★星空を見上げてみよう★ 天文現象カレンダー |
このページはめずらしい天文現象、見頃の天体など 夜空を見上げるきっかけとなる情報をお知らせします。 この欄以下の画像(表形式)は回線等の状態により、 |
天文現象カレンダーバックナンバー |
2000年1月〜3月天文現象カレンダー | ||||||||
西暦2000年を迎え、とうとう20世紀も最後の年となりました。20世紀最後の1年間が有意義な年となるようがんばりたいと思います。本年も星空GALLERYをよろしくご愛護のほどお願いいたします。 夕方の南の空には、ふたご座、オリオン座、おおいぬ座など冬の代表的な星座達がにぎやかに輝いています。空の暗いすばらしい星空の見られる場所では、冬の天の川も楽しめるでしょう。夏の天の川に比べて、冬の天の川は淡く目立たない存在ですが、冬の透明度の高い空では思ったよりも美しく見えるものです。ぜひみなさんも冬の天の川を眺めてみてくださいね。また、この時期はカノープスをみるチャンスがおおきくなります。南の開けた場所がみつかったら、ぜひ探してみてください。カノープスはおおいぬ座のシリウスに次いで全天2位の明るい恒星ですが、日本からは、南中時に南の地平線すれすれにしか見えません。中国では「南極老人星」と呼ばれ、この星を見ることができると長生きができると言い伝えられています。 夜半過ぎ頃の東の空には、しし座やおおぐま座、おとめ座などの春の代表的な星座が見られます。明方前の東の空にはすでに夏の星座であるさそり座も顔を出し、冬の寒さに震えながら輝く、アンタレスも印象的です。
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2000年1月 |
2000-01-03 月と金星が接近 ![]() 金星と三日月の美しいランデブーが明け方の南東の空で見られます。午前4時頃から明方にかけてとても美しい光景となるでしょう。金星と新月前の細い月は約4度ほどまで接近します。 |
2000-01-04 しぶんぎ座流星群(りゅう座ι星流星群)が極大 ![]() ![]() しぶんぎ座流星群は、りゅう座ι星付近に放射点がある流星群で、夏のペルセウス座γ流星群、冬のふたご座流星群に匹敵するメジャーな流星群です。毎年1月1日〜1月5日に活動し、極大時には1時間あたり80個程度の出現が見られます。 今年は月明かりもなく好条件です。極大が予報されている1月4日午後10時頃には、輻射点は北の空に低いので北の視界が充分開けた場所を探してください。なお流星群は輻射点が地平線下にある時は出現は見られません。輻射点の昇る1月4日午後10時過ぎから翌朝の明方にかけて観望するとよいでしょう。 輻射点の位置は上星図を参照してください。 |
2000-01-07![]() |
2000-01-14![]() |
2000-01-21![]() |
2000-01-27![]() |
2000年2月 |
2000-02-03 月と金星が接近 ![]() 金星と三日月の美しいランデブーが明け方の南東の空で見られます。午前5時30分頃から明方にかけてとても美しい光景となるでしょう。金星と新月前の細い月は約3度ほどまで接近します。ただし、月の高度が10度程度しかなく低空での現象なので地平線まで開けた場所でないと見づらいかもしれません。 |
2000-02-05![]() |
2000-02-11 月と木星が接近 ![]() 木星と三日月の美しいランデブーが夕方の南西の空で見られます。日没後の夕焼けの空に輝く月と木星はひときわ人目を引く光景となるでしょう。 |
2000-02-12 月と土星が接近 ![]() 11日の木星に引き続き、土星と三日月の美しいランデブーが夕方の南西の空で見られます。土星は0等級と木星の-2等級には及びませんが、高度も充分に高いので見やすいでしょう。 |
2000-02-13![]() |
2000-02-15 水星が東方最大離角 水星や金星などの内惑星は太陽の近くを周回しているため、明け方が夕方の空にしか見られません。この日、水星は、太陽の東側にもっとも離れ、見やすくなります。この頃、水星は、夕方の西空に半月状に欠けて見えます。 水星は、見かけ上、太陽から最大離角でも18゜〜28゜程度しか離れないため、肉眼では日の出前あるいは日没後のわずかな時間しか見ることができませんので、この時が水星を見るチャンスとなります。 月面のクレータにも名前がついている天文学者のコペルニクスは生涯、水星を見たことがなかったという逸話が残っているほどです。 |
2000-02-20![]() |
2000-02-27![]() |
2000年3月 |
2000-03-06![]() |
2000-03-08 月と火星が接近 ![]() ![]() 火星と新月過ぎの三日月との美しいランデブーが夕方の西空で見られます。火星の上には木星と土星も並んで見えていますが、10日にはこの土星と木星に次々と月が接近する様子が見られます。火星は1等級、木星は-2等級、土星は0等級と明るく、またほぼ直線上に並んでおり、とても美しい光景となるでしょう。3月8日から3月10日にかけて、各惑星と月の位置の変化を見比べてみるのも興味深いものです。 |
2000-03-10 月と木星・土星が接近 ![]() ![]() 木星・土星と三日月との美しいランデブーが夕方の西空で見られます。 |
2000-03-13![]() |
2000-03-20![]() |
2000-03-28![]() |
2000-03-29 水星が西方最大離角 水星や金星などの内惑星は太陽の近くを周回しているため、明け方が夕方の空にしか見られません。この日、水星は、太陽の西側にもっとも離れ、見やすくなります。この頃、水星は、明け方の東空に半月状に欠けて見えます。 水星は、見かけ上、太陽から最大離角でも18゜〜28゜程度しか離れないため、肉眼では日の出前あるいは日没後のわずかな時間しか見ることができませんので、この時が水星を見るチャンスとなります。 月面のクレータにも名前がついている天文学者のコペルニクスは生涯、水星を見たことがなかったという話が残っているほどです。 |