くるすま10月号



 まいど、えーすけです。
 やっぱり2週間遅れでの更新・・・来月はどうなるだろう。まぁいいか。
 でも忙しい中、ツーリングに行ってきました。明石〜滋賀朽木〜小浜でまったりツーリング。もちろんVTRで。
小浜フィッシャーマンズワーフでぼたんえびのすしがサイコーにうまかった・・・。

○今月のジェベ公

 あああ、・・・今月もいじれなかった・・・。

 私事で忙しかったので何も出来なかった。たまに時間があいてもバッテリを何とかしないことには乗ることすら出来ないから。バッテリは買ってあるけど充電に時間がかかるから前の日から用意しないことには交換出来ない。別に充電しなくてもいいのかもしれないが、そのへんよく知らないから・・・。

 他にもブレーキフルードの交換とか普通の整備が残ってるんだけど、いかんせん走行試験が出来ないのがやる気をそいでしまう。いかんなぁ・・・早く走れるようにしないと・・・。

 ここでちょっと今後のジェベ公の改造計画をまとめておこう。

・タンク干渉問題:交換or純正タンク改造?←改造難

・ジェベル200スイングアーム移植:基本的にポン付け。ちょっとだけ長いので同時にチェーン交換必要←改造易、タイミングの問題

・TS200Rスイングアーム移植:ピボットはいけそうだがリヤサス固定が可能?←改造至難、調査必要

・隼ヘッドライト取りつけ:ステー作成必要、ライト入手困難?←改造やや難

・テールカウルまわりショート化:125ccを示す三角マークを貼るスペースが必要←改造やや易

・リヤ17インチ化:純正ハブではスポークが無い。TSのリヤ周りが移植できればスポークキットがある←改造易、調査至難

 こんなところである。

 むー。でも壁は高いなぁ・・・。溶接できるようになれば夢は広がるのだが・・・。

○カワサキKSR110

 実は私は小さなバイクが欲しかったりする。ジェベルよりも小さくて第2種原付の範囲で。

 私は「重い」「デカイ」が嫌いである。4気筒が嫌いなのはそのへんからきている。そして、速度を出すのも嫌い(加速は好きだが)。別に高速道路に乗れなくてもかまわない。ただ峠を越えられるだけの出力は欲しいけど。求めているのは必要最低限の装備での長期ツーリング・・・えっちらおっちらと峠を越えてのんびりまったりしたいのだ。ジェベルで出来たらそれはそれでいいのだが・・・いやぁ、だって、世の中で一番信用できないバイクだし

 まぁご存知の方も多いと思うが一応説明しておくと、第2種原付というのは排気量51〜125ccのバイクのことを指す。保険や有料道路、フェリーの値段が原付なのに速度制限が30km/hではなく通常の制限速度なのである。こんないい事はない。30km/h制限で泣かされている原付ユーザーも多いことだろう。2段階右折する必要もないし、そこそこ走るし、もう文句の付け所のないクラスなのである。・・・といっても全く無いわけでもなく、高速道路など自動車専用道路は原付と同様に走ることが出来ないのである。あと、2ストならまだしも4ストは絶対的な出力に欠けるのは否定できない。もし、5バルブVTECターボの125エンジンでも開発されれば結構いけるかもしれないが・・・。まぁそんな都合のいい話もあるわけないので。維持費が安いので非常にありがたいのだが、いかんせん人気の無いクラスのため車種も少ない。ただ最近はスクーターカテゴリが売れているので90や125ccクラスのスクーターが出ていて、まぁまぁ売れてるみたいである。

 さて、じゃ、バイクの車種は何がいいのかということなのだが・・・。一番最初に欲しいと思ったのは、スズキストリートマジック110。小さいしタイヤ太いし楽しそうだし・・・。ただ、原付スクーターのエンジンを使用しているため2ストでVベルト無段階変速オートマなわけで、4ストミッションの楽しさを知った私には許容できるわけがない。

