イタリア周遊
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■ イタリアに降り立つ
2/28(水)
■ ローマ到着!
 ついにローマに到着。気温は5℃。ネットで調べるともっと寒い日もあったから、これでもまだ暖かくなったほうだろう。
 入国審査には長い列が出来ていたが、途中でなぜか別の窓口が開き、そこからショートカットで通してもらえた。質問もなくすんなり入国完了。バゲージクレームも近くにあり、スーツケースは二つともすぐに出てきた。その後の荷物チェックもなく、思っていたよりずいぶん早く出られた。

 バス乗り場を探すと、途中でインフォメーションを発見。ここで、交通機関と美術館2つが無料となるローマパスを購入。ついでにボルゲーゼ美術館の予約も出来るかと思っていたら、直接美術館に電話をかけないといけないらしい。インフォメーションではそこまでやってくれないのだった。

 外に出ると、いまローマにいることが嬉しくて、カートを押しながらついつい飛び跳ねてしまう。「ここはどこ?」「ローマ!」なんていう会話を交わしつつバス乗り場を目指すと、すぐに発見。15時の予約だったが、13:45のバスに問題なく乗れた。そしてすぐに出発。乗り継ぎがスムーズで嬉しい。
 窓からは海沿いの景色が広がる。カモメが飛んでいる。郊外の大型商業施設、工場などが並ぶ中を抜けると、だんだんと遺跡のような建物が増えてくる。知っている場所が出てくるか出てくるかと待ち構え、左右や前後を見回しながら乗っていると、巨大な教会の前に出た。おそらくサンタ・マリア・マッジョーレ教会だろう。そしてローマ・テルミニ駅が見えてくる。いったん駅を大きく回り込み、遠ざかるかと思ったらまた戻って来て、駅の脇の道路でバスが停まる。
■ テルミニ周辺
 バスを降りると、残雪がところどころに残っている。スーツケースを引きながらホテルを探す。地図からしてここかと思う場所に出たが、建物には看板がない。しかしよく見ると、壁に小さくホテル名と「piano4」という表示があった。「piano4」が住所だろうか。そばにいた日本人女性二人組も同じように迷っていたが、入口らしき扉を見つけ、中に入っていった。ここでひらめいた。そうか、「piano4」は4階という意味だ!

 女性たちに続き、同じように入る。エレベーターは、手で扉を開ける古いタイプ。でも、ないより随分マシだ。4階で降りた先に扉があり、インターホンのチャイムを鳴らす。話してみると、2階に来てほしいとのこと。荷物を置いたまま一人で二階へ行く。受付があり、無事にチェックインが完了する。料金はここで現金で払う、とネット予約サイトには書かれていたが、既にカードで支払いは済んでいるとのこと。滞在税6ユーロのみ支払う。部屋は3階なので4階まで戻り、あでりーと共にエレベーターで一階ぶん降りる。

 部屋に入る。広い! 天井が高くて気持ちがいい。ダブルベッドは、シングルベッド二つを並べたものに二人用のシーツを敷いて作ってあった。もう一つシングルベッドもあり、こちらは荷物置きで使うことにする。とりあえずは一休憩し、無事にここまで来られたことを喜び合う。このまま市内に出ようかとも思ったが、あでりーの提案で、いったん20分ほどベッドで眠ることに。ドイツ旅行の時には到着した夕方、宿で5時間ほど熟睡してしまったが、今回はその二の舞にはならず、本当に20分休んだだけで起きる。うまく疲れが取れたようだ。

〜 ホテル室内 〜
 まずはボルゲーゼ美術館の予約を試みる。この美術館は2時間の枠を予約で確保しないと入ることができない。ネットからも予約ができるが、それだとローマパスが適用できないため、どうしても電話で予約を取る必要があるのだ。今回の旅の前半は、この予約に苦労することになる。
 意を決し、自分でかけてみようと部屋の電話をとるが、発信音がしない。受付に降り、ホテルのスタッフに頼んで電話をかけてもらう。ところが、受話器からはインフォメーションしか流れず、断念。明日、美術館に直接行ってみることにする。

