばまでは非常に快適だったのだが、天候はどんどん悪くなりなんと雪が降り始めた。ぎええええ、雨じゃなくて雪かよ!!! と思ってはっとなる。しまった、防水のオーバーグローブを忘れてきてしまった。元々手が冷たくなるのにグローブが濡れてしまえば手がさらに冷たくなる。やってしまった・・・あわてて用意したので忘れてしまったのだ。この失敗は後々まで尾を引くことになる。

 手が冷たいながらも快走し、亀山で降りてすぐのところの食堂に行く。そこは有名なのかなんなのかよくわからないが、鉄板焼き?の店だった。そこで合流することになっていた。中に入ってみると隊員たちがいて、もうみんな食べ終わってゆっくりしていた。私は昼食はまだだったが、遅れを取り戻すために出発しようと言ったのだが、

kawa君「ん? えーすけ、昼飯まだやろ? 食べようや」

 いいのか? と思ったのだが、実際腹は空いていたので食べることにした。・・・罰ゲームのごとく食わされまくった。まぁでも、大変おいしゅうございました。

 食べている最中、どこへ向かうのかと聞いてみると、伊勢志摩に向かうと言う。そこへは亀山から伊勢自動車道が伸びていて、以前車で行ったことがあったがそんなに遠くなかったと思っていたので、まぁゆっくりしていても大丈夫だろうと思った。それも間違いだったのだが・・・。

 食べ終わって出発しようと表に出ると横殴りの雪が舞っていた。ぐは、ここでも降り始めたか・・・。グローブが濡れていたので通りすがりのホームセンターで作業用手袋を代用品として購入。防水オーバーグローブ代わりにゴム手袋を購入したが、小さすぎて手を圧迫、血の巡りが悪くなって指先の温度が上がらなくなったので使えなかった。毛染め用と思われるビニール手袋を代用とした。

 ぼちぼち走り始め、雪も程なく止んで陽射しも出てきて快適に走れるようになった。が、思うように進まずそうこうしているうちに日がかなり傾いてきた。休憩で入ったコンビニで目的地までの距離をチェックする。なんと残り5,60km程度ある!!! ぐはっっっ!!!(吐血) このままでは日が暮れてしまうので結局伊勢自動車道に乗ることになった。私はスピードを出すのが嫌なので高速に乗ることは反対したかったのだが行程を考えたら仕方が無かった。晴れたとはいえ寒いし怖いし、ほんま私とって地獄だったが・・・。

 伊勢自動車道でショートカットする。さらに山道を抜け、磯部に入り何とかホテルに着いた。そこは近鉄志摩磯部駅隣のホテルでレストランが無いだけでなかなかいいところであった。ホテルにチェックインしてやっとゆっくり出来る・・・と思ったら、なんと晩飯をここから15km離れたところに食いに行くと言い出した。もう寒いし日が暮れてるし勘弁してくれ〜と思ったが、ここまで来たら行くしかない。まぁ行ったら行ったで面白い事件もあったし大変おいしゅうございました。ホテルに帰って缶ビールで宴会。12時過ぎに就寝する。今日は結構ハードだったなぁ・・・しかしまぁ、明日は温泉に入って帰るだけだ・・・何とかなるでしょう・・・。などと思いつつ、眠りに落ちた。今回の旅の峠を越したと、確信していた・・・。

−−−−−−−−−

 二日目は天候も良く、磯部から程近い浜島温泉エリアの日帰り入浴ができる豪華温泉に入ってほげほげしていたのだが、天候は急激に悪化しこんな海岸線でも雪が降り始めた。kawa君は昼食に地鳥屋に行きたかったみたいだが、この天候では帰路が険しくなるのは明白だったので、このまま帰ることにした。国道166号線しか無いのでそれで帰ることにしたが、かなり険しい峠であるように見えたが仕方がなかった。

 浜島温泉エリアから伊勢エリアまでに一山あるのだが、もうそこはほぼ白銀の世界であった。かなり体力を消耗する。山を下り、コンビニに入って体を温める。166号での峠越えは不可能と判断し名阪国道で帰ることにした。高速道路は嫌いだが、一般道は路面が凍結して前進出来ないことも考えられる。ここは確実に帰れる道を選ぶ他無かった。

 しかし、このコンビニから出ようとすると、また雪が降っていた。出発しようとすると雪が降ってる、そんな状況はこれで3度目である。勘弁して欲しかった。

 伊勢自動車道に乗り関インターまで爆走し名阪国道に入ることが出来た。伊勢自動車道では雪に降られることはほとんど無かったが、名阪国道は雪がぱらついていた。まぁでも比較的走りやすかった。伊賀SAで休憩を取る。コロッケを食べながら、これから状況が悪くなるかと話をしてると、yama君が奈良に入る時に険しいところがあるよと言った。そこがどれぐらいの状況なのか、しかし鈴鹿山脈越えをやってのけれたのだ、大丈夫だろう。楽観的であった。

 しかしふと外を見ると大粒の雪が降ってるしさらに積もりだしていた。またか・・・これで4度目だぞ・・・同じネタは3回までと言うのが大阪人の鉄則だぞ。いや、積もりだしてきたのでネタがランクアップしたのか? そんなネタ勘弁してくれ〜(泣。まぁ今まで雪を突破してきたんだから何とかなるだろう・・・。

