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◆ カナヤマ生物学ハンドブック。

     KANAYAMA’S BIOLOGY HANDBOOK

 

 

 カナヤマ 生物学 辞典 

 日本語版 

 見出し語 『 え 』。

 

 

メ ニュー (目次)  #jpmenu                     

■ 次の項目を選び、クリックして下さい。    

□ 生物学 辞典 (総合)                 

□         ● 五十音順 (アイウエオ順)。

 □ 見出し語 えいよ

 □ 見出し語 えか

 □ 見出し語 えな

 □ 見出し語 えは

 □ 見出し語 えん

 □ 見出し語 えんし

 

 

 えい  エイ 。

                    《軟骨魚類》。

               エイ は、 軟骨(なんこつ)魚類である。

        (⇒ 軟骨(なんこつ)魚類)。

 

 えい  A (略号)

             (えい)。 《塩基》。

          (= アデニン、英:ADENINE)。 

          (= 塩基)。 

        (⇒ 塩基塩基配列)。

        (⇒ DNARNA)。

        (⇒ 核酸ヌクレオチド)。

          ○ アデニン (A)は、

          核酸の、DNAまたはRNAの、

                      塩基。

               アデニン (略号:A(えい)、英:

                         ADENINE) とは、 核酸の、DNAま

             たはRNAの、塩基である。

          ■ アデニン (A)は、

          DNAの4つの塩基の1つ。

                         ● アデニン (A)。

             <4つの塩基(A・T・G・C)

             <DNA のヌクレオチド。 

             <核酸。

               ■ アデニン (A)は、 DNA(= デオキ

              シリボ核酸)のヌクレオチドの、4つの

              塩基(A・T・G・C )の1つである。

          ■ アデニン (A)は、

          RNAの4つの塩基の1つ。

                         ● アデニン (A)。

             <4つの塩基(A・U・G・C)

             <RNA のヌクレオチド。 

             <核酸。

               アデニン (A)は、 RNA(= リボ核

             酸)のヌクレオチドの、4つの塩基(A・U・

             G・C)の1つである。

 

 えい  A型インフルエンザ。

                           (えいがたいんふるえんざ) 。

             インフルエンザ》。

                         (⇒ インフルエンザ)。

                         (⇒ イン フルエンザ・

        ウイルス)。

               A型インフルエンザ (えいがたいん

             ふるえんざ)は、 インフルエンザ(= 流行

             性感冒)の1つである。

 

 えい  ATP

             (えいてぃーぴー)。

          《生物のエネルギー》。

          (= アデノシン三リン酸 あでのしんさ

             んりんさん)。

           英:denosine rihosphate.

           ○ ATPは、生物の生命活動に  

          必要なエネルギーを蓄える場所。

             ■  ATP (えいてぃーぴー、= アデノシン

             三リン酸、英:denosine rihosphate) 

             とは、 生物の生命活動に必要なエネルギ  

             ーを蓄える場所である。

             ■  ATP (= アデノシン三リン酸) とは、 

             生物の細胞内にある、エネルギーの一時

             貯蔵場所である。

             ■ ヒト(人類)、動植物、その他の生物は、

             エネルギーをATPに蓄えている。 

                そして、 ATPに蓄えられたエネルギ

             ーは、様々な生命活動に使われている。

             ■ ATP (えいてぃーぴー、アデノシン三

             リン酸(あでのしんさんりんさん)) とは、 

             生物のエネルギー代謝を仲介し、 生物体

             内でエネルギーのやりとりの働きをする高

             エネルギーリン酸化合物 である。

               ATPの英語名は、denosine 

                          rihosphate である。

 

 えい  H7N9型インフルエンザ

                          (えいちななえぬきゅうがたいんふるえんざ)。

                    《インフルエンザ》。

             (= 鳥インフルエンザA(H7N9))。

          ○ H7N9型インフルエンザは、

          H7N9型インフルエンザ・ウイ

          ルスが引き起こす流行性感冒。

          (⇒ インフルエンザ)。

          (⇒ インフルエンザ・ウイルス)。

             ■ H7N9型インフルエンザ (えいちなな

             えぬきゅうがたいんふるえんざ)とは、鳥イ

             ンフルエンザA(H7N9)であり、 H7N9

             型インフルエンザ・ウイルスが引き起こす

             流行性感冒(= インフルエンザ)である。

 

#eiyo

 

 えい  栄養素 

             (えいようそ)。 《栄養素》。

          (= 栄養分、養分)。

          (⇒ 健康)。

                           ■ 栄養素 (えいようそ)とは、 栄養分、

             養分である。

             ■ ヒト(人類)は、ものを飲食し呼吸して

             生存し、 「栄養素」や「酸素」を取り入れ

             て生きている。

             ■ ヒト(人類)の、栄養素(= 栄養分、養

             分)は、タンパク質、 炭水化物(糖類)、 

             油脂(脂質、脂肪)、 ビタミン、 ミネラル

             (無機質、無機塩類)、 食物繊維、 水 

             などである。

             ■ 栄養素は、  ヒト(人類)の病気予防、

             健康維持・増 進、長生き(長寿 )を得るた

             めに必要なものである。

 

 えい  栄養物。 

             (えいようぶつ) 。 栄養物》。

          (= 栄養素を含む飲食物)。

          (⇒ 栄養素)。

             ■ 栄養物 (えいようぶつ)は、 栄養素

             を含む飲食物である。

             ■ ヒト(人類)は、「栄養物 (栄養素を含

             む飲食物)」  や 「空気 (酸素を含む気

             体)」 を取り入れて生きている。

             ■ ヒト(人類)の、栄養物は、 栄養素(栄

             養になる成分、栄養の源となる物質)を含

             む飲食物 である。

 

 えい  栄養分。 

             (えいようぶん)。 《栄養素》。

          (= 栄養素、養分)。

          (⇒ 栄養素)。

             ■ 栄養分 (えいようぶん)とは、 栄養素、

             養分である。

 

#eka

 

 えき  エキソン。

                    《タンパク質の合成》。

                    (= 真核生物のDNA塩基配列で、

           タンパク質合成に関わる領域) 。

          (⇒タンパク 質の合成)。

          (⇒ 伝令RNA(mRNA、

           メッセンジャーRNA))。

          (⇒ RNA)。

             ■ エキソンとは、 真核生物のDNA塩基

              配列で、タンパク質合成に関わる領域であ

             る。

 

 えく   エクスカバータ・グループ 。 

             Excavata Group。

          (= 一般生物分類の「原生生物」

          の一部)。

                    《分子系統学的生物分類》。

          (原生生物)。

                    (⇒ 分子系統学的生物

                分類)。

          (⇒ 原生生物) 。

                         ■ エクスカバータ・グループ (Excavata

             Group) は、  分子系統学的生物分類

             であり、 一般 生物分類の「原生生物」の

             一部である。

                          ■ エクスカバータ・グループ は、 

             バイコンタ (Bikonta、鞭毛を2本持つ

             真核生物/エクスカバータ、 リザリア、 

             クロムアルベオラータ、  アプソゾア、 

                      アーケプラスチダ(植物(の大部分)) 

             の1グループ である。

          ■ エクスカバータ・グループ。

               < バイコンタ。

               < 真核(しんかく)生物

               <地球生物

 

#ena

 

 えぬ  NK細胞

            (えぬけいさいぼう)。 免疫》。

                    (= ナチュラルキラー細胞)。

             NATURAL KILLER CELL(S).

          ○ ヒト(人類)の、NK細胞は、

          人体内にいる、免疫細胞(=広

          義の白血球) の1つ。

          ○ ヒト(人類)の、NK細胞は、

          生体内の病原体・異物(主に

          ウイルス)を破壊し、生体内

                    ら排除する。

          (⇒ 自然免疫)。

          (⇒ 免疫細胞白血球)。

          (⇒ 免疫)。

             ■ ヒト(人類)の、NK細胞(= ナチュラ

             ルキラー細胞)は、人体内にいる、 免疫

             細胞(=広義の白血球)の1種類である。

             ■ ヒト(人類)の、NK細胞(= ナチュラ

             ルキラー細胞)は、 生体内の病 原体・

             異物(主にウイルス)を破壊し、生体内

                        ら排除する。

                         ヒト(人類)の免疫の、自然免疫の破

             壊防御では、生体内で、 NK細胞(= ナ

             チュラルキラー細胞)は、 生体内の病

             原体・異物(主にウイルス)を攻撃し、破

             壊して、生体内の病原体・異 物排除

             (除去)する働 きをもつ。

             ■ ヒト(人類)の生体内のウイルスなど

             の病原体・異物の排除

             ●  ヒト(人類)の、生体内にいる(侵入し

             た)ウイルスなどの病原体・異物を、第1

             次防御として、自然免疫の破壊防御の

                           NK細胞が攻撃し破壊している。 そして、

              それをすり抜けた、ウイルスなどの病原

                         体・異物は、第2次防御として、 適応免

                         疫の細胞性免疫のキラーT細胞(CTL)

             が病原体・異物を攻撃し破壊したり、 適

             応免疫の体液性免疫の抗体が病原体・

             異物に結合したりして(くっついて固まっ

                         て)、 生体内から排除(除去)され、 ヒト

             (人類)は、ウイルスなどの病原体・異物

             から体を守り、病気にならないようにして

             いる。

               ■ リンパ球には、 T細胞(= Tリンパ球)

             B細胞(= Bリンパ球)(抗体産生細胞

             分化)、 NK細胞、 抗体産生細胞(=

             質細胞 などの種類がある。

 

#eha

 

 えふ  エバーメクチンB1a。

             (えばーめくちんびーわんえい) 。

             《寄生虫特効薬》。

          (⇒ ストレプトマイセス・

        アベルメクチニウス)。    

             ■ エバーメクチンB1aとは、 寄生虫特

             効薬である。

             ■ エバーメクチンB1aとは、ストレプトマ

             イセス・アベルメクチニウスという微生物が

              栄養分から酵素によって作り出した化合物

             の二次代謝産物 である。

             ● 放線菌のストレプトマイセス・アベル

             メクチニウスという微生物が、栄養分か

             ら酵素を使って、エバーメクチンB1aと

             いう化合物を作り出す。

             ● イベルメクチンは、 ストレプトマイセス・

             アベルメクチニウスの化合物のエ バーメク

             チンB1aの分子構造の一部を変えて誕生し

             た寄生虫の特効薬である。

             ● 大村 智(おおむら さとし)博士は、イベ

             ルメクチンの特効薬の研究開発などにより、

                            2015年に、ノーベル賞(医学・生理学賞)を

             受賞する。

 

 えび  エビ 。

          《節足(せっそく)動物》。

        (⇒ 節足(せっそく)動物)。

                エビは、 節足(せっそく)動物である。

 

 えふ  FAS。

             (えふえいえす) 。

             がん細胞増殖抑制剤》。

        (⇒ がん)。

            ○ FASは、

          細胞の材料となる脂肪酸をつ く

          る、酵素。

            ○ 夢の「FAS阻害薬」(がん細

          胞増殖抑制剤、副作用なし)が

          アメリカで臨床試験準備中であ

          る。

               FAS (えふえいえす)は、 がん細胞

             増殖抑制剤である。

               FASは、 細胞の材料となる脂肪酸

             つくる、酵素である。

               夢の「FAS阻害薬」(がん細胞増殖抑

             制剤、副作用なし)が、 アメリカで臨床試

             験準備中である。

 

 えぼ  エボラウイルス。

           《ウイルス》。

                          EBOLA VIRUS(ES).

