◆ TKKI カナヤマ オフィシャル ホームページ。
TKKI KANAYAMA’S OFFICIAL HOMEPAGE.
◆ カナヤマ生物学ハンドブック。
KANAYAMA’S BIOLOGY HANDBOOK.
カナヤマ 生物学 辞典
日本語版
見出し語 『 い 』。
メ ニュー (目次) #jpmenu
■ 次の項目を選び、クリックして下さい。
□ 生物学 辞典 (総合)。
□ い ● 五十音順 (アイウエオ順)。
□ 見出し語 いか。
□ 見出し語 いた。
□ 見出し語 いでん。
□ 見出し語 いな。
□ 見出し語 いん。
〇 い− ES細胞。
(いーえすさいぼう)。 《細胞》。
(= 胚性幹細胞)。
○ ES細胞は、
再生医療用の幹細胞の1つ。
■ ES細胞 (いーえすさいぼう、= 胚性
幹細胞) は、 胚性幹細胞であり、 再生
医療用の幹細胞の1つである。
〇 いえ イエイヌ。
《動物》。
(約15000年前ー現在)。
○ イエイヌは、
ヒト(人類)がオオカミを飼いなら
し、猟犬、番犬、愛玩犬などとし
てヒト(人類)に飼われている動
物。
■ イエイヌ (約15000年前ー現在) は、
ヒト(人類)がオオカミを飼いならし、猟犬、
番犬、愛玩犬などとしてヒト(人類)に飼われ
ている動物である。
〇 いえ イエネコ。
《動物》。
(約4000年前ー現在)。
○ イエネコは、
ヒト(人類)がリビアヤマネコを
飼いならし、ネズミ・野鳥駆除
用、愛玩用などとしてヒト(人
類)に飼われている動物。
■ イエネコ (約4000年前ー現在) は、
ヒト(人類)がリビアヤマネコを飼いならし、
ネズミ・野鳥駆除用、愛玩 用などとしてヒト
(人類)に飼われている動物である。
〇 いえ イエローストーン国立公園。
(いえろーすとーんこくりつこうえん)。
《生態系改善》。
■ イエローストーン国立公園は、
アメリカ本土にある広大な自然公園で
あり、 失われた生態系の環境を取り
戻すため、絶滅したオオカミを再導入
し、生態系の回復を図(はか)っている。
■ 以前オオカミに食べられてた鹿類の
エルクは、オオカミの絶滅後、数が増え
すぎ、草木を食べ、イエローストーンの
環境を破壊し、問題となっていた。
そこで、公園の管理局は、絶滅し
たオオカミをカナダ地域より連れてきて
公園内に放ち、 鹿類のエルクはオオ
カミに食べられ徐々に減少し、生態系
の回復を図(はか)っている。
〇 いか 維管束。
(いかんそく)。 《植物》。
(⇒ 植物)。
(= 植物の葉、茎、根にあり、水・
無機養分や栄養分(同化産物)
などを運ぶ通路)。
○ 維管束は、
植物の5組織の、基本組織、維
管束、表皮組織、形成層、頂端
分裂組織のうちの1つ。
■ 維管束 (いかんそく)は、 植物の
葉、茎、根にあり、 水・無機養分や栄養
分(同化産物)などを運ぶ通路である。
■ 維管束は、 植物の5組織の、基本
組織、維管束、表皮組織、形成層、頂端
分裂組織のうちの1つである。
〇 いせ 異節類。
(いせつるい)。
《有胎盤哺(ほ)乳類》。
● 異節類の、異節上目 Superorder
Xenarthra。 英:XENARTHRAN(S) 。
▲ 異節類の、現生種類の例:
アリクイ、ナマケモノ、アルマジロ。
■ 異節類 (いせつるい、= 異節上目
Superorder Xenarthra 、英:XE-
NARTHRAN(S)) は、 有胎盤哺
(ほ)乳類であり、 哺乳綱・真獣下綱・
異節上目の脊椎(せきつい)動物である。
■ 異節類、現生種類には、 アリクイ、
ナマケモノ、アルマジロなどがいる。
■ 異節類。
<有胎盤哺乳類(=真獣類)。
< 哺(ほ)乳類。
<脊椎(せきつい)動物。
<動物。
<真核(しんかく)生物。
< 細胞性生物。
<地球生物。
〇 いそ 磯焼け。
(いそやけ)。 《環境》。
(⇒ 海底砂漠化)。
○ 磯焼けは、
海底砂漠化の最終段階で、従
来あった「海の森」(藻場(もば))
の主要海藻の消滅。
■ 磯焼け (いそやけ)は、 海底砂漠
化の最終段階で、 従来あった「海の森」
(藻場(もば))の主要海藻が消滅すること
である。
〇 いで 遺伝。
(いでん)。 《遺伝》。
(⇒ 遺伝子)。
■ 遺伝とは、 生物の形や性質が親から子や
孫に伝わる現象であり、また、伝わることである。
〇 いで 遺伝子。
(いでんし)。 《遺伝》。
(= 遺伝形質を決める因子)。
gene(s).
○ 遺伝子は、
「細胞性生物の、細胞内のDNA」
や、 「ウイルス体内のDNAや
RNA」に存在する。
(⇒ 遺伝)。
■ 遺伝子 (いでんし、英:gene(s))とは、
遺伝をつかさどる物質であり、 遺伝形質を
決める因子である。
● 形質とは、 生物の個体がもつ形や性質
であり、 体(からだ)の特徴や性質である。
遺伝する形質を、遺伝形質という。
● 生物の形質は、遺伝子によって決まる。
■ 遺伝子は、 「細胞性生物(= 真核生物と
原核生物 )の、細胞内のDNA」 や 「ウイル
ス体内のDNAやRNA」に存在する。
● 細胞性生物や一部のウイルスの、遺伝
子の本体は、 DNA(= デオキシリボ核酸)
である。
■ 遺伝子 は、 細胞性生物(= 真核生物と
原核生物)の細胞内や一部のウイルス体内
の、「DNAの塩基配列 」に書き込まれ、 そ
して、一部のウイルスの「RNAの塩基配列」
に書き込まれている。
■ 地球生物には、 細胞性生物(= 真核 生
物と原核生物) や ウイルス(= DNAウイ
ルスとRNAウイルス) がいる。
〇 いで 遺伝子解析。
(いでんしかいせき)。 《遺伝子》。
(⇒ DNA分析)。
〇 いで 遺伝子組み換え。
(いでんしくみかえ)。 《遺伝子》。
〇 いで 遺伝子操作。
(いでんしそうさ)。 《遺伝子》。
■ 遺伝子操作 (いでんしそうさ)には、遺
伝子の一部を壊したり、組み換えたりする
技術であり、 「ゲノム編集」や「遺伝子組み
換え」などがある。
■ 「ゲノム編集」は、遺伝子の一部を壊す
だけの操作技術であり、 「遺伝子組み換え」
は、遺伝子の一部に異種の遺伝子を組み込
む操作技術である。
〇 いで 遺伝情報。
(いでんじょうほう)。 《遺伝》。
(= ゲノム)。
(= タンパク質のアミノ酸配列
の指示)。
(⇒ ゲノム)。
■ 遺伝 情報とは、 ゲノム(= ある1つの
生物がもつ全遺伝情報)であり、 タンパ
ク質のアミノ酸配列の指示である。
〇 いぬ イヌ 。
《動物》。
(⇒ イエイヌ)。
〇 いね イネ。
《植物》。
(:お米が実る稲)。
(⇒ 被子(ひし)植物)。
■ イネは、 被子植物であり、
お米が実る稲である。
〇 イベ イベルメクチン。
ivermectine. 《薬》。
(⇒ ストレプトマイセス・
■ イベルメクチン(英:ivermectine)は、
10億人を救い人類に貢献する特効薬で
あり、 アフリカや中南米の風土病のオン
コセルカ症やリンパ系フィラリア症等の病
気を引き起こすミクロフィラリアという寄生
虫に対する特効薬である。
● イベルメクチンは、大村 智博士が研究
開発した特効薬である。
イベルメクチンは、 大村 智博士が発
見した、ストレプトマイセス・アベルメクチニ
ウスという微生物がつくる化合物 の二次代
謝産物の、エバーメクチンB1aから大村 智
博士が研究開発してつくった寄生虫特効薬
である。
● 大村 智(おおむら さとし)博士は、イベ
ルメクチンの特効薬の研究開発などにより、
2015年に、ノーベル賞(医学・生理学賞)を
受賞する。
〇 いん インターロイキン 。
(= サイトカイン)。 《免疫》。
(⇒ T細胞)。
■ インターロイキン (= サイトカイン)
とは、 ヒト(人類)の、ヘルパーT細胞が、
他の細胞を活性化させるため、分泌する
液体 である。
〇 いん イントロン。
《タンパク質の合成》。
(= 真核生物のDNA塩基配列で、
タンパク質合成に無関係な領域)。
(⇒ 伝令RNA(= mRN A))。
(⇒ タンパク質の合成)。
(⇒ RN A)。
■ イントロンとは、 真核生物のDNA塩
基配列で、タンパク質合成に無関係な領
域である。
〇 いん インフルエンザ。
(= 流行性感冒)。 《感染症》。
(⇒ 感染症)。
■ インフルエンザ (= 流行性感冒、英:
INFLUENZA) は、 インフルエンザ・
ウイルスによって起こる感染症(伝染病)
である。
〇 いん インフルエンザ・ウイルス。
《ウイルス》。
○ インフルエンザ・ウイルスは、
RNAウイルス。
■ インフルエンザ・ウイルスは、 RNA
ウイルスの1種類である。
■ インフルエンザ・ウイルス。
<オルトミクソウイルス科。
<ウイルス。
< 非細胞性生物。
<地球生物。
〇 いん インフルエンザ・パンデ
ミック。
《感染症》。
(= インフルエンザの大流行、
汎発流行、世界的流行)。
■ インフルエンザ・パンデミック (英:
INFLUENZA PANDEMIC) とは、
インフルエンザの大流行、汎発流行、世
界的流行である。
● 五十音順 (アイウエオ順)。
■ 上位のWEBサイト。
□ (KOH) カナヤマ オフィシャル >
□ (Cse) 国際理解総合サイト >
□ (Ke) 百科事典 >
□ (Kbih) 生物学 ハンドブック >
□ (Kbih) 生物学 辞典 >
□ (Kbih) 生物学 辞典 日本語版 >
□ (Kbih) この日本語ページ 。
■ 当ホームページの制作・著作権 TKKI カナヤマ。
■ Copyright(C)TKKI Kanayama .
