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葉月8月・・・

夏の風情にもいろいろありますが、なぜかふと思い出したのがほおずき。
ほおずきを漢字にすると「酸漿」又は「鬼灯」。どちらも知らなかったら絶対に読めないなあ(笑)
鬼灯・・・鬼の灯火? 確かにあの形は炎のようにも見えますね。鬼とつくのはなぜでしょうね。

みなさんは、あのほおずき、鳴らしたことがありますか?
子供の頃、ほおずきの実をやわらかくしようと、一生懸命指で押したものでした。
十分にやわらかくなったところを、そっと皮を持って引っ張ると、中身がするっと抜けて出来あがり・・・のはず。
はず、と言うのは、ようするにそこまで出来たことがなかったから(笑)
よほど気をつけないと、途中で破れてしまいます。いつも私は、もうちょっとだと思っているうちに破ってしまって、「あ〜あ」とがったりしていたなあ(笑)
完成したことはなかったのだと思います。だって、鳴らす練習をした記憶がないもの(^^;

そもそも、あのほおずきって本当にちゃんと鳴るものだったのか? いや、その前にちゃんと完成するものなのか、疑問ですねえ(笑) だって、ほおずきの実の皮はとても薄いし、出来あがったとしても、口の中でうまく鳴らせるのは簡単ではないと思うけど・・・
ただ単に、私が不器用だっのかしらん(^^;
それでも、あのオレンジ色のほおずきは、見ているだけでなんだかかわいくて、だめだろうとわかっていても、つい手に取って挑戦してしまったのでしょうね(笑)

あれはきっと、お盆にお仏壇を飾るためのほおずきだったのだと思います。うちにほおずきが植わっていたことはなかったし、鉢植えを買ったこともなかったから。
今でもお盆近くになると、ほおずきの枝を数本買ってきては、仏壇の飾りにしますから、子供の頃もそうだったのでしょう。
そして、お盆が終わり、飾りだった枝の実を取って、ほおずき作りを楽しんでいたのだろうなあ。

子供の頃って、今にして思うと、不思議な遊び道具(?)がたくさんあった気がします。それも、素朴なものばかり。
自然の中にある様々なものを使って遊ぶ。今ほど便利な遊び道具がなかった分、想像力、そして創造力が勝負と言うところはあったように思います。田舎だったせいもありますけど(^^;

久しぶりに、ほおずき作りをしてみたくなりました(笑)
お盆が過ぎたら・・・そう、その頃には私の夏の修羅場も、そろそろ落ちついて来るかもしれません。
子供の頃、夢中になったほおずき作り、今ならうまくできるでしょうか?


平成15年8月1日

                                                        



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