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作曲家および作品紹介は、まだ完成しておりませんが、今後順次アップしていきますのでどうかよろしく!
イギリスの作曲家は、人気の高いドイツやロシア、フランスなどの作曲家に比べて、あまりにも注目されることが少ない。これは日本の音楽教育によるところが大きいと思います。 私が中学生の頃の音楽の教科書には、かの「青少年のための管弦楽入門」の作曲者であるベンジャミン・ブリテンの紹介文が載っていましたが、そこには彼をヘンリー・パーセル以来低迷していたイギリス音楽の救済者として書かれてありました。まるで、パーセルからブリテンに至る期間に登場した作曲家たちは「ろくでなし」揃いで、注目に値しないとでも言わんばかりといった感じでした。実際にはドイツに劣らない高い音楽文化が根付いていたイギリスでは、数多くのすばらしい作曲家が輩出されていたのにもかかわらず……。 一般にホルスト、エルガー、ブリテン、ヴォーン=ウィリアムズなどの一部の作曲家については若干は知られていますが、残念なことに、これらの作曲家も名前は聞いたことがあるとか、ごく一部の楽曲を聴いた覚えがあるといった程度の人がほとんどです。ブランド志向の強い日本では、一流ブランドとして認知されているバッハ、ベートーヴェンを筆頭とするドイツ音楽に比べて今一つ定着していません。それは、積極的にこれらの作曲家を紹介しようという気が批評家諸氏にないことも大きな原因であると思います。 山尾敦史という方が音楽之友社から『近代・現代英国音楽入門』(ONBooksシリーズ)という本を出版されていますが、このようにイギリス音楽の魅力を積極的にアピールしてくれる人がいるというのは非常にうれしいことです。イギリス音楽に限らず、マイナーであってもメジャーに劣らないすばらしい作品をもっと積極的に紹介すべきでしょう。 これだけの魅力的な作品の数々を知らないままにしておくのは非常にもったいない。そこでいくらかでもイギリス音楽の魅力を知ってもらおうと思い、このようなページを開設しました。ここに紹介している作曲家の諸作品は、M.Mが所有しているCDおよびLPからチョイスしています。 このページをご覧になって、少しでも多くの皆さんがビートルズ以外のイギリス音楽にも興味をもっていただければ、これ幸いと思っております(ファンが増えればそれだけ、CDも入手しやすくなりますしね)。 |