くるすま6月号



 まいど、えーすけです。

 いや〜、仕事で死にそうです・・・。残業規制の範囲内で収めているとはいえ、100時間近い残業が続くとさすがにツライっス・・・。

 仕事で「ライトな雰囲気」の商品を設計開発しているんですが・・・、初めてやるものとはいえ簡単だろうと思っていたら、これがまさかこんなヘビーな試練だったとは夢にも思わず・・・。保険を張らずに技術革新をやりすぎた、という面もあるんですが、そもそも地盤が磐石ではなかったことに悩まされるとは・・・。まぁ、単なる愚痴なんですけどね。

 

 

 

○「超小型車」と三輪の可能性

 

 先日の新聞に、

 

 『1〜2人乗り「超小型車」、普及へ国が認定制度』

 

 という記事があってびっくりしてしまった・・・。

 私は以前から、一般的に「シティコミューター」と呼ばれる、二輪と軽自動車の間を埋める存在を切望していた・・・。軽自動車より手軽でエコで、二輪より安全で快適な乗り物、それがこれから必要になると。

 別にそれは私の個人的な考えではなく、メーカー側もその可能性を伺っていたのだが、制度などの環境が整っていないので実用化が出来なかったのだ。・・・まぁ、私の場合は、初めのうち、「二輪と四輪の間を埋めるのは三輪しかない!!!」 と、新しい機構を持った三輪の開発・・・いや、発明を心待ちにしていただけなのだが・・・。

 というのも、一時期、モーターショーなどで三輪が出展されることが見かけられるようになり、もしかすると実用化されるんじゃないかという期待感が出てきた。いや、実際に実用化されているものもある。キャビンを持ち前1輪後2輪でバンクが出来る機体や、前2輪で後ろがバイクの構造を持った超軽量ハイパワーマシンなどなど。

 三輪の実用化がそんなにすごいことなのか??? そう、それはすごいことなのである。

 そもそも二輪と四輪は全く異なる乗り物なのだ。まず、決定的に違うのは二輪は搭乗者をメカニズムの一部として考えることを前提としている。そして旋回時にはバンクして遠心力に対抗する。それに対して、3つ以上の走輪を持つ車両は静的に安定、ただし旋回時にバンクが出来ずロールを起こし横転の危険性がある。車体の四隅を支える走輪を持つ四輪(それ以上でもかまわないがここでは無視)が有利となる。そうなると、バンクも出来ない、ロールにも弱い三輪は、歴史から見てもわかるように淘汰される存在だったのである・・・。

 新しい三輪、の登場を期待したのだが・・・数年たったが音沙汰がない・・・。モーターショーでもあまり見なくなってしまった。やはり技術的に難しいのだろう。先に述べたように『新しい乗り物の発明』に近いことだからである。まぁ・・・せめて、その開発が進むように周りの整備、特に法整備によって『二輪と四輪の間の乗り物の有用性』を明確にし、作り手側を本気にさせることは出来ないかと思うようになった。

 それは別に三輪にこだわらず、今の日本には必要なカテゴリーでもある。近年、軽自動車が販売台数を伸ばしているが、大型化・重量化に伴い燃費が普通車に比べて悪い現状がある。山間部や過疎地域ではクルマがなければ生活できない人たちは普段の足として軽自動車を使っているが、それは軽自動車より下のランクがいきなり二輪になってしまうから、軽自動車に乗らざるを得ない。通勤や買い物にほぼ一人で乗っているのに、わざわざ4人も乗れるキャビンを持って走らせるわけだから、そのエネルギーは無駄と言える。かといって二輪に乗るのも安全性や天候に影響を受けるなど問題も多い。『二輪と四輪の間の乗り物』は必要なものなのだ。

 ・・・どうもそれが実現するようなのだ・・・。「軽自動車よりコンパクトで、扱いやすい」という漠然としたイメージだけで、まだ具体的にどんな規格になるかは完全に決まってはいないようだ。エンジンは125cc程度としているがほぼ電動を想定していると考えられる。

 これが実現すれば、三輪の可能性が広がる・・・。なぜなら車体価格的に軽自動車よりも安くなるはずなので、当然製造コストは低く抑えなければならない。となると、タイヤが少ない三輪にも希望がある。タイヤだけでなく、デフやタイロッドが不要になる場合もあるので機構的な部品点数が少ないことは有利となる。もしかすると三輪の登場は近い未来なのかもしれない。

 今後どうなっていくかはなんとも言えないが、動向を見守りたい。

 

 

○帰ってきたVTR250

 

 ・・・昨年の9月に、友人リラ君に譲ったVTR250が・・・なぜか今、ウチに居る。・・・変わり果てた姿で・・・。


↑帰ってきたVTR250


↑帰ってきたVTR250

 

 ・・・まぁ・・・失礼な言い方になるのだが・・・

 

 

 

・・・俺の中では『コレは無ェ!!!』

 

 

 ・・・というスタイルである。

 い、いや、リラ君の名誉のためにもフォローしておくが、これはごく一般的な、まっとうなカスタムなのだが・・・。まぁ、全てはビキニカウルのせいなのだが・・・私は丸目のビキニカウルが大嫌いなのである。

 何でもかんでもビキニカウルが嫌いと言うわけではなく、ライト上半分のカウルとか、デイトナのブラストバリアーとかは好き。細かいことなのかもしれないが・・・、でも人にはそーゆーことあるでしょ。

 それと、ダウンで太めなマフラー2本出しも気に入らない。低重心がウリなのか!? だったら軽量で2本つけなくてもいいじゃん!!!

