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尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
ミヤマイボタ モクセイ科  イボタノキ属 深山水蝋
九州〜北海道の山地・亜高山の林縁などに分布する落葉低木で、葦毛湿原(愛知県豊橋市)などの平地に分布するイボタより花数が多い。

一見するとネズミモチに似ているが、ネズミモチの葉はつやつやしているのに対し、ミヤマイボタの葉のつやは少ない。

イボタは葉先が丸いが、ミヤマイボタの葉先は尖っていて、枝先に総状に出す花序の数も多く、見分けは難しくない。

白い花を咲かせて、実は黒くなります。
ミヤマイボタは一般的には林縁に多いとされるが尾瀬では、林縁で見かけることは極めて稀で、尾瀬ヶ原の湿原の中を進む木道脇の灌木の茂みに生えていることが多く、中田代のA地点(牛首三叉〜竜宮)、ヨッピの森(牛首三叉〜ヨッピ橋分岐)に多い。

見晴(下田代十字路)の桧枝岐小屋前の植込みにも植わっていて、尾瀬のミヤマイボタは7月初旬・中旬に真っ白な花を咲かせますが、開花期間は極めて短いようで、なかなか最盛期には出会えません。