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KANAYAMA’S BIOLOGY HANDBOOK.
カナヤマ 生物学 辞典
日本語版
見出し語 『 て 』。
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■ 次の項目を選び、クリックして下さい。
□ 生物学 辞典 (総合)。
□ て ● 五十音順 (アイウエオ順)。
□ 見出し語 でぃえぬえい。
□ 見出し語 てお。
□ 見出し語 てか。
□ 見出し語 てん。
□ 見出し語 てんせ。
〇 てぃ T (略号)。
(てぃー)。 《塩基》。
(= チミン、英:Tymine)。
(= 塩基)。
○ チミン(T)は、
核酸の、DNAの、塩基。
■ チミン (= 略号T (てぃー)、英:
THYMINE) とは、 核酸の 、DNAの、
塩基である。
■ チミン(T)は、
DNAの4つの塩基の1つ。
● チミン(T)。
<4つの塩基(A・T・G・C)。
<DNA のヌクレオチド。
<核酸。
■ チミン(T)は、 DNA(= デオキシリ
ボ核酸)のヌクレオチドの、4つの塩基
(A・T・G・C)の1つである。
〇 てぃ T細胞。
(てぃーさいぼう)。
(免疫細胞)。《人体》。
(= Tリンパ球)。
○ T細胞は、
ヒト(人類)の、人体内にいる、
免疫細胞(=広義の白血球)
の1つ。
○ ヒト(人類)の、T細胞には、
へルパーT細胞、 キラーT細
胞、 サプレッサーT細胞
などがある。
■ ヒト(人類)の、T細胞 (てぃーさいぼ
う、= Tリンパ球) は、 免疫細胞であり、
ヒト (人類)の、人体内にいる、免疫細胞
(=広義の白血球) の1つである。
■ ヒト(人類)の、T細胞は、 ヒト(人
類)の免疫細胞(= 広義の白血球)の、
リンパ球(りんぱきゅう)の1種 である。
■ リンパ球には、 T細胞(= Tリンパ
球)、 B細胞(= Bリンパ球)(抗体産生
細胞に 分化)、 NK細胞、 抗体産生
細胞(= 形 質細胞) などの種類がある。
〇 でぃ DNA。
(でぃえぬえい)。 《核酸》。
(= デオキシリボ核酸) 。
Deoxyribonucleic Acid.
○ DNAは、
A(アデニン),T(チミン),G
(グアニン),C(シトシン)の4
つの塩基で構成。
○ DNAは、
リン酸(P)、 糖(S)(デオキ
シリボース)、 塩基(A,T,
G,C)で構成。
○ DNAは、
核酸(DNAとRNA)の1種類。
○ ヒト(人類)のDNAには、
核DNA と、 ミトコンドリア
DNAがある。
(⇒ 核DNA、ミトコンドリアDNA)。
(⇒ RNA)。
■ DNA (でぃえぬえい、= デオキシリボ
核酸、Deoxyribonucleic Acid) は、
A (アデニン), T (チミン), G (グ
アニン), C (シトシン) の4つの塩基
で構成されている。
■ DNAは、 リン酸(P)、 糖(S)(デオ
キシリボース)、 塩基(A,T,G,C)で構
成されている。
■ DNAとは、 遺伝子の実体であり、 生
物の遺伝情報をもち、タンパク質の合成を
支配し、RNAの鋳型となり、自己複製を行
う、物質 である。
■ DNAは、 核酸(DNAとRNA)の1 種
類である。
■ ヒト(人類)のDNAには、 核DNA と、
ミトコンドリアDNAがある。
■ DNAの所在は、 細胞内の、核、ミトコ
ンドリア、葉緑体 や ウイルス体内であり、
DNAには、所在別に、核DNA、 ミトコンド
リアDNA、 葉緑体DNA、 ウイルスDNA
がある。
■ DNAの構造は、 二重螺旋(らせん)構
造の2本鎖である。
但し、ウイルスの一部では、1本鎖の
DNAの構造もある。
■ 核酸 (かくさん,英:NUCLEIC ACID)
には、 DNAとRNAの2種類があり、 DNA
のヌクレオチド と RNAのヌクレオチドの2
種類がある。
■ DNAのヌクレオチドは、 リン酸(P)、 糖
(S)(デオキシリボース)、 塩基(A,T,G,C)
で構成されている。
● DNA (= デオキシリボ核酸)は、 A (ア
デニン), T (チミン), G (グアニン),
C (シトシン) の4つの塩基で構成さ れてい
る。
〇 でぃ DNAウイルス。
(でぃえぬえいういるす)。 《ウイルス》。
(= 核酸がDNAであるウイルス)。
○ DNAウイルスは、
遺伝情報をDNAでもつウイルス。
○ DNAウイルスは、
「DNAの核酸」とタンパク質 と
膜から成る粒子。
○ DNAウイルスの例 :
ヘルペスウイルス、B型肝炎ウ
イルス。
■ DNAウイルス (でぃえぬえいういるす)
とは、 核酸がDNAであるウイルスである。
● DNAウイルス は、 遺伝情報をDNAで
もつウイルスである。
● DNAウイルスは、 「DNAの核酸 」とタン
パク質 と膜から成る粒子である。
● DNAウイルスには、 ヘルペスウイル
ス、B型肝炎ウイルス などがある。
■ ウイルスは、 DNAウイルスとRNA
ウイルスの2種類に分類される。
■ DNAウイルス。
<RNAウイルスとDNAウイルス。
< ウイルス。
< 非細胞性生物。
<地球生物。
〇 でぃ DNA鑑定。
(でぃえぬえいかんてい)。 《DNA》。
〇 でぃ DNA解析。
(でぃえぬえいか いせき)。 《DNA》。
(= DNA分析)。
(⇒ DNA分析)。
■ DNA解析 (でぃえぬえいか いせき)
は、DNA分析である。
〇 でぃ DNA分析。
(でぃえぬえいぶんせき)。 《DNA》。
(= DNA解析)。
〇 でぃ DNAの塩基配列。
(でぃえぬえい のえんきはいれつ)。
《DNA》。
(= 核酸のDNAの塩基の配列)。
■ DNAの塩基配列 (でぃえぬえい の
えんきはいれつ)とは、 核酸のDNAの
塩基の配列である。
〇 でぃ DNAリガーゼ。
(でぃえぬえいりがーぜ)。
《遺伝子操作》。
(= DNA塩基配列の切断された
部分をつなぎ合わせる酵素)。
(⇒ 遺伝子操作)。
(⇒ 遺伝子 組み換え)。
■ DNAリガーゼ (でぃえぬえいりがー
ぜ)とは、 DNA塩基配列の切断された
部分をつなぎ合わせる酵素 である。
〇 でお デオキシリボ核酸。
(でおきしりぼかくさん)。 《DNA》。
Deoxyribonucleic Acid.
(= DNA)。
(⇒ DNA)。
■ デオキシリボ核酸 (でおきしりぼかく
さん)とは、 DNAである。
〇 てき 適応免疫。
(てきおうめんえき)。
《免疫》。 《人体》。
(= 獲得免疫、後天性免疫)。
THE ADAPTIVE IMMUNE SYSTEM.
(⇒ 免疫)。
■ 適応免疫 (てきおうめんえき、= 獲得
免疫、後天性免疫)とは、 ある種の病原
体・ 異物に対し、生体が後天的に持つ抵
抗性である。
● ヒト(人類)の、適応免疫(=獲得免疫)
には、 病原体・異物の排除の方法による
分類では、 「体液性免疫」 と 「細胞性免
疫」の2種類があり、 適応免疫の獲得の
方法による分類では、 「病後免疫」 と
「人工免疫」 の2種類がある。
■ ヒト(人類)の、適応免疫(=獲得免疫)
には、 病原体・異物の排除の方法によ
る分類では、 「体液性免疫」 と、 「細胞
性免疫」 の2種類がある。
● 適応免疫の体液性免疫。
「適応免疫の体液性免疫」とは、B
細胞産出の、抗体が、生体内の病原体・
異物と結合して(にくっついて固まり)、病
原体・異物を生体外に排除することであ
る。
● 適応免疫の細胞性免疫。
「適応免疫の細胞性免疫」とは、生
体内の病原体・異物を、キラーT細胞が
攻撃・破壊して、病原体・異物を生体外
に排除することである。
■ 病原体や異物から体を守る、ヒト(人
類)の免疫の仕組みには、 「自然免疫」
と、 「適応免疫」(= 獲得免疫) がある。
● ヒト(人類)の体では、 「そこそこの免
疫力の自然免疫(バリア・化学物質・食作
用)」によって排除できない、生体内にあ
る(侵入した)病原体・異物は、 「強力な
免疫力の適応免疫(体液性免疫と細胞性
免疫)」 によって生体外に排除している。
◆ ヒト(人類)の、免疫の3段階の主要な
防御。
■ 免疫の第1段階の防御
<自然免疫の物理的・化学的防御>。
生体内に入ろうとする病原体・異物に対し、
バリア(壁)や化学物質などによる防御。
● 皮ふなどのバリア(壁)が病原体・異
物を防いだり、 外部と直接接する部分
(目・鼻・口など)では、涙、鼻水、汗、消化
酵素、胃液などに含まれる化学物質が病
原体・異物を防いだりしている。
■ 免疫の第2段階の防御
<自然免疫の食作用や破壊防御>。
生体内にいる(侵入した)病原体・異
物に対し、食細胞の捕食、NK細胞の破
壊などによる防御。
● 好中球やマクロファージなどの食細
胞が病原体・異物(主に細菌)を捕食して、
防いでいる。
● NK細胞が病原体・異物(主にウイル
ス)を攻撃・破壊して防いでいる。
■ 免疫の第3段階の防御
<適応免疫(=獲得免疫)の抗体の結合
(体液性免疫)や破壊防御(細胞性免疫)>。
生体内にいる(侵入した)病原体・異物
に対し、抗体(こうたい)の結合(体液性免
疫)やキラー細胞の破壊(細胞性免疫)な
どによる防御。
● 抗体をB細胞が産出(産生)して(つく
って)、 B細胞産出の、抗体が、病原体・
異物の抗原(こうげん)を見つけ病原体・
異物と結合して(にくっついて固まって)、
防いでいる。
● キラーT細胞(CTL)が、病原体・異物
(主にウイルス)の抗原を見つけ病原体・
異物を攻撃・破壊して、防いでいる。
〇 てな テナガザル 。
(現生類人猿)。 《霊長類》。
(約1800万年前ー現在、生存)。
GIBBON(S).
(⇒ 類人猿)。
(⇒ 霊長類)。
(⇒ 中新世ホミノイド)。
■ テナガザル (Family Hylobatidae、
英:GIBBON(S)) は、 現生類人猿・5種
類 (テナガザル、オランウータン、ゴリラ、
ナミチンパンジー、ボノボ) の中の1種類であ
る。
■ 約1800万年前〜約1700万年前に、
テナガザル (Family Hylobatidae)が、
中新世ホミノイド(= 化石類人猿)の一部より、
分岐(分離)し、出現する。
■ テナガザル。
<現生類人猿。
<類人猿。
<ホミノイド (= 類人猿と人類)。
<狭鼻猿類 (きょうびえんるい)。
<直鼻猿類 (ちょくびえんるい)、
または、真猿類 (しんえんるい)。
<霊長類 (れいちょうるい)。
<有胎盤哺(ほ)乳類(=真獣類)。
<哺(ほ)乳類。
<脊椎(せきつい)動物。
<動物。
<真核(しんかく)生物。
<地球生物。
〇 てん デングウイルス。
《ウイルス》。
DENGUE VIRUS(ES).
(⇒ デング熱)。
■ デングウイルスは、 感染症のデング
熱を引き起こすウイルスである。
● デング熱は、デングウイルスに感染し
た蚊が媒介する感染症である。
● 現在のところ、デング熱の治療薬、ワ
クチンはない。
〇 てん デング熱。
(でんぐねつ)。 《感染症》。
THE DENGUE FEVER.