All Rights Reserved.
◆ 生物学辞典
● 見出し語は、グリーンでマークされています。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
■ イエイヌ
(いえいぬ)。
■ イエイヌ。
■ 時期 : 約1万5000年前から現在。
■ 名称 : イエイヌ (いえいぬ)。
● 別名: 飼い犬。
■ 人類がオオカミを飼いならし、猟犬や番犬などとして
利用する。 後に、愛玩犬としても飼われる。
● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。
■ イエイヌ(飼い犬)の祖先の、オオカミ は、 集団で
狩(かり)をし食べ物の獲物をとり生活(生存)し、集団
では上下関係が厳格にあり、 オオカミ は、集団の上
位者に従い、集団の中で生き、 単独では生きられな
いため集団の秩序を重んじ、下位者は上位者に従う。
このオオカミの本能的習性が、イエイヌ(飼い犬)に
も受け継がれ、 イエイヌ(飼い犬)は、 上位者の飼い
主に従い、 飼い主に忠実な行動をとる傾向がある。
■ 一方、イエネコ(飼い猫)の祖先の、ヤマネコ は、単
独で狩(かり)をして食べ物の獲物をとり生活(生存)し、
通常、集団で行動しない。 このヤマネコの本能的習性
が、イエネコ(飼い猫)にも受け継がれ、 イエネコ(飼い
猫)は、飼い主に従わず、 自分勝手な行動をとる傾向
がある。
■ 犬 (いぬ) は、約1万5000年前に、人類が野生の
オオカミを飼いならし、猟犬や番犬などとして利用し始め
た。 後に、愛玩犬としても飼われる。
■ 人に育てられたオオカミが、狩猟を助け、人間(ヒト)は、
一緒に狩猟をして得た獲物の一部を、人に育てられたオ
オカミにやり、 飼いならして、 徐々(じょじょ)に、 人間
(ヒト)に慣れ親しむようになり、 現在の様な犬が出現し
た。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
■ イエネコ
(いえねこ)。
■ イエネコ 。
■ 名称 : イエネコ (いえねこ)。
■ 英名 : DOMESTIC CAT(S)。
■ ヒトに飼われているネコ。 家畜用ネコ。 愛玩用
ネコ。
■ イエネコは、 移り気な性格である。 4つのモード
を頻繁(ひんぱん)に切り替えて行動している。 大人
のネコは、 「野生モード」、 「ペットモード」、 「母親
気分モード」、 「子供気分モード」 を頻繁に切り替え、
繰り返す。
獲物をとろうとする、周辺を警戒する、ものをひっ
かくなどの行動を取る「野生モード」、 飼い主にじゃ
れつく、安心して飼い主のそばでお腹(なか)を見せ
て寝るなどの行動を取る「ペットモード」、 他のネコ
の毛をなめて毛ずくろいをするなどの行動を取る「母
親気分モード」、 飼い主を親のように慕(した)い子
供のように振舞(ふるま)うなどの行動を取る「子供気
分モード」 である。
■ イエネコは、 野生のヤマネコを、ヒトが家畜化し
た、食肉目(ネコ目)の動物である。
■ イエネコは、 リビアヤマネコを古代エジプトで家
畜化し、それ以後、ネズミ・野鳥駆除動物、愛玩動
物として、ヒトに飼われて世界中に広がった動物
である。
■ イエネコ は、 約4000年前から現在まで生存し、
リビアヤマネコを、古代エジプトで家畜化し、それ以
後、ヒトに飼われて世界中に広がった、食肉目(ネコ
目)の動物 である。
■ 古代エジプトでは、約4000年前、リビアヤマネコ
を飼いならし、イエネコとし、神聖な動物として敬(う
やま)った。 イエネコをミイラにもした。
その後、ヒト(人間)が、古代エジプトより世界各地
に持ち込み、 収穫した穀物をあらす野ネズミ、野鳥
などを捕まえるネズミ・野鳥駆除動物として飼われる
ようになり、 また、可愛(かわい)さから愛玩(あいが
ん)動物(ペット)として飼われるようになった。
■ イエイヌ(飼い犬)の祖先の、オオカミ は、 集団で
狩(かり)をし食べ物の獲物をとり生活(生存)し、集団
では上下関係が厳格にあり、 オオカミ は、集団の上
位者に従い、集団の中で生き、 単独では生きられな
いため集団の秩序を重んじ、下位者は上位者に従う。
このオオカミの本能的習性が、イエイヌ(飼い犬)に
も受け継がれ、 イエイヌ(飼い犬)は、 上位者の飼い
主に従い、 飼い主に忠実な行動をとる傾向がある。
■ 一方、イエネコ(飼い猫)の祖先の、ヤマネコ は、単
独で狩(かり)をして食べ物の獲物をとり生活(生存)し、
通常、集団で行動しない。 このヤマネコの本能的習性
が、イエネコ(飼い猫)にも受け継がれ、 イエネコ(飼い
猫)は、飼い主に従わず、 自分勝手な行動をとる傾向
がある。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
■ 遺伝
(いでん)。
■ 遺伝 。
■ 名称 : 遺伝 (いでん)。
● 英名 : inheritance、 heredity.