 ・・・まぁ、既に私の所有物ではないので、文句をつけるのは筋違いだ・・・。

−−−−−−−−−

 なぜ、VTR250が戻っているかと言うと、単に「借りた」からである。

 というのも、ツーリングチームである「谷町山岳警備隊」で4月下旬にツーリングに行く話になったからだ。ジェベルでは遠出は出来ないので、リラ君に「貸して」と言ったら、「いいよ」と快く承諾してくれた。これでツーリングに行く機体を確保できた。

 4月上旬、VTR250を引き取りに行く。久々に対面。以前に画像を見たときとほぼ同じ姿だが、年始にコケてダメージが少々、そしてリアのインナーフェンダーがどこかに接触して割れたため、今は外しているとのこと。

 エンジンをかけてみたら・・・元気良く始動はしたが、うるせぇ〜!!! インナーバッフルもあるということで付けてもらって、多少音量は下がったが、うるさいことには変わりない・・・。まぁでもコンディションは良好のようだ。

 またがってみる。腰を痛めているリラ君なのでハンドルが高いものに換わっている。以前私は、真逆のセパハンを付けていたので多少違和感があるが、まぁそれがそもそも間違っていたと思っているので、これは乗りやすくなっているはずだ。しかし・・・危惧していたとおり、ハンドルをフルステアさせるとハンドルが体に近づきすぎて、手首がこじれてしまう・・・特に右のフルステアのときはアクセルワークを阻害している。これは良くないな。

 

私「これは良くないんとちゃう???」

リラ君「んん〜、でもビキニカウルにマスターシリンダーが当たっててこれ以上上げることもでけへんしなぁ。そうや、君のセパハンのマウントはまだ付けてるから、セパハンにしよか!!!」

私「いっ、いや、それは勘弁してくれ!!! まぁ気をつけて乗るよ・・・」

 

 まぁ、リーンアウトで乗れば何とかなるでしょう・・・。ところでステアリングを右左と切っていると『ギギギッ』という音がする。以前も鳴ってたような気もするが、なんか気になるな。

 

リラ君「アクセルワイヤーは君がロングワイヤーに換えてるやろ? たぶんクラッチとチョークワイヤーがギリギリやから鳴ってると思うねん」

私「まぁ、それほどノーマルの位置から離れてないから問題ないと思うけどね・・・」

 

 ・・・と、あまり問題視しなかった。まぁいけるだろうと。

 ということで、発進!!! 颯爽と右旋回で出発しようと思ったが、アクセルが緩んで危うくコケかけた!!! おお〜!!! あぶねぇ〜!!! 危惧していた、右フルステアで手首がこじれてアクセルが緩む現象が起こったか!!! いかんいかん、借り物のバイクでコケることは絶対にしてはならん・・・。その日はまっすぐ帰った。

 後日、ツーリング一週間前に走りこみを行う。VTR250は元気いっぱい、走る走る。マフラーを換えたため、低速トルクが無くなり高回転型にはなっているが・・・なんか乗りにくいなぁ・・・。とはいえ、4気筒に近い乗り心地だと考えるとこんなものかな。まぁ、特に問題になるようなこともないし、ツーリングには挑めるかな。

 と、思ったら・・・ツーリング当日は雨で中止・・・。てやんでい、バーローめ!!! と言うことで、5月末まで延期となった。リラ君に「もちょっと借りていてい〜い?」と聞いてみると、「今仕事忙しいから、いいよ」と快い返事が。じゃあ、お言葉に甘えて!!!

 ・・・5月・・・勤務先は記念すべき初めてのゴールデンウィーク9連休!!! ・・・なのに、月から木まで休日出勤という残念な結果に・・・。まぁそれでも3連休はあるんだけどね。で、そのうち一日だけVTR250で出勤(休日出勤は車・バイクOK)。帰りに会社から出るときに右フルステアで道路に出る。この前の経験を活かしリーンアウトでバンク!!! 右手首は大丈夫!!! 今度こそ颯爽と決まるはずだ!!!

 

 ・・・なにか・・・何かがおかしいと気づいた・・・。クラッチが硬い・・・? クラッチの戻し際も硬いまま・・・。これは・・・!!!

 

 クラッチを戻してもエンジンは繋がらず、右に倒した車体はそのまま倒れこんだ!!!

 

 

ヤベェ!!!

 

 

・・・私はジェベルに乗っていたせいか、はたまたそのジェベルでコケて足を挟まれた経験があるせいか、低速ではバンクする側の足を出す癖がある。それには、低速時のバランスを取る効果があるのだが、あまりそれを意識したことは無い。

 このときも右足を出していた。倒れそうになった車体を右足1本をつっかえ棒にして地面を蹴るように車体を跳ね上げる!!! ハンドルを戻す!!! エンジンが繋がった!!!

 

 はぁぁぁ〜、危なかった〜。若干、ガラスの右足首をぐねった感じもするが無傷で済んだな・・・。多少、余韻でドキドキしながらも安全運転で走りながら、頭の中ではある確信が生まれていた・・・。

 

間違いない、右フルステアでクラッチケーブルを引っ張っている。

 

 −−−−−−−−−

 

 数日後、仕事の合間にリラ君にメールをする。

『VTRで気になるところがあるんだが…。まだ詳しくみれてないが右フルステアでクラッチ引いてる気がする。また確かめとくよ。』

 しばらくして返信があった。

『・・・やっぱりクラッチ切ってるよなぁ なんとなくそんな気はしてたんだ』

 

 

なんだテメェ!!! 気づいてたのか!!!

 

 

 そういうアドバイスは早めにしろーーー!!!

 そしてまだ文が綴られていた。

『ホーネットとかのクラッチワイヤー流用でいけるんかなぁ 厳密にはチョークワイヤーも交換したほうがよさげな気もしてるよ』

 

 

それは俺に交換しろ、ってことか!!!

 

 

 ・・・まぁ・・・そういうことなのだろう・・・。

 

 −−−−−−−−−

 

 後日、VTR250と向き合う。

 エンジン側のクラッチアームを見ながら右にフルステアしてみる。やはり、「ギギギッ」と鳴り、わずかに動いた。やはりな・・・。

 わずか、とはいえ半クラにするのには十分だ。あのギギギッという音の原因はコレだ・・・。んん〜、その予兆、というか、音で現象を確認しているのに、それに気づかなかったのは不覚だ・・・。技術者としては恥ずべき失態だな・・・。


↑ハンドル左側のクラッチケーブル

 ・・・ハンドル左側のクラッチケーブルを見ると、なんか窮屈そう。右フルステアで若干倒れている。さてどうするか・・・対策法としては、アクセルワイヤーのようにロングなものを買ってくるということが挙げられるが、それで解決するのだろうか・・・。しかしだな・・・どうも解せないのは、エンジン側のクラッチアームは車体右側にあってクラッチは左側、普通は左フルステアで引っ張ることになる筈だが・・・?

