これまでの運動


生産者と給食関係者の試食と懇談の会を開きました

6月2日、西大寺公民館で学校給食に野菜などを納入している生産者の方々と調理員や栄養士など学校給食関係者による、試食と懇談の会を開きました。

50名あまりの参加で、会場は満員状態。参加者は美味しい試食に舌鼓を打ちながら、自己紹介や感じたことをコメントするなど、
短い中でも充実した内容になりました。

くわしくはこちら

 学校給食のつどいを開きました

1月28日、中央公民館で学校給食の集いを開きました。調理員さんによる説明の写真
午前中は準備、そして12時から学校給食の試食の開始です。

まず最初に試食を作った調理員さんから、献立や食材の内容、調理などについてのお話がありました。
調理の様子の写真
この試食は3階の調理室で調理員さん達が朝から一生懸命作ってくださったものです。これはその様子です。



プロの調理員さんだけに、鰆(実はさごし)を焼くにも、このようにちゃんと中心温度を測ってくれています。さすが!中心温度を測っている調理員さんの写真



そして、完成して並べられた試食の数々がこの写真。この写真で半分の種類です。もう1テーブルに野菜を中心にした料理が並んでいました。
並べられた料理の写真


説明が終わると、さあいよいよ試食です。
テーブルの回りには人垣ができます。みんな思い思いに料理を皿に取っていきます。



どの料理を味わってみると、とてもおいしいものでした。
こんなおいしい給食を毎日食べられるだけで、子どもにはどれだけの楽しみになるだろうと想像してしまいます。

豊かになったと言うものの、もし今学校給食がなければ、お粗末な弁当を持ってくる子、菓子パンだけ持ってくる子、コンビニの弁当を持ってくる子もきっと少なくないはずです。

その時、昼休みが苦痛で耐えられない子どもの数はどれほどになるでしょうか。
学校給食の果たしている役割は、本当に学校教育を救っていると思うのです。

試食が終わり、会場を整理してから、記念講演が始りました。講演の写真
講師は県農民連会長の坪井貞夫さんです。
食の安全と学校給食についてのそのお話に、参加者は一生懸命耳を傾けていました。



その後、学校給食の現状についての服部事務局長からのお話のあと、4つのテーマに分かれて話合いがもたれました。
話合いの写真


参加者は60名を少し越えるくらいで、話合いにはちょうど良い人数だったようです。









ここからは、2003年以前の取組みの紹介です。

学校給食のつどい「学校給食の公共性を考えよう 地域とともに子どもたちの育ちを支える学校給食」を開きました。

 学校給食のづといの様子
と き  2003年1月26日(日)
     
  12:00〜15:30 
ところ  岡山市立中央公民館
        
5階 第5ホール










ハンドベルのアイコンシンポジウム「岡山のとれたて野菜はぼっけえおいしい」が開かれました。
 
 2002年9月21日、岡山市立中央公民館で、岡山市職員労働組合とJA岡山の共催で、シンポジウム「岡山のとれたて野菜はぼっけえおいしい」が開かれ、JA女性部、市民、給食関係者、行政など100名が参加しました。地場産食材をもっと学校給食に取り入れていくために、行政、生産者、給食関係者や市民が一緒になって意見交換をしながら、岡山市の農業と学校給食がつながることの方法を考えていこうと開かれたもの。
 まずは、試食として、地場産食材を使用した学校給食料理やJA岡山女性部のテンペ料理がずらりと並び、参加者は「美味しい」と大好評でした。

 シンポジウムでは、JA岡山の常務理事さんからは「農薬が問題になっているが、JAでは使い方の指導をし、安全な野菜を作っている。学校給食を地産地消の原点と考えている」JA岡山女性部長さんからは「学校給食に地場の野菜を使ってほしい。そのために岡山市から補助金をもらい、ビニールハウスを63棟作った。5年間で500棟を目標にしている」市農林部長さんからは学校給食の地場産使用状況アンケートの説明があり、「学校給食で地場産物を使っていく為に、困っていることがあれば相談してほしい」との発言がありました。学校給食現場からは自校献立・自校購入をしているひばり分校の取り組みの報告と生産者に安全な農産物を作ってほしいとの要望が出されました。