□ 遺伝の法則。
□ ヒトの血液型の遺伝。
■ 遺伝。
■ 遺伝とは、生物の形や性質が親から子や孫に伝わる
現象であり、また、伝わることである。
遺伝子とは、生物の種々の遺伝性質を発現させるも
ので、 遺伝形質を決める因子である、遺伝因子である。
遺伝性とは、遺伝する性質をもつことである。
● 形質とは、 生物の個体がもつ形や性質 であり、
体(からだ)の特徴や性質である。
遺伝する形質を、遺伝形質という。
● 生物の形質は、遺伝子によって決まる。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ 遺伝子。
■ 遺伝子 (いでんし、英:gene(s)) とは、遺伝をつ
かさどる物質であり、 遺伝形質を決める因子であ
る。
● 形質とは、 生物の個体がもつ形や性質 であり、
体(からだ)の特徴や性質である。
遺伝する形質を、遺伝形質という。
● 生物の形質は、遺伝子によって決まる。
● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。
NAに存在する。
核酸) である。
● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。
■ 遺伝子は、 細胞性生物(= 真核 生物と原核生物)
配列」に書き込まれ、 そして、 一部のウイルス
の「RNAの塩基配列」に書き込まれている。
■ ゲノム。
■ ゲノムとは、「遺伝情報」である。
ゲノムは、 生物の、 ある箇所の、遺伝情報としての
文) である。
真核生物や原核生物は、DNAで遺伝情報をもつが、
ウイルスでは、DNAで遺伝情報をもつウイルスとRN
Aで遺伝情報をもつウイルスがいる。
● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。
■ 核ゲノム は、 真核生物で、 真核細胞の核内(核
意味する。
■ ミトコンドリアゲノム は、真核生物で、真核細胞の
ミトコンドリア内のDNAの全塩基配列(塩基配列の全
文) を意味する。
● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。
■ ヒトゲノム は、 狭義では、ヒトの核ゲノムで、 真核
生物の、ヒト(人間)の、真核細胞の核内のDNAの全
塩基配列(塩基配列の全文)を意味する。
また、ヒトのゲノム解読は、2003年に完了した。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ 真核生物や原核生物では、核物質(核、核様体)内
に、大部分の遺伝情報のDNAがある。
■ ゲノムは、真核生物や原核生物では、 核ゲノム、核
様体ゲノムと言う意味で使われることが多い。
ゲノムは、真核生物や原核生物では、生物の細胞
の核物質(核、核様体)の中の、DNAの全塩基配列
(塩基配列の全文) と言う 意味で使われることが多い。
狭義には、真核生物や原核生物では、ゲノムとは、
核ゲノム、核様体ゲノムを意味し、 生物の細胞の核
列の全文) である。
● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。
■ 狭義では、 ゲノムは、真核生物では、核ゲノム、を
意味し、 原核生物では、核様体ゲノムを意味し、 ウ
イルスでは、ウイルス体内のゲノムを意味する。
つまり、 真核生物では、ゲノムは、核ゲノム、即ち、
全文) を意味する。 原核生物では、 ゲノムは、核
様体ゲノム、即ち、原核生物の核様体内のDNAの全
塩基配列(塩基配列の全文) を意味する。 ウイルス
(塩基配列の全文) を意味する。
真核生物や原核生物は、DNAで遺伝情報をもつ
が、 ウイルスでは、DNAで遺伝情報をもつウイルス
とRNAで遺伝情報をもつウイルスがいる。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
◆ 遺伝の法則。
■ 1つの形質は、2つの遺伝子の組み合わせによって
決まる。
■ 形質とは、 生物の個体がもつ形や性質 であり、
体(からだ)の特徴や性質である。
遺伝する形質を、遺伝形質という。
● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。
■ 遺伝子(いでんし)には、優性(ゆうせい)遺伝子と劣
性(れっせい)遺伝子がある。
優性遺伝子とは、 その働きが表面に出やすい遺伝
子 である。 交雑したとき、 対立形質のうちいずれか
一方の形質のみが現れる、 即ち、優性(ゆうせい)遺
伝子は劣性遺伝子より優先され、 優性遺伝子の形質
が優先的に現れる(表現される)。 これを、優性の法則
という。
例えば、ヒトのABO式血液型では、 A、B遺伝子
がO遺伝子に対し優性であるので、 A型血液 (AA,
AO遺伝子型) の親 と O型血液 (OO遺伝子型)の
親から、 A型血液 (AA,AO遺伝子型) の子供が多
く生まれる。
● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。
■ 親が持つ2つの遺伝子は、 精子や卵ができる時、
1つずつ分離する。 配偶子形成の際に、1対の対立遺
伝子は、互いに分かれて、別々の配偶子に、1つずつ
入る。 これを、分離の法則という。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ 一遺伝子雑種の遺伝。
■ (例) メンデルの、丸形の種子のエンドウ豆(RR)
と しわ形の種子のエンドウ豆(rr)の交雑。
● 生物の細胞の核の中には、 (DNAや分裂時形成
の染色体の中にある) 遺伝子 がある。
● 丸形のエンドウ豆(遺伝子型RR) と しわ形のエ
ンドウ豆(遺伝子型rr)の親を交雑すると、 丸形のエ
ンドウ豆(遺伝子型Rr)の子(配偶子)ができる。
さらに、丸形のエンドウ豆(Rr)を、 自家受精して、
丸形のエンドウ豆(RR)、 丸形のエンドウ豆(Rr)、
丸形のエンドウ豆(Rr)、 しわ形のエンドウ豆(rr)が
できる。 丸形のエンドウ豆 (遺伝子型RR、Rr) と
しわ形のエンドウ豆 (遺伝子型rr) の割合(表現型
の分離比)は、 およそ3対1 であった。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ オーストリアのブリュン(現チェコ領のブルノ)の修道
士であったメンデルは、1856年から8年間にわたり、
修道院の庭で、 エンドウ豆の交雑実験を行い(一遺
伝子雑種と二遺伝子雑種の実験を行い)、 1866年
に「植物雑種に関する実験」という論文を発表した。
しかし、優性の法則や分離の法則などのメンデル
の遺伝の法則は、 メンデルの存命中は認められず、
死後16年後の1900年に、研究成果が注目をされ、
認められた。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
◆ ヒト(人類)の血液型の遺伝。
■ ヒトのABO式血液型には、 A型血液 (AA遺
伝子型,AO遺伝子型)、 B型血液 (BB遺伝
子型,BO遺伝子型)、 AB型血液(AB遺伝子
型)、 O型血液 (OO遺伝子型) がある。
A遺伝子とB遺伝子との間では優劣が無く、
O遺伝子は、A、B遺伝子に対し劣性である。
A、B遺伝子がO遺伝子に対し優性であるの
で、 例えば、 A型血液(AA,AO遺伝子型)の
親 と O型血液(OO遺伝子型)の親から、 A
型血液(AA,AO遺伝子型) の子供が多く生ま
れる。
また、A型血液には、AA遺伝子型とAO遺
伝子型があり、 B型血液には、BB遺伝子型と
BO遺伝子型があるので、 例えば、 A型血液
(AA,AO遺伝子型) と B型血液 (BB,BO
遺伝子型) の親から、 A型血液 (AA,AO遺
伝子型)、 B型血液 (BB,BO遺伝子型)、
AB型血液 (AB遺伝子型) の子供の他に、
O型血液 (OO遺伝子型) の子供も生まれる。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
■ 遺伝子
(いでんし)。
■ 遺伝子。
■ 名称 : 遺伝子 (いでんし)。
● 別名 : 遺伝因子 (いでんいんし)。
● 英名 : GENE(S)。
■ 遺伝形質を決める因子。
■ 遺伝情報をもつ物質。
■ 「細胞性生物(= 真核生物と原核生物)の細胞内の
に存在する。
■ 遺伝子。
■ 遺伝子 (いでんし、英:gene(s)) とは、遺伝を
つかさどる物質であり、 遺伝形質を決める因子で
ある。
● 形質とは、 生物の個体がもつ形や性質 であり、
体(からだ)の特徴や性質である。
遺伝する形質を、遺伝形質という。
● 生物の形質は、遺伝子によって決まる。
● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。
NAに存在する。
核酸) である。
● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。
■ 遺伝子は、 細胞性生物(= 真核 生物と原核生物)
配列」に書き込まれ、 そして、 一部のウイルス
の「RNAの塩基配列」に書き込まれている。
■ 遺伝子。
■ 遺伝子 (いでんし) とは、 遺伝形質を決める因
GENE(S)である。
する 。
ヒト(人類)の遺伝子は、数万個であるが、ウイルス
の遺伝子は、100個位までの数である。
細胞内にあるDNAの塩基配列に存在する(書き込
まれている、コードされている)。
遺伝子は、 ウイルスでは、ウイルスの体内にあ
まれている)。
核、ミトコンドリア、葉緑体にあるDNAの塩基配列に
生物では、原核生物の細胞内の核様体やプラスミド
る)。
■ 遺伝子。
■ 遺伝子解析とは、 細胞性生物(= 真核 生物と原核
生物)の細胞内のDNAの塩基配列に書き込まれて
いる、遺伝子を読み取ることであり、 また、ウイルス
体内のDNAやRNAの塩基配列に書き込まれている、
遺伝子を読み取ることである。
■ 遺伝子 (いでんし)は、 別名 は、遺伝因子 (いで
んいんし) といい、 英名は GENE(S) である。
■ 遺伝子とは、 遺伝形質を決める因子である。
遺伝子とは、遺伝情報をもつ物質である。
● 形質とは、からだの特徴や性質である。 遺伝する
形質を、遺伝形質という。
■ 遺伝子は、 細胞性生物(細胞のある生物、真核生
物と原核生物)の細胞内のDNA 及び ウイルス
(非細胞性生物)体内のDNAやRNA に存在する。
プラスミドのDNA」 に、 「ウイルスの体内のDNAやR
NA」に 、存在する。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
■ 遺伝子操作
(いでんしそうさ)。
■ 遺伝子操作 。
■ 名称 : 遺伝子操作 (いでんしそうさ)。
■ 英名 : GENE MANIPULATION.
