上手い下手は別にして、もともと文章を書くのは好きな方です。でも根気がないので一つの物語を最初から最後まで書くのは苦手。そのせいかどうか音楽でも、誰と誰が出会ってどうしたこうした、という叙事的な歌詞より言葉を断片的に積み重ねて、全体の雰囲気や世界を頭の中に思い描かせてくれるようなものが好きです。
多分そういう風に膨らんでいく想像は聴く人によって様々な空気や色彩を伴ったもので、描かれる絵はそれぞれ全く、あるいは微妙に違うものなのだろうと思います。
ギャラリーの中に置きながら文字が主体のこのページは、そんな音楽のような、絵のような断片的なものを字に置き換えたと思っていただければいいかも知れません。よくギャラリーに置く絵と同じくほよほよした緊張感のない、続いても続かなくてもいいような、軽いスケッチのようなものです。「めでたしめでたし」の後の、彼と彼女の何ということはない日常の一こま。感覚的には絵を描くのとあまり変わらないかも知れません。絵と同じく文章も拙く中途半端ではありますが、読まれた方それぞれに背景や状況を思い描いていただけるようなものになればと思います。どの話から読んで頂いても何の支障もありません。よろしければ、お茶の合間の暇つぶしにでも。
...and it takes two.
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"two in the kitchen" - recipes from "...and it takes two." -
"...and it takes two." の中に出てきた料理などの作り方を簡単にご紹介。
表紙装飾パネル:水晶宮フリー素材
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