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葉月8月・・・ 私にとっては、ひたすら修羅場の8月・・・ 一日のうちで一番ほっとするのは、もしかしたら仕事を終えて帰路に着こうとする時に、ふと見上げた空に夏の星座が輝いているのをみつけた時かもしれません。 夏の夜空はとても華やか。天の川にかかる星たちを見る瞬間は、夏である喜びを味わうことのできる、貴重なひとときです。 夏の星座の代表と言うと・・・目立つところでは、やはりさそり座かな。 南天の低いところにかかる星座ですが、大きなSの字とその中心、ちょうどさそりの心臓に当たる部分の赤い星、アンタレスが目を引きます。 その隣りにある射手座もとても華やかです。さそり座よりはちょっと形が複雑かもしれませんが、よ〜く見ると上半身が人間、下半身が馬と言うケンタウルスの姿が浮かんでくるようです。そう言えば「ハリー・ポッター」の映画にも出て来ましたっけね、ケンタウルス。 私が一番好きなのは白鳥座。白鳥座のデネブと言う星は、琴座のべガ(織姫星)、鷲座のアルタイル(彦星)とともに、夏の大三角形と呼ばれます。 白鳥座は大きな十文字の形をしているので、見つけやすいのではないかな。十文字、クロスの形と言うことで、なんとなく願い事を賭けるのにはいいように思えて・・・(笑) たまたま「宙の名前」と言う本を見ていて、面白いなあと思ったのは星の由来となるギリシア神話。 白鳥座は、ギリシア神話では大神ゼウスが白鳥に化けた姿だそうです。このゼウス、なかなか美しい女性に目がなかったらしい(笑) スパルタ王妃レダを見初めて、大きな美しい白鳥に姿を変え、レダに近づき・・・ 後にレダは二つの卵を生んだと言います(^^; そして驚くことに、鷲座にも似たようなお話が・・・ こちらも企んだのはゼウスです(笑) トロイの山で羊飼いをしていたガニュメデス、なんと身体中が金色に輝いていたというほどの美少年だそうです。このガニュメデスをオリンポス宮殿で仕えさせたいと思ったゼウス、今度は大鷲に姿を変えて、ガニュメデスを連れさらったとか(^^; うむむ・・・ 美貌の王妃に羊飼いの美少年、なんだかとっても好色なおじさんのイメージになってしまいますねえ、ゼウス神(^^; もっとも、神話の神様ってみんな好色そうと言うか、妙に人間ぽいみたいですけど(爆) 無数の星の中から、どれとどれを選んで、何の形に見たてたのか。そこにどんな神話が付随してくるのか、そんなことに思いを馳せるのもまた面白い気がします。 星座の本や早見盤には、星座ごとに線で結んであったり、その星座の絵が当てはめてあったりして、形がとらえやすしですし。 ただ・・・ 私的には、プラネタリウムで星座の説明の時に、それぞれの星座を象った絵がいきなり天井いっぱいにどーんと広がるのは、ちょっと迫力ありすぎて、ぞぞ〜っとしてしまうのですが(^^; それって私だけ?(笑) いずれにせよ、美しい夏の夜空、みなさんはどんな楽しみ方をするのでしょうか。 2002年8月1日 |
涼 |
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