■ 遺伝子操作 (いでんしそうさ)には、 遺伝子の
一部を壊したり、組み換えたりする技術であり、
「ゲノム編集」は、遺伝子の一部を壊すだ
けの操作技術であり、 「遺伝子組み換え」は、
遺伝子の一部に異種の遺伝子を組み込む操作
技術である。
◆ 「遺伝子組み換え」の遺伝子
操作の例。
■ 細菌に感染するウイルスを、バクテリオファージ (英名:BACTER
IOPHAGE,「細菌を食べるもの」を意味する)、または、ファージ(英
名:PHAGE) という。
● バクテリオファージ(ファージ)には、ビルレントファージとテンペレート
ファージがある。
■ ビルレントファージは、細胞に感染し、細胞内で増殖し、宿主の細菌
を死滅させる。
■ テンペレートファージは、一部のテンペレートファージを除き、持続感
染し、細胞に感染し、細胞内である程度増殖し、宿主の細菌を死滅さ
せない。
● テンペレートファージを利用して、宿主の細菌に任意の遺伝子を導入
する技術(遺伝子 操作の技術)が開発された。
テンペレートファージの1つに、大腸菌に感染するラムダファージが
ある。 ラムダファージによる大腸菌への形質導入(有用遺伝子導入)
が繁用されている。
■ (例) ヒトのホルモンをつくる有用遺伝子を、
大腸菌や枯草菌などの原核微生物に組み
込んで、 ヒトのホルモンを大量につくる。
■ 用意する物質。
● 制限酵素 : はさみ。
生物の細胞のDNA塩基配列の特定の部分を切断する酵素(切
り取るはさみのような物)。
● ベクター : 運び屋。
他の生物の細胞から切り出した有用遺伝子を、対象生物の細胞 内
のDNA塩基配列に導入するための運び屋 (例、原核生物の大腸
菌のプラスミド内にある環状DNA、または、ウイルス体内のDNA)。
● リガーゼ (別名、DNAリガーゼ) : のり。
切断されたDNAをつなぎ合わせる酵素、 DNA塩基配列の切断
された部分をつなぎ合わせる酵素 (貼り付ける糊(のり)のような
物)。 DNAリガーゼともいう。 大腸菌やバクテリオファージなど
から発見された。
■ 遺伝子操作方法の1つの例 (簡略解説)。
(例)大腸菌による、ヒトのホルモンの生産。
@ ヒトの細胞の核内のDNA塩基配列から、ある1つの「ヒトのホル
モンをつくる遺伝子の部分」を、制限酵素(はさみ)を用いて、切り
取る。
A 原核生物の大腸菌からプラスミドの環状DNA(ベクター)を、抜
き取り、同じ制限酵素(はさみ)を用いて、プラスミドの環状DNA
(ベクター)のDNA塩基配列を切断する。
B リガーゼ(のり)を用いて、プラスミドの環状DNA(ベクター)の
塩基配列に、 「ヒトのホルモンをつくる遺伝子の部分」を組込む
(貼り付ける)。
C 原核生物の大腸菌に、 「ヒトのホルモンをつくる遺伝子の部
分」を組込んだプラスミドの環状DNA(ベクター) を戻す(取り込
む)。
D 原核生物の大腸菌を培養して増殖させ、 大腸菌から「ヒトのホ
ルモン」を抽出する。
● 実際のホルモンのインスリンの大量生産では、 ヒトDNAはイ
ントロン(タンパク質のアミノ酸配列に関与しない領域)を含むの
で、 すい臓の細胞のmRNA(メッセンジャーRNA)から人工的に
インスリンを合成している。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
■ 遺伝子組み換え
(いでんしくみかえ)。
■ 遺伝子組み換え 。
■ 名称 : 遺伝子組み換え (いでんくみかえ)。
■ 英名 : GENE(GENETIC) RECOMBINATION.
■ 例として、害虫に強いワタ(綿)、低温で育つイネ(稲)、日も
ちのよいトマト、除草剤につよいダイズ(大豆)。
■ 遺伝子を組み換えたい生物の細胞内に直接、外来(目的)遺
伝子を打ち込む遺伝子銃 や エレクトロポーレーションという
装置も開発されている。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 遺伝子組み換え方法の1つの例(簡略解説)。
(例) 害虫につよい植物をつくる。 そのため、植物へ外来遺
伝子(目的遺伝子)を導入する。
@ 宿主となる植物の葉から一部(いくつかの断片)を切り取る。
A シャーレの植物細胞用培地(ばいち)に、それらの葉の断片
を置く。
B ベクター(運び屋)として、 「植物の根に入り込む土壌細菌」
のプラスミドを使う。 遺伝子操作で、 土壌細菌の細胞内の
プラスミドに、(害虫に強い)目的遺伝子を組み込む。
C 目的遺伝子を組み込んだ、組み換えプラスミドをもつ土壌細
菌を、 シャーレの培地に置かれた葉の断片 に付着させる。
D 土壌細菌の細胞内のプラスミドから、葉の断片の細胞内の
核へ、目的遺伝子が導入される。
E 葉の断片にカルスができ、芽が分化し、(害虫に強い)目的
遺伝子をもつ植物体の(害虫に強い)遺伝子組み換え植物が
できる。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
◆ 遺伝子操作。
■ (例) ヒトのホルモンをつくる有用遺伝子を、大腸菌や枯草菌
などの原核微生物に組み込んで、 ヒトのホルモンを大量につく
る。
■ 用意する物質。
● 制限酵素 : はさみ。
生物の細胞のDNA塩基配列の特定の部分を切断する酵素(切
り取るはさみのような物)。
● ベクター : 運び屋。
他の生物の細胞から切り出した有用遺伝子を、対象生物の細胞 内
のDNA塩基配列に導入するための運び屋 (例、原核生物の大腸
菌のプラスミド内にある環状DNA、または、ウイルス体内のDNA)。
● リガーゼ (別名、DNAリガーゼ) : のり。
切断されたDNAをつなぎ合わせる酵素、 DNA塩基配列の切断
された部分をつなぎ合わせる酵素 (貼り付ける糊(のり)のような
物)。 DNAリガーゼともいう。 大腸菌やバクテリオファージなどか
ら発見された。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 遺伝子操作方法の1つの例(簡略解説)。
(例) 大腸菌による、ヒトのホルモンの生産。
@ ヒトの細胞の核内のDNA塩基配列から、ある1つの「ヒトのホル
モンをつくる遺伝子の部分」を、制限酵素(はさみ)を用いて、切り
取る。
A 原核生物の大腸菌からプラスミドの環状DNA(ベクター)を、抜
き取り、同じ制限酵素(はさみ)を用いて、プラスミドの環状DNA
(ベクター)のDNA塩基配列を切断する。
B リガーゼ(のり)を用いて、プラスミドの環状DNA(ベクター)の
塩基配列に、 「ヒトのホルモンをつくる遺伝子の部分」を組込む
(貼り付ける)。
C 原核生物の大腸菌に、 「ヒトのホルモンをつくる遺伝子の部
分」を組込んだプラスミドの環状DNA(ベクター) を戻す(取り込
む)。
D 原核生物の大腸菌を培養して増殖させ、 大腸菌から「ヒトのホ
ルモン」を抽出する。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
■ インフルエンザ
(いんふるえんざ)。
■ インフルエンザ。
■ 名称 : インフルエンザ。
● 英名 : INFLUENZA, FLU 。
■ 別名 : 流行性感冒。
■ インフルエンザ(= 流行性感冒)。
一方、風邪(かぜ)は、普通感冒。
■ インフルエンザ・ウイルスによって起こる
感染症(伝染病)。
■ インフルエンザを引き起こす、インフルエンザ・
ウイルスには、A型、B型、C型があ る。
A型には、亜型がある。
近未来に起こる可能性がある、高病原性A
型インフルエンザ・ウイルスのパンデミック(ヒ
トへの疾病の世界的流行、汎発流行)を、WH
O(世界保健機構)は、 警戒している。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典 91438。
□ インフルエンザ (総合)。
の各特徴。
□ インフルエンザ対策。
■ インフルエンザ (総合)。
■ ヒト(人類)の、インフルエンザ(= 流行性感冒)
とは、 インフルエンザ・ウイルスによって起こる
感染症(伝染病) である。
■ インフルエンザは、 インフルエンザ・ウイルス
によって発病する、疾病(しっぺい)である。
■ インフルエンザとは、 流行性感冒 (りょうこう
せいかんぼう) である。 一方、風邪(かぜ)は、
普通感冒 である。
インフルエンザの英名は、 INFLUENZA,
FLU である。
■ ウイルスの自然宿主。
ウイルスは、 寄生体(細胞寄生体、寄生
生物)であり、 単独では生きられない(単独で
は「代謝」できないので)。
ウイルスは、相手を殺さず(宿主細胞を完
全に破壊せず)、寄生し、常駐(常住・安住)す
る他の生物の「自然界の宿主」が必要である。
それが、ウイルスの自然宿主(しぜんしゅ
くしゅ) である。
ヒト(人類)の伝染病(感染症)を引き起こす、
インフルエンザ・ウイルスでは、 カモなどの野
生動物が、 自然宿主 である。
一方、 終末宿主とは、 自然宿主以外の
生物で、 ウイルスが寄生し相手を殺す(宿主
細胞を完全に破壊する)生物であり、 ヒト(人
類)や他の生物 などである。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
◆ インフルエンザ・ウイルス。
■ インフルエンザ・ウイルス
(<オルトミクソウイルス科 <ウイルス) 。