 ワイヤーの取り回しを確認する。エンジン側のクラッチアームからエンジン前方へ向かい、ラジエター上方をくぐりぬけ、クーラントのリザーバータンクの下を車体左側に横切って、クラッチハンドルに到達していた。おおお??? ステアリングピボットの手前で左側に出ている??? それで右でクラッチが引っ張られるのか!!!

 いや、ホントにそうなのか??? ハンドルの高さが関係しているのかもしれないが・・・。まぁ、やはりワイヤー長さを長くして余裕を持たせれば解決するかも知れない・・・。とにかくロングワイヤーを試してみるしかないか・・・。

 ということで、所有者であるリラ君には何も言わずロングクラッチケーブルを買いに行く。ロングアクセルワイヤーが売ってた用品店に行くと、ちゃんと売ってあった。ラッキー。

 清算しようとすると、何があったか知らないが、レジのおねーちゃんにたいそうな剣幕でクレームつけてるじじいがいたのだが、私はそれを遮る様に清算してくれと商品を出した。で、そのじじいを一瞥。「お前は確かにお客さんだが、俺もお客さんだ」と言わんばかりに。じじいは逃げるように別の店員に文句付け出した。何か憤慨する正当な理由があるのかも知れないが、それで営業妨害する権利は無いんだよ、ざまあみやがれ。


↑ハリケーンのロングクラッチケーブル

 帰宅。購入したのはハリケーンのロングクラッチケーブル、3,150円。150mmロングなのだが・・・長すぎるような気もしないでもない・・・。


↑リザーバータンクに挟まれたケーブル類

 さて、問題は・・・リザーバータンクに挟まれたケーブル類・・・ここにクラッチケーブルも挟まっているのだが・・・リザーバータンクを外さなきゃならんのか・・・? これを外すためにはガソリンタンクも外さないといかん。これがめんどくさいのだよ・・・。

 ・・・まぁ、いっぺん外さずに試してみるか・・・。まず、ハンドル側を外したかったのだが、あまりにもキツ過ぎて断念。エンジン側を外し、それからハンドル側を外した。両端がフリーとなったので一気に引っ張り出した。懸念していたリザーバータンクの部分も引っかからず通過。抜き取り成功。


↑クラッチケーブル、獲ったどー!!!

 次は新しいケーブルの装着。とにかくリザーバータンクを通過しないと話にならない。突っ込んでみると途中でひっかかった。一瞬、タンクを外すことが脳裏をよぎったが、よく見てみるとラジエターに当たっていた。レンチを使ってラジエターを避けて前に進むことが出来た。


↑貫通成功!!!

 めでたく貫通、ここまでくれば安心。エンジン側を取り付け、後はハンドル側だが・・・んー、一応グリス入れておくか・・・。


↑ワイヤーインジェクターでグリス注入!!!

 たぶん新品なのでグリスは入っているのだろうが・・・(見た感じではわからなかった)、年に1回使うかどうかのワイヤーインジェクターを持っているので、せっかくだから使いたい。コレを使ってスプレーグリスを注入すると、グリスがワイヤー被覆内部を満たし、反対側から『ぶじゅるじゅるじゅる・・・』と出てくる。これが気持ちいい!!!

 最後に、ハンドル側を取り付ける。


↑クラッチケーブルがあさっての方向を・・・

 んん〜、なんかクラッチケーブルがあさっての方向を向いているのだが・・・。やはり150mmもロングになると逆に余って、フロント側に遠回りしているのである。・・・むぅ・・・気に入らないビキニカウルがそれを隠してくれているな・・・。少し見直したぞ。

 遊び調整はてきとーにいい感じに。問題の右フルステアでもクラッチは引いてない。すばらしい。まぁ・・・クラッチを握ると、若干『クキッ』と倒れるのだが・・・まぁ問題は無いでしょう・・・。

 以上、終了!!! これでツーリングもどんとこーい!!!

 

 −−−−−−−−−

 

 ・・・ところが5月中旬になってもツーリングの連絡が来ない・・・。

 私も仕事が忙しくてこちらからは連絡していなかったのだが・・・さすがに痺れを切らして、谷町山岳警備隊のリーダー、KAWA君にメールする。そしたら以下のような返信があった。

 

KAWA君『6月中旬に延期するわぁ〜』

 

 ・・・って・・・

 

 

梅雨真っ只中じゃん!!!

 

 

 

 −−−−−−−−−

 

 ・・・ツーリング当日、だった土曜日の夜・・・私はKAWA君夫妻と大阪・谷町六丁目で飲んでいた・・・。

 

 

やっぱりツーリングには行かなかったのである。

 

 

 やっぱり雨だったのだ・・・。んん〜、今年はツーリングは行けない年になりそうだなぁ・・・。

 

 

(終わり)

 

 


 

 

くるすま3月号



 まいど、えーすけです。

 いや〜、まだまだ寒いですねぇ〜。2月は久しぶりに風邪を引いてしまってつらかった・・・。インフルではないですよ〜。3月も暖かくなるかと思ったら、また寒くなる模様。冬篭りはまだ続きそう・・・。

 ジェベルはというと、まだまだ続くFCRのセッティング。これがまた、わからんようになってきたのよ・・・。


↑ジェベルのプラグ

 ・・・う〜む、これは低回転が濃いということなんだろうが・・・この前はジェットニードル段数を下げたら感触悪くなったしな〜。でも、6,000回転ぐらいのボボボ感というか、つながりが悪くてパワーダウンするのが改善されている。良くはなってる気がするのだが・・・。

 やっぱり、キャブ径が大きくて低回転の流速が低すぎてアカンのかな〜。まぁとにかく、今度はスロージェットを下げてみるか・・・。

 

 

○2012年1/22:第7回大阪モーターショー

 

