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     KANAYAMA’S BIOLOGY HANDBOOK

 

 

 カナヤマ 生物学 辞典 

 日本語版 

 見出し語 『 い 』。

 

 

メ ニュー (目次)  #jpmenu                     

■ 次の項目を選び、クリックして下さい。    

□ 生物学 辞典 (総合)             

□     ● 五十音順 (アイウエオ順)。

 □ 見出し語 いか

 □ 見出し語 いた

 □ 見出し語 いでん

 □ 見出し語 いな

 □ 見出し語 いん

 

 

 い−  ES細胞

              (いーえすさいぼう)。 《細胞》。

          (= 胚性幹細胞)。

          ○ ES細胞は、

          再生医療用の幹細胞の1つ

             ■ ES細胞 (いーえすさいぼう、= 胚性

             幹細胞) は、 胚性幹細胞であり、 再生

             医療用の幹細胞の1つである。

 

 いえ  イエイヌ

             《動物》。

          (約15000年前ー現在)。 

          ○ イエイヌは、

          ヒト(人類)がオオカミを飼いなら

          し、猟犬、番犬、愛玩犬などとし

          てヒト(人類)に飼われている動

          物。

             ■ イエイヌ (約15000年前ー現在) は、

             ヒト(人類)がオオカミを飼いならし、猟犬、

             番犬、愛玩犬などとしてヒト(人類)に飼われ

             ている動物である。

 

 いえ  イエネコ

             《動物》。

          (約4000年前ー現在)。

          ○ イエネコは、

           ヒト(人類)がリビアヤマネコを

                      飼いならし、ネズミ・野鳥駆除

           用、愛玩用などとしてヒト(人

           類)に飼われている動物。

              ■ イエネコ (約4000年前ー現在) は、

              ヒト(人類)がリビアヤマネコを飼いならし、

                          ネズミ・野鳥駆除用、愛玩 用などとしてヒト

              (人類)に飼われている動物である。

 

 いえ  イエローストーン国立公園。

             (いえろーすとーんこくりつこうえん)。

           《生態系改善》。

              ■ イエローストーン国立公園は、

              アメリカ本土にある広大な自然公園で

               あり、 失われた生態系の環境を取り

              戻すため、絶滅したオオカミを再導入

              し、生態系の回復を図(はか)っている。

              ■ 以前オオカミに食べられてた鹿類の

              エルクは、オオカミの絶滅後、数が増え

              すぎ、草木を食べ、イエローストーンの

              環境を破壊し、問題となっていた。 

                 そこで、公園の管理局は、絶滅し

              たオオカミをカナダ地域より連れてきて

              公園内に放ち、 鹿類のエルクはオオ

              カミに食べられ徐々に減少し、生態系

              の回復を図(はか)っている。

 

#ika

 

 いか  維管束。

             (いかんそく)。 《植物》。

        (⇒ 植物)。

          (= 植物の葉、茎、根にあり、水・

           無機養分や栄養分(同化産物)

                      などを運ぶ通路)。

           ○ 維管束は、

           植物の5組織の、基本組織、

           管束、表皮組織、形成層、頂端

           分裂組織のうちの1つ。 

              ■ 維管束 (いかんそく)は、 植物

              葉、茎、根にあり、 水・無機養分や栄養

                         分(同化産物)などを運ぶ通路である。

              ■ 維管束は、 植物の5組織の、基本

              組織、維管束、表皮組織、形成層、頂端

              分裂組織のうちの1つである。 

 

 いせ   異節類 

             (いせつるい)。

          《有胎盤哺(ほ)乳類》。 

             XENARTHRAN

                      ● 異節類の、異節上目 Superorder 

                      Xenarthra。 英:XENARTHRAN(S) 。

                           ▲ 異節類の、現生種類の例: 

                 アリクイ、ナマケモノ、アルマジロ。

                            ■ 異節類 (いせつるい、= 異節上目 

              Superorder Xenarthra 、英:XE-

              NARTHRAN(S)) は、 有胎盤哺

              (ほ)乳類であり、 哺乳綱・真獣下綱・

              異節上目の脊椎(せきつい)動物である。

                            ■ 異節類、現生種類には、 アリクイ、 

                 ナマケモノ、アルマジロなどがいる。

          ■ 異節類。

              <有胎盤哺乳類(=真獣類)。

              < 哺(ほ)乳類。

               <脊椎(せきつい)動物

               <動物

               <真核(しんかく)生物

               < 細胞性生物

               <地球生物

 

 いそ  磯焼け。

             (いそやけ)。 《環境》。

        (⇒ 海底砂漠化)。

             ○ 磯焼けは、

             海底砂漠化の最終段階で、

          来あった「海の森」(藻場(もば)

          の主要海藻の消滅。

                            ■ 磯焼け (いそやけ)は、 海底砂漠

             化の最終段階で、 従来あった「海の森」

             (藻場(もば))の主要海藻が消滅すること

             である。

 

#ita

#iden

 

 いで  遺伝

             (いでん)。 《遺伝》。

             (⇒ 遺伝子)。

             (⇒ DNARNA核酸)。

             (⇒ 塩基配列塩基)。

             (⇒ 細胞性生物ウイルス)。

             ■ 遺伝とは、 生物の形や性質が親から子や

             孫に伝わる現象であり、また、伝わることである。

 

 いで  遺伝子

             (いでんし)。 《遺伝》。

          (= 遺伝形質を決める因子)。

          gene(s).

                    ○ 遺伝子は、 

          「細胞性生物の、細胞内のDNA」

               や、 「ウイルス体内のDNAや

          RNA」に存在する。

             (⇒ 遺伝)。

             (⇒ DNARNA核酸)。

             (⇒ 塩基配列塩基)。

             (⇒ 細胞性生物ウイルス)。

             ■ 遺伝子 (いでんし、英:gene(s))とは、

             遺伝をつかさどる物質であり、 遺伝形質を

             決める因子である。

             ● 形質とは、 生物の個体がもつ形や性質 

             であり、 体(からだ)の特徴や性質である。 

             遺伝する形質を、遺伝形質という。

             ● 生物の形質は、遺伝子によって決まる。

              ■ 遺伝子は、 「細胞性生物(= 真核生物と

             原核生物 )の、細胞内のDNA」 や 「ウイル

             ス体内のDNAやRNA」に存在する。

              ● 細胞性生物や一部のウイルスの、遺伝

             子の本体は、 DNA(= デオキシリボ核酸)

             である。

             ■ 遺伝子 は、 細胞性生物(= 真核生物と

             原核生物)の細胞内や一部のウイルス体内

             の、「DNA塩基配列 」に書き込まれ、 そ

             して、一部のウイルスの「RNAの塩基配列」

             に書き込まれている。

             ■ 地球生物には、 細胞性生物(= 真核 生

             物と原核生物) や ウイルス(= DNAウイ

             ルスとRNAウイルス) がいる。

 

 いで  遺伝子解析。

             (いでんしかいせき)。 《遺伝子》。

             (⇒ DNA分析)。

 

 いで  遺伝子組み換え

             (いでんしくみかえ)。 《遺伝子》。

 

 いで  遺伝子操作

             (いでんしそうさ)。 《遺伝子》。

             ■ 遺伝子操作 (いでんしそうさ)には、遺

             伝子の一部を壊したり、組み換えたりする

             技術であり、 「ゲノム編集」や「遺伝子組み

             換え」などがある。

             ■ 「ゲノム編集」は、遺伝子の一部を壊す

             だけの操作技術であり、 「遺伝子組み換え」

             は、遺伝子の一部に異種の遺伝子を組み込

             む操作技術である。

 

 いで  遺伝情報。

             (いでんじょうほう)。 《遺伝》。

             (= ゲノム)。 

             (= タンパク質のアミノ酸配列

                     の指示)。

           (⇒ ゲノム)。

             ■ 遺伝 情報とは、 ゲノム(= ある1つの

                            生物がもつ全遺伝情報)であり、 タンパ

             ク質のアミノ酸配列の指示である。

 

#ina

 

 いぬ  イヌ 。 

           《動物》。

        (⇒ イエイヌ)。  

 

 いね  イネ。

          《植物》。

          (:お米が実る稲)。

        (⇒ 被子(ひし)植物)。  

                            ■ イネは、 被子植物であり、

              お米が実る稲である。

 

 イベ   イベルメクチン。

          ivermectine. 《薬》。

          (⇒ ストレプトマイセス・

        アベルメクチニウス)。    

              ■ イベルメクチン(英:ivermectine)は、

             10億人を救い人類に貢献する特効薬で

             あり、 アフリカや中南米の風土病のオン

             コセルカ症やリンパ系フィラリア症等の病

             気を引き起こすミクロフィラリアという寄生

             虫に対する特効薬である。

              ● イベルメクチンは、大村 智博士が研究

             開発した特効薬である。

                イベルメクチンは、 大村 智博士が発

             見した、ストレプトマイセス・アベルメクチニ

             ウスという微生物がつくる化合物 の二次代

             謝産物の、エバーメクチンB1aから大村 智

             博士が研究開発してつくった寄生虫特効薬

             である。

             ● 大村 智(おおむら さとし)博士は、イベ

             ルメクチンの特効薬の研究開発などにより、

                            2015年に、ノーベル賞(医学・生理学賞)を

             受賞する。

 

#in

 

 いん  インターロイキン 。

                     (= サイトカイン)。 《免疫》。

        (⇒ T細胞)。

              ■ インターロイキン (= サイトカイン)

             とは、 ヒト(人類)の、ヘルパーT細胞が、

             他の細胞を活性化させるため、分泌する

             液体 である。

 

 いん  イントロン。

          《タンパク質の合成》。

                     (= 真核生物のDNA塩基配列で、

          タンパク質合成に無関係な領域)。

        (⇒ 伝令RNA(= mRN A))。

        (⇒ タンパク質の合成)。

           (⇒ RN A)。

                            ■ イントロンとは、 真核生物のDNA塩

              基配列で、タンパク質合成に無関係な領

             域である。

 

 いん  インフルエンザ

               (= 流行性感冒)。 《感染症》。

          INFLUENZA

          (⇒ 感染症)。

             ■ インフルエンザ (= 流行性感冒、英:

