★星空を見上げてみよう★ 天文現象カレンダー |
このページはめずらしい天文現象、見頃の天体など 夜空を見上げるきっかけとなる情報をお知らせします。 この欄以下の画像(表形式)は回線等の状態により、 |
天文現象カレンダーバックナンバー |
2000年4〜6月天文現象カレンダー | ||||||||
寒さも遠のいておだやかなが小春日和が多くなりましたが、星空のほうも帰宅途中に夜空を見上げてみると天頂付近の北斗七星をはじめ、しし座、おとめ座、うしかい座などが輝いていて、すっかり春の様相です。 夏の大三角・冬の大三角はおなじみですが、この季節にも春の大三角、春の大曲線と呼ばれる星の配列があります。うしかい座のα星アルクトゥールス、おとめ座のα星スピカ、しし座のβ星デネボラの3つの恒星で作る三角が、春の大三角。北斗七星の柄のカーブから、うしかい座のα星アルクトゥールス、おとめ座のα星スピカを結ぶ大きな曲線が春の大曲線です。春の星座には明るい恒星が少ないないので、紹介した星の配列は簡単に見つけられると思います。夜桜とあわせて、ぜひ春の星空も楽しんでくださいね。 今年はゴールデンウィーク期間中の5月4日が新月となり、星空観望に最適です。普段出かけられないような場所に長期遠征するなど、いろいろ計画をたてている方も多いと思います。ニュージーランドへ遠征するツアーも計画されているそうです。天候がよいことを願ってやみません。 連休を利用してぜひみなさんも美しい星空を楽しんでみてください。
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2000年6月 |
2000-06-02![]() |
2000-06-04 月と水星が接近 ![]() 夕方の西北西の低空で月齢1.9の細い月と水星が接近します。東方最大離角の欄にも書きましたが水星は太陽に近く非常に見つけることが困難です。このチャンスにぜひ見ておきましょう。 |
2000-06-09 水星が東方最大離角 水星や金星などの内惑星は太陽の近くを周回しているため、明け方が夕方の空にしか見られません。この日、水星は、太陽の東側にもっとも離れ、見やすくなります。この頃、水星は、夕方の西空に半月状に欠けて見えます。 水星は、見かけ上、太陽から最大離角でも18゜〜28゜程度しか離れないため、肉眼では日の出前あるいは日没後のわずかな時間しか見ることができませんので、この時が水星を見るチャンスとなります。 月面のクレータにも名前がついている天文学者のコペルニクスは生涯、水星を見たことがなかったという逸話が残っているほどです。 |
2000-06-09![]() |
2000-06-17![]() |
2000-06-25![]() |
2000-06-29 月が土星、木星に接近 ![]() ![]() 明け方の東の空で月齢26の細い月と土星、木星が接近します。近くには有名な「すばる」(M45・プレアデス星団)もあって美しい眺めになるでしょう。 |
2000年5月 |
2000-05-04![]() |
2000-05-05 みずがめ座η流星群が極大 ![]() ![]() 輻射点が低く、夜明け前数時間程度しか出現が見られないため数多くの流星を見ることはできませんが、今年は新月近くであるため最高の条件となります。南東の空が開けた暗い空の下で観測すると、地平線近くから流れるいくつかの流星が見られるでしょう。 この流星群の母彗星は有名なハレー彗星で、速度が速く、痕を残すものが多いのが特徴です。 ゴールデンウィークを利用して南半球へ旅行される方はぜひこの流星群を見てください。輻射点も高くなり、1時間あたり100個程度の流星が見られます。 |
2000-05-11![]() |
2000-05-18![]() |
2000-05-26![]() |
2000年4月 |
2000-04-01 やぎ座δ星 (2.8等)の星食 ![]() 午前04時25分頃、月齢26の細い月の後ろから、やぎ座δ星(2.8等)が出現する様子が見られます。地平高度が約10度と低くまた薄明かり中での現象のため、観望には双眼鏡か望遠鏡が必要です。 |
2000-04-05![]() |
2000-04-06 火星と木星が接近 ![]() ![]() 夕方の西空で木星と火星が約1度まで接近します。近くには新月過ぎの細い月と土星も輝いていて、人目を引く美しい光景となるでしょう。双眼鏡を使えば、両惑星は同一視野に見え、色の違いやガリレオ衛星なども見え、より楽しめます。 翌日の7日には月が土星の近くまで移動しますので、続けて観察してみてください。月の動きがよくわかります。 |
2000-04-08 月がヒアデス星団上を通過 ![]() ![]() 新月過ぎの細い月がおうし座の頭の部分にあるヒアデス星団上を通過します。また南日本ではヒアデス星団内のおうし座δ1星が月の後ろに隠される星食が見られます。東京でこのδ1星が月に最も接近する時刻は19時50分頃です。西空の低空での現象ですので、西空がひらけた場所を探し、双眼鏡などで観望するとよいでしょう。ちりばめられた宝石のようなヒアデス星団上を通過する月は地球照もよく見え、すばらしい眺めになると思います。 |
2000-04-11![]() |
2000-04-19![]() |
2000-04-21〜22 こと座κ星流星群が極大 ![]() 22日午前7時頃、こと座κ流星群が極大となります。今年は満月近くの月があり条件的にはよくありませんが、この流星群は突発的に1時間あたり100個を超える活動を見せることがあります。夜半から明け方にかけて監視してみるとよいでしょう。なお通常の出現数は1時間あたり10個程度で、明るい流星が多いのが特徴です。 |
2000-04-27![]() |