       (⇒ エボラ出血熱)。

          (⇒ ウイルス病原体感染症

                    抗体)。

           ○ 殺人ウイルス。

              ■ エボラウイルス (英:EBOLA 

             VIRUS(ES))は、 感染すると致死率

             が高く、殺人ウイルスと呼ばれている。

              ■ エボラウイルスは、 「レベル4」に分

             類される病原体であり、 殺人ウイルスで

             ある。

             ● エボラウイルスは、エボラ出血熱を引

             き起こすウイルスである。

             ● エボラ出血熱は、エボラウイルスに感

             染して発症する伝染病(感染症)である。

               今のところ、エボラ出血熱の治療薬、

             ワクチンはない。

               病原体のエボラウイルスは、 治療薬

             がなく発症後感染患者の約70%が死去

             する、強い病原性ウイルスである。

              病原体のエボラウイルスは、 「レベ

             ル4」の強い病原性を 示すウイルスであ

             る。

              なるべく早く、エボラウイルスの「自然

             宿主」を見つけ出し、その「抗体」で治療薬

             をつくり、エボラウイルスに対抗する必要

            がある。

 

 えぼ  エボラ出血熱

             (えぼらしゅっけつねつ)。 《感染症》。

                          THE EBOLA VIRUS DISEASE.

            ○ エボラ出血熱は、

          ヒト(人類)の伝染病(感染症)

          の1つ。 

            ○ エボラ出血熱は、

          有効な治療薬なし。 致死率・

          約70%。

            ○ エボラ出血熱は、

          現在のところ、ヒトの体液の接

          触によって人から人へと感染

          する。

            ○ 「国境なき医師団」の医療

          従事者(医師・看護士)が感染

          地にキャンプ(隔離・治療セン

          ター)をつくり、感染防止や収

          束・撲滅に献身的に奮闘して

          いる。 エボラ出血熱の対応で

          も活躍している。

          (⇒ 感染症ウイルス病原体

          抗体)。

          (⇒ 国境なき医師団)。

            ■ エボラ出血熱 (えぼらしゅっけつねつ、

              英:THE EBOLA VIRUS DISEASE)

             は、 ヒト(人類)の伝染病(感染症) の1つ

             である。 

             ■ エボラ出血熱は、 有効な治療薬はな

             く、致死率は、約70%である。

             ■ エボラ出血熱は、 現在のところ、ヒト

             の体液の接触によって人から人へと感染

             する。

              ■ 国際NGOの「国境なき医師団」の医

             療従事者(医師・看護士)が感染地にキャ

             ンプ(隔離・治療センター)をつくり、尊い

             人命を救うため、感染防止や収束・撲滅

             に献身的に奮闘している。 エボラ出血

             熱の対応でも活躍している。

              ■ エボラ出血熱は、エボラウイルスに感

             染して発症する伝染病(感染症)である。

              ● エボラ出血熱は、 今のところ、エボラ

             出血熱の治療薬、ワクチンはない。

               ● エボラ出血熱の、感染者の致死率は、 

             約70%である。 即ち、発症すると約70

             %のエボラ出血熱の感染者が死去する。

              ● 最近の発生は、2013年12月から西

             アフリカで発生し、収束せず、現在に至る。

              ● エボラ出血熱は、 初期の症状が、マ

             ラリアなどの他の病気(熱病)の症状と似

             ているため、 エボラ出血熱とわからず、

             感染が広がる。

              ● 潜伏期間・約3週間。

               エボラ出血熱のエボラウイルスに感染

             してから発病するまで、約3週間もあり、

             潜伏期間中の感染者を発見できず、感染

             が広がる。

              ● エボラ出血熱のエボラウイルスの「自

             然宿主」(= 自然界の宿主)が発見できな

             いため、 エボラ出血熱に対する有効な

             治療薬はない。 

               なるべく早く、エボラウイルスの「自然

             宿主」を特定し、「自然宿主のウイルス

             抗体」を見つけ、有効な治療薬をつくる必

             要がある。

 

#en

 

 えん  塩基

             (えんき) 。 《塩基》。

          (= 核酸塩基)。

             (= 核酸(DNA やRNA)の塩基)。

          ○ DNAの塩基は、 A (アデニ

           ン), T (チミン), G (グアニ

           ン), C (シトシン)。

          ○ RNAの塩基は、 A (アデニ

           ン), U (ウラシル), G (グ

           アニン), C (シトシン)。

             (⇒ 塩基配列塩基対

        塩基数)。

             (⇒ DNARNA核酸)。

             (⇒ 遺伝遺伝)。

             (⇒ 細胞性生物ウイルス)。

              ■ 塩基 (えんき、= 核酸塩基)とは、

             酸塩基であり、 核酸(DNA やRNA)の塩

             である。

              ■ 核酸とは、 ヌクレオチドの集まりであ

             り、 核酸のヌクレオチドは、 リン酸(P)、 

             糖(S) (デオキシリボース、リボース)、 

             塩基 (A,T,G,C,U) で構成されてい

             る。

              ■ 核酸の塩基には、 A(アデニン), T

             (チミン), G(グアニン), C(シトシン), 

             U(ウラシル) がある。

             ■ DNA (= デオキシリボ核酸)の塩基は、 

              A (アデニン), T (チミン), G  (グア

              ニン), C (シトシン) の4つの塩基であ

             る。

             ■ RNA (= リボ核酸)の塩基は、 A 

              (アデニン), U (ウラシル), G (グア

             ニン), C (シトシン) の4つの塩基で

             ある。

 

 えん  塩基数

             (えんきすう)。  《塩基》。

             (= 核酸塩基の数)。

                    (= 核酸(DNAまたはRNA)の塩

          基数)。

             (⇒ 塩基塩基配列塩基対)。

             (⇒ DNARNA核酸)。

             (⇒ 遺伝遺伝)。

             (⇒ 細胞性生物ウイルス)。

              ■ 塩基数 (えんきすう、= 核酸塩基の数

             とは、 核酸塩基の数であり、 核酸(DNA や

             RNA)の塩基数である。

 

 えん  塩基対

             (えんきつい)。  《塩基》。

          (= ベースペア、bp)。  

          (= 塩基のペア、塩基2つの1組)。

           BASE PAIR。

             ○ 塩基対は、

          2本鎖DNAまたは2本鎖RNA

          の、塩基のペア (2つ塩基の

          組)。

             (⇒ 塩基塩基配列

        塩基数)。

             (⇒ DNARNA核酸)。

             (⇒ 遺伝遺伝)。

             (⇒ 細胞性生物ウイルス)。

             ■ 塩基対 (えんきつい、= ベースペア、

             英 :BASE PAIR、略号 :bp) とは、

             塩基のペアであり、  塩基2つの1組であ

             る。

              ■ 塩基対とは、 2本鎖DNAまたは2本

             鎖RNAの、塩基のペア (2つ塩基の1組) 

             である。

 

 えん  塩基配列

             (えんきはいれつ) 。  《塩基》。

             (= DNの塩基配列 や RNA

           塩基配列)。

              塩基配列 は、

          核酸(= DNAやRNA)の塩 基の

          配列。

           塩基配列 は、

          核酸のDNAまたはRNAの、塩基

          の配列(= 塩基の組み合わせ)。 

             (⇒ 塩基塩基対

        塩基数)。

             (⇒ DNARNA核酸)。

             (⇒ 遺伝遺伝)。

             (⇒ 細胞性生物ウイルス)。

             ■ 塩基配列  (えんきはいれつ)とは、

             DNの塩基配列 や RNAの塩基配列

              である。

             ■ 塩基配列 は、 核酸(= DNAやRNA)

             の塩基の配列であり、 核酸のDNAまた

              はRNAの、塩基の配列(= 塩基の組み合

              わせ)である。 

             ■ 遺伝子は、 細胞性生物(= 真核生物

             と原核生物)の細胞内や一部のウイルス

             体内 の、「DNA塩基配列 」に書き込ま

             れ、 そして、一部のウイルスの「RNAの

             塩基配列」に書き込まれている。

              ■ 遺伝子は、 「細胞性生物(= 真核生

             物と原核生物 )の、細胞内のDNA」 や 

             「ウイルス体内のDNAやRNA」に存在

             する。

             ■ 地球生物には、 細胞性生物(= 真

             核生物と原核生物) や 非細胞性生物

             のウイルス(= DNAウイルスとRNAウイ

             ルス) などがいる。

 

#enshi

 

 えん  炎症。

             (えんしょう)。 自然免疫》。

                   (⇒ 自然免疫)。

             ■ 「自然免疫の食作用」の炎症。

               ■ 病原体と戦うため血管を広げた状態

             が、炎症であり、 炎症が起こっている部

             分は、食細胞が働いている(病原体と戦っ

             ている)証(あかし)である。

             ● 血管外の組織液にいる、「食細胞」が、

             病原体を食べると(体内に取り込むと)、 

             他の食細胞の応援を求めて(敵が来たぞ

             と叫び)、 血管内の血液にもいる他の仲

             間の「食細胞」が血管から出やすくするた

             め、血管を広げる物質を出す。 そして、

             血管を広げ、他の食細胞も集める。 血管

             内の血液から抜け出した他の仲間の「食

             細胞」も、病原体に応戦して、病原体を食

             べる。

             ■ 「自然免疫の食作用」 。

             ● 「自然免疫の食作用」とは、 体内に入

             って来た病原体を「食細胞」が食べて、ヒト

             (人類)の体内環境を守ることである(体を

             守ることである)。

               「自然免疫の食作用」とは、 体内環境

             に入ってきた病原体を自分の細胞内に取

             り込んで処理することである。

             ● 「食細胞」とは、白血球の好中球(こう

             ちゅうきゅう)やマクロファージである。 白

             血球の好中球やマクロファージは、血液や

             組織液などの細胞外液にいて、体に侵入し

             た病原体を取り除く。

             ● 病原体も生き延びるために必死である。

             私達・ヒト(人類)の体に備わっている「自然

             免疫の物理的防御や化学的防御」をすり抜

             けて、体内(体液)に入って来る病原体もい

             る。

                「自然免疫の物理的防御や化学的防

             御」をすり抜けて、体内環境(体液)に入っ

             て来た病原体を排除する(やっつける)ため

             に、 食作用(食細胞が病原体を食べるこ

             と)が行なわれる。

             ● 病原体には、特有な成分がある。

             「食細胞」は、病原体を見分けるために、病

             原体の特有な成分を見分ける何種類ものの

             レセプター(というタンパク質)をもっている。

             「食細胞」は、病原体が持つ特有の成分で、

             病原体を見分けることができる(識別できる)。

             「食細胞」は、病原体に近づき、レセプターを

             当てて、合致すれば(形がピッタリ一致すれ

             ば)、食べる(食細胞の体内に取り込む)。 

 

 

 

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#jpdictionary(general)

 

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#e

 

#theatp

 

■ ATP  

     (えいてぃーぴー)。

 

■ ATP。

■ 名称 : ATP (えいてぃーぴー)。

■ 別名 : アデノシン三リン酸 (あでのしんさんりんさん)。

■ 英語名 : denosine rihosphate.