 走り出すと車が多くなっていた。隊員たちの車列は途切れ始めた。雪はどんどんひどくなり、路肩どころか斜線のセンター付近に雪が残り始めた。ヤバい。ヘルメットの透明シールド(バイザーとも言うがホントは何て言うべきなのだろう?)の曇りと併せて視界が全く無くなっていった。路面に撒かれた凍結防止剤のせいだと思うが、シールドが異常な曇り方をするのである。あまり車間距離を空けると前の車のテールライトすら見えなくなる。こ、これはいつぞやの大豪雨の中を高速道路大爆走と同じではないか。対向車線のヘッドライト攻撃が無いだけでましなのかも知れないが、寒いのがそれより勝っているかも知れない。俺、なんか悪いことしたか? 助けてくれ〜と思っていたら。ついには車が詰まり始め減速しだした。抜けるのが遅くなるが、この状況ではスピード出すことが危ないから助かるよ。

 すると完全に停止した。? 事故でも起きたか? と思ったが、4トン程度のトラック1台挟んで前に隊員であるCBR250RRに乗ってるMさんがいるのが見えた。エンストしているみたいである。あっちゃー電装系が弱ってたか。とにかくトラックを追い抜いてMさんの後ろについた。するとエンジンはかかり再び走り出した。その後をついていく。

 道は下りになり目の前はかなり開けてきた。やっと奈良に入ったか、よしもう少しだ。そんなときMさんのCBRのリヤが暴れ出した。ありゃこいつはいかん。減速して車間距離を開ける。いくら低速とはいえ後ろはトラックである。十分距離を開けた。CBRは何度かリヤが暴れても立て直していたが、ついには転倒してしまった。やっちゃったか助けに行かなくてはとブレーキをかけた。

おそらく

とっさのことに

フロントブレーキを

かけてしまったのだろう。

タイヤから伝わるグリップ感は、

カキ氷にスプーンを突き刺す感覚に変わる。

そして

その背筋も凍る感触に

危険信号を発する間もなく

瞬時に失われるグリップ。

一瞬のうちに

車体が真横を向いた。

そこで

グリップが回復したのか、

何なのかわからないが、

回転はそこで止まった。

いや、

止まったと

思っただけかもしれない。

(後編に続く)


くるすま2月号



 まいど、えーすけです。
えー、あけましておめでとうございます(遅っ!!!)。
あー、6ヶ月ぶりの更新でございます。仕事が忙しかったんです。他にもやることがあったたんです。
何せジェベルをイジってない、いや、それ以前に動かないので乗ってない時点でこのホームページの意味が無いので・・・。
勘弁してほしい・・・。

○既にもう3ヶ月前の話ですが、ジェベル

 何を隠そう、実は昨年11月、ほぼ1年ぶりにジェベルに火を入れてみた。  

 いつのまにかジェベルを放って置くことに慣れてしまったが、やはり気になる。エンジン不調の原因がさっぱりわからない。電装系の異常には私は対処できないし、当然エンジン内のこともわからない。私は改造はできても修理はできない人間なのである(威張るな)。とにかくエンジンを回せられないと何もわからない。1年前に買ったバッテリが生きているかが気がかりであった。  

 仕事がちょっと一段落して休日が取れれるようになったので7,000円もするちゃんとしたバッテリ充電器を買ってきて、そのバッテリに充電してみた。3時間後、バッテリは無事に充電を完了した。おお、まだこいつ生きてやがる!!! そして1年ぶりにジェベルを引っ張り出す決意をする。

 とにかく1年ぶりの車体である。しかも1年半もまともに走っていない。錆びがところどころ進行していて後輪スポークが特に酷かった。ニップルがやられている・・・。あー早く17インチにしたいよぉ・・・。

 とにかく燃料を入れ替える作業に入った。キャブから燃料を抜くとかなり劣化している様子。しかもヒューエルタンクのコックは燃料を流す状態になっているのに燃料が止まってしまった。おおう!? バルブがいかれたか!? これはいかん。

 とりあえずキャブの分解洗浄を行った。すると真鍮部品が錆びていて絵の具のような真緑色の付着物がたくさんついている。うわっ、こらヤバいわ。キャブ交換せなあかんかな・・・。で、バルブを見てみると、フロートの動きに対してバルブの動きが渋い。洗浄すると改善はされたが不安が残る。んんー、こりゃいよいよ交換か・・・。

 タンクの燃料はほとんど劣化はしていなかったが、一応VTRと交換する。いよいよバッテリをつないでセルを回す。エンジン内が錆びてクランクが回らない可能性もあった。少なくともエンジンオイルは落ちきっているはずだからオイルを循環させれれば何とかなるか・・・。





 きゅるきゅるきゅるきゅるきゅる・・・

 おっ、セルもクランクも気持ちよく回ってる。調子良く吸気してる。よしよし。





 きゅるきゅるボッきゅるきゅるきゅるボッ・・・

 おお!!! スパークプラグから火が出ているようだ。アイドルぐらいはしてくれよぉ〜。





 きゅるきゅるきゅるきゅるきゅる・・・

 んんー・・・、かかんねぇ・・・。





 きゅるきゅるきゅるごふっ!、きゅるきゅるきゅるごふっ!・・・

 なんだぁ!!!??? エンジンが咳き込んでやがる!!! 逆流してキャブから気化した燃料が吹き出る始末である。バイクも風邪をひくんだなぁ(違うって)。

 その後、アフターファイアするしこいつはどうも手におえないようである。

 やっぱり入院させるしかないのかなぁ・・・。最近のバイク屋は改造車を受け付けてくれるんかなぁ・・・。受け付けてくれたとしても工数がかかるから修理費もべらぼうに取られる可能性がある。それが心配・・・。