司  会 品部義博氏 岡山大学環境理工学部教授
シンポジスト 松本卓士氏 JA岡山常務理事
  同 高尾寿賀子氏 JA岡山女性部長
  同 小平 均氏 岡山市農林部長
  同 近藤明美氏 岡山市立芳泉小学校ひばり分校学校栄養士


 会場発言では、「野菜に虫がいたら、虫も食べる安全な野菜と思うが、子どもたちは敏感なので一生懸命洗って出している」と現場で努力をしている様子。農家の方からは、「10年前から、地場産物の学校給食への使用を望んでいた。今やっと使えるようになって喜んでいる。どんどん進めてほしい」「私が住んでいる地域は柿の産地なので使って欲しい」などの発言がありました。
「食は地域の文化と深く結びついている。その地域で伝わってきたことを次世代に受け継いでいくことである。生産者と消費者の顔が見える関係で安全安心なものが供給できるようにしていこう。市内産の小麦でパンや麺を作ったり、大豆で豆腐も作れるのではないか。課題はあるが、夢はひろがっていく」と司会の先生は締めくくられました。

JA女性部の
料理。
いずれもテンペ
を使ったもの。
順にサラダ、
酢豚、炊き込み
おこわ
学校給食の
調理員・栄養士
さんが作った
料理。
手作りコロッケ、
小松菜と油揚げ
の煮びたし、
みかんゼリー


 































学校給食市民集会
  「地場食材を使い、地域とつながる学校給食」を開きました


 2002年1月27日(日)、岡山市立中央公民館第5ホールで、地域とつながった学校給食づくりの可能性をみんなで確かめながら、地場産の野菜などを取り入れることや、そのための自校献立・自校購入動きをどう広げて学校給食を充実させていくかを考える市民集会を開きました。
 集会の一環として、地場産の野菜や米などを使った学校給食献立による試食会も行われました。参加した方たちは「おいしいね」と口々に言い合いながら、こんな食事を家庭でもしっかり子どもに食べさせたいねと話し合っていました。また、試食会場の周囲には岡山市の学校給食の今がわかるパネルが展示され、参加者も良くわかると見入っていました。
 集会のメインは新村洋史氏 (中京女子大学助教授)による記念講演。
『地域とつながる学校給食の教育的役割』をテーマにしたお話は、まず、豊かな学校給食とはどういうものかについて、大変わかりやすくまとめてお話くださいました。(詳しくはこちらをご覧ください
 続いて、今回のテーマである「地域とつながる学校給食」について話を進められ、1956年に当時の文部省が各学校に学校給食運営員会を作ルことが望ましいという通達を出していたこと、70年代から産直運動が発展して地元農家と学校給食のつながりが追求されてきたことが語られました。昭和で言えば30年頃から学校給食と地域とのつながりを大切にすることや、父母住民が参画することが文部省からも指導していたことには、驚きの声が上がりました。岡山市でもようやく学校給食運営委員会が各学校に作られてきたからです。
 さらに新村先生は、京都・丹後地方では1945年以降一貫して地域に根ざした学校給食づくりが進められてきたことを紹介し、さらに90年代以降、地場の米や野菜を学校給食に取り入れ、食材や生産を教材とする職教育が発展し、全国各地で学校農園での野菜づくり、学校田での米作りと学校給食を結びつける実践が発展してきたこと、こうした流れの上に、2000年には文部省が地域に根ざす学校づくりを打ち出し、地域住民の学校参加が奨励されるようになって、ますます学校給食の地域とのつながりの大切さが認識されてきたことを語られました。
 そして、地域とつながる学校給食とは、地域、住民、父母が共同して子どもを育てること、食を通して生きる力や社会性を育てることだとまとめられました。


続いて、
充実する岡山市の学校給食の現状についての報告が、学校栄養士の近藤明美さん(市民運動実行委員会事務局)から行われました。
 報告では、まず改善充実と民間委託という対照的な動きが進みつつあり、今まさにどちらの動きが中心になるのかの分岐点に立っていることが話されました。続いて、岡山市教委が全校民間委託の方針で進めようとしているが、2001年12月議会で市長が「直営と民間を半々でお互いに切磋琢磨できる方向で」と答弁し、これとの不一致を追及された市教委も全校民間委託の方針を再検討すると答弁したことが話されました。そして、今までの画一的な学校給食から、各学校や地域の実態に合わせた子どもたちのための豊かな学校給食ができる良い方向に足を踏み出したのだから、この改善充実を多くの学校に広げ、確かなものにしていくことが必要だと締めくくりました。