■ 生物の生命活動に必要なエネルギーを蓄えるATP。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典 62132。

 

 

■ ATPとは、 生物の細胞内にある、エネルギーの一時貯

  蔵場所である。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

 

■ ヒト(人類)、動植物、その他の生物は、エネルギーをAT

  Pに蓄えている。

     そして、 ATPに蓄えられたエネルギーは、様々な生

  命活動に使われている。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

 

■ ATP (えいてぃーぴー、アデノシン三リ ン酸(あでのしん

  さんりんさん)) とは、  生物のエネルギー代謝を仲介し、 

  生物体内でエネルギーのやりとりの働きをする高エネルギ

  ーリン酸化合物 である。

     ATPの英語名は、denosine rihos-

  phate である。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

                           

■ ATPは、 ヒト(人類)、動植物、その他の生物の、生命

  活動を支えている。

 

 ヒト(人類)、動植物、その他の生物は、 有機物のエネ

   ルギーを使って(利用して)活動している。

  ヒト(人類)、動植物、その他の生物は、 炭水化物(デ

   ンプン、グルコース等)などの、大きなエネルギーをもつ

   有機物を、体内にとり入れ (ヒト(人類)や動物は食べ

   て)、 蓄えている。             

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

 

■ 生命活動を支える物質とエネルギーでは、 ヒト(人類)、

  動植物、その他の生物は、 ATPという物質にエネルギ

  ーを蓄え、 ATPのエネルギーを使って活動している(生

  きている)。 

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

 

■ ATPは、 ヒト(人類)、動植物、その他の生物の生命

  活動に必要なエネルギーを蓄えている。

     ATPは、生物のエネルギーの一時置き場である。 

 

■ エネルギーの蓄積 (ADP⇒ATP)。

   エネルギーの放出 (ATP⇒ADP)。

      ヒト(人類)、動植物、その他の生物は、エネルギ

  ーをATPに蓄え、 細胞の中で、 ADPがATPになる

  時、エネルギーを蓄え (ADP(アデノシンニリン酸)+

  P(リン酸)+エネルギー⇒ATP)、 ATPがADPになる

  時、エネルギーを放出している (ATP⇒ADP(アデノ

  シンニリン酸)+P(リン酸)+エネルギー)。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

             

 ATPは、 ヒト(人類)、動植物、その他の生物の体内

  の細胞内で、 体内にとり入れられたグルコースなどの

  有機物を分解し小分けして蓄え、充電式電池のように、

  エネルギーを一時的に蓄えておく場所 である。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

 

 ヒト(人類)、動植物、その他の生物は、 細胞内で、 

  素を使って、グルコースなどの有機物を分解し、エネルギ

  ーを取り出し、使いやすいようにエネルギーを小分けにし

  て、ATPに蓄えている。 

      そして、 ATPは、エネルギーを必要なときに必要

  な所に必要な量を出している。

     ATPに蓄えられたエネルギーは、様々な生命活動に

  使われる。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

             

 ATPは、 必要に応じて分解し(ATP→ADP(アデノシン

  ニリン酸)+P(リン酸)+エネルギー)、 体物質合成、運  

  動、発音、発電、発光、発熱などのエネルギーを、ヒト(人

  類)、動植物、その他の生物に供給している。

             

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#thenaturalkillercell

 

■ NK細胞  

     (えぬけいさいぼう)。

 

■ NK細胞。

■ 名称 : NK細胞 (えぬけいさいぼう)。

■ 別名 : ナチュラルキラー細胞。

■ 英語名 : NATURAL KILLER CELL(S).

■ ヒト(人類)の、免疫細胞(=広義の白血球)の

  1つ。

■ 免疫、適応免疫(= 獲得免疫)、免疫細胞(= 広

  義の白血球関しては、  「免疫」、適応免

  」、「免疫細胞白血球」を参照してください。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典 52313。

 

 

■ ヒト(人類)の免疫の、自然免疫の破壊防御では、

     生体内で、 NK細胞(= ナチュラルキラー細胞)

    は、 病原体・異物(主にウイルス)を攻撃し、破

    壊して、 生体内の病原体・異 物を排除(除去)す

    働きをもつ。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

                              

 自然免疫の破壊防御 と、 適応

  免疫の体液性免疫の抗体の結合

  や細胞性免疫の破壊防御。

■ ヒト(人類)の生体内のウイルスなどの病原体・

  異物の排除

      ヒト(人類)の、生体内にいる(侵入した)

  ウイルスなどの病原体・異物を、第1次防御と

  して、自然免疫の破壊防御のNK細胞が攻撃

  し破壊している。 そして、それをすり抜けた、

  ウイルスなどの病原体・異物は、第2次防御と

  して、 適応免疫の細胞性免疫のキラーT細胞

  (CTL)が病原体・異物を攻撃し破壊したり、

  応免疫の体液性免疫の抗体が病原体・異物に

  結合したりして(くっついて固まって)、 生体内

  から排除(除去)され、 ヒト(人類)は、ウイル

  スなどの病原体・異物から体を守り、病気にな

  らないようにしている。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

 

■ ヒト(人類)の、NK細胞(= ナチュラルキラー細

  胞)は、  免疫細胞(=広義の 白血球)の1種類

  である。

○ ヒト(人類)の、NK細胞は、 ヒト(人類)の免疫

  細胞(= 広義の白血球)の、リンパ球(りんぱきゅ

  う)の1種類 である。

 

 リンパ球には、 T細胞(= Tリンパ球)、B細胞

  (= Bリンパ球)(抗体産生細胞に分化)、 NK

  細胞、 抗 体産生細胞(= 形質細胞 などの種

  類がある。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

 

 

 自然免疫の食作用や破壊防御 と、

  適応免疫の体液性免疫の抗体の結

  合や細胞性免疫の破壊防御。

 ヒト(人類)の生体内の細菌・ウイルスなどの病

  原体・異物の排除

      ヒト(人類)の、生体内にいる(侵入した)

  菌・ウイルスなどの病原体・異物は、免疫の第1

  次防御として、 自然免疫の食作用の食細胞の

  好中球やマクロファージが細菌などの病原体・

  異物を捕食したり(食べたり)、 自然免疫の破

  壊防御のNK細胞がウイルスなどの病原体・異

  物を攻撃し破壊したりしている。

        そして、それをすり抜けた、細菌・ウイルスな

  どの病原体・異物は、免疫の第2次防御として、 

  適応免疫の抗体の結合の体液性免疫の、抗体

  が細菌・ウイルスなどの病原体・異物と結合した

  り(にくっついて固まったり)、 適応免疫の破壊

  防御の細胞性免疫の、キラーT細胞(CTL)がウ

  イルスなどの病原体・異物攻撃し破壊したりし

  て、 生体内から排除(除去)され、 ヒト(人類)

  は、細菌・ウイルスなどの病原体・異物から体を

  守り、病気にならないようにしている。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典。

 

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#theeboladisease

 

■ エボラ出血熱  

     (えぼらしゅっけつねつ)。

 

■ エボラ出血熱。

■ 名称 : エボラ出血熱 

  (えぼらしゅっけつねつ)。 

■ 英語名 : Ebola Virus Disease。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典 52134。

 

 

■ エボラ出血熱は、 エボラウイルスに感染して

  発症する伝染病(感染症) である。

■ エボラウイルスは、 エボラ出血熱を引き起こ

  すウイルスである。

■ 今のところ、エボラ出血熱の特効薬、ワクチン

  はない。

        エボラ出血熱を発症(発病)したら、なるべ

  く悪化を防ぐ、対処療法しかない。

     アメリカ合衆国政府が、 バイオ・テロ用に

  開発した、エボラ出血熱の未承認の治療薬が

  あるが、 治療効果は不明である。 また、日

  本の製薬会社製のインフルエンザ用治療薬の

  ファビピラビルの試験的投与も行われているが、

  治療効果は不明である。

 

■ 今回の2013年12月からのエボラ出血熱の

  発生。

     WHOが、2014年8月に、エボラ出血熱

  の感染拡大に対し、 公衆衛生上の緊急事態

  を宣言する。

     今回のエボラ出血熱は、 20 13年12月

  から、アフリカ西部で発生し、 最初にギニア

  で発生し、隣国の、リベリア、シエラレオネに広

  がり、更に、ナイジェリアに拡大した。 

     2014年3月から8月8日まで、その4カ

  国で、932人が死亡している。

     WHO(世界保健機構)は、2014年8月

  8日(日本時間)に、他の国や地域にも広がる

  恐れがあるとして、 エボラ出血熱の感染拡大

  に対し「公衆衛生上の緊急事態」 (英:Inter-

  national Public Health Emergency)

  を宣言した。

 

■ 病気の知識不足、患者隔離不完全、死者に

  触る習慣、医療物資や医療スタッフの不足、

  伝統的治療、人の多い都市で流行などにより、

  感染拡大。

     今回の2013年12月からのエボラ出血

  熱のアフリカ西部での感染拡大は、 発病の

  初期の症状がマラリアなどの病気(熱病、熱

  性疾患)と似ていて、現地の医療スタッフや

  一般の人々がエボラ出血熱の経験がなく、他

  の病気と思い、 エボラ出血熱に関する知識

  が不足し、 現地では死者の遺体に触れて死

  を惜しむ慣習があり、 現地での感染(患)者

  の隔離がうまくいかず、 現地の人々が伝統

  的治療に頼り、 医療物資(マスク、手袋、ガ

  ウン、長靴、注射器、他)や医療スタッフ(医

  療従事者、医師・看護士)等)が不足し、また、

  奥地から人の多い都市に流行・感染が拡大

  したためである。

 