● インフルエンザ・ウイルスは、 オルトミクソウイル
ス科に属する。
■ インフルエンザを引き起こす、インフルエンザ・ ウ
イルスには、 A型、B型、C型があり、 A型には、
亜型がある。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 下記は、ウイルスの構造簡略図である。
■ インフルエンザ・ウイルスの構造 は、 エンベロー
プを持つ、分節性、マイナス鎖ss(1本鎖)RNAウイ
ルスで、 A型インフルエンザ・ウイルス は、 大きさ
は、 直径80〜120nm(ナノメートル) で、 ヌクレ
オカプシド(カプシドと核酸)の中で、 「コア・タンパク
質(核タンパク質)のカプソマー」に、「ウイルスの核酸
のRNA」が、巻き付いている。
■ A型、B型、C型インフルエン
ザの各特徴。
■ インフルエンザを引き起こす、インフルエンザ・ウイル
スには、A型、B型、C型があり、 A型には、亜型がある。
■ A型インフルエンザ。
A型インフルエンザ・ウイルスは、 毎年、季節
(冬期まれに春期)に、流行を繰り返し、 変異
型が多く、 亜型は、 H1N1からH16N9まで
あり、 規模は大きく、 時々遺伝子が大きく変
わるので、 世界的流行を起こしやすい。 野生
生物(鳥類や哺乳動物)を自然宿主とする。 ウ
イルスに対する免疫は短い。
A型で、ヒトへの感染の例と しては、H1N1
(Aソ連型)、 H3N2(A香港型)、 H1N2、
H2N2、 H9N1、 H5N1(高病原性トリイン
フルエンザ、ヒトからヒトへは感染せず)、 H7
N9型 などがある。
■ B型インフルエンザ。
B型インフルエンザ・ウイルスは、毎年、季節(冬期ま
れに春期)に、流行を繰り返し、 A型に比べて、規模は
小さいが、地域的・世界的流行を繰り返す。 ヒトだけを
宿主とする。 ウイルスに対する免疫は長く持続する。
■ C型インフルエンザ。
C型インフルエンザ・ウイルスは、季節に関係なく、
4歳以下の小児に感染する。 症状が現れないことも
多い。 ヒトだけを宿主とする。 ウイルスに対する免
疫は長年持続する。
◆ インフルエンザの流行。
■ 2013年11月から2014年2月までの冬にか
けての流行は、 A型のH1N1型が約50%、
A型のA香港型が約25%、 B型が約25%で
ある。
◆ インフルエンザ対策。
(季節性・高病原性インフルエンザ対策)。
■ インフルエンザの感染の予防に、外出時のマスク着
用、 外出後のうがいや手洗いは効果がある。
■ インフルエンザのウイルス感染は、インフルエンザ・
ウイルス(ウイルス粒子)を含む、空気中の微粒子や、
手や衣類についた飛沫(ひまつ)から起こることもある。
■ 手洗い
石けんや消毒用アルコールを用いた、手洗いは、感
染予防に有効である。
インフルエンザ・ウイルス(ウイルス粒子)の、エン
ベロープ(膜、外套)が、 ヒトの細胞に吸着する(くっ
付く)ことで、細胞に捕(と)りつき、感染する。
手についた、インフルエンザ・ウイルス(ウイルス
粒子)を含む飛沫(ひまつ)を、石けんや消毒用アル
コールで洗うと、 インフルエンザ・ウイルスの、エン
ベロープ(膜、外套)が破壊され、失活する (ヒトの
細胞に吸着できず(くっ付くことできず)、感染できな
い) ため。
■ 高熱処理
インフルエンザ・ウイルス(ウイルス粒子)は、高熱に弱
く、インフルエンザ・ウイルス(ウイルス粒子)が付着した、
または感染した物を、高熱処理すれば、感染のリスクがほ
とんど無くなる。
■ マスク着用
感染者と濃厚接触する人のマスク着用は、インフルエ
ンザ・ウイルス(ウイルス粒子)の体内侵入を完全には防
御できないが、感染者のくしゃみなどによる唾液(だえき)
の飛沫(ひまつ)を吸着し、その通過を妨げる効果がある。
感染者のマスク着用は、飛沫の拡散を防ぎ、飛沫感染
の機会を減らす効果がある。
■ 予防接種。
だいたい11月頃〜2月頃にインフルエンザが
よく、流行する。
インフルエンザのワクチンが10月頃に病院に
入荷し、 10月頃にインフルエンザの混合ワクチン
予防注射を行うことが好ましい。 インフルエンザの
抗体ができるのに約1ヶ月かかるため。
予防注射をすると、 インフルエンザの病状が
かなり和らぐということであり、 インフルエンザに
かからないということではない。
■ 発病 と 対処。
高熱、体の節々の痛み、その他の症状が出て、
インフルエンザが発病する。
発病後、 なるべく早く、病院でリベンザ、その
他の薬を服用することが好ましい。 薬の効果は大
きいが、発病後、2日間がよく効く。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
■ インフルエンザ・
ウイルス
(いんふるえんざ・ういるす)。
■ インフルエンザ・ウイルス。
■ 名称 : インフルエンザ・ウイルス。
● 英名 : INFLUENZA VIRUS(ES),
FLU VIRUS(ES)。
■ インフルエンザ・ウイルス
(<オルトミクソウイルス科 <ウイルス) 。
■ エンベロープを持つ、分節性、マイナス鎖ss
(1本鎖)RNAウイルス。
インフルエンザ・ウイルスには、A型、B型、
C型があり、A型には、亜型がある。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ ヒト(人類)の、インフルエンザ・パンデミック
近未来に起こる可能性がある、高病原性A型
インフルエンザ・ウイルスのパンデミック(ヒト
への疾病の汎発流行、世界的流行)を、WH
O(世界保健機構)は、警戒している。
■ ヒト(人類)以外の動物にのみ感染する、鳥
インフルエンザもある。
□ インフルエンザ対策。
■ ヒト(人類)の、インフルエンザ(= 流行性感冒)
とは、 インフルエンザ・ウイルスによって起こる
感染症(伝染病) である。
ンザ・ウイルスによっ て発病する、疾病(しっぺ
い)である。
■ ヒト(人類)の、インフルエンザとは、 流行性
感冒 (りょうこうせいかんぼう) である。
一方、風邪(かぜ)は、普通感冒 である。
インフルエンザの、英名は、 INFLUENZA,
FLU である。
◆ インフルエンザ・ウイルス
(総合)。
■ インフルエンザ・ウイルス
(<オルトミクソウイルス科 <ウイルス) 。
■ インフルエンザ・ウイルスは、オルトミクソウイ
ルス科に属する。
ンフルエンザ・ウイルスには、A型、B型、C型が
あり、A型には、亜型がある。
■ インフルエンザ・ウィルスは、 細胞寄生生物で
あり、 生物(ヒトなど)の細胞に寄生して生きて
いる。 生物の体外(生物の細胞外)に出たイン
フルエンザ・ウィルスは、 およそ2日しか生きら
れない。 ヒト(人類)の、くしゃみ等で放出された
ウィルスは、およそ2日ほどで死滅すると言われ
ている。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ ウイルスの自然宿主。
ウイルスは、 寄生体(細胞寄生体、寄生
生物)であり、 単独では生きられない(単独で
は「代謝」できないので)。
ウイルスは、相手を殺さず(宿主細胞を完
全に破壊せず)、寄生し、常駐(常住・安住)す
る他の生物の「自然界の宿主」が必要である。
それが、ウイルスの自然宿主(しぜんしゅ
くしゅ) である。
ヒト(人類)の伝染病(感染症)を引き起こす、
インフルエンザ・ウイルスでは、 カモなどの野
生動物が、 自然宿主 である。
一方、 終末宿主とは、 自然宿主以外の
生物で、 ウイルスが寄生し相手を殺す(宿主
細胞を完全に破壊する)生物であり、 ヒト(人
類)や他の生物 などである。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ 下記は、ウイルスの構造簡略図である。
■ インフルエンザ・ウイルスの構造 は、 エンベロー
プを持つ、分節性、マイナス鎖ss(1本鎖)RNAウイ
ルスで、 A型インフルエンザ・ウイルス は、 大きさ
は、 直径80〜120nm(ナノメートル) で、 ヌクレ
オカプシド(カプシドと核酸)の中で、 「コア・タンパク
質(核タンパク質)のカプソマー」に、「ウイルスの核酸
のRNA」が、巻き付いている。
■ A型、B型、C型インフルエン
ザ・ウイルスの各特徴。
フルエンザ・ウイルスには、A型、B型、C型があり、
A型には、亜型がある。
■ A型インフルエンザ・ウイルス。
A型インフルエンザ・ウイルスは、毎年、季節(冬期
まれに春期)に、 流行を繰り返し、 変異型が多く、
亜型は、H1N1からH16N9まであり、規模は大きく、
時々遺伝子が大きく変わるので、世界的流行を起こし
やすい。 野生生物(鳥類や哺乳動物)を自然宿主と
する。 ウイルスに対する免疫は短い。
A型インフルエンザ・ウイルスで、2009年現在ま
でのヒトへの感染の例としては、 H1N1(Aソ連型、
2009年新型インフルエンザ)、 H3N2(A香港型)、
H1N2、 H2N2、 H9N1、 H5N1(高病原性トリ
インフルエンザ、 ヒトからヒトへは感染せず) などが
ある。
■ B型インフルエンザ・ウイルス。
B型インフルエンザ・ウイルスは、毎年、季節(冬期ま
れに春期)に、流行を繰り返し、 A型に比べて、規模は
小さいが、地域的・世界的流行を繰り返す。 ヒトだけを
宿主とする。 ウイルスに対する免疫は長く持続する。
■ C型インフルエンザ・ウイルス。
