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個展報告:03年5月

■いやはや 2006-7-17(月)

ご無沙汰しております。久しぶりの更新となりました。

これといって特別なことをしていた訳ではないのですが、しばらくインターネットから少し距離を置いた生活をしておりました。その間にも、ありがたい事に掲示板やメールなどでご感想を頂くこともあり、ようやく更新のスイッチが入った感じです。

さて、以前からこちらをご覧になって下さっている方のなかには、気になっている事の一つとして「フィンランド紀行」の件があるかと思われます…。や、わたしもキチンと終わらせたいなーとは思っているのですよ。ただ、なんとなく時期を逸してしまったといいますか…。

そんな中途半端な旅行記を心の片隅に留めつつ、懲りずにまた海外に行くことになってしまいました。あはは…。

先月末に美大時代の友人からこんなメールが突然届きまして。

『パリ、わたしは初めてなんだけど綾子さん行ったことある人?来ない?来ない?』

えーと、海外に行くにしては随分気軽なお誘いなんですけど?まあ、そこですぐに参加表明できてしまうあたりが身軽な絵描きの特権ですかね。ちなみにわたしも初パリです。

ここ数年の海外旅行は全てこんな形で他の方から声をかけて頂いて参加するというものなのですが、自分で一から企画する旅行の楽しさも勿論ありますけれど、唐突に飛び込んできた企画に乗れてしまうという生き方も、これはこれで悪くはないものなのかもしれません。

そんな訳で今月末からちょこっとパリへ行ってきます。おそらくルーブルとかオルセーとか美術館にどっぷりという日々になるかと思いますが、オススメ情報などありましたら是非掲示板やメールでお知らせくださいませ。

ここ数日は事前学習として、流行りの「ダ・ヴィンチ・コード」を読破し、その勢いのまま映画も鑑賞。ついでに「ダ・ヴィンチ・コードの真実」まで手を出しつつ、パリ関連本や観光ガイドなども色々と買い集めて旅行気分を存分に高めているところです。この事前の情報収集も楽しいのですよねえ。

以下は最近買って連日ニヤニヤ眺めている本たち。

・「ルーブル美術館の楽しみ方」新潮社
 赤瀬川原平 熊瀬川紀
赤瀬川原平大好きなので本屋で見つけて即買い。書かれたのは10年以上前だけどルーブルの期待を高めるには充分。美術館ガイドで笑わせてもらえるのは赤瀬川原平ならでは。

・「ブルーガイドわがまま歩き パリ」実業之日本社
ガイドを買う時は一緒に行く友人とちがう本を買うことにしてるので、この本にしてみました。美術館情報が割と詳しいのと、地図が見やすいのが良いかな。

・「ボンジュール!パリのまち」集英社
 伊藤まさこ
お土産の参考になりそうな写真が多かったのと、子どもと行けるパリの案内なので、食事処や観光スポットなど安全な場所が多いかなと思って購入。

・「パリの小さな店案内」 六耀社
 山本ゆりこ
文房具や紙モノ、画材が気になるわたしとしては、文房具店や紙屋、画材屋が載ってるこの本は要チェック!

あとはパリの地図とか飽きずに眺めております。(地図好き)

久しぶりの更新ですが、元気に過ごしていることは充分お伝えできたかと思いますので、このへんで。10月の展覧会もあるので、もうちょっと更新ペースあげるつもりです。ではまた。

■美味しい日 2006-7-25(火)

連日連夜、飽きもせずに数冊のパリ本を眺めて読み比べております。

前回記したパリ本から更にガイドブックが一冊増え(定番の「地球の歩き方」を立ち読みしてたらやっぱり欲しくなって買ってしまった…)数冊の本を並べ、付箋や印を付け、地図を広げメモをとりノートにまとめ…、あれ?わたしって受験生?ってな感じで休日を過ごしています。

先週、2月のグループ展で一緒だった友人の個展があり、画廊を訪ねたところ、非常に力の入った魅力ある作品が並んでいて、たいへん刺激を受けました。良い作品は人の内部にあるスイッチを入れますね。これが何のスイッチかは人によってちがうのでしょうが、わたしは自分の中の描く意欲が高まるのと同時に、なにかとても満たされた幸せな気分になりました。

ちがう国のちがう時代の名作を観て感じとる喜びも幸せな事ですが(今度のパリ旅行の目的はコチラですけども)、こうして同時代の同年代の作家の新作を、その作家と会話をしながら体感できるという事は、今を生きている者にとって、新鮮な食べ物を口にしているようなものなのかもしれません。本当に美味しかった!

満たされた気持ちで画廊をあとにし、駅へ向かう途中、某カメラ屋前でこんな呼び声が。

「ニンテンドーDS Lite 緊急入荷しましたー!残り僅かでーす!」

最近探してもどこにも売ってなかったので、幸福な気分は運も呼んでくるのね、と、アイスブルーゲット。

ちなみに父用です。

■ストック 2006-7-30(土)

さて、パリ出発も明日になりました。さすがに10月に展覧会が控えてるので、脳内のもう一人の自分が「旅行準備だけしてていいのかオイコラ」と言い始めました。うむ、その通りですな。

という訳で、新しい作品用の紙をパネルに水張りして、帰国後すぐ取りかかれるように部屋の真ん中にどどーんと置いた状態にして出掛けます。帰ってきたら一気に現実に引き戻されるようにね…。

旅行で見てきた風景をそのまま絵にする、という事はあまりないのですが、旅行をして様々な所を見てくると、自分の中に湧いてくるイメージになんらかの影響を与えているような気はします。

特に最近は街や建物をモチーフにする作品も多いので、それらは日本で目にしている景色だけでなく、海外の街の空気も自然と混ざってくるのか、作品を観て下さった方のなかには別の国の風景をイメージされる方もいるようです。

今回のパリ旅行ではどんな景色が自分の中にストックされるのか、これから描く作品にどんな風に表れてくるのか少し楽しみでもあります。

それでは行ってきます。

◇◇ 個展のお知らせ ◇◇ 2006-9-16(土)

パリからの帰国報告をカキトメモにちょこっと書いただけで、こちらの更新が滞っており申し訳ないのですが、とりいそぎ個展のご案内を載せておきます。

来月の12日から、わたくし川田綾子の個展が東京の本郷で始まります。

『川田綾子 作品展』 
会期: 2006年10月12日(木)〜10月21日(土)
時間:12:00〜20:00
   ※土曜(14日、21日)は18:00まで
   日曜(15日)はお休みです
会場:ギャラリー愚怜(グレイ)  
    東京都文京区本郷5−28−1
電話:03-5800-0806

日本画画材を使った作品を中心に展示予定です。東京大学の赤門の斜向かいにあるギャラリーで、通りに面した一階なので外からも中の様子が見えると思います。お近くにいらっしゃる際はふらりとお気軽にどうぞー。

会期中はわたしも在廊しておりますので是非お声をおかけ下さい。

地図やアクセス方法など詳細はまた後ほど!ちょっと出掛けてきます!(国内です)

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