■ エボラ出血熱は、 ヒト(人類)の伝染病(感

  染症)の1つである。 

      エボラ出血熱は、 ウイルス性出血熱

  (VHF)の一疾患である。

             

■ エボラ出血熱は、 エボラウイルスにより引

  き起こされる感染症である。

             

■ 有効な治療薬なし。

    エボラ出血熱のエボラウイルスの「自然

  宿主」(= 自然界の宿主)が発見できないた

  め、 エボラ出血熱に対する有効な治療薬

  はない。 

     なるべく早く、エボラウイルスの「自然宿

  主」を特定し、「自然宿主のウイルス抗体

  を見つけ、有効な治療薬をつくる必要がある。

 

■ 致死率・約70%。

    エボラ出血熱の、感染者の致死率は、約

  70%である。 即ち、発症すると約70%の

  エボラ出血熱の感染者が死去する。

■ エボラ出血熱は、 現在のところ、ヒト(人類)

  の体液の接触によって人から人へと感染す

  る。

■ 最近の発生は、2013年12月から西アフリ

  カで発生し、収束せず、現在に至る。

■ 国際NGOの「国境なき医師団」 (MSF)の

  医療従事者(医師・看護士)が感染地にキャ

  ンプ(隔離・治療センター)をつくり、 尊い人

  命を救うため、 感染防止や収束・撲滅に献

  身的に奮闘している。

                       

■ エボラ出血熱は、 「レベル4」の病原性を

  示すエボラウイルスによって引き起こされる

  伝染病(感染症) である。

■ エボラ出血熱は、 ウイルス性出血熱(英:

  VHF、Viral Hemorrhagic Fever)の一

  疾患(しっかん、病気) である。 

     エボラ出血熱は、 VHFウイルスにより

  引き起こされる、感染症である。

 

■ エボラウイルス。

■ エボラウイルスは、 「レベル4」に分類され

  る病原体であり、 殺人ウイルスである。

■ 病原体のエボラ ウイルスは、 治療薬がなく

  発症後感染患者の約70%が死去する、強

  い病原性ウイルスである。

■ 病原体のエボラウイルスは、 「レベル4」の

  強い病原性を示すウイルスである。

■ なるべく早く、エボラウイルスの「自然宿主」

  を見つけ出し、その「抗体」で治療薬をつくり、 

  エボラウイルスに対抗する必要がある。

 

■ エボラ出血熱は、 病原体のエボラウイルス

  (英:Ebola Virus(es)) が引き起こす(

  より発症する)、伝染病(感染症) である。

      エボラウイルスは、 フィロウイルス科

  (Filoviridae)に属し、 約1ミリ(mm)の千

  分の1 (長径・700〜1500nm(ナノメー

  トル)、 0.0007mm〜0.0015mm) の

  大きさであり、 ひも状、U字状、ゼンマイ状

  など多形性の形状をもつ。

 

■ エボラ出血熱の感染。

■ エボラ出血熱は、 初期の症状が、マラリア

  など他の病気の症状と似ているため、 エボ

  ラ出血熱とわからず、感染が広がる。

 

■ エボラ出血熱のエボラウイルスは、 人体に

  感染後、まず、肝臓(かんぞう)と脾臓(ひぞ

  う)で増殖し、 その後、 全身に広がりに、全

  身にダメージを与える。  

 

■ エボラ出血熱 (えぼらしゅっけつねつ) は、

  ヒト(人類)伝染病(感染症)の1つであり、 

  現在のところ、 ヒト(人類)体液との接触

  よって 、人から人へと感染する。

     エボラ出血熱の、潜伏期間は、2日〜21

  日で、その後、発症する。

    エボラ出血熱の英語名は、Ebola Virus 

  Disease である。

 

■ エボラ出血熱は、 現在のところ、ヒト(人類)

  の体液の接 触によって、人から人へと感染が

  拡大し、多数の死者を出す感染症 である。 

    感染者の致死率は約70%である (発症

  後、感染者の約70%が死去する)。

    但し、空気感染(英:Airborne)の、飛沫

  感染も否定はできない。

    ヒト(人類)の体液とは、 ヒト体内の液体

  であり、 ヒト体内から出る血液、汗、尿・便 

  などである。

    エボラウイルスも、 病原性が有るものと

  無いものがあり、 病原性が有るものでも病

  原性の強弱がある。

    数は少ないが、エボラ出血熱に感染して

  も発症しない不顕性感染者も存在する。

     過去の例では、極めて強い病原性を示

  すエボラウイルスが、ザイール株で、 ザイ

  ール株のエボラウイルスは、 レベル4に相

  当する感染症 であった。

     未来に、エボラウイルスが、流行途中で

  突然変異を起こし、 インフルエンザやサー

   ズのウイルスように、本格的な空気感染を起

  こす可能性もある。

 

■ エボラウイルスの自然宿主。

■ 有効な治療薬なし。

    エボラ出血熱のエボラウイルスの「自然

  宿主」(= 自然界の宿主)が発見できないた

  め、 エボラ出血熱に対する有効な治療薬

  はない。 

     なるべく早く、エボラウイルスの「自然宿

  主」を特定し、「自然宿主のウイルス抗体

  を見つけ、有効な治療薬をつくる必要がある。

 

■ エボラ出血熱は、 現在のところ、治療法は

  確立されていない。 有効な治療薬も、予防

  ワクチンも、まだない。 「自然宿主 」が特定

  されていないため。

     エボラウイルスをもつ自然宿主(しぜん

  しゅくしゅ、自然界の宿主)の生物もわかって

  いない。 自然宿主調査で、コウモリの一種

  がエボラウイルスを接種しても病気を発症し

  なかったことから自然宿主ではないかと疑わ

  れている。

 

■ ウイルスの自然宿主 (= 自然界の宿主)。

      ウイルスは、 寄生体(細胞寄生体、寄生

  生物)であり、 単独では生きられない(単独で

  は「代謝」できないので)。

     ウイルスは、相手を殺さず(宿主細胞を完

  全に破壊せず)、寄生し、常駐(常住・安住)す

  る他の生物の「自然界の宿主」が必要である。 

  それが、ウイルスの自然宿主(しぜんしゅくしゅ)

  である。

     ヒト(人類)の伝染病(感染症)を引き起こす、

  インフルエンザ・ウイルスでは、 カモなどの 野

  鳥(野生動物)が、 自然宿主 である。

     一方、 終末宿主とは、 自然宿主以外の

  生物で、 ウイルスが寄生し相手を殺す(宿主

  細胞を完全に破壊する)生物であり、 ヒト(人

  類)や他の生物 などである。

      

■ エボラ出血熱の症状。

    エボラ出血熱は、 発症時、突然の発熱

  や頭痛で始まり、 下痢やおう吐を繰り返し、  

  重症化すると口や胃など内臓から出血が続

  き、 約1週間で死に至る病気である。

     エボラ出血熱は、 一般的に、現在のと

  ころ、体液の接触によって感染し、 感染

  状が出ていない患者からうつる(感染する)こ

  とはない。

     エボラ出血熱は、 発症患者(感染症状

  が出ている患者)の血液や便などに直接触

  れた際に、 ウイルスが傷口や粘膜などから

  侵入することで、他のヒト(人類)に感染する。

    但し、空気感染(英:Airborne)の、飛沫

  感染は否定できない。

 

■ エボラ出血熱の過去の発生。

 エボラ出血熱は、1976年からアフリカ中部

  で発生し、 最近の発生は、2013年12月

  から西アフリカで発生し、収束せず、現在に

  至る。

■ 1970年代からのエボラ出血熱の発生。

     報告例では、エボラ出血熱は、 1976年

  から2002年までの間、 アフリカ中部やコート

  ジボワールで発生し、 南スーダン地域、コンゴ

  (コンゴ民主共和国やコンゴ共和国)地域、 ガ

  ボン地域、 コートジボワール で発生し 、 計、

  感染患者数1617人で死亡者は1104人であ

  り、感染者の68%が死亡している。

 

 

 病原性レベル。

■ 病原性レベル(びょうげんせいれべる)とは、 

  病原体の病原性の強弱の程度である。

■ 病原性レベルは、 弱い病原性のレベル1から

  強い病原性のレベル4まで、 病原性の強弱の

  程度を、4段階に分類している。

■ 例をあげると、 病原体の、サルモネラ菌はレ

  ベル1、 インフルエンザ・ウイルスはレベル2、 

  HIVウイルスはレベル3、 エボラウイルスはレ

  ベル4 である。

 

 

■ 国境なき医師団。 

■ 「国境なき医師団」 (こっきょうなきいしだん、

   MSF) は、 医療の国際NGO である。

 

■ 「国境なき医師団」は、 世界各地出身の多

  国籍の医師、看護師等が参加する、 医療が

  ゆきとどかない世界各地で医療活動を行う、

  ボランティアの医療集団であり、人類に多大

  な貢献をしている医療団体である。

■ 「国境なき医師団」には、日本出身の有志の

  医師、看護師も参加している。

■ 医療活動の1つの実例としては、 「国境なき

  医師団」は、 2014年に、アフリカ西部で、キ

  ャンプ(隔離・治療センター)をもうけ、 エボラ

  出血熱の感染拡大防止の医療活動を精力的

  に行う。

 

■ エボラ出血熱の詳細。

■ エボラ出血熱の詳細に関しては、  「国立感染

  症研究所」、 「国立国際医療研究センター」

  (NCGM) のホームページをご覧ください。

 

 

♪♪ 感染症(伝染病) が登場する、興

   味深い、ドキュメンタリー、ドラマ、映

   画。

 

★ 感染症(伝染病) が登場する、興味

  深い、ドラマ、映画。

 

■ クローズアップ現代 『 ‘‘緊急事

  態’’エボラ出血熱 〜感染拡大は

  止められるか〜 』  

   (NHKの2014年8月25日・本放送・ドキュ

   メンタリー番組)。

■ エボラ出血熱の詳細を述べる。

 

★ 感染症(伝染病) が登場する、興味

  深い、ドラマ、映画。

● (注意) ドラマ、映画は、フィクションです。 

  ドラマ、映画 は、事実 と 架空の出来事 

  が、 混じって、描かれています。

 

■ 『 アウトブレイク 』  

    (英語題名: OUTBREAK)。

    (1995年アメリカ映画)。

■ 感染症(伝染病)を描く。

■ 人類を滅亡させる力のある、極めて悪性

  のウイルスのヒトへの感染と脅威を描く。

■ 伝染病(感染症)を引き起こす、強力な病

  原性を示すウイルスをもつ自然宿主のサ

  ルが登場する。

■ 米国CDC(疾病管理センター)の活躍を

  描く。

 