 外に出て、歩き出す。初めてのローマ散策。良さそうなバール(カフェ)を発見したのでとりあえず入ってみた。カフェレストラン「Ristorante Centro」というお店。イタリアのコーヒーといえばエスプレッソが主流だが、二人ともエスプレッソは濃すぎて飲めない。僕はアメリカーノ(エスプレッソを湯で薄めたもの)、あでりーはカフェラテを注文する。アメリカーノは見た目はまだまだ濃そうで、飲んでみると案の定、濃い。でも美味しい。あでりーのカフェラテは定番で文句のない味だ。店はなかなかにおしゃれで凝った作り。初のイタリアンカフェを満喫する。しかも、料金は二人で3ユーロ(約400円)という安さ。イタリアではカフェとはそれぐらい気軽に使うものなのか、と納得。
※イタリアのバールでは、同じ飲み物でも、カウンターで立って飲むのとテーブルに座って飲むのとでは料金が異なる。だからたいていメニューにも、飲み物ごとに「banco(立ち飲み)」と「tavolo(テーブル席)」の料金が並べて書いてあり、店によって異なるが、だいたい2倍〜3倍ほどの違いがある。この店ではカウンター席に座ったのだが、立ち飲みの料金で済んだ。
 バールを出て、駅周辺を見て回る。事前に調べた店がたくさんあるのだ。オリーブが有名という店にはオリーブはなかったが、おいしそうな食材が並んでいた。通りがかりのガラス細工の店では、日本語のできるおじさんが盛んに話しかけてくれるが、高いので手が出ない。また別の食材店では、ペーストをパンにつけて試食させてくれた。ニンニクたっぷりでおいしいが、これまた高いのでやめにする。
 店を出るとき、「グラーツェ」というと「プレーゴ」と返される。イタリアでの典型的な挨拶で、イタリア語会話の本には必ず出てくる。「プレーゴって言われたー!」と二人で喜ぶ。

〜 ホテル周辺の路地 〜
 調べてきた地図を頼りにポルケッタ(豚肉のロースト)の店を探すが、ここかと思う場所にない。立ち去ろうかと思っていたところ、薄暗く小さな店が目に入った。看板をよく見てみると、正にそこが目指す店「ER BUCHETTO」だった。中に入ると確かに肉の丸焼きがある。パニーニのサンドを1個だけ買う。

 そこからサンタ・マリア・マッジョーレ教会まで歩く。柵がしてあり、もう開いてないかと思ったが、裏手に回ってみるとそこが正面だった。外観や周囲を撮影し、セキュリティチェックを通って中に入る。そこには言葉に尽くせない空間が広がっていた。想像以上に広大な空間。内部の一つ一つのブロックが、それぞれ立派な教会のよう。有名だという5世紀のモザイクがどれだかわからない。それでもフレスコ画、油彩画、彫刻など見どころが次々に出てきて、教会全体が立派な美術館のようだ。ミサが始まっており、祈りをささげる人もいる。奥には地下スペースがあり、そこには祈りを捧げる形態の、数メートルほどある巨大な像。何もかもが圧倒的だった。これがローマか、ローマの洗礼か、と驚く。言葉にならない衝撃。これは絶対、現地に来なくてはわからない。バーチャルリアリティーとか言ってる人は絶対ここに来るべきだ。写真や映像、文章などでは絶対に伝わらないものがそこにある。

〜 サンタ・マリア・マッジョーレ教会 〜
■ 最初の晩餐
 二人して衝撃の余韻を残しつつ、近くのスーパー「シンプリー・スマ」に入る。夕食の食材探しだ。安くておいしそうなものがたくさんあって迷う。生ハムにチーズ、パン、ニンジン、マッシュルーム、バナナ1本を購入。バナナは量り売りだから自分で値札を印刷しなくてはならず、レジの人から「5番だよ」と指定される。野菜売り場のそばにある機械まで走る。秤にバナナを乗せ、5番を押すとすぐにシールが出てきた。これを貼り、売り場に戻る。これだけ買って6ユーロ程の安さ。その後、別の店で祝杯用のビールを買い、宿に戻る。

 さっそく食事の準備。とはいっても普通のホテルだからナイフなどは何もない。パンを箸でぶすぶす差してからこじあけ、そこに生ハムとチーズを挟む。(あでりーがぜんぶやってくれた。)
 ビールを飲みつつ、食べる。すべてがうまい。パンの固さもほどよく、ハムとチーズの相性が最高。ポルケッタのパニーニは思っていたよりあっさりしていて、ニンニクがよく効いている。ニンジンとマッシュルームは丸ごとかじる。本当に美味しくて幸せになる。これが我々の、イタリア最初の晩餐となる。

 その後、各機器の充電を開始。コンセント変換アダプターに変圧器をつけ、それにいくつかぶら下げるようにつなげていたら、アダプターが壊れ、コンセントに電極棒が残ってしまった。なんとか取れないかと苦戦していると、しばらくしてぽろっと出てきた。アダプターはもう1個あるので、以降はそれを使うことにする。
 歯磨きをし、二人して9時前に就寝。

〜 本日の晩餐 〜

〜 かぶりつくあでりー 〜
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