疲労回復 打撲・捻挫・肉離れ アキレス腱炎 肘痛(テニス肘・ゴルフ肘・野球肘)

疲労回復

コンディション調整が一番大切
どんなに頑張って練習しても本番で身体が重くて思ったようなパフォーマンスが得られないことがあります。緊張し過ぎて熟睡できなかったとか、食べ過ぎ、飲み過ぎ、風邪気味とか様々な原因はあるでしょうが、身体が重い場合は必ずどこかに異常が起こっていて脈に現れてきます。
頑張り過ぎで緊張している場合は血虚を起こしていて筋肉も傷めやすい状態なので血を補う治療が必要です。夜も眠りやすくなります。適度な緊張はパフォーマンスを向上しますが、過度な緊張が良いことは何もありません。治療でリラックスさせて適度な緊張状態にする必要があります。
食べ過ぎ、飲み過ぎは本人は無自覚に摂取していますが胃腸が疲れています。特に油っこいものや甘いもの、冷たい飲み物の摂り過ぎは胃腸を疲れさせます。胃腸が疲れるとだるくて重い身体の状態になってやる気までなくなってきます。
風邪もやっかいで、体温計で検温して熱がないと風邪だと思わないのが普通ですが、熱がなくても風邪をひいています。症状はだるくて眠いような状態です。軽くても風邪なので身体は眠らせて回復しようとするのです。気虚といって運動とは真逆の状態なのでパフォーマンスは最悪となります。ちょっと肌寒い日に窓開けて寝てたり、夏の冷房時など寝冷えでなりやすいです。
鍼灸によるコンディション調整は単なる筋肉に対するアプローチだけではないのが特徴です。ひとくちに疲労といっても様々な原因と疲れている内臓が違うのです。

捻挫・打撲・肉離れ

お灸と体質改善を
靭帯が部分的に断裂してしまったのが捻挫で、筋肉が断裂してしまったのが肉離れです。内出血や炎症が起こって腫れ痛みます。打撲もちょっとひどいとこうなります。これらのような組織が損傷してしまったものは通常は回復するのにかなりの時間を必要とします。痛みが取れてきても組織の損傷が回復していないと再発しやすくなったりします。捻挫とか肉離れが癖になりやすい理由です。痛みを取るだけでなく損傷の回復を早めるのに灸がすごく有効です。また肉離れとか捻挫しやすい体質というのがあります。これは脈で分かります。肉体的に過労状態になっているのです。再発予防には患部の損傷をきっちり治すことと、筋腱や靭帯の柔軟性がなくなりやすい体質の改善が必要です。体質を改善せずにいくらストレッチをしても効果は乏しいのです。

アキレス腱炎

ふくらはぎの筋肉に異常があります
走ることが多い運動をしていてアキレス腱の辺りに痛みを感じる場合はアキレス腱炎のことがあります。安静にしていれば3週間で治る場合は軽症です。重症の場合は運動を始めればすぐ痛みは戻ってきます。これはアキレス腱の痛い部分の炎症がおさまっても、ふくらはぎが固いままなので運動を開始すればまたアキレス腱に過剰に負荷をかけてしまうのです。重症者の場合、ふくらはぎを柔らかくしようとストレッチをしても効果は乏しいです。凝り固まった筋肉はコロコロしていますが、ストレッチをしてもコロコロした部分の周囲の筋肉が伸びるだけで、コロコロは弛むことはないからです。コロコロを弛めるには鍼灸治療が一番です。

肘痛(テニス肘・野球肘・ゴルフ肘)

肘の内側の痛み
肘が痛いという場合は様々な呼び名があります。テニス肘も野球肘もゴルフ肘も原理は同じで、繰り返し肘の同じ部分に負担を掛けたために炎症が起きたものです。テニスではフォアハンドでのスウィングの時に傷めるのでフォアハンドテニス肘といいます。どれも肘の内側に負担がかかるため肘の内側に痛みが出ます。
肘の外側の痛み
テニス肘はバックハンドで打つ場合に肘の外側に負担がかかります。その場合はバックハンドテニス肘といって肘の外側が痛くなります。ゴルフは両腕を使いますので利き手でない側に負担が掛かるとゴルフなのにバックハンドテニス肘になることがあります。主婦や料理人でフライパンを何度も持つ人や、最近多いのがキーボードやマウスを頻繁に使う人はバックハンドテニス肘になりやすいです。
腰からの連動が大事
スポーツの場合は手打ちや手投げになっていて下半身から腰へ伝わる力を上手く腕の動きに連動できていない人がなりやすいです。連動がスムーズに行われれば打球感が驚く程に軽く感じるものです。打球感が軽いということは肘への負担も軽くなるためテニス肘になりにくくなります。フォームの改善が一番重要です。
炎症を鎮める治療
使い過ぎて痛くなっているわけですから、安静が一番いいのは間違いありません。ただ大会が近いとかレギュラー争いとか休めない理由もあります。その場合は鍼灸は効果的です。炎症を鎮める作用が強いからです。炎症というのも不思議なもので身体全体の状態が悪いと起こりやすいのです。それなのに一般には悪い肘だけ治療するからなかなか治らないのです。鍼灸で根本から治しましょう。

こんな症状に!