演劇用語解説[お]
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- おおいりぶくろ【大入り袋】 制作
-
お客様がいっぱい入った時に関係者に配られる祝儀袋。
「また御縁がありますように」ということで、5円玉が入っていることが一般的。
- おおぐろ【大黒】 舞台
-
劇場にある、最も大きい黒暗幕。たいていは舞台の一番後ろにかけてすべてを覆う。
- おおどうぐ【大道具】 装置・役割
-
舞台装置のこと。またはそれを作る人。
小道具との違いは、劇中で役者が持ち運ぶか否かである。
- おーぷんりーるてーぷ【オープンリールテープ】 音効
-
テープ部分がむき出しになった、巻き取り方式の音楽記録用テープ。
嵩ばる上に扱いも大変なのだが、切った貼ったという編集のしやすさから、MDが普及するまで結構使われていたというもの。
- おおらく【大楽】 舞台
-
舞台の最終日の最後の公演。
これで最後と思うと役者もスタッフも妙にテンションが上がり、アドリブの嵐になる。そして芝居は壊れ、演出家は頭をかかえる。
- おきけん【置き券】 制作
-
予約はしてあるがチケットの現物を事前に渡せない場合に、あらかじめ受付に置いて用意してあるチケット。取り置き。
結構面倒なんですよこれの管理が。
- おす【押す】 動詞
-
何等かの原因で、予定した時間よりも遅れること。
開場や開演が押すと、受付はお客様に平謝り。なるべくならこんなことは起きないことが望ましい。
- おてつだいさん【お手伝いさん】 制作
-
劇団員以外の人間で、公演にかかわる様々な仕事を手伝ってくれる人。ヘルプ。
広い意味では客演もそうだが、通常はスタッフ関係の仕事について指す。
弁当代と交通費、あるいは芝居の招待券という非常に安価な見返りで働いてくれる、大変ありがたい人です。ので、仕事を与えずに拘束するのもかえって失礼です。礼を尽くして、てきぱきと仕事の指示を出してあげましょう。
- おときっかけ【音きっかけ】 舞台
-
音効をきっかけに役者が動いたり照明が入ったり装置が動いたりすること。
従って、この音が入らないと舞台が止まってしまう。
- おぺ【オペ】 音効・照明
-
→おぺれーた。
- おぺしつ【オペ室】 音効・照明
-
operation room。つまり音効や照明を操作する人が入る部屋。
舞台を見渡せないといけないので、大抵の場合は後方にあり、芝居を観やすい特等席。しかし当然、オペレータはそんな悠長な気分で芝居を観ていられる状態ではない。
人や物の出入りがあまりない場所なので、無くなっては困るものなど、いろんな物がここに避難してくる。
- おぺれーた【オペレータ】 音効・照明
-
音効や照明の操作をする人。→おぺれーと。
オペ室に入って仕事をする。
役者は勿論、この人達がいないと幕が上がらない。
- おぺれーと【オペレート】 音効・照明
-
芝居 本番中、音効や照明を適切なタイミングで変化させるための操作を行うこと。非常に神経を使う仕事。本番中は気を抜けない。100%の仕事が求められる仕事、のはずなのだが…。
- おりこみ【折り込み】 制作
-
宣伝方法の一つ。チラシを他の公演のパンフレットに折り込ませてもらうこと。または折り込まれたチラシ。
決められた時間に伺って、自分のところのチラシは自分らで折り込むのが基本。他に折り込まれているチラシ類の一番最後に折り込むのがマナーです。
慣れれば一人で1000枚/hくらいはできる。
- おんこう【音効】 役割
-
効果音やBGMなど、シーンをより効果的に見せるために入る音。またはその効果。またはそれを扱う人。
うかつな物を使っていることが外部に知れると、J*SR*Cが手入れに来るぞ。気をつけろ。
- おんすけ【オンスケ】 一般
-
On schedule。進行スケジュール通りに進んでいること。
常にそうありたいところであるが、得てして遅れるもの。
予定より遅れている場合は押す、予定を早めるときには巻く、という。
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