○もう今は昔のMAZDA:RX-8の試乗の話

 昨年9月某日、MAZDA:RX-8の試乗に行ってきた。

 RX-8がどんな車かご存知で無い方はマツダのHPで確認してください。

 私は四輪にあまり乗る習慣は無い。家の車としてホンダ:ステップワゴンが存在するが、3年で20回しか乗ったことが無い(04年02月現在)。四輪はメカニズムとして非常に興味はあるが何せ車体が高いし維持費もかかるし駐車にお金がかかるのは納得がいかない。二輪がコストもかからず便利なので休日はもっぱらVTRで移動する。

 第一にまず私は四輪の運転が楽しくない。単にステップワゴンが楽しくないだけかもしれないが、ATの感覚に馴染めないのと車体感覚がわからないため非常にストレスが溜まる乗り物である。四輪のメリットとして人を乗せれる、荷物を載せれる、雨が降っても濡れないということもあるが、私は人も乗せない、荷物も載せない、雨が降ったら外出しないと言う人間である。

 あと、一般的に四輪はステータスとして重要なアイテムである。外車が高値で取引されているし、国産高級車もトヨタ:セルシオなんかは450万で売れる代物なのに販売価格は600万、てーことは150万はセルシオ代か!!! という話らしい。そんなことがまかり通るのは要するに四輪の持つステータス性である。ブランド品と同じことである。世の中には『お金は無いけど高級車に乗りたい』という意識が存在するらしい。街中を見てもベンツのS600はごろごろしていた時期もあった。今はベンツもいろいろ種類があってよくわからない状態になっている。そのステータス性は大勢を占めると認識せざるを得ない。

 まぁ、何を言いたいかと言うと、私は以前から宣言しているが、反大勢主義、アンチブランド志向人間である。よって四輪にステータスなぞ感じない。所有する喜びなんてミジンコの鞭毛ほども無い。本当に四輪は私にメリットの無い乗り物なのである。保険代やら税金やら持っているだけで多大なコストのかかることは考えられなかった。

 とまぁ、私はそんな人間なのだが前述のようにメカニズムとしては興味はあった。四輪好きの友人もいるし、結構二輪以上にイジれるので話を聞くのは楽しい。

 その四輪話で仕入れた知識と私の個人的な感覚から、マツダRX-8は非常に興味深い四輪であった。ロータリーNA(※NA=自然吸気、いわゆるノンターボ)のスポーツクーペながらターゲットはファミリーである。特にロータリーNAのエンジンという軽量設計に惹かれる。ロータリーエンジンはもともとコンパクトで軽量、ハイパワーがウリである。RX-7/8に搭載されている13Bロータリーエンジンはその名のとおり、1300ccである。ただ、燃費があまりよくない。バイクでいえば2ストエンジンみたいな位置付けになるだろうか。そのエンジンにRX-7ではツインタービン(シーケンシャルツインターボ)なんて載っけたりしてやがる。ちょっとイジれば700ps出るらしい。まともに発進できないできないらしいが・・・。

 私は実はあまりターボが好きではない。ジェベルにターボを付けたいと思っているのに好きではないというのは矛盾しているように思えるが、それは排気量そのままに出力UPする手段の中で最もターボが優れていて、吸排気系の改造で済むからである(本当にそれだけで済むかどうかは別問題)。だが、改造手段としてではなく、出来合いの車両となると私は軽量&トルク主義なのでタービン重量増と高回転でのパワー特性は好きになれない。

 ロータリーNA車、しかもファミリー向けに仕上げてリリースしたマツダのその心意気と完成度に非常に興味があった。まぁでも興味があるだけで、それで完結していたのである。

 ところがある日、MAZDA:アテンザに乗ってる後輩と飲みに行ったときに車の話になった。

−−−−−−−−−−−−

後輩「えーすけさん、セラってもういい加減買わないとタマ無くなるかもしれないッスよ」

(※注:「セラ」=トヨタ:セラ。EP81スターレットのエンジンを1500ccにストロークアップしたFF車。斜めガルウイングの独特なスタイルにファンも多い。かく言う私もファン。ただ、最終生産型が平成3年とあってもう時代遅れの車両である。)

私「まぁねぇ・・・。新車買ったほうがええんかなぁ、最近ええ車あるしなぁ」

後輩「何ッスか?」

私「もし今新車を買うならRX-8かデミオだなぁ」

後輩「じゃ明日試乗に行きましょうか

−−−−−−−−−−−−

 ということで拉致られました・・・。

 ・・・で次の日。

 近くのディーラーに行ったら赤のRX-8が鎮座していた。うほっ、実物を見ると存在感あるなぁ。赤だからかな・・・黒にしたらちょっときつそうだなぁ。

 営業の人に説明してもらったり車内を見せてもらった。

 よくよく聞いてみるとこのRX-8、Type-SでMT(マニュアル)だった(Type-SにはMT仕様しか無い)。ええっ? 無印のATは無いの? 無いらしい。だってターゲットがファミリーなら試乗車がMTなのはちょっと問題があるでしょうが・・・。