○ デング熱は、
約1%ではあるが、重症化して、
出血を伴う「デング出血熱」に
なり、死亡する場合がある。
再感染の発症時に、更に、デン
グ熱の重症化の確率は高まる。
○ デング熱は、
地球温暖化で北上を続けてい
る。
■ 現在のところ、デング熱の 特効薬、
ワクチンはない。
■ デング熱は、地球温暖化で北上を続
けている。
■ デング熱は、デングウイルスに感染し
た蚊が媒介する感染症である。
● デング熱感染者は、デング熱発症後、
約1%ではあるが、重症化して、出血を
伴う「デング出血熱」になり、死亡する場
合がある。 再感染の発症時には、 更に、
デング熱の重症化の確率は高まる。
● デングウイルスの 日本国内での感
染の道筋の実例。
海外から日本 に来たデングウイルス
の感染者が、日本国内で、ヒトスジシマ
カに刺されて、ヒトスジシマカが、デング・
ウイルスに感染する。 デング・ウイルス
をもつヒトスジシマカが、別の人を刺して、
別の人がデング・ウイルスに感染する。
● 予防策では、 長袖服や長ズボンの
着用、蚊の忌避剤(きひざい)の使用(焚
いたり、臭わしたり、塗ったりして)、蚊帳
(かや)の使用などで、蚊に刺されない工
夫が重要である。
● 蚊除け対策(蚊に刺されないための
対策)としての蚊 の忌避剤(きひざい)の
使用 (焚いたり、臭わしたり、塗ったりし
て)。
<屋外> 虫除けスプレー、虫除けクリー
ム、虫除けウェットティッシュ、虫除けブレ
ス、携帯装着・屋外用電池式虫除け器具、
ぶら下げ式虫除けプレート、蚊取線香な
どを使用。
<屋内> 屋内電気蚊取器、蚊取線香、
ぶら下げ式虫除けプレートなどを使用。
〇 てん 転移RNA。
(てんいあーるえぬえい)。 《RNA》。
(= 運搬RNA、トランスファー
RNA、tRNA)。
(⇒ タンパク質の合成)。
(⇒ RNA)。
(⇒ メッセンジャーRNA)。
○ 転移RNAは、
RNAの1つ。
■ 転移RNA (てんいあーるえぬえい 、
= 運搬RNA、トランスファーRNA(略号:
tRNA)) とは、 運搬RNA、 トランス
ファーRNA(略号:tRNA) であり、
RNAの1つである。
〇 でん 伝染病。
(でんせんびょう)。 《感染症》。
COMMUNICABLE DISEASE(S).
(⇒ 感染症)。
○ 伝染病は、
感染症の一部。
○ 伝染病は、
人から人へ感染する感染症。
■ ヒト(人類)の、伝染病 (でんせんびょ
う)は、 感染症の一部であり、 感染症の
中で、「人から人へ感染する感染症」 で
ある。
● ヒト(人類)の、伝染病は、病原体が人
から人へうつる(感染する)ことによって起
こる病気である。
〇 てん テンペレートファージ。
《ファージ》。
<ファージ(=バクテリオファージ)。
(⇒ファージ)。
■ テンペレートファージは、 ファージ
(=バクテリオファージ)の1つである。
〇 でん 伝令RNA。
(でんれいあーるえぬえい)。 《RNA》。
(= メッセンジャーRNA
(略号:mRNA))。
(⇒ メッセンジャーRNA)。
○ RNAの1つ。
■ 伝令RNA (でんれいあーるえぬえい、
メッセンジャーRNA (略号:mRNA)) とは、
メッセンジャーRNA (略号:mRNA)であり、
RNAの1つである。
● 五十音順 (アイウエオ順)。
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◆ 生物学辞典
● 見出し語は、グリーンでマークされています。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
■ 適応免疫
(てきおうめんえき)。
■ 適応免疫。
■ 名称 : 適応免疫 (てきおうめんえき)。
■ 別名 : 後天性免疫、 獲得免疫。
■ 英語名 : the adaptive immune
system。
■ 免疫、免疫細胞(= 広義の白血球)に関して
てください。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ 適応免疫とは、ある種の病原体・異物 に対し、
生体が後天的に持つ抵抗性である。
適応免疫の別名は、獲得免疫、後天性免疫
である。
適応免疫の英語名は、 THE ADAPTIVE
IMMUNE SYSTEM である。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ ヒト(人類)の、感染症の病気予防
と病気治療。
■ ヒト(人類)の、感染症の病気予防法には、
予防接種(= ワクチン接種)など、 感染症
の病気治療法には血清療法など がある。
○ 予防接種(= ワクチン接種)(英:VACCI-
NATION) は、 ヒト(人類)の、適応免疫
(獲得免疫)の体液性免疫の人工能動免疫
を利用する、感染症の病気予防法である。
○ 血清療法 (英:SERUM THERAPY) は、
ヒト(人類)の、適応免疫(獲得免疫)の体液
性免疫の受動免疫を利用する、感染症の病
気治療法である。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ ヒト(人類)の、適応免疫。
■ ヒト(人類)の、適応免疫(=獲得免疫) には、
病原体・異物の排除の方法による分類では、
「体液性免疫」 と 「細胞性免疫」の2種類が
あり、 適応免疫の獲得の方法による分類で
は、 「病後免疫」 と 「人工免疫」 の2種類
がある。
■ ヒト(人類)の、適応免疫(=獲得免疫)には、
病原体・異物の排除の方法による分類では、
「体液性免疫」 と、 「細胞性免疫」 の2種類
がある。
● 適応免疫の体液性免疫。
「適応免疫の体液性免疫」とは、B細胞
産出の、抗体が、生体内の病原体・異物と
結合して(にくっついて固まり)、病原体・異物
を生体外に排除することである。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
● 適応免疫の細胞性免疫。
「適応免疫の細胞性免疫」とは、キラーT細
胞が、 生体内の病原体・異物の抗原を見つけ
病原体・異物を攻撃・破壊して、 病原体・異物
を生体外に排除することである。
■ ヒト(人類)の、免疫。
■ ヒト(人類)の、免疫には、 生まれながらにも
っている自然免疫(先天性免疫、基本免疫)
と、 生後獲得する適応免疫(後天性免疫、獲
得免疫) がある。
■ 自然免疫の食作用や破壊防御 と、
適応免疫の体液性免疫の抗体の結
合や細胞性免疫の破壊防御。
■ ヒト(人類)の生体内の細菌・ウイルスなどの病
原体・異物の排除。
ヒト(人類)の、生体内にいる(侵入した)細
菌・ウイルスなどの病原体・異物は、免疫の第1
次防御として、 自然免疫の食作用の食細胞の
好中球やマクロファージが細菌などの病原体・
異物を捕食したり(食べたり)、 自然免疫の破
壊防御のNK細胞がウイルスなどの病原体・異
物を攻撃し破壊したりしている。
そして、それをすり抜けた、細菌・ウイルスな
どの病原体・異物は、免疫の第2次防御として、
適応免疫の抗体の結合の体液性免疫の、抗体
が細菌・ウイルスなどの病原体・異物と結合した
り(にくっついて固まったり)、 適応免疫の破壊
防御の細胞性免疫の、キラーT細胞(CTL)がウ
イルスなどの病原体・異物を攻撃し破壊したりし
て、 生体内から排除(除去)され、 ヒト(人類)
は、細菌・ウイルスなどの病原体・異物から体を
守り、病気にならないようにしている。
■ ヒト(人類)の、免疫の3段階の主要
な防御。
ヒト(人類)の、免疫の防御では、主に、次
の3段階の免疫の方法で、 体の防御を行って
いる (病原体・異物を生体より排除している)。
● 免疫の第1段階の防御。
<自然免疫の物理的・化学的防御>。
● ヒト(人類)の、免疫の第1段階の防御とは、
生体内に入ろうとする病原体・異物に対し、
バリア(壁)や化学物質などによる自然免疫の
防御 である。
● ヒト(人類)の、生体内へ侵入しようとする病原
体・異物に対し、 自然免疫でのバリア(壁)や
化学物質などの防御によって、 病原体・異物
が生体内に入らないようにしている (生体より
排除している)。
● ヒト(人類)の、皮ふなどのバリア(壁)が病原
体・異物を防いだり、 外部と直接接する部分
(目・鼻・口など)では、涙、鼻水、汗、消化酵素、
胃液などに含まれる化学物質が病原体・異物を
防いだりしている。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
● 免疫の第2段階の防御。
<自然免疫の食作用や破壊防御>。
● ヒト(人類)の、免疫の第2段階の防御とは、
生体内にいる(侵入した)病原体・異物に対し、
然免疫の防御 である。
● ヒト(人類)の、自然免疫のバリア(壁)や化学
物質の防御をすり抜けて、生体内にいる(侵入
用での食細胞の捕食 や 破壊防御 でのNK細
胞の破壊 などによって、 病原体・異物を生体
内から排除 (除去)している。
食細胞が、 病原体・ 異物(主に細菌)を捕食し
て、防いでいる。
● ヒト(人類)の、NK細胞が、 病原体・異物(主
にウイルス)を攻撃・破壊して、防いでいる。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
● 免疫の第3段階の防御。
<適応免疫の「抗体の結合」(体液性免疫)
と 「破壊防御」(細胞性免疫)>。
● ヒト(人類)の、免疫の第3段階の防御 とは、
生体内にいる(侵入した)病原体・異物 に対し、
免疫(=獲得免疫)の防御 である。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
細胞の破壊防御 などをすり抜けて、生体内に
いる(侵入した)病原体・異物に対して、適応免
疫での、B細胞産出・抗体(こ うたい)の結合(体
液性免疫) や キラーT細胞の破壊防御(細胞
性免疫) などによって、 病原体・異物を生体
内から排除(除去)している。
● ヒト(人類)の、B細胞が抗体を産出(産生)し
て(つくって)、 B細胞産出の、抗体が、病原
体・異物の抗原を見つけ病原体・異物と結合し
て(にくっついて固まって)、防いでいる。
● ヒト(人類)の、キラーT細胞(CTL)が、病原体・
異物(主にウイルス)の抗原を見つけ病原体・異
物を攻撃・破壊して、防いでいる。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ 生体内にある病原体・異物。
素など非自己の異物、 及び、 がん細胞などの
自己の体内に新生した異物 である。
■ ヒト(人類)の、適応免疫 (後天性
免疫、獲得免疫)。
■ 適応免疫 (てきおうめんえき)は、 ある種の
病原体・異物に対し、生体が後天的に 持つ抵抗
性である。
適応免疫の別名は、 後天性免疫、 獲得
免疫 である。
適応免疫の英語名は、 the adaptive
immune system である。
■ ヒト(人類)の、適応免疫(後天性免疫、獲得
り、 病原体・異物の体内侵入 時、免疫細胞
ーT細胞などが対抗して、 病原体・異物 に抵
抗力をもつことである。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ ヒト(人類)の、適応免疫(後天性免疫、獲得
免疫)には、 B細胞などによる体液性免疫
と、 キラーT細胞などによる細胞性免疫の2
種類がある。
■ ヒト(人類)の、適応免疫(後天性免疫、獲得
免疫) には、 病後免疫 と 人工免疫 との
2種類がある。
人工免疫には、 能動免疫(ワクチン療法)
と 受動免疫(血清療法) とがある。
■ ヒト(人類)の、抗体 (こうたい)は、 病原体・
菌類の病原体・毒素などの非自己の異物)の
抗原 と特異的に結合して抗原抗体反応を起
こす物質 である。
■ ヒト(人類)の、適応免疫(後天性免疫、獲得
核生物)等病原体・毒素など非自己の異物)の
抗原 に対して特異性があり、 体液性免疫と
細胞性免疫 の2種類がある。
■ ヒト(人類)の、体液性免疫。
■ ヒト(人類)の、体液性免疫。
ヒト(人類)の、体液性免疫 は、 ヒト(人
類)の、適応免疫(後天性免疫、獲得免疫)の
1つであり、 B細胞などによる体液性免疫
である。
ヒト(人類)の、適応免疫(後天性免疫、獲
得免疫)の、体液性免疫は、 病原体・異物の
体が病原体・異物の抗原を見つけ病原体・異物
と結合して対抗して、 病原体・異物に抵抗力を
もつことである。
■ ヒト(人類)の、体液性免疫。
ヒト(人類)の、体液性免疫とは、 体内
に侵入した病原体・異物の抗原に対し、 体
液(細胞外液)中に産出された抗体が特異的
に反応して起こる免疫 である。
ヒト(人類)の、B細胞(= 抗体産生前駆
細胞)が病原体・異物の抗原の刺激により急
速に増幅分化して抗体産生細胞になり、 抗
体産生細胞が抗体を高速度で合成し分泌す
る(抗体を合成して体液中に放出する)。
その抗体が、体内に侵入した病原体・異物
の抗原と特異的に結合して、抗原抗体反応を
起こす。
■ ヒト(人類)の、細胞性免疫。
■ ヒト(人類)の、細胞性免疫。
ヒト(人類)の、細胞性免疫は、 ヒト(人類)
の、適応免疫(後天性免疫、獲得免疫)の1つ
であり、キラーT細胞などによる細胞性免疫 で
ある。
ヒト(人類)の、適応免疫(後天性免疫、獲
得免疫)の、細胞性免疫は、 病原体・異物の
キラーT細胞などが対抗して、病原体・異物に
抵抗力をもつことである。
■ ヒト(人類)の、細胞性免疫。
ヒト(人類)の、細胞性免疫は、体内に侵
入した病原体・異物の抗原に対し、 直接、特
異的に作用して起こる免疫 である。
ヒト(人類)の、キラーT細胞が、直接、体内
