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★星空を見上げてみよう★
天文現象カレンダー

 

このページはめずらしい天文現象、見頃の天体など
夜空を見上げるきっかけとなる情報をお知らせします。

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天文現象カレンダーバックナンバー

1999年10月〜12月天文現象カレンダー
 どこかさびしけな秋の星空ですが、今年は、東の空に明るく輝く2つの星、木星と土星が花を添えていてにぎやかな雰囲気です。
 帰宅が遅くなったときには、東の空に、おうし座やふたご座、それに冬の星座の王者であるオリオン座が姿をあらわします。
 天文にゆかりのある人たちは明け方のオリオン座を見て夏の終わりを実感するのです。季節感が一般の人たちとずれているのが面白いところですね。
1999年11月1日午後10時頃の星空
1999年11月1日午後10時頃の星空(StellaNavigator にて作成)


日付の右側の
starマークは、お勧め度をあらわします。

star できれば、見ておきたい天文現象
starstar 必ず、見ておきたい天文現象
starstarstar これを見のがすと、あなたは、後悔の念に苛まれ、まっとうな人生を送ることができなくなるでしょう
ご意見、ご要望、ご質問など、メールにてご連絡ください。

 

1999年10月
1999-10-09
新月新月
1999-10-09star
りゅう座γ流星群(ジャコビニ)が極大
 りゅう座γ流星群(ジャコビニ)は13年ごとに活発な活動を見せるのですが、その他の年にはほとんど出現が見られないので、今年はあまり期待できません。昨年がその年にあたりました。しかし流星の予報は天気予報よりはるかにあてになりません。注意が必要です。
 詳しくは特集記事バックナンバーをご覧ください。
1999-10-15star
夕方、南南西の空で月と火星が接近
1999-10-17
上弦上弦
1999-10-22star
オリオン座流星群が極大
 オリオン座流星群は非常に早い流星が多いことで有名な流星群です。
 輻射点はオリオン座北部付近にあります。出現は1時間に10個程度です。
1999-10-24
木星が衝
 外惑星が、地球から見て太陽の反対側に位置して、太陽−地球−外惑星と並ぶときを衝(しょう)といいます。木星はこの日、衝となり、ほぼ一晩中観測することができ、もっとも観望に適した時期と言えます。
1999-10-25
満月満月
1999-10-25
水星が東方最大離角
 水星や金星などの内惑星は太陽の近くを周回しているため、明け方が夕方の空にしか見られません。この日、水星は、太陽の東側にもっとも離れ、見やすくなります。この頃、水星は、夕方の西空に半月状に欠けて見えます。
 水星は、見かけ上、太陽から最大離角でも18゜〜28゜程度しか離れないため、肉眼では日の出前あるいは日没後のわずかな時間しか見ることができませんので、この時が水星を見るチャンスとなります。
 月面のクレータにも名前がついている天文学者のコペルニクスは生涯、水星を見たことがなかったという話が残っているほどです。
 私?私は何度も見ています(^0^;
1999-10-31
下弦下弦
1999-10-31
金星が西方最大離角
 水星や金星などの内惑星は太陽の近くを周回しているため、明け方が夕方の空にしか見られません。この日、金星は、太陽の西側にもっとも離れ、見やすくなります。この頃、金星は明けの明星となり、明け方の東空に半月状に欠けて見えます。

 

1999年11月
1999-11-03
おうし座流星群(南群)が極大

 おうし座流星群は出現も少なく、ピークもはっきりしない流星群ですが、ゆっくりと流れる経路の長い流星が多いのが特徴です。10月下旬から1ヶ月間程度出現しますが、1時間当り多くても10個程度の出現しか見られません。ピークは11月3〜10日ごろとはっきりしません。輻射点の位置により南群と北群に分類されます。
 南群は、有名なスバルの近く、北群はくじら座よりに輻射点があります。
 この流星群はエンケ彗星が母彗星だといわれています。
1999-11-04
月と金星が接近star
 金星と三日月の美しいランデブーが明け方の東の空で見られます。午前3時から明方にかけてとても美しい光景となるでしょう。金星と月齢25の月は約3度ほどまで接近します。
1999-11-07
土星が衝
 外惑星が、地球から見て太陽の反対側に位置して、太陽−地球−外惑星と並ぶときを衝(しょう)といいます。土星はこの日、衝となり、ほぼ一晩中観測することができ、もっとも観望に適した時期と言えます。
1999-11-08
新月新月
1999-11-13
月と火星が接近star
 火星と三日月が夕方の南の空で接近します。赤い火星と三ケ月の輝きの対比をぜひ楽しんでください。
1999-11-13
おうし座流星群(北群)が極大