 あ、そうそう、小さなバイクの代名詞であるホンダモンキーに興味無いのかということだが、・・・110ccボアアップキットもあるしいろんなパーツがあるし技術的に興味はある。ええ。でも興味だけです、ハイ。欲しいなんて思ったことないです。私はアンチメジャー、反大勢主義(反体制主義ではない)な人間なので人気のあるものは嫌いなのだ。車はトヨタじゃなくホンダ、バイクはホンダじゃなくスズキ(私のVTR250はホンダだが苦悩して信念を曲げて買っている)、携帯はドコ○じゃなく○U(伏字にする必要があるのか?)。でもマイナーが良いと言っているわけではなくて「みんなが持っているから」「ステータスがあるから」とかという思考が嫌いなのである。

 話を戻して。小さなバイクと言えば、もう一つ忘れてはいけないのがカワサキKSRである。2ストで50と80があり結構走る。独特の元祖バイカーズスタイルは根強いファンが多く見た目に楽しそうなバイクで、峠にも出没しているようだしツーリングにも用いられているのもよく見る。ただ、2ストというのが私にとってネックになってしまう。惜しいなぁ。確かに第2種原付は2ストのほうがメリットあるけどさ・・・。

 で、最近の話になるが、XR50のエンジンを載せたホンダエイプが去年リリースされている。さすがホンダ、他社が大型バイク開発熱がまださめやらぬこの時代に、バイトやズーマーとか最新鋭の原付を出して新規市場開拓にもちゃんと性を出してるな、えらいえらい・・・と思っていた。でも50ccの原付には興味の無い私はどうでも良かった。そののち、XR100のエンジンを載せたエイプ100なるものが出た。む、100か・・・ストリートマジックより面白くはなさそうだが4ストだしミッションだしいいかなぁ・・・と思ってしまった。まったりとしたツーリングのイメージが浮かんだ。ただ、ホンダであることとやっぱり人気が出そうなことが引っかかっていた。反大勢主義のサガである。

 しかし、エイプでまったりツーリングのイメージが湧いてしまったのは確かなことであった。まったりツーリング熱が高まったらエイプ100を苦悩しつつ買ってしまうかもしれなかった。

 でも別に何事も無く日々は過ぎていった。ここのところ、私事で忙しく雑誌等の情報収集がおろそかになっていた。そんなある日、何気にカワサキのHPを見にいった時のことであった。トップページにシュラウドのアップの写真があった。そこに書かれていた文字は・・・。







KSR110?







何それ?

 私の中で一筋の光明がさし天国への扉が開いた(おいおい)。

 ま、まさか! このご時世にKSRを出すとなると間違い無く4ストだな! そうなのか、そうなんだな! 早速記事を読んでみる。間違い無く4ストだった。うおおおおぉぉぉ!!! 私が求めていたものがついに現れたのか!!!

さすがは「男」カワサキ!!!
ビバ! カワサキ!!! シブいぜ! カワサキ!!!
俺はこれからカワサキを応援するぞぉ〜!!!

 ウキウキしながら記事の続きを読んでいく。







「ミッションは自動遠心クラッチの〜(中略)〜スタート時や変速時のクラッチ操作は不要として、イージーライディングを可能としています。」







どうしてだぁぁぁぁ〜〜!!!(泣)

 な、何故に? KSRという定評のあるバイクなのにそうまでして軟派に走る必要があるわけ? 新規市場を狙ってるわけ? スクーターに対抗しなきゃならないわけ?

 まぁ、よくよく調べてみるとこのエンジンが元はKLX110のもので、元々自動遠心クラッチ式なのである。だからって、だからって、なぁ・・・。

 も、もういいです・・・。


くるすま9月号



 まいど、えーすけです。
 2週間遅れでの更新・・・またまた別件で忙しくて。なんでいろいろ足突っ込むかな、俺。まぁええけど。
 でもそんな中、一気に作業が進んでネタが出来たよ〜。でも、また書きかけの原稿が落ちた・・・。
 ちなみに来月の更新が予定通りできるか怪しいです・・・。つーか無理。

