掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏(土ふまず)に水疱、膿疱が出来る皮ふ病で水虫(白癬菌)や尋常性乾癬と間違えやすい慢性化しやすい皮膚疾患です。また、掌蹠膿疱症は難治性で良くなったり悪くなったり(寛解と憎悪)を繰り返し、原因は不明ですが扁桃腺炎になりやすい人や虫歯治療で金属製のクラウンをかぶせている人がなりやすいと言われ病巣感染や金属アレルギーが原因のひとつとも考えられています。

 

 掌蹠膿疱症は、膿疱が出来ますが、無菌性なので人に移ることはありませんが、水疱や膿疱を破ってしまうと二次感染する可能性があります。
掌蹠膿疱症は痒みも強く見た目も気になり、長期化することから精神的にもダメージを受けます。掌蹠膿疱症の背景に心因性の要因、つまりストレスがある場合もあり、精神的なケアも必要です。

掌蹠膿疱症の漢方薬

掌蹠膿疱症の漢方治療は皮膚の状態だけでなくその人の証に従い処方を決定します。アレルギーだけではなく自律神経が内因として関与している場合もありそれを踏まえ、全人的に漢方薬を用います。

 

 掌蹠膿疱症の病態のとらえ方として、瘀血がある場合、血症(血熱)がある場合などは、駆瘀血剤や血剤(清熱作用)配合の漢方薬を用います。
膿疱の状態が強い場合は、排膿作用のある漢方薬を中心に駆瘀血剤を併用します。精神状態が強い場合は、柴胡剤や気剤の配合された漢方薬を用います。

 

 また、虚弱で胃腸機能の低下した元気のない人の掌蹠膿疱症には、補剤を中心に用い元気をつけながら、掌蹠膿疱症の改善を図ります。
つまり、同じ掌蹠膿疱症であっても人それぞれ用いる漢方薬は違ってきます。

掌蹠膿疱症のの養生

漢方では、養生を大切にします。掌蹠膿疱症は、皮膚病であっても精神的な状態を良くすることで、改善の役に立ちます。ほかにも心因的精神的背景で悪化する皮膚病同様、外用剤やスキンケアだけではなく漢方薬や養生を合わせトータルにケアすることが大切です。
漢方が心身一如たる所以でもあります。

 

 掌蹠膿疱症など頑固な皮膚疾患の漢方薬・養生法・食養生のご相談は、漢方薬専門「漢方芍薬堂」へお気軽にどうぞ。

 

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