くるすま6月号
まいど、えーすけです。
今月の更新、1週間遅れで申し訳ありません。仕事がね・・・ぴー。
○今月のジェベ公
まったくいじってません。つーか、乗ってもいまへん。仕事が忙しかったこともあるが、だってVTRが大変だったから・・・。
早くバッテリ交換しないとな・・・。あ〜、キックスタータ欲しい・・・。
○最近のVTR250
新車で買ったVTRも乗り出してからもう2年半も経った。せっかく新車を買ったんだからメンテは出来るだけ気にしないようにしていた(オイルとチェーンはこまめにやっているが)。こいつにまで金をかけてたら死んでしまう・・・いやマジで。しかしセカンドバイクとは言えVTRは普段の足だしツーリングにも使うし信頼性が問われるので、さすがにもう定期メンテぐらいはしないといけないだろうと思った。ということで、GW中に年に数回ぐらいしか使わないメンテナンス用品を買いこんだ。ワイヤーインジェクターとかスプレーグリスとか。バイクが2台ありゃ元は取れるしね。そろそろ2台ともチェーン交換が必要なのでチェーンカッターも欲しかったが、今回は見送った。
ところがどっこい、いきなり仕事が忙しくなって土曜出勤までする始末。バイクがイジれない・・・。が、土曜出勤のときはバイクで会社に行ってもいいのでVTRに乗って発進した。走り出して違和感があった。どうもアクセルの遊びがありすぎる。いきなり暑なってアクセルワイヤーが伸びたか? とか思ったが、んなわきゃ無い無い。何かの前触れか? と、その日はそろそろと他の違和感や異音が無いか確かめながらゆっくり走った。
次の日の日曜日、さすがに気になるのでアクセルの分解を敢行する。とりあえずスロットル側からバラしてみる。初めて知ったのだがVTRのスロットルって2本あって強制的にスロットルを戻すリターンワイヤーがあったのだ。これは知らなかった(知っとけよ)。
スロットルをバラしてこの前購入したワイヤーインジェクターを使って注油しようとしたとき、リターン側のワイヤーが
スポン
と抜けた。
・・・、
はぁ!!!???
リターン側のワイヤーが切れてる。・・・うそん。よく考えたらアクセルの構造上、スロットル側からの分解は出来ないはずだ。まさか切れてるとはなぁ〜。なんちゅータイミングで切れるんや・・・、そろそろワイヤー類も注油したろうと思ってた矢先に・・・。
しかし、リターン側のワイヤーが切れていても特に問題は無い。ジェベルだって1本しか無いんだし、と思っていたのだがよく考えてみれば、リターンワイヤーが切れていてもアクセルの遊びには影響が無いはずである。
・・・もしかして、
アクセルワイヤーも切れかけ?
そりゃ困る。バンク中に切れた日にゃアスファルトにやすりがけを食らってしまう。
おいおい、ジェベルがバッテリ弱って信頼性を失っているのに、VTRまで信用できないとは・・・。まぁいいや、ジェベルのバッテリ交換したらジェベルは復活するから、とりあえずVTRはほっとこう。私は改造は好きだが修理は嫌いなんだよ・・・。
そして後日、GW中にバイク用品を買った分で1,600円の商品券が当たったのだがその使用期日が迫っていたので、メンテ用品でも買い足そうと思って出かけた。そこで物色していると、なんとVTR250のアクセルワイヤーがあった。ええっ!!?? なんであんねん・・・とよく見てみるとハリケーン社製の社外品であった。3,400円、そんなに高くない。
そして次の文字が書いてあった。
150mm
ロング
・・・アップハン用のワイヤーだ、これ・・・。
思いがけなくワイヤーに出会ってしまった・・・。しかし、150mmロングか・・・150mmってたいした長さでもないし使えるんじゃないかとも思ったが、変にワイヤーが飛び出てたら作動不良になるんじゃないかとも考えられる。こうも簡単に目の前にちらつかされると買いそうになってしまう。しかし社外品だしもしかしたら純正よりえらく高い可能性もある。アクセルワイヤーについて調べたわけじゃないので良い買い物になるかどうか確証が無かった。店内の社外品カタログを見て回る。基本的にアフターパーツのアクセルワイヤーというものは長さ変更したものかハイスロキット用しかない。ステンメッシュのものもあったがあまり意味が無い。
