尾瀬の花 コース案内016
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 尾瀬ヶ原:牛首三叉起点 ヨッピ橋分岐 



016牛首三叉〜ヨッピの森〜燧ヶ池〜ヨッピ橋分岐

このコースのポイントは、燧ヶ池の逆さ燧と、ヨッピの森のタチカメバソウの群落です。

牛首三叉を左折して

'05年 高架式木道に架け替え中

ヨッピ橋の方向に進むと結構多くの池塘の脇を通り、その池塘にはヒツジグサが多く、

ヒツジグサの多い池塘

池面を覆い尽くすほどの池塘も、数多くあります。ヨッピ橋との中間地点にあるヨッピの森の周囲を除いて、このコースで多い花は、

春、ショウジョウバカマタテヤマリンドウヒメシャクナゲワタスゲ

夏、ニッコウキスゲワレモコウヒオウギアヤメカキツバタコバイケイソウイワショウブサワラントキソウ

晩夏・秋、イワショウブエゾリンドウオゼミズギクオゼヌマアザミタムラソウ、などです。

特にヨッピのヨッピの森の手前のニッコウキスゲの大群落は、

中央上が大群落

至仏山からも黄色く見えるほど素晴らしく、

7月中旬の開花時期には立ち寄ってみたい花の名所です。進行左手を見るとシラカバ(あるいはダケカンバ)の林が続き、晩夏以降の季節には白い幹が際立って見えています。

ヨッピの森の入口近く

先に進むと木道は高架式となってヨッピの森に近づき、2004年の夏に設置された熊避けの鐘を鳴らして中に進むと、右手にはミヤマイボタの木も何本か生えていて、その先には、下ノ大堀川が右から左に流れていて、直ぐ先でヨッピ川に合流しています。

川の先でコースは右折

下ノ大堀川を渡ると直ぐに木道は直角に右折しており、橋の下にはミズバショウも多く、

木道脇のミズバショウ

尾瀬では比較的珍しいタチカメバソウの群落があります。

トリカブトサラシナショウマなどが多い森を抜けた先には湿原が広がっていて、今まであまり見かけなかったアブラガヤも数多く生えていて、左手のシラカバ林も近づいた所にも生えていました。

シラカバ林

先に進むと右手の大きな池塘に近づく周遊路があって、

燧ヶ池にはカメラマンの姿が右端に

そこでは晴れていて風が弱い日には燧ヶ岳が池面に映し出されるので、仲間とは燧ヶ池と呼んでいます。

燧ヶ池の逆さ燧

燧ヶ池に別れを告げて先に進んでも木道の脇には池塘があり、通るハイカーの数も牛首三叉〜竜宮より少ないので、ジックリと観察・撮影できるコースです。

やがて前方にヨッピ橋が、その手前に標識が立てられていて、そこがヨッピ橋分岐です。

ヨッピ橋と分岐点標識

ヨッピ橋分岐を直進すると、ヨッピ橋・ヨシッポリ田代経由で山小屋:東電小屋へ、右折すると竜宮十字路に至ります。