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#thenutrient

 

■ 栄養素  

     (えいようそ)。

 

■ 栄養素。

■ 名称 : 栄養素 (えいようそ)。 

■ 別名 : 栄養分、あるいは、養分。

■ 英語名 : nutrient(s)。

■ 栄養素とは、 栄養になる成分、栄養の源と

  なる物質 である。

■ ヒト(人類)の病気予防、 健康維持・増進、

  長生き(長寿) を得るために必要な物質。

■ 病気治療に関しては、病気治療を参照して

  ください。 

■ 「ヒト人類の 体(からだ)の構造」全体に

  関しては、「ヒトの体の構造」を参照してくだ

  さい。

● TKKI カナヤマ著 生物学辞典 51012。

 

 

■ ヒト(人類)の体。

■ ヒト(人類)は、 「栄養素」 や 「酸素」を取り

  入れて生きている。

 

■ ヒト(人類)は、ものを飲食し呼吸して生存し、 

  「栄養素」や「酸素」を取り入れて生きている。

 

     ヒト(人類)は、 「栄養物(栄養素を含む

  飲食物)」 や 「空気(酸素を含む気体)」を取

  り入れて生きている。

     ヒト(人類)の、栄養物は、 栄養素(英:

  nutrient(s)、栄養になる成分、栄養の源と

  なる物質)を含む飲食物 である。 

    栄養物の英名は、nutriment,nutrition, 

  nutritious food,nourishing food であ

  る。

 

■ ヒト(人類)の病気を防ぎ、健康を維持・増進

  し、長生き(長寿 )を得るためには、 タンパク

  質、 炭水化物(糖類)、 油脂(脂質、脂肪)、

  ビタミン、 ミネラル(無機質、無機塩類)、 食

  物繊維、 水 などの栄養素をバ ランスよくと

  り、 適度な運動をする ことが必要である。

 

 

■ 栄養素。

■ 栄養素 (えいようそ) は、 栄養になる成

  分、 栄養の源となる物質 である。

■ 栄養素 (英:nutrient(s)) は、 栄養分、

  あるいは、 養分 ともいう。

■ 栄養素は、 生物がその生命を保ち、また、

  成長していくために、対外の物質から取り入

  れる、必要な成分 である。

■ 栄養素は、 生物が生物活動のエネルギー

  を得たり、生物体の構成成分をつくる原料と

  するために、外界より取り入れる物質 であ

  る。

■ ヒト(人類)の、栄養素は、 タンパク質、 炭

  水化物(糖類)、 油脂(脂質、脂肪)、 ビタミ

  ン、 ミネラル(無機質、無機塩類)、 食物繊

  維、 水 などである。

 

■ 栄養素は、 ヒト(人類)の、病気予防、健康

  維持・増進、長生き(長寿) を得るために必要

  な物質 である。

 

 

■ 栄養素。

■ ヒト(人類)の、3大栄養素は、 タンパク質、 

  炭水化物(糖類)、 油脂(脂質、脂肪) であ

  る。

 

■ ヒト(人類)の、5大栄養素は、 タンパク質、 

  炭水化物(糖類)、 油脂(脂質、脂肪)、 ビ

  タミン、 ミネラル(無機質、無機塩類) であ

  る。

     3大栄養素(タンパク質、炭水化物、油

  脂)に、 副栄養素のビタミン、ミネラルを含

  めたものを、 5大栄養素 という。

     

■ ヒト(人類)の、6大栄養素は、 タンパク質、

  炭水化物(糖類)、 油脂(脂質、脂肪)、 ビ

  タミン、ミネラル(無機質、無機塩類)、 食物

  繊維 である。

     または、 ヒト(人類)の、6大栄養素は、 

  タンパク質、 炭水化物(糖類)、 油脂(脂

  質、脂肪)、 ビタミン、 ミネラル(無機質、 

  無機塩類)、 水 である。

 

■ ビタミン。

    ビタミンは、 有機化合物の一つであり、炭

  素、水素、酸素、窒素の4つの元素からできて

  いる。

    目・皮膚・粘膜によい、ビタミンAでは、 ニ

  ンジンに含まれるβ(ベータ)カロテンは、体内

  でビタミンAに変化する。 生(なま)で食べて

  も良いが、 β(ベータ)カロテンは油にとけや

  すいため、炒めた方が、吸収率がよりよい。

    ビタミンCは、野菜や果物に多く含まれ、水

  に溶けやすく、熱に弱い。 生(なま)で食べる

  方が吸収率が高い。

 

■ ミネラル(無機質)。

    ミネラル(無機質)は、有機化合物でないも

  のであり、 ナトリウム、カリウム、カルシウム、

  リン などである。

 

■ 栄養素、食品の栄養素、健康食品

  などの詳細。

● 栄養素、食品の栄養素、健康食品などの詳細

  に関しては、 「国立健康・栄養研究所」のホー

  ムページを参照してください。

 

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#theh7n9influenza

 

■ H7N9型 

     インフルエンザ  

     (えいちななえぬきゅうがた

     いんふるえんざ)

 

■ H7N9型インフルエンザ。

■ 名称 : H7N9型インフルエンザ 

  (えいちななえぬきゅうがたいんふるえんざ)

● 別名 : 鳥インフルエンザA(H7N9)。

■ 英名 : influenza A (H7N9) 。

■ インフルエンザ・ウイルスA型H7N9亜型が

  引き起こす流行性感冒。

      

                

■ 中国と台湾で、 H7N9型インフルエンザ(=鳥

  インフルエンザ A(H7N9))感染者が出て

  いる (2013年4月25日現在)。

    中国の、H7N9型インフルエンザ(=鳥イン

  フルエンザ A(H7N9))感 染者は、108人、

  死者22人 である (2013年4月24日現在)。

    中国で調査しているWHO(世界保健機構)

  関係者の報告では、 感染ルートは、中国の市

  場(いちば)で売られている、生きたニワトリや

  アヒルからヒトに感染したとみられている (20

  13年4月25日現在)。

    2014年2月現在、 中国で、H7N9型イン

  フルエンザ(=鳥インフルエンザ A(H7N9))が

  流行し、感染者が出ている。 中国当局は、食

  用のトリを食べた人が、感染したと公言してい

  る。

      

■ WHOによると、 WHOの中国での検査では、

  ヒトに感染したH7N9型インフルエンザ・ウイル

  ス(= インフルエンザH7N9型ウイルス) 対

  策の治療薬(抗インフルエンザ薬)として、早期

  に投与された場合、 タミフルとリレンザ が効

  果があることを明らかにしている (2013年4

  月3日付WHO報告FAQ)。

 

■ H7N9型インフルエンザに関し、ヒトからヒトへ

  の感染は、まだ、報告されていない。 ヒトからヒ

  トへ感染するウイルスの変異を警戒する必要が

  ある (2013年4月25日現在)。

 

■ H7N9型の概要。

■ H7N9型インフルエンザ (えいちななえぬき

  ゅうがたいんふるえんざ)は、 インフルエンザ・

  ウイルスA型H7N9亜型 (= インフルエンザA

  (H7N9)ウイルス) が引き起こす流行性感冒

  である。

 

■ H7N9型インフルエンザは、 別名は、 鳥イン

  フルエンザA(H7N9) である。

    H7N9型インフルエンザ (=鳥インフルエンザ

    A(H7N9))は、 A型インフルエンザの亜型 の

  H7N9型のインフルエンザ で ある。   

    H7N9型インフルエンザ (=鳥インフルエンザ

    A(H7N9))は、鳥インフルエンザで、 鳥からヒ

  ト(人間)に感染する。

 

■ H7N9型インフルエンザ (=鳥インフルエンザA

    (H7N9))の英語名は、 influenza A (H7

  N9) ; human infection with influenza 

  A/H7N9 virus である。  

    H7N9型インフルエンザ・ウイルス (= イン

  フルエンザA(H7N9)ウイルス、 鳥インフルエ

  ンザH7N9型ウイルス)の英語名は、influenza 

  A (H7N9) virus(es) である。

 

■ H7N9型インフルエンザ (=鳥インフルエンザA

    (H7N9))は、 A型インフルエンザの亜型で、 

  A型の亜型(H1N1からH16N9まで)の1つ 

  である。

 

■ H7N9型インフルエンザのウイルスの大き さ

  は、 直径・約100nm(ナノメートル) (1ミリ

  の1万分の1の大きさ) である。

 

 

■ 下記は、ウイルスの構造簡略図である。

■ インフルエンザ・ウイルスの構造 は、 エンベロー

 プを持つ、分節性、マイナス鎖ss(1本鎖)RNAウイ

 ルスで、 A型インフルエンザ・ウイルス は、 大きさ

 は、 直径80〜120nm(ナノメートル) で、 ヌクレ

 オカプシド(カプシドと核酸)の中で、 「コア・タンパク

 質(核タンパク質)のカプソマー」に、「ウイルスの核酸

 のRNA」が、巻き付いている。 

  

 

 

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#bases

 

■ 塩基  

     (えんき)。

 

■ 塩基。

■ 名称 : 塩基 (えんき)。

● 英名: BASE(S)。

■ 核酸塩基 (かくさんえんき、英名:

  NUCLEOBASE)。

■ 核酸(DNAやRNA)の塩基。

 

 

■ 塩基とは、 核酸(DNAやRNA)の塩基である。

             

■ 核酸とは、 ヌクレオチドの集まりであり、 核酸のヌク

   レオチドは、 リン酸(P)、 糖(S)  (デオキシリボー

  ス、リボース)、 塩基 (A,T,G,C,U) で構成され

    ている。

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

■ 核酸の塩基には、 A(アデニン), T(チミン), G(グ

  アニン), C(シトシン), U(ウラシル) がある。

             

■ DNA (= デオキシリボ核酸)の塩基は、 A (アデニ

  ン), T (チミン), G  (グアニン), C (シトシン) 

  の4つの塩基である。

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

■ RNA (= リボ核酸)の塩基は、 A (アデニン), U

  (ウラシル), G (グアニン), C (シトシン)の4つ

  の塩基である。

             

 

■ 塩基 (えんき、英名: BASE(S)) には、 核酸

 塩基 (かくさんえんき、英名:NUCLEOBASE)が

 あり、 核酸塩基は、 核酸(DNAまたはRNA)の塩基

 である。

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

■ 核酸のDNARNAの塩基には、アデニン(A,Adenine)、

  チミン(T,Thymine)、 グアニン(G,Guanine)、 シトシ

  ン(C,Cytosine)、 ウラシル(U,Uracil) がある。

● 各塩基の一文字略称 「A,T,G,C,U」が、 よく使われ

  る。

 