 確かにスポーツ車のATって無駄なチョイスかもしれないが、ファミリー路線を本気で考えているなら試乗車ははATにするべきだろう。そのあたりは開発側の意図はさておき、販売側の思惑として「ファミリー向けにしても結局走り屋にしか売れないよ」ということだろうか。ちぐはぐさに違和感を感じた。

 運転席に座ってみる。計器類やパネル周りはスマートな感じで悪くない。視認性はちょっと疑問があったが四輪に乗りなれてないだけかもしれない。

 ・・・。しかし・・・、左を見ると・・・。





センターフレーム、デカっ!!!

 RX-8は車体剛性を高めるために室内のど真ん中にセンターフレームとして出っ張りがある。それに関しては以前から雑誌などで知っていたのだが・・・。一瞬、トヨタ:メガクルーザーの運転席を思い出すぐらいデカかった(それは言い過ぎか)。これが後席まで貫通している。こらあ、5人乗るのは不可能だわ。後席にも座ってみるが、座席としては十分な空間はあるが着替えたりとかは出来ない。まぁ確かに友人リラ君の弟が乗っていたRX-7:FD3Sの後席よりは広く居住性はあるが・・・(ちなみにこのFDは昨年12月に全損)。

 さて・・・一通り見終わって試乗するかどうかだが・・・何せ私は四輪に乗りなれていないし、このスポーツクーペRX-8、しかもType-S、さらにMTを自信を持って乗れるかといわれるとNOである。MAZDAは試乗は気前良く出してくれるとは聞いていたが、さすがに客の腕を知らないと試乗はさせてくれないかなぁ、と思っていたら、営業の人はふいにさらっと

営業の人「一回りしてみます?」。





えっ!!!??? いいの???

 この営業の人、1回も私の運転歴を聞いてません。

 3年で20回しかステップワゴンに乗ってない奴に何てこと言うんだ。(あと他人の車を数回・・・マニュアル車だとセリカには1回乗ったけど)

 確かに後部座席はRX-7より広いとか、タワーバーがどうとか、さも経験があるようなことはほざいていたがそれは単なる知識であって・・・。

戸惑う私に

営業の人「なんでしたら私が先に1回まわしてみましょうか?」

だって。いかん・・・この人本気で私を乗せる気だ・・・。

私「あ、いえ、私は普段バイクに乗ってるのでクラッチ感覚はあるんでまぁ乗れるでしょう」

と言って試乗することなった。

 ステップワゴンにはちょっと前に乗ったので四輪の感覚は大丈夫だったが、なにせ2年半ぶりのMTである。おそるおそる発進しておそるおそる道路に出る。んんー、ギアチェンジも大丈夫、クラッチミートがガタガタするがこればっかりは仕方が無い、まぁいけそうだ。

 ぶいーんとおそるおそる加速して感覚を確かめる。といっても結構緊張していっぱいいっぱいだった。何やら変な体内物質が出て背中が痛くなってきたぐらいである。でもまぁ足回りもしっかりしていて視認性も良く、不安感は消えていった。素直に言うこと聞いてくれそうな車体であった。

 信号待ちから発進し、すぐ手前で市バスがこっちの車線へ移ろうとウインカーを出した。微妙なタイミングだったが突っ切ることにした。四輪に乗る上であまり良くないことだが、その判断は二輪の癖が出ていたと思える。バイクの加速が頭にあったのだ。アクセルを踏みこむ。





 すぱぁぁぁぁっっっっ!!!

 変な擬音語だがホントそんな感じだった。力強いトルクが地面を蹴り、エンジンは簡単に吹けあがらずにまだまだ力強くパワーをタイヤに供給し続ける。まさにバイク並の加速だった。まぁ、自分の思い通りの加速だったわけなのだが、加速し始めてからこれが四輪であったことを思い出し、ちょっと怖くなった。

−−−−−−−−−−−−

 ここでちょっとパワーウェイトレシオについて書いておこう。パワーウェイトレシオとは日本語では出力重量比(そのまんまや)といい、車両重量を最大出力で割った値である。エンジン出力1馬力当たり何kgの車体重量を負担するかという数値で、少ないほど加速が速い。単純に車両の加速性能の基準となる。

 普通は単に車両重量と最大出力で出力重量比は算出するのだが、搭乗者の体重を考慮することにする。RX-8の車両重量は1310kg、それに人が3人乗っているので+200kgとすると今の状態は約1500kgである。そして最大出力が250psなので今のパワーウェイトレシオは1500kg/250ps=6kg/psとなる。これをバイクに置きかえると車両重量170kgにライダーの体重+70kgの240kgに最大馬力40psのエンジンが載っているのと同じことである(240kg/40ps=6kg/ps)。つまりRX-8は250ccのロードスポーツバイクとほぼ同じ加速ができるということになる。

 何? そう書くとショボいって? 何を言う!!! 250のバイクの加速はすごいんだぞ!!! 友達のCBR250RRは体感3秒で80km/hに到達する速さだった(別に時間を測った訳ではないが)・・・エンジン回転数1万回転オーバーのパワーバンドを持つあのうなぎ上りのエンジンフィールは脳内物質ドッバドバ出る。あれはヤバいバイクだった・・・。