○今月のジェベ公

 まぁ下を見ていただければわかりますが・・・ひどいことになってます・・・。困った困った。

○後輪ワイド化計画リターンズ

 5月に頓挫した後輪ワイド化計画が進展したので報告しておこう。

 これまでの経緯はバックナンバーを読んでいただきたいが、簡単に書くとDUNLOP:K180:130/80-18タイヤを後輪に履くことを目的としてRKEXCEL:2.50-18MTリムを注文購入し現状の後輪スポークで組み付けを敢行、しかし同インチでもMTリムはスポーク長さが短くなることが影響してニップルが浮いてしまったのだ。仕方ないのでジェベル200の2.15-18リムにDUNLOP:D605:4.60-18タイヤをつけてちょっとだけワイド化したに留まった。・・・で終わっている。

 打開策はスポークネジ切り器によるスポーク加工か他車種流用で短いスポークを探してくるか・・・しかし、どちらも困難な作業であった。それで3ヶ月近くほったらかしていたのだが、私の脳裏にひとつ引っかかることがあった。それは前回組んだとき、ほとんどのニップルのネジ部の終端がさびていたことだ。もしさびていないニップルならもしかして締められるんじゃないか? そのことはずっと考えていたが、そのために新しいスポークセットを買ってまた組み付けるということがすごくだるかったのだ・・・。無理にK180を付ける情熱が冷めていたこともあった。

 8月中旬、私事の忙しい時期が終わり手があいた。ボケーっとしててもしょうがないので後輪ワイド化の挑戦をもう一度やろうと動き始める。盆時期で家族がバイクのパーツを勝手に片付けていたのでいろいろと引っ張り出していると、以前ネットオークションで手に入れたTS200Rの後輪の部品が出てきた。ふと思い出した・・・ジェベルの後輪ニップルとTSのニップルは形状は違うが互換性があるのである。TSのニップルを調べてみるとかなり程度がいいものだった。む、これはいけるかも・・・。しかし、やはり不安であった。近くのホームセンターへスペーサー代わりになるものを探してみる。M6のキャップボルト用のスプリングワッシャが具合が良さそうだった。むむ! これはひょっとするかも!!! 買って帰ってニップルにはめようとしたが、ギリギリ入らない。が、ペンチで無理やり広げれば入りそうだった。最悪ニップルが浮いたらこれをかますことはできる、いっちょやったるか! ということで作業に入ることにする。

 しかし、やはりまだ不安である。いきなりジェベルから後輪を外してしまって、もし組めなかったらまた後輪を組み直さなければならない・・・。それはしんどい。スポークももう1セットあったのでジャンク品のジェベル後輪のハブを実験台に使うことにする。

 スポスポ、ガシャガシャ、クルクル、ピキピキ・・・





←組めたリヤホイール

組めた!!!

 組めたぞ、おい!!! TSのニップルで組めたぞ!!! ニップル終端から飛び出しても無いからチューブに傷つけることも無い!!!

 うお〜、ど、どうしよう・・・オロオロ・・・。本番いくか? 本番に!?

 只今土曜日の午後6時・・・明日までにホイールを組めば日曜に装着が可能である・・・。私はサラリーマンなので、あさって以降になるとまたジェベルが1週間ジャッキアップしたままになってしまう。1日勝負に出るか!? 勝負してしまうのか!!!???

 勝負に出てしまった・・・。

 ジェベルをジャッキアップして後輪を外す。タイヤを外すに当たって、またタイヤレバーが2本しかないことに気づく。やっぱり3本無いとしんどいよな・・・と思いながら難なく外せた。タイヤを外すのも慣れてきたなぁ、俺。純粋な意味でのタイヤ交換したこと無いのに・・・。後輪ホイールをバラして2.50-18MTリムを装着する。さて、肝心要の芯出し作業だ・・・しかし、部屋の模様替えをしたので作業台が無い。作業台設置に時間を食われる。夜どうし作業するがどうもフレが取れない。さらに偏心しているのか変形しているかうまくいかない。保存状態も良くなかったので変形した可能性があった。いろいろやってみたが今回は難しかった。

 次の日の日曜日、昼に起きてまた芯出し作業の続きを始める。まず偏心と変形を抑えることを重視して作業する。む? これはうまくいったか? フレも1mmとまずまずの結果を得た。これくらいでもういいか、と思い待望のK180を装着することにした。K180を置いてあるベランダに行くと・・・

ポツポツポツ・・・・

・・・





雨ぇぇぇぇぇぇぇ〜〜!!!???

