神代(中)

六ヶ岳

　天照大神（あまてらすおおみかみ）は素戔嗚尊（すさのおのみこと）の誓約（うけい）により三姫神（田心姫神・湍津姫神・市杵島姫神）を生む。これを宗像三神と言い、高天原から、この六ヶ岳に降臨し、宗像に移ったと伝える。山頂に六獄神社があり三姫神を祭っている。
　福岡県鞍手郡鞍手町室木

宗像大社

祭神、田心姫神　湍津姫神　市杵島姫神
　天照大神（あまてらすおおみかみ）は素戔嗚尊（すさのおのみこと）の誓約（うけい）により三姫神を生む。これを宗像三神と言い、「海の正倉院」と称される沖ノ島の「沖津宮」、宗像郡大島「中津宮」、宗像郡玄海町田島「辺津宮」にそれぞれ祭られ、これを総称して宗像大社と言う。
　福岡県宗像市田島

大己貴神社

　素戔嗚尊の子の大己貴神（おおなむちのみこと）には大国主神、大物主神、葦原醜男、八千戈神などの多くの名がある。これは本来は別々の神話伝承を、「記紀」によって一人の神に集約したためであると考える。大己貴神は、国の中でまだ出来ていない所を一人で巡り造った、とする神である。
　福岡県朝倉郡筑前町弥永

老松神社

　古名を「土師宮」といい、主祭神は「大国主神」であり、創建年代は不明。社の記録によれば、大己貴命が少彦名命と力を合せ、心を一つにして天下を造る時、この地に行幸し、しばし留まった。後に出雲より土師連がここに来て「土師宮」を祀ったとしている。
　福岡県嘉穂郡桂川町土師