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尾瀬の花図鑑 尾瀬と花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
トキソウ ラン科   トキソウ属 朱鷺草
九州〜北海道の低地の湿原から亜高山の湿原まで垂直分布が広い多年草。

温暖で標高の低い愛知県豊橋市にある葦毛湿原(いもうしつげん)にも生えていて、標高が1,665mを越える尾瀬沼沿岸にも生えていて、確かに垂直分布が広いと思う。

佐渡で保護されているトキ(朱鷺・鴇)の羽色に似ているので、トキソウとの名がついた。同じ頃に咲くサワラン(別名:アサヒラン)に似ているが、慣れれば見分けは簡単です。
トキソウ サワラン
尾瀬にはトキソウは物凄く多く、他ではトキソウが見つかると大感激する方も多いものですが、贅沢にも尾瀬では最初だけ注目されますが、直ぐに見飽きられてしまいます。

尾瀬では大半の湿原で見られますが、尾瀬ヶ原:中田代・下田代が一番多いと私には感じられますが、特に下田代の赤田代分岐(東電小屋分岐)から赤田代に10mほど進んだ左手と、その先に進んで豪華な丸太ベンチの裏側にも、群落と呼べる密集箇所がありますので、ニッコウキスゲが見頃の7月中旬・下旬に通りかかる予定があれば、探してみて下さい。