不眠症

疲れているのに眠れない・・
不思議なもので疲れていたら眠れそうなものなのに、疲れているのに眠れないのです。眠るにも体力がいるのです。眠るための体力も無くなるくらい疲労している人が不眠症になったりします。鍼灸治療で眠るための体力を補ってあげる必要があります。眠らなければ疲労は回復しないのに眠れないという悪循環を断ち切らなければなりません。不眠症というのは疲労の極みなので改善するのに時間が掛かる場合もありますが、睡眠薬や安定剤を飲んで眠るのとは違う良質な睡眠が得られるようになります。

うつ病

予防が大切です
どんな病気にも当てはまることですが、ひどくこじれてしまったら治すのに苦労します。鍼灸では肝鬱といってストレス状態を示す脈が分かります。治療でその脈が出ないようにしてあげることでうつ病になるのを予防できるのです。ツボという身体へのアプローチで心の状態を変えることができるというのが鍼灸の素晴らしいところだと思っています。安定剤とかカウンセリングではどうも気が晴れないなぁ、という人は鍼灸をぜひ試してみてください。
うつ病になってしまったら・・
うつ病になってしまった場合も鍼灸により治療効果ははっきり出ます。ただ注意点がありまして家族など周りの人は良くなっていると感じますが、本人はネガティブになっているので元気になったとなかなか感じません。従って自分の意志だけで治療を継続することができないのです。せっかく良くなりつつあるのにもったいない限りです。家族が根気強く治療を受けるようにサポートしてあげる必要があります。

パニック障害・過呼吸

不安、恐れ、驚きは腎が重要です
東洋医学では心の状態と五臓の状態が関連していると考えるのが面白いところだと思います。例えば肝臓が怒りと関係し、心臓が喜びと関係し、肺臓が悲しみと関係し、脾臓(胃腸)が思い悩むことと関係し、腎臓が不安や心配、驚きと関係すると考えるのです。パニック障害や過呼吸は特に腎臓との関連が強いと思っています。腎臓が強い人はどっしりと落ち着いていて何かあっても動じません。逆に腎臓が弱い人はちょっとした事でも大ごとに感じられ不安や心配をし落ち着かなくなります。腎臓というのが西洋医学的な腎臓とも違うのですが、腎を強化する治療を行うことが重要です。

こんな症状に!