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尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
イワショウブ ユリ科 チシマゼキショウ属 岩菖蒲
山陰(大山)〜東北の山地・亜高山・高山の湿原に分布する多年草。

@からBに進み、花弁がついたまま実が色づく株もあるが、@からAのように花弁が落ちても実が青い株もあり、Cのような株もあり、慣れないと同じイワショウブとは分からない人も多い。

花には粘性の突起があり、そこに虫が捕らえられている姿を時々見かける。

イワショウブ(岩菖蒲)とは、「岩場にある菖蒲に似た植物」との感を受けるが、岩場には生えてなく湿原植物で、葉も菖蒲には似ているとは私には思えない。
尾瀬では、どこの湿原でも見られ、 7月下旬から9月に開花し、長い期間開花したてのイワショウブが見られるが、咲くと直ぐに実をつけ赤く色づいてきて、花・未熟な実・真っ赤な実が並んだ状況が見られ、撮影しているとよく名前を聞かれる花である。