 CBR250RR程度でそんな大げさに書きたてるとビッグバイク乗りの人には鼻で笑われそうだが(リッターオーバーのバイクはアクセルだけでウィリーするらしいから)、二輪の加速はやっぱりものすごいものがある。ドライバーの方々、二輪に腹を立てたからと言って追い回すのはやめましょう、ふつーは勝てませんから(原付は別だけど)。

−−−−−−−−−−−−

 話を戻して、バスを追い越してまた信号で止まる。車体に慣れてきて余裕が出てきた。が、非常にクラッチが重い・・・。バイクでもニュートラルに入れないのに、さすがに耐えられなくてサイドを引いてニュートラルに入れた。後日のことだが、友人リラ君はスカスカだと言っていたが、慣れの問題なのか・・・。

 周回後半の左折で信号待ち。青信号になって発進したのだが、ちょっとがんばって加速してみようと思った。1速で引っ張ってから2速に叩き込む。高めの回転数でクラッチをつないだ。





 ぎょばばばばばばば!!!

 やってもーた!!! ホイルスピンですよ、奥さん!!!

 コーナリングが終わって直線でホイルスピンしたので特にテールが流れることもなかったのだが、さすがにあせった。しかし、たとえテールが流れていたとしても、このコントロールしやすさならばすぐに立て直しはきいただろう。今まで感じたことのない手応えを実感していた。

 この後、ディーラーの商談スペースで1時間ほどミーティング。買う気はさらさら無かったが営業の人の顔も立てなくてはならない。向こうは鉄は熱いうちに叩いてRX-8に乗るイメージを刷り込みにかかってくる。まぁ営業として当然のことである。

 私は先に「四輪を買うならこの車。それ以前に四輪を持つか持たないかの問題」と宣言しておいた。そればっかりは営業の人もどうしようもないし、私もどうして欲しいわけでもない。一応、見積もりも取ってもらったが諸々で300万を遥かに超えている・・・ジェベルが10台買えますよ。楽しい車談義でその場は終了する。

 その後は一切話の進展は無い。営業の人から電話やらDM送られたりしたが、私はレスポンスを返してはいない。平日電話されても仕事忙しいから家にいないし、こっちからかけるわけが無い。DMもただのチラシを送ってくるだけだし・・・私にどうしろと。

 ただ、私がRX-8に惚れ込んだのは事実である。

 私にとってはいい経験になったが、ただ他の車を知らなければRX-8の良さも悪さも評価は出来ない。RX-8を正しく評価するためにも、時間を作って四輪の試乗に行くことにしよう。

 ・・・って4ヶ月経っても全然行ってねぇぇぇぇ・・・。

○ところでSonyPDA:ClieNZ90の話

 昨年6月に中古で購入したClieNZ90がどうなっているか書いておこう。

 当初からMP3プレーヤー、200万画素デジカメとして割り切って買った代物だったが、デジカメ機能は性能は申し分ないがフル充電でなければ機能がオフになるのはとてもじゃないがデジカメの代替品としては使えない。MP3プレーヤーとしては十分使用できるので普段は音楽を聞きながら出勤するなど活用している。

 じゃあデジカメは使えないからClieNZ90を買って損したのかと言えば、そうでもない。デジカメ機能はフル充電しておけば20枚は撮れる(フラッシュ無しの場合)ので、旅行などでちょっと撮るぐらいのことはできる。あとでその画像を再生するときに3インチの大画面ならはっきり見えるし、拡大縮小の操作も楽である。撮った画像を他人に見せやすいのは、飲みにいったときなどのネタになる。これはこれで面白い。

 と、まぁ、それなりに満足している。・・・が、やっぱり他にもいろいろとできるのであれば活用はしたいのだが、なかなか使い方が思いつかないのだ。

 分かっていたことだが、PDA自身の機能をなかなか使いこなせない。仕事では絶対に使わないし、プライベートでも何に使うんだ。ちょっとしたメモやスケジュールは携帯電話の機能で十分である。よく言われていることだが、PDAの位置付けはノートPCと高機能化した携帯電話の中間で、しかも中途半端なのである。

 しかしながらメモや情報を管理する意味では、携帯電話には無いPDAの優位性としてはPCとのリンクがある。それは私も認めるところである。PCで収集、編集したデータをそのまま放り込んで、あとで見ることが出来る。・・・のだが、これも結構使わないのだ・・・。東京に遊びに行くときにPDF東京近郊路線図を入れていったが、結局使わず終い。使う時は使うんだろうけどさ・・・。

 あと、一般的なPDAの使い方としては、やはり通信である。CFスロットに挿して使う、PHS回線などの使いたい放題があるが、月額3,000〜4,000円かかるのはちょっと手が出ない。お前みたいな金遣いの荒い人間がそんな小額の出費も出来ないのか! と言われるかも知れないが、年間にしたら4万円になるわけで、それはさすがに私も考える。遠隔地でネットに繋ぐメリットが全く無いのに年間4万円はなぁ・・・。