 早速話を進める。当日、昼に起きて家を出発。大阪モーターショーを見るためインテックス大阪へ向かう。

 ・・・地下鉄の駅に向かう道すがら、私はあることに思いを巡らせていた・・・。そういえば・・・先日、大阪梅田のチケットショップに、今回の大阪モーターショーの割引チケットが1,200円で売ってたな・・・。とはいえ、そのときは行くとは確定していなかったので、購入することはしなかったのだが・・・それを今から買いに行っている時間は無いな・・・。仕方ないので当日券1,500円を甘んじて払うか・・・。

 そうこうしているうちに地下鉄の駅に到着。券売機を見ると「エンジョイエコカード」なるものがあることに気づいた。おおっ!!! そうだ、これがあるじゃないか!!! その「エンジョイエコカード」とは、大阪市営地下鉄や市バスが乗り放題になるキップで、休日は600円と非常にリーズナブル。私の駅から目的地のインテックス大阪の最寄り駅「中ふ頭駅」まで310円かかるので、往復310x2=620円となりそれだけでメリットがある。

 とはいえ私は「地下鉄回数カード」を持っているのでほぼ1割引で乗れるので、620x0.9=560円だとメリットは無い・・・。しかし、途中下車できることで途中の住之江の温泉に行ける!!! これでメリットが出せる!!! 今日は温泉だ、きゃっほい!!!

 ・・・待てよ、ということは!!! 途中の京橋駅でチケットショップにも寄れるな・・・。売っているかどうかわからないが、ワンチャンスで試してみるか!!! 京橋駅のチケットショップに行ってみた・・・。すると・・・


↑チケット

 あった!!! 梅田と同じく1,200円で売ってた!!! これで300円得した〜!!!

 

 13:30、会場着。まずはゲートすぐ右横の1号館から入ってみるか・・・。

 今回の予備知識は何も無く、いつもどおりの光景が広がっていると思い込んで1号館に足を踏み入れた・・・。すると、目の前は靄がかかり、異様な雰囲気がこの場を満たしていた。


↑インテックス1号館。油煙で天井がかすむ・・・

 

 

や、屋台だらけ??? 油煙でかすんでる・・・。

 

 

 

 唖然とする。はー・・・またこれはすごいことになってるな・・・。出店を集めて一棟に集約させたんだ・・・。これには出展者数が少なかったという事情があるのかもしれないが、お客側も楽しめるし、屋台側も売り上げ上がるし、主催者側も出展料が確保できるし、いいこと尽くめなのではないか。なるほどな・・・これは面白いかもしれない・・・。

 しかし、いいのか!? 会場の壁に油が付着しないのか??? どんなに換気能力が強力でも汚れるもんは汚れるぞ??? まぁ・・・不景気でイベント事も寒いから、会場側も譲歩しているのかもね・・・。

 

 気を取り直して2号館へ。


インテックス2号館

 うわ〜、人が多いなぁ〜。気が滅入るなぁ・・・。・・・なんだろう・・・今までより人が多いような気がする・・・。大阪モーターショーってそこまで人が来なかったはずでは・・・。

 後で調べてみたら、この日は13万人の集客があったそうだ・・・それは結構多い数字だと思うぞ・・・。

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 ここから本題のモーターショーのレポートになるが、断っておくが見た全てを紹介するつもりはない。私が気になったものだけ書く。私は、クルマはメカニズムとして興味はあるが、商材としては関心は無い。なので着眼点が多少ずれてても気にしないで頂きたい。

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↑モービルジャパン:ラビット-3

 会場に入って、まず目にしたのは、この電気三輪。「電動トライク、ラビット-3」らしい。う〜む、なんか・・・いまいちだよな・・・。

 どうもチャイナ臭がプンプンする機体だが、どうなんだろうか・・・。このタイプで30万ぐらい。それを考えると125ccスクーターと投資額は同等。ランニングコストはEVのほうがはるかに安いが・・・。

 EVのコワいところはガス車とは違い、モーターを含む駆動システムの部品を集めて車体を作れば、EVとして成り立ってしまうことだ。つまり、車体の作りこみ、例えば高速安定性や重量バランスなどの「メーカーが長年培ってきたノウハウ」を無視してもモノが出来てしまう。別にこの商品が必ずしもそうであるとは言わないが、乗り物は命を預けることになるので、そこはちゃんとしているという確証は得たい・・・。

 ・・・いや、別に、衝突安全性とか横転防止までは求めてませんよ・・・。だって、それを言い出したら・・・二輪はそれらを「考えない」乗り物なんでね・・・。

 

 スズキのブースへ。・・・あれぇ? 二輪が少ないな・・・モーターショーでも二輪はそれなりに置いていたような気がしたのだが・・・。まぁいいか・・・。

 まず、インパクトが強かったのはコンセプトカー『レジーナ』だ・・・。


↑スズキ:レジーナ

 う〜む、いい顔してるな。

 ・・・それだけ。


↑スズキ:バーグマンフューエルセルスクーター

 二輪が何かあるかと見ていたが、ほとんど無い。あるといえば・・・ステージ上に燃料電池のスカイウェイブ・・・もとい、『バーグマンフューエルセルスクーター』があるが・・・企業イメージアップだけの存在になっているような感じ。本気でやる気あるのか・・・いや、たぶん無いんだろうな〜。

 ・・・と思ったらパンフレットには「燃料電池車としては世界初、欧州統一型式認証(WVTA)を取得」と書いてある。

 

んん??? 「型式」??? 「かたしき」か???

 

 私もあまり詳しくは無いのだが、「型式(かたしき)」とは行政に申請して認証が降りる、というシロモノのはずだ・・・。申請には機体はいらないのかもしれないが・・・しかし、実体が無い物を申請するはずがない。ということは、機体はかなり完成しているのか???

 しかし・・・実用性はどうなんだろうか・・・。燃料電池車は燃料となる水素の供給が問題となる。インフラを整備している間に電気自動車に追い抜かれてしまう可能性があるので難しいところだが・・・。


↑スズキ:Q-concept

 コンセプトモデル「Q-concept」というシティコミューター。う〜む、あまりパッとしないなぁ・・・。ただただデザインだけで、画期的なギミックを搭載したというわけでもなんでもない。

 どこのメーカーも、クルマと情報リンク、つまりスマートフォン的な「スマート」を謳っているが、それは別に今のクルマでも出来ることなのでは・・・。いまいちデザインと機能がかみ合ってないような気がするのだが・・・。

 そんな小手先の技じゃなくて、シティコミューターは今までにない『乗り物革命』でなくてはならない。数年前はその兆しがあったような気がするのだが・・・なんだ? この後退感は・・・。

 

 てくてくと歩いて、さてお次はどこかと向かった先は・・・んん??? 派手な展示は見えないのだが、なんか人だかりがすごい。

 ・・・なんだこのブース・・・。のぼりがたってたので見てみると・・・


↑自衛隊

 

じ、自衛隊だとぉ〜!!