             INFLUENZA) は、 インフルエンザ・

              ウイルスによって起こる感染症(伝染病)

             である。

 

 いん  インフルエンザ・ウイルス

          《ウイルス》。

                 ○ インフルエンザ・ウイルスは、

           RNAウイルス。

             ■ インフルエンザ・ウイルスは、 RNA

              ウイルスの1種類である。

          ■ インフルエンザ・ウイルス

               <オルトミクソウイルス科

               <ウイルス

               < 非細胞性生物

               <地球生物

 

 いん   インフルエンザ・パンデ

         ミック

           《感染症》。

                            (= インフルエンザの大流行、

          汎発流行、世界的流行)。

             INFLUENZA PANDEMIC

             ■ インフルエンザ・パンデミック (英:

             INFLUENZA PANDEMIC) とは、

             インフルエンザの大流行、汎発流行、世

             界的流行である。

 

 

  ● 五十音順 (アイウエオ順)。

 

 

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#jpdictionary(general)

 

◆ 生物学辞典

 

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#i

 

#domesticdogs

 

■ イエイヌ 

     (いえいぬ)。

 

■ イエイヌ。

■ 時期 : 約1万5000年前から現在。

■ 名称 : イエイヌ (いえいぬ)。

● 別名: 飼い犬。

■ 人類がオオカミを飼いならし、猟犬や番犬などとして

 利用する。  後に、愛玩犬としても飼われる。

● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。

 

 

■ イエイヌ(飼い犬)の祖先の、オオカミ は、 集団で

 狩(かり)をし食べ物の獲物をとり生活(生存)し、集団

 では上下関係が厳格にあり、 オオカミ は、集団の上

 位者に従い、集団の中で生き、 単独では生きられな

 いため集団の秩序を重んじ、下位者は上位者に従う。 

   このオオカミの本能的習性が、イエイヌ(飼い犬)に

 も受け継がれ、 イエイヌ(飼い犬)は、 上位者の飼い

 主に従い、 飼い主に忠実な行動をとる傾向がある。

 

■ 一方、イエネコ(飼い猫)の祖先の、ヤマネコ は、単

 独で狩(かり)をして食べ物の獲物をとり生活(生存)し、 

 通常、集団で行動しない。 このヤマネコの本能的習性

 が、イエネコ(飼い猫)にも受け継がれ、 イエネコ(飼い

 猫)は、飼い主に従わず、 自分勝手な行動をとる傾向

 がある。

 

■ 犬 (いぬ) は、約1万5000年前に、人類が野生の

 オオカミを飼いならし、猟犬や番犬などとして利用し始め

 た。  後に、愛玩犬としても飼われる。

 

■ 人に育てられたオオカミが、狩猟を助け、人間(ヒト)は、

 一緒に狩猟をして得た獲物の一部を、人に育てられたオ

 オカミにやり、 飼いならして、 徐々(じょじょ)に、 人間

 (ヒト)に慣れ親しむようになり、 現在の様な犬が出現し

 た。

 

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#domesticcats

 

■ イエネコ  

     (いえねこ)。

 

■ イエネコ 。

■ 名称 : イエネコ (いえねこ)。 

■ 英名 : DOMESTIC CAT(S)。

■ ヒトに飼われているネコ。 家畜用ネコ。 愛玩用

 ネコ。

 

 イエネコは、 移り気な性格である。 4つのモード

 を頻繁(ひんぱん)に切り替えて行動している。 大人

 のネコは、 「野生モード」、 「ペットモード」、 「母親

 気分モード」、 「子供気分モード」 を頻繁に切り替え、

 繰り返す。

   獲物をとろうとする、周辺を警戒する、ものをひっ

 かくなどの行動を取る「野生モード」、 飼い主にじゃ

 れつく、安心して飼い主のそばでお腹(なか)を見せ

 て寝るなどの行動を取る「ペットモード」、 他のネコ

 の毛をなめて毛ずくろいをするなどの行動を取る「母

 親気分モード」、 飼い主を親のように慕(した)い子

 供のように振舞(ふるま)うなどの行動を取る「子供気

 分モード」 である。

 

 イエネコは、 野生のヤマネコを、ヒトが家畜化し

 た、食肉目(ネコ目)の動物である。

 

 イエネコは、 リビアヤマネコを古代エジプトで家

  畜化し、それ以後、ネズミ・野鳥駆除動物、愛玩動

  物として、ヒトに飼われて世界中に広がった動物

  である。 

 

 イエネコ は、 約4000年前から現在まで生存し、

 リビアヤマネコを、古代エジプトで家畜化し、それ以

 後、ヒトに飼われて世界中に広がった、食肉目(ネコ

 目)の動物 である。

 

■ 古代エジプトでは、約4000年前、リビアヤマネコ

 を飼いならし、イエネコとし、神聖な動物として敬(う

 やま)った。 イエネコをミイラにもした。

   その後、ヒト(人間)が、古代エジプトより世界各地

 に持ち込み、 収穫した穀物をあらす野ネズミ、野鳥

 などを捕まえるネズミ・野鳥駆除動物として飼われる

  ようになり、 また、可愛(かわい)さから愛玩(あいが

 ん)動物(ペット)として飼われるようになった。

 

■ イエイヌ(飼い犬)の祖先の、オオカミ は、 集団で

 狩(かり)をし食べ物の獲物をとり生活(生存)し、集団

 では上下関係が厳格にあり、 オオカミ は、集団の上

 位者に従い、集団の中で生き、 単独では生きられな

 いため集団の秩序を重んじ、下位者は上位者に従う。 

   このオオカミの本能的習性が、イエイヌ(飼い犬)に

 も受け継がれ、 イエイヌ(飼い犬)は、 上位者の飼い

 主に従い、 飼い主に忠実な行動をとる傾向がある。

 

■ 一方、イエネコ(飼い猫)の祖先の、ヤマネコ は、単

 独で狩(かり)をして食べ物の獲物をとり生活(生存)し、 

 通常、集団で行動しない。 このヤマネコの本能的習性

 が、イエネコ(飼い猫)にも受け継がれ、 イエネコ(飼い

 猫)は、飼い主に従わず、 自分勝手な行動をとる傾向

 がある。

 

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#inheritance

 

■ 遺伝  

     (いでん)。

 

■ 遺伝 。

■ 名称 : 遺伝 (いでん)。 

● 英名 : inheritance、 heredity.

 

□ 遺伝の法則

□ ヒトの血液型の遺伝

 

■ 遺伝。

■ 遺伝とは、生物の形や性質が親から子や孫に伝わる

 現象であり、また、伝わることである。

   遺伝子とは、生物の種々の遺伝性質を発現させるも

 ので、 遺伝形質を決める因子である、遺伝因子である。

 遺伝子の実体は、「真核・原核生物の細胞内のDNA」及

 び「ウイルス体内DNAまたはRNA」 である。

   遺伝性とは、遺伝する性質をもつことである。

● 形質とは、 生物の個体がもつ形や性質 であり、 

  体(からだ)の特徴や性質である。 

    遺伝する形質を、遺伝形質という。

● 生物の形質は、遺伝子によって決まる。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

 

■ 遺伝子。

■ 遺伝子 (いでんし、英:gene(s)) とは、遺伝をつ

  かさどる物質であり、 遺伝形質を決める因子であ

  る。

● 形質とは、 生物の個体がもつ形や性質 であり、 

  体(からだ)の特徴や性質である。 

    遺伝する形質を、遺伝形質という。

● 生物の形質は、遺伝子によって決まる。

● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。

 

■ 遺伝子は、 細胞性生物(= 真核生物原核生物

  の、細胞内のDNA や ウイルス体内のDNAや

  NAに存在する。

             

■ 細胞性生物(= 真核生物原核生物)や一部の

  イルス遺伝子の本体は、 DNA(= デオキシリボ

  核酸) である。

● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。

 

■ 遺伝子は、 細胞性生物(= 真核 生物と原核生物)

  の細胞内や一部のウイルス体内の、「DNA塩基

  配列」に書き込まれ、 そして、 一部のウイルス

  の「RNAの塩基配列」に書き込まれている。

 

  

 

  

 

  

 

■ ゲノム。

■ ゲノムとは、「遺伝情報」である。

   ゲノムは、 生物の、 ある箇所の、遺伝情報としての

 核酸(DNAまたはRNA)の全塩基配列(塩基配列の全

 文) である。

  真核生物や原核生物は、DNAで遺伝情報をもつが、

 ウイルスでは、DNAで遺伝情報をもつウイルスとRN

 Aで遺伝情報をもつウイルスがいる。

● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。

 

■ 核ゲノム は、 真核生物で、 真核細胞の核内(核

 物質内)のDNAの 全塩基配列(塩基配列の全文)を

 意味する。

 

■ ミトコンドリアゲノム は、真核生物で、真核細胞の

 ミトコンドリア内のDNAの全塩基配列(塩基配列の全

 文) を意味する。

● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。

 

 ヒトゲノム は、 狭義では、ヒトの核ゲノムで、 真核

 生物の、ヒト(人間)の、真核細胞の核内のDNAの全

 塩基配列(塩基配列の全文)を意味する。

   また、ヒトのゲノム解読は、2003年に完了した。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

 

 真核生物や原核生物では、核物質(核、核様体)内

 に、大部分の遺伝情報のDNAがある。

■ ゲノムは、真核生物や原核生物では、 核ゲノム、核

 様体ゲノムと言う意味で使われることが多い。

   ゲノムは、真核生物や原核生物では、生物の細胞

 の核物質(核、核様体)の中の、DNAの全塩基配列

 塩基配列の全文) と言う 意味で使われることが多い。

   狭義には、真核生物や原核生物では、ゲノムとは、 

 核ゲノム、核様体ゲノムを意味し、 生物の細胞の核

 物質(核、核様体)内の、DNAの 全塩基配列塩基配

 の全文) である。

● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。

 