 とはいえ、緊急時に調べ物をしたりメールを確認したり出来るのはありがたい。そこで携帯電話に繋げないかと調べると、どうもソニー製の接続ケーブルでしか繋げないようである。・・・約2万円するのだが・・・。まぁでも、先の4万円に比べれば半年でペイできるからこっちのほうが私には合っているのだが、ソニー製品に2万円つぎ込むのは主義に反する。なんとかならんもんかねぇ・・・。

 あと思うのは、バイク乗りとして出来たらいいと思う機能はやはりナビゲーションであろう。市街を走ることに関しては小回りの利く二輪はナビが無くても困らないが、ツーリングのときはあると非常に助かる。ポータブルナビゲーションといえば思いつくのは、某TVショッピングでよくやっているSANYOゴリラであろう。ちょっとデカいがタンクバッグの上に置けないことはない。しかしやはり荷物を最小限にしなければならないツーリング時は邪魔なアイテムになる。そんなに詳しい情報でなくてもPDAサイズのモニタで見ることが出来れば、邪魔にもならないしルートの確認が出来て安心である。

 で、問題のClieだが、実は別売でGPSユニットが存在する。夢のナビゲーションはやってやれないことはなさそうな感じである。・・・しかし、そのGPSユニットをどこに挿すかといえば、なんとメモリスティックスロットなのである。

おいおい、地図どこに入れるつもりだ???

 せめてCFスロットにしてくれよ・・・。NZ90は本体に16Mしか積んでないんだからさ・・・。新型のClieはCFスロットもメモリ機能は使えるのだが、私のNZ90は殺してある(覚えてろソニー!)。でも、あるソフト入れれば使えるらしいけど・・・そこまでせんでも、ねぇ・・・。

 まぁでも、Clieでナビゲーションが出来たら実際に使うか? と言われると悩ましいところである。精密かつ高価な、しかもソニー製品をタンクバッグの上に置くなんて恐ろしいことをする勇気があるか・・・いや、出来るならやってみたいけどね。

 んんー、まぁ、こんな感じですがもう少し使い方を考えてみます・・・。


くるすま8月号



 まいど、えーすけです。
・・・う〜ん、実はこの原稿は1ヶ月以上前に書いていたのだが・・・。
時間が無かったわけではないのだが、その・・・余裕が無くて・・・。
ここ1年、ジェベルをイジってないので更新が滞っていて、このHPもただのテキストサイトに成り下がっている状態です・・・。
だって動かないんだもん。
更新のネタで苦し紛れで業界の最新情報を書いているのも不本意なことであってホントは嫌なんですけどね・・・。
ちなみにジェベルの任意保険が満期になりました。
ここ1年まともに走ってないし、これからも走れそうに無いので無駄な保険だが・・・。
一応申し込みました・・・。

○RM-Z250&KX250F

 前回にKXFの話を書いたのだが、その2週後にスズキのHP見にいったらもう既にリリース発表がされてあった。カワサキも同じ日に発表していた。

早ええぇぇ!!!!!!

 んんー、ということはかなりの完成度を持ってレース投入されたわけだな・・・。やるな、スズキとカワサキ。

 リリースされたと言っても、今回のRM-Z250&KX250Fはコンペティションモデルで、当然ながら公道を走ることはできない。しかしながら生産ラインに乗り、市場での問題点の洗い出しなどのノウハウの積み重ねてエンジンは熟成していくものなのである。このカテゴリーではエンジン性能が肝である。最大出力は43ps。YZ250Fの42psをやや上回っている。後発として先行しているものよりハイスペックであることは当然だが、YZだって毎年進化しているのにそれを上回るとは頭が下がる思いである。

 しかし・・・エンジンのことはさておき、気になったのはスイングアームの新型リンク機構の名称である。スズキは、「リヤ・サスペンション・リンケージ・システム」、カワサキは「ニューリンク・ユニトラック」





車体同じなのに何で名称が違うんや!!!!!!

 んんー、ポリシーなのかなぁ・・・。走行風で吸気圧を高めるラムエアシステムも各社名称が違うかったしなぁ・・・。まぁそれに関しては各社独自に研究を重ねたはずだから名称が違ってても納得はできるのだが。このリンク機構は同じシステム同じ部品同じ工場、つーか全く同じものなのに名前を変えるのはちょっとねぇ・・・。まぁ、どーでもいいことなんだけどさ。

 さて、ハイパワー250ccシングル(単気筒)エンジンの公道市販車競争が激化しそうである。このエンジンを搭載したデュアルパーパスモデル(いわゆる一般のオフロードマシン)が出るのは当然として、それを基本としてモタードモデルへの発展は想像に難くない。しかしそれで終わりなのだろうか。KXFやYZにしてもケイヒンFCRを装備してたレースチューニング仕様なので、公道市販車になった場合はもっと出力は下がる。しかし、たとえ2割ダウンだったとしても35psは確保できる。スズキGOOSE(グース)のようにスズキDR250/350Sのエンジンをロードスポーツのフレームに載せ、単気筒ライトウェイトロードスポーツという形で作り上げることも考えられる(・・・まぁマニアウケしかしないような気もするが・・・)。また、2気筒エンジンに匹敵するパワーがあれば、ポスト「ホンダVTR250」ということで軽量、スリム、足つき性の良いツーリングマシンも作ることができるだろう。夢は広がるばかりである。