 な、何ぃぃぃぃぃ〜〜!!! 雨だとぉぉぉぉぉ〜〜!!!

 また大事なときに雨か・・・俺の人生、どうせこんなもんさっ、ふっ。

 仕方ないのでタイヤだけ入れることにする。久しぶりの新品タイヤだし、MTリムはビードが落ちにくくなっているから装着は大丈夫かなぁ、とちょっと不安。新品タイヤはビードが閉じているのでチューブの口金を入れるのが大変だったが、まぁすんなり入った。苦節2年、ジェベルのK180装着ホイールの完成である。

 いや〜、こうみるとやっぱりタイヤ外径デカイよ、やっぱり・・・。しかもなんか扁平率高いのか丸いし・・・。どうも迫力に欠けるなぁ。17インチにしてロードタイヤ履かしたいなぁ・・・。

 ・・・って、なんで俺、感動無いの!!!???

 その日はそれで終わり月曜日から仕事。しかし1週間もジェベルをジャッキアップしたままにするのは偲びないので、火曜に定時上がりで帰ってホイール装着だけすることにする。夏の時期は日が落ちるのが遅い。ホイールだけ付ける時間ぐらいはあるだろうと。6時半に帰宅し作業に入る。しかし、予想以上に難航。ホイールが重いんだよ・・・日が落ちても作業することになる。とりあえず付けただけで他は何も出来なかった。

 あああ・・・ディスクブレーキにしたい・・・。ハブも軽くなるしブレーキの調整も不要だし・・・。などとまた考えてしまった。

 後日の休日、軸やブレーキの調整を行い問題が無いかチェックしてみた。まず危惧していたチェーンクリアランスをみてみる。・・・あれ? たいしてD605:4.60-18を付けてたときと変わらんぞ? いや、もしかして多いかも・・・。やっぱりタイヤ細い? 只今ノギスを紛失してしまって正確なところは測れていないのだ。うう〜む、もしかすると2.50-18MTリムに入れたらカタログ値の幅124は縮まるのかもしれん・・・。・・・おぼえてろ、DUNLOP・・・。しかしまぁ、とりあえずはチェーンオフセットする必要性は無くなったは確かだ。

 久々にジェベルを表に引っ張り出してバランスを見ることにする。うわっ、なんじゃこりゃ、ホイール外径同じなのになんだこのタイヤ外径の差は!!! こっこれはいかんともしがたいなぁ・・・。まぁいいか・・・、どうせわかってたことだし・・・。

←左後方から

←右側面

 しかし、やっと完成したなぁ・・・。長かった・・・長すぎて感動もへったくれも無くなってる。私の中では既に罰ゲームと化していたから・・・。

 これで走行試験といきたいところだが、まだバッテリ交換をやっていなかったりした。もう既に3ヶ月以上放置プレイにしてガソリンもくさり加減(だいたいいつ給油したかも謎)だったので、テスト走行はおあずけかな、と思いつつも試しに押し掛けしてみた。





ブイン、バルバルバルゥ〜〜〜!!!

 なぬぅ〜〜!!! 元気じゃねーか!!! それならそうと言ってくれよ!!!(?) そうか、夏セッティングは出てなかったが最近気温も下がってきたので調子が出てきたんだな!!! それならいっちょ走りに行くか!!!

 バッテリが弱っていることの危険性を忘れて走り出した。ホイール交換の効果はまたしても久々に乗るため、以前との差がわからない。が、まぁ問題となるような感じではなかった。とはいえ、コーナリング時の妙なグリップ感は以前よりも感じられたように思える。妙な、と言うのは倒しこむとグイと言う感じで非線型なグリップ感があるのだ。一瞬ねじれが出るのかもしれない。

 まぁ、それ以外はいい感じで走っていた。キャブセッティングが出てなくて出力特性が無茶苦茶なのはご愛嬌。停止するときにエンブレ状態からクラッチを切るとつられてエンストしてしまう感じも以前同様である。

 もういいだろう、と引き返してちょっと走ったぐらいだった。

 ブイ〜〜ンバルバルブル、プスン

 あ、やっちゃった、エンストしてもうた。道路脇に寄っていそいそと押し掛けする。・・・かからん・・・。これでもか、これでもか! とやってみるがかかんない。押し掛けは体力を使う・・・。気温が下がってきたとはいえ、まだ夏であった。汗だくになりながらやったがだめだった。一休みしてからアイドリングを高めてリトライしてみる。おりゃ!!!