当たり前のことだがアクセルワイヤーが切れたからといってハイスロキットを買うような真似はしない。・・・えっ!? お前ならやりそうだって? いや、確かに一瞬だけ考えたけどさ。ということで、純正を注文するかこの150mmロングを買うかになってくる。調査不足だしちょっと長いし・・・でも、今なら1,600円分の商品券あるしな〜。う〜ん、どうしよう・・・店内で1時間ほど手を広げながら思考錯誤する私がいた。手をめいっぱい広げた状態で親指から小指までがだいたい200mmなのでイメージしていたのある。はたから見てたらあぶねー奴に見えただろうなぁ。が、結局買ってしまった。
家に帰ってパーツリストで小売価格を調べてみる。1本1,400円の計2,800円であった。店によってはマージンを入れる可能性があるので、そんなに高い買い物でもなかったようだ。よしよし。
次の日、ワイヤー交換に挑戦してみる。簡単に交換できるかとワイヤーの取りまわしを見ていたら、なんとラジエターのリザーバータンクでワイヤーを位置決めしていた。ちっくしょう!!! 楽しそうな設計しやがって、覚えてやがれ!!! くっそー、リザーバータンク外すんかいな・・・タンク外してエアクリボックスを取らないと外せんじゃないか・・・。今までタンク外すのが嫌でエアフィルタも交換してなかったのに・・・仕方なくタンクを外す。が、フューエルホースが奥にあって力が入らない。くっそー、SVだったらこんなこともないはずなのに・・・(SVはタンクが車のボンネットのように開けた状態に出来るのだ)。なんとか外してエアクリボックスを取ろうとしたが簡単には外れないことに気づいた。こんなもん外してられるか!!! と諦めることにした。・・・これ、ショップに頼んで高い工賃取られても文句言えんぞ・・・。
まぁ、リザーバータンクのネジを外して浮かす程度で何とか作業出来そうなのでこれでワイヤー交換に挑戦してみる。タンクを外したのは正解のようで作業がやりやすくなった。この作業のネックはリザーバータンク下にワイヤーを通せるかどうかなのでそこから始めることにした。元のワイヤーを引っこ抜いて新しいものを突っ込む。突っ込むだけではうまくキャブまでいかないので、めがねレンチで吊り上げて整形する。よしよし。板金部品に固定して(この板金が柔らかくて・・・)完了。なんだ、結構簡単じゃねーか。さて次はヘッドライトの後ろにワイヤーを回してと・・・う、ダメだって、先にキャブ側を固定したら・・・スロットル側が組めないのだ。キャブ側を再度外してスロットル側を組み上げる。で、組み上げてからワイヤーインジェクターでオイル注入してないことに気づいてまた外してオイル注入。何やってんだろ、俺。そしてスロットル側、キャブ側と組み上げて完成。
作動のチェック、遊びの調整を行い作業完了。ワイヤーが長くても問題にはならなかった。組みあがった状態を眺めてみる。う〜む、出てるな・・・、みょーん、と。まぁでもそんなに出ているわけでもないしな・・・、これでいいや。
しっかし、これからVTRはどうなっていくんだろ? 去年長野でコケたせいで手放すことはなくなったわけだが、別にこれと言って改造したいわけでもないし・・・。だって金かかるし。ノロジーホットワイヤーなんか買おうものなら2本買わないといけないときたもんだ。自作でアーシングハーネスぐらい作ってもいいかな。あ、でもV-RAPTOR風ヨーロピアンカウルは付けたいけどね。最近ホンダフォーサイトのヘッドライトでカウル作れないかなぁ、と考えてたりするんだけどね。ふふ。
○スズキバンバン200について
スズキがジェベル125とDF200/125Eを絶版させたのも、もう久しい話となった。私がこれら車種の絶版を知ったとき、次世代の何か新しい機種でも発売するのかと勘ぐったのだが、どうもそれはこのバンバン200のようである。つまるところ125は完全に切り捨て、残しておいたジェベル200(バンバンがあるから残っただけ?)のエンジンを共用するミーハーバイクで開発コストを下げ、売上が上がらないものかということだろうか。
昨年の東京モーターショー前だったと思うが、初めてバンバン200を見たとき「どこがバンバンやねん」と思ったのは私だけではないと思う。往年のバンバンのアイデンティティとも言える太いタイヤに後ろ寄りのシルエット。ところがバンバン200のシルエットはTW200とそう変わらないものだった。確かに前130/80-18後180/80-14は太い。太いけどまだ足りない。バンバンの名乗るなら前も180/80-14だろ〜。それにエンジン位置が真ん中すぎる。到底バンバンの名を継ぐものとしての資格が無いように思えた。
