ロングレッグス/LONGLEGS  |
[HORROR?THRILLER?]
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2024:アメリカ作品/2025.03:日本公開(松竹) |
監督:オズグッド・パーキンス |
出演:マイカ・モンロー/ニコラス・ケイジ/ブレア・アンダーウッド/アリシア・ウィット |
キーナン・シプカ/ミシェル・チョイ=リー/カーメル・アミット/他 |
今日は、スリラー映画「LONGLEGS/ロングレッグス」を観ます!もうコレ一択のつもり!
「30年間で10の家族が惨殺された未解決事件。現場に残されたのは“彼”からの暗号文」
「『羊たちの沈黙』以来、最高の連続殺人映画!」
「過去10年全米最高興収を記録!」 えっ?物凄く小さい文字で「独立系ホラーとして(2024.12時点)」の注意書き!
何から逃げてる?まあいいか!予告CM面白そうなので!
映画館内には「謎の暗号」貼り紙があちらこちらに…雰囲気づくり?別の映画を見に来た人には謎の?
話は変わるが…
パンフレットが1,300円は痛い!もう普通に映画が1本観られる料金だよ!でも買うんだよね…
しかし購入に際しての笑い話?
「お手提げのビニール袋10円になりますが、如何いたしましょうか?」とバカに丁寧な言葉をいただくが…まあ不要です!と
お断りからの渡されたパンフレット…映画の内容に合わせた「証拠品」の体で、ジプロック状のビニール袋に収容されてるので笑う! |
【STORY】
いつの時代?人里離れた家に近付く自動車…物音に気付いた少女が外に出ると…そこには
1990年代半ば、米オレゴン州のFBI支局に所属するリー・ハーカー、閑静な住宅街に身を潜めている凶悪犯の捜査!
同僚に犯人はこの家にいる!と(感じ)告げるハーカー、同僚は射殺されるも…凶悪犯を逮捕する!
ハーカーは経験の浅い若手だが、上司のカーターは彼女の並外れた直感力に目をつけ…
FBIを長年悩ませている未解決事件の担当に抜擢する!
その未解決事件は何もかもが奇怪だった…
ごく平凡な家族の父親が自宅にあった銃、ナイフ、ハンマーなどで妻子を殺害したのち自らの命を絶つ!
そのような不可解な事件が、過去30年の間に10回も発生しているのだが…それだけではない!
現場には何者かが侵入した形跡が一切ないのに“ロングレッグス”という署名が記された暗号メッセージが残されていること
被害者家族には必ず誕生日が“14日”の幼い娘がいること
これらの共通点から、まるでロングレッグスと称する人物が直接手を下すことなく、残忍な連続殺人を引き起こしているかのようだった…
捜査資料にくまなく目を通して
◇
夜遅く帰宅したハーカー
実家でひとり暮らしをしている元看護師の母親ルースとの電話中に…窓外に不審者の気配を察知する!
いったん外に出て確認後、部屋に戻ってみると、一通の封書が机の上に置かれていた!
それはハーカーに宛てられた(14日まで開けないでと記された)バースデーカード…
それには“ロングレッグス”の署名とともに、暗号解読のヒ ントとなる謎めいた文章が書かれていた!
夜通し暗号の解読に没頭したハーカーは、新たに発覚した11番目の事件の現場に呼び出される!
捜査資料から過去の事件が起こった日付を結ぶとカレンダーにシンボリックな逆三角形の図形が浮かび上がることに気づく!
しかも全ての事件は“14日”の前後6日間に起こっている!何らかの法則 に従って犯行を重ねていることは明らかだった…
更に1975年に農場主のカメラ一家が殺された事件で、唯一生き残った娘キャリー・アンが、現在も精神科病院に収容されていると判明!
今は廃墟と化したカメラ家の農場を調べたカーターとハーカー
納屋の床下から少女時代のキャリー・アンを模した精巧な等身大の人形を発見する!
鑑識説明…その不気味な人形は高度な技術を持つ職人が制作したもの、頭部に不思議な銀色の球体が埋め込まれている
続いてハーカー達は精神科病院に赴くが…
長年のカタトニア(緊張病)から覚醒したばかりのキャリー・アン、うつろな目つきでうわごとを呟くばかり
この前日にはロングレッグスらしき正体不明の面会人が、なぜかハーカーの名を騙って病院を訪れていたことが判明する!
ハーカーとロングレッグスの間には何らかの繋がりがあるのではないか?そんな疑念を抱いたカーター
約20年前の1974 年1月13日、ハーカーの母親ルースから警察に通報の事実を突き止める
「“背が高くて青白い人物”が自宅敷地内に侵入した」と…その日付はハーカーの9歳の誕生日の前日!
カーターの命令で実家に戻ったハーカー
「私の9歳の誕生日を覚えてる?」と問いただすが…「子供は知らなくていいことよ」と話をはぐらかす母
幼い頃の持ち物を調べたハーカー、自分が撮った1枚のポラロイド写真を見つけ衝撃を受ける!
9歳の時の記憶が何故か頭から抜け落ちていたハーカー、断片的に蘇った記憶
そこに映った“背が高くて青白い人物”こそが、まぎれもなくロングレッグスだと確信する…
◇
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「羊たちの沈黙」を引合いに出して来たので…てっきりサイコ系スリラーだと思ってたら(まあそうかもしれないが)
キリスト教信仰の状況下における悪魔崇拝系だったか!キリスト教が分からないと、何だか分からないだろうな!?
(まあエヴァンゲリオン世界観だとか陰謀論好きな人達もいるので一概には言い切れないけど)
「ヨハネの黙示録」だの、「天に召します我らが父よ」ならぬ存在だが…露骨に訳す字幕に一工夫欲しいものだ!
でも伝わらなくなっちゃうかな?まあそういう内容!終末の世界、神ならぬものの力に救いを求める?
「羊たちの沈黙」ではないと思うがね?
それから主人公を執拗に正面から捉えるカメラワークは効果的で面白いものがあったな!という意味(撮影手法)に於いては…
「ブレアウィッチ・プロジェクト」が近いか?
ところで、なんか最近ニコラス・ケイジが復活したか?可怪し気な役でね?
話は変わるが…
いつも述べてるように、最近は大作映画がない!大きなスクリーンに拘る映画がない!
観る映画が変わる…“ボリューム調整疑惑”の大型シネコンより、単館・独立系映画館に出没する度合いが増える!
私が映画館で音が聞き辛い原因として、大型シネコンが音を必要以上に絞るため(密集する隣スクリーンへの音漏れ対策?)なのだが…
基本「自分の耳が悪い」とばかり思っていたが…改めて単館・独立系映画館に通ってると「骨導集音器」は不要だなと思う!
補聴器で十分聴けるのでね!
シネコンで使うと周囲の「ポップコーン食べる音」を拾っちゃっう問題もあるのだが… |
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公開2日目の第1回(9:40)、173席の映画館で3割程度の入り(ヒューマントラストシネマ渋谷 シアター2) |