に侵入した病原体・異物の抗原を 見つけ病原
体・異物を攻撃し、破壊する。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
■ T細胞
(てぃーさいぼう)。
■ T細胞。
■ 名称 : T細胞 (てぃーさいぼう)。
■ 別名 : Tリンパ球。
■ 免疫、自然免疫、適応免疫(= 獲得免疫)、
免疫細胞(= 広義の白血球)に関しては、
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典 51538。
■ ヒト(人類)の、T細胞には、 へルパーT細胞、
キラーT細胞(= 細胞障害性T細胞)、 サプレ
ッサーT細胞(= レギュラトリーT細胞) などが
ある。
に分化させたり、 キラーT細胞やマクロファ
ージを活性化したり、 遅延型過敏症を起こさ
せたりする、T細胞である。
キラーT細胞は、 標的の細胞に直接障害
を与えるT細胞 である。
■ ヒト(人類)の、T細胞 (てぃーさいぼう)は、白
ある。
ヒト(人類)の、T細胞の別名は、 Tリンパ
球である。
■ ヒト(人類)の、T細胞は、 背骨の骨髄でつくら
れ前駆T細胞となり、 胸にある胸腺(きょうせ
ん)に移動し、増殖と分化を繰り返して成熟T
細胞になり、 胸腺を出て、 脾臓(ひぞう)、リ
ンパ節、血液などに移動する。
胸にある胸腺は、20歳位以後、小さくなり、
まで、T細胞は、ほとんどつくられない。
■ ヒト(人類)の、T細胞は、 細胞膜表面にT細
胞受容体を持ち、 抗原提示細胞によって提
核生物)・毒素などの病原体・異物) と特異
的に結合して反応する。
ヒト(人類)の、T細胞は、 細胞膜表面に
あるT細胞受容体に、抗原提示細胞から提示
された抗原が結合すると、 増殖分化して、サ
イトカイン(= インターロイキン)を分泌する。
■ ヒト(人類)の、へルパーT細胞。
■ ヒト(人類)の、へルパーT細胞は、 広義
では、 マクロファージやキラーT細胞の活
生細胞に分化するのを補助するT細胞、
ツベルクリン反応のような遅延型過敏症を
起こさせるT細胞 である。
■ ヒト(人類)の、へルパーT細胞は、 樹状
細胞(= 樹枝状細胞)からの抗原の情報提
示を受けて、 抗原としての認識を行い、
この情報をマクロファージやB細胞などに
伝える。
■ ヒト(人類)の、キラーT細胞。
■ ヒト(人類)の、キラーT細胞(= 細胞障害性
T細胞)は、 ウイルス感染細胞、腫瘍(しゅ
よう)細胞などを破壊する。
■ ヒト(人類)の、キラーT細胞は、 腫瘍(し
ゅよう)免疫や移植免疫において、標的の
有害細胞を破壊し、 細胞性免疫の主役を
になっているT細胞である。
■ ヒト(人類)の、サプレッサーT細胞。
■ サプレッサーT細胞(= レギュラトリーT細胞)
は、 免疫を促(うなが)すヘルパーT細胞の
機能を抑制する。
■ ヒト(人類)の免疫細胞。
(原核生物)等)・毒素等の異物、 体内の老
廃細胞、がん細胞 などを捕食・消化する働
きがある。
ヒト(人類)の約2兆個の免疫細胞(= 広
義の白血球)が、 大人の体内の約60兆個
の細胞を守っている。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ ヒト(人類)の、白血球(= 免疫細胞、
広義の白血球)。
血球) には、 顆粒球 (かりゅうきゅう、3種類
の好中球、好塩基球、好酸球)、 単球 (マクロ
(抗体産生細胞に分化)、NK細胞、抗体産生細
胞(= 形質細胞)などのリンパ球)、 樹状細胞
などが存在する。
ヒト(人類)の、白血球(= 免疫細胞、広義
の白血球)は、 大きさは6〜50μm(マイクロ
メーター) (0.006〜0.05mm) ほどで、
アメーバ運動をし、血管壁も通り抜ける。
ヒト(人類)の、白血球 (= 免疫細胞、広
義の白血球) は、 病原体や異物が体内に
入り込むと、 これに近づき、様々な種類のも
のが連携して、 取り込んで消化する食作用
も行い、 病原体や異物を排除する。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ ヒト(人類)の免疫。
■ ヒト(人類)の、免疫とは、 ヒトの体内に侵入
する、特定の病原体や毒素などの非自己の異
物に対して抵抗性をもつことである (発病さ
せない抵抗力をもつことである)。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ ヒト(人類)の、免疫には、 生まれながらにも
っている自然免疫 (先天性免疫、基本免疫)
と、 生後獲得する適応免疫(後天性免疫、獲
得免疫) がある。
■ 自然免疫(先天性免疫、基本免疫)は、 ある
種の病原体・異物に対し、 生体が先天的に
持っている抵抗性 である。
■ 適応免疫(後天性免疫、獲 得免疫)は、ある
種の病原体・異物に対し、 生体が後天的に
持つ抵抗性 である。
■ 抗原(こうげん 、英:Antigen)は、 免疫を形
成させる原因になる物質であり、 ウイルス、
異物、及び、ガンなどの自己の体内に新生した
異物 である。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ ヒト(人類)の、自然免疫 (先天
性免疫、基本免疫)。
原体・異物に対し、生体が先天的に持っている
抵抗性 である。
自然免疫の別名は、 先天性免疫、基本免
疫である。
自然免疫の英語名は、 the innate
immune system である。
球などの食作用 や、 樹状細胞、ヘルパーT細
胞、マクロファージ等の連携による食作用などに
より、 病原体・異物に対して抵抗性をもつことで
ある (発病させない抵抗力をもつことである)。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
動のおかげで、ヒト(人類)は、健康を保って
いる。
には、 好中球(こうちゅうきゅう) などがある。
好中球は、体の損傷部位や感染部位に
最初に到達し、 食作用や殺菌を行い、急性
の炎症を起こす。
病原体・異物の体内進入には最初に好中
球が最初に集結し、主に好中球が貪食し、対
処する。 好中球は抗原提示を行わない。 好
中球が処理し切れなかった病原体・異物は、
マクロファージなどが貪食する。
炎症部位に生ずる膿(うみ)の主成分は、
好中球の死骸である。
には、 樹状細胞(じゅじょうさいぼう、樹技状
(じゅぎじょう)細胞)、 ヘルパー T細胞、マク
ロファージ などがある。
ヒト(人類)の、ヘルパーT細胞を中心と
したチームプレーで、 ヒト(人類)は、健康を保
っている。
@ ヒト(人類)の、樹状細胞は、偵察の役割を
もち、病原体・異物を見つけてキャッチし、
ヘルパーT細胞に運ぶ。
A ヒト(人類)の、ヘルパーT細胞は、司令塔
の役割をはたし、 病原体・異物を攻撃対象
かどうか判断し、 攻撃対象なら、 攻撃命令
を伝えるサイトカイン(= インターロイキン)と
いう物質を出す。
B ヒト(人類)の、マクロファージは、攻撃の役
割をもち、ヘルパーT細胞の指令で、 攻撃対
象の病原体・異物を捕食・消化する。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ ヒト(人類)の、体液性免疫。
■ ヒト(人類)の、体液性免疫。
ヒト(人類)の、体液性免疫 は、 ヒト(人
類)の、適応免疫(後天性免疫、獲得免疫)の
1つであり、 B細胞などによる体液性免疫
である。
ヒト(人類)の、適応免疫(後天性免疫、獲
得免疫)の、体液性免疫は、 抗原(こうげん、
病原体・異物の体内侵入時、免疫細胞(= 広義
の白血球) の、B細胞などが対抗して、 病原
体・異物に抵抗力をもつことである。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ ヒト(人類)の、体液性免疫。
ヒト(人類)の、体液性免疫とは、 体内
に侵入した抗原に対し、 体液(細胞外液)中
に産出された抗体が特異的に反応して起こる
免疫 である。
ヒト(人類)の、B細胞(= 抗体産生前駆
細胞)が抗原の刺激により急速に増幅分化し
て抗体産生細胞になり、 抗体産生細胞が抗
体を高速度で合成し分泌する(抗体を合成し
て体液中に放出する)。
その抗体が、体内に侵入した抗原と特異
的に結合して、抗原抗体反応を起こす。
■ ヒト(人類)の、細胞性免疫。
■ ヒト(人類)の、細胞性免疫。
ヒト(人類)の、細胞性免疫は、 ヒト(人類)
の、適応免疫(後天性免疫、獲得免疫)の1つ
であり、キラーT細胞などによる細胞性免疫 で
ある。
ヒト(人類)の、適応免疫(後天性免疫、獲
得免疫)の、細胞性免疫は、 抗原(こうげん、
病原体・異物の体内侵入時、免疫細胞(= 広義
の白血球) の、キラーT細胞などが対抗して、
病原体・異物に抵抗力をもつことである。
■ ヒト(人類)の、細胞性免疫。
ヒト(人類)の、細胞性免疫は、体内に侵
入した抗原に対し、 直接、特異的に作用して
起こる免疫 である。
ヒト(人類)の、キラーT細胞が、直接、体内
に侵入した抗原を攻撃し、破壊する。
■ ヒト(人類)の、老化 。
■ ヒト(人類)の、老化防止、長生き。
1日5分の運動で、ヒト(人類)の、衰えた
化)できたという実験の研究報告がある (英・
バーミンガム大)。
毎日の短い運動は、ヒト(人類)の、老化
を防ぐ1つと言える。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ 「免疫細胞の暴走」が、ヒト(人類)の老化の
原因の1つ である。
■ ヒト(人類)の血液中の免疫細胞(= 広義の
免疫細胞(= 広義の白血球)の、「T細胞」が
体内の正常細胞を攻撃し壊す「免 疫細胞の
暴走」が、ヒト(人類)の老化の原因 の1つで
ある。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ ヒト(人類)の体の老いの根底には、免疫細胞
(= 広義の白血球)の存在がある。 老いの正
体には、免疫細胞(= 広義の白血球)の異常、
衰えがある。 健康を守る免疫細胞(= 広義の
白血球)が、体を壊し、老化させる場合がある。
病(やまい)や老化と戦う細胞が、逆に病や老
化を引き起こす場合がある。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
の1つでリーダー格のT細胞は、大人になる
と、ほとんどつくられな い。
ヒト(人類)の、免疫細胞(= 広義の白血
球)の、T細胞は、 誕生から20歳ごろまでの
間に、胸にある、胸腺(きょうせん) でつくら
れる。
ヒト(人類)の、免疫細胞(= 広義の白血
球)の 、T細胞は、 長生きする細胞である。
T細胞は、異物を見分けるアンテナの性能が
落ち、高齢と共に、判断能力が落ちていく傾
向がある。
ヒト(人類)の、体を守るはずの免疫細胞
(= 広義の白血球)の 、T細胞が、体を壊す場
合がある。 ヒト(人類)の、免疫細胞(= 広義
の白血球)の、T細胞の判断ミスで、 T細胞が
攻撃せよという指令のサイトカイン(= インター
ロイキン)を分泌し(撒(ま)き散らし)、 その
指令を受け活性化した免疫細胞(= 広義の白
血球)の 、マクロファージが、 体内の正常な
細胞を攻撃する(壊す)場合がある。 これを
「免疫細胞の暴走」と言う。
これがヒト(人類)の老化の原因の1つと
言われている。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ ヒト(人類)の、T細胞は、大人になると 、ほとん
どつくられなくなるが、 iPS細胞で新鮮な人工
T細胞を実験でつくることができようになった。
方法は、 T細胞を体内から取り出し、初期
化し、iPS細胞の万能細胞にし、それを人工 T
細胞に分化させ、 新鮮な人工T細胞を体内
に入れる。
日本で、近未来には、 暴走する衰えた(判
断ミスをする)ヒト(人類)のT細胞に代えて、人
工T細胞をヒト(人類)の体内に大量に入れ、免
疫の異常を直し、病気の基本的原因を絶ち、ヒ
ト(人類)の、動脈硬化、糖尿病などの病気を直
すことを目指している。
■ イタリアのサルデーニャ島の長生き(長寿)。
イタリアのサルデーニャ島で、ヒト(人類)
の、高齢者長寿率が世界一である。
高齢者の共通項を探(さぐ)った。
3000人の高齢者の血液を調べたところ、
白血球)が衰えていない。 つまり、 血液を
調べた結果、イタリアのサルデーニャ島の高
齢者は、免疫細胞(= 広義の白血球)が非常
に効果的に働き続けていることが分かった。
イタリアのサルデーニャ島の高齢者は、病
原体に対して、抵抗力が高い。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
♪♪ T細胞 が登場する、興味深い、
ドキュメンタリー、ドラマ、映画。
★ T細胞が登場する、興味深い、ド
キュメンタリー。
■ 『 人体 ミクロの大冒険 』
プロローグ、第1〜3回。
(NHKスペシャル・2014年3月・4月・本
放送ドキュメンタリー番組)。
■ 人体の様々な体内各所をCGで描く。
■ ヒト(人類)の細胞、血管、血液を描く。
■ 『 人体 ミクロの大冒険 』
第3回。
(NHKスペシャル・2014年4月6日・本
放送ドキュメンタリー番組)。
■ ヒト(人類)の、白血球の、樹状細胞、ヘル
パーT細胞、マク ロファージを描く。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
■ テング熱
(てんぐねつ)。
■ デング熱。
■ 名称 : デング熱 (でんぐねつ)。
■ 英語名 : THE DENGUE FEVER.