ボボボボ・・・

 キター!!!





ボボボ、ボル、ポキュッ

「ポキュッ」じゃねぇー!!!

 なんかヤバイ音してるよぉ〜(泣)。吸気側から聞こえてきたからバックファイアかもしれん・・・。ヤバそうだからもう押して帰ることにした。およそ3kmの道のり。ステップワゴン号にバイクを載せる用意してれば取りにきても良かったのだが、まだラダーも何にも買ってないし段取りしている時間がもったいない。とぼとぼと押して帰った。

 くそー、今度こそバッテリを交換してやるぞ・・・覚えてやがれ!!!


くるすま8月号



 まいど、えーすけです。
 ぐは・・・夏カゼひいて死にそうです・・・。頭痛いよ、咳がひどいよ、助けて〜。
 他にも書きかけの原稿があったが、まとまり切らず落ちました。ちなみにバイクは触ってないから改造レポートも無し。

○今月のジェベ公

 未だにバッテリ交換してない・・・。つーか、乗ってもいない・・・。まぁVTRでさえも乗ってないのに乗るわけが無い。

 5月頭にバッテリが弱っていることが発覚してから仕事が休日出勤するようになり6月から私事で忙しくなって全くバイクにかまっていられなくなった。2台ともブレーキフルードの交換などのメンテが結局やらずじまいになっているし、ジェベルは今年こそはキャブの夏セッティングを出したいと思っていたのだが・・・。8月からはいじれるようになるのだが、いかんせん暑いし蚊がいっぱいいるし作業できるのだろうか・・・。

○TSの18インチリヤスポークはフロントスポークに転用できるか?

この内容には間違いがあります。ジェベル125のハブに入れようとして入らなかっただけで、DRやTSのハブには入ります。02年11月号を参照してください(02年11月更新時)

 私が使用しているactive社製ジェベル250(DR250S)のフロント18インチスポークキットは¥15,000-もする。純正が¥2,500-(ジェベル125の場合)であることを考えるとかなり高額である。これは面白くない。ジェベルカスタムを布教するためにもこれをなんとか出来ないものかと思っていた。カスタムの基本は他車純正部品の流用(と勝手に決め付けている)なので何かいいものはないか・・・と。で、以前からTSのリヤスポークがフロントに転用出来ないかと考えていた。

 TSはリヤブレーキがディスクであり、ハブが小径ハブである。そのためスポークは頭の角度が小さいタイプが使われている。そう、フロントと同じタイプなのだ。リヤスポークがフロントハブに入れば若干の誤差は出るだろうが、安価にフロント18インチ化が出来るのではないかと思った。ほんのちょっと短ければ18インチMTリムに使えるし、さらに短ければ17インチに使える。もし使えれば夢は広がるのだ・・・。

 先日ついにネットオークションでTSのリヤホイールを手に入れた。ものはかなり痛んだもので程度は下だが、私には寸法さえ測れれば問題ない。別にスポークがフロントに使えるかどうかだけで手に入れたわけではない。TSのリヤまわり移植を視野に入れたことである。でもまぁ、とりあえずすぐに調べて効果があるスポーク転用のチェックをしてみる。リヤホイールをバラしてみる。なんか最近ホイールをバラしてばっかりだなぁ・・・。スポークを抜き取って調べてみる。スポーク径は同じTSのフロントと同じ、頭の角度も似たようなものであった。ニップルに至ってはフロントと同じ物である。期待がかかった。早速ジェベルのフロントハブに入れてみる。・・・、





入らねぇ・・・(涙)。

 何が入らない原因か調べてみると、スポークの頭に角度を付けているがその角度がついている部分の長さが違うのだ。なんで違うんだ! とちょっとむかついた。・・・まぁ私がむかつくことじゃないが、スポークの角度のついてる長さが設計的に重要とは到底思えない・・・ハブ設計の操作で解消できることだと思うからだ。そういう共通設計がなってないのを見ると腹が立ってしまう・・・。まぁいいんだけどさ。

