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個展報告:03年5月

■新年のご挨拶 2005-1-1(土)

新年明けましておめでとうございます

昨年は引っ越し等々、自分にとって大きな変化も色々ありました。今年は少し腰を据えて、本業に勤しむ年にしたいと思っております。

関東は快晴、気持ちの良い元旦です。皆さんも良いお正月をお過ごし下さい。

本年もよろしくお願い致します。

■オーロラ探訪フィンランド紀行 2005-1-13(木)

第6回、更新しました。やっとタイトルに偽りなし、と言えますよ。お待たせしました。

6: 極光出現 編 コチラから

■一回性 2005-1-31(月)

もう随分前の話になりますが、美術大学の授業で書体表現論という授業があり、文字を書くのが好きだったわたしにとって楽しみな授業の一つでした。

実技重視の授業内容で、実際に墨と筆で太古の文字を書いたり、時には書家である教授ご自身が使っている大きな筆を持参して下さり、床にひろげた大きな紙に書くような事も体験させてくれました。

特に書道を習ったことがないわたしでも、文字を書くという事の心地よさ、そして書というものの魅力を教えて頂けた、とても印象深い授業でした。

絵と書の制作をする時のちがいは、書の持つ「一回性」の魅力を意識する事です。描いていきながら試行錯誤して絵の具を塗り重ねていく絵に対し、書は頭の中にイメージができたら、筆を紙に置いた瞬間から一気に書き表すという感覚です。そのある種、呼吸と連動しているような短い時間の集中力は、絵とはちがった制作の緊張感を体感出来るものでした。

美大を卒業してしばらくしてから、その教授から連絡がありました。今度書展があるので書の作品を出してみないかというお誘いでした。文字を書かなくても「書的」な作品であればどんなものでも良いとの事で、それなら出来るかもと快諾しました。

その後二度ほどその書展に出させて頂き、その都度自分なりの書的な作品を制作するなかで、書の楽しさと難しさを実感することとなりました。

今年もまたお誘い頂いていたのですが、作品搬入日が引っ越し時期と重なってしまい、残念ながらお断りする事になってしまいました。それでも他の方の作品を拝見したかったので、本日、その書展を観に会場へと向かいました。

久しぶりにお会いした先生はお元気そうで、わたしの近況を伝えたりしつつ大学時代の話になったのですが、懐かしいその頃からもう10年が経っている事にお互い驚きました。

年齢や性別など関係なく、同じ「制作者」という立場でいつも接してくださる先生。学生の作品からも、どんどん自分に反映させる姿勢や、情熱を持って制作に挑む態度は、いつもわたしの気持ちを奮い立たせてくれます。

一回性の書の魅力から、一度出会った人とのかけがえのなさを思う一日でした。

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