C型インフルエンザ・ウイルスは、季節に関係なく、
4歳以下の小児に感染する。 症状が現れないことも
多い。 ヒトだけを宿主とする。 ウイルスに対する免
疫は長年持続する。
◆ インフルエンザ対策。
(季節性・高病原性インフルエンザ対策)。
外出時のマスク着用、外出後のうがいや手洗いは
効果がある。
■ インフルエンザのウイルス感染は、インフルエンザ・
ウイルス(ウイルス粒子)を含む、空気中の微粒子や、
手や衣類についた飛沫(ひまつ)から起こることもある。
■ 手洗い
石けんや消毒用アルコールを用いた、手洗いは、感
染予防に有効である。
インフルエンザ・ウイルス(ウイルス粒子)の、エン
ベロープ(膜、外套)が、 ヒトの細胞に吸着する(くっ
付く)ことで、細胞に捕(と)りつき、感染する。
手についた、インフルエンザ・ウイルス(ウイルス
粒子)を含む飛沫(ひまつ)を、石けんや消毒用アル
コールで洗うと、 インフルエンザ・ウイルスの、エン
ベロープ(膜、外套)が破壊され、失活する (ヒトの
細胞に吸着できず(くっ付くことできず)、感染できな
い) ため。
■ 高熱処理
インフルエンザ・ウイルス(ウイルス粒子)は、高熱に弱
く、インフルエンザ・ウイルス(ウイルス粒子)が付着した、
または感染した物を、高熱処理すれば、感染のリスクがほ
とんど無くなる。
■ マスク着用
感染者と濃厚接触する人のマスク着用は、インフルエ
ンザ・ウイルス(ウイルス粒子)の体内侵入を完全には防
御できないが、感染者のくしゃみなどによる唾液(だえき)
の飛沫(ひまつ)を吸着し、その通過を妨げる効果がある。
感染者のマスク着用は、飛沫の拡散を防ぎ、飛沫感染
の機会を減らす効果がある。
■ 予防接種。
だいたい11月頃〜2月頃にインフルエンザが
よく、流行する。
インフルエンザのワクチンが10月頃に病院に
入荷し、 10月頃にインフルエンザの混合ワクチン
予防注射を行うことが好ましい。 インフルエンザの
抗体ができるのに約1ヶ月かかるため。
予防注射をすると、 インフルエンザの病状が
かなり和らぐということであり、 インフルエンザに
かからないということではない。
■ 発病 と 対処。
高熱、体の節々の痛み、その他の症状が出て、
インフルエンザが発病する。
発病後、 なるべく早く、病院でリベンザ、その
他の薬を服用することが好ましい。 薬の効果は大
きいが、発病後、2日間がよく効く。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
■ インフルエンザ・
パンデミック
(いんふるえんざ・ぱんでみっく)。
■ インフルエンザ・パンデミック。
■ 名称 : インフルエンザ・パンデミック。
● 英名 : INFLUENZA PANDEMIC,
FLU PANDEMIC。
■ インフルエンザ(= 流行性感冒)の大流行、汎
発流行、世界的流行。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典 51534。
□ インフルエンザ対策。
各特徴。
■ インフルエンザ・パンデミックとは、インフルエン
ザ(= 流行性感冒)の大流行、汎発流行、世界
的流行 である。
インフルエンザ・パンデミックの英語名は、
INFLUENZA PANDEMIC, FLU
PANDEMIC である。
■ インフルエンザを引き起こす、インフルエンザ・
には、亜型がある。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ インフルエンザ・パンデミック
近未来に起こる可能性がある、高病原性A
型インフルエンザ・ウイルスのパンデミック(ヒト
への感染症(伝染病)の大流行、汎発流行、世
界的流行)を、 WHO(世界保健機構)は、警
戒している。
■ ヒト(人類)の、インフルエンザ(= 流行性感冒)
とは、 インフルエンザ・ウイルスによって起こる
感染症(伝染病) である。
■ インフルエンザは、 インフルエンザ・ウイルス
によって発病する、疾病(しっぺい)である。
■ インフルエンザとは、 流行性感冒 (りょうこう
せいかんぼう) である。 一方、風邪(かぜ)は、
普通感冒 である。
インフルエンザの英名は、 INFLUENZA,
FLU である。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
◆ インフルエンザ対策。
(季節性・高病原性インフルエンザ対策)。
■ インフルエンザの感染の予防に、外出時のマスク着
用、外出後のうがいや手洗いは効果がある。
■ インフルエンザのウイルス感染は、インフルエンザ・
ウイルス(ウイルス粒子)を含む、空気中の微粒子や、
手や衣類についた飛沫(ひまつ)から起こることもある。
■ 手洗い
石けんや消毒用アルコールを用いた、手洗いは、感
染予防に有効である。
インフルエンザ・ウイルス(ウイルス粒子)の、エン
ベロープ(膜、外套)が、 ヒトの細胞に吸着する(くっ
付く)ことで、細胞に捕(と)りつき、感染する。
手についた、インフルエンザ・ウイルス(ウイルス
粒子)を含む飛沫(ひまつ)を、石けんや消毒用アル
コールで洗うと、 インフルエンザ・ウイルスの、エン
ベロープ(膜、外套)が破壊され、失活する (ヒトの
細胞に吸着できず(くっ付くことできず)、感染できな
い) ため。
■ 高熱処理
インフルエンザ・ウイルス(ウイルス粒子)は、高熱に弱
く、インフルエンザ・ウイルス(ウイルス粒子)が付着した、
または感染した物を、高熱処理すれば、感染のリスクがほ
とんど無くなる。
■ マスク着用
感染者と濃厚接触する人のマスク着用は、インフルエ
ンザ・ウイルス(ウイルス粒子)の体内侵入を完全には防
御できないが、感染者のくしゃみなどによる唾液(だえき)
の飛沫(ひまつ)を吸着し、その通過を妨げる効果がある。
感染者のマスク着用は、飛沫の拡散を防ぎ、飛沫感染
の機会を減らす効果がある。
#influenzapandemic-eachflufeatures
◆ A型、B型、C型インフルエン
ザの各特徴。
ルスには、A型、B型、C型があり、 A型には、亜型
がある。
■ 下記は、ウイルスの構造簡略図である。
■ インフルエンザ・ウイルスの構造 は、 エンベロー
プを持つ、分節性、マイナス鎖ss(1本鎖)RNAウイ
ルスで、 A型インフルエンザ・ウイルス は、 大きさ
は、 直径80〜120nm(ナノメートル) で、 ヌクレ
オカプシド(カプシドと核酸)の中で、 「コア・タンパク
質(核タンパク質)のカプソマー」に、「ウイルスの核酸
のRNA」が、巻き付いている。
■ A型インフルエンザ。
A型インフルエンザ・ウイルスは、毎年、季節(冬期
まれに春期)に、 流行を繰り返し、 変異型が多く、
亜型は、H1N1からH16N9まであり、規模は大きく、
時々遺伝子が大きく変わるので、世界的流行を起こし
やすい。 野生生物(鳥類や哺乳動物)を自然 宿主と
する。 ウイルスに対する免疫は短い。
A型インフルエンザ・ウイルスで、2009年現在ま
でのヒトへの感染の例としては、 H1N1(Aソ連型、
2009年新型インフルエンザ)、 H3N2(A香港型)、
H1N2、 H2N2、 H9N1、 H5N1(高病原性トリ
インフルエンザ、 ヒトからヒトへは感染せず) などが
ある。
■ B型インフルエンザ。
B型インフルエンザ・ウイルスは、毎年、季節(冬期ま
れに春期)に、流行を繰り返し、 A型に比べて、規模は
小さいが、地域的・世界的流行を繰り返す。 ヒトだけを
宿主とする。 ウイルスに対する免疫は長く持続する。
■ C型インフルエンザ。
C型インフルエンザ・ウイルスは、季節に関係なく、
4歳以下の小児に感染する。 症状が現れないことも
多い。 ヒトだけを宿主とする。 ウイルスに対する免
疫は長年持続する。
■ 2009年新型インフルエンザ
のパンデミック(世界的流行)。
■ 名称 : 2009年新型インフルエンザのパンデ
ミック(世界的流行)。
■ 別名 : 新型インフルエンザの世界的流行。
● 英名: 2009 FLU PANDEMIC,
2009 INFLUENZA PANDEMIC。
■ A型インフルエンザのH1N1亜型の世界的流行。
● 2009年A型H1N1亜型インフルエンザの
世界的流行(パンデミック)。
■ 2009年新型インフルエンザ とは、 2009年に
発生した、 「A型H1N1亜型インフルエンザ (英名:
H1N1 FLU)」 「 豚インフルエンザ (英名:
SWINE FLU)」 である。
■ 2009年新型インフルエンザ (= A型H1N1亜型
インフルエンザ、 豚インフルエンザ) は、 豚の間(あ
いだ)で流行していたウイルスが、 農場などで豚から
人に直接感染し、 それから人の間で広まったとされて
いる。
■ 2009年新型インフルエンザのパンデミック(世界的
流行) とは、 2009年に新たに発生が確認されたA
型H1N1亜型に属する新型インフルエンザ (A/H1
N1) の世界的流行(パンデミック) のことである。
● 2009年新型インフルエンザの世界的流行 とは、
2009年に発生した、 A型H1N1亜型という種類の
型のインフルエンザ・ウイルスによるインフルエンザ
(流行性感冒、INFLUENZA)の、世界的な流行(パン
デミック)のことである。
■ 2009年新型インフルエンザ (= 2009年発生A型
