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宇宙のはじめに、全てのはじめの物は出来たが、その気性は十分ではなく、名前も動きもなく、その形を知ることも出来なかった。それから天と地がはじめて別になったとき、天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)・高皇産霊神(たかみむすびのかみ)・神皇産霊神(かみむすびのかみ)が全てを作り出す最初の神となって現れた。英彦山中岳に鎮座する。
福岡県田川郡添田町英彦山
火の神軻遇突智(かぐつち)を生んだ為に死んだ伊奘冉(いざなみ)を追って、黄泉(よみ)の国に行った伊奘諾(いざなぎ)は、変わり果てた妻の姿を見て逃げ帰り、筑紫の日向の橘の小戸の檍原(あはきはら)で、禊(みそぎ)をする。そのときに、警固三神・志賀三神・住吉三神・天照大神・月読尊・素戔嗚尊が出現したとする由緒の地である。
福岡県福岡市西区小戸
伊奘諾(いざなぎ)が黄泉(よみ)の国から帰り禊(みそぎ)をすると色々な神が出現するが、その内の三神、八十枉津日神(やそまがつひのかみ)・神直日神(かんなおひのかみ)・大直日神(おおなおひのかみ)を警固三神と言い、この神社の祭神である。黒田藩福岡城築城のために、この地に移ったが、本来は福崎山(現、鴻臚館跡)にあった。
福岡県福岡市中央区天神
伊奘諾(いざなぎ)が黄泉(よみ)の国から帰り禊(みそぎ)をすると色々な神が出現するが、その内の三神、底津少童命(そこつわたつみのみこと)・中津少童命(なかつわたつみのみこと)・表津少童命(うわつわたつみのみこと)を奉る。これを志賀三神と言い、阿曇連(あづみのむらじ)の祖先神とする。
福岡県福岡市東区志賀島
伊奘諾(いざなぎ)が黄泉(よみ)の国から帰り禊(みそぎ)をすると色々な神が出現するが、その内の三神、底筒男命(そこつつおのみこと)・中筒男命(なかつつおのみこと)・表筒男命(うわつつおのみこと)を住吉三神と言う。住吉大神を祭る神社は全国に2129社あるが、その本宮がここである。
福岡県福岡市博多区住吉