■ 狭義では、 ゲノムは、真核生物では、核ゲノム、を

 意味し、 原核生物では、核様体ゲノムを意味し、 ウ

 イルスでは、ウイルス体内のゲノムを意味する。

   つまり、 真核生物では、ゲノムは、核ゲノム、即ち、

 真核細胞の核内のDNAの 全塩基配列(塩基配列

 全文) を意味する。 原核生物では、 ゲノムは、核

 様体ゲノム、即ち、原核生物の核様体内のDNAの全

 塩基配列塩基配列の全文) を意味する。 ウイルス

 では、ウイルス体内のDNAまたはRNAの全塩基配列

 塩基配列の全文) を意味する。

   真核生物や原核生物は、DNAで遺伝情報をもつ

 が、 ウイルスでは、DNAで遺伝情報をもつウイルス

 とRNAで遺伝情報をもつウイルスがいる。

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

 

#inheritance-thelawofheredity

 

◆ 遺伝の法則。

■ 1つの形質は、2つの遺伝子の組み合わせによって

  決まる

■ 形質とは、 生物の個体がもつ形や性質 であり、 

  体(からだ)の特徴や性質である。 

    遺伝する形質を、遺伝形質という。

● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。

 

■ 遺伝子(いでんし)には、優性(ゆうせい)遺伝子と劣

  性(れっせい)遺伝子がある。

   優性遺伝子とは、 その働きが表面に出やすい遺伝

  子 である。 交雑したとき、 対立形質のうちいずれか

  一方の形質のみが現れる、 即ち、優性(ゆうせい)遺

  伝子は劣性遺伝子より優先され、 優性遺伝子の形質

  が優先的に現れる(表現される)。 これを、優性の法則

  という。

   例えば、ヒトのABO式血液型では、 A、B遺伝子

  がO遺伝子に対し優性であるので、 A型血液 (AA,

  AO遺伝子型) の親 と O型血液 (OO遺伝子型)の

  親から、 A型血液 (AA,AO遺伝子型) の子供が多

  く生まれる。

● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。

 

■ 親が持つ2つの遺伝子は、 精子や卵ができる時、

 1つずつ分離する。 配偶子形成の際に、1対の対立遺

 伝子は、互いに分かれて、別々の配偶子に、1つずつ

 入る。 これを、分離の法則という。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

 

■ 一遺伝子雑種の遺伝。

■ (例) メンデルの、丸形の種子のエンドウ豆(RR) 

 と しわ形の種子のエンドウ豆(rr)の交雑。 

● 生物の細胞の核の中には、 (DNAや分裂時形成

 の染色体の中にある) 遺伝子 がある。

● 丸形のエンドウ豆(遺伝子型RR) と しわ形のエ

 ンドウ豆(遺伝子型rr)の親を交雑すると、 丸形のエ

 ンドウ豆(遺伝子型Rr)の子(配偶子)ができる。

   さらに、丸形のエンドウ豆(Rr)を、 自家受精して、

 丸形のエンドウ豆(RR)、 丸形のエンドウ豆(Rr)、

 丸形のエンドウ豆(Rr)、 しわ形のエンドウ豆(rr)が

 できる。 丸形のエンドウ豆 (遺伝子型RR、Rr) と 

 しわ形のエンドウ豆 (遺伝子型rr) の割合(表現型

 の分離比)は、 およそ3対1 であった。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

 

■ オーストリアのブリュン(現チェコ領のブルノ)の修道

 士であったメンデルは、1856年から8年間にわたり、 

 修道院の庭で、 エンドウ豆の交雑実験を行い(一遺

 伝子雑種と二遺伝子雑種の実験を行い)、 1866年

 に「植物雑種に関する実験」という論文を発表した。 

   しかし、優性の法則や分離の法則などのメンデル

 の遺伝の法則は、 メンデルの存命中は認められず、

 死後16年後の1900年に、研究成果が注目をされ、

 認められた。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

 

 

#inheritance-bloodtypes

 

◆ ヒト(人類)の血液型の遺伝。

■ ヒトのABO式血液型には、 A型血液 (AA遺

    伝子型,AO遺伝子型)、 B型血液 (BB遺伝

  子型,BO遺伝子型)、 AB型血液(AB遺伝子

  型)、 O型血液 (OO遺伝子型) がある。

     A遺伝子とB遺伝子との間では優劣が無く、

  O遺伝子は、A、B遺伝子に対し劣性である。 

    A、B遺伝子がO遺伝子に対し優性であるの

  で、 例えば、 A型血液(AA,AO遺伝子型)の

  親 と O型血液(OO遺伝子型)の親から、 A

  型血液(AA,AO遺伝子型) の子供が多く生ま

  れる。

     また、A型血液には、AA遺伝子型とAO遺

  伝子型があり、 B型血液には、BB遺伝子型と

  BO遺伝子型があるので、 例えば、 A型血液 

  (AA,AO遺伝子型)  B型血液 (BB,BO

  遺伝子型) の親から、 A型血液 (AA,AO遺

  伝子型)、 B型血液 (BB,BO遺伝子型)、

  AB型血液 (AB遺伝子型) の子供の他に、

  O型血液 (OO遺伝子型) の子供も生まれる

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

 

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#genes

 

■ 遺伝子 

     (いでんし)

 

■ 遺伝子。

■ 名称 : 遺伝子 (いでんし)

● 別名 : 遺伝因子 (いでんいんし)。 

● 英名 :  GENE(S)。

■ 遺伝形質を決める因子。 

■ 遺伝情報をもつ物質。 

■ 「細胞性生物(= 真核生物と原核生物)の細胞内の

  DNA」 、 及び 「ウイル体内のDNAまたはRNA

  に存在する。

 

 

■ 遺伝子。

■ 遺伝子 (いでんし、英:gene(s)) とは、遺伝を

  つかさどる物質であり、 遺伝形質を決める因子で

  ある。

● 形質とは、 生物の個体がもつ形や性質 であり、 

  体(からだ)の特徴や性質である。 

    遺伝する形質を、遺伝形質という。

● 生物の形質は、遺伝子によって決まる。

● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。

 

■ 遺伝子は、 細胞性生物(= 真核生物原核生物

  の、細胞内のDNA や ウイルス体内のDNAや

  NAに存在する。

             

■ 細胞性生物(= 真核生物原核生物)や一部の

  イルス遺伝子の本体は、 DNA(= デオキシリボ

  核酸) である。

● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。

 

■ 遺伝子は、 細胞性生物(= 真核 生物と原核生物)

  の細胞内や一部のウイルス体内の、「DNA塩基

  配列」に書き込まれ、 そして、 一部のウイルス

  の「RNAの塩基配列」に書き込まれている。

 

 

■ 遺伝子。

■ 遺伝子 (いでんし) とは、  遺伝形質を決める因

 子で、 「真核・原核生物細胞内のDNA」及び「ウイ

 ルス体内のDNAまたはRNA」に存在する。 英名は、

 GENE(S)である。

   遺伝子は、 真核生物核生物 (細胞性生物

 (細胞を持つ生物))の細胞内のDNA 及び ウイル

 (非細胞性生物)の 、DNAウイルスの体内に ある

 DNA や RNAウイルスの体内にあRNA に存在

 する 。

   ヒト(人類)の遺伝子は、数万個であるが、ウイルス

 の遺伝子は、100個位までの数である。

 

■ 遺伝子は、 真核生物核生物 (細胞性生物

 (細胞を持つ生物))では、 真核生物核生物

 細胞内にあるDNA塩基配列存在する(書き込

 まれている、コードされている)。

   遺伝子は、 ウイルスでは、ウイルスの体内

 DNAまたはRNA塩基配列 に存在する(書き込

 まれている)。

 遺伝子は、 真核生物では、真核生物の細胞内の

 核、ミトコンドリア、葉緑体にあるDNAの塩基配列

 存在する(書き込まれている) 遺伝子は、 

 生物では、原核生物の細胞内の核様体やプラスミド

 にあるDNA塩基配列存在する(書き込まれてい

 る)。 

   遺伝子は、ウイルスでは、DNAウイルスの体内に

 あるDNAの塩基配列 や RNAウイルスの体内にあ

 RNAの塩基配列 に存在する(書き込まれている)。

 

 

■ 遺伝子。

■ 遺伝子解析とは、 細胞性生物(= 真核 生物と原核

  生物)の細胞内のDNAの塩基配列に書き込まれて

  いる、遺伝子を読み取ることであり、 また、ウイルス

  体内のDNAやRNAの塩基配列に書き込まれている、

  遺伝子を読み取ることである。

 

■ 遺伝子 (いでんし)は、 別名 は、遺伝因子 (いで

  んいんし) といい、 英名は GENE(S) である。

 

■ 遺伝子とは、 遺伝形質を決める因子である。  

  遺伝子とは、遺伝情報をもつ物質である。 

● 形質とは、からだの特徴や性質である。 遺伝する

  形質を、遺伝形質という。

 

■ 遺伝子は、 細胞性生物(細胞のある生物、真核生

  物と原核生物)の細胞内のDNA  及び ウイルス

  (非細胞性生物)体内のDNAやRNA に存在する。

● 遺伝子は、 真核生物細胞内の核、ミトコンドリア、

  葉緑体のDNA」に、 「核生物細胞内の核様体や

  プラスミドのDNA」 に、 「ウイルス体内DNAやR

  NA」に 、存在する。

 

  

 

  

 

  

 

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#genemanipulation

 

■ 遺伝子操作  

     (いでんしそうさ)。

 

■ 遺伝子操作 。

■ 名称 : 遺伝子操作 (いでんしそうさ)。 

■ 英名 : GENE MANIPULATION.