H1N1亜型インフルエンザ) は、 2009年4月にメキ
シコでの流行が認知された後、 世界的に流行した。
2009年6月12日に、WHO(世界保健機構)が、警戒
水準を「フェーズ6」 に引き上げて、 世界的流行(=パ
ンデミック) であることを宣言した。
■ 2009年新型インフルエンザ (= 2009年発生A型
H1N1亜型インフルエンザ) は、 毒性は「季節性イン
フルエンザ」より強く、アジア風邪並みと考えられている。
■ 日本政府の厚生労働省 は、2009年の計画では、
2009年新型インフルエンザに対するワクチンを20
10年3月までに、約7700万人分、確保する予定で
ある という。
◆ WHO 勧告。
■ 主な症状は、急な発熱(発熱しない場合もある)、せ
き、のどの痛み、 鼻水、倦怠感(けんたいかん)、筋肉
痛、頭痛、下痢(げり)、嘔吐(おうと) などのうち、どれ
かの症状がでる。
● 一般の風邪(かぜ)の場合は、せき、のどの痛み、鼻
水、で始まり、 熱が出ても、38度以下のことが多く、
重症化することはあまりない。
■ 重症化の兆候(ちょうこう)が見られた場合は、 年齢、
基礎疾患(しっかん)の有無に関係なく、 直ちに抗イン
フルエンザ治療薬を投与すべきである。
● 抗インフルエンザ治療薬 は、 発熱から、48時間以
内 (子供は24時間以内) の服用が推奨される。
■ 感染者 は、 外出を控える、 マスクを着用する。
■ 健全者 は、 人ごみや感染者がいるところではマス
クを着用し、外出から戻った時点で、手洗い、うがいをす
る。
♪♪ インフルエンザのパンデミック(世
界的流行)が登場する、ドラマ、映画。
● (注意) ドラマ、映画は、フィクションです。
ドラマ、映画 は、事実 と 架空の出来事
が、 混じって、描かれています。
■ 『 感染列島 』
(2009年の日本のドラマ)。
■ 感染症(伝染病)を描く。
■ 強毒性のインフルエンザ・ウイルスのヒト
への感染と脅威を描く。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
■ ES細胞
(いーえすさいぼう)
(=胚性幹細胞)。
■ ES細胞。
■ 名称 : ES細胞 (いーえすさいぼう)。
● 別名 : 胚性幹細胞 (はいせいかんさい
ぼう)。
● 英名: EMBRYONIC STEM CELL (S)。
■ 生物の体(からだ)の受精卵をつかって、
生物の体の受精卵から生まれてきた初期
の細胞を外に取り出して培養した 細胞 で、
生物の体(からだ)のどの組織にもなる能力
をもつ細胞。
■ 幹細胞 (万能細胞 と 限定組織幹
細胞の2種類) の1つ。
■ 万能細胞 (= 万能幹細胞、 ES細胞と
iPS細胞) の1つ。
■ ヒトのES細胞は、再生医療用幹細胞の1つ。
■ 人工的につくられた(改良された)幹細胞。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典 51522。
■ ES細胞 とは、 生物の体(からだ)の受精
卵をつかって、 生物の体の受精卵から生
まれてきた初期の細胞を外に取り出して培
養した細胞 で、 生物の体(からだ)のどの
組織にもなる能力をもつ細胞 である。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ ES細胞は、 現在ある2種類の万能細胞
の、 ES細胞(胚性幹細胞)、 iPS細胞(人
工多能性幹細胞) の1つである。
● STAP細胞(刺激惹起 (じゃっき)性多能性
獲得細胞)は、 万能細胞としての再現性が
ないため、 万能細胞ではない。
■ 再生医療では、ヒトのES細胞は、ヒトへ
の実用試験段階で、まだ使用されていない。
■ 受精卵が分裂した胞胚期の細胞を、「胚盤
胞」 (はいばんほう) という。
ES細胞 は、生物の体(からだ)の受精卵
の胚盤胞の内部細胞塊から樹立された細胞
株 である。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ ES細胞 (いーえすさいぼう) は、別名は、
胚性幹細胞 (はいせいかんさいぼう) で、
英名は、 EMBRYONIC STEM CELL
(S) である。
● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。
■ ES細胞は、 幹細胞 (万能細胞 と
限定組織幹細胞の2種類) の1つである。
ES細胞は、 万能細胞 (= 万能幹細胞、
ES細胞 と iPS細胞の2種類) の1つ
である。
ES細胞は、人工的につくられた(改良され
た)幹細胞である。
■ ヒト(人間)のES細胞を、ヒトES細胞 (ヒト
胚性幹細胞) という。
ヒトのES細胞は、再生医療用幹細胞の
1つ である。
■ 万能(幹)細胞は、 生物の体(からだ)の
どの組織にもなる能力をもつ細胞 である。
万能細胞 は、 生物の体(からだ)
の、あらゆる種類の細胞に変化する可能性
のある細胞 (どんな細胞にも変わる可能性
のある細胞) である。
万能細胞 は、人工的につくられた
(改良された)幹細胞で、 現在、ES細胞 と
iPS細胞 の2種類がある。
● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
■ 異節類
(いせつるい)。
■ 異節類 。
■ 名称 : 異節類 (いせつるい)。
■ 学名: Xenarthra、 英名:XENARTHRAN(S)。
■ 学術 分類 ランク : 異節上目 Superorder Xenarthra 。
■ 有胎盤(哺乳)類(=真獣類)。
■ 現生種類の例: アリクイ、ナマケモノ、アルマジロ。
■ 有胎盤(哺乳)類(=真獣類)・4種類 (異節類、アフリカ獣類、真主
■ 先史の異節類や異節類の進化の詳細に関しては、 古生物学辞典
の「異節類」 を参照して下さい。
□ 異節類 (総合)。
□ 哺(ほ)乳類 画像 アルバム NO.1 (異節類)
■ 異節類 (総合)。
■ 異節類 < 有胎盤哺乳類 (真獣類) < 哺(ほ)乳類
< 有羊膜類(ゆうようまくるい)< 四肢(しし)動物 < 有顎(ゆうがく)
動物 (顎口類)(Gnathostomata)< 脊椎(せきつい)動物< 動物。
■ 異節類 (いせつるい) は、 学名は Xenarthra、
で、 英名は、XENARTHRAN である。
■ 異節類の、学術 分類 ランク は、 異節上目 である。
■ 異節類の、種類 は、 哺乳綱 獣亜綱 真獣下綱 (しんじゅうか
こう、正獣下綱) 異節上目 (The Class Mammalia , The
Subclass Theria, The Infraclass Eutheria, The
Superorder Xenarthra) である。
■ 異節類 は、 有胎盤類(ゆう たいばんるい、真獣類)の哺(ほ)乳
類 である。
■ 異節類 は、 脊椎(せきつい)動物の哺(ほ)乳類 である。
■ 異節類の現生種の例としては、 アリクイ、ナマケモノ、 アルマジロ
などがいる。
■ 異節類 は、 動物 の、 脊椎動物 の、有顎(ゆうがく)動物(顎口
類) (Gnathostomata) の、 四肢(しし)動物 の、 有羊膜類 (ゆ
うようまくるい) の、 哺(ほ)乳類 の、 有胎盤哺乳類 (真獣類) に
属する。
■ 種類 : 哺乳綱 獣亜綱 真獣下綱 (しんじゅうかこう、正獣下綱)
異節上目 (The Class Mammalia,The Subclass
Theria, The Infraclass Eutheria , The Superorder
Xenarthra)。
■ 現生有胎盤哺乳類(現生真獣類) : 次の4つの動物群。
@ 異節類(いせつるい) (例) アリクイ、ナマケモノ、アルマジロ。
英名:XENARTHRAN(S)、
異節上目 (いせつじょうもく、The Superorder Xenarthra)
A アフリカ獣類 (あふりかじゅうるい) (例) ゾウ、マナティー。
英名:AFROTHERIAN(S)、
アフリカ獣上目 (The Superorder Afrotheria)。
B 真主齧類(しんしゅげつるい) (例) 人類、類人猿、サル、ウサギ、
リス、ネズミ。
英名:EUARCHONTOGLIRES、
真主齧上目 (The Superorder Euarchontoglires)。
C ローラシア獣類 (例) トラ、オオカミ、クマ、シカ、ウシ、
クジラ、イルカ、アザラシ、ウマ、コウモリ。
英名:LAURASIATHERIA、
ローラシア獣上目 (The Superorder Laurasiatheria)。
■ 哺(ほ)乳類は、胎盤で子育てし、出産後子供を母乳によって育てる
(子供に乳を飲ませて育てる) 脊椎(せきつい)動物 である。
■ 現在の哺(ほ)乳類の90% は、 胎盤で子育てをする有胎盤類の
哺(ほ)乳類 (有胎盤哺乳類) である。
■ 有胎盤哺乳類の現生群 即ち、現生真獣類(現生有胎盤哺乳類) は、
異節上目(いせつじょうもく,Xenarthra)、 アフリカ獣上目(Afroth-
eria)、 真主齧上目(しんしゅげつじょうもく,Euarchontoglires)、
ローラシア獣上目(Laurasiatheria) の4つのグループに分かれる。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 有胎盤哺乳類 (ゆう たいばんほにゅうるい) は、 有胎盤類(ゆう た
