用語 | SABAT |
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カナ表記 | サバト |
解説 | キリスト教以前の、自然崇拝を旨とする古代宗教から発した性的儀礼が元となる。キリスト教が広まってしばらくは、それほどの問題にならなかったものが、中世から始まった魔女裁判、これの自白強要により、色んな飾りがついていった。果ては現在流布する魔女の集会の姿としてのサバトになる。 |
出自 | パガニズム、キリスト教 |
出典類別 | バンド名 |
出典 | 日本のブラックメタルバンド |
補足 | -- |
注訳 | 上記バンドのスペルは「SABBAT」。イギリスにもこの名のスラッシュメタルバンドがあるが、バンド成立年は前者の方が先なので出典に持って来た。 |
用語 | SABBATH |
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カナ表記 | サバス |
解説 | ユダヤ教安息日。ヘブライ語で「休む」。シャバットと発音する。ユダヤ教では、金曜の日没から土曜の日没までが安息日で休日。仕事も外出もせず、神に祈りを捧げて過ごす。日曜日は仕事日。 |
出自 | ユダヤ教 |
出典類別 | バンド名 |
出典 | イギリスのヘヴィメタルバンド |
補足 | バンド名は「BLACK SABBATH」 |
注訳 | キリスト教には安息日はない。 |
用語 | SACRAMENT |
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カナ表記 | サクラメント |
解説 | キリスト教の儀礼のこと。主イエス・キリストが制定したという、神の恩寵を授かる祭儀。カトリックの秘蹟は全部で7つ。プロテスタントでは、キリストによるものがはっきりしている「洗礼」と「聖餐」を行うのみ。 |
出自 | キリスト教 |
出典類別 | バンド名 |
出典 | スウェーデンのデス/ブラックメタルバンド |
補足 | バンド名は「SACRAMENTUM」 |
注訳 | キリストによるものがはっきりしている、というのは「聖書にその記述がある」という意味。ただし洗礼の場合は、関わったという方が正しいように思われる。 |
用語 | SAMAEL |
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カナ表記 | サマエル |
解説 | 聖書外典に記述されている、毒という意味の語を持つ堕天使。広く「死の天使」と称されている。イヴを誘惑した蛇とも伝わる。 |
出自 | キリスト教 |
出典類別 | バンド名 |
出典 | スイスの、昔ブラック、今前衛的インダストリアルメタルバンド |
補足 | -- |
注訳 | -- |
用語 | SAMHAIN |
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カナ表記 | サムハイン |
解説 | アイルランド=ゲール語で11月。現在の太陽暦で10月31日。冬の始まりを表わす。ケルトの大晦日。あの世とこの世の境が薄くなり、死者と親交を結び、占を行う贖罪の時。死者の祝宴。 |
出自 | ケルト宗教 |
出典類別 | バンド名 |
出典 | アメリカのホラー・パンクバンド |
補足 | グレン・ダンツィグのバンド。DANZIGの前身。 |
注訳 | -- |
用語 | SAMSON |
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カナ表記 | サムソン |
解説 | ユダヤの怪力の士師(ヘブライ人達を統率する者)で、士師達の中でも最も超人的な力を持つ。髪や髭を剃られると怪力を失う事や美女に弱い事を利用され、ペリシテ人に囚われの身となる。のち神が伸びはじめた彼は、ペリシテ人達を自分もろとも神殿の下敷きにして全滅させた。 |
出自 | ユダヤ教 |
出典類別 | バンド名 |
出典 | イギリスのヘヴィメタルバンド。 |
補足 | ギタリスト、ポール・サムソンを中心とするバンド。彼の本名はsansonというらしいので、本名をアレンジしたステージネームを設定したようである。 |
注訳 | -- |
用語 | SATAN |
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カナ表記 | サタン |
解説 | 個体ではなく、おおむね種を指す(例外あり)。 旧約聖書で「敵」「敵対者」を意味したヘブライ語の「ハ・サタン」という一般名詞が語源。ユダヤ〜古代キリスト教時代のこのサタンは、ユダヤ教やキリスト教に害をなしたり、迫害したりする人間のことだったのだが、時を経るに従ってキリスト教に対抗する超然者になった。現在伝わるサタン達の多くは、キリスト教以前の異教の神々で、まさにキリスト教にとっての敵である。 |
出自 | キリスト教 |
出典類別 | 全て |
出典 | メタル界基本使用単語の為明記せず |
補足 | -- |
注訳 | -- |
用語 | SATURNALIA |
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カナ表記 | サトゥルナリア |
解説 | サトゥルヌス祭。サトゥルヌス(saturnus)はローマ神話でのクロノスに対応する農耕神。この祭りは国家的農耕祭で、12月17日から24日までの7日間行われる。家々には火が灯され、常緑樹を飾り、贈り物を交換する。キリスト教時代になってミトラス祭やドルイドのユール等の冬至祭と共にクリスマスへと吸収された。 |
出自 | ローマ神話 |
出典類別 | 歌詞 |
出典 | Dusk And Her Embrace |
補足 | ↑CRADLE OF FILTH「DUSK AND HER EMBRACE」収録曲 |
注訳 | -- |
用語 | SATYRICON |
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カナ表記 | サテュリコン、サテリコン、サティリコン |
解説 | 一人の奴隷が成り上がっていく成金物語で、AD66年にローマ人のガイウス・ペトロニウスが書いた小説。当時のローマ帝国の姿が書かれている。フェデリコ・フェリーニ監督により映画化もされた。語源はおそらくギリシャ時代の好色な牧神サテュロス(Satyrs)。 |
出自 | 芸術、文芸 |
出典類別 | バンド名 |
出典 | ノルウェーのブラックメタルバンド |
補足 | -- |
注訳 | -- |
用語 | SCARLET WHORE |
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カナ表記 | スカーレット・ホーア |
解説 | 緋色の淫婦。ヨハネ黙示録でのイシュタルの暗示。赤い衣装を着ていたとされることから、こう呼ばれることになった。バビロン捕囚以後のユダヤ人の仮想敵。 |
出自 | キリスト教 |
出典類別 | 歌詞 |
出典 | Beauty Slept In Sodom |
補足 | ↑CRADLE OF FILTH「DUSK AND HER EMBRACE」収録曲 |
注訳 | -- |