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★星空を見上げてみよう★
天文現象カレンダー

 

このページはめずらしい天文現象、見頃の天体など
夜空を見上げるきっかけとなる情報をお知らせします。

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天文現象カレンダーバックナンバー

2002年10月〜12月天文現象カレンダー
 秋から冬の夜空を見上げてみましょう。天頂付近には大きな四角形が輝いています。これが秋の四辺形ともいわれるペガサス座の四辺形です。W字型のカシオペア座も目を引く存在です。カシオペア座が見つかったら、そこから天の川にそって目を東に向けてみましょう。アンドロメダ大星雲で有名なアンドロメダ座、ペルセウス座、ぎょしゃ座、おうし座、ふたご座が輝いています。おうし座には12月に衝を迎える土星が輝いています。
 今年の年末は天文現象のラッシュです。11月18〜19日にかけて、昨年11月19日に日本を含むアジア地域で1時間あたり数万個という大出現がおこった、しし座γ流星群が極大となります。今年は、北アメリカと、西アフリカ・ヨーロッパで大きな出現が予想されているものの、残念ながら日本では、昨年見られたような流星雨にはならないと予想されていますが、次回は30年後とあっては見逃すわけにはいけませんね。12月にはいると、師走さながらの忙しさです。12月4日のオーストラリアでの皆既日食に始まって、青空の中での水星食、火星食、金星と火星の接近、ふたご座α星流星群など書き出しているだけで気持ちが忙しくなってきそうです。
 
2002年11月5日22時頃の星空(東京)
2002年11月5日22時頃の星空(東京)


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star できれば、見ておきたい天文現象
starstar 必ず、見ておきたい天文現象
starstarstar これを見のがすと、あなたは、後悔の念に苛まれ、まっとうな人生を送ることができなくなるでしょう
starstarstarstar 一生に一度見れるかどうかの世紀の天体ショー!
ご意見、ご要望、ご質問など、メールにてご連絡ください。

 

2002年10月
2002-10-6
新月新月
2002-10-13
水星が西方最大離角
 水星や金星などの内惑星は太陽の近くを周回しているため、明け方が夕方の空にしか見られません。この日、水星は、太陽の西側、18°強ともっとも離れ見やすくなり、 明け方の東空に-0.5等級で半月状に欠けて見えます。
 水星は、見かけ上、太陽から最大離角でも18゜〜28゜程度しか離れないため、肉眼では日の出前あるいは日没後のわずかな時間しか見ることができませんので、この時が水星を見るチャンスとなります。
2002-10-13
上弦上弦
2002-10-21
満月満月
2002-10-22
オリオン座流星群が極大
star
 10月15日から22にかけて活動する、輻射点がオリオン座北部付近にある流星群です。オリオン座流星群は非常に早く明るい流星が多いことで有名な流星群で 、出現は1時間に10個程度です。ただ今年は満月の月明かりがあり最悪の観測条件です。
2002-10-29
上弦下弦

 

2002年11月
2002-10-29
上弦下弦
2002-11-03
おうし座流星群(南群)が極大

 おうし座流星群は出現も少なく、ピークもはっきりしない流星群ですが、ゆっくりと流れる経路の長い流星が多いのが特徴です。10月下旬から1ヶ月間程度出現しますが、1時間当り多くても10個程度の出現しか見られません。ピークは11月3〜10日ごろとはっきりしません。輻射点の位置により南群と北群に分類されます。南群は、有名なスバルの近く、北群はくじら座よりに輻射点があります。
 この流星群はエンケ彗星が母彗星だといわれています。
2002-11-5
新月新月
2002-11-12
上弦上弦
2002-11-12
おうし座流星群(北群)が極大