 

 どうやら数台ほど陸自の車両が展示されている模様・・・。こんなところでこんなもん見れるとは思わなかった・・・。それらは搭乗も可能で、それで人が固まっているようだった。私も乗り込んでみたかったが、行列が大嫌いなもんで、パス。


↑高機動車

 おおう!!! トヨタ:メガクルーザー!!! ・・・じゃなかった、高機動車じゃないか!!! かっこいいねぇ〜。自衛隊の装備の中でもトップクラスのカッコよさだ。

 自衛隊がこういったイベントに参加することは大変いいことであると思う。別に私は右な人間ではないが、自衛隊の予算が国民の税金によって成り立っている以上、国民にその存在をアピールする義務があると思う。国として必要、ってだけじゃいけない、国民が必要と思うものでなくてはならない。それは、働いている自衛隊員のためにも。

 

 歩いていると見覚えのある機体が目の前に現れた。


↑CAMPAGNA:T-REX

 うわー!!! 出た〜!!! CAMPAGNA(カンパーニャ)のT-REXじゃないか!!! またしょーこりもなく出てきやがったか!!!

 いや、コイツは2009年の東京モーターショーに行ったときに出くわした機体なのだが・・・あまりに衝撃的な印象だったのでよく覚えている(バックナンバーに記事アリ)。

 ・・・いや、パワーの割りに軽量ボディなので超絶スポーティな乗り物であるとは理解しているが・・・悪いとはいわないが、コイツの存在意義がよくわからん・・・。

 

 3号館に入る。

 歩いていると、イカすオレンジの機体が目に飛び込んできた。うわっ、ナニコレ!!! めっちゃかっこいい!!!


↑光岡:Like-T3

 これはやる気出る仕事車だなぁ〜!!! これはどこ製なんだ??? カウル部に書かれていたのは・・・

 

「M・I・T・S・U・O・K・A」

 

 

光岡か!!!

 

 

 すげー!!! 光岡が作ったのか!!! 

 中央卸売市場なんかで活躍している「ターレットトラック」の進化系か???

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 ・・・後日、光岡のHPを見てみたがターレットトラックとは書いていない。あえて言わないのはなぜなんだろうか・・・。最小旋回半径が2mと書いてあるのでターレットトラック的であると言えるが、確かにハンドルが違うし後輪駆動ぽいし、そもそも最高速度が60km/hなので違う乗り物と言える。前輪駆動でなければあの小回りは実現できないしね。

 HPをよくよく見てみると『車種:側車付軽二輪(トライク)』と書いてある。なんだと!? トライクだと!!! ターレットトラックがトライク扱いなわけがない。調べてみるとターレットトラックは道路運送車両法では「ターレット式構内運送自動車」と定義されている。そういうことか・・・分類が異なるからターレットトラックとは言えない、というよりターレットトラックではないんだ・・・。なるほど。

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 「築水キャニコム」という農機メーカーでなかなかの一品に遭遇・・・。


↑筑水キャニコム:おでかけですカー

 

『おでかけですカー』

 

 

レレレのレ???

 

 

 ・・・まぁ、ネーミングはさておき・・・これは原付登録EVなのだが、四輪である。前輪のトレッド(車輪間距離)より後輪のそれが狭いという、『イソ:イセッタ』のような構成になっているように見える。これには後輪にデフが不要というメリットがある。それと、内輪差による影響を受けにくいので小回りが利く。

 しかしながら・・・後で確かめてみるとスペック上では後輪のトレッドのほうは広い・・・目の錯覚か??? それともハブの位置で計測するから見た目とは異なるのか・・・わからん・・・。

 ちなみに画像の奥に写っているのは、『草刈機まさお』である。そのほかこのメーカーは『芝刈り機芝耕作』なんて商品もある。・・・どうやら、ここのメーカーはネーミングに力を入れている模様・・・。ネーミングも奇抜だし、カウルのデザインも今風ですごく農業もやる気が出そうなものをリリースしている。こういう元気な会社は応援したい。

 


↑トヨタ:86

 トヨタ:86。いわゆる『ハチロク』をイメージしたクルマである。トヨタもこんなん出さなきゃならない時代が来たんだね・・・。

 といっても、この機体はスバル:BRZと同じ車体で、生産は双方ともスバル側なのだが、部品や味付けが多少異なるという、ダイハツと行っていた『トヨタ:パッソ=ダイハツ:ブーン』などと同じ関係である。これは、いわゆる「OEM(Original Equipment Manufacturer)」(=他社ブランドの製品を製造すること)に近い関係なのだが、トヨタで売るものはトヨタが味付けしているので、厳密には違うらしい。

 ラインナップ拡充のための「片手間モデル」は相手先に開発・製造をさせるという、まぁ、トヨタらしいといえばトヨタらしいやり方である。低重心ボクサーエンジンを搭載したフロントミッドシップ気味の後輪駆動。今のトヨタには無い要素だしね。

 なんでスバルがそんなことやってんだろう・・・と思ったが、調べてみたら今はトヨタが筆頭株主らしい・・・。はぁ〜、そういうことなのねん〜。

 

 ・・・なんか・・・家を展示しているような雰囲気のとこに来た・・・。なんだ・・・一体・・・。


↑ライゼ:キットガレージ

 キットガレージ??? ガレージキットなら聞き覚えがあるが、キットのガレージってなんだ!!! ガレージを自分で作るって意味か!!! 