 

 

■ 遺伝子操作 (いでんしそうさ)には、 遺伝子の

  一部を壊したり、組み換えたりする技術であり、

  「ゲノム編集」や「遺伝子組み換え」などがある。

      「ゲノム編集」は、遺伝子の一部を壊すだ

  けの操作技術であり、 「遺伝子組み換え」は、

  遺伝子の一部に異種の遺伝子を組み込む操作

  技術である。

             

 

◆ 「遺伝子組み換え」の遺伝子

  操作の例。

■ 細菌に感染するウイルスを、バクテリオファージ (英名:BACTER

 IOPHAGE,「細菌を食べるもの」を意味する)、または、ファージ(英

 名:PHAGE) という。 

● バクテリオファージ(ファージ)には、ビルレントファージとテンペレート

 ファージがある。

■ ビルレントファージは、細胞に感染し、細胞内で増殖し、宿主の細菌

 を死滅させる。

■ テンペレートファージは、一部のテンペレートファージを除き、持続感

 染し、細胞に感染し、細胞内である程度増殖し、宿主の細菌を死滅さ

 せない。

 テンペレートファージを利用して、宿主の細菌に任意の遺伝子を導入

 する技術(遺伝子 操作の技術)が開発された。

   テンペレートファージの1つに、大腸菌に感染するラムダファージが

 ある。 ラムダファージによる大腸菌への形質導入(有用遺伝子導入)

 が繁用されている。

 

 

 

 

 

 

■ (例) ヒトのホルモンをつくる有用遺伝子を、

   大腸菌や枯草菌などの原核微生物に組み

   込んで、 ヒトのホルモンを大量につくる。

■ 用意する物質。  

● 制限酵素 : はさみ。

  生物の細胞のDNA塩基配列の特定の部分を切断する酵素(切

  り取るはさみのような物)。

● ベクター :  運び屋。

 他の生物の細胞から切り出した有用遺伝子を、対象生物の細胞 内

 のDNA塩基配列に導入するための運び屋 (例、原核生物の大腸

 菌のプラスミド内にある環状DNA、または、ウイルス体内のDNA)

● リガーゼ (別名、DNAリガーゼ) : のり。

 切断されたDNAをつなぎ合わせる酵素、 DNA塩基配列の切断

 された部分をつなぎ合わせる酵素 (貼り付ける糊(のり)のような

 物)。 DNAリガーゼともいう。 大腸菌やバクテリオファージなど

 から発見された。

 

■ 遺伝子操作方法の1つの例 (簡略解説)。 

(例)大腸菌による、ヒトのホルモンの生産。

@ ヒトの細胞の核内のDNA塩基配列から、ある1つの「ヒトのホル

 モンをつくる遺伝子の部分」を、制限酵素(はさみ)を用いて、切り

 取る。

A 原核生物の大腸菌からプラスミドの環状DNA(ベクター)を、抜

 き取り、同じ制限酵素(はさみ)を用いて、プラスミドの環状DNA

 (ベクター)のDNA塩基配列を切断する。

B リガーゼ(のり)を用いて、プラスミドの環状DNA(ベクター)の

 塩基配列に、 「ヒトのホルモンをつくる遺伝子の部分」を組込む

 (貼り付ける)。

C 原核生物の大腸菌に、 「ヒトのホルモンをつくる遺伝子の部

 分」を組込んだプラスミドの環状DNA(ベクター) を戻す(取り込

 む)。

D 原核生物の大腸菌を培養して増殖させ、 大腸菌から「ヒトのホ

 ルモン」を抽出する。

 

● 実際のホルモンのインスリンの大量生産では、 ヒトDNAはイ

 ントロン(タンパク質のアミノ酸配列に関与しない領域)を含むの

 で、 すい臓の細胞のmRNA(メッセンジャーRNA)から人工的に

 インスリンを合成している。

 

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#geneticrecombination

 

■ 遺伝子組み換え  

     (いでんしくみかえ)。

 

■ 遺伝子組み換え 。

■ 名称 : 遺伝子組み換え (いでんくみかえ)。 

■ 英名 : GENE(GENETIC) RECOMBINATION.

■ 例として、害虫に強いワタ(綿)、低温で育つイネ(稲)、日も

 ちのよいトマト、除草剤につよいダイズ(大豆)。

 

■ 遺伝子を組み換えたい生物の細胞内に直接、外来(目的)遺

 伝子を打ち込む遺伝子銃 や エレクトロポーレーションという

 装置も開発されている。

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

■ 遺伝子組み換え方法の1つの例(簡略解説)。 

(例) 害虫につよい植物をつくる。 そのため、植物へ外来遺

 伝子(目的遺伝子)を導入する。

@ 宿主となる植物の葉から一部(いくつかの断片)を切り取る。

A シャーレの植物細胞用培地(ばいち)に、それらの葉の断片

 を置く。

B ベクター(運び屋)として、 「植物の根に入り込む土壌細菌」

 のプラスミドを使う。 遺伝子操作で、 土壌細菌の細胞内の

 プラスミドに、(害虫に強い)目的遺伝子を組み込む。

C 目的遺伝子を組み込んだ、組み換えプラスミドをもつ土壌細

 菌を、 シャーレの培地に置かれた葉の断片 に付着させる。

D 土壌細菌の細胞内のプラスミドから、葉の断片の細胞内の

 核へ、目的遺伝子が導入される。

E 葉の断片にカルスができ、芽が分化し、(害虫に強い)目的

 遺伝子をもつ植物体の(害虫に強い)遺伝子組み換え植物が

 できる。

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

 

 

 

◆ 遺伝子操作。

■ (例) ヒトのホルモンをつくる有用遺伝子を、大腸菌や枯草菌

 などの原核微生物に組み込んで、 ヒトのホルモンを大量につく

 る。

■ 用意する物質。  

● 制限酵素 : はさみ。

  生物の細胞のDNA塩基配列の特定の部分を切断する酵素(切

  り取るはさみのような物)。

● ベクター :  運び屋。

 他の生物の細胞から切り出した有用遺伝子を、対象生物の細胞 内

 のDNA塩基配列に導入するための運び屋 (例、原核生物の大腸

 菌のプラスミド内にある環状DNA、または、ウイルス体内のDNA)

● リガーゼ (別名、DNAリガーゼ) : のり。

 切断されたDNAをつなぎ合わせる酵素、 DNA塩基配列の切断

 された部分をつなぎ合わせる酵素 (貼り付ける糊(のり)のような

 物)。 DNAリガーゼともいう。 大腸菌やバクテリオファージなどか

 ら発見された。

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

■ 遺伝子操作方法の1つの例(簡略解説)。 

(例) 大腸菌による、ヒトのホルモンの生産。

@ ヒトの細胞の核内のDNA塩基配列から、ある1つの「ヒトのホル

 モンをつくる遺伝子の部分」を、制限酵素(はさみ)を用いて、切り

 取る。

A 原核生物の大腸菌からプラスミドの環状DNA(ベクター)を、抜

 き取り、同じ制限酵素(はさみ)を用いて、プラスミドの環状DNA

 (ベクター)のDNA塩基配列を切断する。

B リガーゼ(のり)を用いて、プラスミドの環状DNA(ベクター)の

 塩基配列に、 「ヒトのホルモンをつくる遺伝子の部分」を組込む

 (貼り付ける)。

C 原核生物の大腸菌に、 「ヒトのホルモンをつくる遺伝子の部

 分」を組込んだプラスミドの環状DNA(ベクター) を戻す(取り込

 む)。

D 原核生物の大腸菌を培養して増殖させ、 大腸菌から「ヒトのホ

 ルモン」を抽出する。

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

 

 

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#influenza

 

■ インフルエンザ 

         (いんふるえんざ)。

 

■ インフルエンザ。

■ 名称 : インフルエンザ。 

 英名 : INFLUENZA, FLU 。  

■ 別名 : 流行性感冒。

■ インフルエンザ(= 流行性感冒)。  

   一方、風邪(かぜ)は、普通感冒。

 インフルエンザ・ウイルスによって起こる

  感染症(伝染病)。

 インフルエンザを引き起こす、インフルエンザ・

  ウイルスには、A型、B型、C型があ る。

  A型には、亜型がある。

■ インフルエンザ・パンデミック

    近未来に起こる可能性がある、高病原性A

  型インフルエンザ・ウイルスパンデミック(ヒ

  トへの疾病の世界的流行、汎発流行)を、WH

  O(世界保健機構)は、 警戒している。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典 91438。

 

□ インフルエンザ (総合)

□ A型、B型、C型インフルエンザ

   の各特徴

□ インフルエンザ対策

 

 

#influenza-general  

 

■ インフルエンザ (総合)。

 

■ ヒト(人類)の、インフルエンザ(= 流行性感冒)

  とは、 インフルエンザ・ウイルスによって起こる

  感染症(伝染病) である。

■ インフルエンザは、 インフルエンザ・ウイルス

  によって発病する、疾病(しっぺい)である。

 

■ インフルエンザとは、 流行性感冒 (りょうこう

  せいかんぼう) である。 一方、風邪(かぜ)は、

  普通感冒 である。  

    インフルエンザの英名は、 INFLUENZA,

  FLU である。 

 

■ ウイルスの自然宿主。

      ウイルスは、 寄生体(細胞寄生体、寄生

  生物)であり、 単独では生きられない(単独で

  は「代謝」できないので)。

     ウイルスは、相手を殺さず(宿主細胞を完

  全に破壊せず)、寄生し、常駐(常住・安住)す

  る他の生物の「自然界の宿主」が必要である。 

     それが、ウイルスの自然宿主(しぜんしゅ

  くしゅ) である。

     ヒト(人類)の伝染病(感染症)を引き起こす、

  インフルエンザ・ウイルスでは、 カモなどの野

  生動物が、 自然宿主 である。

     一方、 終末宿主とは、 自然宿主以外の

  生物で、 ウイルスが寄生し相手を殺す(宿主

  細胞を完全に破壊する)生物であり、 ヒト(人

  類)や他の生物 などである。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

 

 

◆ インフルエンザ・ウイルス

■ インフルエンザ・ウイルス 

  (<オルトミクソウイルス科 <ウイルス) 。

● インフルエンザ・ウイルスは、 オルトミクソウイル

  ス科に属する。

 インフルエンザを引き起こす、インフルエンザ・ ウ

  イルスには、  A型、B型、C型があり、 A型には、

  亜型がある。

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

■ 下記は、ウイルスの構造簡略図である。

■ インフルエンザ・ウイルスの構造 は、 エンベロー

 プを持つ、分節性、マイナス鎖ss(1本鎖)RNAウイ

 ルスで、 A型インフルエンザ・ウイルス は、 大きさ

 は、 直径80〜120nm(ナノメートル) で、 ヌクレ

 オカプシド(カプシドと核酸)の中で、 「コア・タンパク

 質(核タンパク質)のカプソマー」に、「ウイルスの核酸

 のRNA」が、巻き付いている。 

  