しかし、この2点は市販車として乗り手を選ばない設計にするためには仕方がなかったことかもしれない。前輪が太いと旋回性に問題があるし重心位置が後ろ過ぎると前輪荷重が減ってハンドルが軽すぎる。が、そこはそれ、キャスター角とトレール量で調整出来なかったのかと疑う点もあるのだが。
また、コスト的なことも影響している可能性もある。カスタムバイクとしての優位性を持とうとすると、車体販売価格は下げなければならない。それを考えると前を180/80-14にするとコストアップになる(でも千円ぐらいだと思うんだけど・・・)。それにK180:130/80-18はグラトラビッグボーイで納入されているものなので発注量を増やせばさらに仕入れ値が下がることも期待できる。あと真ん中のエンジン位置だが、リヤサスにモノサスを使用しているためエンジンが後ろ配置できず真ん中にならざるを得ないことが挙げられる。ツインサスとモノサスでコストメリットがあるかどうかは私は知らないので何とも言えないのだが。多分あると思うんだけど。
まぁでも、中型で新車が出ることは喜ばしいことだしバンバンと言う名前を気にしなければ十分太いタイヤでK180だし、市場を賑わせてくれればそれでいいか、とその時点では完結した。
で、実際にバンバン200が発売されて各パーツメーカーやショップのラインナップが出てきて雑誌に紹介されてくるようになった。その中には結構フロントワイドタイヤキットが多くあった。ほほ〜う、やっぱりバンバンならフロントも太くないとダメだと思う人間は多いんだなぁ、と思っていたがなんか様子がおかしい。何がおかしいかといえば改造費、パーツ代にステム交換の項が無いのである。え、なんで書いてないの? もしかして
もともとフロントに180/80-14が入るように設計されているのか!?
ワイドタイヤを装備した車体の写真を見ても純正のステムが入っている。
え? マジで? だとしたらスゴイぞ・・・。そんなに驚くようなことか? と言われそうだが、私はスゴイと思う。
前輪130/80-18のバイクに180/80-14が入るフォークピッチを設定する必要性は無い。フォークピッチを無駄に広げると、フォークまたはブラケットがタンクに干渉しやすいのでハンドル切れ角やタンク容量に不利である。それでも180/80-14が入るということは、メーカーとしてのスズキがフロント交換、つまり車体構成のカスタマイズ性を考慮していると言うことになる。確かに130/80-18と180/80-14はタイヤ外径に差が無いのでフォークの調整も不要のため、フロントをワイド化してもディメンジョンにほとんど影響は出ない(前輪バネ下荷重が増えてどう影響するか分からないが・・・)。もちろん操縦性は変化するがアンチダイブ性などには影響が無いので安全性は保たれる。これを考慮して設計しているとしか考えられない。
メーカーとしては安全上バイクは改造して欲しくないのだが、バイクカスタムが一つの市場になっているのも事実である。カスタムもアクセサリーパーツで済ましている分にはいいが、車体構成を変更されてしまうとメーカー側も安全性を保証しきれない部分になる。改造することは自己責任だが、あまり改造しやすい作りにしてあるとメーカー責任も問われかねない。しかし、近年カスタムパーツメーカーやショップの技術もすばらしいものがあり、それら商品またはチューニングしたカスタマイズは安全性を確保されている(ただ基本知識無しにカスタムするのは危険)。そういった外部との連携を前提としているのではないか。
連携していることを裏付ける証拠として、現在各誌で紹介されているバンバンカスタムのタンデムステップが製品版とは違いフレーム溶接されていることが挙げられる。これは量産試作あたりでパーツメーカーやショップに配布しているものと思われる。まぁ、こういったことは実際はよくある事かもしれないが・・・。ただ、これだけ簡単にカスタム市場に投入されているのは初めてのことではないだろうか。
こんな流れが浮かび上がる。
メーカー側「ワイドタイヤが入るようにだけ設計」