染症。
■ 約1%ではあるが、重症化して、出血を伴う
「デング出血熱」(DHF)になり、死亡する場
合がある。 再感染の発症時には、 更にデン
グ熱の重症化の確率は高まる。
■ 地球温暖化で北上を続ける。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典 51013。
■ デング熱は、 デングウイルスをもつ蚊に刺さ
れてデングウイルスに感染し、発症する病気で
ある。
■ デング熱は、 デングウイルスに感染した蚊が
媒介する感染症である。
デング熱は、 病原体のデングウイルスに感
染したネッタイシマカ、ヒトスジシマカの薮蚊
(やぶか)が媒介する感染症 である。
■ デングウイルスは、デング熱を引き起こすウイ
ルスである。
■ 今のところ、デング熱の 特効薬、ワクチンはな
い。
デング熱を発症(発病)したら、なるべく悪
化を防ぐ、対処療法しかない。
■ 現在のところ、デング熱の特効薬、ワクチンはな
く、蚊に刺されないようにすることが重要である。
■ デングウイルスの 日本国内での感染の道筋の
実例。
海外から日本に来たデングウイルスの感染者
が、 日本国内で、ヒトスジシマカに刺されて、ヒト
スジシマカが、デング・ウイルスに感染する。 デ
ング・ウイルスをもつヒトスジシマカが、別の人を
刺して、 別の人がデング・ウイルスに感染する。
■ 予防策としては、 長袖服や長ズボンの着用、蚊
の忌避剤(きひざい)の使用(焚いたり、臭わしたり、
塗ったりして)、蚊帳(かや)の使用などで、蚊に刺
されない工夫が重要である。
■ 蚊除け対策(蚊に刺されないための対策)として
の蚊 の忌避剤(きひざい)の使用 (焚いたり、臭
わしたり、塗ったりして)。
屋外では、 虫除けスプレー、 虫除けクリー
ム、 虫除けウェットティッシュ、 虫除けブレス、
携帯装着・屋外用電池式虫除け器具、 ぶら下げ
式虫除けプレート、蚊取線香などを使用する。
屋内では、 屋内電気蚊取器、 蚊取線香、
ぶら下げ式虫除けプレートなどを使用する。
■ デング熱感染者は、デング熱発症後、 約1%
ではあるが、重症化して、出血を伴う「デング出
血熱」(DHF)になり、死亡する場合がある。
再感染の発症時には、 更に、デング熱の
重症化の確率は高まる。
■ デング熱の予防策では、 長袖服や長ズボンの
着用、蚊忌避剤(かきひざい)の使用などで、蚊
に刺されない工夫が重要である。
■ デング熱は、 病原体のデングウイルスに感染
することによって発症(発病)する感染症 である。
デング熱の英語名は、THE DENGUE
FEVER である。
デング熱は、 デングウイルスをもつ蚊(英:
DENGUE-CARRYING MOSQUITO(ES))
に刺され、 デングウイルス(英:DENGUE
VIRUS(ES))に感染することによって発病する
感染症である。
■ デングウイルスをもつ蚊に刺されてデングウイ
ルスに感染してもデング熱を発症しない人もい
る。
■ デング熱は、 感染3〜7日後(蚊に刺されて3
〜7日後) に発症する。
デング熱は、 発症は突然の発熱で始まり、
頭痛、眼窩痛、筋肉痛、関節痛などを伴うことが
多く、 発症後3〜4日で発疹(ほっしん)が出現
し、四肢、顔面に広がる。 これらの症状は、1週
間程度で消失し、通常は、後遺症なく回復する。
但し、 デング熱発症後、約1%ではあるが、
重症化して、出血を伴う「デング出血熱」になり、
死亡する場合がある。
■ デング熱が重症化したデング出血熱は、 適
切な治療が行われないと死に至る病気である。
デング熱では、 再感染時に、更に、「デン
グ出血熱」になる確率が高くなる。
■ デング熱は、 蚊が媒介する感染症であり、人
から人へ感染する伝染病ではない。
デング熱は、人から人へ感染せず、また、デ
ングウイルスをもつ蚊に刺されないかぎり、発
病しない。
■ 蚊は、一般的に 温度が摂氏・約20度以上で活
動し、人を刺す。 蚊は、約20度以下だと不活発
になり、 更に低温になると死んでしまう。
また、雨が多いと、多くのボウフラ(蚊の幼虫)
が流されて死んでしまい、蚊の発生が少なくなる。
■ 日本本土では、 2014年の夏季後期の8月は、
多雨でボウフラが流出し、即ち、非常に雨が多く、
多くのボウフラ(蚊の幼虫)が流されて死んでしま
い、 蚊の発生が少なかった。
■ しかし、今回の海外からのテング熱の日本上陸
のケースが出た。 即ち、海外でデングウイルス
に感染した人が、日本に来て、日本で蚊に刺さ
れ、その蚊(ヒトスジシマカ)がデングウイルスに
感染した。
そして、日本で、デングウイルスをもつ蚊
(ヒトスジシマカ)が出現した。
日本にいるヒトスジシマカは、 寿命は30
日から40日であり、一匹が刺すのは多くても
人数3、4人である。 行動範囲は、半径約100
m以内である。
蚊と蚊との間でデングウイルスは感染しない。
デングウイルスに感染した人(デングウイル
ス・キャリア)を、蚊が刺して、 蚊がデングウイ
ルスに感染し、 デングウイルスをもつ蚊が出
現する。
■ 人⇒蚊⇒人⇒蚊⇒人。
海外でデングウイルスに感染した人が、
日本のある場所に来て、複数の蚊(ヒトスジシ
マカ)に刺される。 その複数の蚊は、デング
ウイルスに感染する。 そのデングウイルスに
感染した蚊が、その場所に来た別の人を刺し、
その人は、テングウイルスに感染し、発症する。
一方、デングウイルスをもつ蚊に刺されてデン
グウイルスに感染しても発症しない人もいる。
デングウイルスをもち発症しない人が、別の場
所に移動し、そこで蚊に刺され、その別の場所
で、その蚊がデングウイルスに感染する。
2014年8月27日に、今回の日本のテン
グ熱の発生が、初めて、確認され、テング熱感
染者が日本の東京・代々木公園で、デングウ
イルスをもつ蚊に刺されたことが判明した。
2014年8月の上旬から20日頃までに、
東京・都心の代々木公園で、 22人の人が、デ
ングウイルスをもつ(に感染した)蚊に刺され、
デングウイルスに感染し、テング熱を発症した。
海外でデングウイルスに感染した人が、代々
木公園に来て、複数の蚊(ヒトスジシマカ)に刺
される。 その蚊は、デングウイルスに感染する。
その複数のデングウイルスに感染した蚊が、代
々木公園に来た複数の人を刺し、22人の人が
感染し、テング熱を発症した。
代々木公園に来た人でデングウイルスをもつ
蚊に刺され感染しても発症しない人もいる。 そ
の人が移動し、別の場所で、蚊に刺されると、そ
の蚊がデングウイルスに感染する。 そして、そ
のデングウイルスをもつ蚊が、その場所で、他の
人を刺し、他の人にデングウイルスを感染する。
今後、2014年10月頃まで、場所を問わず、
デングウイルスをもつ蚊が現れ、デング熱感染
者は増えると予想される。 しかし、デングウイ
ルスをもつ蚊が、2014年10月頃の低温で死
滅し、 日本に定着、土着できないと推測される。
■ 今のところ、デング熱の治療薬やワクチンはない。
デングウイルスをもつ蚊に刺されないことが、
デング熱の唯一の予防法 である。
■ デング熱は、 地球温暖化で北上を続けている。
■ デング熱を引き起こす、デングウイルスは、地
球温暖化で蚊の繁殖と共に、 北上を続けてい
る (IPCC報告)。
■ デング熱は、 デングウイルスによる感染症で、
デングウイルスをもつ蚊が、媒介する。
熱帯・亜熱帯の一部で、デングウイルスを
もつ蚊が、 温度20度以上で活動し、人を刺 (さ)
す。
■ デング熱 (でんぐねつ)は、 蚊(か)が媒介し、
病原体のデングウイルスにより発症する。
デング熱は、 熱帯 ・亜熱帯地域の一部に
分布し、 デング熱を媒介する蚊は、 ネッタイシ
マカが多い。
■ ネッタイシマカ (学名:Aedes aegypti) は、
世界の熱帯・亜熱帯に分布する。 ネッタイシマ
カは、デング熱を媒介する蚊で、 温度約20度
以上で活動し、人を刺す。
■ デングウイルスには、 4つの血清型がある。
デングウイルスをもつ蚊に刺され感染後、発熱、
頭痛などの症状が認められる。
1つの血清型は、 デングウイルスに感染後
防護免疫ができ、再感染はしない。
3つの血清型は、 デングウイルスに感染後
防護免疫は短期間でなくなる。 再感染する。
3つの血清型は、再感染後の治療法はない。
蚊(か)に刺(さ)されないことが予防法である。
■ デング熱の詳細。
■ デング熱の詳細に関しては、 「国立感染症研究所」
のホームページをご覧ください。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
■ DNA鑑定
(でーえぬえいかんてい)。
■ DNA鑑定。
■ 名称 : DNA鑑定 (でーえぬえいかんてい)。
■ ヒト(人間)の個人の識別や血縁関係(親子関
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
個人の識別や血縁関係(親子関係)を調べるこ
とができる。
■ DNA鑑定 (でーえぬえいかんてい) とは、 ヒ
ト(人間)の個人の識別や血縁関係(親子関係)
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ DNAの塩基配列には、 同じ塩基配列がいくつ
も繰り返される(くりかえされる)場所(断片)、即
ち、DNAの繰り返し配列 がある。
DNAの繰り返し配列を調べ、個人の識別や
血縁関係(親子関係)を特定する。
■ DNA鑑定の方法の1つの例。
@ ヒト(人間)の細胞の核(細胞核)からDNAを取り
出す。
A PCR法でDNAを多量に増やす。
B DNAの繰り返し配列の前後を、制限酵素で切断
する。
C 電気泳動を行う。
D そのヒト(人間)のDNAの特徴が現れ、個人の識
別を特定する。
E 血縁関係(親子関係)を調べる場合は、更に、他
のヒト(人間)のDNAの繰り返し配列と比(くら)べ
て、一致したDNAの繰り返し配 列の有無で(一致
したDNAの繰り返し配列があるかどうかで)、血 縁
関係(例、親子関係の有無)を特定する。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
■ DNA
(でぃえぬえい)。
■ DNA。
■ 名称 : DNA (でぃえぬえい)。
■ 別名 : デオキシリボ核酸。
■ 英語名 : Deoxyribonucleic Acid。
■ 《核酸》。
■ DNAとは、 デオキシリボ核酸 ( 英:
Deoxyribonucleic Acid) である。
■ DNAのヌクレオチドは、 リン酸(P)、 糖(S)
(デオキシリボース)、 塩基(A,T,G,C)で構
成。
■ DNAは、 A (アデニン), T (チミン),
G (グアニン),C (シトシン) の4つの塩基
で構成。
■ 生物の遺伝情報を持つ物質。
報をもつが、 ウイルスでは、 DNAで遺伝情
報をもつウイルス と、 RNAで遺伝情報をも
つウイルス がいる。
■ 生物の遺伝情報を伝える物質。 生命の基
本設計図。 生物の遺伝を支配している物資。
ンドリアDNA がある。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典 71521。
□ DNA (総合)。
□ ヌクレオチド。
□ 自己複製。
■ DNA (= デオキシリボ核酸)は、 A (アデニン), T
(チミン), G (グアニン), C (シトシン) の4つの
塩基で構成されている。
■ DNAとは、 遺伝子の実体であり、 生物の遺伝情報を
もち、タンパク質の合成を支配し、RNAの鋳型となり、
自己複製を行う、 物質 である。
■ DNAの所在は、 細胞内の、核、ミトコンドリア、葉緑体
や ウイルス体内であり、 DNAには、所在別に、核DNA、
ミトコンドリアDNA、 葉緑体DNA、 ウイルスDNA
がある。
■ DNAの構造は、 二重螺旋(らせん)構造の2本鎖であ
る。
但し、ウイルスの一部では、1本鎖のDNAの構造も
ある。
■ 核酸 (かくさん,英:NUCLEIC ACID) には、 DNA
とRNAの2種類があり、 DNAのヌクレオチド と RNA
のヌクレオチドの2種類がある。
■ DNAのヌクレオチドは、 リン酸(P)、 糖(S)(デオキシ
リボース)、 塩基(A,T,G,C)で構成されている。
● DNA (= デオキシリボ核酸)は、 A (アデニン), T
(チミン), G (グアニン), C (シトシン) の4つ
の塩基で構成されている。
● DNA (でぃえぬえい,= デオキシリボ核酸、英:
Deoxyribonucleic Acid) は、 A (アデニン),
T (チミン), G (グアニン), C (シトシン)の4つ
の塩基で構成されている。
■ DNAは、生物の遺伝情報を持つ物質 である。
報をもつが、 ウイルスでは、DNAで遺伝情
報をもつウイルスと 、RNAで遺伝情報をも
つウイルスがいる。
■ DNAは、生物の遺伝情報を伝える物質であ
り、生命の基本設計図で、 生物の遺伝を支
配している物資 である。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ DNAには、A,T,G,Cの文字で表される
4つの塩基がある。
4つの塩基の配列が、遺伝情報になっ
ている。 塩基(の)配列が、遺伝情報を伝
える。 この塩基の並び方が、ある一定の
情報になっている。 例えば血液型をつく
る情報、速筋(そっきん、瞬発力に優れた
筋肉)をつくるなどの情報が、この塩基(の)
配列に書き込まれている。
人類や地球生物のタンパク質は20種類
のアミノ酸で構成されている。 DNAの塩基
(の)配列は、 タンパク質を合成する情報
である。 ヒト(人間)は、タンパク質をふくむ
食品を食べ、体内で、タンパク質は、アミノ酸
に分解される。 DNAの塩基(の)配列は、
(分解された)アミノ酸を組み合わせてタンパ
ク質をつくる情報である。
DNA全体をゲノムといい、ヒトのDNA全
体をヒトゲノムという。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ 遺伝子の本体は、DNA である。
