頭痛外来(こばやし小児科・脳神経外科クリニック)

頭痛外来

頭痛外来

 頭痛専門外来として特に曜日や時間帯を決めているわけではありませんが予約優先診療です。できるだけ来院前に予約をお取りいただくようお願いいたします。
 頭痛外来では、頭痛に関連したあらゆる相談にできる限り対応すること(いわば頭痛総合診療)を最終的な目標にしています。headache一口に頭痛といっても、最近始まった頭痛から、以前から困っている習慣性の頭痛、めまいや視覚異常を伴ったり、うなじや顔面中心の痛みで、何科に行って相談したら良いかわからない頭痛まで、原因だけでなく対応も異なる様々な頭痛があります。さらに患者さん自身も、切実に治療を望んで来院される方から、ただ単に危険な頭痛ではないことがわかれば良いという方まで、頭痛外来に対するニーズも多彩です。頭痛専門外来の診療はこうした様々な希望や条件を考慮に入れた、テーラーメードの対応が特徴です。例えば同じ片頭痛であっても、年齢やライフスタイル、授乳中であったり、妊娠希望の有無、花粉症・喘息・不眠などの既往症や並存症、今使っているお薬の種類や使い方などを考慮して、治療内容に細かい修正を加えていきます。
 また片頭痛のように発作性に反復する頭痛の場合、必ずしも無理をして頭痛が起こっている最中に来院していただく必要はありません。むしろ平常時の方が、落ち着いて問診と治療方針の説明ができるので好ましいと言えます。もちろんスマトリプタンの注射製剤などはクリニック内に常備していますので、片頭痛や群発頭痛の発作中の来院にも対応可能です。ただ担当医師1人で入院設備もない診療所のため、一刻を争うような緊急性のある頭痛には対応できません。緊急性がある場合は救急車を要請していただくか、救急対応可能な医療機関への受診をお願いいたします。
 頭痛外来といってもすべて保険診療です。特別な費用がかかるわけではありません。健康保険証をお忘れなくご持参ください。頭痛総合診療を目標にしているので、保険診療で可能な頭痛関連診療行為は、スマトリプタン製剤の在宅自己注射や群発頭痛に対する在宅酸素療法、睡眠時無呼吸症候群にともなう早朝頭痛の検査・治療(在宅持続陽圧呼吸療法)、CGRP関連モノクローナル抗体による片頭痛の予防療法(分子標的治療)など、特殊なものにも対応しています。