→パーツメーカーやショップ「ワイドホイールキットを販売」
→→カスタムユーザー「安価にフロントを太くしたい」→「ステム交換不要のバンバンを購入」→「ワイドホイールキットを購入」
→→→メーカーとパーツメーカーやショップ「売上アップ」
メーカーが作る車体というものは、もちろんそれはそれで個体として完成されたものでなければならないが、カスタムベース車としてカスタマイズ性を問われる時代になってきたと言うことにはならないだろうか。カスタムベース車は安価でなくてはならない。ところがカスタムパーツはべらぼうに高い。これでイジる人は納得しているんだからそれはそれでいいんだが、メーカー側は不利としか言いようがない。そこをうまく利用して「嫌なら改造してください。改造しやすく作りましたから」という割り切ったバイクを作れば低コスト低価格で用意できる。あとはパーツメーカーやショップが対応してくれる。パーツメーカーやショップはポン付けパーツを手ごろな価格でユーザーに提供できる。ユーザーにとっても車体が安くてうれしいし、改造しやすい車体は安価で改造できるということに繋がるのでうれしい。カスタム市場の好循環である。
私の望むカスタマイズサポート車体の登場にちょっとうきうき。いや、だからといって別に私は買わないんだけど。
・・・とかいろいろ書いたが案外成り行きでそうなっただけかもしれない。開発段階で例えばこんなやり取りがあったのかも・・・。
開発部長「あ〜、やっぱフロントにワイドタイヤ入れたら性能出ないなぁ〜」
部下「どうします? このままじゃ設計レビューまで時間が無いですよ、早く結論を出さないと」
部長「そうだな。ワイドタイヤはあきらめよう。レビューには試験的につけて性能が良かった130/80-18でいこう」
部下「わかりました。じゃ、デザイン部と掛け合ってフォークピッチを決めます」
部長「え? もうステム作り直してる時間も無いし、
別にあのまんまでいいんじゃない?」
・・・な〜んてね。
くるすま5月号
まいど、えーすけです。
あああ〜、GWも終わってしまった・・・。まだまだやりたいことあったのに・・・。
解体屋に行ってTS200Rのスイングアーム測りたかったのに・・・。
VTRにシガーライターソケットを付けたかったのに・・・。
そんなんばっかし。
○今月のジェベ公
またまたジャッキアップ生活を余儀なくされたジェベ公。まぁなんとか後述の通りリヤホイールを組み付けて走れるようになった。実走試験をしようとしたら、キュ、とだけ言ってセルが回らない。んん〜?? バッテリが放電したか? 押し掛けしたらエンジンは元気だった。よしよし。充電するためにも走りこまにゃならんな・・・、と走り出してすぐエンスト。エンストするのはエンジンのせいである。歩道でまた押し掛けする。これはこれで恥ずかしいもんがあるが・・・。で、10kmぐらい走ってまたエンストした、道のど真ん中で。今度はセル回るだろう・・・と思ったのだが、キュ、としか言わない。うわぁぁぁ〜!!! やめてくれ!!! 道のど真ん中でそれは無いだろ〜!!! なんとか中央分離帯によって押し掛けした。つらかった・・・。
どうもバッテリが弱ってるらしくエンジン停止時の電圧が9.6Vしかない。バッテリは10Vを切ると交換らしい。・・・1年半前に交換したばっかりやぞ・・・、もう寿命なんかい・・・。最後の確認ということでバッテリ充電器に繋ぎ充電する。前のときもそうだったが、再生不可能バッテリの判定は出てない。しかし前と同じように12時間充電したが充電は完了しない。もう一度ジェベ公にバッテリを繋いでセルを回したがやはり、キュ、としか言わない。あかんな・・・死んだな、バッテリ・・・。
くそ〜、バッテリ交換かぁ〜。高いんやぞ、バッテリって・・・。12,000円ぐらいするのに。しかしこのままほおっておくと、前回の経験上、押し掛けでもかからなくなるはずだ。それは困る。仕方ないな・・・買いに行くかとふらふら〜といつもの用品店に行く(しかもジェベルで)と、連休中のセールをやっていた。しかし値下げ商品は限られていた。これじゃバッテリは対象外だな、と思いつつバッテリを見ると、セールの対象になっていて定価12,500円が8,750円だった。おお、こいつは超ラッキー!!!(超って言うな、超って) 即購入。最近、ふつーのメンテもやろうということでワイヤーインジェクターやスプレーグリス、ピンスパナ、接点回復剤などその他メンテナンス用品も購入してしまった。VTRもメンテしなければならないし・・・。これだけあれば連休中の作業は困らなくて済むな・・・と、ほくほくしながら家に帰った。
