Design is not just
What it looks like and feels like.
Design is how it works.

『Apple ジョブズ』
デザインとは単なる視覚や感覚のことではない
デザインとは どうやって動くかだ。

デザイン

考えているのは、日常生活で使うのに、どんな形が使い易く手に取った感じが良いのか? 使う人の気持ちを和ませるのか?角度・厚み・ラウンド・仕上げ・持ち手の形状・などなど しかし、それだけではなく。先人の知恵。伝統の中にある何かDesign  目に見えるモノの形だけにとらわれず、本当の意味での使い手に安らぎ・心地よさを感じれる。 そこに Design がある事を忘れてはならないと思っています。 必然こそあるべき形もっとも良いDesign

Simplicity is the
keynote of all true elegance.

『Coco Chanel』
シンプルさは全てのエレガンスの鍵

上品さ

シンプルな形状はとても大切だと思います。不要なものを無くす事によってより使う道具としての機能を発揮する。 そこからより上品な使う道具としての一品が生まれてきます。作り手としてその「杓子」を使っていただく方に生活の充実感を 感じてもらえる様な一品を目指しています。ー倉本ーは伝統的な型と使う道具としてのあり方。そして、何より「上品」さを 追い求めています。使っていただく方の生活を潤わせる様なものになれば幸いです。

仕上げ

仕上げが命・ものの良さは細部の違い。どこまで几帳面に仕上げるか、どこまで気を使って仕上げるか。 そんなところまで気にすることはないだろうと思われる部分にも丁寧に仕上げる。実は、大切なところかも。 しかし、その細部も粗い番手(#24)のグラインドに始まり最終番手(#400)に至るには何度も磨きをくり返していきます。番手だけでなく ペーパーの素地の硬さまで考えて繰り返し傷が残らない様磨きをかけます。多いものは、磨きだけで8工程かけることもあります。 特に難しいのは、磨きをかければ目立たなかった傷が出てきたりします。200番手でも十分綺麗な仕上がりです。でも、300・400と磨きをかけると 誰もが持った時に違いが分かるくらい滑らかに、なんとも言えない良い感触となります。しかし、その時に粗番手で几帳面な仕上げをしていなければ その時の傷(粗番手での傷)が出てきます。いかに目に見えないとことで丁寧な仕上げをするかが大切だということだと思います。
そして、それは誰が作ったのかが大切なのだと思います。
現時点では、最終番手は#800番まで磨き上げたものがあります。手に吸い付く様な感じや使用にあっても毛羽立ちなども抑えられるような感じです。 「倉本」の焼印のあるものがその製品達です。