 ただ、ハイパワーシングルエンジンの市販化は二輪業界は非常に冷えこんでいる上、流行はカスタムという逆風が吹いている。まぁ先月書いたようにモタードのニーズは高まっているとは思うのだが。しかし正味な話、リリースして売れなかったら目も当てられない。

 そこでふと思ったのだが、バイク便に使用されるマシンはホンダVT系マシンを筆頭にカワサキDトラッカー、KLE250アネーロなど250ccマシンがメインである(いや、まぁホンダVFR400RRのバイク便ってるのも確かにあるけど・・・)。やはり取りまわしと低速トルクが重視される傾向にある。それを考えるとハイパワーシングルマシンはバイク便御用達のマシンに仕上げればある程度の数量は期待できるのではないだろうか。年間1,000台も確保できるとは思わないが、商売は成り立つであろう。そのためには高い燃費と信頼性が要求される。まぁデュアルパーパスやポスト「VTR250」マシンはツーリングマシンとして使用されることを前提としていることから考えても必達すべき項目であろう。

 今回の目玉はエンジンであり、エンジンばかりに注目して話をしているが、エンジンといえどもただの部品に過ぎない。それをどういう商品に組み上げるかがポイントである。どういうスタイルをユーザーに提案できるか、これがコンセプトデザインであり、リリースすることで人の生活を変えられる「ものづくり」である。いい部品を作ったところでそれを最大限活かせる商品を生み出さなければ宝の持ち腐れになってしまう。もちろん収益が取れる必要はあるが、可能性を模索して欲しいところである。

 これからどんな形で発展していくかが楽しみである。・・・発展どころか公道市販車も出なかったりして・・・。

○孤独な戦い〜日本橋編〜

 土曜出社日のついでに大阪の電気街、日本橋に行った。PCの調子が悪いので原因を突き止め、対処するためパーツを買いに行こうと思っていたのだが、結局原因がわからないままになってしまっていたので特に買うものは無かった。が、もう日本橋には行くことにしていたので足が向いてしまったのである。

 まぁ、デジカメが壊れてしまったし、mp3が聴けるICレコーダーも欲しいので、市場調査をすることにした。mp3が聴けるICレコーダーが欲しいというのは、以前からICレコーダーというものを別に何に使うわけでもなく欲しかったが、さすがにそれだけでは買えなかったのだが、最近はmp3が聴けるものがあると知り、気になっていたのである。ここ最近、鬱屈した状態が続いているので、通勤時間に音楽でも聴いて日々の暮らしの変化を期待していたこともあった。そのため久々にお金をかけてもいいかと思っていたのだ。

 久しぶりの日本橋、数年前まではPCパーツやそれ系やバイク関連で月に何回も来ていたものだが最近はさっぱりであった。しばらく見ないうちに結構様変わりをしていてショック。ウラシマ効果が働いているようだ(なんでやねん)。

 とりあえずぶらついて、電子パーツ店に入ってみる。アーシング部品を発見、一瞬買いそうになるがやめた。作業する時間が無い。温度測定、騒音測定機能がついているテスターが\7,800-で売っていたのを発見、今すぐレジに持っていきそうになるのをこらえる。何をするわけでもないのにいろいろと欲しくなってしまうものがいっぱいあって困った。後ろ髪を引っ張られる思いで店を後にした。

 次にPC販売大手の某マップ中古販売に入った。いろいろ見てまわるとソニーのPDA、クリエNZ90を見つける。クリエはハードウェアキーボードがついたときに欲しいと思ったことがある。HPの原稿を打つのにリブレット50を持ち歩いているのだが、やっぱりPCゆえに起動が遅くいつでもどこでも原稿が書けるわけではない。世の中にpalmというPDAがあるのを知り導入を検討したことがあるが、とてもじゃないが原稿を書くのには使えないし、私自身PDA機能を全く必要としない人間なのであきらめた。その後発売されたクリエを触ってハードウェアキーボードが結構使えることを知り、また検討したがやっぱりそんなものに何万もお金を出す気にはなれなかった。それにソニー製品は買いたくなかったこともある。私は反大勢主義者であり、ブランド志向が嫌いな人間である。また、設計が一人よがりなところが気に入らない。それでもクリエのギミックがはいいなぁと思っていた。

 クリエNZ90をいじりまわす。ガンメタリックのボディがいい。くるくる回すギミックは気持ちいい。しかしこのNZ90、なんと211万画素のカメラ付きと言う代物である。音楽も聴ける上、bluetooth内臓、非接触ICチップリーダー内蔵と言うわけの分からないスペックをも持っていた。なんじゃこの恐ろしいスペックは・・・。ソニおたが喜びような物体であった。こぞって買ったんだろうなぁ・・・。値段を見ると中古でしかも特売で4万円、元は8万円の商品なのでお買い得ではあるが、PDAに4万を出す気にはなれない。いっぱい機能があっても使わない機能なんかいらない。それに何より、ソニー製品、さらに発展性のないメモリースティック製品を買うこと自体が私の主義に反する。コンパクトフラッシュスロットはついているが、ソニーのことだから絶対メモリ機能を殺しているはずだ(事実そうである)。それに最新機種なのになぜか中古が大量にあった。あまりのハイスペックを内蔵したがために、分厚い、重い、デカい。もしかすると非常に使い勝手が悪いんじゃないか?