 

 

 

#influenza-eachflu  

 

■ A型、B型、C型インフルエン

  ザの各特徴。

 インフルエンザを引き起こす、インフルエンザ・ウイル

 には、A型、B型、C型があり、 A型には、亜型がある。

 

■ A型インフルエンザ。

   A型インフルエンザ・ウイルスは、 毎年、季節

  (冬期まれに春期)に、流行を繰り返し、 変異

  型が多く、 亜型は、  H1N1からH16N9まで

  あり、 規模は大きく、 時々遺伝子が大きく変

  わるので、 世界的流行を起こしやすい。 野生

  生物(鳥類や哺乳動物)を自然宿主とする。 ウ

  イルスに対する免疫は短い。

    A型で、ヒトへの感染の例と しては、H1N1

  (Aソ連型)、 H3N2(A香港型)、 H1N2、 

  H2N2、 H9N1、 H5N1(高病原性トリイン

  フルエンザ、ヒトからヒトへは感染せず)、 H7

  N9型 などがある。  

  

■ B型インフルエンザ。

  B型インフルエンザ・ウイルスは、毎年、季節(冬期ま

 れに春期)に、流行を繰り返し、 A型に比べて、規模は

 小さいが、地域的・世界的流行を繰り返す。 ヒトだけを

 宿主とする。 ウイルスに対する免疫は長く持続する。 

 

■ C型インフルエンザ。

   C型インフルエンザ・ウイルスは、季節に関係なく、

 4歳以下の小児に感染する。 症状が現れないことも

 多い。 ヒトだけを宿主とする。 ウイルスに対する免

 疫は長年持続する。 

 

◆ インフルエンザの流行。

 2013年11月から2014年2月までの冬にか

   けての流行は、 A型のH1N1型が約50%、

  A型のA香港型が約25%、 B型が約25%で

  ある。

 

 

#influenza-measures

 

◆ インフルエンザ対策。

 (季節性・高病原性インフルエンザ対策)。

 

■ インフルエンザの感染の予防に、外出時のマスク着

  用、 外出後のうがいや手洗いは効果がある。

 

■ インフルエンザのウイルス感染は、インフルエンザ・

 ウイルス(ウイルス粒子)を含む、空気中の微粒子や、

 手や衣類についた飛沫(ひまつ)から起こることもある。

 

■ 手洗い

  石けんや消毒用アルコールを用いた、手洗いは、感

 染予防に有効である。

   インフルエンザ・ウイルス(ウイルス粒子)の、エン

 ベロープ(膜、外套)が、 ヒトの細胞に吸着する(くっ

 付く)ことで、細胞に捕(と)りつき、感染する。

   手についた、インフルエンザ・ウイルス(ウイルス

 粒子)を含む飛沫(ひまつ)を、石けんや消毒用アル

 コールで洗うと、 インフルエンザ・ウイルスの、エン

 ベロープ(膜、外套)が破壊され、失活する (ヒトの

 細胞に吸着できず(くっ付くことできず)、感染できな

 い) ため。

 

 

 

■ 高熱処理

   インフルエンザ・ウイルス(ウイルス粒子)は、高熱に弱

 く、インフルエンザ・ウイルス(ウイルス粒子)が付着した、

 または感染した物を、高熱処理すれば、感染のリスクがほ

 とんど無くなる。

 

■ マスク着用

   感染者と濃厚接触する人のマスク着用は、インフルエ

 ンザ・ウイルス(ウイルス粒子)の体内侵入を完全には防

 御できないが、感染者のくしゃみなどによる唾液(だえき)

 の飛沫(ひまつ)を吸着し、その通過を妨げる効果がある。

   感染者のマスク着用は、飛沫の拡散を防ぎ、飛沫感染

 の機会を減らす効果がある。

 

■ 予防接種。

     だいたい11月頃〜2月頃にインフルエンザが

  よく、流行する。

     インフルエンザのワクチンが10月頃に病院に

  入荷し、 10月頃にインフルエンザの混合ワクチン

  予防注射を行うことが好ましい。 インフルエンザの

  抗体ができるのに約1ヶ月かかるため。 

     予防注射をすると、 インフルエンザの病状が

  かなり和らぐということであり、 インフルエンザに

  かからないということではない。

 

■ 発病 と 対処。

     高熱、体の節々の痛み、その他の症状が出て、

  インフルエンザが発病する。

     発病後、 なるべく早く、病院でリベンザ、その

  他の薬を服用することが好ましい。 薬の効果は大

  きいが、発病後、2日間がよく効く。

 

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#influenzaviruses

 

■ インフルエンザ・ 

   ウイルス 

        (いんふるえんざ・ういるす)。

 

■ インフルエンザ・ウイルス。

■ 名称 : インフルエンザ・ウイルス。 

 英名 : INFLUENZA VIRUS(ES),

        FLU VIRUS(ES)。  

■ インフルエンザ・ウイルス 

 (<オルトミクソウイルス科 <ウイルス) 。

■ エンベロープを持つ、分節性、マイナス鎖ss

  (1本鎖)RNAウイルス。

 ヒト人類)の、インフルエンザを引き起こす、

  インフルエンザ・ウイルスには、A型、B型、

  C型があり、A型には、亜型がある。

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

■ ヒト(人類)の、インフルエンザ・パンデミック

  近未来に起こる可能性がある、高病原性A型

  インフルエンザ・ウイルスパンデミック(ヒト

  への疾病の汎発流行、世界的流行)を、WH

  O(世界保健機構)は、警戒している。

■ ヒト(人類)以外の動物にのみ感染する、

  インフルエンザもある。

 

□ インフルエンザ・ウイルス (総合)

□ A型、B型、C型インフルエンザ・

   ウイルスの各特徴

□ インフルエンザ対策

 

 

■ ヒト(人類)の、インフルエンザ(= 流行性感冒)

  とは、 インフルエンザ・ウイルスによって起こる

  感染症(伝染病) である。

■ ヒト人類)の、インフルエンザは、 インフルエ

  ンザ・ウイルスによっ て発病する、疾病(しっぺ

  い)である。

■ ヒト(人類)の、インフルエンザとは、 流行性

  感冒 (りょうこうせいかんぼう) である。 

    一方、風邪(かぜ)は、普通感冒 である。  

    インフルエンザの、英名は、 INFLUENZA, 

  FLU である。 

 

#influenzaviruses-general

 

◆ インフルエンザ・ウイルス

  (総合)。

■ インフルエンザ・ウイルス 

  (<オルトミクソウイルス科 <ウイルス) 。

■ インフルエンザ・ウイルスは、オルトミクソウイ

  ルス科に属する。

 ヒト人類)の、インフルエンザを引き起こす、イ

  ンフルエンザ・ウイルスには、A型、B型、C型が

  あり、A型には、亜型がある。

■ インフルエンザ・ウィルスは、 細胞寄生生物で

  あり、 生物(ヒトなど)の細胞に寄生して生きて

  いる。 生物の体外(生物の細胞外)に出たイン

  フルエンザ・ウィルスは、 およそ2日しか生きら

  れない。 ヒト(人類)の、くしゃみ等で放出された

  ウィルスは、およそ2日ほどで死滅すると言われ

  ている。

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

■ ウイルスの自然宿主。

      ウイルスは、 寄生体(細胞寄生体、寄生

  生物)であり、 単独では生きられない(単独で

  は「代謝」できないので)。

     ウイルスは、相手を殺さず(宿主細胞を完

  全に破壊せず)、寄生し、常駐(常住・安住)す

  る他の生物の「自然界の宿主」が必要である。 

     それが、ウイルスの自然宿主(しぜんしゅ

  くしゅ) である。

     ヒト(人類)の伝染病(感染症)を引き起こす、

  インフルエンザ・ウイルスでは、 カモなどの野

  生動物が、 自然宿主 である。

     一方、 終末宿主とは、 自然宿主以外の

  生物で、 ウイルスが寄生し相手を殺す(宿主

  細胞を完全に破壊する)生物であり、 ヒト(人

  類)や他の生物 などである。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

 

■ 下記は、ウイルスの構造簡略図である。

■ インフルエンザ・ウイルスの構造 は、 エンベロー

 プを持つ、分節性、マイナス鎖ss(1本鎖)RNAウイ

 ルスで、 A型インフルエンザ・ウイルス は、 大きさ

 は、 直径80〜120nm(ナノメートル) で、 ヌクレ

 オカプシド(カプシドと核酸)の中で、 「コア・タンパク

 質(核タンパク質)のカプソマー」に、「ウイルスの核酸

 のRNA」が、巻き付いている。 

  

  

 

 

#influenzaviruses-eachflu

 

■ A型、B型、C型インフルエン

 ザ・ウイルスの各特徴。

 ヒト人類)の、インフルエンザを引き起こす、イン

  フルエンザ・ウイルスには、A型、B型、C型があり、

  A型には、亜型がある。

 

■ A型インフルエンザ・ウイルス。

   A型インフルエンザ・ウイルスは、毎年、季節(冬期

 まれに春期)に、 流行を繰り返し、 変異型が多く、 

 亜型は、H1N1からH16N9まであり、規模は大きく、 

 時々遺伝子が大きく変わるので、世界的流行を起こし

 やすい。 野生生物(鳥類や哺乳動物)を自然宿主と

 する。 ウイルスに対する免疫は短い。

    A型インフルエンザ・ウイルスで、2009年現在ま

 でのヒトへの感染の例としては、 H1N1(Aソ連型、

 2009年新型インフルエンザ)、 H3N2(A香港型)、 

 H1N2、 H2N2、 H9N1、 H5N1(高病原性トリ

 インフルエンザ、 ヒトからヒトへは感染せず) などが

 ある。

 

■ B型インフルエンザ・ウイルス。

  B型インフルエンザ・ウイルスは、毎年、季節(冬期ま

 れに春期)に、流行を繰り返し、 A型に比べて、規模は

 小さいが、地域的・世界的流行を繰り返す。 ヒトだけを

 宿主とする。 ウイルスに対する免疫は長く持続する。 

 

