高血圧

血液の流れが悪いから血圧が上がる
高血圧は年齢とともに増えてきます。これは血液の流れが悪くなるためで、それでも血液を身体の隅々まで送り届けようと心臓が頑張っている現象です。特に脳に血液が十分に供給されないと大変です。降圧剤は確かに血圧を下げてくれますが、脳への血流量が心配です。「血圧を下げるとボーッとするんじゃ、少し高いくらいが調子いいんじゃ」という人もいます。そういう自覚症状がある人は脳への血流が減っているのではないでしょうか?最適な血圧値は年齢とともにちょっと高いくらいが自然です。脳卒中は血管がつまる脳梗塞と血管が破れる脳出血がありまして、昔は脳出血が多かったのですが、近年多いのは脳梗塞です。その脳梗塞は低血圧の方がリスクが高くなるという通説もあります。また脳への血流の低下が脳の萎縮につながり認知症になる恐れはないのか?健康長寿のためには認知症予防が重要です。鍼灸治療は血液の流れを阻害するコリなど身体の固さを弛め心臓が無理に頑張らなくてもスムーズに流れる身体の状態を目指します。また瘀血や湿熱など血液そのものがつまりやすい状態を改善します。

低血圧・貧血

朝寝坊から不登校になることも
低血圧で朝が弱い人は体質的なものがほとんどでしょうが、体力も人並みになくて大変です。心身を動かすエネルギーは血が運びますが、血の絶対量が人より足りないのです。血は食べ物から作られますが胃腸も弱くて朝ご飯も食べられなかったりします。するとガス欠みたいな状態でやる気もなくなってきます。身体のせいで気力もでないのですから、いくら周りが叱ってもダメです。まずは鍼灸治療で胃腸を活発にしてあげることが必要です。それからちょっとずつ運動をして心肺機能の向上を目指します。体質は子供のうちが変わりやすいですし、学校生活も人並みに送らせてあげたいですから早期の治療が必要です。動けないからと寝ていても良くはなりません。

狭心症・心筋梗塞

発作頻度を減らせます
病院での治療との併用が大切です。西洋医学と東洋医学は病気の診方が全く違います。同じ病気を2つの異なる視点で診た場合、お互いに足りない部分を補い合うことができるのです。病院の検査では心電図にも異常がなく物理的な狭窄がないと診断された方でも胸が痛くなる発作が起きる方もいます。心筋梗塞で手術した後に診察所見は経過良好なのに時々胸や背中の苦しさに襲われる人もいます。心臓病の方は心臓に関わるツボに明らかな反応が現れてきます。これを見つけて治療によってその反応を消失させることで発作の頻度を減らすことができます。人によっては発作を起こさずに生活できるようにもなります。でも病気になる前から反応は現れてきますので、できれば未病のうちに予防しておいた方が安心です。

こんな症状に!