 NZ90を置いて立ち去ろうとした。と、そのとき、ふとある思考がひらめいた。

 このクリエは前述のように十分デジカメに匹敵するカメラがついていて、ちなみにイヤホンもついてきてmp3も聴けるのである。私が欲しかった機能はクリエに内蔵されているのである。当初買おうとしていたデジカメが2万円、mp3が聴けるICレコーダーが2万円。つまりこれを買えば私にとって必要の無いPDA機能はタダということになる。





よいしょ!!!

今度は本気でレジに持って行きかけたが思いとどまった。いかん、早まってはいけない。とにかく衝動買いするのはやめた。

 ふらふらと上の階に行ったが今度はまたリブレット70(私の愛機である超小型windowsノートPC:東芝リブレット50の上位機種)を発見。なんと1万円であった。リブレット70は120MHzで駆動するので今より格段にスピードアップ(リブ50は75Mhz駆動)、しかもリブ50とは違い、充電しながら駆動できる代物である。またもやレジに持って行きかけたが、今の50でもややタイムラグはあるが充分テキスト原稿は打てるわけだし、ちょっと思いとどまった。モノ自身は蓋のロック機構が壊れて標準バッテリが欠品、だがバッテリは代わりに大容量バッテリがついている。蓋のロック機構が壊れていても今あるリブ50のものをバラして付け変えられるはずだし、バッテリも今でも大容量バッテリを標準装備しているので問題無い。惜しくない買い物だったが買ったところで大したメリットに感じられなかった。で、でも欲しいなぁ・・・。

 とにかく頭を冷やしに行く。喫茶店でコーヒーを飲みながら今までのことを整理してみる。気になってたのはリブレット。考えた末、大容量バッテリは中古でも5000円するもので、ということはリブレット70の本体は5000円で買えるということだ。それなら価値がある。よし、買おう、と決めて店に戻ってみると





売り切れ







なんてこった!!!

 くそー、やってしまった・・・。中古だから売れたらそれで終わりなのだ・・・。

 腹いせにNZ90を買って帰ろうかとも思ったが、ジェットストリームアタックのような立て続けの誘惑に意識が麻痺しているかもしれない、いったん引き上げてネットで調査することにした。財布の紐が緩んでいることは確かだが、衝動買いは避けたかった。

 家に帰ってネットで調べてみるとやはり評価は低かった。分厚い、重い、デカい。特にカメラ機能が評価が低く、カメラ起動に10秒かかるとか25枚撮ったら機能が制限されるとかあまりに書き込みスピードが遅い、など酷評されている。ほほう、さすがはソニー、カタログスペックは最高級だが裏スペックはボロボロということか。そりゃ中古が出回るわけだ。しかし、別にこれといった致命的な欠陥は無いようである。私はそんなにデジカメを使うわけではない、とりあえず撮れればいい。重いとか分厚いとかは気にならない。買ってもいいかな? と思ったが、ところがあと1週間後に新型クリエが発売されるようであった。んん? 今NZ90を買うのは時期尚早ということか・・・。じゃあもう少し様子を見たほうがいいか、と購入は見送ることにした。

 しかし、その日の晩飲みにいっている間も次の日起きて飯食っている間も散髪行っている間もNZ90のことが頭から離れなかった。8万円のものが4万円で買える、デジカメと音楽を聴けるだけでもその価値がある、クルクル回るギミックが忘れられない。それに何より、リブレット70もそうだったが中古品は価格や在庫が安定していないということだ。某マップの中古販売はその店独自にタイムセールを行う機能があると聞いたことがある。つまり市場価格よりはるかに安く設定されると在庫が全部はけてしまう可能性があるのだ。家に帰って某マップのHPを見てみるとNZ90の中古価格は5万円だった。いかん、かなり値段を下げてやがる・・・。マズい・・・こんなチャンス、もうないかもしれない・・・。

 でもソニー製品だぞ!!! メモリースティックだぞ!!! そんなものをお前は買うのか!!!??? 買ってしまうのか!!!???

 いろんな思考が頭を駆け巡る。い、いかん!!! この状況に陥ると私は、私は〜〜!!!





バイク飛ばして買いに行っちゃった。

 うわ〜、買っちゃった・・・。まさかメモリースティック機器なんぞを私が買うとは思わなかった・・・。

 家に帰っていろいろといじってみたが、やはり私が必要としない機能がいっぱいで何に使っていいのかさっぱり分からなかった。音楽はどうもメモリースティックが無いと聴けないようだし、テキストを打つのでも変換がうまくいかないので慣れるまでは大変そうである。

 カメラ機能は本体でできるので少しいじってみたが、噂どおりデジカメは使えそうになかった。起動に10秒ぐらいかかるし充電100%でもカメラを起動するとフラッシュのせいか65%まで食われる。それでいて40%を切るとカメラ機能が制限されるという、わけのわからない仕様となっている(ただしカメラをオフにするとフラッシュから開放されるのか、電力は帰ってくる)。

 ・・・1ヶ月たった今ではmp3プレイヤーとして毎日通勤時間に華を添えている存在となった。デジカメとしてはまだ使う機会が多くないのでまだ評価しにくいが、まぁまぁ使える。原稿もぼちぼち打ってきているので使い込めば面白いアイテムなりそうである。

 あと、これで通信できたら文句無いんだけどね・・・。




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