ホームページ開設しました!

2020年5月29日
鍼灸の良さを発信していきます

2007年の10月に治療院を開設して10年以上が経ちました。その間にまだまだ治療技術が未熟だったため治せなかった患者さまともたくさん出会いました。未だに難しい病気というのはありまして全ての方の症状を楽にしてあげるというのは無理ですが、多くの場合は楽にしてあげられるようになりました。鍼灸治療というのは一般的にはまだまだ敷居が高く、何か困った症状があった場合に鍼灸が第一選択として選ばれることはありません。それは情報が不足していて大多数の人にとって鍼灸というのが何なのか分からないためだと思います。最近はNHKなどテレビで鍼灸が取り上げられる頻度が増えてきました。テレビを見て良さそうだな、と思っていても周囲にある鍼灸院がどんなところか分からないという不安もあると思います。そこで鍼灸と当院についてまずは知って頂けるようにホームページを開設いたしました。興味を持たれた方は是非お問い合わせください。

新型コロナウィルスに関して

2020年6月15日
密にならない治療法と環境で対策

鍼灸治療は様々なスタイルがありますが、当院の場合は鍼を刺した後に施術者が離れて刺した鍼の効果で治療しています。業界では置鍼スタイルと云われています。ずっと術者と患者が接しての治療ではないため安全性は高いと思われます。手洗い、消毒、滅菌は保健所の指導のもと新型コロナ対策以前から徹底して行われています。またもともと鍼灸は煙の関係から換気扇を各ベッド毎に用意していますので換気はとても良好な状態です。ベッドも通常のベッドより高さが高いもの(70cm)を使用していますので、下に沈むと云われている新型コロナウィルスに効果的です。ベッドは2台でカーテンにより仕切られています。完全予約制なので待ち時間はほぼありません。最大でも2人しか治療室に入れませんので密にはなりません。必要以上に心配なさらず治療にいらしてください。なお現段階では自分の免疫力でウィルスに打ち勝つしかないわけですが、鍼灸は病気に打ち勝つための自然治癒力を高めることができるのでお勧めです。
免疫力と鍼灸に関するポスター

呼吸法について

2020年6月27日
呼吸が浅くなっていませんか?
新型コロナウィルスがいたらと心配して呼吸が浅くなっていませんか?不安とか心配とか恐怖とかストレス環境にいると呼吸は浅く短くなります。逆に楽しかったり、リラックスしていると呼吸は深く長くなります。人が多い空間で深呼吸はしにくいでしょうが、人がいないところや外ではその分、意識的に深呼吸をしましょう。肺は深い呼吸をたまにして隅々まで動かしてあげないと弱ってくるのです。いざという時に肺が弱っていたら大変です。風邪をひきやすい子供が水泳とか運動をして風邪をひかなくなるのは肺が鍛えられるからです。呼吸は自律神経によって無意識でも行われますが、意識的に深い呼吸に変えることができます。プロのスポーツ選手などは緊張する場面で浅くなる呼吸を意識的に深い呼吸をして心身をだまし、リラックスしているのです。本来は制御できない自律神経を意識的に制御できるので古来より武道、ヨガ、気功など呼吸法が重要視されてきました。不安な時代こそ深呼吸して明るく生きましょう。

鍼灸の利用率

2020年7月17日
ちょっとだけ勇気を出して鍼灸を

鍼灸治療の利用率は6%程度と低い数値です。100人いたら6人しか鍼灸治療を受けたことがないということです。実際は地域によって差があるのでもっと少ないかもしれません。病院はもちろん、接骨院、整体院、マッサージとあらゆる西洋医学の治療をしても治らない人が最後にワラにもすがる思いで来院されてきます。病気というのは発症してから日が浅い程に治りやすいのですが、あちこち回って鍼灸院にやってくる頃にはこじれて治りにくい状態です。年齢も若い人はすぐ治って再発しにくいですが、歳に比例して治りにくくなっていきます。それでも楽にしてあげられるのが鍼灸です。そういった患者さんを楽にするために試行錯誤しているうちに鍛えられて治療技術が向上していくともいえます。同じことを繰り返しても良くならない場合は変化が必要です。東洋医学の選択というのは大きな変化です。変化には不安をともなうので勇気が必要です。ちょっとだけ勇気を出して鍼灸治療を体験してみませんか?想像と全く違って心地良いですよ。

