「生産者と学校給食関係者の試食と懇談の会」が大盛況


6月2日の土曜日の午後、西大寺公民館で「生産者と学校給食関係者の試食と懇談の会」を開きました。

主催したのは、私たちのまち岡山を考える市民のつどい2007「学校給食と食育、食の安全分科会」と岡山市職労学校支部学校給食部会、そして岡山市の学校給食をみんなで良くする会の三者です。

この会のねらいは、案内ちらしにも書いていたように「学校給食でも地産地消が進められていますが、生産者の方と学校給食の現場の職員との交流の機会は少ないのが実状です。そこで、生産者の方が作られたもの を使って学校給食の職員が料理を作り、味わいます。そして、生産者の方に安全な野菜を作る苦労や思いを語っていただくと共に、使う側、食べる側の気持ちや 願いを交流して、学校給食に生産者の顔の見える農産物を取り入れる取組みを広げる一歩にしたいと思います。」というものでした。試食を調理する調理員さんの写真

試食がメインの企画なので、午前中から調理員さんや栄養士さんが公民館の調理室に集まって、生産者の方から届けられた食材を使って試食をつくりました。

この日の献立は、アラスカごはん、おむすび、ままかりの三杯酢、手作りコロッケ、新キャベツの煮びたし、松なめこのみそ汁、れんこんチップス、じゃがいものチーズ焼き、いちご、ミニトマトでした。

会場となった和室はちょっと狭めで、50人あまり参加者で会場は満員になりました。
料理を前にした主催者のあいさつの写真
そこに見事な料理が並べられて、主催者のあいさつが始り、その後、参加者が一人ずつ自己紹介とひとことコメントを順番に発言されました。

参加された生産者の方は、農民連加盟の生産者の方々、ミニトマトやピーマン、なしやいちご、ねぎ、れんこん、松なめこなどを作っておられる方々でした。

試食が始ると、あちこちで美味しいという声があがり、生産者の方と栄養士さんたちの話の輪ができていました。

豆腐を納入されている豆腐屋さんも加わっていて、その豆腐屋さんからは、豆腐を委託校に届けると、その学校の関係者は冷蔵庫に保管すべき豆腐を「そこらへんに置いといて」と言うという話が出されていました。

やはり直営の調理員さんや栄養士さんとは違う、自分は民間委託には反対だと発言されました。業者の目から見ても質の違いは見えるのだと感心しました。

生産者同士がこうして集まる機会は少ないから、互いに刺激を受けられたようで、いずれも誇りを持って野菜を作っていることに自分の生き方は間違っていなかったと語られた方もありました。

また、こういう会を開いて欲しいという声もあり、また、開きたいと思います。今回は西大寺が中心でしたが、こうした取組みを全市的に広げていきたいものです。