 岡山市職労が学校給食の充実を目指して教育長に提言
 岡山市職労は、2001年9月10日、市教育委員会教育長に学校給食の充実を目指した改善策を提言しました。
 提言の項目は次のとおりです。

  1. アレルギー調査を実施し、子どもの現状を把握するとともに、除去食の実施等を通じて、保護者、教職員とともに子どもの体を支える給食を実施する。
  2. 自校献立、自校購入を拡大して、地域の方と協力して子どもたちの心身の成長を支えていく。
  3. 高齢者への配食サービスの調査・研究を進め地域の方と協力して高齢者福祉の充実に貢献する。
  4. 保護者負担の軽減を図るとともに、学校給食運営委員会の充実に一層努力して、保護者とともに充実に努力する。
  5. 様々な改善を進めるために直営でコスト削減に取りくみ態勢を確立する。

提言の実物ははこちらをご覧ください。
  (PDFファイルで103KBあります。読むためにはAcrobat Readerが必要です。)
   Adobe のホームページへ


  全校民間委託が市教委の方針
  岡山市職労の市教委との折衝で、市長の考えともずれていることが明らかに

 教育委員会はこれまでの努力の蓄積を投げ捨て、
    自らの努力不足を棚上げして民間委託試行の拡大
  小学校3校、中学校2校の5校で委託を強行

バラの花のアイコン 2001年12月1日(土)13:30〜、 岡山市勤労者福祉センター3階第2研修室で、埼玉県草加市の調理員さんを招いて、 学校給食学習会PartU「地域と職員の共同で築く学校給食−地場産物を生かしてもっとおいしく安全に」を開きました。

直営パート化と今年度の民間委託の経費比較

[委託契約状況]

学校名 業 者 名   契約金額 食数
幸島小学校 (株)キョードーフーズ 5,313,000円     165
箕島小学校 (株)満食 5,376,000円  272
東畦小学校 一富士フードサービス(株) 9,608,707円 596
御南中学校 栄食フードサービス(株) 9,623,964円  714
高松中学校 (株)日米クック 9,660,177円 663
馬屋下小学校 一富士フードサービス(株) 5,301,705(昨年4,501,350)円 151(160)
藤田中学校 一富士フードサービス(株) 7,500,613(昨年5,988,150)円 414(438)
 7校合計  52,384,166円

仮に職員をパートで対応した場合の試算金額では3,000万円安くなります。
(小学校) 10人×2人×3,720円=74,400円 ×121日=9,002,400円
(中学校) 11人×2人×3,720円=81,840円 ×107日=8,756,880円
                               合計 17,759,280円
一時金約300万円(一人18日分)
       諸経費約20万円 (1%)
                            総合計約20,000,000円


 地域と結びついた学校給食の可能性や、今後の充実改善に向けて意見交換しようといういう「山南地域学校給食のつどい」が、2001年 9月21日、山南公民館で開かれました。
つどいには地元のPTA会長さんや農協関係者、農民組合の方、市の学校給食関係職員など役30名が集まり、 熱心な話し合いになりました。つどいでは、岡山市職労の杉本副委員長が岡山市の学校給食をめぐる動きについて報告し、 地域とつながった学校給食づくりを目指した改善充実の提言についてへ向けた取り組みについて、 芳泉小学校ひばり分校の栄養士・近藤明美さんが報告されました。また、参加されていたJA岡山の理事さんからは、 JAとしての取り組みや、特に学校給食へも地元の産物を使ってもらおうと努力していることが報告されました。


 市民集会「直営で豊かな学校給食を・・・コスト削減だけの民間委託より・・・」を開きました学校給食市民集会の写真


 岡山市小学校PTA連合会が教育委員会と学校給食運営審議会に対して申し入れを行いました。


 岡山市の学校給食見直しの動きが「週刊文春」(2001年3月1日号)に掲載されました。



2000年までの運動の紹介
ここから下は、岡山市が学校給食の見直しを打ち出してから2000年までの、岡山市の学校給食をめぐる動きと私たちの運動の経過を載せています。