 基礎部分は業者に頼めとあるが、建物部分は人力で組み立てが可能らしい。オプションでロフトもつけれるので、作業場が確保できる。

 お値段は250万円から。基礎部分がいくらになるかにもよるが、そこそこお金は必要のようだ。まぁ、これぐらいのものを作るとしたら、それぐらいはするか・・・。

 んあぁ〜、ガレージいいなぁ〜。私は「ガレージつきの家」ではなく『部屋つきのガレージ』に住みたいという夢がある。ワクワクするね。

 ・・・と思っていたら、もらってきたカタログを見ると「ライゼハウス」なる、まさに『住めるガレージ』があるではないか!!! ・・・しかし、キットではないためかお値段は1,500万円からとかなり高額。それはツライなぁ・・・。

 

 3号館を見終わって、4号館に行こうとしたのだが、ここは奥の6号館へ行く通路がそれらの間にある。まぁ、インテックスの言わばプロムナードである。そこで、公式グッズ売り場があった。むぅ、これは公式バッグを購入しておくか・・・。

 というのも、モーターショーではパンフレットは手提げ袋付きで渡されない。なもんで多量のパンフレットを左手一本で抱え込むことになるのである。これは、公式バッグを買わせようという策略なのだと私は考えている。前もって手提げ袋を用意していれば済む話なのだが、いつも忘れるのだよ・・・。忘れたものは仕方がない、主催者の策略に乗って購入してやるか・・・。・・・と、思って売り場へ進んだら・・・

 

 

「公式バッグ売り切れ」という張り紙が!!!

 

 

 こらー!!! まだ明日まで開催あるのに売り切れってどういうことだよ!!!

 

 ・・・んん〜、恐らく・・・主催者もこんなに人が来るとは思ってなかったじゃないかな・・・グッズが余ったって他にどうしようもないから、少なめに用意したんだろう・・・。それは読み違えたね・・・せっかく儲けどころだったのに・・・。

 というか、せっかく買ってやろうと思った俺の気持ちはどうしてくれるんだ!!! ・・・と、むなしい私の心の叫びを、心置きなく心の中で叫ばせて叫ばせてあげた。

 

 4号館へ。

 マツダのブースへ。


↑マツダ:雄(TAKERI)

 コイツはいい顔してるな〜。コンセプトモデルのマツダ:雄(TAKERI)である。ひげが生えてる感じがいい。

 ・・・それだけ。

 

 隅のブースに、なにやらデッカイ黒い箱が落ちていた・・・。


↑ソニックデザイン

 ・・・縦にスリットが入った黒い箱がブースを占拠している。なんだこれ??? ソニックデザイン??? 何の展示だ? 近づいてみると、どうも中に何かがあるようだが・・・箱の周りにナニやら展示があり・・・よく見るとスピーカーが並んでいる。サウンドシステムの会社のようだが・・・またこれはブルジョアな値段だな・・・。

 箱の中は何だろう??? 覗くと・・・そこには黒塗りのベンツが・・・。


↑ソニックデザインのベンツ

 んんー、お得意様だけ中に入れる、ってやつか。もったいつけるやり方はあまり好きではない。

 

 ホンダのブースへ。ステージは人だかりなので周りから攻めていく。二輪も何台か展示してあり、新発売のNC700Xとかあった。


↑ホンダ:NC700X(特別仕様)

 ステージを見に行こうとするが・・・。


↑ホンダのステージ。近づけん・・・

 ステージ前の人が流れていない。こりゃ割って入るのは無理だな・・・見るのをあきらめた・・・。

 

 ハーレーのブースに到着。・・・ん、興味ねぇや(ひでぇ)。

 

 5号館へ。

 んん?? なんか・・・今までとは雰囲気の違う空間だなぁ・・・。とりあえず切り込んでいくと・・・。


↑ボンネットバス

 うわっ、ボンネットバスだ。なんだ??? 昭和の街って・・・。

 全国各地のブースがこじんまりと並んでいる。どうやら全国の地域振興のブースのようだ。車でドライブに来てください、ということか・・・。


↑ゆるキャラ

 なんなんだ??? おまえら・・・。どこかの観光地のマスコットキャラなのだろうが・・・。しかし・・・

 おまいら・・・もしかして頭に家をかぶってるのか・・・???

 ・・・あまりツッコまないことにしよう・・・。

 その隣のエリアに向かう。どうやらここはカスタムカーのエリアのようだ。


↑ハイエース200系ドレスアップ

 んん・・・なんか、戦隊モノのメカみたいだな・・・。変形合体して胸のパーツになりそう。いや、大きさから考えると単独でトランスフォームか・・・。ちょうどサイバトロンのマークぽいし。


↑キャンピングカーの室内

 キャンピングカーのエリアは圧巻である。もともとデカいクルマとはいえ、シンクにコンロに電子レンジまで装備して十分な空間がある・・・。これなら毎晩料理しながらオーロラを見に行くことも出来るな・・・。

 

 さて・・・5号館まで見たのでこれで終わりだ・・・。時刻は16:30、おおう、3時間もかかったのか・・・。最後にホンダのブースを見に行くことにする。そろそろ人も少なくなっただろう。

 再び4号館に入り、ホンダのブースへ行く途中、あるものに目が釘付けになった。


↑ITS

 さっきも通ったのだが・・・そのときは、「ITSスポット? この字体・・・ETCっぽいなぁ・・・高速道路の何からしいが、私は高速には興味が無い。スルーしよう」と通り過ぎたのだが・・・。

 今回横切った時に、チラリと中央のモニターを見たら・・・高速道路の監視カメラ映像らしきものが流れており、荷台にユンボを載っけた2tトラックが、画面手前側から登場してきたと思ったら、なんと片輪走行で走っていた。

 

ええっ???

 

 どうやら高速道路の出口へ向かってスピードの割に急なハンドリングをしたせいで、ユンボが外に振られて片輪走行になってしまったようだ。そのまま倒れそうになるトラック!!!

 

 

あっ!!! やべぇ!!!

 

 

 しかし、絶妙なハンドルさばきで耐えるトラック!!! おおっ!!! ナイス!!! カッコいいぞ!!!

