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尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
ヒメシャクナゲ ツツジ科  ヒメシャクナゲ属 姫石楠花
中部山岳地帯〜北海道の山地・亜高山・高山の湿地・雪田・湿原に分布している常緑小低木。

一般的には高層湿原のミズゴケの上に生え、早春に可愛らしいスズランに似た花、それもピンク色の花を咲かせす。

花が清楚な感じがして、枝ぶりも・葉もシャクナゲと思えないほどの華奢な感じがするので、弱い植物と思われ勝ちですが、実際には強い植物で、デパートの屋上園芸コーナーでも売られていて、初心者でも鹿沼土での栽培、挿し木での繁殖も容易で、他のシャクナゲより栽培は簡単です。
尾瀬の花図鑑・植物図鑑の多くには、「尾瀬では湿原・湿った山地に生える」とあり、確かに間違いはなく尾瀬ヶ原・他の高層湿原に多く見られますが、至仏山の頂上・笠ヶ岳の頂上の乾いた蛇紋岩の間にも生えていて、7月にピンク色の花を咲かせております。

尾瀬でヒメシャクナゲが一番多く見られ、マクロ撮影できる木道近くに咲いている箇所は、竜宮十字路〜ヨッピ橋分岐の西側(ヨッピ橋分岐に向かって左側)です。

また、尾瀬沼西岸:沼尻の池塘周遊路の脇には、多くのヒメシャクナゲの姿を見ることができ、ここは人通りが少ないので、ジックリと観察・マクロ撮影ができます。