演劇用語解説[し]
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- しーと(1)【シート(1)】 照明
-
→ぜらけーす。
- しーと(2)【シート(2)】 劇場
-
→いすせき。
- しーりんぐらいと【シーリングライト】 照明
-
客席の後方から舞台を照らす照明。
- しこみ【仕込み】 劇場
-
劇場に入ってからの芝居のための準備。具体的には、舞台装置の建て込み、照明の吊り込みなど。【対】バラシ。
大変人手と時間がかかる。芝居の幕が無事に上がるか否かもこれの進行にかかっているので、舞台監督の責任は重大。
- しばい【芝居】 一般
-
「演劇」のもっとくだけた言い方。
「芝居」と言う人は関係者、「演劇」と言う人は一般人、という気がなんとなくする。
また「演技」の意味でも使う。「〜がうまい」。
- しもて【下手】 舞台
-
客席から見て、舞台の左側。【対】上手。
何年たっても咄嗟にどっちだか分からない役者もいる。
- しゃく(1)【尺(1)】 装置
-
長さの単位。約30.3cm。
舞台の世界ではこれを元に作ることがままある。メートル法の設計図を作ると、端数合せが大変。
- しゃく(2)【尺(2)】 舞台
-
芝居のオープニングからエンディングまでの長さ。
2時間を越えると、どんなにいい芝居でも飽きてくる。座席が悪いと、加えてお尻が痛くなる。故に、長い場合はいかに短くするかに頭を悩ませる。
- しゃまく【紗幕】 舞台
-
舞台の後方に吊られる薄い幕。前方から光を当てても後方は見えないが、後方から光を当てることによって遠近感など独特の効果を出す。
はっきり言って高価なものです。取り扱い注意。
面倒臭くなると役者はこの後ろを往来する。
- しゅーと【シュート】 照明
-
吊った燈体の灯りの大きさや方向を調整すること。
これをやるためには舞台全体を暗くしなくてはならず、そのため、仕込みのその他の作業がすべて中断する。
これが手早くできるか否かで、仕込みのスケジュールの切迫度がまるで変わる。照明家の腕の見せどころ。
- しょうげきじょう【小劇場】 劇場
-
比較的小さい劇場のこと。小屋などとも呼ばれる。
小劇場 芝居などとジャンル分けされることもある。
客席と舞台の距離が近いので、独特の臨場感を求めて通う人も多い。→げきじょう。
- しょうたいけん【招待券】 制作
-
入場料を徴収せず、芝居を無料で観ることのできる入場券。
劇団に深く関係がありお世話になっている人などに、感謝の気持ちをこめて贈る場合が多い。というより、このくらいしかお礼ができないのが貧乏劇団のつらいところ。
この券で入る入場者が大半を占める劇団は、将来が不安。
- しょうめい【照明】 役割
-
舞台を照らす灯り。また、それを組み立てたり操ったりする人。照明家、灯り屋とも。
舞台のシーン毎に効果的な明かりを考え、それにより照明の種類や吊り位置を決定し、実際に照明を吊りこんで、パッチをし、シュートをし(ここまでがプランナーの仕事)、タイミングに併せて操作する(これはオペレータの仕事)という仕事がある。
はっきり言って誰にでもできるってもんではない、勉強と経験が必要な仕事である。
- しろがむ【白ガム】 装置
-
白いガムテープのこと。布ガムの一種。
白い物に対して使ったり、貼った上から字を書きたい時などに使う。
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