で、GW中にメンテしようとしたのだが、やる時間なかった・・・。
○リヤホイールワイド化計画
2.50-18MTリムの組み替えに失敗した・・・。先月報告したようにスポーク長さを短くしなければならない事態に陥ってしまった。それに今回はハブやスポークは現状のジェベ公のものを使用しているので、早く組み上げて装着しなければジャッキアップしたまま放置プレイになってしまう。困った・・・。
さて、後日対策を考える。まず2.50-18MTリムの組み替えを実行する上でスポークを短くしなければならない。そこで考えられるのが、「ジェベル純正のスポークをスポークネジ切り器で短くする」と「他車種スポークの流用」である。ネジ切り器を使えば36本を加工しなければならないが確実にフィッティングが出来る。が、HOZAN製のネジ切り器は55,000円もする。費用対効果の面で問題がある。他車種スポークの流用に関しては調査の時間がかかるし実際のフィッティングがうまくいくかどうか分からない。それに運悪くジェベルのリヤスポークは4本とも形状が違うときたもんだ、労力も4倍と考えたほうがいいだろう。
なんにしても今すぐ対応できるものではない。今取る対策は「とりあえず2.50-18MTリムの組み替えは諦める」ということだった。ジェベルを不動のままにするわけにもいかないからだ。しかし、ただ単に諦めただけではない。上記2点の2.50-18MTリム対策をするに当たって、軸方向のリム位置を計測しなければならないため純正リムを再装着する必要もあったのだ。え? お前は軸方向位置を計測せずにリムの組み替えしてたのかって? そのとおり・・・はっはっは。純正スポークは均等に締め込めば割といい位置に来るということらしいので、測りもせず組み替えたのだ。しかし、スポークを加工もしくは置き換えた場合その限りではない。ということでもう一度リムをつける必要があった。
リム再装着に当たってもとのジェベル125の1.85-18リムをつければいいのだが、実はジェベル200の2.15-18リムを手に入れていたのでそれを付けることにする。タイヤは中古のDUNLOP:D605:4.60-18があるのでそれを使用。ちょっとだけワイド化したことになる。と言ってもこのタイヤ、幅が120もあるので実際K180:130/80-18のタイヤ幅124とほとんど変わらない。これでワイド化計画の名目も立つ。ジェベル200と同じになっただけだが・・・。まぁいい、これでワイド化したときの不具合などを軽く探り出すことが出来る。こけてもタダでは起きないぞ〜。
2.15-18リム組み立ては難なくクリア。そりゃそうだ、付かなきゃ困る。タイヤの装着も苦労はするがかなり慣れてきた。問題無くジェベルに取りつけれてジャッキアップから開放された。しかし・・・ドラムブレーキってホイール外すのめんどくさいなぁ・・・。ああ〜、ディスクブレーキにしたい・・・。はっ!!! 俺、今何か言ったか!!!??? まさかホイール脱着のためにディスクブレーキにしたいなんてそんなバカな・・・はっはっは。・・・いや、マジでそんなこと思ってしまった。
さて、チェーンクリアランスを測ってみる。9mm。う〜む、妥当な線だな・・・。これならチェーンオフセットの必要性も無いな。ということは・・・4mmチェーンオフセットすればタイヤ幅128のK180:120/90-18は十分入るわけか・・・。実はこのK180:120/90-18は去年まで適合リム幅が2.75〜3.00-18だったのに、今年から2.15〜3.00-18に変更されている。ってーことは無理に2.50-18MTリムを入れなくても2.15-18リムでも十分4.60-18と120/90-18に適合するのだ。つまり130/80-18を選んだために2.50-18MTリムを自動的に購入することになり、それでドツボにはまってしまったことになる。計画が1年遅れていればこんなことにはならなかった・・・。
おぼえてろ、DUNLOP!!!