■ C型インフルエンザ・ウイルス。

   C型インフルエンザ・ウイルスは、季節に関係なく、

 4歳以下の小児に感染する。 症状が現れないことも

 多い。 ヒトだけを宿主とする。 ウイルスに対する免

 疫は長年持続する。 

 

 

#influenzaviruses-measures

 

◆ インフルエンザ対策。

 (季節性・高病原性インフルエンザ対策)。

■ ヒト人類)の、インフルエンザの感染の予防に、

  外出時のマスク着用、外出後のうがいや手洗いは

  効果がある。

 

■ インフルエンザのウイルス感染は、インフルエンザ・

 ウイルス(ウイルス粒子)を含む、空気中の微粒子や、

 手や衣類についた飛沫(ひまつ)から起こることもある。

 

■ 手洗い

  石けんや消毒用アルコールを用いた、手洗いは、感

 染予防に有効である。

   インフルエンザ・ウイルス(ウイルス粒子)の、エン

 ベロープ(膜、外套)が、 ヒトの細胞に吸着する(くっ

 付く)ことで、細胞に捕(と)りつき、感染する。

   手についた、インフルエンザ・ウイルス(ウイルス

 粒子)を含む飛沫(ひまつ)を、石けんや消毒用アル

 コールで洗うと、 インフルエンザ・ウイルスの、エン

 ベロープ(膜、外套)が破壊され、失活する (ヒトの

 細胞に吸着できず(くっ付くことできず)、感染できな

 い) ため。

 

 

 

■ 高熱処理

   インフルエンザ・ウイルス(ウイルス粒子)は、高熱に弱

 く、インフルエンザ・ウイルス(ウイルス粒子)が付着した、

 または感染した物を、高熱処理すれば、感染のリスクがほ

 とんど無くなる。

 

■ マスク着用

   感染者と濃厚接触する人のマスク着用は、インフルエ

 ンザ・ウイルス(ウイルス粒子)の体内侵入を完全には防

 御できないが、感染者のくしゃみなどによる唾液(だえき)

 の飛沫(ひまつ)を吸着し、その通過を妨げる効果がある。

   感染者のマスク着用は、飛沫の拡散を防ぎ、飛沫感染

 の機会を減らす効果がある。

 

■ 予防接種。

     だいたい11月頃〜2月頃にインフルエンザが

  よく、流行する。

     インフルエンザのワクチンが10月頃に病院に

  入荷し、 10月頃にインフルエンザの混合ワクチン

  予防注射を行うことが好ましい。 インフルエンザの

  抗体ができるのに約1ヶ月かかるため。 

     予防注射をすると、 インフルエンザの病状が

  かなり和らぐということであり、 インフルエンザに

  かからないということではない。

 

■ 発病 と 対処。

     高熱、体の節々の痛み、その他の症状が出て、

  インフルエンザが発病する。

     発病後、 なるべく早く、病院でリベンザ、その

  他の薬を服用することが好ましい。 薬の効果は大

  きいが、発病後、2日間がよく効く。

 

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#influenzapandemic

 

■ インフルエンザ・ 

   パンデミック 

         (いんふるえんざ・ぱんでみっく)。

 

■ インフルエンザ・パンデミック。

■ 名称 : インフルエンザ・パンデミック。 

 英名 : INFLUENZA PANDEMIC,

        FLU PANDEMIC。  

■ インフルエンザ(= 流行性感冒)の大流行、汎

    発流行、世界的流行。  

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典 51534。

 

□ インフルエンザ対策

□ A型、B型、C型インフルエンザの

   各特徴

□ 2009年新型インフルエンザのパ

  ンデミック(大流行、世界的流行)

 

 

■ インフルエンザ・パンデミックとは、インフルエン

  ザ(= 流行性感冒)の大流行、汎発流行、世界

  的流行 である。  

     インフルエンザ・パンデミックの英語名は、 

  INFLUENZA PANDEMIC, FLU 

  PANDEMIC である。  

 

■ インフルエンザを引き起こす、インフルエンザ

  ウイルには、A型、B型、 C型があり、 A型

  には、亜型がある。

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

■ インフルエンザ・パンデミック

    近未来に起こる可能性がある、高病原性A

  型インフルエンザ・ウイルスパンデミック(ヒト

  への感染症(伝染病)の大流行、汎発流行、世

  界的流行)を、 WHO(世界保健機構)は、警

  戒している。

 

■ ヒト(人類)の、インフルエンザ(= 流行性感冒)

  とは、 インフルエンザ・ウイルスによって起こる

  感染症(伝染病) である。

■ インフルエンザは、 インフルエンザ・ウイルス

  によって発病する、疾病(しっぺい)である。

■ インフルエンザとは、 流行性感冒 (りょうこう

  せいかんぼう) である。 一方、風邪(かぜ)は、

  普通感冒 である。  

    インフルエンザの英名は、 INFLUENZA, 

  FLU である。 

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

 

#influenzapandemic-measures

 

◆ インフルエンザ対策。

 (季節性・高病原性インフルエンザ対策)。

■ インフルエンザの感染の予防に、外出時のマスク着

 用、外出後のうがいや手洗いは効果がある。

 

■ インフルエンザのウイルス感染は、インフルエンザ・

 ウイルス(ウイルス粒子)を含む、空気中の微粒子や、

 手や衣類についた飛沫(ひまつ)から起こることもある。

 

■ 手洗い

  石けんや消毒用アルコールを用いた、手洗いは、感

 染予防に有効である。

   インフルエンザ・ウイルス(ウイルス粒子)の、エン

 ベロープ(膜、外套)が、 ヒトの細胞に吸着する(くっ

 付く)ことで、細胞に捕(と)りつき、感染する。

   手についた、インフルエンザ・ウイルス(ウイルス

 粒子)を含む飛沫(ひまつ)を、石けんや消毒用アル

 コールで洗うと、 インフルエンザ・ウイルスの、エン

 ベロープ(膜、外套)が破壊され、失活する (ヒトの

 細胞に吸着できず(くっ付くことできず)、感染できな

 い) ため。

 

 

 

 

■ 高熱処理

   インフルエンザ・ウイルス(ウイルス粒子)は、高熱に弱

 く、インフルエンザ・ウイルス(ウイルス粒子)が付着した、

 または感染した物を、高熱処理すれば、感染のリスクがほ

 とんど無くなる。

 

■ マスク着用

   感染者と濃厚接触する人のマスク着用は、インフルエ

 ンザ・ウイルス(ウイルス粒子)の体内侵入を完全には防

 御できないが、感染者のくしゃみなどによる唾液(だえき)

 の飛沫(ひまつ)を吸着し、その通過を妨げる効果がある。

   感染者のマスク着用は、飛沫の拡散を防ぎ、飛沫感染

 の機会を減らす効果がある。

 

 

#influenzapandemic-eachflufeatures

 

◆ A型、B型、C型インフルエン

 ザの各特徴。

 インフルエンザを引き起こす、インフルエンザ・ウイ

 ルスには、A型、B型、C型があり、 A型には、亜型

 がある。

 

■ 下記は、ウイルスの構造簡略図である。

■ インフルエンザ・ウイルスの構造 は、 エンベロー

 プを持つ、分節性、マイナス鎖ss(1本鎖)RNAウイ

 ルスで、 A型インフルエンザ・ウイルス は、 大きさ

 は、 直径80〜120nm(ナノメートル) で、 ヌクレ

 オカプシド(カプシドと核酸)の中で、 「コア・タンパク

 質(核タンパク質)のカプソマー」に、「ウイルスの核酸

 のRNA」が、巻き付いている。 

  

  

 

■ A型インフルエンザ。

   A型インフルエンザ・ウイルスは、毎年、季節(冬期

 まれに春期)に、 流行を繰り返し、 変異型が多く、 

 亜型は、H1N1からH16N9まであり、規模は大きく、 

 時々遺伝子が大きく変わるので、世界的流行を起こし

 やすい。 野生生物(鳥類や哺乳動物)を自然 宿主と

 する。 ウイルスに対する免疫は短い。

    A型インフルエンザ・ウイルスで、2009年現在ま

 でのヒトへの感染の例としては、 H1N1(Aソ連型、

 2009年新型インフルエンザ)、 H3N2(A香港型)、 

 H1N2、 H2N2、 H9N1、 H5N1(高病原性トリ

 インフルエンザ、 ヒトからヒトへは感染せず) などが

 ある。

 

■ B型インフルエンザ。

  B型インフルエンザ・ウイルスは、毎年、季節(冬期ま

 れに春期)に、流行を繰り返し、 A型に比べて、規模は

 小さいが、地域的・世界的流行を繰り返す。 ヒトだけを

 宿主とする。 ウイルスに対する免疫は長く持続する。 

 

■ C型インフルエンザ。

   C型インフルエンザ・ウイルスは、季節に関係なく、

 4歳以下の小児に感染する。 症状が現れないことも

 多い。 ヒトだけを宿主とする。 ウイルスに対する免

 疫は長年持続する。 

 

 

#influenzapandemic-2009

 

■ 2009年新型インフルエンザ

 のパンデミック(世界的流行)。

 

■ 名称 : 2009年新型インフルエンザのパンデ

  ミック(世界的流行)。

■ 別名 : 新型インフルエンザの世界的流行。 

 英名: 2009 FLU PANDEMIC,  

       2009 INFLUENZA PANDEMIC。

 A型インフルエンザのH1N1亜型の世界的流行。

● 2009年A型H1N1亜型インフルエンザの

  世界的流行(パンデミック)。  

 

 

■ 2009年新型インフルエンザ とは、 2009年に

 発生した、 「A型H1N1亜型インフルエンザ (英名:

 H1N1 FLU)」 「 豚インフルエンザ (英名:

 SWINE FLU)」 である。

 

■ 2009年新型インフルエンザ (= A型H1N1亜型

 インフルエンザ、 豚インフルエンザ) は、 豚の間(あ

 いだ)で流行していたウイルスが、 農場などで豚から

 人に直接感染し、 それから人の間で広まったとされて

 いる。

 

