ソルダートJ

   赤の星が対機界31原種用生体兵器「アルマ」の護衛と原種核奪取の実質的な行使力として作り出したサイボーグ戦士部隊「ソルダート師団」の戦士たちの総称。作中では機界四天王のひとりであり、サイボーグ・ガイのライバルでもあったピッツァ戒道少年の手で浄解され本来の記憶と意志を取り戻した姿をさす。背中には収納・展開自在の翼を持ち、超高速で飛行する事が出来る。左腕には生命活動を司るJジュエル、両腕装甲板下には「ラディアントリッパー」と銘打たれた近接戦闘用武器、プラズマソード一対を装備している。ゾンダリアンであった頃の記憶も有しており、依然としてサイボーグ・ガイをライバルとして認識しているようだ。かつては三重連太陽系では最高の戦士と評されていたが、故郷である赤の星が機界昇華された際、腕原種との戦いでJジュエルを失い、生命維持機能も停止する寸前のところをペンチノンに勧誘される形でゾンダリアンの一員となった。
   アルマ・戒道幾巳の護衛と原種の撃滅、機界31原種のマスタープログラムの破壊を自らの使命と認識しているが、同時に戦士としても相当に誇り高く、また危機に際しても戦いを楽しんでいる節がある。普段は冷静沈着だが、戦闘では大胆な行動をとることが多く、また赤の星での戦い以来、腕原種に対してかなりこだわりがあるらしい。戒道少年とは口にこそ出さないものの、非常に強い信頼関係で結ばれている。
   Jアーク艦橋でフュージョンすることで戦闘用可変メカノイドジェイダー」となることが出来る。
   木星決戦においてはGGG艦隊と共同戦線を展開。Zマスター体内への突入戦に参加し、「ザ・パワー」の暴走を利用することで、Zマスターを崩壊せしめるが、自らは獅子王凱に再戦の約束を残して戒道少年、トモロ0117ペンチノンと共にザ・パワーの滅びの光の中へ消えた。だが、彼らはザ・パワーに宿る思念体の導きか、ヴォイドへと転移、そこで宇宙収縮現象を観測する事となる。その原因究明のために木星圏へと帰還したが、そこでソール11遊星主ピアデケムの攻撃を受ける。Jアークは善戦したもののピアデケム搭載の多数の航空戦力によって拿捕、ソルダートJも白兵戦の末捕縛され、レプリ地球のモン・サン・ミッシェル内部に拘束されていた。モン・サン・ミッシェルに侵入したルネによってその拘束から解かれ、拿捕されていたJアークを奪回して再びソール11遊星主に戦いを挑む。
 モン・サン・ミッシェル上空から衛星軌道上、更にアルゼンチン、ロス・グラシアレスとレプリ地球の各地を休む間もなく転戦し続け、傷だらけになり、幾度も倒れながらもその度に不死鳥のごとく立ち上がりピサ・ソール消滅までの長い死闘を戦い抜いた。
 声優は真殿光昭さん。