あー、どうしよう・・・やる気無くなってきたなぁ・・・。まぁええか・・・。
とりあえずD605:4.60-18の走行試験に入る。またがってみるとなんとなく足が遠くなってしまった感じがした。? タイヤの半径10mmも変わらないはずだが・・・尻が上がってまた前輪荷重が増えたか? まぁいいや。走り出してみるとフィールは以前と変わらないようだった。これならいけるな、よしよし。
さてと・・・とりあえずワイド化してジェベ公を走らせて試験するところまではきたが・・・これからどうするべきか・・・。問題は手元にあるK180:130/80-18タイヤと2.50-18MTリムを組むかどうかである。今となってはそんなに苦労せずにK180:4.60-18を履くことが出来る。しかし、それでは挫折した感がある。意地でも130/80-18を入れなければ夢見が悪い。タイヤ8,000円、リム24,000円、チューブ2,000円、計34,000円の投資が・・・。
あー、いっそのこと、K180入れんの諦めようかなぁ〜。最近、前後バランスを考えてリヤは17インチにするべきじゃないかと思ってたりするんだ、これが。元々スーパーバイカーズ計画が発端となっているジェベル改造計画、元に戻したほうがいいのかもしれない。私が好きなタイヤ、K180のせいでリヤは18インチにしようとしていることが元々の計画を歪めているわけで・・・。くそー、スズキがグラトラ発売のときにフロント18、リヤ17でK180を作らせていればこんなことには・・・。悔やんでもしかたがないが。
○ハサブサのライトユニット
ふと立ち寄った本屋でロードライダー誌を立ち読みした。それにGSX1200にGSX1300Rハヤブサのライトユニットを装着する記事が載っていた。んん〜ん? カッコイイかもしれない・・・。MVアグスタF4ブルターレのようである。こいつは気づかなかった。
ふと思う、ジェベルに付けたらカッコイイんじゃないか? いや、絶対カッコイイって!!!
また変なこと考えてしまった・・・。冷静に考えてみる。メリットとデメリットを考えてみることにした。メリットはもちろんカッコイイこと、それとハヤブサはHIDキットがあるのでお金さえ出せばHIDになるということもある。5万円もするが・・・。デメリットは取りつけの時点でDFのライトガードを外すとなるとデュアルテンプメータの取り付けを変更しなければならないこと。出来ればDFのライトガードは付けたままにしたいなぁ。取りつけステーを大掛かりにしなくて済むしね。
しかしハヤブサのライトユニットは一体いくらするんだろうか・・・。2、3万したらちょっと手が出ないなぁ。ヨシムラの隼X-1を作ったときの余りが安く手に入らないかなぁ〜。以前ガレージセールに行ったときはウィンカーしか出てなかった気がするしな・・・。ネットオークションで探してみるか。
くるすま4月号
まいど、えーすけです。
仕事忙しいぞ!? なぜだぁ〜!!! いや、忙しいというより、こう・・・何て言うか・・・いわゆる罰ゲームをやっているようである。
はぅぅぅ気力が無い〜。お金も無い〜・・・。
春は来たんだけどね・・・。
○今月のジェベ公
3月の中頃、だんだん暖かくなってきたのでジェベ公の後輪リムワイド化計画を実行に移した。部品は全部揃っていた。あとはやる気だけであった。あとガンマスタンドが無いが改造ジャッキアトラス君の屍に鞭を打ってジャッキアップすることにする。どうせ今回は一晩だけのジャッキアップだ、と思ったからだった。
今回の作戦は後輪をバラし、単純にハブとスポークは現状のまま使用して、RKEXCEL2.50-18MTリムを組みかえると言うものだった。ついでのメンテとしてベアリング、スプロケ、チェーンガイドも交換用を仕入れていたが、今回は単にDUNLOPK180:130/80-18の装着チェックがメインなので直接関係の無い作業は省いた。私は作業はまとめてやりたい人間だが、慎重になったのも一つ気になることもあったからだ。というのも、購入した2.50-18MTリムの「MT」という文字が原因である。本来インチサイズの同じリムはスポークはそのまま使用できるのだが、MTリムになるとそうもいかない。MTリムは断面形状が通常のものとは異なりビードが落ちにくくなっているのだが(それはそれで困るのだが)、それに加えニップルの固定面が飛び出ているのだ。それによりスポーク長さは若干短くなる。その情報はロードライダー誌で入手していた。が、私はジェベルの後輪はドラムブレーキのためハブが大きく、スポークの角度がかなりついているので若干の長さであればなんとかなるのではないかと考えたのだ。
