Message for you


先月は、愛犬の死と言う、私にとってつらいことがありました。

いつまでも変わらずに在り続けると言うことは、おおよそ不可能なのでしょう。
さらさらと音もなく積もって行く時間は、どれほど厚い層になっても普段は人の目には感じられないから、つい「ずっと変わらない」と言う錯覚を持ってしまう。
でも、実際にはすべてのものが常に変わり続けているのですね。
変わると言うことの中には消失もあるわけで、徐々に自然消滅するものもあれば、突然断ち切られるものもあります。
今まで存在したものがなくなった後の空白・・・その動揺と虚無をどう埋めて行くのか・・・ う〜ん、どうも考えが暗い方へ行ってしまいますねえ(苦笑)
難しく考えても仕方ないのかもしれません。それよりも、冬の後には春が来る、と信じた方がずっといいですね。枯れてしまった大地にも、いつか新しい息吹が蘇る、と。
時の流れは残酷でもあり、また優しくもあるのでしょう。一歩一歩遠ざかるごとに、悲しみも思い出になって行く。今はそう信じて、近づく春の陽射しを待つことにしましょう。

ここを訪れて下さるみなさんの存在が、いつも私を力づけてくれます。
いつもありがとう、心からの感謝をこめて・・・

2001年2月1日



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