リンク | ||
尾瀬の花図鑑 | 尾瀬の花 | 尾瀬自然保護ネットワーク |
標準和名 | 科・属名 | 漢字表記 | ||
ヒツジグサ | スイレン科 スイレン属 | 未草 | ||
![]() |
![]() |
九州〜北海道の平地・山地・亜高山の溜め池・池塘などの水位の安定した所に分布する多年草。 「ヒツジグサとの名称は、未(ヒツジ)の刻(午後1〜3時)に開くのでこの名が付いた」とされますが、晴れた日ならば11時には咲いています。 ヒツジグサには水面に浮かぶ浮葉と、水中深くにある沈水葉の二種類の葉があります。
|
||
![]() |
![]() |
|||
尾瀬でのヒツジグサの数は多いものの、尾瀬ヶ原を中心に分布が偏っていて、尾瀬に行っても尾瀬沼だけの散策では、ヒツジグサを見られないままに帰られるハイカーも多くいます。 尾瀬沼方面では唯一、尾瀬沼の西にある沼尻平(沼尻休憩所がある付近の湿原)の周遊路にある池塘には、ヒツジグサが生えていて、周遊路からも1mも離れていませんので、ジックリと観察できます。 尾瀬ヶ原では池塘のほぼ全てに、尾瀬ヶ原:上田代(かみたしろ)では木道の間の座布団ほどの水溜りにも咲いていますが、他では限られた箇所でしか見られません。 池塘があるからといっても燧裏林道の池塘で私は見た経験がなく、尾瀬沼の中に生えているとのことですが、岸辺から離れていて見えませんし、大きな大江湿原には見える範囲に池塘が1ヶ所もありません。 花が純白で清楚な感じで、葉も9月には紅葉して見事ゆえ、カメラマンに人気のある題材となっています。 |