リスキーかつ安直なこと考えてるなぁ、俺。しかたがない、リム購入当時に最低幅のK180:130/80-18を履こうとするとそれの許容リム幅が最低2.50必要だったのだ。で、2.50のリムになるとどうしてもMTリムになってしまうのだ。しかし、今ならK180に4.60-18のサイズが出たので2.15-18リムに入る。そう、MTの文字が無いから単純に入る。それを知ったとき、ちっくしょう!!! おぼえてろ!!! と思ったのは言うまでも無い。
そんな昔話はさておき、作業の話をしよう。ジェベルをジャッキアップして後輪を外しホイールをバラす(久しぶりのタイヤは強敵だった・・・)。バラしているときに気づいたのだが、ジェベルはホイールの右側と左側でスポークの長さが違うのだ。それに内側と外側でスポークの頭の角度が違うので4種類のスポークを使っているのである。うーむ、そういうホイールがあるとは知っていたが、まさかジェベルがそうだとは気づかなかった。それぐらい気づけって? 事前の調査を怠っていたのだ。どうせそのまま付くと思ってたから・・・。しかしそれが後々響いてくるとは思いもよらなかった・・・。部品を軽く洗浄して2.50-18MTリムを装着する。
ニップルを軽く締め込む。よーしいい感じだねぇ。ここまでやれば部屋に持ってかえって芯出しできる・・・と思って持ち上げるとピキピキ音が鳴った。まだ緩みが残っているようである。もうちょっと締め込むか・・・と思って締め込むと締まらない。あれ? 締まらないぞ? なぜだ・・・。ニップルを覗いてみた。
・・・浮いてる
浮いてると言うか・・・ニップルが錆びていてそれ以上締められないと言ったほうが正しいのか・・・。その時既に午前1時を回ってたので思考能力も低く、少しの間固まっていたがそうしていても事態は解決しないので、とりあえずあきらめてその日は寝ることにした(寝るんかい)。
とまぁ、そんな感じです、はっはっは。続きはまた来月。
○2002/03/23:大阪モーターサイクルショー2002レポート
さて、待ちに待ったモーターサイクルショーがやってきた。去年行ったときは、こんなもんか、と思っていたのだが今回はかなり期待していた。一体何にそんなに期待しているのか? もちろんスズキバンバン200じゃないしカワサキ250TRでもない。間違ってもビッグバイクなんかは興味のかけらも無い。KEIHINのFCR-iはかなり期待しているが、それはまだ企画段階の話だし。・・・何に期待していたかと白状すると、ボルティ系(ボルティ、グラストラッカー/ビッグボーイ)のリヤホイールの寸法計測を敢行しようとしていたのだ。自由に触れる試乗車(またがるだけ)を見つけてパパっとノギスで測り、写真を撮ってしまおうという魂胆である。それだけなんかい!!! と言われれば、そうだと言ってしまう。まぁ前述のようにFCR-iも興味があったので、それら2つを調べたかった。向こうで何か面白いものがあるといいんだけどなぁ・・・。
当日、13時ぐらいに会場へ向かう。谷町山岳警備隊のメンバー3人が先に来ていたので合流した。その前の週の私はパスした倉敷ツーリングは「極上」だったらしい。ほうー、珍しいこともあるもんだ。よくわからないがとりあえずBMWのブースで立ち話をしてみる。そうこうしていると、ブース内のステージでダンサーが踊り始めた。どうもF650がモデルチェンジしたらしい。タンクにカーステ+スピーカを装備出来るらしい。はた迷惑だからやめろって、そういうの。ぼけーっとしているとアンケートを頼まれたので書いてみる。? BMWとハーレーとDUCATIについて? BMWはカッコいいな、ハーレーは高級そうだな、DUCATIは速そうに思えないな・・・いろいろな項目に丸をつけていた。最後に「購入する予定はありますか?」と言う問いに、
断る!!!