ヒト(人間)の1つの細胞の核内にある、
ヒトのDNAの塩基配列のわずか1〜2%が
遺伝子部分であり、 DNAの塩基配列の残
りの98%は、遺伝子の組み合わせやつくる
時期などの調整のしくみをもつ部分である。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ 2重螺旋(らせん)構造のDNAの場合、
即ち、DNAが「通常2本鎖の組み合わせ構
造」の場合は、 通常、1本の鎖の塩基配列
の塩基ともう1本の鎖の塩基配列の塩基が、
くっついて、ペアである塩基対(えんきつい)
をつくっている。 つまり、1本の鎖の塩基配
列の塩基「A」ともう1本の鎖の塩基配列の
塩基「T」が,くっついて、また、1本の鎖の塩
基配列の塩基「G」ともう1本の鎖の塩基配
列の塩基「C」が、くっついて、ペアである塩
基対(えんきつい)をつくっている。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ 2重螺旋(らせん)構造のDNAの場合、
(例) 塩基対 (GとC、AとTのペア)
と塩基配列。
塩基配列 G G A G T
| | | | | 塩基対
塩基配列 C C T C A
ヒト(人間)のDNAは、 2重螺旋(らせ
ん)構造をもち、 ヒト(人間)の1つの細胞
の核内には、約30億のDNAの塩基対があ
る。
■ DNA (でぃえぬえい) とは、 デオキシリ
ボ核酸 である。
遺伝子の本体は、DNA である。
DNAは、リン酸、糖、塩基(A,T,G,C)
で構成されている。
DNAは、 核酸(DNAとRNA)の1つで
ある。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ DNAは、生物の遺伝情報を持つ物質 で
ある。
情報をもつが、 ウイルスでは、 DNAで遺
伝情報をもつウイルス と、 RNAで遺伝情
報をもつウイルスがいる。
DNAは、 生物の遺伝情報を伝える物質
であり、 生命の基本設計図で、 生物の遺
伝を支配している物資 である。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ DNA は、 真核生物の 、ヒト(人間)では、
細胞内の核やミトコンドリアの中に存在する。
細胞の分裂時に、細胞核内で、DNAは、
染色体を形成する。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
イルス体内」に存在する。
● DNA は、 「真核生物の細胞内の核、ミト
コンドリア、葉緑体」に、 「原核生物の細胞
内の核様体やプラスミド」に、 「ウイルスの
DNAウイルス体内」に、存在する。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ DNA は、 タンパク質の合成ではRNAの
鋳型(いがた)となる。
● RNA は、 細胞内で、DNAの遺伝情報(タ
ンパク質のアミノ 酸配列の指示)をもとに、
タンパク質をつくる。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ 遺伝子 (いでんし) とは、 遺伝形質を決
める因子で、 生物の「細胞内のDNA」及び
「ウイルス体内のDNAまたはRNA」に存在
する。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ DNA (総合)。
■ DNA (でぃえぬえい)とは、 デオキシリボ核酸
( 英名:Deoxyribonucleic Acid) である。
DNAは、 生物の遺伝情報を伝える物質で、 生
命の基本設計図であり、 生物の遺伝を支配してい
る物資 である。
DNAは、 核酸(DNAとRNA)の1つ である。
DNAは、 リン酸、糖、塩基(A,T,G,C)で構成
されている。
DNAは、 生物の遺伝情報を持つ物質である。
が、 ウイルスでは、DNAで遺伝情報をもつウイル
スと、 RNAで遺伝情報をもつウイルスがいる。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 核酸のDNAまたはRNAには、 線状 (英名:
LINEAR)、 環状 (英名:CIRCULAR)、 分節
性 (英名:SEGMENTED) などの構造をもつ
ものがある。
(ss、英名:SINGLE-STRANDED)、 通常2
本鎖 (ds、英名:DOUBLE-STRANDED)、
通常3本鎖 (稀、一部の担子菌類のみ) の構
造をもつものがある。
また、RNA には、 mRNAとしての活性を
持つか持たないかにより、 プラス鎖型(+鎖型)
と マイナス鎖型(−鎖型) (+鎖RNAか−鎖
RNAか) の構造をもつものがある。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
まれている)。
遺伝子は、 ウイルスでは、ウイルスの体内にあ
るDNAまたはRNAの塩基配列 に存在する(書き込
まれている)。
核、ミトコンドリア、葉緑体にあるDNAの塩基配列に
生物では、原核生物の細胞内の核様体やプラスミド
にあるDNAの塩基配列に存在する(書き込まれてい
る)。
あるDNAの塩基配列 や RNAウイルスの体内にあ
るRNAの塩基配列 に存在する(書き込まれている)。
二本鎖の場合は、 bp(えんきつい、塩基対、base
合は、 bまたはnt (えんき、塩基、base または
nucleotide) で表される。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
「通常1本鎖構造」と、 「通常2本鎖の組み合わせ
構造」、 「通常3本鎖の組み合わせ構造」(稀、一
部の担子菌類、3本鎖DNA) の3つのグループが
ある。
■ 真核生物の細胞の核内(細胞核内)の、DNAは、
一般的に、 通常2本鎖の二重らせん構造をもつ。
内」に存在する。
細胞内」に、 「ウイルス体内」に 、存在する。
DNA は、 「真核生物の細胞内の核、ミトコンドリア、
葉緑体」に、 「原核生物の細胞内の核様体やプラスミド」
に、 「ウイルスのDNAウイルス体内」に 、存在する。
■ 地球の「生物」は、 狭義では、細胞性生物のみで、広
義では、細胞性生物と非細胞性生物 である。
体内」に存在する。
RNA は、 「真核生物の細胞内」、 「原核生物の細胞
内」、「ウイルス体内」 に存在する。
RNA は、 「真核生物の細胞内」に、 「 原核生物の細
胞内」に、 「ウイルスのRNAウイルス体内」に 、存在する。
■ 真核生物の真核細胞内のDNA。
ドリア、葉緑体」 に存在する。
@ 核DNA は、 真核生物の真核細胞の核内(核物質
内)に存在する。 真核細胞の核内(核物質内)にある
DNAを、核DNAという。
真核生物の真核細胞のDNAの主要部(大部分)は、
真核生物の 真核細胞の核内(核物質内)に存在し、核
DNAは、 真核生物の主要DNA である。
核DNAは、 真核生物の真核細胞の核(核物質)内
のクロマチン繊維に存在する。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
A ミトコンドリアDNA は、 真核生物の真核細胞の細
胞質内のミトコンドリアに存在する。 真核細胞のミトコ
ンドリアにあるDNAを、ミトコンドリアDNAという。
ミトコンドリアDNA は、核DNAに比べて塩基対の
数が少ない。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
B 葉緑体DNA (Chloroplast DNA,cpDNA) は、
真核生物の真核細胞 (植物細胞と単細胞藻類細胞
のみ)の細胞質内の葉緑体に存在する。 真核細胞の
葉緑体にあるDNAを、葉緑体DNAという。
葉緑体DNA は、核DNAに比べて塩基対の数が少
ない。
■ 原核生物の原核細胞内のDNA。
スミド」に存在する。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
@ 核様体DNA は、 原核生物の原核細胞の核様体(核
物質)内に存在する。 原核細胞の核様体内(核物質内)
にあるDNAを、核様体DNAという。
原核生物の原核細胞のDNAの主要部(大部分)は、
原核生物の原核細胞の核様体内(核物質内)に存在し、
核様体DNA は、 原核生物の主要DNA である。
核様体DNAは、 環状DNA(英名:Circular DNA)
である。
A プラスミドDNA は、 原核生物の原核細胞の細胞質内
に存在する。 原核細胞のプラスミドにあるDNAを、プラ
スミドDNA という。
プラスミドDNA は、核様体DNAに比べて塩基対の数
が少ない。 プラスミドDNAは、 環状DNAである。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 真核生物 (核膜を持つ細胞を有する生物) や 原核生物(核
膜を持たない細胞を有する生物) の細胞内の、 DNA は、 遺伝
子の実体で、遺伝情報を持つ。 DNA は、細胞内で、タンパク質
の合成をするRNAの鋳型(いがた)となる。 また、細胞内で、自
己複製を行う。
■ 真核生物 ( 核膜を持つ細胞を有する生物、 核(核物質 )が核
膜で包まれている細胞を有する生物; 植物、動物、菌類、原生生
物) の細胞内の、 DNA は、主に細胞の核の中で、情報の蓄
積、保存を担い、 細胞内の、RNAは、その情報の一時的処理 を
担(にな)う。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ DNAは、 生命の基本設計図である。 DNAは、遺伝情報を
もち、タンパク質の合成の情報をもっている。
DNAの遺伝情報は、生物の体(からだ)の基本的な部分を決
めているにすぎず、 体の各細部は、周りの環境により柔軟に変
化する。
■ DNA とは、 デオキシリボ核酸で、 「リン酸(P)」 と 「糖(S)
のデオキシリボース」 と 「塩基のアデニン (A)、チミン(T)、グア
ニン(G)、シトシン(C)の4種類」 からなる(構成される)物資(核
酸) である。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 細胞内の、DNAの塩基対 (DNAの向い合わせの結合の組 み
合わせ) は、 「AとT」、「CとG」 の2つの対合(向い合い結合) の
みである。
■ 一方、 RNA とは、 リボ核酸で、 「リン酸(P)」 と 「糖(S)の
リボース」 と 「塩基のアデニン(A)、ウラシル(U)、グアニン(G) 、
シトシン(C)の4種類」 からなる(構成される)物資(核酸) である。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ DNA は、 ヌクレオチドの集まり(重合体) である。
● ヌクレオチド とは、リン酸(P) と 糖(S) と 塩基 が結合した
ものである。
● DNA(= デオキシリボ核酸)の、ヌクレオチド は、 リン酸 と 糖
のデオキシリボース と 塩基 アデニン(A), 塩基 チミン(T、ティ
ミン),塩基 シトシン(C),塩基 グアニン(G) からできている。
■ 遺伝子 は、生物の細胞内の、DNAの塩基配列に書き込まれて
いる。
■ 細胞分裂時に、細胞の核内で出現する染色体(せんしょくたい)。
● 真核生物は、細胞分裂時、 細胞の核内で、DNAの塩基対がま
とまり、 染色体を形成する。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 染色体
● ゲノム とは、遺伝情報 である。
● ヒトの核ゲノム は、30億塩基対である。 即ち、ヒト(人間)の細胞
の核内には、全部で約30億個のDNAの塩基対 がある。
● 細胞分裂前に、ヒトの細胞の核内では、DNAとヒストンの複合体の
クロマチン繊維の中の、DNAの塩基対は複製され、 細胞分裂前期
に、ヒトの細胞の核内で、クロマチン繊維がまとまり (凝縮(ぎょうしゅ
く)して太いひも状になり)、染色体(せんしょくたい)を形成する。その
ヒトの染色体の中のDNAの大きさは、大きいものは、2億5000万塩
基対、 小さいもので、5500万塩基対である。
ヒトの細胞は、 体細胞と生殖細胞に分類される。 赤血球を除くヒ
トの体細胞は、 細胞内で、 細胞分裂中期に、46本の染色体を形成
する(持つ)。 常染色体44本、 性染色体2本(女性はXとX、男性は、
XとY)を持つ。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 細胞性生物 (細胞をもつ生物、真核生物と原核生物) は、生
物の細胞内の、DNAの、A、T、G、Cのヌクレオチドの、並ぶ順番
で、生物の遺伝情報が形成され、 各生物の基本的特徴が決まる。
● 生物の細胞内の、DNAは、 塩基配列を変えることなく、 A、T、
G、Cのヌクレオチドの並ぶ順番を保ったまま、コピー(複製)される。
■ 真核生物 の 細胞内の、核DNA は、 通常、2本の鎖の二重
らせん構造で、 コピー(複製)時、二重らせんの鎖がほどけて、 そ
れぞれを鋳型(いがた)として、 新しいDNAがつくられる (新しい
同じ2本鎖のDNAをつくる)。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ DNA (でぃえぬえい)とは、 デオキシリボ核酸 (英名:Deoxy
ribo Nucleic Acid) で、 生命の基本設計図であり、 タンパ
ク質合成の設計図であり、 遺伝を支配している物質 である。
● 真核生物 ( しんかくせいぶつ、 細胞に核を持つ生物 ; 植物、
動物、菌類、原生生物)の細胞内の、 DNA は、 遺伝子の実体
で、遺伝情報を持つ。 細胞内で、タンパク質の合成を支配し形質
を発現するRNAの鋳型(いがた)となる。 また、 細胞内で、自