 ・・・しかし、着地の反動で今度は反対側にユンボが振られて、足払いを喰らったかのようにあっけなくスッテンコロリンと転んでしまうトラック・・・。南無〜、サスペンションがスーパーマリオ的にジャンプ台と化しまったことが致命傷となったな・・・。

 さて、観たからおさらばするか、と思った瞬間、背後に気配を感じる!!! はっ!!! 後ろを取られた!!! ・・・ということで、説明員のおじさんに捕まってしまった。あちゃー、ITSとかいう奴に食いつていたわけではなくて、事故映像が観たかったんだ!!!

 ・・・話を聞いてみると、「ITS」とは高速道路における新しい車両情報システムで、ETCと同じ通信方式を使って大量のデータを送受信でき、いろいろと情報サービスを受けることが出来るそうな。なんと道路状況の動画まで送れるそうな。といっても、別にさっきのトラックの事故映像を送信するというわけではない・・・事故多発地域付近で注意喚起して安全運転支援するということらしい。

 つまるところ、「ETC」と「VICS」と「カーナビ」を合体させて、「情報サービス」を足したものと言える。まぁ、ETCとカーナビは一体化するべきとは思ってたけどね・・・。また、SAやPAに設置された「ITSスポット」では、カーナビでインターネットに繋いで情報を得たり、普通にネットも出来るとのこと。そいつはスゲェ。

 これに対応したカーナビがまだ出始めで、普及拡大の為に補助金制度があるとのこと。それも2万円!!! ・・・しかし、対応カーナビが20万円ぐらいする・・・。それに、アンケート記入が必要で、半年毎に4回やらなければならない。それはめんどくさいなぁ・・・。

 まぁ・・・このITSは、ホンダの「インターナビ」とかトヨタの「G-BOOK」などの、『テレマティクス』(車両情報サービス)を支援することにはなるであろう。ETCが高速道路以外の支払いに使われ始めているので、また新たなサービスに使われていくかもしれない。

 

 ・・・時間を食ってしまった・・・さて再びホンダのブースへ。ステージ上には何があったんだ・・・。まぁ、クルマは無視して・・・んん??? なんかちっちゃい変な二輪が置いてあるぞ!!!


↑ホンダ:motor compo

 何だこれ!? モトコンポか??? ん? ・・・『motor compo』??? モーターコンポ??? モーターと書いてあるということは電動なのか?

 ・・・それにしてもこのステアリング・・・もしステアリング軸がこのままで前輪に繋がっているとしたら、トレールが反転してるように見えるのだが・・・。ベベルギヤや何かでキャスターを変換しなきゃ二輪として成り立たんぞ・・・。

 ま、まさか、電気バイクとしてステアリングが電子制御ってことなのか!!! 夢のライドバイワイヤー!!!・・・いくらなんでも無理だな。まぁ、そこはコンセプトだし気にするとこではないのかも知れないが。

 ・・・後で調べたら、東京モーターショーではデモ走行があったらしいので、二輪としては成立している模様。さすがにそこはちゃんとやっていたのね。

 それにしても何で今更モトコンポコンセプトなんだろう??? ・・・と、ステージ上のその隣でクルマがドアを開けてターンテーブルで回っていたのだが、その車内になんとモーターコンポが収まっているでは無いか! ということはこのクルマは「シティ」なのか!!!


↑ホンダ:MICRO COMMUTER CONCEPT

 なるほどね〜、充電池が小さくても「母艦」がいれば問題無いということか・・・。この場合は「母艦」はクルマのことね。それなら今に通じるコンセプトと言えるか。

 ・・・それにしてもこのコンセプトカー・・・前輪にカバーがかかっているが、どうやって車輪を曲げるつもりだ・・・??? カバーには本体との分割ラインはあるが、そんなとこで分割しても何の役にも立たんぞ・・・。

 

 時刻は17:00、さて、帰るか・・・。

 いつもなら、近くにある「ATC」とか「WTC」に寄ってその寂れ具合をチェックしているのだが、今回はスルー。冒頭でも述べたように、今日は温泉に行くのだ。中ふ頭駅に戻り、ニュートラムで住ノ江駅へ。そこから北加賀屋駅へ向かった。徒歩5分ほどのところに「湯楽」という温泉がる。入泉料750円。


↑湯楽

 まぁまぁの温泉。シャンプーが無料というのはありがたい。こういった温泉施設が都市部に最近増えている。うれしいことである。

 風呂上がりに食堂で「生大おつまみセット」だったか、注文。880円。んん〜、風呂上りのビールがうまいねぇ〜。今日は電車で来てるからこういうことも出来る。今日は充実した一日であった。

−−−−−−−−−

 今回のまとめー。

 ・・・といっても、まとめることは何も無いが・・・。まぁ、強いて言うなら、愚痴になるが、いつまで経っても「シティコミューター」が実用化されないことだ。

 確かに、「シティコミューター」が目指す、「二輪」と「軽自動車」の間に何か新しいカテゴリーの乗り物を作ることは難しい。タイヤが2つと4つの間なら「三輪」か??? ということになるのだが、それは簡単でないこととだと歴史が証明している。昔は、サイドカーやオート三輪、メッサーシュミット:KR200キャビネンローラーなるタイヤが3つのものもあったが、技術が進むにつれ欠点が露呈し、消えていく運命にあった(サイドカーは趣味的・特殊用途で存在はしている)。

 結局のところ、二輪はこれ以上進化することがほぼ不可能なので、「軽自動車より小さい軽自動車」を作ることになるのだが、今それをやったところで、ユーザーにとってあまりメリットの無い商品となってしまう。「軽自動車だったら4人きっちり乗れないと困る」という考えが固定化しているからである。

 落ち着くところに落ち着いてしまったわけだが、一方、次世代のモータリゼーションとして「シティコミューター」が業界共通の概念としてある。だから、モーターショーでは各社、「シティコミューター」を提案しているのである。それが、全く動き出す気配がない。それは、まだ時代が到達してないということなのだろうか。

 ひとつの原因として「シティコミューター」に法整備がされていない、ということがある。現法どおり軽自動車登録となるのであれば、結局「軽自動車だったら4人きっちり乗れないと困る」という考えに縛られる。そこを法的に優遇すればユーザーにもメリットが出てくる。しかし、どう法律を変えれば効果的なのか、を机上で考えたところで答えが出るはずがない。少なくとも実際に車両があって、実証実験が必要だ。そう、実機がなければ話は進まないのである。