ホームページの反響

2020年8月3日
長いことお待たせいたしました

ホームページを立ち上げてから2ヶ月ほど経ちましたが、新患さんでホームページを見て来院されたという方が結構いらっしゃるので驚いています。特に若い世代の方は、まずはネットで調べてからという行動パターンが定着しているのでしょう。「10年くらい治療院の前を通るたび看板はずっと気になっていたんですけど・・、もっと怖いものかと(笑)」という方もいました。申し訳ない気持ちでいっぱいです。言い訳させていただきますと開業当初は診断にも治療にも時間が掛かり過ぎていたため余裕がなかったのです。やっと効率的で効果的な治療ができるようになってきました。技術が必要な職業はあれこれ工夫しながら時間をかけないといけない時期があると思うのです。鍼灸は奥深いのでずっと終わることなく研究は続くのでしょうが・・

アンチエイジングの意義

2020年10月5日
死亡率100%の老いという病
個人差があって長い短いはありますが、生まれた瞬間から寿命は減っていき、100%の確率でいずれ死に至ります。不慮の事故は別として、健康なまま死ぬという人はいないでしょう。身体のあちこちにガタが出てきて徐々に弱りながらが通常です。突然死のようにみえる病気も陰で進行していたと考えています。患者さんの中には「治療して1度治ればずっと健康でいられる」と信じている人もいますが、そうはなりません。老いが進行していくからです。特に還暦過ぎると顕著に現われてきます。いろんな病気が増えてくるのもこの頃でしょう。普通に考えれば当たり前のことなのですが、意外と皆さん楽天的です。ひどい症状が治ってからも予防的に鍼灸治療を継続することで、疲労が除かれ体調をキープでき、老化を遅らせる効果が期待できるのです。

頭寒足熱のススメ

2020年10月23日
頭は涼しく足が温かいのが健康の秘訣
映画監督の河瀬直美さんがテレビ番組に出演されていて、靴下を4枚重ね履きしているとおっしゃっていました。肌に触れる部分に絹素材、その上に綿、さらに絹、綿と重ねていくそうで、冬は綿の代わりにウールにしているそうです。絹は毒素を吸いだす効果を意識しているようです。今の時期でもう4枚履いているので驚きましたが、逆に上は冬でも薄いもの2枚しか着ないし、帽子も被らないとのこと。これは東洋医学的にも理に適っていて面白いと思いました。上が熱くて下が冷えやすい人を「逆気」といって鍼灸治療により逆転するように治療します。すごくバランスの悪い状態だからです。頭が熱いのではイライラしたり、のぼせてボーッとしたり、不安で落ち着かなくなったり、冷静に物事を考えられません。土台が一番大切なのは家でも人でも同じです。落ち着いて冷静に物事を考えるには頭寒足熱が大切です。

冷えは万病の元

2021年1月20
睡眠中の寒邪の侵入に要注意!

今日は大寒ですが去年が暖冬だっただけに今年は寒さがいっそう厳しく感じます。東洋医学では外界の寒さによって冷えて体調を崩すことを寒邪に侵されるといいます。冷えは免疫機能を低下させ様々な病気になりやすくなりますから注意が必要です。風邪を引きやすく、膀胱炎や神経痛が悪化する季節です。一年で最も寒い小寒から大寒の時期は寒さ対策が必須です。特に寝冷えは無意識化で無防備な状態なので気をつける必要があります。朝起きて喉が痛くなっていたら睡眠環境が良くありません。暖房を寝るまでつけてその後に消した場合、最も冷えてくる4時頃の冷気にやられます。布団がはだけていたら完全アウトですし、そうでなくとも口を開けて寝ていた場合は冷気は直接胃に入り、内臓を冷やしてしまいます。冷え性の女性は特に要注意です。ただエアコンは乾燥(燥邪)が問題です。加湿器は種類と使用法によってはカビを撒き散らす恐れがあります。そこで就寝時はオイルヒーターがおすすめです。音もしないし、風も起こさないし、乾燥しないからです。電気代が高いのが唯一の欠点ですが、睡眠時用なら小さいサイズだと電気代もエアコン並です。ひどい冷え込みを防げれば良いので十分かと思います。赤ちゃんや寝相の悪い子供にも最適かと思います。良質な睡眠が疲労回復の基本ですから睡眠環境の改善には最大限こだわってください。人生の3分の1は寝てるわけですから。

こんな症状に!