己複製を行う。
■ DNA と RNA は、 ヌクレオチドの重合体である核酸である。
真核生物 ( 英名:EUKARYOTIC ORGANISM ; 核膜を
もつ細胞を有する生物 ; 植物、動物、菌類、原生生物)の DNA
は、主に 細胞の核 (細胞核、英名:CELL NUCLEUS) の中
で、情報の蓄積、保存を担い、 RNAは、その情報の一時的処理
を担う。 RNAは、 DNAに比べて、必要に応じて合成・分解され
る頻度は、顕著である。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ DNA は、 細胞性生物 (細胞をもつ生物)の「真核生物 (英名
:EUKARYOTE(S)) の細胞 (英名:CELL(S)) 内の核 (細
胞核、英名:NUCLEUS( 複、NUCLEI)) に、 ミトコンドリア (英
名:MITOCHONDRION、複 MITOCHONDRIA) に、 葉緑体
(英名:CHLOROPLAST(S))」 に、 細胞性生物の「原核生物
(英名:PROKARYOTE(S))の細胞内の、 核様体(英名:NUC
LEOID(S)) に、 プラスミド(英名:PLASMID (S)) に、 非細
胞性生物(細胞をもたない生物)の「ウイルス(英名:VIRUS (ES)」
の体内に、存在する。
■ 地球の生物
■ 地球の生物には、 細胞性生物 (細胞をもつ生物)の
ない生物)のウィルス がある。
● 地球の「生物」は、 狭義では、細胞性生物のみで、広
義では、細胞性生物と非細胞性生物 である。
■ 真核生物 とは、 核膜をもつ細胞を有する生物で、 核
物質が核膜で包まれている細胞を有する生物であり、 植
物、動物、菌類、原生生物 (生物学5、6界説生物分類法
での) である。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
核物質が核膜で包まれていない細胞を有する生物であり、
真正細菌(通常細菌) と 古細菌 (生物学6界説生物分
類法での) または、 細菌類 と ラン藻類 (生物学5界
説生物分類法での) である。
■ ウィルス とは、 「核酸(DNAまたはRNA) 」 と 「そ
れを包むタンパク質の殻(から)」 からな る(構成される)、
非細胞性生物 で、 ウィルスの核酸がDNAであるウィル
スを、 DNAウイルスといい、 ウィルスの核酸がRNAで
あるウィルスを、RNAウイルスという。
■ 地球の細胞性生物 (細胞をもつ生物) には、真核生物 と 原
核生物の2つがある。
■ 真核生物 とは、 核膜をもつ細胞を有する生物で、 核物質が
核膜で包まれている細胞を有する生物であり、 植物、動物、菌類、
原生生物 (生物学5、6界説生物分類法で ) である。
■ 原核生物 とは、 核膜をもたない細胞を有する生物で、 核物
質が核膜で包まれていない細胞を有する生物であり、 真正細菌
(通常細菌) と 古細菌 (生物学6界説生物分類法で) または、
細菌類 と ラン藻類 (生物学5界説生物分類法で) である。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ DNA とは、 デオキシリボ核酸。
■ DNA とは、 デオキシリボ核酸で、 「リン酸(P)」 と 「糖(S)
のデオキシリボース」 と 「塩基のアデニン (A,Adenine)、 チ
ミン(T,Thymine)、 グアニン(G,Guanine)、 シトシン(C,Cy
tosine)の4種類」 からなる(構成される)物資(核酸)である。
■ DNA は、 「リン酸」や「糖のデオキシリボース」と結びついた、
塩基 A(アデニン), 塩基 T(チミン、ティミン), 塩基 G(グアニ
ン), 塩基 C(シトシン)の4種類のヌクレオチドで構成されている。
■ RNA とは、 リボ核酸。
■ RNA とは、 リボ核酸で、 「リン酸(P)」 と 「糖(S)のリボー
ス」 と 「塩基のアデニン(A,Adenine)、 ウラシル(U,Uracil)、
グアニン(G,Guanine)、シトシン(C,Cytosine)の4種類」 か
らなる(構成される)物資(核酸) である。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
◆ 真核細胞のDNA。
■ 真核細胞のDNAは、細胞の、「核」内に、「ミトコンドリア」内に、
「葉緑体」内にある。
■ 染色体
■ ヒトの核ゲノムは、30億塩基対である。 即ち、ヒト(人間)の
細胞の核内には、全部で約30億個のDNAの塩基対 がある。
■ ヒトの核では、細胞分裂時、塩基対がまとまり、染色体を形成
し、大きいものは、2億5000万塩基対、小さいもので5500万
塩基対である。 ヒトの細胞は、体細胞と生殖細胞に分類される。
赤血球を除くヒトの体細胞は、 細胞の核内に、細胞分裂時に、
46本の染色体を形成する(持つ)。 常染色体44本、性染色体
2本(女性はXとX、男性は、XとY) を持つ。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
◆ 原核生物のDNA。
■ 原核生物の、原核細胞には、 原核細胞の核物質である「核様
体」 と、 原核細胞の「プラスミド」 にDNAが存在する。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
● 核様体DNA。
原核生物の、原核細胞の核物質である核様体にあるDNAを、核
様体DNAと言う。
核様体にあるDNAは、環状DNA である。
● プラスミドDNA。
原核生物の、原核細胞のプラスミドにあるDNAを、核様体DNA
と言う。
プラスミドにあるDNAは、環状DNAで、環状2本鎖構造である。
■ 大腸菌ゲノムのサイズ (大腸菌の、原核細胞の核物質
内(核様体内)の、DNAの塩基数) は、 4.8Mbp(メガ
ベースペア、480万塩基対) である。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ ヌクレオチド。
■ DNAは、 ヌクレオチド (英名:NUCLEOTIDE (S)) の集ま
りであり、 ヌクレオチドが多数結合した高分子化合物 である。
■ ヌクレオチドは、 リン酸(P) と 糖(S) と 塩基 が結合した
ものである。
● ヌクレオチド は、 リン酸(りんさん 、英名:PHOSPHATE) と
糖(とう、英名:SUGAR) と 塩基(えんき,英名:BASE(S)) か
らできている。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
● ヌクレオチド は、 核酸 (DNAまたはRNA) の最小単位であり、
部品である。
● DNA(= デオキシリボ核酸)のヌクレオチド は、 リン酸 と 糖
のデオキシリボース と 塩基のアデニン(A)、チミン(T)、グアニ
ン(G)、シトシン(C) からできている。
■ 塩基対
■ 2本鎖DNAまたは2本鎖RNAの、塩基のペア(2つ1組)。
■ 2本鎖構造の核酸(DNAまたはRNA)の、塩基のペア(2つ1組)。
■ 生物の細胞内の、DNAの塩基対 (えんきつい、英名:BASE
PAIR(S))、DNAの向い合わせの結合の組み合わせ) は、 「A
とT」、「GとC」 の2つの対合(向い合い結合)のみである。
A−T,G−C。 A/T,G/C。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 生物の細胞内の、DNAの、塩基 を伴うヌクレオチドの向い合わ
せの結合は、 A (アデニン) と T(チミン、ティミン) そして、 G
(グアニン) と C(シトシン) の2つの組み合わせのみ である。
● 生物の細胞内の、DNAは、 「AとT」、 「CとG」 が、向かい合
って、水素結合という弱い結合でつながっている。
■ 自己複製。
■ 遺伝子 は、 生物の細胞内の、DNAの塩基配列に書き込まれ
ている。
■ 真核生物や原核生物は、 生物の細胞内の、DNAの、A、T、G、
Cのヌクレオチドの、並ぶ順番で、生物の遺伝情報が形成され、各
生物の基本的特徴が決まる。
● 生物の細胞内の、DNAは、 塩基配列を変えることなく、 A、T、
G、Cのヌクレオチドの並ぶ順番を保ったまま、コピー(複製)される。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 真核生物の細胞内の、核DNA は、 通常、2本の鎖の二重らせ
ん構造で、 二重らせんで構成された立体構造 である。 DNAは、
コピー(複製)時、二重らせんの鎖がほどけて、 それぞれを鋳型(い
がた)として、 新しいDNAがつくられる (新しい同じ2本鎖のDN
Aをつくる)。
● 真核生物 とは、 核膜をもつ細胞を有する生物で、 核物質が
核膜で包まれている細胞を有する生物であり、 植物、動物、菌類、
原生生物 である。
◆ 存在場所別・6種類のDNA。
る。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ DNA は、 存在場所別に、 6種類の分類される。
即ち、「(真核生物の) 核DNA」、 「(真核生物の) ミト
コンドリアDNA」、 「(真核生物の) 葉緑体DNA」、「(原
核生物の) 核様体DNA」、 「(原核生物の) プラスミドD
NA」、 「(ウイルスのDNAウイルスの) ウイルスDNA」
である。
■ 真核生物の、核DNA。
■ 核DNA は、 ヒト(人間)などの真核生物の細胞内の
● 真核生物 とは、 核膜をもつ細胞を有する生物で、核
物質が核膜で包まれている細胞を有する生物であり、植
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
● 真核生物の遺伝情報(DNAにある遺伝子の情報)は、
核DNA、 ミトコンドリアDNA、 葉緑体DNA に存在する
が、主に、核DNAに存在する。
■ 真核生物の、ミトコンドリアDNA。
■ ミトコンドリアDNA (英名:MITOCHONDRIAL
DNA,MtDNA) は、 真核生物 (核膜をもつ細胞を
有する生物)の細胞内の、細胞質内のミトコンドリアに
あるDNA である。
■ ミトコンドリアDNA (= MtDNA) とは、 ヒト(人間)
ア内にあるDNA である。
■ DNAは、 生物の遺伝情報を伝える物質 で、 ミトコ
ンドリアにもあり、 遺伝子(いでんし)は、 遺伝形質を
決める因子で、 ミトコンドリアDNAにもに存在する。
■ ミトコンドリアDNA は、母親から子に受け継がれる特性
をもつ。
■ ミトコンドリアDNAは、 ヒト(人類)のミトコンドリアDNA
を比較して、 母方を通じて、 人類の祖先をたどることが
でき、 注目されている。
■ ミトコンドリア・イブ。
ヒト(人類)の体(からだ)の細胞内のミトコンドリアの中
にあるDNAには、 母親から子供に受け継がれる遺伝子
がある。
ヒト(人類)の体(からだ)の細胞内のミトコンドリアDNA
にある遺伝子は、 母方のみを通じて、継承される。 従っ
て、 現在地球上に住む約70億人のヒト(人類)のミトコン
ドリアDNAにある遺伝子を、母親を通じてたどっていくと、
約12万年前に、アフリカにいた一人の女性に 辿(たど)り
着く。 その女性を、ミトコンドリア・イブと呼ぶ。
ミトコンドリア・イブは、 約12万年前 (16万年±4万
年)に、アフリカにいた、現生人類ホモ・サピエンスの「複
数の共通祖先の一人」 にすぎない。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 真核生物の、葉緑体DNA。
■ 葉緑体DNA (英名:PLASTID DNA)は、 真核生物
(核膜をもつ細胞を有する生物)の細胞内の、 細胞質内
の葉緑体にある DNA である。
■ 原核生物の、核様体DNA。
■ 核様体DNA (英名: PROKARYOTIC NUCLEOID
DNA) は、 原核生物 (核膜をもたない細胞を有する生物)
の細胞内の 核様体にある DNAである。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 原核生物の、プラスミドDNA。
■ プラスミドDNA (英名: PROKARYOTIC PLASMID
DNA) は、 原核生物 (核膜をもたない細胞を有する生物)
の細胞内のプラスミドにある DNAである。
■ DNAウイルスの、ウイルスDNA。
■ ウイルスDNA は、 非細胞性生物(細胞をもたない生物)
の DNAウイルスの体内にある DNAである。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
■ DNA の塩基配列
(でぃえぬえいのえんきはいれつ)。
■ DNAの塩基配列。
■ 名称 : DNAの塩基配列
(でぃえぬえいのえんきはいれつ)。
■ 核酸のDNAの塩基 の配列。
つ) は、 核酸のDNAの塩基の配列であり、
地球生物の真核生物や原核生物の細胞内、
DNAウイルスの体内に存在する。
細胞内の 核、ミトコンドリア、葉緑体に存在する。
の細胞内の核様体やプラスミドに存在する。
ルスの体内に存在する。
まれている、コードされている)。
遺伝子は、 ウイルスでは、ウイルスの体内にあ
るDNAまたはRNAの塩基配列 に存在する(書き込
まれている)。
核、ミトコンドリア、葉緑体にあるDNAの塩基配列に
生物では、原核生物の細胞内の核様体やプラスミド
にあるDNAの塩基配列に存在する(書き込まれてい
る)。
あるDNAの塩基配列 や RNAウイルスの体内にあ
るRNAの塩基配列 に存在する(書き込まれている)。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
■ DNA分析
(でぃえぬえいぶんせき)
(= DNA解析)。
■ DNA分析。
■ 名称 : DNA分析 (でぃえぬえいぶんせき)。
● 別名 : DNA解析。
