中耳炎

繰り返す場合は治療が必要です
急性中耳炎を繰り返したり、途中で治療をやめたりすると滲出性中耳炎に移行することがあります。滲出性中耳炎は、耳管や中耳の粘膜からしみ出た滲出液が中耳にたまる病気で、発熱や耳の痛みといった症状はないものの、耳の聞こえが悪くなることが特徴です。悪化して癒着性中耳炎になってしまうと強い難聴が起こってしまうので注意が必要です。風邪をひくたびに中耳炎になりやすい子供の場合は風邪を引いた時や風邪を引く前に治癒力向上を目的として鍼灸治療を続けることで風邪を引いても中耳炎にならないようになったり、なったとしても軽く済むように体質が改善します。

突発性難聴

鍼灸治療も試してください
ある日突然、片側の耳が聞こえなくなる病気で原因はまだよく分かっていません。いろいろな説があります。過労、ストレス環境で免疫が落ちている時にウィルスに侵されているのではないかと考えています。通常は病院に即入院して治療を行います。ストレスや過労が原因であれば、それまでの日常から隔絶する入院というのは良いと思います。発症して48時間以内であれば治りやすく、2週間以上治療しないと治りにくくなってしまいます。治りやすいといっても治癒率は4割くらいです。良くはなっても症状が残る人が4割。2割の人は残念ながら不変です。2週間の入院の後、治らなかった人は是非すぐ鍼灸治療を受けてみてください。鍼灸治療で治りやすいタイプの突発性難聴があって、それに当てはまる人は治る可能性があります。完全に治らないまでも日常生活であまり気にならない程度に回復する場合があります。発症から期間が長い場合や治らないタイプのものでも、まずは3回治療してみて変化があるかないかお試しください。突発性難聴と診断されてきたけれど、治りが非常に良いものは、普通の難聴が急に起こった場合もあります。

耳鳴り・難聴

放っておくと難聴に
耳鳴りは日中はさほど気にならなくても夜間は気になるものです。耳鳴りはそこまで気にしないというか慣れてしまった方もいます。しかし治療せず放っておくと加齢とともに難聴になってくるので注意が必要です。耳鳴りは気を張って仕事をする頑張り屋さんに多いのですが、我慢強いのが問題です。病気というのは軽いうちなら治りやすいのに我慢してこじらせてしまうからです。耳鳴りだけでなく頭痛や不眠、食欲不振なども出てきたら要注意です。耳鳴りは疲労状態に応じて悪化しますので健康状態のバロメーターにもなります。片耳だけ時々軽く鳴るものより、もうどっちの耳が鳴っているか分からないくらい頭全体で常に鳴っているのはひどい状態です。耳だけ治療しても治りません。疲れた時は我慢せず鍼灸治療を受けることをおすすめします。

眩暈

メニエール症候群
頭痛、耳鳴り、吐き気と全部揃っていることもありますが、眩暈だけという人も多いです。西洋医学的にはメカニズムも分かっていますが、効果的な治療法はないようで治療院に結構いらっしゃいます。鍼灸では眩暈は比較的治りやすい症状です。我慢せずに治療を受けてみてください。

こんな症状に!