■ 2009年新型インフルエンザのパンデミック(世界的

 流行) とは、 2009年に新たに発生が確認されたA

 型H1N1亜型に属する新型インフルエンザ (A/H1

 N1) の世界的流行(パンデミック) のことである。

● 2009年新型インフルエンザの世界的流行 とは、 

 2009年に発生した、 A型H1N1亜型という種類の

 型のインフルエンザ・ウイルスよるインフルエンザ 

 (流行性感冒、INFLUENZA)の、世界的な流行(パン

 デミック)のことである。

 

■ 2009年新型インフルエンザ (= 2009年発生A型

 H1N1亜型インフルエンザ) は、 2009年4月にメキ

 シコでの流行が認知された後、 世界的に流行した。 

 2009年6月12日に、WHO(世界保健機構)が、警戒

 水準を「フェーズ6」 に引き上げて、 世界的流行(=パ

 ンデミック) であることを宣言した。

 

■ 2009年新型インフルエンザ (= 2009年発生A型

 H1N1亜型インフルエンザ) は、 毒性は「季節性イン

 フルエンザ」より強く、アジア風邪並みと考えられている。

 

■ 日本政府の厚生労働省 は、2009年の計画では、

 2009年新型インフルエンザに対するワクチンを20

 10年3月までに、約7700万人分、確保する予定で

 ある という。

 

 

◆ WHO 勧告。

■ 主な症状は、急な発熱(発熱しない場合もある)、せ

 き、のどの痛み、 鼻水、倦怠感(けんたいかん)、筋肉

 痛、頭痛、下痢(げり)、嘔吐(おうと) などのうち、どれ

 かの症状がでる。

● 一般の風邪(かぜ)の場合は、せき、のどの痛み、鼻

 水、で始まり、 熱が出ても、38度以下のことが多く、

 重症化することはあまりない。

 

■ 重症化の兆候(ちょうこう)が見られた場合は、 年齢、

 基礎疾患(しっかん)の有無に関係なく、 直ちに抗イン

 フルエンザ治療薬を投与すべきである。

● 抗インフルエンザ治療薬 は、 発熱から、48時間以

 内 (子供は24時間以内) の服用が推奨される。

 

■ 感染者 は、 外出を控える、 マスクを着用する。

■ 健全者 は、 人ごみや感染者がいるところではマス

 クを着用し、外出から戻った時点で、手洗い、うがいをす

 る。

 

 

♪♪ インフルエンザのパンデミック(世

  界的流行)が登場する、ドラマ、映画。

● (注意) ドラマ、映画は、フィクションです。 

  ドラマ、映画 は、事実 と 架空の出来事 

  が、 混じって、描かれています。

 

■ 『 感染列島 』  

    (2009年の日本のドラマ)。

■ 感染症(伝染病)を描く。

■ 強毒性のインフルエンザ・ウイルスのヒト

  への感染と脅威を描く。

 

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#escells

 

■ ES細胞  

     (いーえすさいぼう) 

     (=胚性幹細胞)

 

■ ES細胞。

■ 名称 : ES細胞 (いーえすさいぼう)

● 別名 : 胚性幹細胞 (はいせいかんさい

  ぼう)。 

● 英名: MBRYONIC TEM CELL (S)。

■ 生物の体(からだ)の受精卵をつかって、

  生物の体受精卵から生まれてきた初期

  の細胞を外に取り出して培養した 細胞 で、

  生物の体(からだ)のどの組織にもなる能力

  をもつ細胞

■ 幹細胞 (万能細胞 と 限定組織幹

  細胞の2種類) の1つ。 

■ 万能細胞 (= 万能幹細胞、 ES細胞と 

  iPS細胞) の1つ。

■ ヒトのES細胞は、再生医療用幹細胞の1つ。 

■ 人工的につくられた(改良された)幹細胞。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典 51522。

 

 

■ ES細胞 とは、 生物の体(からだ)の受精

  卵をつかって、 生物の体受精卵から生

  まれてきた初期の細胞を外に取り出して

  養した細胞 で、 生物の体(からだ)のどの

  組織にもなる能力をもつ細胞 である。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

 

■ ES細胞は、 現在ある2種類の万能細胞

  の、 ES細胞(胚性幹細胞)、 iPS細胞(人

  工多能性幹細胞) の1つである。

 

● STAP細胞(刺激惹起 (じゃっき)性多能性

  獲得細胞)は、 万能細胞としての再現性が

  ないため、 万能細胞ではない。

 

■ 再生医療では、ヒトのES細胞は、ヒトへ

  の実用試験段階で、まだ使用されていない。

 

■ 受精卵が分裂した胞胚期の細胞を、「胚盤

  胞」 (はいばんほう) という。

    ES細胞 は、生物の体(からだ)の受精卵

  の胚盤胞の内部細胞塊から樹立された細胞

  株 である。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

 

■ ES細胞 (いーえすさいぼう) は、別名は、 

  胚性幹細胞 (はいせいかんさいぼう) で、 

  英名は、 MBRYONIC TEM CELL

  (S) である。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

■ ES細胞は、 幹細胞 (万能細胞 と 

  限定組織幹細胞の2種類) の1つである。 

    ES細胞は、 万能細胞 (= 万能幹細胞、

  ES細胞 と iPS細胞の2種類) の1つ

  である。

    ES細胞は、人工的につくられた(改良され

  た)幹細胞である。

■ ヒト(人間)のES細胞を、ヒトES細胞 (ヒト 

  胚性幹細胞) という。

    ヒトのES細胞は、再生医療用幹細胞

  1つ である。 

 

■ 万能(幹)細胞は、 生物の体(からだ)

  どの組織にもなる能力をもつ細胞 である。

    万能細胞 は、 生物の体(からだ) 

  あらゆる種類の細胞に変化する可能性

  のある細胞 (どんな細胞にも変わる可能性

  のある細胞) である。  

    万能細胞 は、人工的につくられた

  (改良された)幹細胞で、 現在、ES細胞 

  iPS細胞 の2種類がある。

● TKKI カナヤマ 著 生物学辞典。

 

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#xenarthrans

 

■ 異節類  

     (いせつるい)。

 

■ 異節類

■ 名称 : 異節類 (いせつるい)。 

■ 学名: Xenarthra、 英名:XENARTHRAN(S)

■ 学術 分類 ランク : 異節上目 Superorder Xenarthra 。

■ 有胎盤(哺乳)類(=真獣類)。

■ 異節類 有胎盤哺乳類 (= 真獣類哺(ほ)乳類 

 脊椎(せきつい)動物 < 動物

■ 現生種類の例: アリクイ、ナマケモノ、アルマジロ。

■ 有胎盤(哺乳)類(=真獣類)・4種類 (異節類アフリカ獣類真主

 齧類ローラシア獣類) の1つ。

■ 先史の異節類異節類進化の詳細に関しては、 古生物学辞典

 の「異節類」 を参照して下さい。

 

□ 異節類 (総合)

□ 異節類の学術分類表 (上位分類)

□ 哺(ほ)乳類 画像 アルバム NO.1  (異節類

 

 

#xenarthrans-general

 

■ 異節類  (総合)。

 

■ 異節類 < 有胎盤哺乳類 (真獣類) < 哺(ほ)乳類 

 < 有羊膜類(ゆうようまくるい)< 四肢(しし)動物 < 有顎(ゆうがく  

 動物 (顎口類)(Gnathostomata)< 脊椎(せきつい)動物動物

 

■ 異節類 (いせつるい) は、 学名は Xenarthra

 で、 英名は、XENARTHRAN である。

■ 異節類の、学術 分類 ランク は、 異節上目 である。

■ 異節類の、種類 は、 哺乳綱 亜綱  真獣下綱 (しんじゅうか 

 こう、正獣下綱) 異節上目  (The Class Mammalia , The 

 Subclass Theria, The Infraclass  Eutheria, The 

 Superorder Xenarthra) である。

■ 異節類 は、 有胎盤類(ゆう たいばんるい、真獣類)の哺(ほ)乳

 類 である。

■ 異節類 は、 脊椎(せきつい)動物哺(ほ)乳類 である。

■ 異節類の現生種の例としては、 アリクイ、ナマケモノ、 アルマジロ

 などがいる。

■ 異節類 は、 動物 の、 脊椎動物 の、有顎(ゆうがく)動物(顎口

 類) (Gnathostomata) の、 四肢(しし)動物 の、 有羊膜類 (ゆ

 うようまくるい) の、 哺(ほ)乳類 の、 有胎盤哺乳類 (真獣類) 

 属する。

■ 種類 : 哺乳綱 亜綱  真獣下綱 (しんじゅうかこう、正獣下綱) 

 異節上目  (The Class Mammalia,The Subclass 

 Theria, The Infraclass Eutheria , The Superorder 

 Xenarthra)。

 

■ 現生有胎盤哺乳類(現生真獣類 : 次の4つの動物群。

 @ 異節類(いせつるい) (例) アリクイ、ナマケモノ、アルマジロ。

  英名:XENARTHRAN(S)、 

  異節上目 (いせつじょうもく、The Superorder Xenarthra)

 A アフリカ獣類 (あふりかじゅうるい) (例)  ゾウ、マナティー。

  英名:AFROTHERIAN(S)、 

  アフリカ獣上目 (The Superorder Afrotheria)。

 B 真主齧類(しんしゅげつるい) (例) 人類、類人猿、サル、ウサギ、

  リス、ネズミ。

  英名:EUARCHONTOGLIRES、 

  真主齧上目 (The Superorder Euarchontoglires)。

 C ローラシア獣類        (例)  トラ、オオカミ、クマ、シカ、ウシ、

  クジラ、イルカ、アザラシ、ウマ、コウモリ。    

  英名:LAURASIATHERIA、 

  ローラシア獣上目 (The Superorder Laurasiatheria)。

 

■ 哺(ほ)乳類は、胎盤で子育てし、出産後子供を母乳によって育てる

 (子供に乳を飲ませて育てる) 脊椎(せきつい)動物 である。 

■ 現在の哺(ほ)乳類の90% は、 胎盤で子育てをする有胎盤類の

 哺(ほ)乳類 (有胎盤哺乳類) である。

 