■ DNA分析 とは、 生物の特徴を、細胞にあるDNAの塩基配
列を読み取り、分析することである。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 人類(ヒト)の体(からだ)には、 約60兆個の細胞が
あり、 その細胞の1つ1つに、DNAがある。 DNAは、
遺伝情報をもつ。
1つの細胞は、 核 と 細胞質 と 細胞膜 で形づ
くられている。
人類(ヒト)の1つの細胞内で、DNAがある箇所は2
箇所である。 核の中にあるDNA(= 核DNA) と 細胞
質のミトコンドリアの中にあるDN A(= ミトコンドリアDNA)
である。
■ DNAは、 「真核生物の細胞内の核、ミトコンドリア、葉緑体」
に、 「原核生物の細胞内」に、 「ウイルスの体内」に 、存在する。
■ 遺伝子は、 DNAの塩基配列に書き込まれている。
■ 遺伝子解析 とは、 DNAの塩基配列に書き込まれている、
遺伝子を読み取ることである。
■ 現在、生物のDNAの塩基配列を読み取るのに、 「シーケン
サー」 (塩基配列解析装置)が よく利用されている。
● シーケンサーとは、 塩基配列解析装置で、 生物のDNAの
塩基配列を読み取る装置である。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 生物学では、 ヒト(人間)は、真核生物で、 ヒト(人間)の
細胞 は、 真核生物の、真核細胞の、《動物細胞》 である。
■ ヒト(人類)のDNA解析。
■ ヒト(人類)のDNA解析(DNA 分析)には、 核DNA
解析 と ミトコンドリアDNA解析 がある。
リアDNA に存在する。
真核生物の、 ヒト(人類)の遺伝情報 (DNAにあ
る遺伝子の情報) は、 ヒト(人類)の細胞内の核内に
ある、「核DNA」 と ヒト(人類)の細胞内の細胞質内
の、ミトコンドリア内にある、「ミトコンドリアDNA」に存
在する。
■ 遺伝子 (いでんし)は、 遺伝形質を決める因子で、
ヒト(人類)の遺伝子は、核DNA と ミトコンドリアDNA
に存在する。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ ヒトゲノムとミトコンドリア・ゲノム。
● ヒト(人間)の遺伝情報(DNAにある遺伝子の情報)
は、核DNA と ミトコンドリアDNA に存在する。
■ ヒトゲノムのサイズは、3Gbp(ギガベースペア、30
億塩基対) である。
で、 核ゲノムとミトコンドリア・ゲノムがある。 ヒトの
ゲノム解読は、2003年に完了した。
ヒトの核ゲノムは、30億塩基対である。 即ち、 ヒト
(人間)の細胞の核内には、全部で約30億個のDNA
の塩基対 がある。
ミトコンドリア・ゲノム(DNAの全塩基配列) は、
16569塩基対である。 即ち、ヒト(人間)の細胞の ミト
コンドリア内には、 全部で 約1万6000個のDNAの
塩基対 (16kb(kbp)、16キロ・ベースペア)がある。
● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。
■ ミトコンドリアDNAの分析。
■ ミトコンドリアDNA は、 地球生物の真核生物の細
ミトコンドリアDNA は、母親から子に受け継がれ
る特性をもつ。
ミトコンドリアDNAは、 ヒト(人類)のミトコンドリア
DNAを比較して、母方を通じて、 人類の祖先をたどる
ことができ、 注目されている。
■ ミトコンドリア・イブ。
ヒト(人類)の体(からだ)の細胞内のミトコンドリアの
中にあるDNAには、母親から子供に受け継がれる遺
伝子がある。
ヒト(人類)の体(からだ)の細胞内のミトコンドリアD
NAにある遺伝子は、 母方のみを通じて、継承される。
従って、 現在地球上に住む約70億人のヒト(人類)の
ミトコンドリアDNAにある遺伝子を、母親を通じてたどっ
ていくと、 約12万年前に、アフリカにいた一人の女性
にたどり着く。 その女性を、ミトコンドリア・イブと呼ぶ。
ミトコンドリア・イブは、 約12万年前(16万年±4
万年)に、アフリカにいた、現生人類ホモ・サピエンス
の「複数の共通祖先の一人」 にすぎない。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ DNA鑑定。
■ DNAの塩基配列を調べることで、ヒト(人間)の個人の識別や血
縁関係(親子関係)を調べることができる。
■ DNAの塩基配列には、 同じ塩基配列がいくつも繰り返される
(くりかえされる)場所(断片)、即ち、DNAの繰り返し配列 がある。
DNAの繰り返し配列を調べ、個人の識別や血縁関係(親子関係)
を特定する。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ DNA鑑定の方法の1つの例。
@ ヒト(人間)の細胞の核(細胞核)からDNAを取り出す。
A PCR法でDNAを多量に増やす。
B DNAの繰り返し配列の前後を、制限酵素で切断する。
C 電気泳動を行う。
D そのヒト(人間)のDNAの特徴が現れ、個人の識別を特定する。
E 血縁関係(親子関係)を調べる場合は、更に、他のヒト(人間)の
DNAの繰り返し配列と比(くら)べて、一致したDNAの繰り返し配
列の有無で(一致したDNAの繰り返し配列があるかどうかで)、血
縁関係(親子関係の有無)を特定する。
■ DNA。
■ DNA (でぃえぬえい) とは、 デオキシリボ核酸 ( 英
名:Deoxyribonucleic Acid) で、 生命の基本設計
図であり、 遺伝 を支配している物質 である。
● DNA は、 遺伝子の実体で、遺伝情報を持つ。 タン
パク質の合成を支配して形質を発現するRNAの鋳型(い
がた)となる。 また、自己複製をする。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
DNA は、 「真核生物の細胞内の核、ミトコンドリア、
葉緑体」に、 「原核生物の細胞内の核様体やプラスミド」
に、 「ウイルスのDNAウイルス体内」に、存在する。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
● 地球の「生物」は、 狭義では、細胞性生物のみで、広
義では、細胞性生物と非細胞性生物 である。
在する。
RNA は、 「真核生物の細胞内」に、 「 原核生物の
る。
■ DNA とは、 デオキシリボ核酸で、 「リン酸(P)」 と 「糖(S)
のデオキシリボース」 と 「塩基のアデニン (A)、チミン(T)、シト
シン(C)、グアニン(G)の4種類」 からなる(構成される)物資(核
酸) である。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
● DNA とは、 デオキシリボ核酸で、 「リン酸(P)(りんさん 、英
名:PHOSPHATE)」 と 「糖(S)(とう、英名:SUGAR)のデオ
キシリボース」 と 「塩基(えんき,英名:BASE(S))のアデニン
(A,Adenine)、 チミン(T,Thymine)、 グアニン(G,Guani-
ne)、 シトシン(C,Cytosine)の4種類」 からなる(構成される)
物資 (核酸(かくさん、英名:NUCLEIC ACID)) である。
■ DNAは、 「リン酸」や「糖のデオキシリボース」と結びついた、
塩基 A(アデニン), 塩基 T(チミン、ティミン), 塩基 C(シトシ
ン), 塩基 G(グアニン) の 4種類のヌクレオチド(鎖)で構成
されている。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
● DNA(= デオキシリボ核酸)の、ヌクレオチド は、 リン酸 と糖
のデオキシリボース と 塩基 アデニン(A),塩基 チミン(T、ティ
ミン),塩基 シトシン(C),塩基 グアニン(G) からできている。
■ RNA とは、 リボ核酸で、 「リン酸(P)」 と 「糖(S)のリボー
ス」 と 「塩基のアデニン(A)、 ウラシル(U)、シトシン(C)、グア
ニン(G)の4種類」 からなる(構成される)物資(核酸) である。
■ DNAは、 ヌクレオチドの集まりであり、 ヌクレオチドが多数結
合した高分子化合物 である。
■ ヌクレオチド とは、リン酸(P) と 糖(S) と 塩基 が結合した
ものである。 DNAの部品である。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
● DNA(= デオキシリボ核酸)のヌクレオチド は、 リン酸 と 糖
のデオキシリボース と 塩基のアデニン(A)、チミン(T)、シトシ
ン(C)、グアニン(G) からできている。
■ DNAの塩基対 (向い合わせの結合の組み合わせ)は、「Aと
T」、 「CとG」 のみである。 A−T,C−G。 A/T,C/G。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ DNAの、塩基を伴うヌクレオチドの向い合わせの結合は、 A
(アデニン) と T(チミン、ティミン) そして、 C(シトシン) と
G(グアニン) の2つの組み合わせのみ である。
● 「AとT」、 「CとG」 が、向かい合って、水素結合という弱い
結合でつながっている。
■ 生物は、 DNAの、A、T、C、Gのヌクレオチドの、並ぶ順番で、
生物の遺伝情報が形成され、 各生物の特徴が決まる。
● DNAは、 塩基配列を変えることなく、 A、T、C、Gのヌクレ
オチドの並ぶ順番を保ったまま、 コピー(複製)される。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 生物は、 DNAの、A、T、C、Gのヌクレオチドの、並ぶ順番で、
生物の遺伝情報が形成され、 各生物の特徴が決まる。
● DNAは、 塩基配列を変えることなく、 A、T、C、Gのヌクレ
オチドの並ぶ順番を保ったまま、 コピー(複製)される。
■ DNA は、 通常、2本の鎖の二重らせん構造で、 二重ら せ
んで構成された立体構造である。 DNA は、コ ピー(複製)時、
二重らせんの鎖がほどけて、 それぞれを鋳型(いがた)として、
新しいDNAがつくられる (新しいDNAの同じ2本の鎖をつくる)。
DNA は、 「真核生物の細胞内の核、ミトコンドリア、
葉緑体」に、 「原核生物の細胞内の核様体やプラスミド」
に、 「ウイルスのDNAウイルス体内」に、存在する。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
● 地球の「生物」は、 狭義では、細胞性生物のみで、広
義では、細胞性生物と非細胞性生物 である。
在する。
RNA は、 「真核生物の細胞内」に、 「 原核生物の
る。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
● DNA は、 細胞性生物 (細胞をもつ生物)の「真核生
物 (英名:EUKARYOTE(S)) の細胞 (英名:CELL
(S)) 内の核 ( 英名:NUCLEUS(NUCLEI)、細胞核)、
ミトコンドリア (英名:MITOCHONDRION,複MITO-
CHONDRIA)、 葉緑体 (英名:CHLOROPLAST(S))」
に、 細胞性生物の「原核生物 (英名:PROKARYO-
TE(S))の細胞内」 に、 非細胞性生物(細胞をもたない
生物)のウイルス(英名:VIRUS (ES))の「DNAウイルス
の体内」 に、存在する。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 地球の生物
■ 地球の生物には、 細胞性生物 (細胞をもつ生物)の
い生物)のウィルス がある。
● 地球の「生物」は、 狭義では、細胞性生物のみで、広
義では、細胞性生物と非細胞性生物 である。
■ 真核生物 とは、 核膜をもつ細胞を有する生物で、 核
物質が核膜で包まれている細胞を有する生物であり、 植
物、動物、菌類、原生生物 (生物学5、6界説生物分類法
での) である。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
核物質が核膜で包まれていない細胞を有する生物であり、
真正細菌(通常細菌) と 古細菌 (生物学6界説生物分
類法での) または、 細菌類 と ラン藻類 (生物学5界
説生物分類法での) である。
■ ウィルス とは、 「核酸(DNAまたはRNA) 」 と 「そ
れを包むタンパク質の殻(から)」 からな る(構成される)、
非細胞性生物 で、 ウィルスの核酸がDNAであるウィル
スを、 DNAウイルスといい、 ウィルスの核酸がRNAで
あるウィルスを、RNAウイルスという。
♪♪ DNA分析 が登場する、興味深い、ドキ
ュメンタリー、ドラマ、映画。
★ DNA分析 が登場する、興味深い、ドキュ
メンタリー。
■ サイエンスZERO
『 日本人のルーツ発見!〜
‘‘核DNA’’が解き明かす
縄文人〜 』。
(NHKテレビ・2016年4月 3日・本放送・
科学ドキュメンタリー番組)。
● DNA分析(核DNA分析やミトコンドリア分析)
を詳しく述べる。
● 日本人のルーツ(起源)を詳しく述べる。
● 縄文人(= 古モンゴロイド)や渡来系弥生人
(= 新モンゴロイド)の人々を述べる。
● 発掘した、縄文人の核DNA分析により、現生
人類(= 新人、ホモ・サピエンス)の起源・移動
ルートや日本人の起源を知る。
■ 『 教科書が変わる!? 日本人
のルーツをさぐる旅 』。
(NHKテレビ・2015年12月27日・本放送・
科学ドキュメンタリー番組)。
● 日本の原始時代を生きた、旧石器人や縄文人
を述べる。
● 縄文人を詳しく述べる。 縄文人の遺跡発掘や
ミトコンドリアDNAにより、現代日本人のルーツ
(起源)の1グループである、縄文人の起源、生
活、移動ルートなどを知る。
■ サイエンスZERO 『 特報!