 11月3日のおうし座流星群(南群)の説明を参照してください。
2002-11-18〜19
しし座γ流星群が極大
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 しし座γ星付近に輻射点がある流星群で、母彗星はテンペル・タットル彗星です。33年ごとに大出現し、流星雨が降ることで有名な流星群で、過去1799年、1833年、1866年、1966、1998〜2001年に流星雨が見られました。特に2001年11月19日には日本を含むアジア地域で1時間あたり数万個という大出現がおこったのは記憶に新しいところです。
 今年は、北アメリカと、西アフリカ・ヨーロッパで大きな出現が予想されているものの、残念ながら日本では、昨年見られたような流星雨にはならないと予想されています。さらに、満月近くの月明かりがあるため、条件的にも思わしくありません。
 日本での今年の出現予報は、11月18日の23時頃からゆるやかに流星の数が増えていき、19日の未明5時ごろには1時間に50個ほどの流星を見ることができるでしょう。また19日の夜23時頃からは、昇ったばかりの輻射点方向から、長い経路の流星が見られるかもしれません。
 次の大出現は30年後ということになります。

 流星シャワーを体験しよう★しし座流星群2001特集もご参照ください。

しし座流星群特集2001

2002-11-20
満月満月
2002-11-28
上弦下弦

 

2002年12月
2002-12-4
新月新月
2002-12-4
オーストラリアで皆既日食starstar
 この日、オーストラリアで夕空の日没前に皆既日食が見られます。関連する部分日食などは日本では見られません。
2002-12-5
水星食
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  この日、水星が青空の中、月齢0.9の細い月に隠される様子が主に西日本方面で見られます。水星の光度は-0.6等級ですが、太陽に近いため観測するのは難しいでしょう。
2002-12-7
金星と火星が接近star
 明け方の東の空、−4.7等の最大光度となって金星が火星に1.5°ほどまで接近します。2003年8月27日の大接近を控え輝きを増す赤い火星と美しく輝く金星の姿は神秘的な光景となるでしょう。
2002-12-12
上弦上弦
2001-12-8
下弦下弦
2002-12-13〜14
ふたご座α星流星群が極大
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 ふたご座α流星群は夏のペルセウス座γ流星群に匹敵するメジャーな流星群で、毎年12月7日〜12月18日に活動し、極大時には1時間あたり50個程度の出現が見られます。この流星群は明るいものが多いのが特徴で、暗い星空のもとではもちろん、街明かりのある都会地でも観測できるでしょう。輻射点はふたご座α星カストルのすぐちかくで、一晩中観望できます。今年は 上弦過ぎの月明かりがあり、あまり条件はよくありませんが、夜半過ぎに月が沈んだあとは最高の条件でこの流星群を楽しめるでしょう。
2001-12-15
新月新月
2002-12-18
土星が衝
外惑星が、地球から見て太陽の反対側に位置して、太陽−地球−外惑星と並ぶときを衝(しょう)といいます。土星はこの日、衝となり、ほぼ一晩中観測することができ、もっとも観望に適した時期と言えます。 環も今年が最も開いた状態ですので、小さな望遠鏡でもその美しい姿を堪能できるでしょう。
2002-12-20
満月満月
2001-12-22
こぐま座β星流星群が極大
 こぐま座β流星群は、毎年12月17日〜24日に活動する流星群で、出現数は少ないものの、突発的な出現が見られることで知られています。前回は1980年12月22日に、ヨーロッパで1時間あたり50個程度の出現がありました。輻射点は北の空に位置するため周極となり、一晩中観望できます。 ただ今年は満月近くの月明かりがあるので最悪の条件です。
 この流星群の母彗星はタットル彗星です。
2002-12-27
上弦下弦
2001-12-30
火星食
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2002年12月30日の火星食  暮れも押し詰まった12月30日に南西低くの青空の中で火星が月齢25.7の月に隠されるという現象が見られます。
 潜入・出現時刻は、札幌で10時26分/11時22分(高度22〜15°)、東京で10時43分/11時24分(高度27〜21°)、大阪で10時43分/11時15分(高度30〜25°)、九州地方以南では火星が月をかすめるように通過する様子が見られるでしょう。青空の中での現象ですので双眼鏡や望遠鏡を用いて観測するとよいでしょう。

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