慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)は様々な原因で起こり、風邪をひいたその後に起こった急性副鼻腔炎が慢性化し慢性副鼻腔炎になる場合もあります。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の場合、原因がはっきりしないことも多く、いつから始まったのかはっきりしない場合もあります。体質的に副鼻腔炎になりやすい人もおられます。
昔は、青バナを垂れたはなたれ小僧をよく見かけましたが、最近では見なくなってしまい、今はアレルギー性鼻炎の子供が増えてきています。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の症状
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の症状としては、鼻づまり、臭覚の低下、頭重感などがあり両方の鼻腔の場合もありますし、片側だけの場合もあります。
慢性副鼻腔炎の多くは副鼻腔粘膜が肥厚し、ねばねばした鼻汁が溜まります。慢性副鼻腔炎は、アレルギー性鼻炎を併発する場合もあります。
鼻づまり、頭重感などは、学校生活や仕事の集中力低下につながりQOLを低下させます。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の漢方薬
副鼻腔炎の急性期は、病邪が体表面近くにあり、漢方でいう太陽病期で風邪やインフルエンザと同様の対応を取り、主に麻黄が配合された漢方薬を用います。また、慢性期に移行する過程は、漢方では、少陽病期であり、柴胡が配合された漢方薬を主に用います。
問題は、慢性化した副鼻腔炎です。慢性化の原因は、その人の体質や養生などが深く関わっており、急性期から移行したものや、体質的に慢性副鼻腔炎となったものなど様々な状態があり、正しい養生、食養生に切り替え体質改善を踏まえた漢方的アプローチが大切になってきます。
実際には、排膿作用のある生薬や清熱作用のある生薬が配合された漢方薬を用います。
慢性副鼻腔炎は鼻という局所的な炎症、熱症ですが、それのみにとらわれることなく、その人その人の陰陽虚実寒熱、気血水を把握し全体像を捉え、根治を目標に漢方薬を用います。慢性副鼻腔炎、急性副鼻腔炎にかかわらず漢方薬は大変有効な効果をもたらし、体質改善をも考慮した治療法があります。特に化膿性の症状を呈している場合も漢方薬で抗生剤以上の効果を得ることができるのも漢方薬の特徴です。
副鼻腔炎、蓄膿症の漢方薬・養生法のご相談は、上郡町の漢方薬専門「漢方芍薬堂」へお気軽に。
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