■ 核酸には、 DNA (= デオキシリボ核酸) と RNA (= リ

  ボ核酸)の2種類 がある。

■ 生物の核酸のDNAまたはRNA塩基の組み合わせ を、

  核酸のDNAまたはRNAの塩基配列 と いう。 

■ 生物の核酸 のDNAまたはRNAの向い合わせの結合

  組み合わせを、塩基対(えんきつい)という。

 

■ 核酸のDNAまたはRNAには、 線状 (英名:

 LINEAR)、 環状 (英名:CIRCULAR)、 分節 

 性 (英名:SEGMENTED) などの構造をもつ

 ものがある。

   核酸のDNAまたはRNAには、 通常1本鎖 

 (ss、英名:SINGLE-STRANDED)、 通常2

 本鎖 (ds、英名:DOUBLE-STRANDED)、

 通常3本鎖 (稀、一部の担子菌類のみ) の構

 造をもつものがある。

   また、RNA には、 mRNAとしての活性を

 持つか持たないかにより、 プラス鎖型(+鎖型) 

 と マイナス鎖型(−鎖型) (+鎖RNAか−鎖

 RNAか) の構造をもつものがある。

 ● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

 

 

 

 

■ 地球生物の、DNAは、アデニン(A)、チミン(T)、グアニン

 (G)、シトシン(C)という4種類の塩基で構成され、塩基配列を

 つくる。

■ 地球生物の、RNAは、アデニン(A)、ウラシル(U)、グアニ

 ン(G)、シトシン(C)という4種類の塩基で構成され、塩基配列

 をつくる。

 

■ 地球生物の、真核生物の細胞の核内のDNAは、遺伝情報を

 持ち、通常、 2本のDNA塩基配列間に「AとT」(アデニン(A)

 とチミン(T))、「GとC」(グアニン(G)とシトシン(C))の2つの

 対合(向い合い結合、塩基対)をつくり、  二重らせん構造をとる。

 

 

■ 塩基 (えんき,英名: BASE(S)) とは、 核酸塩基 (かくさ

 んえんき、英名:NUCLEOBASE) で、 核酸の有機塩基である。

  核酸(DNAまたはRNAの塩基には、アデニン(A,Adenine)、

 チミン(T,Thymine)、 グアニン(G,Guanine)、 シトシン(C,

 Cytosine)、 ウラシル(U,Uracil) がある。

  各塩基の一文字略称 「 A,T,G,C,U 」が、 よく使われる。

  塩基は、プリン塩基のアデニン(A)、グアニン(G) と、 ピリミジ

 ン塩基のチミン(T)、シトシン(C)、ウラシル(U) の2つに分類さ

 れる。

■ 生物の核酸(DNAまたはRNA塩基の組み合わせ を、核酸

 (DNAまたはRNAの塩基配列 と言う。 

■ 生物の核酸(DNAまたはRNA)の向い合わせの結合の組み合

 わせを、塩基対(えんきつい)と言う。

■ 核酸には、 DNA (= デオキシリボ核酸) と RNA (= リボ核

 酸)の2種類 がある。

 

■ DNA とは、 デオキシリボ核酸で、 「リン酸(P、Phosphate)」

 と 「糖(S、Sugar) のデオキシリボース」 と 「塩基 (Base)の、

 アデニン (A,Adenine)、 チミン(T,Thymine)、 グアニン(G,

 Guanine)、 シトシン(C,Cytosine)の4種類 」 からなる(構成

 される)物資(核酸)である。

 

■ RNA とは、 リボ核酸で、 「リン酸(P、Phosphate)」 と 「糖

 (S、Sugar) のリボース」 と 「塩基 (Base)の、アデニン(A,Ad

 enine)、 ウラシル(U,Uracil)、 グアニン(G,Guanine)、 シト

 シン(C,Cytosine)の4種類」 か らなる(構成される)物資(核酸)

 である。

 

■ DNA (= デオキシリボ核酸) は、 「リン酸」や「糖のデオキシ

 リボース」と結びついた、 塩基のアデニン (A)、チミン(T)、シトシ

 ン(C)、グアニン(G) の4種類のヌクレオチドで できている

 (構成されている)。

● DNA(= デオキシリボ核酸)のヌクレオチド は、 リン酸 と 糖の

 デオキシリボース と 塩基 A(アデニン), 塩基 T(チミン、ティミ

 ン), 塩基 C(シトシン), 塩基 G(グアニン) からできている。

 

■ RNA (= リボ核酸) は、 「リン酸」や「糖のリボース」と結びつ

 いた、 塩基のアデニン(A )、ウラシル(U)、シトシン(C)、グアニン

 (G) の4種類のヌクレオチドで できている(構成されている)。

● RNA(= リボ核酸)のヌクレオチド は、 リン酸 と 糖のリボース  

 と 塩基 A(アデニン), 塩基 U(ウラシル), 塩基 C(シトシン),

 塩基 G(グアニン) からできている。

 

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#thenumberofbases

 

■ 塩基数  

     (えんきすう)。

 

■ 塩基数。

■ 名称 : 塩基数 (えんきすう)。

■ 核酸(DNAまたはRNA)の塩基数。

 

 

■ 塩基数 (えんきすう) とは、 核酸(DNAまた

 はRNA)の塩基数 である。

 

■ 塩基数 (えんきすう) は、核酸DNAまたは

 RNA塩基の数 である。

 核酸DNAまたはRNAの長さ・大きさの単位

 は、塩基数で表記され、核酸DNAまたはRNA)が

 二本鎖の場合は、 bp(えんきつい、塩基対、base 

 pair)で、 核酸DNAまたはRNA)が一本鎖の場

 合は、 bまたはnt (えんき、塩基、base または

 nucleotide) で表される。

 

■ 塩基対 (= ベースペア、英語名 :BASE PAIR、

  略号 :bp) とは、  塩基のペアであり、 塩基2つ

  の1組である。

■ 塩基対とは、 2本鎖DNAまたは2本鎖RNAの、

  塩基のペア (2つ塩基の1組) である。

             

 

■ 生物では、核酸DNAまたはRNA)の構造は、

 「通常1本鎖構造」と、 「通常2本鎖の組み合わせ

 構造」、 「通常3本鎖の組み合わせ構造」(稀、

 部の担子菌類、3本鎖DNA) の3つのグループが

 る。

 

 

■ 核酸のDNAまたはRNAには、 線状 (英名:

 LINEAR)、 環状 (英名:CIRCULAR)、 分節 

 性 (英名:SEGMENTED) などの構造をもつ

 ものがある。

   核酸のDNAまたはRNAには、 通常1本鎖 

 (ss、英名:SINGLE-STRANDED)、 通常2

 本鎖 (ds、英名:DOUBLE-STRANDED)、

 通常3本鎖 (稀、一部の担子菌類のみ) の構

 造をもつものがある。

   また、RNA には、 mRNA(メッセンジャー

 RNA)としての活性を持つか持たないかにより、 

 プラス鎖型(+鎖型) と マイナス鎖型(−鎖型)

 (+鎖RNAか−鎖RNAか) の構造をもつもの

 がある。

 ● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

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#basepairs

 

■ 塩基対 

     (えんきつい)。

 

■ 塩基対。

■ 名称 : 塩基対 (えんきつい)。

● 略号 bp, 英名: BASE PAIR (S)。

 2本鎖DNAまたは2本鎖RNAの、塩基のペア

 (2つ塩基の1組))。

■ 一対の核酸塩基 (かくさんえんき、英名:

 NUCLEOBASE)。

■ 核酸(DNAまたはRNA)の向い合わせの結合

  組み合わせ。

■ 向かい合った、決まった塩基の組み合わせ  で

 ある。 

  核酸の塩基の2個が、特異的に対を成し結合 した

 もの である。

 

 

■ 塩基対 (= ベースペア、英語名 :BASE PAIR、

  略号 :bp) とは、  塩基のペアであり、 塩基2つ

  の1組である。

             

■ 塩基対とは、 2本鎖DNAまたは2本鎖RNAの、

  塩基のペア (2つ塩基の1組) である。

 

■ 核酸のDNAまたはRNAには、 線状 (英名:

 LINEAR)、 環状 (英名:CIRCULAR)、 分節 

 性 (英名:SEGMENTED) などの構造をもつ

 ものがある。

   核酸のDNAまたはRNAには、 通常1本鎖 

 (ss、英名:SINGLE-STRANDED)、 通常2

 本鎖 (ds、英名:DOUBLE-STRANDED)、

 通常3本鎖 (稀、一部の担子菌類のみ) の構

 造をもつものがある。

   また、RNA には、 mRNA(メッセンジャー

 RNA)としての活性を持つか持たないかにより、 

 プラス鎖型(+鎖型) と マイナス鎖型(−鎖型)

 (+鎖RNAか−鎖RNAか) の構造をもつもの

 がある。

 ● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

■ 塩基対 (えんきつい)は、 核酸(DNAまたは

 NA)の向い合わせの結合の組み合わせ である。

   塩基対は、略号は、bp,英名 は、BASE 

 PAIR(S)である。

  塩基対は、 一対の核酸塩基 (かくさんえんき、

 英名:NUCLEOBASE) である。

  塩基対は、 向かい合った、決まった塩基の組み

 合わせで、 核酸の塩基の2個が、特 異的に対を

 成し結合したものである。

 

■ 塩基対は、 2本鎖構造の核酸(DNAまたはRN

 A)の、塩基のペア(2つ1組)で、 2本鎖DNAまた

 は2本鎖RNAの、塩基のペア(2つ塩基の1組) で

 ある。

 

■ 生物では、核酸DNAまたはRNA)の構造は、

 「通常1本鎖構造」と、 「通常2本鎖の組み合わせ

 構造」、 「通常3本鎖の組み合わせ構造」(稀、一

 部の担子菌類、3本鎖DNA) の3つのグループが

 る。

 

■ 核酸のDNAまたはRNAには、 線状 (英名:

 LINEAR)、 環状 (英名:CIRCULAR)、 分節 

 性 (英名:SEGMENTED) などの構造をもつ

 ものがある。

   核酸のDNAまたはRNAには、 通常1本鎖 

 (ss、英名:SINGLE-STRANDED)、 通常2

 本鎖 (ds、英名:DOUBLE-STRANDED)、

 通常3本鎖 (稀、一部の担子菌類のみ) の構

 造をもつものがある。

   また、RNA には、 mRNAとしての活性を

 持つか持たないかにより、 プラス鎖型(+鎖型) 

