クスノキ（くすのき、楠木、樟）

学名	Cinnamomum camphora
英語名	Camphor tree（カンファー・ツリー）
和名（日本語名）	クスノキ（くすのき、楠木、樟）
生薬名	樟木（ショウボク、しょうぼく）
分類	クスノキ科
原産地	中国、台湾
特徴	このハーブ（香草、薬草、植物）は高さ30mになる常緑性大木です。 葉は卵形で、葉脈の付け根近くから3本に分かれることが特徴です。 葉をちぎるとツンとする樟脳（しょうのう、カンファー、カンフル）の香りがします。 独特の芳香を持つことから「臭し（くすし）の木」がその語源です。 また、クスノキ（くすのき、楠木、樟）の葉は防虫剤や鎮痛剤として用いられ、「薬の木」を語源とする説もあります。 樹皮がスパイス（香辛料）となるシナモン（肉桂、ニッケイ、にっけい、カネル、カネール）とは近縁種です。 楠材は防虫効果から家具や仏像などにも広く使用（利用）されていました。 また、神社などでもよく見かける「樹」、つまり「御神木」として有名ですよね！ 太古の昔からクスノキ（くすのき、楠木、樟）からとれる樟脳（しょうのう、カンファー、カンフル）は医薬品として使用（利用）されていました。 例えば、のど飴、うがい、歯磨き、湿布、軟膏等、幅広い用途で使用（利用）されていました。 今はそれに代わる物があるため、あまり使用（利用）されることはなくなりました。
成分	カンファー、シネオール、カリオフィレン、ピネン、リナロール、リモネン、サフロール、メントール等。
効能（効果、効用、薬効、作用）	血行促進作用、リラックス作用、防虫作用、防腐作用、消炎作用等。
注意！	飲用はしないでください。