学校給食に関する取り組みの訴え
私たちの学校給食改善の政策(学校給食パンフレットです)
岡山市職員労働組合が発行する月刊自治研誌「岡山市政の今日と明日」2000年3月号の学校給食特集記事。

中間報告以後の岡山市の動きと私たちの取り組み

         岡山市の動き         私たちの取り組み
 岡山市学校給食運営審議会
   
の中間報告(1999.12.24)
 中間報告にあたってのアピール
  (豊かな学校給食をめざす市民運動実行委員会)
市議会文教委員会へ教育委員
   会が学校の給食の民間委託
   やPTA委託の試行方針を報告
    (2000.1.18)
中間報告を受けて審議会へ意見書を提出        (2000.1.18)
市議会議長が教育委員会に申し入れ
  (2月8日)

 
PDFファイルです。
  民間委託やPTA参画に限定せず、実施に当たっての課題・メリット・デメリットを明らかにして、議会として判断できる説明を求めています。
中間報告を受けて教育委員会へ申し入れ      (2000.1.18)
おかやま学校給食フェアを開催 
 2000年1月23日ふれあいセンター 
市政フォーラム「今考えよう学校給食」〜学校給食の改善と民間委託を考えるを開催
  2000年2月25日勤労者福祉センター
萩原市長2月定例市議会で市民の理解  の得られたところから試行を行うと説明
  (「市長提案理由説明要旨」から学校給    食に関する部分を掲載)

地域集会を開催(2000年2月〜3月開催)
 
2月14日に西大寺公民館
 2月18日に足守コミュニティ
 3月11日に山南公民館で地域集会を開催しました。

3月14日の市議会文教委員会で教育   委員会が民間委託・PTA委託の4月試行見送りを表明 岡山市議会に市民への十分な情報提供 と市民合意のない拙速な試行の中止を求めて、 陳情。(2000.3.6)
(陳情内容はこちら)
市教育委員会が保護者も参加する「学校給食運営委員会」の設置を求める文書を各学校に送付(4/25) 学校給食を考える地域集会(山南地区)を開催
  2000年3月11日
教育委員会が市議会文教委員会委員会で試行の具体的内容等について報告
  (2000/5/17)
加茂川町の産地見学と生産者との交流を実施
  (2000年4月2日)

農民組合の方の協力で、加茂川町の農家を市民と職員で訪ね、生産者と交流しました。
市議会で教育委員会が9月から民間委託・PTA委託の試行を行う学校名を公表  (6/13) 市民集会「今が良くするチャンス、学校給食」を開催
 2000年5月25日(木) 岡山市勤労者福祉センター
7項目の制約の撤廃を学校に通知
  (7/12)
「今考えよう 学校給食 富山中学校区地域集会」を開催
 
2000年7月13日(木)、富山公民館
「子育てフェア高島 学校給食を考える」を開催
  2000年7月15日(土)高島小学校
9月から民間委託やPTA参画等の試行  実施を記者発表(7/28) 豊かな学校給食をめざす市民運動実行委員会が試行強行に抗議して申し入れ。
(2000.8.4)
市議会文教委員会で慎重意見が相次ぐ
 (2000.8.7)
臨時市議会で萩原市長は、PTAの合意 が得られてないことをあげ、「教育委員会に状況の改善を求めたい」と発言。
 (2000.8.11)

中間報告までの経過と私たちの運動
       項   目            内 容 は        具体的にはこんなことが
学校給食見直しの投げかけから
学校給食運営審議会の設置
中間報告までの動き
学校給食を見直すために作られた
「学校給食運営審議会」
の審議内容や具体的なデータ。
リストラされたら学校給食はどうなる?
岡山市学校給食運営審議会のこと
審議会の中間報告とその問題点
良くする会の運動のスタート
市民運動実行委員会の結成
良くする会の運動の経過や内容、
取り組みの呼びかけがあります。
「豊かな学校給食をめざす市民運動
実行委員会」の活動の紹介。
豊かな学校給食をめざす
市民運動実行委員会を結成


教育長に学校給食改善求め
8万筆の署名を提出

学校給食シンポジウムを開催
1/23 学校給食フェア

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