と力いっぱい3社とも「予定は無い」に丸をつけた。
他のメンバーはBMWのブースを動く気が無いようなので、一人でカジバのブースに行ってみた。V-RAPTORはあるかな〜、と思いながら行ってみたらただのRAPTORとX-RAPTORしかなかった。ん〜、いかん面白くない・・・、お金ができたらV-RAPTOR650が欲しいので、現物チェックしたかったのだが・・・。アンケートに答えてカジバのストラップをもらう。
次はカワサキへ。行ってみると250TRが並んでいた。う〜ん、これホンマに売れるんかいな。とても魅力あるバイクには見えないんだけどなぁ。ってそう思うのは俺だけか。その他はパッとしなかった。
さらに次はヤマハへ行く。すると目の前にはスーパーモタードなバイクが置いてあった。なんだこれは!!!??? と近づいてみると、なんとセローだった。
うおおおぉぉぉ!!! これはカッコイイ!!! これだよ、こういうのを待っていたんだ。リヤがかなり太い、150/60-17を履いている。よくこれでスイングアームに入ったな、と思ったらスイングアームは別物でさらにぶった切ってブレーキローターとスプロケットをクリアしていた。うーむ、カッコイイ・・・。こういうのが作りたいなぁ。・・・カッコイイ・・・(まだ言うか)。
そのあとに本命のスズキへ。どーせバンバンばっかりなんだろうなぁと思っていると、バンバンがばんばんあった。くそー、おぼえてろー。とりあえずおいてあったバンバンにまたがってみた。・・・ええんか? これ、ホンマに。まぁええか・・・。さてこれはおいといてボルティorグラストラッカーを見にいった。置いてあるボルティ系はなぜかみんな展示車だった。・・・あれ? 寸法測られへんの? マジで!? バーロー金返せ!!! と思っているとグラトラのカスタム展示車が後ろを向いていたのでリヤまわりを見る。うーむ、ダメだ・・・、ジェベルとは全然違うハブだった・・・。何を見たかったのかって? スポークを見てたの。資料のために写真を撮って退散した。
最後にホンダへ行く。XL230が置いてあった。んん〜、これも売れるんかなぁ〜、FTRのほうが絶対カッコイイって。バイク業界もわけのわからん方向に進み出したな。まぁええか・・・。CRF450も置いてあったが特に見るところも無かった。
後はパーツメーカーのブースを回ったが特にこれといって面白いものも無かった。またBMWのブースに戻ってくる。・・・私はボーっと立ち尽くしていた。あかん・・・おもろない・・・、収穫も無い・・・。私的に面白かったのはスーパーモタードのセローだけであった。別に私がスーパーモタード好きだからというだけではない。独創的なもの、面白いことをやっていたのがそれだけだったということだ。なんでやねん!!! こういったショーってのは一般のお客の反応をみてデータを収集する場所とちゃうんかい!!! そういった意味では去年のほうが面白かったぞ!!! ・・・不況なんかな、やっぱり・・・。
ということで早々に会場を後にする。会場を出てから気づいたのだが、よく考えたらKEIHINのブースが無かった。あれ? なんで? まさかボツったのか!? ・・・ああ、もういいや、ホントに見るとこ無かったなぁ・・・。
その後はどこかでみんなで飯でも食おうとなったが、他の3人はバイクで来ていたが私は電車だった。仕方ないので会場近くで食べることにした。すぐ横のATCに入りしゃぶしゃぶ食べ放題で宴会。その後、酔っ払ったまま服を買いに行ってカラオケ突入。解散が23時になってしまった。他の3人はバイクだが私は電車、駅まで寂しい大阪南港の道を一人てくてく歩いていると、橋の上にハーレーの絨毯が敷き詰めてあった。目を疑ったよ、マジで。モーターサイクルショーの横でハーレーの試乗会をやっていたのでそのバイクがここに集められていたのだろう。1台100万円が敷き詰められている・・・と思うと逆に怖くなってその場を逃げ出した。はっきり言ってコワイよ、明かりの暗い無人の街に高級車が並べてあったら。
てな感じで夜もふけていくのだった・・・(既に深夜だって)。