 11月3日のおうし座流星群(南群)の説明を参照してください。
1999-11-16
上弦上弦
1999-11-16starstar
水星日面通過
 水星や金星などの内惑星が地球から見て太陽と同じ方向に位置するときを合といいますが、特に内惑星が地球と太陽の間にあるときを内合、地球から見て太陽の反対がわにあるときを外合といいます。
 内惑星が内合となった場合まれに、太陽と内惑星、地球が一直線上に並ぶことがあり、その時太陽面を内惑星が通過する様子が観測できます。これを日面通過と呼びます。
 この日水星は内合となるだけではなく、日面通過がおこります。前回の水星の日面通過は1993年でしたので、ほぼ6年ぶりとなります。
 輝く太陽面上を真っ黒な水星の姿が通過している様子はたいへん神秘的なものですが、望遠鏡や双眼鏡・肉眼で観察する場合はくれぐれも、直接太陽を覗かないように気をつけてください。失明の恐れがあります。
 経験者の指導に基づいて、太陽用のサングラス(普通のサングラスでは駄目です)や投影法で観測するようにしてください。
 なお、今回の水星日面通過は、早朝におこります。東京では6時頃から7時頃にかけておこり食の最大は6時40分頃です。

1999-11-16水星日面通過

1999-11-17〜18starstarstar
しし座γ流星群が極大
 1999年の一大イベントとも言える現象です。大出現の可能性もあるので、後々の子孫に語り継ぐためにもぜひこの現象を楽しんでください。
 詳細は特集ページを参照してください。

しし座流星群特集1999

1999-11-23
満月満月
1999-11-30
下弦下弦

 

1999年12月
1999-12-03
水星が西方最大離角
 水星や金星などの内惑星は太陽の近くを周回しているため、明け方が夕方の空にしか見られません。この日、水星は、太陽の西側にもっとも離れ、見やすくなります。この頃、水星は、明け方の東空に半月状に欠けて見えます。
 水星は、見かけ上、太陽から最大離角でも18゜〜28゜程度しか離れないため、肉眼では日の出前あるいは日没後のわずかな時間しか見ることができませんので、この時が水星を見るチャンスとなります。
 月面のクレータにも名前がついている天文学者のコペルニクスは生涯、水星を見たことがなかったという話が残っているほどです。
 1999年11月におこった水星日面通過は全国的に天候が悪くほとんどの人が見ることができませんでしたが、こういった機会は水星を見る数少ないチャンスのひとつですね。
1999-12-04
月と金星が接近star
 金星と三日月の美しいランデブーが明け方の東の空で見られます。午前3時から明方にかけてとても美しい光景となるでしょう。金星と新月前の細い月は約3度ほどまで接近します。
1999-12-04
小惑星ベスタ食
 四大小惑星の一つであるベスタが、日の出前、新月前の細い月にかくされますが、この時のベスタの光度が8.3等と暗く、日の出直前ということもあり、観測するのは難しいでしょう。
1999-12-08
新月新月
1999-12-14
ふたご座α流星群が極大
starstar
 ふたご座α流星群は夏のペルセウス座γ流星群に匹敵するメジャーな流星群で、毎年12月7日〜12月18日に活動し、極大時には1時間あたり50個程度の出現が見られます。
 この流星群は明るいものが多いのが特徴で、暗い星空のもとではもちろん、街明かりのある都会地でも観測できるでしょう。輻射点はふたご座α星カストルのすぐちかくで、一晩中観望できます。月明かりをさけるため、上弦前の月が沈む22時頃から夜空を見上げてみてください。
1999-12-16
上弦上弦
1999-12-23
こぐま座β流星群が極大

 こぐま座β流星群は、毎年12月17日〜24日に活動する流星群で、出現数は少ないものの、突発的な出現が見られることで知られています。前回は1980年12月22日に、ヨーロッパで1時間あたり50個程度の出現がありました。
 今年は満月の月明かりが邪魔となり悪条件ですが、北の空に位置するため周極となり、一晩中観望できます。
 この流星群の母彗星はタットル彗星です。
1999-12-23
満月満月

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