 と マイナス鎖型(−鎖型) (+鎖RNAか−鎖

 RNAか) の構造をもつものがある。

 ● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

 核酸DNAまたはRNAの長さ・大きさの単位

 は、塩基数で表記され、核酸DNAまたはRNA)が

 二本鎖の場合は、 bp(えんきつい、塩基対、base 

 pair)で、 核酸DNAまたはRNA)が一本鎖の場

 合は、 bまたはnt (えんき、塩基、base または

 nucleotide) で表される。

 

■ 通常2本鎖のDNAやRNAは、 生物の細胞内で、 

 2つのDNA塩基配列との間で、 DNA塩基配列と

 RNA塩基配列との間で、 2つのRNA塩基配列との

 間で、 塩基対(向い合い結合、2つの対合)をつくる。

 

■ ヒト(人類)のゲノムサイズ(bp)は、 30億 bp

  (塩基対) である。

● ヒトの細胞核内のDNAの塩基数(核ゲノムのサ

 イズ)は、30 億塩基対である。 即ち、 ヒト(人間)

 細胞の核内には、全部約30億個のDNAの塩

 基対 がある。 

 

 

 

 

 

 

■ ゲノムサイズ。

■ ゲノムサイズ とは、 遺伝情報の塩基数である。

   ゲノムサイズは、ある生物の、遺伝情報をもつ

 核酸(DNAまたはRNA)の「塩基数」 である。

  真核生物や原核生物は、DNAで遺伝情報をも

 つが、 ウイルスでは、DNAで遺伝情報をもつウイ

 ルスとRNAで遺伝情報をもつウイルスがいる。

   遺伝情報をもつ核酸DNAまたはRNA)が「通

 常2本鎖の組み合わせ構造」をもつ生物では、

 ゲノムサイズは、 核酸(DNAまたはRNA)の「

 基対の数 」である。

   遺伝情報をもつ、ヒト(人間)の核酸のDNAの構

 造は、通常2本鎖の二重らせん構造で、ヒト(人間)

 のゲノムサイズは、 DNAの「塩基の数」である。

● TKKI カナヤマ 著 生物学 辞典。

 

 

■ 塩基対。

■ DNAやRNAは、 生物の細胞内で、 @ 2つのDNA塩基

 配列との間で 「A-T」、「T-A」、「G-C」、「C-G」という塩基

 対をつくり、 A DNA塩基配列とRNA塩基配列との間で 

 「A-U」、「T-A」、「G-C」、「C-G」という塩基対をつくり、 B 

 2つのRNA塩基配列との間で 「A-U」、「U-A」「G-C」、

 「C-G」という塩基対をつくる。

   @の例は、真核生物の細胞の核内にある、2つのDNA塩

 基配列との間の塩基対である。 真核生物の細胞の核内にあ

 るDNAは、通常、2本鎖で存在し、二重らせん構造をとる(も

 つ)。 

   Aの例は、真核生物の細胞の核内にある、DNAと伝達R

 NA(mRNA、メッセンジャーRNA)との間の塩基対である。

   Bの例は、真核生物の細胞の細胞質内のリボソームにあ

 る、伝達RNAと運搬RNAとの間の塩基対である。

 

 

■ 地球生物の、DNAは、 アデニン(A)、チミン(T)、グアニン

 (G)、シトシン(C)という4種類の塩基で構成され、塩基配列を

 つくる。

■ 地球生物の、RNAは、 アデニン(A)、ウラシル(U)、グア

 ニン(G)、シトシン(C)という4種類の塩基で構成され、 塩基

 配列をつくる。

 

 

■ DNAは、 生物の細胞内で、 2つのDNA塩基配列の間で

 アデニン(A)とチミン(T)、 グアニン(G)とシトシン(C)) とい

 う塩基対(向い合い結合、2つの対合)をつくる。

● DNAは、 2つのDNA塩基配列の間で、「A-T」、「T-A」、

 「G-C」、「C-G」という塩基対をつくる

● 例としては、真核生物の細胞の核内にある、2つのDNA塩

 基配列との間の塩基対である。 真核生物の細胞の核内にあ

 るDNAは、通常、2本鎖で存在し、二重らせん構造をとる(も

 つ)。 

 

 

 

■ 地球生物の、真核生物の細胞の核内にあるDNAは、遺伝情

 報を持ち、通常、 2本のDNA塩基配列間に2つの対合(向い合

 い結合、塩基対)をつくり、 二重らせん構造をとる(もつ)。

   2つのDNA塩基配列の間に、 アデニン(A)とチミン(T)(「

 -T」、 チミン(T)とアデニン(A)(「T-A」)、 グアニン(G)とシ

 トシン(C))(「G-C」)、 シトシン(C))とグアニン(G)(「C-G」)

 という塩基対をつくる。

 

■ DNAとRNAは、 生物の細胞内で、 DNA塩基配列とRNA

 塩基配列との間で、 塩基対(向い合い結合、2つの対合)をつ

 くる。

   DNA塩基配列とRNA塩基配列との間で、 アデニン(A)と

 ウラシル(U)、 チミン(T)とアデニン(A)、 グアニン(G)とシ

 トシン(C) という塩基対(向い合い結合、2つの対合)をつくる。

● DNAとRNAは、 DNA塩基配列とRNA塩基配列との間で、

 「A-U」、「T-A」、「G-C」、「C-G」という塩基対をつくる。

● 例としては、真核生物の細胞の核内にある、DNAと伝達R

 NA(mRNA、メッセンジャーRNA)との間の塩基対である。

 

 

 

■ 地球生物の、真核生物の細胞の核内にあるDNAは、タンパ

 ク質を合成するため、DNAの遺伝情報を、細胞内にある伝達

 RNA(mRNA、メッセンジャーRNA)に伝えるため、 伝達RN

 Aとの間に、 塩基対(向い合い結合、2つの対合)をつくる。

   DNA塩基配列とRNA塩基配列の間に、 DNAのアデニン

 (A)とRNAのウラシル(U)(「A-U」)、 DNAのチミン(T)と

 NAのアデニン(A)(「T-A」)、DNAのグアニン(G)とRNAのシ

 トシン(C)(「G-C」)、 DNAのシトシン(C)とRNAのグアニン

 (G)(「C-G」)という塩基対(向い合い結合、2つの対合)をつ

 くる。 

 

 

■ RNAは、 生物の細胞内で、 2つのRNA塩基配列の間で、

 塩基対(向い合い結合、2つの対合)をつくる。

   2つのRNA塩基配列の間で、 アデニン(A)とウラシル(U)、 

 グアニン(G)とシトシン(C) という塩基対(向い合い結合、2つ

 の対合)をつくる。

● RNAは、 2つのRNA塩基配列の間で、 「A-U」、「U-A」

 「G-C」、「C-G」という塩基対をつくる。

● 例としては、真核生物の細胞の細胞質内のリボソームにあ

 る、伝達RNAと運搬RNAとの間の塩基対である。

 

 

■ 塩基対の単位。

■ ベースペア 

 (= bp、1塩基対)。

■ キロベースペア 

 (= 1000塩基対、

  英名:kb,kbp,kilo base pair(s))。

■ メガベースペア 

 (= 100万塩基対、

  英名:Mb,Mbp,mega base pair(s))。

■ ギガベースペア 

 (= 10億塩基対、

  英名:Gb,Gbp,giga base pair(s))。

 

■ メガベースペア (= Mb、100万塩基対)。

● (例) 大腸菌の、原核細胞核物質内(核様体内)

 の、DNAの塩基数 (大腸菌ゲノムのサイズ) は、 

 4.8 Mb(4.8メガベースペア)、即ち 480万塩基

 対 である。

 

■ ギガベースペア (= Gb、10億塩基対)。

■ (例) ヒト(人間)の、真核細胞の核物質内(核内

 の)、DNAの塩基数 (ヒトゲノムのサイズ) は、 

 3Gb(3ギガベースペア)、即ち、30億塩基対である。

 

 

■ 核酸には、 DNA (= デオキシリボ核酸) と RNA (= リボ核

 酸)の2種類 がある。

■ 生物の細胞内の、核酸のDNA は、 アデニン(A)とチミン(T)、 

 グアニン(G)とシトシン(C) で 塩基対を形成する。

■ 生物の細胞内の、DNAの塩基対 (DNAの向い合わせの結

 組み合わせ) は、 「AとT」、「CとG」 の2つの対合(向い

 合い結合)のみである。

 

■ 生物の細胞内の、核酸のRNA は、 アデニン(A)とウラシル

 (U)、 グアニン(G)とシトシン(C) で 塩基対を形成する。

■ 生物の細胞内の、RNAの塩基対 (RNAの向い合わせの結

 合の組み合わせ) は、 「AとU」、「GとC」 の2つの対合(向い

 合い結合)のみ である。

 

 

■ 塩基対 (えんきつい、略号 bp,英名:BASE PAIR(S)) と

 は、 核酸(DNAまたはRNA)の向い合わせの結合の組み合わ

 せ で、 向かい合った、決まった塩基の組み合わせ である。 

   塩基対 は、一対の核酸塩基 (かくさんえんき、英名:NUCL

 EOBASE) で、 核酸の塩基の2個が、特異的に対を成し結合

 したもの である。 

■ 核酸には、 DNA (= デオキシリボ核酸) と RNA (= リボ核

 酸)の2種類 がある。

 

■ DNAとRNAは、ヌクレオチドの重合体である核酸である。 DN

 Aは、 主に細胞の核の中で、情報の蓄積、保存を担い、RNAは、

 その情報の一時的処理を担う。 RNAは、DNAに比べて、必要に

 応じて合成・分解される頻度は、顕著である。

 

■ 塩基対には、 ワトソン・クリック型塩基対(天然型塩基対)、フ

 ーグスティーン型塩基対(DNAの三重鎖時)、 人工塩基対、その

 他がある。

 

■ DNA とは、 デオキシリボ核酸で、 「リン酸(P、Phosphate)」

 と 「糖(S、Sugar) のデオキシリボース」 と 「塩基 (Base)の、

 アデニン (A,Adenine)、 チミン(T,Thymine)、 グアニン(G,

 Guanine)、 シトシン(C,Cytosine)の4種類 」 からなる(構成

 される)物資(核酸)である。

■ RNA とは、 リボ核酸で、 「リン酸(P、Phosphate)」 と 「糖

 (S、Sugar) のリボース」 と 「塩基 (Base)の、アデニン(A,Ad

 enine)、 ウラシル(U,Uracil)、 グアニン(G,Guanine)、 シト

 シン(C,Cytosine)の4種類」 か らなる(構成される)物資(核酸)

 である。

 

