「豊かな学校給食をめざす市民運動実行委員会」の活動紹介(1999年7月〜2000年1月)


1999年7月8日、「豊かな学校給食をめざす市民運動実行委員会」を結成
 呼びかけに応えてくださった団体や個人が集まって、7月8日、「豊かな学校給食をめざす市民運動実行委員会」の結成総会を開催し、結成を確認しました。
 代表委員は、品部義博さん(岡山大学環境理工学部教授)、日名泰之さん、椋代厚子さん(岡山楽市)、山口捷子さん(良くする会会長)の四名。事務局は、食べ物通信読者会の西川倍江さん宅に置くこととになりました。
  〒709-0636 岡山市谷尻215−1   TEL・FAX086-297-6060

実行委員会でニュースを発行
  実行委員会では、会の活動を知らせるとともに、「学校給食運営審議会」を中心とした学校給食の見直し動きや論議の内容を知らせるためにニュースを発行し、会員はもちろん、各小・中学校PTA会長さんたちにもお届けしています。
 より多くの方に学校給食の問題に関心を持っていただくこと、改善充実への世論を大きくしていくことがねらいです。
 ニュースの内容はここでごらんいただけますが、ご希望の方は事務局へご連絡ください。お送りいたします。

実行委員会で学校給食パンフレットを発行
  実行委員会では、岡山市の学校給食の現状や課題、改善充実の方向や内容を伝える学校給食パンフレットを発行しました。1万部を印刷し、小・中学校やPTAにも配布したほか、街頭宣伝の時にもアンケートに答えてくださった方に手渡しています。
 市議会議員さんや市内の農協組合長さんにもお届けし、意見交換に伺うことにしています。
 学校給食パンフレットは、B5版16ページで、コンパクトに学校給食の意義や役割、岡山市の現状や課題、会が打ち出している改善の政策などがまとめられています。一部50円でお分けしています。ご希望の方は事務局までご連絡ください。

「豊かな学校給食をめざす市民運動実行委員会」がシンポジウム「今こそ学校給食の充実を考えよう」を開催

  1999年10月9日、岡山市勤労者福祉センターで、豊かな学校給食をめざすシンポジウム
 「今こそ学校給食の充実を考えよう」を開きました。
  講師には、学校給食の研究者としても活躍している中京女子大学の新村洋史助教授を招き、
 基調講演をしていただきました。(シンポジウムの内容を見る
  シンポジウムでは、学校給食現場で働いている栄養士や調理員からの新たな改革提言も
 報告され、参加されたお母さんたちからも改善へ向けた積極的な意見が出されました。
 

「豊かな学校給食をめざす市民運動実行委員会」が教育委員会へ
学校給食改善を申し入れ

 1999年11月12日(金)11:00〜、市庁舎8階の教育次長室で市教育委員会に学校給食の改善充実を求める申し入れを行いました。
 申し入れには代表委員の品部義博、日名泰之、山口捷子の各氏と実行委員会の事務局メンバー若干名が参加しました。教育委員会側は長尾教育次長が対応してくださり、申し入れを受けた内容は学校給食運営審議会にも報告すると答えました。
申し入れの内容を見る

「豊かな学校給食をめざす市民運動実行委員会」が表町で街頭宣伝
 1999年11月14日(日)、天満屋アリスの広場横の表町商店街で、実行委員会の加盟団体の会員が参加して、学校給食パンフレットやチラシを配りながら、アンケート活動を行いました。一時間半ほどの間に、140人の方が答えてくださいました。
 子どもたちも何人も足を止めてアンケートに答えてくれました。学校給食の一番の関係者、直接一番の影響を受ける子どもたちの意見をもっと取り入れることが必要だと感じさせられました。


地域でもビラを配布して宣伝活動を進めています
 12月12日には、芳泉小学校区で、12月19日には南輝小学校区で実行委員会のメンバーで地域に入ってビラ配布を行いました。同時に宣伝カーもその地域を走らせ、学校給食の改善充実の運動を訴えました。

学校給食運営審議会の中間報告に対してアピールを発表
  12月24日に提出された中間報告に対して、豊かな学校給食をめざす市民運動実行委員会はアピールを発表しました。(アピール全文はこちら

中間報告に基づいた拙速な試行をするなと教育委員会に申し入れ、審議会への意見書も提出(2000.1.18) 
  市民実行委員会では、1月18日、市役所の教育次長室で拙速な試行などは行わないことなどを教育委員会へ申し入れを行うとともに、運営審議会にも意見書を提出しました。
 会場の教育次長室へはマスコミが殺到。何台ものテレビカメラの放列の中で、代表委員の品部岡大教授が申し入れ書と意見書を長尾教育次長に手渡しました。 申し入れを受けた教育次長からは、その場で「中間報告の試行はあくまでやる」との返答が出されました。
 
申し入れた内容の概略は次のとおりです。(申し入れ書の全文はこちら)
1.一方的な中間報告の押し付けをせず、市民に中間報告をはじめとした情報を伝えて、公聴会を開くなど、市民の意見を反映させてください。
2.賛否が分かれる問題について性急な試行は行わず、食器の改善等、真の改善につながる試行を行ってください。
3.より豊かな学校給食の実現をめざす立場に立ち、教育委員会が直接責任を負う直営を維持し、学校給食調理の民間業者委託やPTA委託等は、試行も含めて絶対に行わないでください。栄養士や調理員の定数削減も、現在の学校給食の水準を切り下げ、今後の充実の道を閉ざすことになるので、絶対にしないでください。

 審議会への意見書では、今日的な社会背景を正確に捉え、学校給食の持つ本来の意義・役割を正しく評価し、学校給食の真の発展と改善に必要な検討を求めて、具体的な検討課題も提示しています(意見書の全文はこちら)

 申し入れと意見書の提出、学校給食フェアについて記者発表(2000.1.18)

 申し入れの後、市政記者クラブで記者発表を行いました。
 この記者会見にまでテレビ局のカメラが入り、マスコミの注目を浴びていることを感じさせました。







おかやま学校給食フェアを開催  多くの市民の参加で大成功でした
 1月23日に岡山ふれあいセンターで開いた「おかやま学校給食フェア」には、雨の中を多くの市民の方が参加し、集会そして学校給食の試食などで学校給食の大切さを感じていました。
 詳しくはこちらをご覧ください。

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