 少し前に、ピアッジオ:MP3という前2輪かつバンクが出来る三輪スクーターの登場により、道路交通法が改正されるという事件(?)が起きている。三輪は運転するのに普通自動車免許が必要なのだが、「車輪及び車体の一部又は全部を傾斜して旋回する構造を有するもの」「同一線上の車軸における車輪の接地部中心の間隔が460mm未満であるもの」については、自動二輪免許が必要、としたのだ。

 これは、そんな車両が出てくるとは思ってなかったから法律を実状に合わせたということなのだが、それも実機があるからである。まぁ、この例は受身の対応なので、社会に影響のあることではないのだが。

 なんにせよ、法改正させるような「社会にメリットがある乗り物」=「乗り物革命」のシティコミューターが開発されることが望まれる。革新的で社会にメリットがあれば、おのずと法律で優遇されることになるだろう。それは、業界全体が本気で取り組まなければ出来ないことだろう。

 ・・・まぁ、私自身、書いていて難しいことだと、改めて思うのだが・・・。

 

(終わり)

 

 


 

 

くるすま2月号



 まいど、えーすけです。

 久しぶりっ!(←お前が更新してないだけだ!!!

 ・・・まぁ・・・いつもながら年末は忙しくてね・・・。

 ジェベルは・・・FCRのセッティングがまた泥沼になってきてるので、あまり走れません・・・。ジェットニードル換えたのと、寒くなって空燃比が変わったんでね・・・。寒いから走りたくないこともある・・・。


↑フロントホイールのグリスアップ

 とはいえ先日、思い立ってフロントホイールのグリスアップを行った。ジャッキアップしてアクスルを抜いてグリスを塗るだけなので難しいことではないし、ホイール組みで何回もやっているから慣れていた。

 ホイールを17インチにしてから一度も行ったことは無かったが、それほど昔のことでもないので状態は良好だった。よしよし。

 ・・・ただ・・・組み直すときに左側のスペーサーの向きがわからなくなってしまった・・・。慣れているからって、油断して現状を確認せずバラしてしまった・・・。イカンね、重要な部分を触るときは細心の注意を払わないと。

 

 先月、大阪モーターショーも行ってきたので、次回はその記事の予定。うーん、そんなことより、そろそろジェベルFCRセッティングの中間報告もしなきゃいけないんだが・・・。筆が進まぬ・・・

 

 

○2011年10/22モンベル・フレンドシップフェア大阪

 

 ちょっと前の話だが・・・2011年、10/22の土曜日・・・私はインテックス大阪に居た・・・。


↑モンベル・フレンドシップフェア大阪

 といってもお宅のイベントのために来たわけではない・・・アウトドアブランド「モンベル」のフレンドフェアとかいう、いわゆる会員感謝イベントみたいなものである。規模はたいしたこと無いが、親子で楽しめるよう配慮されており、クライミングやカヤック体験、子供オンリーだがロープ登攀なんかなんかやっていた(ロープを天井の鋼管はりにくくりつけていたのだが、それでいいのか???)。そのほか協力企業の展示・販売などがあるが・・・。

 当然、私はそんなものには興味がない(ひでぇ)。真っ先に向かったのは!!! アウトレット販売!!!

 実はコレに参加するのは実はもう10年ぶりぐらいなのだが(いつも気がついたら終わっている)、前に行ったときに、欲しかった1人用のテントが半額の24,000円で売られていて即ゲット!!! もとが5万ぐらいする代物なのでかなりいい買い物した。

 ただ・・・アウトレットの理由が値札に書かれているのだが、その理由が「試作品」だったんだけどね・・・。

 今回は何かいい出物は無いかな〜、と、いろいろみて回るが、グッと来るものは無かった・・・。小物数点は買うことにしたが・・・やはり大物が欲しいところである。あとは「お買い得感」のあるものを「せっかくだから」理論で買うかだが、型落ち品でも2割引ぐらいなので、今買う必要の無いものをあえて買うのは買い物下手すぎる。何か無いかと探していたら・・・。

 

「U.L.(ウルトラライト)ダウンジップジャケット15,800円→8,500円」

 

 おおっ!!! 値引率がかなり高い!!! 色がメタリックブラウンと微妙だが、サイズもLだしピッタリだ!!! 私は防寒着はフリース派なのだが、ダウンも試してみたいな〜と思っていたのだ。ただ、いいダウンはやはり高いが、これぐらい値段が落ちてくれるとひじょーに買いやすい。よし、これを買おう!!!

 ・・・ところで・・・値引率が高い理由は何なんだろう? と値札を見たら・・・そこに書かれていたのは・・・

 

「サンプル品」

 

 

何のサンプルだ!!!

 

 

 ・・・疑問に思いつつも結局は買いましたけど・・・。

−−−−−−−−−

 さて、帰宅してから戦利品を広げてみる。


↑U.L.(ウルトラライト)ダウンジップジャケット

 う〜ん、やっぱり色がビミョーだなぁ・・・。まぁいいか・・・。それにしても軽〜い。

 ちなみにスタッフバッグが付いていて、コンパクトに収めることが出来る。ためしにやってみた。


↑スタッフバッグに入れるとこんなにコンパクト

 おおっ!!! これはコンパクトだ!!! ・・・とは思ったのだが・・・微妙な大きさだな・・・。いくら軽いとはいえ、かばんの中に入れて持ち歩くのには大きいよな・・・。ツーリングにはちょうどいいかもしれない。

 後日、友人たちと大阪梅田で飲むときに試しに着て行ったのだが・・・軽〜い。軽すぎて心もとないぐらい。

 性能はというと・・・良くわからない・・・。私はそない寒がりでもないし(会社では真冬でもカッター1枚腕まくりしている)、大阪の街中を歩く程度では、装備が生死を分ける極寒の環境でもない。特に、酒を飲んでたらその感覚もない(←死ぬぞ)。

 今のところ、あまり使いどころは無い模様だが、今後、コンパクトさがものをいう時が来るかもしれない。使いどころを探しつつ・・・眠らせておくか・・・。だって、あえて使わなきゃならない理由はないんだから・・・。

 

 


 

 

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