■ 真核生物の細胞内の、核DNAは、通常、二重らせん鎖構造で、

 通常時、 DNAのヌクレオチドが、向かい合って、アデニン・チミン

 対、グアニン・シトシン対という決まった 2組をつくり、水素結合で

 つながっている。 DNAのコピー時(複製時)やタンパク質合成時

 は、DNAのヌクレオチドが、向かい合って、アデニン・チミン対、グ

 アニ ン・シトシン対 という決まった2組をつくり、他の核酸のヌクレ

 オチドと、水素結合でつながる。

 

■ 真核生物の細胞内の、RNAは、通常、一重鎖構造では、 タン

 パク質合成の転写や翻訳時 RNAのヌクレオチドが、向かい合

 って、アデニン・ウラシル対、グアニン・シトシン対 という決まった

 2組をつくり、 他の核酸のヌクレオチドと、水素結合でつながる。

 

■ ヒトの真核細胞の核内(細胞核内の)DNAの塩基数 (ヒトゲノ

 ムのサイズ) は、3Gb(ギガベースペア、30億塩基対) であ

 る。 また、 大腸菌の原核細胞内のDNAの塩基数 (大腸菌ゲ

 ノムのサイズ) は、4.8Mb(メガベースペア、480万塩基対)

 である。

● ヒトゲノム は、 ヒトのゲノム (細胞内のDNAの全塩基配列)  

 で、 核ゲノム (細胞の核内(細胞核内)のDNAの全塩基配列) と 

 ミトコンドリアゲノム (細胞のミトコンドリア内のDNAの全塩基配

 列) がある。 ヒトのゲノム解読は、2003年に完了した。

   ヒトの核ゲノムは、30億塩基対である。 即ち、ヒト(人間)の

 細胞の核内には、全部で約30億個のDNAの塩基対 がある。 

   ヒトのミトコンドリアゲノムは、 16569塩基対である。 即ち、

 ヒト(人間)の細胞のミトコンドリア内には、 全部で16569個の

 DNAの塩基対がある。

 

■ DNAと染色体。

 ヒトの核ゲノム は、30億塩基対である。 即ち、ヒト(人間)の細胞

 の核内には、全部で約30億個のDNAの塩基対 がある。 

 細胞分裂前に、ヒトの細胞 の核内では、核DNAとヒストンの複合体

 のクロマチン繊維の中の、DNAの塩基対は複製され、 細胞分裂前

 期に、 ヒトの細胞の核内で、クロマチン繊維が、 まとまり(凝縮(ぎょ

 うしゅく)して太いひも状になり)、 染色体(せんしょくたい)を形成する。 

   そのヒトの染色体の中のDNAの大きさは、 大きいものは、2億5

 000万塩基対、小さいもので、5500万塩基対である。 

   ヒトの細胞は、 体細胞と生殖細胞に分類される。 赤血球を除くヒ

 トの体細胞は、 細胞の核内で、 細胞分裂前期に、46本の染色体を

 形成する(持つ)。 常染色体44本、 性染色体2本(女性はXとX、男

 性は、XとY)を形成する(持つ)。

 

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#sequencesofbases

 

■ 塩基配列  

     (えんきはいれつ)。

 

■ 塩基配列。

■ 名称 : 塩基配列 (えんきはいれつ)。

■ 別名 : シークエンス。

■ 英語名 : SEQUENCE(S) ; 

  BASE  SEQUENCE(S)  ; 

  SEQUENCE(S) OF BASE.

■ 塩基の組み合わせ。 

■ 核酸(DNAやRNA)の塩基の配列。

■ DNAの塩基配列 や、 RNAの塩基配列 がある。

■ 生物の核酸のDNAまたはRNAの塩基 の配列

  の組み合わせ)。 

            

 

■ 塩基配列 (えんきはいれつ、英:BASE 

  SEQUENCE(S)) とは、  塩基の組み合わせで

  ある。 

■ 塩基配列は、 核酸(DNAやRNA)の塩基の配列

  である。

■ 塩基配列には、 DNAの塩基配列  や、 RNAの

  塩基配列 がある。

■ 塩基配列は、 生物の核酸のDNAまたはRNA

  塩基の配列塩基の組み合わせ)  である。 

 

 

■ 地球生物の、「DNAの塩基配列」は、  アデニン(A)、

  チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C) の4種類の塩

  基で構成される。

 

■ 地球生物の、「RNAの塩基配列」は、アデニン (A)、

  ウラシル(U)、グアニン(G)、シトシン(C) の4種類

  の塩基で構成される。

 

■ 遺伝子は、 RNAウイルスを除く地球生物では、

 「DNAの塩基配列」 に存在する(書き込まれてる)。

 RNAウイルスでは、遺伝子は、 「RNAの塩基配列

 に存在する(書き込まれてる)。

 

■ 核酸には、 DNA (= デオキシリボ核酸) と  RNA

 (= リボ核酸) の2種類 がある。

 

■ 実例 

 (1) DNA塩基配列 <CCTCA>

 (2) RNA塩基配列 <GGAGU>

● 生物の細胞内で、2本鎖のDNA塩基配列が、解

 (ほど)けて、 その1本鎖DNA塩基配列に対応し

 たmRNA塩基配列がつくられる。 mRNA塩基配列

 のコドン(3塩基)に対応したtRNAのアンチコドン(3

 塩基)と結合して、タンパク質のアミノ酸配列ができ、

 タンパク質が合成される。

 

   (1) DNA塩基配列。   (2) RNA 塩基配列。

      DNA  DNA    DNA mRNA  tRNA

       G−         Cー   −   C

       G−         Cー   −   C

       A−          Tー   −   U

       G−         Cー   −   C

       T−          Aー   −   A

 

  

 

  

 

■ 地球生物の、「DNAの塩基配列」は、アデニン(A)、

 チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)の4種類の塩

 基で構成される。

   地球生物の、DNAは、アデニン(A)、チミン(T)、

 グアニン(G)、シトシン(C)という4種類の塩基で構

 成され、塩基配列をつくる。

 

■ 地球生物の、「RNAの塩基配列」は、アデニン(A)、

 ウラシル(U)、グアニン(G)、シトシン(C)の4種類の

 塩基で構成される。

■ 地球生物の、RNAは、アデニン(A)、ウラシル(U)、

 グアニン(G)、シトシン(C)という4種類の塩基で構成

 され、塩基配列をつくる。

 

■ 遺伝子は、 真核生物核生物 (細胞性生物

 (細胞を持つ生物)では、 真核生物核生物

 胞内にあるDNA塩基配列存在する(書き込まれ

 ている)。

   遺伝子は、 ウイルスでは、ウイルスの体内

 DNAまたはRNAの塩基配列 に存在する(書き込

 まれている)。

 遺伝子は、 真核生物では、真核生物の細胞内の

 核、ミトコンドリア、葉緑体にあるDNAの塩基配列に

 存在する(書き込まれている) 遺伝子は、 

 生物では、原核生物の細胞内の核様体やプラスミド

 にあるDNAの塩基配列に存在する(書き込まれてい

 る)。 

   遺伝子は、ウイルスでは、DNAウイルスの体内に

 あるDNAの塩基配列 や RNAウイルスの体内にあ

 RNAの塩基配列 に存在する(書き込まれている)。

 

■ 塩基配列 とは、 塩基の組み合わせ である。 

■ 塩基配列 には、核酸の塩基配列があり、核酸の塩

 基配列は、 核酸(DNAまたはRNAの塩基配列  で、 

 生物の核酸(DNAまたはRNAの 塩基配列塩基の組

 み合わせ ) である。 

 

■ 塩基配列 (えんきはいれつ) は、 別名で、シーク

 エンスともいう。 英名は、SEQUENCE(S) または、

 SEQUENCE(S) OF BASES である。

 

■ 地球生物の、真核生物の細胞の核内のDNAは、遺

 伝情報を持ち、通常、2本のDNA塩基配列間に、 

 「AとT」(アデニン(A)とチミン(T))、  「GとC」(グアニ

 ン(G)とシトシン(C))の2つの対合(向い合い結合、

 塩基対)をつくり、 二重らせん構造をとる。

 

 

■ ある生物の核酸DNAまたはRNAの塩基配列を調

 べて明らかにすることを、 シークエンスイング(塩基配

 列決定)  と言う。

■ 遺伝子は、生物の細胞内の、DNAの塩基配列に書き込まれて

 いる。

■ シーケンサーとは、 塩基配列解析装置で、 生物の核酸DNA

 またはRNAの塩基配列を読み取る装置である。

■ 現在、生物の核酸DNAまたはRNAの、塩基配列を読み取る

 のに、「シーケンサー」(塩基配列解析装置)がよく利用されている。

   シーケンサーは、 1つの生物の遺伝子の特定に役立ち、その

 生物の遺伝情報を得ることができる。 また、近年、シーケンサー

 は、より能力の高い次世代シーケンサーも登場した。

 

■ 近未来に、絶滅した生物が再生される可能性もでてきた。

■ ロシアのシベリアの永久凍土では、現在、永久凍土で何万年も

 冷凍保存されたマンモスなどの動物が発見され、 細胞やDNA

 がほとんど無傷の動物の肉片も発見されている。

   DNAの保存状態のよい絶滅動物の標本を多く集めて、いいD

 NAを採取して、シーケンサー(塩基配列分析装置)にかけ、 マン

 モス(推定でDNAは約30億塩基対あり)などの絶滅動物のDNA

 の塩基配列を読み取り、 DNAの全塩基配列(ゲノム)を解読でき

 る可能性も出てきたと、 遺伝子工学や分子生物学の研究者など

 で構成するシベリア古生物発掘・国際研究チームは述べている。

   もし絶滅動物のDNAの全塩基配列(ゲノム)が解読できれば、 

 その遺伝情報をもとに、その絶滅動物によく似た現生動物に、絶

 滅動物の子供を生ませて、 近未来に、マンモスなどの絶滅動物

 を蘇(よみがえ)らせることができる可能性も出てきた。

 

■ DNA とは、 デオキシリボ核酸で、 「リン酸(P、Phosphate)」

 と 「糖(S、Sugar) のデオキシリボース」 と 「塩基 (Base)の、

 アデニン (A,Adenine)、 チミン(T,Thymine)、 グアニン(G,

 Guanine)、 シトシン(C,Cytosine)の4種類 」 からなる(構成

 される)物資(核酸)である。

 

■ RNA とは、 リボ核酸で、 「リン酸(P、Phosphate)」 と 「糖

 (S、Sugar) のリボース」 と 「塩基 (Base)の、アデニン(A,Ad

 enine)、 ウラシル(U,Uracil)、 グアニン(G,Guanine)、 シト

 シン(C,Cytosine)の4種類」 からなる(構成される)物資(核酸)

 である。

 

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『 あなたのハートには 何が残りましたか? 』

 

 

以  上