いばんるい) で、 別名は、 真獣類(しんじゅうるい)。 正獣類 である。
● 有胎盤類の哺乳類の、学名は Placentalia、 英名 は
PLACENTAL(S)、PLACENTAL MAMMAL(S) である。
● 真獣類の哺乳類の、学名は、 Eutheria, 英名 は EUTHERIAN
(S) である。
■ 有胎盤哺乳類の、学術 分類 ランク は、 真獣下綱 (しんじゅうかこ
う)、 正獣下綱 である。
■ 有胎盤哺乳類 は、 有胎盤類(ゆう たいばんるい)の哺(ほ)乳類 で
ある。
■ 有胎盤哺乳類 は、 真獣類(しんじゅうるい)の哺(ほ)乳類 である。
■ 有胎盤哺乳類 は、 脊椎(せきつい)動物の哺乳類 である。
■ 有胎盤哺乳類の例として、アリクイ、ゾウ、人類、ネコ などがいる。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 現生有胎盤哺乳類(現生真獣類) は 次の4つの動物群 に分かれる。
@ 異節上目(いせつじょうもく) (例) アリクイ、ナマケモノ、アルマジロ。
A アフリカ獣上目 (例) ゾウ、マナティー。
B 真主齧(しんしゅげつ)上目 (例) 人類、サル、ネズミ、ウサギ。
C ローラシア獣上目 (例) ネコ、イルカ、ウマ、ウシ。
@ 異節類(いせつるい) (例) アリクイ、ナマケモノ、アルマジロ。
英名:XENARTHRAN(S)、
異節上目 (いせつじょうもく、The Superorder Xenarthra)
A アフリカ獣類 (例) ゾウ。
英名:AFROTHERIAN(S)、
アフリカ獣上目 (The Superorder Afrotheria)。
B 真主齧類 (しんしゅげつるい) (例) 人類、サル、ネズミ、ウサギ。
英名:EUARCHONTOGLIRES、
真主齧上目 (The Superorder Euarchontoglires)。
C ローラシア獣類 (例) ネコ、イルカ、ウマ、ウシ。
英名:LAURASIATHERIA、
ローラシア獣上目 (The Superorder Laurasiatheria)。
■ 有胎盤哺乳類 は、 胎盤で子育てし、出産後子供を母乳によって育て
る(子供に乳を飲ませて育てる) 脊椎(せきつい)動物 である。
■ 現在の哺(ほ)乳類の90% は、 胎盤で子育てをする有胎盤類の哺
(ほ)乳類 (有胎盤哺乳類) である。
■ 有胎盤哺乳類 は、 動物 の、 脊椎動物 の、 有顎(ゆうがく)動物
(顎口類)(Gnathostomata) の、 四肢(しし)動物 の、 有羊膜類
(ゆうようまくるい) の、 哺(ほ)乳類 に属する。
■ 哺(ほ)乳類の中で、有胎盤類 (ゆうたいばんるい) と 有袋類 (ゆ
うたいるい) と 単孔類(たんこうるい) が現存する。
■ 現生哺乳類 : 真獣類(=有胎盤類)、 後獣類の中の有袋類、 原獣
類 (=単孔類))。
絶滅哺乳類 : 異獣類(多丘類他2種)、 三錐歯類。
■ 子供を母乳によって育てる (子供に乳を飲ませて育てる) 脊椎(せ
きつい)動物。
■ (例) 有胎盤類の人類 、有袋類のカンガルー、 単孔類のカモノハ
シやハリモグラ。
■ 哺(ほ)乳類 とは、 子供を母乳によって育てる (子供に乳を飲ま
せて育てる) 動物 である。
■ 現生哺乳類 は、 大きく分けて、 有胎盤類 (ゆうたいばんるい)、
有袋類 (ゆうたいるい)、単孔類 (たんこうるい) の3つのグループ
に分けられる。
■ 現在、生存する (現存する) 哺(ほ)乳類 は、 有胎盤類 (ゆうた
いばんるい,学名:Placentalia、英名:PLACENTAL(S)) と有袋
類(ゆうたいるい,学名:Marsupialia、英名:MARSUPIAL(S))
と 単孔類(たんこうるい,学名:Monotremata、英名:MONOTR−
EME(S)) の3種類である。 現在の哺(ほ)乳類の90%は、 胎盤
で子育てをする有胎盤類 である。
■ 現生哺(ほ)乳類 は、 真獣類 (しんじゅうるい,学名:Eutheria、
英名:EUTHERIAN(S))(=有胎盤類) と 後獣類 (こうじゅうるい,
学名:Metatheria、英名:METATHERIAN(S))の中の有袋類、 と
原獣類 (げんじゅうるい,学名:Prototheria、英名:PROTOTHE−
RIAN(S))(=単孔類)) である。
■ 絶滅哺(ほ)乳類 は、 異獣類 (いじゅうるい,学名:Allotheria、
英名:ALLOTHERIAN(S))の多丘類 (学名:Multituberculata、
英名:MULTITUBERCULATE(S)) 及び他2種、 と 三錐歯類
(さんすいしるい,学名:Tricondonta、英名:TRICONDONT(S))
である。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 有袋類や単孔類は、現生哺乳類の主流である有胎盤類とは、異な
っている。
■ 有袋類 は、胎盤が未発達なため、胎盤で長く子を育てることができ
ない。 このため、未熟な状態で生まれた子を、袋(育児嚢(いくじの
う))で、育てる。 育児嚢(いくじのう)は、通常腹部にある袋で、中に
は乳頭があり、子供は、 これをくわえて母乳を摂取(せっしゅ)する。
有袋類は、恒温動物(内温動物)でありながら、有胎盤類に比べて、
体温調節機能がやや低いが、 単孔類よりは、その機能は、高い。
■ 単孔類 は、 卵を生み、卵を温めて子を孵化(ふか)させ、母乳に
よって育てる。 母親は、他の哺乳類のような乳首をもたず、子は、母
親の乳腺(にゅうせん)からしみだした乳をなめとる。
単孔類 は、 恒温動物(内温動物)であるが、有胎盤類に比べて、
体温調節能力が低い。
■ 哺乳類(ほにゅうるい) は、脊椎動物(せきついどうぶつ)の1種類
である。
■ 哺(ほ)乳類 は、 有羊膜類 (ゆうようまくるい,Amniota) の1
種類 である。
■ 哺(ほ)乳類 は、 中生代三畳紀後期の約2億2000万年前より、
現在まで、生存する。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
■ 人類 は、 子供を体内で育て大きくし出産後は乳を飲ませて育てる、
有胎盤類の哺(ほ)乳類 である。
■ 現在、新生代(約6550万年前〜現在)に、人類を含め、「有胎盤類
の哺(ほ)乳類」が、 この地球で、 他の生物との生存競争に勝ち抜き、
繁栄しているのは、 卵で子育てするのではなく、 子孫を確実に残せ
る胎盤で子育てをする機能を持っているからである。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
#xenarthrans-classificationtable
■ 異節類の学術分類表
( 詳細上位分類、上位所属の分類、日本語・学名・英語名対照)。
○ THE SCIENTIFIC CLASSIFICATION TABLE
OF XENARTHRANS .
■ 異節類 (いせつるい)
( 学名: Xenarthra、 英名:XENARTHRAN )。
■ 地球生物 LIFE ON EARTH 。
⇒ 真核生物 ( ドメイン : 真核生物域
Domain Eukaryota)
(英名: EUKARYOTE(S))。
⇒ 動物 ( 界 : 動物界
Kingdom Animalia)
(英 名:ANIMAL (S))。
⇒ 脊索(せきさく)動物 ( 門 : 脊索動物門
Phylum Chordata)
(英名:CHORDATE (S))。
⇒ 脊椎(せきつい)動物 (亜門 : 脊椎動物亜門
Subphylum Vertebrata)
(英 名:VERTEBRATE(S))。
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
⇒ 有顎(ゆうがく)動物 (下門 : 有顎動物下門
(顎口類、有顎類) Infraphylum Gnathostomata)
(英名: VERTEBRATE (S)
WITH JAW(S)).
⇒ 四肢(しし)動物 (上綱 : 四肢動物上綱
Superclass Tetrapoda )
(英名:TETRAPOD (S))。
⇒ 有羊膜類 (ランク(階級)なし
(ゆうようまくるい) Unranked Amniota)
(英名:AMNIOTE (S))。
⇒ 哺(ほ)乳類 ( 綱 : 哺乳綱
Class Mammalia)
(英名:MAMMAL(S))。
⇒ 獣類 (亜綱 : 獣亜綱
Subclass Theria)
(英名:THERIAN(S))。
⇒ 真獣類 (正獣類) (下綱 : 真獣下綱 (正獣下綱)
(有胎盤類、 Infraclass Eutheria)
有胎盤哺(ほ)乳類) (英名:EUTHERIAN(S))
(英名:PLACENTAL
MAMMAL(S)) 。
⇒ 異節類(いせつるい) (上目 : 異節上目
Superorder Xenarthra)
(英名:XENARTHRAN(S))
● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。
□ 生物学 辞典の先頭ページへ 。
『 あなたのハートには 何が残りましたか? 』
以 上