旧石器時代の人骨 大量発掘 』。
(NHKテレビ・2013年11月17日・本放送
テレビ・科学ドキュメンタリー番組)。
● 日本の旧石器人 (約35000年前〜約12
000年前に日本地域にいた人類) について
述べる。
● 港川人や旧石器人全体について述べる。
● 沖縄県・石垣島(いしがきじま)の白保竿根
田原洞穴遺跡(しらほさおねたばるどうけつ
いせき)で、2009年より発掘が開始され、旧
石器人の人骨が大量に発見され、ほぼ原形
をとどめる旧石器人の頭骨の骨を得られる可
能性もあることについて述べる。
■ 『 遺伝子 The Human
Genome DNA
第4集 日本人はどこから来たの?』
(NHKテレビ・2006年3月 5日・本放送・
科学ドキュメンタリー番組)。
● ミトコンドリアDNAにより、現生人類(= 新人、
ホモ・サピエンス)の起源・移動ルートや日本
人の起源を知る。
■ サイエンスZERO
『 シリーズ ヒトの謎に迫る 』。
● 第1集 「1. DNAが解き明かす!
人類の旅」
(NHKテレビ・2008年10月10日・本放
送・科学ドキュメンタリー番組)。
● ミトコンドリアDNA、Y染色体のDNA、言語
等により、現生人類(= 新人、ホモ・サピエンス)
の起源・移動ルートや日本人の起源を知る。
● 現生人類(= 新人、ホモ・サピエンス)の、出
アフリカと世界への拡散と移住を知る。
● 太平洋地域への人類の移動。
■ サイエンスZERO
『 日本人の起源に迫る 』。
(NHKテレビ・2007年12月2日・本放送・
科学ドキュメンタリー番組)。
● ミトコンドリアDNAにより、現生人類(= 新人、
ホモ・サピエンス)の起源・移動ルートや日本
人の起源を知る。
■ 『 ヒューマン・ジャーニー
〜遥(はる)かなる人類の旅〜 』 。
‘‘ HUMAN JOURNEY ’’
(2009年イギリス・BBC制作テレビ・科学
ドキュメンタリー番組、第1〜5回)。
● 第1回 「始まりの地 アフリカ」
‘‘ OUT OF AFRICA ’’。
● 第2回 「アジアへの広がり」
‘‘ ASIA ’’。
● 第3回 「ヨーロッパ さらなる変遷」
‘‘ EUROPE ’’。
● 第4回 「アメリカ 最後のフロンティア」
‘‘ THE AMERICAS ’’ 。
● 第5回 「オーストラリア アボリジニの謎」。
‘‘ AUSTRALIA ’’ 。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
■ DNAウイルス
(でぃえぬえいういるす)。
■ DNAウイルス。
■ 名称 : DNAウイルス (でぃえぬえいういるす)。
● 英名: DNA VIRUS(ES)。
■ 遺伝情報をDNAでもつウイルス。
■ DNAとタンパク質と膜から成る粒子。 但し、
膜を持たないウイルスもいる。
■ 例、ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス。
■ DNAウイルス は、 遺伝情報をDNAでもつウイ
ルス である。 英名: DNA VIRUS(ES)である。
るウィルス である。
DNAウイルス は、 DNAとタンパク質と膜から
成る粒子 である。 但し、膜を持たないウイルスも
いる。
DNAウイルスの例として、ヘルペスウイルス、B
型肝炎ウイルス などがある。
■ ウィルスは、核酸(DNAまたはRNA)とタンパク質
と膜から成る粒子である。 但し、膜を持たないウイル
スもいる。
■ 膜(エンベロープ)を持つウイルスは、 膜(エンベロ
ープ)が無くなると、感染性を失うので、 石鹸(せっけ
ん)などの脂質溶解材を用いれば、脂質でできた膜(エ
ンベロープ)を壊すことができ、 これで消毒ができる。
また、ウイルスは、 細胞寄生体なので、 生物の宿
主細胞の外では、単独で、長くは生きられない。
■ ウイルス核酸のDNAまたはRNAには、 環状
(英名:CIRCULAR)、 線状(英名:LINEAR) 、
分節性 (英名:SEGMENTED) がある。
1本鎖 (ss、英名:SINGLE-
STRANDED)、 2本鎖(ds、英名:DOUBLE-
STRANDED) がある。
また、RNA は、 mRNAとしての活性を持つ
か持たないかにより、 プラス鎖型(+鎖型) と
マイナス鎖型(−鎖型) (+鎖RNAか−鎖RNA
か) がある。
むタンパク質の殻(から)からな り(構成され)、 ウィルス
の核酸がDNAであるウィルスを、 DNAウイルスという。
〈Mba1〉 核酸とタンパク質からなる粒子 = ウイルス。
● 栄養分を、宿主細胞に依存する。
■ DNAウイルス ( 核酸がDNAの場合)
(例) 肝炎ウイルス。
■ RNAウイルス ( 核酸がRNAの場合)
(例) インフルエンザ・ウイルス、 HIVウイルス。
■ 地球の非細胞性生物 (細胞をもたない生物)のウイル
る。
ウイルスには、 大きく分けて、 DNAウイルス と
RNAウイルス の2種類がある。
ウィルスの核酸がDNAであるウィルスを、DNAウイ
ルスと言い、 ウィルスの核酸がRNAであるウィルスを、
RNAウイルスと言う。
ウイルスには、 遺伝子としてDNAをもつDNAウイル
ス と 遺伝子としてRNAをもつRNAウイルスの2種類
がある。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
◆ ウイルス。
■ ウイルスとは、 「核酸(DNAまたはRNA) 」 と 「そ
れを包むタンパク質の殻(から)」 からな る(構成され
る)、非細胞性生物 である。
ウイルスとは、核酸とタンパク質からなる粒子である。
■ ウイルスは、生物の細胞に寄生し、栄養分を宿主細
胞に依存し、生物の細胞に寄生して増殖する。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
むタンパク質の殻(から)からなっている (構成されてい
る) 。
■ ウイルス は、 非細胞性生物 (生活、生態の類型に
よる分類) で、 非細胞性・従属栄養・微生物 である。
ウイルス は、 細胞を形成しない、細胞を持たない
生物で、栄養分を、他の 、細胞をもつ生物に、依存して
生存する。 また、細胞をもつ生物に、寄生して増殖する。
■ 非細胞性生物(細胞をもたない生物)のウイルス は、
栄養分を、宿主(しゅくしゅ)である、寄生する細胞性生物
(細胞をもつ生物)に依存している。
■ 遺伝子 (いでんし) とは、 遺伝形質を決める因
子で、 生物の「細胞内のDNA」及び「ウイルス体内の
DNAやRNA」に存在する。
ヒト(人類)の遺伝子は、数万個であるが、ウイルス
の遺伝子は、100個位までの数である。
■ ウイルスは、 細胞をもたない(細胞を構成単位
としない)。
ウイルスは、 遺伝子をもち、他の生物の細胞を
利用して増殖する。
細胞をもたないウイルスは、非細胞性生物また
は非生物として位置づけられている。 遺伝物質の
違いから、DNAウイルスとRNAウイルスとに大き
く分けられる。
ウイルスは、 それ自身、単独では、増殖(複製)
できず、他の生物の細胞に感染してそれ自身を増
殖(複製) する。
■ ウイルス 即ち、ウイルス粒子 (英名:VIRION
(S)) は、 中心にあるウイルス核酸(DNAまた
はRNA) と それを取り囲むカプシド (タンパク質
の殻(から)) で、構成された粒子 である。
■ その他に、ウイルスの一部には、 カプシドの外
側に、エンベロープ(膜、外套(がいとう)) や ス
パイク(スパイク・タンパク質) をもつ。
■ ウイルス核酸のDNAまたはRNAには、 環状
(英名:CIRCULAR)、 線状(英名:LINEAR) 、
分節性(英名:SEGMENTED)、 また、1本鎖
(ss、英名:SINGLE-STRANDED)、 2本鎖
(ds、英名:DOUBLE-STRANDED) がある。
ウイルス核酸(DNAまたはRNA) と カプシ
ドを合わせたものを、 ヌクレオカプチド (英名:
NUCLEOCAPSID) という。
■ ウイルス は、 宿主細胞の内部に侵入した場合は、
細胞内で、 カプシドが壊(こわ)れウイルス核酸のDN
AまたはRNA が放出され、ウイルスの複製(増殖)が
始まる。
■ 地球の「生物」は、 狭義では、細胞性生物のみで、
広義では、細胞性生物と非細胞性生物 である。
真核生物(しんかくせいぶつ、細胞に核膜をもつ生物)
及び原核生物(げんかくせいぶつ、 細胞に核膜をもた
のウイルス がある。
■ DNA と RNA。
内」に存在する。
細胞内」に、 「ウイルス体内」に 、存在する。
DNA は、 「真核生物の細胞内の核、ミトコンドリア、
葉緑体」に、 「原核生物の細胞内の核様体やプラスミド」
に、 「ウイルスのDNAウイルス体内」に 、存在する。
■ 地球の「生物」は、 狭義では、細胞性生物のみで、広
義では、細胞性生物と非細胞性生物 である。
■ 一方、RNA は、地球の生物の、「細胞内」や 「ウイルス
体内」に存在する。
RNA は、 「真核生物の細胞内」、 「原核生物の細胞
内」、「ウイルス体内」 に存在する。
RNA は、 「真核生物の細胞内」に、 「 原核生物の細
胞内」に、 「ウイルスのRNAウイルス体内」に 、存在する。
■ 生物の基本分類の詳細については、「 生物の基
本分類 」を参照して下さい。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
『 あなたのハートには 何が残りましたか? 』
以 上