 ということでTSのリヤスポークはフロントには転用出来ません。ちゃんちゃん。

この内容には間違いがあります。ジェベル125のハブに入れようとして入らなかっただけで、DRやTSのハブには入ります。02年11月号を参照してください(02年11月更新時)

○ジェベルのリヤまわり

 これからのジェベルをどうしていくかで大変悩んでいる・・・。フロントまわりはタンク干渉問題を残しほぼ解決している。タンク干渉は問題といえば問題だが、とりあえず走れるしより良い解決策が無い現状では気長にやるしかない。それよりも問題なのはリヤまわりの方向性をどうするかである。ちょっと前までリヤハブは純正を使い18インチワイドリム化だけを行う方向で進んでいたのだが、スポーク長さ問題が発生したため頓挫してしまった。長年その方向で考えていたので既にRKEXCEL:2.50-18MTリム、DUNLOP:K180:130/80-18タイヤ、チューブ、それにこともあろうかジェベル200のアルミスイングアームまで手に入れている。まさにスポーク問題のみがネックとなっているだけなのである。

 その問題を解決するのは難しい。スポークネジ切り器は高額だし、他車純正流用は調べ上げるのに膨大な時間を要する。もう一度程度の良いジェベル純正のスポークでトライしてはみるが・・・。

 しかしこの方向性自体にもいろいろと問題があるのである。K180:130/80-18ではタイヤ外径がジェベルには大きすぎるのではないかということである。やっぱり17インチのほうがバランスがいいのじゃないか、と考える。それと、リヤショックがへたってきているので交換しなければならないのだが、ジェベルの社外品のリヤショックなんか無いし、・・・出来れば、その・・・改造で別のものが付かないかなぁ・・・と思うのね。そのほうが楽しいし。

 問題続きのこの方向性も何気に嫌気がさしてきて、私がジェベルを改造するきっかけとなった原点のスーパーバイカーズ計画に戻ったほうがいいのではないかと思うようになってきた。今の方向性を全てあきらめて。

 今考えているのは、TS200Rのスイングアーム移植である。TSのスイングアームはH型と呼ばれるタイプでスイングアームピボットがエンジンを挟みこむ形状でジェベルと同じ構造になっている。また、ピボットシャフト径は双方とも同じ径である。つまりエンジンを挟みこむ寸法とフレームに挟みこまれる寸法が合う、または合わせられるなら移植の可能性は高くなる。しかし、リヤショックのフレーム側マウント位置がかなり違うので溶接によるマウント作成が必須となるし、もしかするとリヤショックがどこかに干渉する可能性もある。その危険性をはらんでいる。そうなると現状の私の技術、設備では対処しがたい。だが、TSのスイングアーム移植が出来るとリヤショック調整、リヤブレーキディスク化、社外品17インチスポーク使用の恩恵を受けられる。TSのリヤならスプロケもTS125Rの428用を使用できる(チェーンラインが合うかどうかが謎だが・・・まぁなんとかなるだろう)。あと、ブレーキがディスクになるからマスターシリンダの設置やブレーキペダルの改造が必要になるが、まぁそんなのはなんとでもなるだろう。

 なぜそこまでTSにこだわるかというと・・・実は昔にTSのサービスマニュアルを見て「ジェベルに使えそう」と思って買ってしまったのである。取り付けのボルト径が上下ともジェベルと同じだったから。しかし、リンク部の幅寸法が違ったため使用出来なかった。恐らく長さも全然違うと思う。実に5万円もした・・・無駄な買い物をした・・・。ということでTSのリヤショックが家に転がっているのである。それを無駄にしないためにも! と思うのは本末転倒か? そんな気もする。

 しかし、そのことを考慮しなくてもTSのスイングアーム移植はリヤショックマウント作成を恐れなければ移植の可能性もあるし、もし出来れば多大なる恩恵を受けられるのだ。う〜ん、どうしようかな〜。確かにリヤまわり移植は信頼性からいえば手は出さないほうが懸命である。でもそのほうが楽しいのも事実である。まぁ、現実的なことから言えばTSのスイングアーム移植は時期尚早と言えるか・・・。もう少し考えます。



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