中山道はその前身を東山道といい、古代から中世にかけて西国と東国を結ぶ重要な官道でした。江戸時代になり街道制度が制定され宿場も整備されてくると、東海道と並んで江戸と京を結ぶ重要幹線として多くの人に利用されました。東海道のような大きな川もなく、浜名湖や桑名のような船旅もないので特に女性の道中に利用されることが多く、また、京への往路に東海道、復路に中山道を使う例も多かったようです。
中山道は江戸日本橋から京都三条大橋まで約136里(約533Km)あり、東海道に比べると41Kmほど多い距離です。これを東海道のときと同じように1日約40Kmくらい歩くとすると、14日かかることになります。
私の場合は、日本橋から近江の草津宿まで24日かけて歩きました。草津宿から京都までは既に東海道で歩いているので、「中山道歩き旅」はここで完結としました。