 

■ 有胎盤哺乳類の現生群 即ち、現生真獣類(現生有胎盤哺乳類) は、

 異節上目(いせつじょうもく,Xenarthra)、 アフリカ獣上目(Afroth-

 eria)、 真主齧上目(しんしゅげつじょうもく,Euarchontoglires)、

 ローラシア獣上目(Laurasiatheria)  の4つのグループに分かれる。

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

■ 有胎盤哺乳類 (ゆう たいばんほにゅうるい) は、 有胎盤類(ゆう た

 いばんるい) で、 別名は、 真獣類(しんじゅうるい)。 正獣類 である。

● 有胎盤類の哺乳類の、学名は Placentalia、 英名 は 

 PLACENTAL(S)、PLACENTAL MAMMAL(S) である。

● 真獣類の哺乳類の、学名は、 Eutheria, 英名 は EUTHERIAN

 (S) である。

■ 有胎盤哺乳類の、学術 分類 ランク は、 真獣下綱 (しんじゅうかこ

 う)、 正獣下綱 である。

■ 有胎盤哺乳類 は、 有胎盤類(ゆう たいばんるい)の哺(ほ)乳類 で

 ある。

■ 有胎盤哺乳類 は、 真獣類(しんじゅうるい)の哺(ほ)乳類 である

■ 有胎盤哺乳類 は、 脊椎(せきつい)動物の哺乳類 である。

■ 有胎盤哺乳類の例として、アリクイ、ゾウ、人類、ネコ などがいる。

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

■ 現生有胎盤哺乳類(現生真獣類 は 次の4つの動物群 に分かれる。

 @ 異節上目(いせつじょうもく)  (例) アリクイ、ナマケモノ、アルマジロ。

 A アフリカ獣上目          (例)  ゾウ、マナティー。

 B 真主齧(しんしゅげつ)上目   (例) 人類、サル、ネズミ、ウサギ。

 C ローラシア獣上目        (例) ネコ、イルカ、ウマ、ウシ。    

 

 @ 異節類(いせつるい) (例) アリクイ、ナマケモノ、アルマジロ。

  英名:XENARTHRAN(S)、 

  異節上目 (いせつじょうもく、The Superorder Xenarthra)

 A アフリカ獣類  (例)  ゾウ。

  英名:AFROTHERIAN(S)、 

  アフリカ獣上目 (The Superorder Afrotheria)。

 B 真主齧類 (しんしゅげつるい)  (例) 人類、サル、ネズミ、ウサギ。

  英名:EUARCHONTOGLIRES、 

  真主齧上目 (The Superorder Euarchontoglires)。

 C ローラシア獣類        (例) ネコ、イルカ、ウマ、ウシ。    

  英名:LAURASIATHERIA、 

  ローラシア獣上目 (The Superorder Laurasiatheria)。

■ 有胎盤哺乳類 は、 胎盤で子育てし、出産後子供を母乳によって育て

 る(子供に乳を飲ませて育てる) 脊椎(せきつい)動物 である。 

■ 現在の哺(ほ)乳類の90% は、 胎盤で子育てをする有胎盤類の哺

 (ほ)乳類 (有胎盤哺乳類) である。

■ 有胎盤哺乳類 は、 動物 の、 脊椎動物 の、 有顎(ゆうがく)動物 

 (顎口類)(Gnathostomata) の、 四肢(しし)動物 の、 有羊膜類

 (ゆうようまくるい) の、 哺(ほ)乳類 に属する。

 

 

■ 哺(ほ)乳類の中で、有胎盤類 (ゆうたいばんるい) と 有袋類 (ゆ

 うたいるい) と 単孔類(たんこうるい) が現存する。

■ 現生哺乳類 : 真獣類(=有胎盤類)、 後獣類の中の有袋類、 原獣

           類 (=単孔類))。

  絶滅哺乳類 : 異獣類(多丘類他2種)、 三錐歯類。

■ 子供を母乳によって育てる (子供に乳を飲ませて育てる) 脊椎(せ

 きつい)動物。 

■ (例) 有胎盤類の人類 、有袋類のカンガルー、 単孔類のカモノハ

 シやハリモグラ。

■ 哺(ほ)乳類 とは、 子供を母乳によって育てる (子供に乳を飲ま

 せて育てる) 動物 である。

■ 現生哺乳類 は、 大きく分けて、 有胎盤類 (ゆうたいばんるい)、

 有袋類 (ゆうたいるい)、単孔類 (たんこうるい) の3つのグループ

 に分けられる。

■ 現在、生存する (現存する) 哺(ほ)乳類 は、 有胎盤類 (ゆうた

 いばんるい,学名:Placentalia英名:PLACENTAL(S)) と有袋

 類(ゆうたいるい,学名:Marsupialia英名:MARSUPIAL(S))

 と 単孔類(たんこうるい,学名Monotremata英名:MONOTR−

 EME(S)) の3種類である。  現在の哺(ほ)乳類の90%は、 胎盤

 で子育てをする有胎盤類 である。

 

■ 現生哺(ほ)乳類 は、 真獣類 (しんじゅうるい,学名:Eutheria

 英名:EUTHERIAN(S))(=有胎盤類) と 後獣類 (こうじゅうるい,

 学名:Metatheria英名:METATHERIAN(S))の中の有袋類、 と 

 原獣類 (げんじゅうるい,学名:Prototheria英名:PROTOTHE−

 RIAN(S))(=単孔類)) である。

 

■ 絶滅哺(ほ)乳類 は、 異獣類 (いじゅうるい,学名:Allotheria

 英名:ALLOTHERIAN(S))の多丘類 (学名:Multituberculata

 英名:MULTITUBERCULATE(S)) 及び他2種、 と 三錐歯類

 (さんすいしるい,学名:Tricondonta、英名:TRICONDONT(S))

 である。

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

 

■ 有袋類や単孔類は、現生哺乳類の主流である有胎盤類とは、異な

 っている。

■ 有袋類 は、胎盤が未発達なため、胎盤で長く子を育てることができ

 ない。 このため、未熟な状態で生まれた子を、袋(育児嚢(いくじの

 う))で、育てる。 育児嚢(いくじのう)は、通常腹部にある袋で、中に

 は乳頭があり、子供は、 これをくわえて母乳を摂取(せっしゅ)する。

   有袋類は、恒温動物(内温動物)でありながら、有胎盤類に比べて、

 体温調節機能がやや低いが、 単孔類よりは、その機能は、高い。

 

■ 単孔類 は、 卵を生み、卵を温めて子を孵化(ふか)させ、母乳に

 よって育てる。 母親は、他の哺乳類のような乳首をもたず、子は、母

 親の乳腺(にゅうせん)からしみだした乳をなめとる。

   単孔類 は、 恒温動物(内温動物)であるが、有胎盤類に比べて、

 体温調節能力が低い。

 

■ 哺乳類(ほにゅうるい) は、脊椎動物(せきついどうぶつ)の1種類

 である。

■ 哺(ほ)乳類 は、 有羊膜類 (ゆうようまくるい,Amniota) の1

 種類 である。

■ 哺(ほ)乳類 は、 中生代三畳紀後期の約2億2000万年前より、 

 現在まで、生存する。 

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

■ 人類 は、 子供を体内で育て大きくし出産後は乳を飲ませて育てる、 

 有胎盤類の哺(ほ)乳類 である。

■ 現在、新生代(約6550万年前〜現在)に、人類を含め、「有胎盤類

 哺(ほ)乳類」が、 この地球で、 他の生物との生存競争に勝ち抜き、

 繁栄しているのは、 卵で子育てするのではなく、 子孫を確実に残せ

 胎盤で子育てをする機能を持っているからである。

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

 

#xenarthrans-classificationtable

 

■ 異節類の学術分類表  

  詳細上位分類、上位所属の分類、日本語・学名・英語名対照)。

○ THE SCIENTIFIC CLASSIFICATION TABLE 

 OF XENARTHRANS .  

■ 異節類  (いせつるい)  

  ( 学名: Xenarthra、 英名:XENARTHRAN )。

■ 地球生物         LIFE ON EARTH 。

⇒ 真核生物         ( ドメイン : 真核生物域 

                 Domain Eukaryota) 

                 (英名: EUKARYOTE(S))。

⇒ 動物            ( 界 : 動物界      

                 Kingdom Animalia) 

                 (英 名:ANIMAL (S))。

⇒ 脊索(せきさく)動物  ( 門 : 脊索動物門    

                 Phylum Chordata) 

                 (英名:CHORDATE (S))

⇒ 脊椎(せきつい)動物 (亜門 : 脊椎動物亜門 

                 Subphylum Vertebrata) 

                 (英 名:VERTEBRATE(S))

   ● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

⇒ 有顎(ゆうがく)動物  (下門 : 有顎動物下門 

  (顎口類、有顎類)    Infraphylum Gnathostomata)

                 (英名: VERTEBRATE (S)

                 WITH JAW(S)).

⇒ 四肢(しし)動物     (上 : 四肢動物上綱 

                 Superclass Tetrapoda ) 

                 (英名:TETRAPOD (S))  

⇒ 有羊膜類         (ランク(階級)なし   

 (ゆうようまくるい)      Unranked Amniota) 

                                   (英名:AMNIOTE (S))。   

⇒ 哺(ほ)乳類       (  綱  : 哺乳     

                  Class Mammalia)      

                  (英名:MAMMAL(S))。

⇒ 獣類            (亜綱   : 亜綱      

                  Subclass Theria)  

                 (英名:THERIAN(S))。

⇒ 真獣類 (正獣類)   綱  : 真獣下 (正獣下)  

 (有胎盤類、         Infraclass Eutheria) 

 有胎盤哺(ほ)乳類)   英名:EUTHERIAN(S))  

                  英名:PLACENTAL

                 MAMMAL(S)) 。

⇒ 異節類(いせつるい)  上目 : 異節上目    

                 Superorder Xenarthra) 

                 (英名:XENARTHRAN(S))

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

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『 あなたのハートには 何が残りましたか? 』

 

 

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